JP3906884B2 - シート供給装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙トレイに積載されたシートを供給するシート供給装置、およびこれを用いるプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機、ファクシミリなどの画像形成装置にあっては、電子写真方式等を用いた画像形成部にて形成された画像を出力するために、一般に、紙やOHPシートなどの被記録材であるシート(用紙)を、給紙トレイや給紙カセットに積載するとともに、この給紙トレイや給紙カセットからシートを1枚ずつ繰り出し、画像形成部へと供給するシート供給装置を備えている。
近年、この画像形成部における画像処理技術が進み、短時間で大量な画像形成を実施できる一方で、給紙トレイや給紙カセットに積載されたシートの搬送速度を上げて生産性を向上させる要求が強くなっている。
【0003】
ここで、この大容量化された給紙トレイ等に使用者(オペレータ)がシートを積載した後、シートを安定して供給するために、積載されたシートを一定の高さまで持ち上げ、その持ち上げた位置においてシートの上面から1枚ずつ供給するシート供給方法が一般に用いられている。このシートを持ち上げるために、シートが積載されたボトムプレートを平行のまま上昇させるエレベータトレイ方式や、一端を回転中心として他端を上昇させるレバー方式を採用し、シートの上面に接触する引込ロール(ナジャーロール)に対してシートの上面位置(高さ)を合わせ、ナジャーロールのシートに対する圧力をほぼ一定に保つことが必要となる。即ち、これらのシート供給装置においては、前提条件であるシートの有無を検出するシート有無検出機構の他に、シートの高さを検出するシート高さ検出機構を配設することが必要となる。
【0004】
このシート有無検出機構とシート高さ検出機構を備えた従来技術として、例えば、特開平5−213483号公報、特開平5−221553号公報、実公平6−30753号公報、特開平7−172624号公報等がある。この特開平5−213483号公報には、ボトムプレートが上昇するものではないが、ピックアップローラがシートの取り出し位置の低下と共に回動してシートの残量を検知し、用紙切れを表示する技術が開示されている。また、特開平5−221553号公報には、回動自在にされたカセットが、押し上げ部材により一旦押し上げられ、このカセットの押し上げにより上部に設けられた取り出し手段が変位する状態に基づいてシートの有無を検出する技術について開示されている。また、実公平6−30753号公報では、用紙の最上部位置にて用紙の高さおよび用紙切れの検知を単一の検知機構で共用化し、その構成の簡略化を図った技術が示されている。更に、特開平7−172624号公報には、給紙トレイの上部に設けられたレバー構造のアームの位置により、シート無しとシート上昇高さを検知する技術について開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平5−213483号公報開示の技術では、シート搬送途中におけるシート残量を検知することは可能であるが、ボトムプレートが上昇するタイプのシート残量検出に対して応用するのは困難である。また、シートが所定量以下であることを認識することはできるが、その認識精度が低い。更に、シートが正に無くなった時を認識することができず、トレイの切換えはあくまでも残量が存在する状態であって、装置の仕様としては好ましいものではない。
また、特開平5−221553号公報開示の技術によれば、ボトムプレート上昇機構にて初期動作時およびシート搬送途中における用紙の有無を検知することができるが、シートが無くなった状態を、シート供給トレイの先端部であるピックアップローラの落下によって認識するために、シート搬送途中におけるシート無しの認識が遅くなる。
【0006】
更にまた、実公平6−30753号公報開示の技術では、シート検出機構の簡素化を図ることはできるが、一つのセンサで用紙の高さおよび用紙切れの検知を実施しようとするために、センサの位置がシート搬送方向の下流側に設置することが必要であり、前述の特開平5−221553号公報と同様にシート搬送途中におけるシート無しの認識が遅くなり、下流側である画像形成部における像の形成を中止するのが遅くなり、シートに画像を転写する転写部における汚れ等のトラブルが発生する恐れがある。
また、特開平7−172624号公報開示の技術では、簡潔な機構により、用紙無しと用紙上昇高さを検知することができる点で非常に優れているが、前述の特開平5−221553号公報と同様にピックアップローラの動きに連動してシートが無くなったことを認識しており、シート搬送途中におけるシート無しの認識が遅くなり、印字するためのシート間隔が大きくなって生産性が落ちてしまう。
【0007】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、シート供給途中におけるシート無し状態を素早く認識することを可能とした、シート供給装置およびこれを用いた画像形成装置に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のシート供給装置は、図1に示すように、シートPを積載するシート積載トレイ1と、このシート積載トレイ1に積載されたシートPの上面からシートPを供給するシート引込部6及び当該シート引込部6の下流側に設けられ供給されたシートPを捌くシート捌き部7を有してシートPを順次送り出すシート供給手段2と、シート積載トレイ1からシート供給手段2にて供給されたシートPがシート捌き部7に到達した時点の当該シート後端位置よりシート供給方向下流側位置で且つシート積載トレイ1に積載されるシートPにおけるシート供給方向の後端部近傍位置にてシートPの有無を検出する検出手段3と、この検出手段3によるシート無しの検出結果に基づいてシート無し時の処理を実行する制御手段4とを具備することを特徴としている。
【0009】
この検出手段3の位置であるシート供給方向の後端部近傍位置は、制御手段4によるシート無し時の処理を実行するのに必要な時間を確保するために、いち早くシート無し状態を検出できる位置であれば何れであっても好ましく、シート捌き部7にて一旦狭持された状態を考慮すれば、そのシート捌き部7からシート後端までの距離にて検出できるように構成することがよい。
【0010】
また、制御手段4によるシート無し時の処理は、画像形成部による画像形成処理の停止や、シート無し状態をコントロールパネル等に表示するものの他、後述するように現在使用しているシート積載トレイとは異なったシート積載トレイを選択し、その選択されたシート積載トレイから継続してシートPを供給する場合等がある。
【0011】
また、このシート積載トレイ1は、積載するシートPにおけるシート供給方向後端部にてシートPを位置決めするエンドガイド5を備え、検出手段3は、このエンドガイド5に取り付けられたセンサに基づいてシートPの有無を検出するように構成すれば、シート供給方向の後端部近傍位置にてシートPの有無をいち早く検出でき、例えば画像形成部における像形成を早期に中止できて転写部における汚れ等の問題を防止できる。
このエンドガイド5は、その配置される位置は何れでも問わないが、ボトムプレート8に設けられてボトムプレート8の上昇と共に追従して上昇するものとすれば、シート無し状態をほぼ正確に検出できる点で好ましい。
【0012】
また、シート供給手段2は、積載されたシートPの上面からシートPを供給するシート引込部6と、このシート引込部6の下流部に設けられ供給されたシートPを捌くシート捌き部7とを備え、検出手段3は、シートPがこのシート捌き部7に到達した時点でシートPを検出できる位置に配置されたシート検出部位にてシートPの有無を検出するようにしたので、シート引込部6にて複数枚のシートPが事前に供給された場合においても、シート捌き部7から全てのシートPが供給された時点でいち早くノーペーパーを認識することが可能となる。
【0013】
このとき、シート検出部位をボトムプレート8に設ける等、積載されたシートPの下方からシートPを検出できるようにすれば、シートPのシート供給方向先端が浮いた状態にあっても、この後端はシートPの重力によりボトムプレート8に接した状態にあり、シートPの有無を正確に検出できる点で好ましい。
【0014】
また更に、制御手段4が実行するシート無し時の処理は、シート積載トレイ1とは異なったシート積載トレイを選択することを特徴とすれば、制御手段4は、ノーペーパーを認識した後に、素早く他のシート積載トレイからシートPを供給するように制御することが可能となり、シートの間隔を飛ばすことがなくなってシート供給の生産性を落とす問題点を回避することができる。
【0015】
また、本発明の画像形成装置は、これらのシート供給装置から供給されたシートを搬送するシート搬送手段と、このシート搬送手段により搬送されたシートに対して画像形成を施す画像形成手段とを備えており、本発明のシート供給装置を画像形成装置に用いれば、シート供給装置のノーペーパー状態をいち早く認識することができ、ノーペーパー時にて画像形成手段における像形成を素早く中止して、転写部における汚れ等のトラブルを防止することができる。
【0016】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
使用者(ユーザー)がシートPをシート積載トレイ1に積載し、エンドガイド5をセットすると、エンドガイド5に設けられた検出手段3は、シートPを検出して制御手段4に対して出力する。制御手段4は、ボトムプレート上昇機構9の駆動を指示してボトムプレート8を上昇させ、シート供給手段2は、その上面にあるシートPから順に下流側の画像形成手段へと搬送を実施する。その後、シート供給手段2により最後のシートPの供給が開始されると、検出手段3によるシート検出部(センサ位置)にはシートPが存在しなくなり、検出手段3はこのシートPがなくなった状態を検出して制御手段4に対してノーペーパーを出力する。ここで、検出手段3は、シート供給方向の後端部近傍位置に存在するために、制御手段4に対してノーペーパーを出力した段階では、最後のシートPにおける多くの面は未だシート積載トレイ1に残留している状態であり、制御手段4は、検出手段3からのノーペーパー出力に基づいて素早くシート無し時における処理の実行を指示できる。即ち、装置としては、シート積載トレイ1からシートPが出てしまう前に、シート無し時の処理が実行でき、シート無し時の処理がトレイの切換えであれば、シートの間隔を飛ばすことなく連続したシートの搬送が可能となり、また、画像形成手段による像の形成をいち早く中止でき、転写部での汚れ等を防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態を示す。
画像形成装置21は、シート(用紙)P上に画像を形成する装置本体22と、原稿画像を読み取る画像読取装置(IIT)23とを備えている。
この装置本体22は、用紙P上に画像を直接形成する画像形成部24を有しており、同図において、符号25は感光体ドラム、26は画像処理装置(IPS)29から出力される信号に基づいて感光体ドラム25上に静電潜像を形成するレーザー露光装置、27は感光体ドラム25上に形成された静電潜像をトナー等の現像剤により可視像化するための現像装置、30は感光体ドラム25に対向する転写ロールにより用紙Pに未定着トナー像を転写する転写装置、31は転写装置30により用紙Pに形成された未定着トナー像を定着させる定着装置であり、加熱ロールと加圧ロールを適宜な圧力にて接触させ、このロール間に用紙Pを通過させて定着させている。本実施の形態においては、感光体ドラム25および現像装置27は、装置本体22に装脱着可能なカートリッジ28に一体的に組み込まれており、カートリッジ28は現像剤を収容するタンクを兼ねていると共に、この現像剤は現像ロール27aを介して感光体ドラム25に供給される。また、画像処理装置(IPS)29は、電子複写機としてIIT23から出力された画像情報に基づき、また、プリンタやFAXとして、外部装置からの画像情報に基いて、装置本体22にて形成可能な画像情報への変換等を行っている。更に、制御部69は装置本体22の各構成要素の動きを制御すると共に、装置本体22の各所に設けられたセンサ等からの信号を受け、アクチュエータ等を制御して用紙Pを搬送する制御を実施している。
【0018】
この装置本体22には、用紙Pをサイズ別あるいは給紙方向別に収容する複数の給紙トレイ32が上下段に着脱可能に設けられている。これらの給紙トレイ32は、その内部に設けられたボトムプレート33上に多数枚の用紙Pが積載収容されており、装置本体22の手前側(図2に示す前面)からレール50を介して挿入および引き出しが可能となるように構成されている。この給紙トレイ32が装置本体22に挿入されたことを図示しないトレイインセンサが検出すると、給紙トレイ32におけるボトムプレート33が上昇し、後述するナジャーロール35に用紙Pの上面が接触し、用紙Pがナジャーロール35を持ち上げた後にボトムプレート33の上昇が停止するように構成されている。
【0019】
更に、この装置本体22の最下段には大容量給紙トレイ(HCF)70が配設されている。この大容量給紙トレイ70は、一対のレール71により支持されて装置本体22から引き抜き又は装着可能に構成され、この引き抜き及び装着動作は、図示しないトレイインセンサにより検出される。この大容量給紙トレイ70には用紙Pを積載し上下動が可能であるボトムプレート (昇降台)72が配置され、このボトムプレート72はワイヤ73によりプーリ74を介し、巻上げシャフト75により引き上げられる。この巻上げシャフト75は図示しないリフトアップモータにより回転し、図示しないブレーキが接続されている。ここで、大容量給紙トレイ70が装置本体22にセットされると、制御部69からの信号を受けて、リフトアップモータにより巻上げシャフト75が回転し、ワイヤ73を巻き取り、ボトムプレート72を上昇させる。一方、大容量給紙トレイ70を引き抜くと、リフトアップモータと巻上げシャフト75とのカップリングが外れてボトムプレート72は自然落下するが、ブレーキが作用することで一気に落ちることがないように構成されている。
【0020】
また装置本体22には、各給紙トレイ32および大容量給紙トレイ70に対し、積載された用紙Pの上面から1枚ずつ、用紙Pを画像形成部24に向けて送り出す給紙ロール群34がそれぞれ配備されている。本実施の形態では、各給紙トレイ32および大容量給紙トレイ70に対して共通の給紙ロール群34を用いており、共通化によるコストダウンを図っている。これらの給紙ロール群34は、給紙トレイ32のボトムプレート33の上昇、及び大容量給紙トレイ70のボトムプレート72の上昇により持ち上げられた積載用紙Pに対し、その上面に接触して用紙Pを引き込むナジャーロール(Nudger Roll)35を有すると共に、ナジャーロール35から取り出された用紙Pを捌く用紙捌き手段をロール対にて構成する、フィードロール(Feed Roll)36とリタードロール(Retard Roll)37とを備えている。
【0021】
また、フィードロール36とリタードロール37の下流側で、装置本体22における左側面には用紙搬送路38が形成されており、配設された複数のトランスポートロール39を有している。最下段の大容量給紙トレイ70から供給された用紙Pは、この用紙搬送路38の全長を搬送され、上段にある給紙トレイ32から供給された用紙Pは、用紙搬送路38の途中に合流して画像形成部24に向けて搬送される。この画像形成部24の手前側には、レジストレーションロール40が備えられており、用紙Pの搬送姿勢と搬送タイミングが整合され、制御部69からの指示に基づいて画像形成部24に送り込まれる。
画像形成部24を経由し、前述の定着装置31を通過して第1の面に画像が形成された用紙Pは、片面印字の場合は第1の排紙ロール41により装置本体22の上面に形成された排紙トレイ42上に、画像形成された第1面が下向きの状態にて排出される。
両面印字の場合には、用紙Pは一旦排紙トレイ42側に送られ、用紙Pの後端部が第1の排紙ロール41に保持される位置に達すると、制御部69の指示によりゲート43を切り換えると共に、第1の排紙ロール41を逆転させ、用紙Pの今まで後端部であった端部を先端部として用紙Pを反転させ、第2の排紙ロール44から自動両面ユニット45に送られる。
【0022】
この自動両面ユニット45は、装置本体22よりやや小さい奥行きを有する比較的薄い筐体で外殻が構成されており、その下には、手差しトレイ46の支持ユニット47が装置本体22に固定されると共に、自動両面ユニット45は下端部が支持ユニット47にヒンジ結合され、上側が自由端となって装置本体22に対して開閉自在に構成されている。また、この自動両面ユニット45内には、両面印字用の循環搬送路48が設けられ、この循環搬送路48には複数の搬送ロール49が配備されている。この循環搬送路48は、装置本体22の用紙搬送経路に連結されており、一端の開口を第2の排紙ロール44に対向させ、他端の開口を用紙搬送路38の上端部に対向させている。
両面印字の場合、第1面(表面)を印字された用紙Pは第2の排紙ロール44から循環搬送路48に送り込まれ、搬送ロール49により下方に搬送され、再び装置本体22の用紙搬送路38に供給される。その後、レジストレーションロール40により搬送タイミングが整えられ、画像形成部24にて第2面(裏面)に画像を形成する。その後、定着装置31を経て第2面が定着された後、その第2面が下向きの状態で排紙トレイ42上に排出される。
【0023】
次に、給紙トレイ32について図3を用いて詳述する。
この図3は、給紙トレイ32を斜視図にて示している。給紙トレイ32におけるボトムプレート33は、用紙Pを積載可能に構成されていると共に、給紙方向と反対側の端部近傍にヒンジ機構51が設けられ、給紙トレイ32の両側面部にヒンジ結合してボトムプレート33の給紙方向側を回動自在に構成されている。このボトムプレート33の給紙方向側がリフトアップモータ55の回転によりジョイント54を介してリフトレバー53の作動にて上昇し、用紙Pの搬送方向側を上昇させ、ナジャーロール35の下側周面に接触するようになっている。また、ボトムプレート33には、積載した用紙Pの後端(用紙搬送方向の上流側)から用紙Pを押圧して位置決めするエンドガイド52が設けられており。このエンドガイド52は、シート搬送方向に移動可能に構成され、用紙Pのサイズによってその位置を変更することを可能としている。
【0024】
更に、このエンドガイド52には反射型センサからなるノーペーパーセンサ56が配設され、ボトムプレート33に積載された用紙Pの存在を下方から検知している。また更に、装置本体22には、各給紙トレイ毎に収容されている用紙Pのサイズ及び収容方向を検知するサイズセンサ57を備えており、ボトムプレート33により上昇された用紙Pのサイズを検知して制御部69に出力しており、制御部69は、このサイズ情報を、例えば図示しないコントロールパネル等を用いて装置の使用者に対して出力表示している。
【0025】
図4は、給紙トレイ32及び給紙ロール群34における各構造を示す説明図である。給紙トレイ32の上方に設けられた給紙ロール群34において、ナジャーロール35、フィードロール36およびリタードロール37は、互いに同一形状および同一サイズのロールであり、軸方向の両端部が表面にゴム等の弾性体によって中心部よりも若干大径化され、これらの大径部が用紙Pに接触して用紙Pの搬送作用を実行している。このナジャーロール35は、フィードロール36の軸を中心として回動するアーム60に片持ち支持されている。このフィードロール36は、図示しないフィードモータからの動力を図示しない駆動ギアとフィードクラッチを介して連結されており、フィードクラッチの接続状態において、フィードロール軸を介してフィードロール36が用紙Pを送り出す順方向に回転する。また、ナジャーロール35は、その軸に図示しないギアが固定されており、このギアを介してフィードロールと共に回転するように構成されている。また、このときナジャーロール35は、軸の順方向回転に伴い、フィードロール36の軸を回転軸としてアーム60の回動により用紙Pの表面を押圧する方向へ回動する。
【0026】
また、リタードロール37は、トランスポートロール39の軸を回転中心とし、サポータ61を介して回転自在に支持されており、フィードロール36の回転に伴ってリタードロール37の圧力が上がるように構成されている。更に、リタードロール37の軸には図示しないトルクリミッタが設けられ、このリタードロール37は、用紙Pが無いときは、摩擦力(μ)が大きいことからトルクリミッタのリミット力に打ち勝ってフィードロール36に連れ回り、2枚以上の用紙Pが搬送されてくると、用紙間の摩擦力(μ)が小さいことからトルクリミッタにより給紙方向と逆方向に回転し、その結果、フィードロール36とリタードロール37により、重送された2枚目以降の用紙Pを堰きとめ、結果として用紙Pを1枚ずつ捌いて下流側に搬送する機能を有している。
【0027】
本実施の形態において、前述のようにエンドガイド52に設けられたノーペーパーセンサ56は、積載された用紙Pの下方から用紙Pの有無を検知しているが、このノーペーパーセンサ56の位置は、図4に示されるようにエンドガイド52の用紙Pを押圧する面から寸法dだけ離れて配置されている。この寸法dは、用紙Pの用紙供給方向先端位置からフィードロール36とリタードロール37とのニップ位置までの寸法より若干、長く設定されている。このように寸法dだけ後端位置から余裕を持って配置されることにより、複数枚の用紙Pがまとめてナジャーロール35により引き上げられ、フィードロール36とリタードロール37とにより狭持されて順に捌かれる状態であっても、用紙Pを検出することができ、ノーペーパーの誤った認定を防止することができる。また、本実施の形態では、ノーペーパーセンサ56をエンドガイド52の底であるボトムプレート33側に配置して、用紙Pの下側から検出している。これにより、複数枚の用紙Pがフィードロール36とリタードロール37とにより狭持されて先端が浮き上がった状態でも、その後端はボトムプレート33に接触しており、ノーペーパーセンサ56によりほぼ確実に用紙Pを検出することができる。
【0028】
また、給紙トレイ32の上側には、用紙Pの上面位置を検出するフェイスコントロールセンサ59を有している。このフェイスコントロールセンサ59はアーム60の端が通過できるようにコ字状に構成され、ボトムプレート33がリフトレバー53の作動にて上昇し、用紙Pの搬送方向側を上昇させて、用紙Pの上面がナジャーロール35を押し上げ、アーム60の端がセンサ部を通過することにより用紙Pが上面位置に達したことを検出している。即ち、ナジャーロール35の上下に追従してこのフェイスコントロールセンサ59をON/OFFすることで用紙高さを検知するように構成されている。
【0029】
図5は、大容量給紙トレイ70を装置の後側(トレイ引出し方向の反対側)から眺めた状態を示す斜視図である。前述のとおり、大容量給紙トレイ70のボトムプレート72は、ワイヤ73によりプーリ74を介し、巻上げシャフト75により引き上げられて用紙Pを供給することが可能である。また、図5には示していないが、大容量給紙トレイ70の上側にも、図4に示す給紙ロール群34と同様な機構を備えており、用紙Pの上面をナジャーロール35の上下に追従して検知するフェイスコントロールセンサ59を備えている。更に、用紙Pを積載するボトムプレート72の用紙搬送方向の後端近傍にはノーペーパーセンサ77を備えている。このノーペーパーセンサ77の配置位置は、用紙Pの先端が給紙ロール群34の捌き部であるフィードロール36及びリタードロール37に挟持された場合でも用紙Pの存在を検知できる位置であり、エンドガイドを有する場合にはそのエンドガイドに設ければ良いが、本実施の形態では、積載可能な用紙Pの最小幅、即ち、用紙搬送方向の予想される最小幅(A4サイズ297mm×210mmであれば210mm)にて検出できる位置を考慮して、ボトムプレート72に形成されている。尚、用紙Pの大さに応じてノーペーパーセンサ77の位置を変えることができれば、より迅速なノーペーパーの認識が可能となる。
【0030】
次に、本実施の形態における用紙Pの供給動作について、図3〜図5を用いて説明する。
例えば、図示しないコントロールパネルから『用紙無し』が表示されると、使用者(ユーザー)は給紙トレイ32を装置本体22から引き抜き、給紙トレイ32のボトムプレート33に用紙Pを積載する作業を実施する。このとき、用紙Pを積載した後にエンドガイド52により位置決めがなされ、使用者により給紙トレイ32がセットされると、ノーペーパーセンサ56が用紙Pを検知し、その情報を装置本体22の制御部69が認識し、制御部69はリフトアップモータ55を可動させて、リフトレバー53によりボトムプレート33を上昇させる。そして、用紙Pがナジャーロール35を押し上げ、アーム60の動きによりフェイスコントロールセンサ59が正常なる搬送位置に用紙Pが存在することを認識し、制御部69によってボトムプレート33の上昇を停止させる。
【0031】
このようにして、正常位置まで上昇した用紙Pは、ナジャーロール35により上面から引き上げられ、用紙捌き部であるフィードロール36およびリタードロール37によって1枚毎に捌かれて下流側に搬送される。その後、所定枚数搬送されると、ナジャーロール35が下に落ち込み、用紙Pの引き上げに必要な圧力が得られなくなる。この状態を、フェイスコントロールセンサ59がアーム60の下動により認識し、制御部69はリフトアップモータ55を可動させて、リフトレバー53によりボトムプレート33を上昇させる。
この動作を繰り返して用紙Pが順に搬送され、最後の1枚が搬送を開始すると、直ぐにノーペーパーセンサ56におけるセンサ状態が変化する。このノーペーパーセンサ56における検知情報受けて、制御部69は、同一サイズの用紙が存在する他の給紙トレイが存在する場合には、その他の給紙トレイによる供給に切換えるように指示し、その結果、ジョブの途中における給紙作業を円滑に継続でき、用紙の間隔を飛ばすことなく連続した用紙の供給が可能となる。また、同一サイズの用紙が存在する他の給紙トレイが存在しない場合には、最後の用紙Pに続く次の用紙に対して実施する予定である画像処理を、画像処理部にて即座に停止するように指示している。その結果、用紙が存在しない状態での感光体ドラム25上のトナー付着が防止でき、転写装置30でのトナー汚れを未然に防ぐことができる。また、制御部69は、この検知情報を受けてコントロールパネルへ『用紙無し』表示も実施している。
【0032】
ここで、本実施の形態では、ノーペーパーセンサ56の位置は、用紙Pが用紙捌き部であるフィードロール36とリタードロール37とにより狭持された状態でも用紙Pを検知できる位置である。その為、用紙Pの枚数が少なくなった状態にて、ナジャーロール35により複数枚の用紙Pが引き上げられてフィードロール36とリタードロール37にて挟持されて待機している状態でも、そのまま供給動作が継続される。特に、用紙Pの先端が引き上げられた状態でも、ノーペーパーセンサ56の近傍位置では用紙Pはボトムプレート33にそのまま接触した状態にあり、ノーペーパーセンサ56は継続して用紙Pを検出することができる。その後、最後の1枚が用紙捌き部で捌かれて搬送されるときに、初めてノーペーパーセンサ56により『用紙無し』が出力され、制御部69は、前述したノーペーパー時の処理実行を指示する。
【0033】
また、大容量給紙トレイ70に積載された用紙Pも同様に制御される。本実施の形態における大容量給紙トレイ70では、用紙セット時における使用者の操作性を向上させるために、用紙搬送方向におけるエンドガイドを設けていないが、搬送される用紙サイズに合わせ、更に用紙捌き部で停止した状態でも用紙Pの存在を検知できる位置にノーペーパーセンサ77が配設されている。その為、前述の給紙トレイ32からの給紙と同様に、最後の1枚が捌き部から給紙される際にノーペーパーセンサ77によって『用紙無し』が出力され、ノーペーパー時の処理が円滑に行なわれる。
【0034】
このように、本実施の形態によれば、エンドガイド52に設けられたノーペーパーセンサ56及び/又はボトムプレート72の用紙搬送方向の後端近傍に設けられたノーペーパーセンサ77によって『用紙無し』状態を認識するので、各給紙トレイにおけるノーペーパー検知を各給紙トレイから用紙Pが排出される前に検知することが可能となる。そのため、連続したジョブ作業の場合等にて用紙の間隔を飛ばすことなく給紙トレイの切り換えを行うことが可能となり、生産性を落とすことがない。更に、画像形成をいち早く中止することが可能であり、転写装置30近傍でのトナー汚れを避けることができる。また、ノーペーパーセンサ56、77は、用紙Pが用紙捌き部に狭持された状態でも用紙Pを検出することが可能な位置に配置されていることから、用紙Pが少なくなった時に複数枚の用紙Pが予めナジャーロール35により引き上げられた状態でも、用紙Pを認識することが可能であり、正確な『用紙無し』状態を認識することができる。
【0035】
尚、本実施の形態では、各給紙トレイにおいて単一のノーペーパーセンサを配置させたが、用紙供給方向に対して所定の間隔を有する複数のノーペーパーセンサをボトムプレートに配置させ、用紙Pの後端にていち早くノーペーパーを認識するように構成することも可能である。このように構成すれば、エンドガイドが存在しない場合やエンドガイドが正しく固定されなかった場合にあっても、積載された用紙Pの『用紙無し』状態をより正確に認識することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シート搬送途中におけるシート積載トレイのシート無し状態をいち早く検出することが可能となり、シート無し時の処理を即座に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態における給紙トレイを説明するための斜視図である。
【図4】 本実施の形態における給紙トレイ及び給紙ロール群の各構造を示す説明図である。
【図5】 本実施の形態における大容量給紙トレイを説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1…シート積載トレイ、2…シート供給手段、3…検出手段、4…制御手段、5…エンドガイド、6…シート引込部、7…シート捌き部、8…ボトムプレート、9…ボトムプレート上昇機構、21…画像形成装置、22…装置本体、23…画像読取装置(IIT)、24…画像形成部、25…感光体ドラム、26…レーザー露光装置、27…現像装置、28…カートリッジ、29…画像処理装置(IPS)、30…転写装置、31…定着装置、32…給紙トレイ、33…ボトムプレート、34…給紙ロール群、35…ナジャーロール、36…フィードロール、37…リタードロール、38…用紙搬送路、39…トランスポートロール、40…レジストレーションロール、41…第1の排紙ロール、42…排紙トレイ、50…レール、51…ヒンジ機構、52…エンドガイド、53…リフトレバー、54…ジョイント、55…リフトアップモータ、56…ノーペーパーセンサ、57…サイズセンサ、59…フェイスコントロールセンサ、60…アーム、61…サポータ、70…大容量給紙トレイ、71…レール、72…ボトムプレート、73…ワイヤ、74…プーリ、75…巻上げシャフト、77…ノーペーパーセンサ、P…シート(用紙)。
Claims (4)
- シートを積載するシート積載トレイと、
前記シート積載トレイに積載されたシートの上面からシートを供給するシート引込部及び当該シート引込部の下流側に設けられ供給されたシートを捌くシート捌き部を有してシートを順次送り出すシート供給手段と、
前記シート積載トレイから前記シート供給手段にて供給されたシートが前記シート捌き部に到達した時点の当該シート後端位置よりシート供給方向下流側位置で且つシート積載トレイに積載されるシートにおけるシート供給方向の後端部近傍位置にてシートの有無を検出する検出手段と、
前記検出手段によるシート無しの検出結果に基づいてシート無し時の処理を実行する制御手段とを具備することを特徴とするシート供給装置。 - 前記シート積載トレイは、積載するシートにおけるシート供給方向後端部にて当該シートを位置決めするエンドガイドを備え、
前記検出手段は、前記エンドガイドに取り付けられたセンサに基づいてシートの有無を検出することを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。 - 前記制御手段が実行するシート無し時の処理は、前記シート積載トレイとは異なったシート積載トレイを選択することを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
- 請求項1乃至3何れか1項記載のシート供給装置から供給されたシートを搬送するシート搬送手段と、
前記シート搬送手段により搬送されたシートに対して画像形成を施す画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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