JP3905658B2 - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3905658B2
JP3905658B2 JP3041699A JP3041699A JP3905658B2 JP 3905658 B2 JP3905658 B2 JP 3905658B2 JP 3041699 A JP3041699 A JP 3041699A JP 3041699 A JP3041699 A JP 3041699A JP 3905658 B2 JP3905658 B2 JP 3905658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
substrate
air cylinder
motor
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3041699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000228438A (ja
Inventor
一郎 光▼吉▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP3041699A priority Critical patent/JP3905658B2/ja
Publication of JP2000228438A publication Critical patent/JP2000228438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3905658B2 publication Critical patent/JP3905658B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
基板を支持する基板支持部が設けられた回動台が上下方向に変位する基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板搬送装置は基板を保持する保持部と保持部を移動させる駆動部とを有し、駆動部の駆動力によって保持部を昇降させたり回動させたりする。駆動部は例えば駆動源としてモータを有し、モータの駆動力をボールネジやタイミングベルトで保持部に伝達する。モータにはブレーキが設けられており、モータへの電力供給が断たれた場合、保持部の位置を保持する。こうすることによって、例えば事故等で基板搬送装置を非常停止させた場合、モータへの電力供給が断たれても保持部は自由状態にならず、不用意に落下したり回動したりすることが防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで保持部に作業者が挟まれて基板搬送装置を非常停止させた場合は上記のようにブレーキが作動して保持部はロックされてしまい保持部を移動させることが困難になる。すると作業者の救出に困難を来す。また、ブレーキを解除すると保持部が自由状態になり却って作業者に荷重がかかり危険な場合がある。
【0004】
本発明の目的は基板搬送装置を非常停止させても回動台を安全に移動させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、基台と、前記基台に設けられたモータと、前記モータの駆動軸に接続された第1シャフトと、前記基台に対して回動可能な回動台と、前記回動台に固定されている第2シャフトと、前記第1シャフトと前記第2シャフトとに接続され、前記モータの駆動力を前記回動台に伝えるリンクと、前記回動台に設けられており、基板を支持しつつ、前記回動台の回動にともなって基板の姿勢を水平状態と垂直状態との間で変換する基板支持部と、基準面となるフレーム側および前記回動台側のそれぞれに回動自在に固定されており、前記回動台の回動にともなって伸縮することにより、前記回動台を付勢するエアシリンダと、前記回動台の姿勢の変換に基づいて前記エアシリンダに作用する荷重の変化を演算するとともに、演算結果にともなって前記エアシリンダを伸縮させる制御手段と、を備えた基板搬送装置である。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板搬送装置において、前記エアシリンダは、前記回動台の荷重と略同じ力で前記回動台を上方に付勢する基板搬送装置である。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の基板搬送装置において、前記エアシリンダの付勢力を変化させる付勢力可変手段を有する基板搬送装置である。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
請求項に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板搬送装置において、前記制御手段は、前記モータに作用する前記回動台の荷重が小さくなったときには付勢力を小さくし、前記モータに作用する前記回動台の荷重が大きくなったときには付勢力を大きくする基板搬送装置である。
【0014】
請求項に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板搬送装置において、前記エアシリンダはシリンダとシリンダ内を往復するピストンとピストンと一体的に移動するピストンロッドとを有し、前記ピストンロッドを固定部として前記基準面に固定し、前記シリンダを可動部として前記回動台に固定した基板搬送装置である。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
<1、基板処理システムの概要>
【0017】
図1に本発明に係る基板搬送装置を適用した基板処理システム1を示す。なお、便宜上、以下の各図にはXYZ軸を設定する。
【0018】
基板処理システム1は基板処理装置2、基板搬送装置3とを有する。
【0019】
基板搬送装置3は水平移載ロボット40、姿勢変換機構50、昇降走行機構60とを有する。水平移載ロボット40はキャリアC内に収容された基板Wを取り出して姿勢変換機構50に渡す。
【0020】
姿勢変換機構50は水平移載ロボット40から主面が水平状態で渡された基板Wを垂直状態にする。
【0021】
昇降走行機構60は姿勢変換機構50で垂直状態になっている基板Wを突き上げて保持し、基板処理装置2の方向へ走行する。
【0022】
基板処理装置2は昇降走行機構60から基板Wを受け取る搬送ロボット21、搬送ロボット21、から基板Wを受け取るリフタ22、薬液や純水を貯留し、前記リフタ22に支持されて昇降する基板Wに薬液や純水を接触させて処理を行う処理部23、処理部23で処理が完了した基板Wを乾燥させる乾燥部24を有する。また、搬送ロボット21のチャック25の基板支持棒29を洗浄するチャック洗浄部も有する。
【0023】
<2、基板搬送装置>
【0024】
次に基板搬送装置3に含まれる水平移載ロボット40、姿勢変換機構50、昇降走行機構60について説明する。
【0025】
<2−1水平移載ロボット>
【0026】
水平移載ロボット40はアーム基台41上に設けられたアーム42、アーム42の先端に設けられたハンド43を有する。アーム42は軸AX1、AX2、AX3を中心に回動することによってハンド43を水平面内において移動可能とする。
【0027】
このような水平移載ロボット40ではハンド43をキャリアC内に進入させて基板Wをハンド43に載置して取り出し、さらにハンド43を平面視で軸AX1を中心に反時計回りに約90度回動させてY軸正方向に移動させることにより、姿勢変換機構50に基板Wを渡すことができる。なお、図1の姿勢変換機構50は水平移載ロボット40から基板W(二点鎖線)が渡された状態が示してある。
【0028】
<2−2姿勢変換機構>
【0029】
姿勢変換機構50は基台51を有し、基台51上には垂直方向に起立状態の支持板52を有する。図2のように基台51上にはモータM1が設けられ、モータM1の駆動軸DS1(図 4 参照)はシャフトS1に接続されている。
【0030】
図2に戻ってシャフトS1にはリンクL1、L2、L3が接続されており、リンクL3にはシャフトS2が固定されている。さらにシャフトS2は回動台53にも固定されている。これにより、モータM1の駆動力によって回動台53をシャフトS2を軸として回動させることができる。
【0031】
回動台53には4本の基板ガイド54が設けられている。基板ガイド54は長手方向と直交する方向に溝が刻まれており、該溝で基板Wを支持する。
【0032】
このような姿勢変換機構50では図2のように水平移載ロボット40から渡された基板Wを基板ガイド54で受け取り、回動台53を回動させることによって図3のように基板Wの姿勢を水平状態から垂直状態に変換する。
【0033】
なお、このとき基板ガイド54はシャフトS2を中心に回動する。この回動による運動を上下方向、水平方向に分解すれば、基板ガイド54は上下方向および水平方向に変位するといえる。
【0034】
回動台53にはエアシリンダAS1が固定されているがエアシリンダAS1については後述する。
【0035】
<2−3昇降走行機構>
【0036】
図1のように昇降走行機構60はY軸方向に延設された2本のレールR、Rの上を走行する走行台61、走行台61上に設けられた昇降部62、昇降部62によって昇降する昇降台63、昇降台63上に固定されたプッシャポスト64、プッシャポスト64の頂部に固定されたプッシャガイド65を有する。
【0037】
図2のように昇降部62はカバー79内に直動ガイド66、66を有し、直動ガイド66、66によって、昇降台63が上下方向に移動可能に支持されている。また、昇降台63はボールネジ67と螺合しており、ボールネジ67の回転によって昇降する。ボールネジ67はベルト68を介してモータM2の駆動軸DS2(図4参照)に接続されており、該モータM2の駆動力によって回転する。
【0038】
以上のような構成により、昇降走行機構60では走行台61を移動させて図3のように姿勢変換機構50で垂直状態に姿勢が変換された基板Wの下方にプッシャガイド65を配する。そして、昇降部62を駆動させてプッシャガイド65を上昇させることにより、プッシャガイド65上に基板W支持する。さらに、走行台61をY軸正方向に移動させて搬送ロボット21に基板Wを渡す。
【0039】
なお、昇降走行機構60にはエアシリンダAS2が設けられているが、これについては後述する。
【0040】
<3、付勢部>
【0041】
次に姿勢変換機構50、昇降走行機構60に設けられた付勢部について説明する。
【0042】
<3−1姿勢変換機構の付勢部>
【0043】
図2のように姿勢変換機構50にはエアシリンダAS1が設けられている。エアシリンダAS1は筒状のシリンダ55内でピストン56が往復する形式のもので、ピストン56にはピストンロッド57が固定されている。また、シリンダ55内と連通しており、エアが通過する上部ポート58と下部ポート59とを有する。
【0044】
そして、シリンダ55は回動台53の下面にX軸と平行な軸AX5中心に回動自在な状態で固定され、ピストンロッド57は基板処理システム1のフレーム10にX軸と平行な軸AX6中心に回動自在な状態で固定されている。このため、エアシリンダAS1は図2、図3に示すように回動台53の回動に伴って伸縮する。
【0045】
次にエアシリンダAS1の制御に関する構造について説明する。
【0046】
図4のようにエアシリンダAS1の上部ポート58にはポンプPのエアがレギュレータR1を介して供給されている。一方、下部ポート59は開放されている。
【0047】
レギュレータR1はポンプPからのエアが供給される入力側、上部ポート58にエアを供給する出力側の2つのポートを有し、出力側のエア圧を設定された所定圧力にするリリーフ付レギュレータである。なお、リリーフ付なので出力側のエア圧が前記所定圧力以上になったときはエアを逃がして出力側のエア圧を所定圧力に一定化する構造となっている。
【0048】
また、レギュレータR1において設定される所定圧力は制御手段90からの電気信号によって制御される。
【0049】
制御手段90には入力手段91が接続され、該入力手段91から各種情報が制御手段90に入力される。例えば、レギュレータR1の所定圧力値が入力される。また、制御手段は図示せぬ他の制御装置とも接続されており、姿勢変換機構50が基板を保持しているか否か、また、保持している場合は何枚の基板が基板ガイド54のどの位置に保持されているかなどの情報を得ている。
【0050】
さらに制御手段90にはモータM1のブレーキ92、モータM1の回転角に関する情報を出力するエンコーダ93も接続されている。
【0051】
ブレーキ92はモータM1が稼動しているときは解除状態になっており、モータM1への電力供給が遮断された場合に作動し、駆動軸DS1の位置を保持する。そして、制御手段90からの解除指令で再び解除状態になる。
【0052】
なお、以上の構成は姿勢変換機構50の緊急停止に関係する構成とは独立して構成されているので姿勢変換機構50が緊急停止状態になっても動作を行うことができる。
【0053】
次にエアシリンダAS1の制御について説明する。
【0054】
姿勢変更機構50が稼働中は制御手段90はエンコーダ93からの情報に基づいて回動台53の姿勢を認識する。回動台53はシャフトS2を軸に回動するのでエアシリンダAS1に作用する回動台53の荷重は変化する。具体的には図2のように回動台53が水平状態にあるとき、前記荷重は最大で、図3のように垂直状態にあるときは前記荷重は最小である。制御手段90は回動台53の姿勢および、他の制御装置から得た回動台53上の基板Wの有無、基板ガイド54のどこに基板Wが存在するかについての情報を基にエアシリンダAS1に作用する荷重の変化を演算する。そして、演算結果に伴ってレギュレータR1に設定する所定圧力を連続的に変化させる。
【0055】
具体的にはエアシリンダAS1に作用する荷重と常に同じ力でエアシリンダAS1が伸長するように所定圧力を変化させる。このため、エアシリンダAS1に作用する荷重とエアシリンダAS1が伸長する力とは常に均衡状態にある。
【0056】
よって、図2のように回動台53が水平状態にあるとき所定圧力は最大で、回動台53が垂直状態にあるとき所定圧力は最小である。
【0057】
このため、モータM1が回動台53を回動させるために発生させなければならない力は常に一定でよいので、モータM1にかかる負荷の変化に伴ってモータM1が発生させる力を連続的に変化させる必要はなくモータM1の制御が容易になる。
【0058】
また、エアシリンダAS1に作用する荷重とエアシリンダAS1が伸長する力とを常に均衡状態にしているので、僅かの力で回動台53を回動させることができる。このため、モータM1についても小さなトルクを発生させるもので十分である。従って、後述のように安全を確保できるとともに装置コストを下げることができる。
【0059】
次にモータM1への電力供給が遮断された場合について説明する。
【0060】
事故等で姿勢変換機構50が緊急停止状態になったとき、モータM1への電力供給が遮断される。この場合、ブレーキ92が作動して回動台53はその位置を保持される。そして、回動台53を移動させたいときは入力手段91からブレーキ解除命令を入力し、制御手段90によって、ブレーキ92を解除する。このとき、エアシリンダAS1は回動台53がエアシリンダAS1に課している荷重と同じ力で回動台53を上方に付勢しているので回動台53がブレーキ92に保持されていた位置から自重で落下することは防止される。このため、仮に、回動台53の下方に作業者が挟まれていても回動台53の荷重が作業者にかかることは無いので作業者の安全が確保される。
【0061】
次に、回動台53を回動させたいときは手動で回動台53を適宜回動させる。このとき、回動台53がエアシリンダAS1に課している荷重とエアシリンダAS1が伸長する力とは均衡しているので容易に回動台53を回動させることができる。
【0062】
また、入力手段91を操作してレギュレータR1の所定圧力値を変化させればエアシリンダAS1が伸長または収縮するので必ずしも手動で回動台53を回動させる必要はない。具体的には所定圧力を大きくすればエアシリンダAS1が伸長して回動台53は図2においてシャフトS2を軸に反時計回りに回動し、逆に所定圧力を小さくすればエアシリンダAS1が収縮して回動台53は同図2においてシャフトS2を軸に時計回りに回動する。
【0063】
<3−3昇降走行機構の付勢部>
【0064】
図2のように昇降走行機構60にはエアシリンダAS2が設けられている。エアシリンダAS2はシリンダ70内で往復するピストン71と該ピストン71と磁気的に結合されピストン71と一体となって往復するスライダ72とが設けられている。また、エアが通過する上部ポート73と下部ポート74とを有する。
【0065】
そして、シリンダ70は走行台61の上面に固定され、スライダ72は昇降台63に固定されている。このため、スライダ72は昇降台63の昇降にともなって上下する。
【0066】
次にエアシリンダAS2の制御に関する構造について説明する。
【0067】
図4のようにエアシリンダAS2の下部ポート74にはポンプPのエアがレギュレータR2を介して供給されている。なお、上部ポート73は開放されている。レギュレータR2はレギュレータR1と同様、リリーフ付レギュレータである。ただし、設定される出力側の所定圧力は手動でハンドル95を回転させて設定する。ここでは一例としてプッシャガイド65が最大枚数の基板Wが支持した状態で昇降台63がエアシリンダAS2にかける荷重と等しい力でスライダ72が上方に移動するように所定圧力を設定している。なお、エアシリンダAS2に作用する荷重はプッシャガイド65に支持されている基板Wの枚数によって多少変化するが、エアシリンダAS1に作用する荷重ほどは変化しないので制御手段90による所定圧力の制御は行っていない。
【0068】
一方、制御手段90にはモータM2のブレーキ94が接続されている。
【0069】
ブレーキ94はモータM2が稼動しているときは解除状態になっており、モータM2への電力供給が遮断された場合に作動し、駆動軸DS2の位置を保持する。そして、制御手段90からの解除指令で再び解除状態になる。
【0070】
なお、以上の構成は昇降走行機構60の緊急停止に関係する構成とは独立して構成されているので昇降走行機構60が緊急停止状態になっても動作を行うことができる。
【0071】
次にエアシリンダAS2の制御について説明する。
【0072】
事故等で昇降走行機構60が緊急停止状態になったとき、モータM2への電力供給は遮断さる。この場合はブレーキ94が作動して昇降台63は位置を保持される。そして、昇降台63を移動させたいときは入力手段91からブレーキ解除命令を入力し、制御手段90によって、ブレーキ94を解除する。このとき、エアシリンダAS2は昇降台63がエアシリンダAS2に課している荷重と略同じ力で昇降台63を上方に付勢しているので昇降台63がブレーキ94で保持されていた位置から自重で落下することは防止される。このため、仮に、昇降台63の下方に作業者が挟まれていても昇降台63の荷重が作業者にかかることは無いので作業者の安全が確保される。
【0073】
次に、昇降台63を昇降させたいときは手動で昇降台63を適宜昇降させる。前記のように、昇降台63がエアシリンダAS2に課している荷重とエアシリンダAS2が伸長する力とはほぼ均衡しているので容易に昇降台63を昇降させることができる。
【0074】
また、手動でハンドル95を回転させてレギュレータR2の出力側の所定圧力を変化させればスライダ72が上昇または降下するので必ずしも手動で昇降台63を昇降させる必要はない。具体的には所定圧力を大きくすればスライダ72が上昇して昇降台63は上昇し、逆に所定圧力を小さくすればスライダ72が降下して昇降台63も降下する。
【0075】
以上説明した実施形態の効果について述べる。
【0076】
上下方向に変位する回動台53や昇降台63をエアシリンダAS1やAS2が上方に付勢するのでモータM1やM2の駆動力が0になっても回動台53や昇降台63が自由状態にならず、回動台53や昇降台63が不用意に落下することを防止でき、安全に回動台53や昇降台63を移動させることができる。
【0077】
また、エアシリンダAS1やAS2の回動台53や昇降台63への付勢力を回動台53や昇降台63の荷重と略同じにしているのでモータM1、M2から回動台53や昇降台63に伝達される駆動力が0になった場合でも回動台53や昇降台63を容易に移動させることができる。
【0078】
また、レギュレータR1、R2で付勢力を変化させることができるのでモータM1、M2から回動台53や昇降台63に伝達される駆動力が0になった場合でも付勢力を変化させることによって回動台53や昇降台63を容易に移動させることができる。
【0079】
またモータM1に作用する回動台53の荷重の変化に応じて回動台53への付勢力を変化させるのでモータM1に作用する回動台53の荷重を制御でき、モータM1の制御を容易にすることができる。
【0080】
また、エアシリンダAS1やAS2で回動台53や昇降台63を付勢するので汚染物質の発生を抑制できる。例えば、回動台53や昇降台63の上方に滑車を設けてロープ状部材を掛けまわし、回動台53や昇降台63の荷重に応じた重りで回動台53や昇降台63を上方に付勢する場合は滑車の回転や滑車とロープ状部材との摺動によって発生する汚染物質が広範囲に拡散し、基板Wに付着する恐れがある。また、エアシリンダは流体を封入したダンパーに比べて伸縮速度を速く設定できるので回動台53や昇降台63の変位の速度を確保できる。
【0081】
また制御手段90が、モータM1に作用する回動台53の荷重が小さくなったときにはエアシリンダAS1の付勢力を小さくし、モータM1に作用する回動台53の荷重が大きくなったときにはエアシリンダAS1の付勢力を大きくするのでモータM1に作用する回動台53や昇降台63の荷重を一定にでき、モータM1の制御を容易にすることができる。
【0082】
また、エアシリンダAS1のピストンロッド57がフレーム10に固定され、シリンダ55が回動台53に固定されているのでピストンロッド57の方がシリンダ55よりも下方に位置する。このためシリンダ55とピストン56との摺動でピストンロッド57に汚染物質が付着していてもピストンロッド57の方が下方に位置しているので汚染物質が拡散することを抑制できる。また、エアを排出する下部ポート59も下方に配することができるので汚染物質が拡散することを抑制できる。
【0083】
また、リリーフ弁付きレギュレータでエアシリンダAS1、AS2に供給されるエアの圧力を所定圧力に保つので容易に前記所定圧力に保つことができる。
【0084】
【発明の効果】
請求項1に記載の基板搬送装置によれば、上下方向に変位する回動台エアシリンダが上方に付勢するのでモータから回動台に伝達される駆動力が0になっても回動台が自由状態にならず、回動台が不用意に落下することを防止でき、安全に回動台を移動させることができる。
【0085】
請求項2に記載の基板搬送装置によれば、回動台への付勢力を回動台の荷重と略同じにしているのでモータから回動台に伝達される駆動力が0になった場合でも回動台を容易に移動させることができる。
【0086】
請求項3に記載の基板搬送装置によれば付勢力可変手段で付勢力を変化させることができるのでモータから回動台に伝達される駆動力が0になった場合でも付勢力を変化させることによって回動台を容易に移動させることができる。
【0087】
また、請求項1に記載の基板搬送装置によればモータに作用する回動台の荷重の変化に応じて回動台への付勢力を変化させるのでモータに作用する回動台の荷重を制御でき、モータの制御を容易にすることができる。
【0088】
また、請求項1に記載の基板搬送装置によればエアシリンダで回動台を付勢するので汚染物質の発生を抑制し、回動台の変位の速度を確保できる。
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
請求項4に記載の基板搬送装置によれば制御手段が、モータに作用する回動台の荷重が小さくなったときには付勢力を小さくし、モータに作用する回動台の荷重が大きくなったときには付勢力を大きくするのでモータに作用する回動台の荷重を一定にでき、モータの制御を容易にすることができる。
【0093】
請求項5に記載の基板搬送装置によればピストンロッドが基準面に固定されてシリンダが回動台に固定されているのでピストンロッドの方がシリンダよりも下方に位置する。このためシリンダとピストンとの摺動でピストンロッドに汚染物質が付着してもピストンロッドの方が下方に位置しているので汚染物質が散らばることを抑制できる。
【0094】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基板搬送装置を適用した基板処理システムの構成を示す図である。
【図2】 姿勢変換機構、昇降走行機構を示し、姿勢変換機構の回動台上の基板が水平である状態を示す図である。
【図3】 姿勢変換機構、昇降走行機構を示し、姿勢変換機構の回動台上の基板が垂直である状態を示す図である。
【図4】 制御構造に関する図である。
【符号の説明】
3 基板搬送装置
50 姿勢変換機構
53 回動台
54 基板ガイド
55 シリンダ
56 ピストン
57 ピストンロッド
60 昇降走行機構
63 昇降台
65 プッシャガイド
90 制御手段
AS1 エアシリンダ
AS2 エアシリンダ
M1 モータ
M2 モータ
R1 レギュレータ
R2 レギュレータ
S1 軸
S2 軸
W 基板

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台に設けられたモータと、
    前記モータの駆動軸に接続された第1シャフトと、
    前記基台に対して回動可能な回動台と、
    前記回動台に固定されている第2シャフトと、
    前記第1シャフトと前記第2シャフトとに接続され、前記モータの駆動力を前記回動台に伝えるリンクと、
    前記回動台に設けられており、基板を支持しつつ、前記回動台の回動にともなって基板の姿勢を水平状態と垂直状態との間で変換する基板支持部と、
    基準面となるフレーム側および前記回動台側のそれぞれに回動自在に固定されており、前記回動台の回動にともなって伸縮することにより、前記回動台を付勢するエアシリンダと、
    前記回動台の姿勢の変換に基づいて前記エアシリンダに作用する荷重の変化を演算するとともに、演算結果にともなって前記エアシリンダを伸縮させる制御手段と、
    を備えた基板搬送装置。
  2. 請求項1に記載の基板搬送装置において、
    前記エアシリンダは、前記回動台の荷重と略同じ力で前記回動台を上方に付勢する基板搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板搬送装置において、
    前記エアシリンダの付勢力を変化させる付勢力可変手段
    を有する基板搬送装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板搬送装置において、
    前記制御手段は、前記モータに作用する前記回動台の荷重が小さくなったときには付勢力を小さくし、前記モータに作用する前記回動台の荷重が大きくなったときには付勢力を大きくする基板搬送装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板搬送装置において、
    前記エアシリンダは
    シリンダと
    シリンダ内を往復するピストンと
    ピストンと一体的に移動するピストンロッドと
    を有し、
    前記ピストンロッドを固定部として前記基準面に固定し、前記シリンダを可動部として前記回動台に固定した基板搬送装置。
JP3041699A 1999-02-08 1999-02-08 基板搬送装置 Expired - Fee Related JP3905658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3041699A JP3905658B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 基板搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3041699A JP3905658B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 基板搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000228438A JP2000228438A (ja) 2000-08-15
JP3905658B2 true JP3905658B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=12303357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3041699A Expired - Fee Related JP3905658B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 基板搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3905658B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109426092A (zh) * 2017-08-31 2019-03-05 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种运动模组及方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2823188B1 (fr) * 2001-04-06 2003-09-05 R2D Ingenierie Methode et manipulateur pour le transfert de supports de composants electroniques et/ou informatiques conformes en disques
JP4824664B2 (ja) * 2007-03-09 2011-11-30 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP6045869B2 (ja) 2012-10-01 2016-12-14 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP2014135438A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハ処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109426092A (zh) * 2017-08-31 2019-03-05 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种运动模组及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000228438A (ja) 2000-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8317453B2 (en) Compound-arm manipulator
TWI443037B (zh) 架空式搬運系統及物品之移載方法
US9688328B2 (en) Compact hoist for overhead applications
KR102302007B1 (ko) 직동 회동 장치
JP6933475B2 (ja) メンテナンス機構
KR20190016102A (ko) 로봇, 반송 장치 및 하네스가 구비된 커넥터의 반송 방법
JP3905658B2 (ja) 基板搬送装置
EP3476772A1 (en) Conveyance system
WO2015194265A1 (ja) キャリアの一時保管装置と一時保管方法
JP2009263094A (ja) リフト装置
KR100375841B1 (ko) 모터구동시스템을 구비한 대차
JP6128085B2 (ja) 昇降装置および補助駆動ユニット
TW202146308A (zh) 物品搬送設備
JP2018024494A (ja) 搬送装置
TW202346170A (zh) 物品搬送車
JP2006005362A (ja) 基板搬送装置
KR20160099362A (ko) 수평유지 유닛을 구비한 다기능 고정형 로봇
JP4280466B2 (ja) 位置決め機構、並びにこれを具えた装置及び自動化システム
KR100757266B1 (ko) 에어 밸런스 대차
JP2005347526A (ja) 搬送台車
JP6911633B2 (ja) 降下搬送装置および搬送装置
JPH10182100A (ja) エアー式荷役物運搬機の電気制御方法
JP2023110844A (ja) 物品搬送車
JP2015003810A (ja) 乗客コンベアの荷物運搬装置
KR102554458B1 (ko) 다관절 드릴링 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3905658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees