JP3906007B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3906007B2 JP3906007B2 JP2000094350A JP2000094350A JP3906007B2 JP 3906007 B2 JP3906007 B2 JP 3906007B2 JP 2000094350 A JP2000094350 A JP 2000094350A JP 2000094350 A JP2000094350 A JP 2000094350A JP 3906007 B2 JP3906007 B2 JP 3906007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cold air
- cooling
- cooler
- box
- outer edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成る冷却貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却貯蔵庫は、プレハブ低温庫(冷凍・冷蔵庫)や業務用冷却貯蔵庫であり、断熱板によって構成されるユニットベース上に圧縮機、凝縮器及び断熱性の冷却箱などにより構成される冷却ユニットを設け、断熱箱体によって構成される冷却貯蔵庫の天井面に開口が形成されており、係る開口を塞ぐ形でユニットベースが載置されている。そして、この冷却ユニットによって断熱箱体内に形成された貯蔵室内を冷却している。
【0003】
ここで、図8を参照して従来の冷却貯蔵庫100について説明する。図8は従来の冷却貯蔵庫100上部の縦断正面図である。図8において101は前記冷却箱であり、この冷却箱101内には、図示しない圧縮機等と周知の冷凍サイクルを構成する冷却器102が設けられていると共に、この前方には下向きに冷気を吐出する冷却器用送風機103が設けられている。そして、この冷却用送風機103の下方には、冷気ダクトパネル104が形成されている。
【0004】
この冷気ダクトパネル104は、冷却用送風機103と冷却器102との間から庫内107の上方に渡って延在して設けられていると共に、更にその下端は、前方に略直角に送風機103側に折曲して風向部材105が設けられている。また、冷却器102の送風機103とは反対側の側端から冷気ダクトパネル104の上端には仕切板106が形成されている。
【0005】
以上の構成により、冷却器用送風機103が運転されると、冷却箱101内において冷却器102によって冷却された冷気は、送風機103によって庫内107に吐出される。庫内107に吐出された冷気は、前記冷気ダクトパネル104に沿って降下した後、風向部材105によって庫内107の本実施例では左側部にのみ吐出される。そして、庫内107を循環した冷気は、冷気ダクトパネル104の冷却器103側の側面及び仕切板106によって区画された冷却器102の側方から冷却箱101内に吸い込まれ、冷却箱101内に帰還される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷気ダクトパネル104は、庫内107の前方にのみ冷気を吐出していたため、庫内107の温度のばらつきが生じ、庫内107に収納された食品等の物品の温度が均一と成らない問題があった。
【0007】
また、係る冷気ダクトパネル104は、一方向にのみ吐出するため、冷気吐出速度が大きくなり、これによって直接冷気が吹き付けられる物品が乾燥され、品質の低下を招く問題があった。
【0008】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、庫内を均一に冷却することができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却貯蔵庫は、ユニットベース上に冷却装置と下面が開放する断熱性の冷却箱を設置し、ユニットベースの冷却箱が設置される位置には開口を形成すると共に、冷却箱内には冷却装置の冷却器及び冷却器用送風機を設置し、ユニットベースを、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に取り付け、冷却箱の下面開口を断熱箱体内の貯蔵室に連通させて成るものであって、断熱箱体の天井部開口に貯蔵室側から取り付けられた矩形状の冷気ダクトパネルを備え、この冷気ダクトパネルは、対向する外縁部二辺に形成され、冷却器用送風機の吐出側に連通する外縁部冷気吐出口と、外縁部一辺に形成され、冷却器の吸込側に連通する外縁部冷気吸込口を有すると共に、冷却器と熱交換した冷気は外縁部冷気吐出口から断熱箱体の天井面に沿って吐出されることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ユニットベース上に冷却装置と下面が開放する断熱性の冷却箱を設置し、ユニットベースの冷却箱が設置される位置には開口を形成すると共に、冷却箱内には冷却装置の冷却器及び冷却器用送風機を設置し、ユニットベースを、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に取り付け、冷却箱の下面開口を断熱箱体内の貯蔵室に連通させて成る冷却貯蔵庫において、断熱箱体の天井部開口に貯蔵室側から取り付けられた矩形状の冷気ダクトパネルを備え、この冷気ダクトパネルは、対向する外縁部二辺に形成され、冷却器用送風機の吐出側に連通する外縁部冷気吐出口と、外縁部一辺に形成され、冷却器の吸込側に連通する外縁部冷気吸込口を有すると共に、冷却器と熱交換した冷気は外縁部冷気吐出口から断熱箱体の天井面に沿って吐出されるので、多方向に冷気を吐出することができ、庫内温度を均一にすることができるようになる。
