JP3907967B2 - ソレノイド用ボビン及びソレノイドの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はソレノイド用ボビン及びソレノイドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソレノイドは、自動車のオートマチックトランスミッションの油圧制御用の電磁弁等、広範囲な産業分野において使用されている。そして、このソレノイドを構成する部品として、従来、以下のようなソレノイド用ボビンが知られている(特開平5−182825号公報)。
【0003】
このソレノイド用ボビンはボビン本体と首部とを有している。ボビン本体は絶縁被覆されたワイヤを巻くためのものである。首部はそのボビン本体の一端で径外方向に突出するものである。その首部には一対のターミナルが各々径外方向に延在させつつ固定され、各ターミナルにはワイヤの両端部が各々電気的に接続される。
【0004】
特に同公報記載のソレノイド用ボビンでは、両ターミナルが互いに遠ざかる方向に突出する凸部を有し、各凸部に各ワイヤの端部を電気的に接続するためのヒュージングを設けている。そして、このソレノイド用ボビンでは、各ターミナルにおける凸部の近傍に各ワイヤの端部に至る各引出部を捨て巻きすることとしている。
【0005】
上記従来のソレノイド用ボビンを用いて、以下の工程によりソレノイドが製造される。すなわち、まず第1工程として、ボビン又はそのボビンの首部に両ターミナルを固定したターミナル付きボビンを用意し、これらのボビン本体に絶縁被覆されたワイヤを巻きつけ、ターミナル付き巻回済みボビンを得る。続く第2工程として、ターミナル付き巻回済みボビンにおけるワイヤの両端部を各ターミナルに各々電気的に接続し、接続済みボビンを得る。最後に、第3工程として、接続済みボビンを樹脂モールドにより一体化させる。
【0006】
こうして完成したソレノイドが電磁弁等に組み付けられ、自動車のオートマチックトランスミッションの油圧制御装置に用いられ得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のソレノイド用ボビンでは、これによりソレノイドを製造した場合、接続済みボビンを樹脂モールドにより一体化させる際、樹脂の成形圧力によりワイヤが大きな応力を受け、ワイヤは両端部及びその近傍で断線するおそれがあった。この不具合は、成形圧力を低くすることにより防ぐことができるものの、これでは製造に長期を要し、ひいてはソレノイドの製造コストの高騰化を招くこととなる。
【0008】
また、例え樹脂モールドによる一体化の際にワイヤが断線しなかったとしても、ソレノイドを使用している間、ワイヤの両端部及びその近傍には通電による加熱や周囲の温度により繰り返しの熱衝撃が作用し、ワイヤと樹脂との熱膨張係数の差により、やはりワイヤは樹脂から繰り返しの応力を受けることとなる。このため、やはり、ワイヤは両端部及びその近傍で断線するおそれもある。
【0009】
このような不具合は、上記公報記載のように、各ターミナルに各ワイヤの各引出部を捨て巻きすることにより、ある程度は回避することが可能となる。こうであれば、樹脂モールドや熱衝撃によってワイヤが受ける応力の一部をターミナルが受け持つことになると考えられるからである。
【0010】
しかし、例え各ターミナルに捨て巻きを行うとしても、ワイヤは、捨て巻きされた部分から電気的に接続される端部までの部分については、なお樹脂モールドや熱衝撃によって応力を受けることとなり、必ずしも断線のおそれをなしとし得ない。
【0011】
また、ターミナルは通常プレス成形によって製造されるため、これには打ち抜きによるバリが存在しやすい。このため、そのようなターミナルにワイヤの引出部を捨て巻きする場合、そのバリによってワイヤが傷つけられやすく、この傷が断線の原因となることもある。この不具合は、ターミナルの製造工程において、バリ取り工程を採用すれば回避できるものの、これではソレノイドの製造コストの高騰化を招来することとなる。
【0012】
さらに、各ターミナルに捨て巻きを行う場合、ワイヤを捨て巻きする工程が必要となるとともに、その分だけワイヤの使用量が増加し、ひいてはソレノイドの製造コストの高騰化を招来することとなる。
【0013】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ワイヤの断線のおそれが少ないソレノイドを低廉に製造することが実現可能なソレノイド用ボビンを提供することを解決すべき課題としている。また、ワイヤの断線のおそれが少ないソレノイドを低廉に製造することが可能なソレノイドの製造方法を提供することも解決すべき課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のソレノイド用ボビンは、絶縁被覆されたワイヤを巻くためのボビン本体と、該ボビン本体の一端で径外方向に突出し、該ワイヤの両端部が各々電気的に接続される一対の板状のターミナルを各々該径外方向に延在させつつ固定する首部とをもつソレノイド用ボビンにおいて、
【0015】
前記首部には、該首部の突出方向に延在された断面略四角形である一対の案内溝が該首部の幅方向に並んで形成されており、各該案内溝には各前記ターミナルの一面が剥き出しになっているとともに、各該案内溝の側面のうち該首部の幅方向外側の側面が各該ターミナルの一面に対して鋭角に接続する平坦な案内面となっており、各該案内面にて前記ワイヤの各前記両端部に至る各引出部を案内するものであって、各該ターミナルと該ワイヤの各該両端部とは、各該案内面よりも該首部の径外方向かつ幅方向外方に向けて該ワイヤに張力を作用させた状態で電気的に接続固定されていることを特徴とする。
【0016】
樹脂モールドや熱衝撃を起因としてソレノイドのワイヤが断線するのは、ワイヤが樹脂から応力を受けるからであり、ワイヤの周囲すべてが樹脂である場合、ワイヤは周囲全ての樹脂から大きな応力を受けることとなる。この点、本発明のソレノイド用ボビンを用いた場合、ワイヤの両端部に至る各引出部を直線状に各ターミナルに当接させるため、ワイヤの引出部とターミナルとの間の隙間が無くなり、樹脂から受ける応力をワイヤの引出部とターミナルとが分担して受け持つこととなる。特に、ワイヤの引出部の表面積は通常ターミナルの表面積より極めて小さいため、樹脂から受ける応力の大部分はターミナルが受け持つこととなる。その結果、このソレノイド用ボビンを用いれば、ワイヤが断線することを効果的に防ぐことができる。
【0017】
その結果、本発明のソレノイド用ボビンによれば、樹脂モールドの成形圧力を高くし、ソレノイドの製造時間を短縮することが可能となる。また、本発明のソレノイド用ボビンによれば、ワイヤの捨て巻きを行わないことが可能であることから、その場合には、例えターミナルにバリが発生していたとしても、そのバリによってワイヤが傷つけらることはなく、断線のおそれを回避できる。このため、ターミナルの製造工程においてバリ取り工程を採用する必要もない。さらに、本発明のソレノイド用ボビンによれば、ワイヤを必ずしも捨て巻きする必要がないことから、その工程を不要とすることができるとともに、ワイヤの使用量を減少させることができる。このため、ひいてはソレノイドの製造コストの低廉化を実現することが可能となる。
【0018】
したがって、本発明のソレノイド用ボビンを用いれば、ワイヤの断線のおそれが少ないソレノイドを低廉に製造することが実現できる。
【0019】
本発明のソレノイド用ボビンでは、案内面がワイヤの各引出部に作用する張力によって引出部をターミナル方向へ付勢し、各引出部を直線状に各ターミナルに当接させる
【0020】
また、本発明のソレノイド用ボビンでは、ターミナルが板状のものであり、各ターミナルの一面を剥き出しとする各案内溝の側面のうち首部の幅方向外側の側面が案内面としてその一面に接続している。引出部を案内溝に案内した後、引出部を案内面の外方に付勢することにより、各引出部がそれらの案内面に案内されて直線状にターミナルに当接することとなる。
【0021】
さらに、本発明のソレノイド用ボビンでは、各ターミナルとワイヤの一端部とは、首部より径外方向かつ各案内溝の側面よりも外方で電気的に接続固定されている。各ターミナルとワイヤの一端部とをフュージングにより固定する際、容易に各引出部がそれらの案内面に案内されて直線状にターミナルに当接することとなる。
【0022】
また、本発明のソレノイド用ボビンでは、各案内溝の前記側面は、各々案内溝の内方へオーバーハングしている。各ターミナルとワイヤの一端部とをフュージングにより固定する際、引出部が案内溝に剥き出しとされたターミナルの一面側に自動的に付勢されることとなり、確実に各引出部がそれらの案内面に案内されて直線状にターミナルに当接することとなる。
【0023】
各案内溝の側面は、ターミナルの一面に対して鋭角に接続する平坦面とする。こうであれば、ソレノイド用ボビンを成形するための金型を作製するために要するコストの低減を図ることができる。
【0024】
上記本発明のソレノイド用ボビンを用いてソレノイドを製造する場合、以下の本発明の製造方法となる。すなわち、本発明のソレノイドの製造方法は、絶縁被覆されたワイヤを巻くためのボビン本体と該ボビン本体の一端で径外方向に突出する首部とを有するソレノイド用ボビンを用意し、該ボビンの該ボビン本体に該ワイヤを巻きつけ、巻回済みボビンを得る第1工程と、該巻回済みボビンの該首部に一対のターミナルを各々該径外方向に延在させつつ固定し、ターミナル付きボビンを得る第2工程と、該ターミナル付きボビンにおける該ワイヤの両端部を各該ターミナルに各々電気的に接続固定し、接続済みボビンを得る第3工程と、該接続済みボビンを樹脂モールドにより一体化させる第4工程とを有し、
【0025】
前記ソレノイド用ボビンは、請求項1記載のソレノイド用ボビンであることを特徴とする。
【0026】
このソレノイドの製造方法では、第3工程において、ワイヤの各引出部をターミナルに当接させつつ、ワイヤの両端部を各ターミナルに各々電気的に接続することが可能となる。このため、第4工程を行う際、ワイヤが断線する危険性をほぼ回避することができる。その結果、樹脂モールドの成形圧力を高くして、第4工程を短時間で終了させることが可能となる。また、得られたソレノイドの断線も効果的に防止できる。そして、ソレノイドの製造コストの低廉化も実現できる。
【0027】
したがって、本発明のソレノイドの製造方法は、ワイヤの断線のおそれが少ないソレノイドを低廉に製造することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のソレノイド用ボビン及びソレノイドの製造方法を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。得られたソレノイドは自動車のオートマチックトランスミッションの油圧制御用の電磁弁として用いられるものである。
【0029】
(ソレノイド用ボビン)
図1〜3に実施形態のソレノイド用ボビン1を示す。このソレノイド用ボビン1は、樹脂を金型によって成形したものであり、ボビン本体2と首部3とから構成されている。
【0030】
ボビン本体2は、中空の略円筒状に成形されており、その一端及び他端の両周縁には、径外に突出した一縁部2a及び他縁部2bが設けられており、図5に示すように、絶縁被覆されたワイヤ4を巻くことが可能とされている。
【0031】
また、図1及び図2に示すように、首部3はボビン本体2の一端で径外方向に突出して設けられており、図3に示すように、首部3には各々径外方向に延在された断面長方形のターミナル固定用穴3a、3bが凹設されている。両ターミナル固定用穴3a、3bはソレノイド用ボビン1の一端側においてワイヤ案内部としての案内溝3c、3dにより開口されており、両案内溝3c、3dの外方の平坦面である案内面としての側面3e、3fは各々両案内溝3c、3dの内方へオーバーハングした傾斜面として形成され、ターミナル固定用穴3a、3b側に接続している。
【0032】
(ソレノイドの製造方法)
上記実施形態のソレノイド用ボビン1を用いて、図4に示す以下の工程を行うことにより、図11に示すソレノイド7が製造される。
【0033】
<第1工程>
図4に示す第1工程S1として、図1〜3に示すソレノイド用ボビン1を用意し、このソレノイド用ボビン1のボビン本体2に絶縁被覆されたワイヤ4を巻きつけ、図5に示す巻回済みボビン1aを得る。
【0034】
<第2工程>
次に、図4に示す第2工程S2として、巻回済みボビン1aの首部3に一対のターミナル5、6をターミナル固定用穴3a、3bに差込むことによって固定し、図6及び図7に示すように、ターミナル付きボビン1bを得る。これにより、案内溝3c、3dにターミナル5、6の一面5a、6aが剥き出しとなり、案内溝3c、3dの側面3e、3fが各々前記一面5a、6aに対して鋭角に接続される。
【0035】
<第3工程>
さらに、図4に示す第3工程S3として、ターミナル付きボビン1bのワイヤ4の引出部4a、4bを案内溝3c、3dに案内し、図8に示すように、ワイヤ4の端部4c、4dと各ターミナル5、6とをフュージングにより電気的に接続固定する。この際、フュージングする位置は、首部3より径外方向(首部3の突出方向外方)であり、かつ案内溝3c、3dの側面3e、3fよりも外方とされている。そして、図9に示すように、ターミナル5、6の首部3から突出した部分を直角に折曲げることによりボビン本体2の軸方向と平行にし、接続済みボビン1cを得る。
【0036】
<第4工程>
最後に、接続済みボビン1cを樹脂でモールドすることにより一体化し、図11に示すソレノイド7を得る。
【0037】
以上のソレノイド用ボビン1を用いたソレノイド7の製造では、図8に示すように、第3工程S3において、ワイヤ4の両端部4c、4dと両ターミナル5、6とがフュージングされる位置が首部3より径外方向であり、かつ案内溝3c、3dの側面3e、3fよりも外方とされている。このため、フュージングの際に引出部4a、4bに作用する張力によって、図10に示すように、引出部4a、4bが案内溝3c、3dに剥き出しとされたターミナル5、6の一面5a、6a側に自動的に付勢されることとなり、確実に各引出部4a、4bがそれら側面3e、3fに案内されて直線状に各ターミナル5、6に当接することとなる。
【0038】
こうして、接続済みボビン1cは引出部4a、4bとターミナル5、6とが当接して隙間のない状態とされる。このため、この接続済みボビン1cを樹脂モールドで一体化する際、成形圧力によって樹脂から受ける応力の大部分はターミナル5、6が受け持つこととなる。その結果、上記ソレノイド用ボビン1を用い、ワイヤ4の断線を効果的に防いでいる。
【0039】
このため、本実施形態のソレノイド用ボビン1によれば、樹脂モールドの成形圧力を高くし、ソレノイド7の製造時間を短縮することが実現できる。また、このソレノイド用ボビン1では、ワイヤ4の捨て巻きを行わないため、たとえターミナル5、6にバリが発生していたとしても、そのバリによってワイヤ4が傷つけられることはなく、この意味でも断線のおそれを回避している。このため、ターミナル5、6の製造工程においてバリ取り工程を採用する必要もない。さらに、ワイヤ4を捨て巻きにしていないことから、捨て巻きの工程が不要であるとともに、ワイヤ4の使用量を減少させることができる。また、このソレノイド用ボビン1の側面3e、3fは平坦面であるので、ソレノイド用ボビン1を成形するための金型を作製するために要するコストの低減を図ることができる。このため、ひいてはソレノイド7の製造コストの低廉化を実現できる。
【0040】
したがって、本実施形態のソレノイド用ボビン1を用いれば、上記ソレノイド7の製造方法によって、ワイヤ4の断線のおそれが少ないソレノイド7を低廉に製造できる。
【0041】
このソレノイド7は、図12に示すように、自動車用オートマチックトランスミッションの油圧制御用の電磁弁8として組み付けられる。この電磁弁8では、スプール8aがケース8b、8d及びコア8c内に軸方向に摺動可能に収納されており、スプール8aの後端にはプランジャ8eが同軸に取り付けられている。プランジャ8eの後端はケース8dに固定されたカバー8fにより覆われており、プランジャ8eの後端とカバー8fとの間にはプランジャ8eを前方に付勢する板バネ8gが介在されている。他方、スプール8aの前端ではコイルバネ8hを介して調整カバー8iがケース8bに螺合されている。ケース8bには、圧力を調整するためのオイルが通るポート8j、8k、8lが設けられている。
【0042】
かかる制御弁8のプランジャ8eの周囲に上記ソレノイド7が設けられている。このため、ソレノイド7のターミナル5、6よりワイヤ4に通電を行うと、プランジャ8eがコイルバネ8hの付勢力に抗してコア8c側に引き寄せられる。このことにより、ポート8j、8k、8lの開閉が行われ、自動車用オートマチックトランスミッションの油圧制御が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るソレノイド用ボビンの平面図である。
【図2】実施形態に係るソレノイド用ボビンの一部断面の側面図である。
【図3】実施形態に係るソレノイド用ボビンの首部の端面図である。
【図4】実施形態に係るソレノイドの製造方法の工程図である。
【図5】実施形態に係る巻回済みボビンの平面図である。
【図6】実施形態に係るターミナル付きボビンの平面図である。
【図7】実施形態に係るターミナル付きボビンの首部の端面図である。
【図8】実施形態に係る接続済みボビンの平面図である。
【図9】実施形態に係る接続済みボビンの一部断面の側面図である。
【図10】実施形態に係る接続済みボビンの首部の端面図である。
【図11】実施形態に係るソレノイドの断面図である。
【図12】ソレノイドが組み込まれた電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
4…ワイヤ
2…ボビン本体
4c、4d…端部
4a、4b…引出部
5、6…ターミナル
3…首部
1…ソレノイド用ボビン
3c、3d…ワイヤ案内部(案内溝)
3e、3f…側面(案内面)
5a、6a…一面
1a…巻回済みボビン
1b…ターミナル付きボビン
1c…接続済みボビン
7…ソレノイド

Claims (2)

  1. 絶縁被覆されたワイヤを巻くためのボビン本体と、該ボビン本体の一端で径外方向に突出し、該ワイヤの両端部が各々電気的に接続される一対の板状のターミナルを各々該径外方向に延在させつつ固定する首部とをもつソレノイド用ボビンにおいて、
    前記首部には、該首部の突出方向に延在された断面略四角形である一対の案内溝が該首部の幅方向に並んで形成されており、各該案内溝には各前記ターミナルの一面が剥き出しになっているとともに、各該案内溝の側面のうち該首部の幅方向外側の側面が各該ターミナルの一面に対して鋭角に接続する平坦な案内面となっており、各該案内面にて前記ワイヤの各前記両端部に至る各引出部を案内するものであって、各該ターミナルと該ワイヤの各該両端部とは、各該案内面よりも該首部の径外方向かつ幅方向外方に向けて該ワイヤに張力を作用させた状態で電気的に接続固定されていることを特徴とするソレノイド用ボビン。
  2. 絶縁被覆されたワイヤを巻くためのボビン本体と該ボビン本体の一端で径外方向に突出する首部とを有するソレノイド用ボビンを用意し、該ボビンの該ボビン本体に該ワイヤを巻きつけ、巻回済みボビンを得る第1工程と、
    該巻回済みボビンの該首部に一対のターミナルを各々該径外方向に延在させつつ固定し、ターミナル付きボビンを得る第2工程と、
    該ターミナル付きボビンにおける該ワイヤの両端部を各該ターミナルに各々電気的に接続固定し、接続済みボビンを得る第3工程と、
    該接続済みボビンを樹脂モールドにより一体化させる第4工程とを有し、
    前記ソレノイド用ボビンは、請求項1記載のソレノイド用ボビンであることを特徴とするソレノイドの製造方法。
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