【0011】
特に、二方向の冷気吐出口を貯蔵室の長手方向に合わせることにより、吐出冷気を係る冷気吐出口から断熱箱体の側壁までの距離の長い方向に集中的に冷気を吐出させることにより、より一層庫内温度の均一化を向上させることができるようになる。
【0012】
また、天井面に沿って冷気が吐出されるため、貯蔵室内に載置された商品に直接冷気が吹き付けられることを未然に回避することができ、商品の乾燥などの変質を防止することができる。
【0013】
更に、冷気ダクトパネルは、上述の如き構成とされていることから、貯蔵室側に吐出する寸法を縮小することができ、貯蔵室内の収容スペースの拡大化を行うことができるようになる。
【0014】
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1の発明に加えて冷気ダクトパネルは、外縁部より内方に位置して冷却器の吸込側に連通する中央部冷気吸込口を備えると共に、この中央部冷気吸込口の下側に間隔を存して対向する隠蔽板部を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて冷気ダクトパネルは、外縁部より内方に位置して冷却器の吸込側に連通する中央部冷気吸込口を備えると共に、この中央部冷気吸込口の下側に間隔を存して対向する隠蔽板部を備えているので、冷気吸込口を増加することによって冷気吸引能力の向上を図ることができるようになると共に、吸込量の均一化を図ることができるようになる。
【0016】
請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、請求項2の発明に加えて中央部冷気吸込口に向かう冷気は、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に沿って流れることを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて中央部冷気吸込口に向かう冷気は、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に沿って流れるので、庫内温度と冷気ダクトパネルの表面温度を近似させることができ、これにより、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に結露が発生することを未然に防止することができる。
【0018】
請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1、請求項2又は請求項3の発明に加えて断熱箱体の側壁との距離が最小となる冷気ダクトパネルの外縁部一辺に外縁部冷気吸込口を配置することを特徴とする。
【0019】
請求項4の発明によれば、請求項1、請求項2又は請求項3の発明に加えて断熱箱体の側壁との距離が最小となる冷気ダクトパネルの外縁部一辺に外縁部冷気吸込口を配置することにより、係る側壁が凍結してしまうことを未然に回避することができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の実施例のプレハブ冷蔵庫等の冷却貯蔵庫1の正面図を示している。この冷却貯蔵庫1は、断熱箱体2によって構成されており、この断熱箱体2内には、貯蔵室3が構成されいている。この断熱箱体2は隣り合うパネルとの結合部分に凸部或いは凹部を有した断熱パネル4を組み合わせて箱状に構成されている。
【0021】
また、断熱箱体2の前壁には貯蔵食品等の物品を出し入れする物品出入口及びこの物品出入口の一側を回動自在に枢支し開閉自在に閉塞すると共に、貯蔵室3を密閉化する断熱扉5が設けられている。
【0022】
そして、断熱箱体2の天壁(天井面)2Aの後部には矩形状の開口6が形成されており、この開口6を上から閉塞する形で断熱板にて構成されるユニットベース7が取り付けられる。このユニットベース7上には、図2及び図3に示す如く冷却装置Rを構成する圧縮機8、凝縮器9及び凝縮機用送風機10が設置されると共に、電装箱11及び断熱部材によって構成される冷却箱12が設置されている。尚、図1では圧縮機8、凝縮器9、凝縮器用送風機10及び電装箱11は省略している。そして、このユニットベース7には、冷却箱12が設置される位置に、前記冷却貯蔵庫の天壁2Aに形成された開口6よりも少許大きい開口16が形成されている。また、ユニットベース7の両端には、ハンドル13、13が設けられている。
【0023】
そして、冷却箱12内後方上部には、冷却装置Rを構成する冷却器14が設けられていると共に、この冷却器14前方には、下方に冷気を吐出する冷却機用送風機15が設けられている。この冷却箱12の下端には、更にユニットベース7の開口16縁に取り付けるための切欠が形成されており、これにより、冷却箱12は、ユニットベース7の開口縁16Aに略きっちりと嵌め込むことができる形状とされる。
【0024】
また、この冷却箱12の下面には、例えば合成樹脂によって構成される取付部材17が取り付けられる。この取付部材17は、ユニットベース7の開口縁16A及び冷却箱12の下端に沿って断面略クランク状に形成されていると共に、冷却箱12の内縁に位置して上方及び下方に吐出したフランジ部20が形成されている。これにより、ユニットベース7を断熱箱体2の天壁2Aに形成された開口6を塞ぐ形で載置すると、冷却箱12の下面開口が貯蔵室3内と連通される。
【0025】
一方、貯蔵室3側の断熱箱体2の天壁2Aには、図4に示す如き冷気ダクトパネル21が設けられている。この冷気ダクトパネル21は外形寸法が前記天壁2Aに形成された開口6よりも一回り大きい寸法とされる矩形状を呈しており、上面は前記冷却箱12内と連通するために上方に開放されている。そして、この冷気ダクトパネル21の側方の外縁部を形成する二辺には、冷気吐出口22、22がそれぞれ形成されていると共に、後方の外縁部を形成する一辺には、冷気吸込口24が形成されている。尚、残りの前方の外縁部を形成する一辺は、開口は形成されず、閉塞されているものとする。更に、この冷気ダクトパネル21は、下面中央部には、中央部冷気吸込口25が形成されており、これにより、冷気ダクトパネル21の下面は下面フランジ部26とされる。
【0026】
これらの冷気吐出口22、22及び冷気吸込口24の上縁は、冷気ダクトパネル21が前記開口6よりも一回り大きい寸法に形成されていることから、それぞれ開口6よりも外側に位置して設けられている。また、この冷気ダクトパネル21は、上端から下端にかけて少許内方に傾斜して形成されており、それぞれの冷気吐出口22、22及び冷気吸込口24は、少許斜め下方に向けて又は、斜め下方から冷気の吐出・吸込を行なわれる。
【0027】
また、断熱箱体2の後部に形成された開口6に対応して冷気ダクトパネル21が取り付けられることにより、断熱箱体2の側壁との距離が最小となる後壁に対応して冷気ダクトパネル21の冷気吸込口24が配置されるため、冷気ダクトパネル21と側壁との距離が最小となる位置に冷気吐出口22を取り付けた場合に比して係る側壁が凍結してしまうことを未然に回避することができる。
【0028】
ここで、図5及び図6を参照して冷気ダクトパネル21の内部構造を説明する。図5は冷却貯蔵庫1上部の縦断側面図、図6は冷却貯蔵庫1上部の縦断正面図を示している。冷気ダクトパネル21の上部には、仕切板27が設けられており、この仕切板27は、左右にわたって前記冷却用送風機15と冷却器14との間を区画する区画部27Aが形成されていると共に、この区画部27Aの下端には、冷気ダクトパネル21内を上下に区画する上下仕切部27Bが形成されている。これにより、冷気ダクトパネル21の上部に配設された送風機15に手が届かない構造となり、安全性の向上を図ることができる。
【0029】
また、上下仕切部27Bの両側端には、下方に傾斜する傾斜部27Dが形成されており、この傾斜部27Dの端部は冷気ダクトパネル21の左右に形成された冷気吐出口22、22の下端にそれぞれ接続されている。また、仕切板27の区画部27Aの上端は、冷却器12の下部後端にわたって仕切板28が形成されている。
【0030】
そして、冷気ダクトパネル21内の後方には、左右にわたって傾斜板29が設けられている。この傾斜板29は、上端に水平部29Aが形成されており、この水平部29Aの端部に下方に傾斜した傾斜部29Bが形成されている。この傾斜部29Bの端部は、前記冷気吸込口24の下端に接続されている。
【0031】
また、冷気ダクトパネル21の下部、即ち仕切板27及び傾斜板29と冷気ダクトパネル21の下面フランジ部26との間には、前記中央部冷気吸込口25の上方に位置して隠蔽板30が設けられる。このとき、冷気ダクトパネル21の下面フランジ部26の内縁は隠蔽板30の外縁下方に対応している。また、この隠蔽板30は、仕切板27の上下仕切部27B及び傾斜板29の水平部29Aに、複数の吊下具31によって吊下される。
【0032】
以上の構成により、前記冷却装置Rが運転されると冷却器14によって冷却された冷気は、送風機15によって仕切板27の区画部27A、上下仕切部27B及び傾斜部27Dに沿って降下し、冷気吐出口22、22から吐出される。
【0033】
これにより、冷却器14と熱交換した冷気は外縁部冷気吐出口22、22から断熱箱体2の天壁2Aに沿って吐出されるので、図7に示す如く多方向に冷気を吐出することができ、貯蔵室3内の温度を均一にすることができる。
【0034】
また、本発明は、特に図7に示す如く半坪ほどの小型のプレハブ冷蔵庫などの左右に貯蔵室3が拡がっており、前後の空間が比較的狭い冷却貯蔵庫において、左右に集中的に冷気を吐出することができ、貯蔵室3内の温度の均一化を向上させることができる。また、係る冷却貯蔵庫1では、冷却貯蔵庫1の前面に断熱扉5が形成されているため、冷気が漏出しやすい方向に冷気を吐出しないため、冷却効率を向上させることができる。
【0035】
更に、貯蔵室3の天壁2Aに沿って冷気が吐出されるため、貯蔵室3内に載置された商品に直接冷気が吹き付けられることを未然に回避することができ、商品の乾燥などの変質を防止することができる。
【0036】
そして、貯蔵室3内を循環した冷気は、冷気ダクトパネル21の後端に形成された冷気吸込口24及び冷気ダクトパネル21の下面に形成された中央部冷気吸込口25から冷却箱12内に帰還される。このとき、冷気吸込口24から吸い込まれた冷気は、傾斜板29及び仕切板28の下面に沿って冷却箱12内に帰還される。また、中央部冷気吸込口25から吸い込まれた冷気は、隠蔽板30と下面フランジ部26の間から侵入した後、隠蔽板30の上面及び仕切板27の下面に沿って冷却箱12内に帰還される。
【0037】
これにより、冷気吸込口が多数設けられていることから冷気吸引能力の向上を図ることができると共に、吸込量の均一化を図ることができる。
【0038】
また、冷気ダクトパネル21の中央部冷気吸込口25の下側には間隔を存して隠蔽板30が設けられているため、係る冷気ダクトパネル21の上部に配設された送風機15に容易に手が届かない構造となり、安全性の向上を図ることができる。
【0039】
更に、中央部冷気吸込口25に向かう冷気は、冷気ダクトパネル21の貯蔵室3内側の面に沿って流れるので、庫内温度と冷気ダクトパネル21の表面温度を近似させることができ、これにより、冷気ダクトパネル21の庫内側の面に結露が発生することを未然に防止することができる。
【0040】
また、冷気ダクトパネル21は、上述の如き構成とされていることから、従来に比して貯蔵室3内側に吐出する寸法を縮小することができ、貯蔵室3内の収容スペースの拡大化を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、ユニットベース上に冷却装置と下面が開放する断熱性の冷却箱を設置し、ユニットベースの冷却箱が設置される位置には開口を形成すると共に、冷却箱内には冷却装置の冷却器及び冷却器用送風機を設置し、ユニットベースを、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に取り付け、冷却箱の下面開口を断熱箱体内の貯蔵室に連通させて成る冷却貯蔵庫において、断熱箱体の天井部開口に貯蔵室側から取り付けられた矩形状の冷気ダクトパネルを備え、この冷気ダクトパネルは、対向する外縁部二辺に形成され、冷却器用送風機の吐出側に連通する外縁部冷気吐出口と、外縁部一辺に形成され、冷却器の吸込側に連通する外縁部冷気吸込口を有すると共に、冷却器と熱交換した冷気は外縁部冷気吐出口から断熱箱体の天井面に沿って吐出されるので、多方向に冷気を吐出することができ、庫内温度を均一にすることができるようになる。
【0042】
特に、二方向の冷気吐出口を貯蔵室の長手方向に合わせることにより、吐出冷気を係る冷気吐出口から断熱箱体の側壁までの距離の長い方向に集中的に冷気を吐出させることにより、より一層庫内温度の均一化を向上させることができるようになる。
【0043】
また、天井面に沿って冷気が吐出されるため、貯蔵室内に載置された商品に直接冷気が吹き付けられることを未然に回避することができ、商品の乾燥などの変質を防止することができる。
【0044】
更に、冷気ダクトパネルは、上述の如き構成とされていることから、貯蔵室側に吐出する寸法を縮小することができ、貯蔵室内の収容スペースの拡大化を行うことができるようになる。
【0045】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて冷気ダクトパネルは、外縁部より内方に位置して冷却器の吸込側に連通する中央部冷気吸込口を備えると共に、この中央部冷気吸込口の下側に間隔を存して対向する隠蔽板部を備えているので、冷気吸込口を増加することによって冷気吸引能力の向上を図ることができるようになると共に、吸込量の均一化を図ることができるようになる。
【0046】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて中央部冷気吸込口に向かう冷気は、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に沿って流れるので、庫内温度と冷気ダクトパネルの表面温度を近似させることができ、これにより、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に結露が発生することを未然に防止することができる。
【0047】
請求項4の発明によれば、請求項1、請求項2又は請求項3の発明に加えて断熱箱体の側壁との距離が最小となる冷気ダクトパネルの外縁部一辺に外縁部冷気吸込口を配置することにより、係る側壁が凍結してしまうことを未然に回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却貯蔵庫の正面図である。
【図2】 冷却装置の斜視図である。
【図3】 冷却装置の平面図である。
【図4】 冷気ダクトパネルの斜視図である。
【図5】 冷却貯蔵庫上部の縦断側面図である。
【図6】 冷却貯蔵庫上部の縦断正面図である。
【図7】 冷却貯蔵庫の上部の横断平面図である。
【図8】 従来の冷却貯蔵庫上部の縦断正面図である。
【符号の説明】
R 冷却装置
1 冷却貯蔵庫
2 断熱箱体
2A 天壁
3 貯蔵室
6 開口
7 ユニットベース
12 冷却箱
14 冷却器
15 冷却器用送風機
16 開口
16A 開口縁
21 冷気ダクトパネル
22 冷気吐出口
24 冷気吸込口
25 中央部冷気吸込口
26 下面フランジ部
27 仕切板
27A 区画部
27B 上下仕切部
27D 傾斜部
28 仕切板
29 傾斜板
30 隠蔽板
31 吊下具
Claims (4)
- ユニットベース上に冷却装置と下面が開放する断熱性の冷却箱を設置し、前記ユニットベースの前記冷却箱が設置される位置には開口を形成すると共に、前記冷却箱内には前記冷却装置の冷却器及び冷却器用送風機を設置し、前記ユニットベースを、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に取り付け、前記冷却箱の下面開口を前記断熱箱体内の貯蔵室に連通させて成る冷却貯蔵庫において、
前記断熱箱体の天井部開口に前記貯蔵室側から取り付けられた矩形状の冷気ダクトパネルを備え、この冷気ダクトパネルは、対向する外縁部二辺に形成され、前記冷却器用送風機の吐出側に連通する外縁部冷気吐出口と、外縁部一辺に形成され、前記冷却器の吸込側に連通する外縁部冷気吸込口を有すると共に、前記冷却器と熱交換した冷気は前記外縁部冷気吐出口から前記断熱箱体の天井面に沿って吐出されることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 冷気ダクトパネルは、外縁部より内方に位置して冷却器の吸込側に連通する中央部冷気吸込口を備えると共に、この中央部冷気吸込口の下側に間隔を存して対向する隠蔽板部を備えることを特徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。
- 中央部冷気吸込口に向かう冷気は、冷気ダクトパネルの貯蔵室側の面に沿って流れることを特徴とする請求項2の冷却貯蔵庫。
- 断熱箱体の側壁との距離が最小となる冷気ダクトパネルの外縁部一辺に外縁部冷気吸込口を配置することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094350A JP3906007B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094350A JP3906007B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280793A JP2001280793A (ja) | 2001-10-10 |
JP3906007B2 true JP3906007B2 (ja) | 2007-04-18 |
Family
ID=18609411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000094350A Expired - Fee Related JP3906007B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3906007B2 (ja) |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094350A patent/JP3906007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001280793A (ja) | 2001-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2019001557A1 (zh) | 冷藏冷冻装置 | |
CN217465043U (zh) | 冰箱 | |
JP2000088438A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
CN110895072A (zh) | 一种冰箱 | |
JP3906007B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2001108351A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3906006B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
CN102914117B (zh) | 制冷设备 | |
JPH0748033B2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
JP2983824B2 (ja) | 横型冷蔵庫 | |
JPH05141840A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0638304Y2 (ja) | 冷蔵庫用ユニットクーラ | |
WO2023179640A1 (zh) | 冰箱 | |
JP2001116425A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPS6022301Y2 (ja) | 冷蔵シヨ−ケ−ス | |
JPH0560448A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3015622B2 (ja) | 低温貯蔵庫 | |
KR100436274B1 (ko) | 냉장고 | |
JPH09280717A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH0784975B2 (ja) | 低温庫 | |
JPH10339552A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH063027A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2614558B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH04190077A (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
KR200365648Y1 (ko) | 냉장고 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070115 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3906007 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |