JP3901693B2 - 発振回路及び発振回路制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発振回路及びその制御方法、特に、低電圧で駆動される発振回路及びその制御方法に関する。
高周波の発振回路は、例えば、負性抵抗、インダクタ、可変容量のキャパシタを互いに並列に接続した共振回路を用いて構成する。このような発振回路における発振周波数の制御方法は、例えば非特許文献1の様にキャパシタの容量を電圧で変化させるか、又は負性抵抗の相互コンダクタンスを電流で変化させることによって行う。一般に、可変容量のキャパシタとしては、電界効果トランジスタが使用される。具体的には、電界効果トランジスタのゲート電極を負性抵抗、インダクタに接続し、ソース電極とドレイン電極とを短絡して0〜電源電圧を印加する。このような可変容量によって、発振回路の発振周波数を10〜20%変化させる。この周波数範囲に、無線に必要な発振周波数帯域、温度変化による発振周波数のずれ、素子特性ばらつきによる発振周波数のずれ等を全て収める。
IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, Vol.49, NO.1, JANUARY 2001, pp17-22
上記文献記載では、発振回路を駆動する電源電圧が2V程度以上の場合に、発振回路の周囲温度が230〜400Kの範囲で変化しても、無線に必要な周波数帯域を確保できるが、電源電圧が1V程度になると、発振周波数の可変幅は約5〜10%に減少する。発振周波数範囲が狭まると、無線に必要な周波数帯域を特定の温度では確保できても、発振回路に通常要求される温度範囲、例えば230〜400Kの全範囲では確保できなくなる。その主な原因は、負性抵抗を構成するトランジスタの相互コンダクタンスが温度上昇とともに減少し、その結果、発振を開始する周波数が低下することによる。即ち、発振回路あるいは電圧制御発振回路は、駆動電圧が低下すると発振周波数帯域が狭まり、温度変動による発振周波数の変動を吸収するだけの周波数余裕がなくなる。さらに、生産上の素子特性ばらつきを考慮すると、電源電圧が1V程度における狭い発振周波数帯域で素子特性の変動を吸収することは殆ど不可能と考えられる。
本発明に係る発振回路は、負性抵抗と、インダクタと、発振周波数データに基づいた制御電圧によって容量が可変される発振周波数設定用のキャパシタとを有し、かつ発振周波数データに基づく発振周波数の信号を出力する共振回路と、温度に基づいて温度補償データを出力する温度検出器と、共振回路に電気的に接続され、かつ温度補償データに基づいて容量値が変更されることにより発振周波数を調整する温度補償用のキャパシタと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る発振回路では、発振回路の動作中に温度検出器によって、発振回路の温度に基づく温度補償データを生成し、温度補償用のキャパシタの容量を調整することによって共振回路の容量値を調整し、発振回路の発振周波数範囲を温度補償する。このような構成の発振回路によれば、駆動電圧が低く、発振周波数の可変幅が狭い場合にも、温度が発振周波数に及ぼす影響を補償して、必要な発振周波数帯域を確保することができる。
(1)第1実施形態
〔全体構成〕
図1は、第1実施形態に係る発振回路100の構成例である。この発振回路100は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)等の無線機に搭載される無線集積回路に含まれ、発振回路100の出力信号の発振周波数によって無線電波の搬送周波数を決定する。
この発振回路100は、例えば、位相同期ループ(Phase Locked Loop)型の発振回路であり、後述する様に、発振回路100の温度の変化が発振周波数帯域に及ぼす影響を補償するための温度補償機能を有する。
この発振回路100は、位相比較器1と、ループフィルタ2と、電圧制御発振器(VCO: voltage-controlled oscillator)3と、分周回路4とからなる位相同期ループと、レジスタ5と、温度補償回路6とを備えている。
位相比較器1は、基準周波数frefを持つ基準周波数信号と、分周器4の出力である分周信号との位相差を電圧または電流で出力する。ループフィルタ2は、低域通過フィルタ(Low Pass Filter: LPF)であり、位相比較器1の出力をスムージング(平均化)する。ここで、ループフィルタ2の出力電圧はLPFの出力であるので、以下の説明ではループフィルタ2の出力電圧をLPF電圧と称す。電圧制御発振器3は、LPF電圧に応じて、基準周波数frefの分周比N倍の周波数(N*fref)を持つ発振周波数信号foutを出力する。分周器4は、例えば、プログラマブルカウンタによって構成され、発振周波数信号foutの周波数を1/Nに分周する。レジスタ5は、分周器4に周波数データ(分周比N)を設定するとともに、発振周波数帯域を調整するために、電圧制御発振器3に温度補償データを出力する。温度補償データは、発振回路100の温度が発振周波数帯域に及ぼす影響を補償するためのデータである。
レジスタ5(周波数データ設定部)は、無線機の制御回路から取得した周波数データ(分周比N)を取得、保持するとともに分周器4に設定する。
温度補償回路6は、レジスタ7(温度補償データ設定部)と温度検出器8とを備えている。温度検出器8は、温度に応じた温度補償データをレジスタ7に出力する。レジスタ7は、温度補償データを一旦保持し、保持した温度補償データを電圧制御発振器3に設定する。後述する様に、レジスタ7は、無線機におけるパケットの送信または受信ごとに温度補償データを更新して電圧制御発振器3に設定し、1つのパケットの送信または受信の間、同一の値を保持する。
この発振回路100では、電圧制御発振器3の出力を分周器4で1/Nに分周した分周信号を位相比較器1にフィードバックし、基準周波数信号及び分周信号の位相が一致する様にフィードバック制御することにより、基準周波数frefのN倍の発振周波数foutを出力する。発振周波数の設定は、レジスタ5により分周器4に分周比Nを設定することによって行われ、分周比Nの値を変更すれば発振周波数が変更される。また、温度補償回路6によって温度が発振周波数に及ぼす影響を補償する。
〔電圧制御発振器の構成〕
図2は、電圧制御発振器3の構成例である。電圧制御発振器3は、負性抵抗31と、インダクタ32と、発振周波数設定用のキャパシタ33と、緩衝回路36とを備えている。負性抵抗31、インダクタ32及びキャパシタ33が共振回路を構成する。負性抵抗31は、例えば、正帰還ループを構成する複数のトランジスタによって構成される。ここで、キャパシタ33は、可変容量のキャパシタであり、容量値を可変するための電圧制御端子を備えている。キャパシタ33の電圧制御端子には、ループフィルタ2の出力であるLPF電圧が入力され、LPF電圧に応じてキャパシタ33の容量が可変される。緩衝回路36は、共振回路と出力側の回路との間の緩衝を防止するためのバッファ回路であり、共振回路によって発振される信号を取り出し、発振周波数信号を出力する。
本実施形態では、インダクタ32のインダクタンスは例えば2.0nH、キャパシタ33の容量値は典型値で2.1pF、発振周波数帯域は2.4〜2.5GHzとする。
電圧制御発振器3は、温度補償用のキャパシタ34及び35をさらに備えている。温度補償用キャパシタ34及び35は、温度の変化が発振周波数帯域に及ぼす影響を補償するための可変容量のキャパシタである。各キャパシタ34及び35は、各々、容量値を可変するための電圧制御端子を備えており、各電圧制御端子には温度補償回路6(図1参照)から温度補償データa及びbが各々入力される。キャパシタ34及び35は、各々、温度補償データa及びbによって容量値が可変される。温度補償用のキャパシタ34,35の容量値は、例えば、発振周波数設定用のキャパシタ33の容量値の16分の1とする。
ここでは、温度補償用のキャパシタを2つ(温度補償データが入力される電圧制御端子を2つ)としたが、温度補償用のキャパシタの数(温度補償データが入力される電圧制御端子の数)は3つ以上であっても良い。但し、温度補償用のキャパシタの数には上限があり、温度補償用のキャパシタの数は上限値未満の範囲で選択される。これは、共振回路に並列に接続する温度補償用のキャパシタが増加するに従い、温度補償用のキャパシタの配線等に存在する浮遊容量の値が、発振周波数設定用のキャパシタ33の容量値に対して無視し得なくなるためである。従って、温度補償用のキャパシタの数は、上記浮遊容量により発振回路100の発振周波数が制限されるときに上限値に到達する。
〔温度検出器の構成〕
図3(a)は、温度検出器8の構成例である。温度検出器8は、電流源801〜803と、抵抗R1〜R3と、電圧比較器804及び805とを備えている。
電流源801は、温度に無依存の電流源、即ち温度に依存せずに所定の電流を出力する電流源である。抵抗R1は、必要に応じて抵抗を介して電流源801に直列に接続されている。抵抗R1にかかる電圧は、電圧比較器804及び805に出力される。抵抗R1にかかる電圧は、抵抗R1の抵抗値と電流源801の出力電流との積で算出され、出力電流が温度に依存しないため抵抗R1にかかる電圧も温度に依存しない。抵抗R1にかかる電圧は、例えば抵抗R1の抵抗値を50kΩ、電流源801の出力電流を20μAとすると、50kΩ*20μA=1Vである。
電流源802及び803は、絶対温度に比例する電流を出力する電流源である。抵抗R2及びR3は、各々、電流源802及び803に直列に接続されている。
抵抗R2にかかる電圧は、電圧比較器804に入力される。抵抗R2の電圧は、抵抗R2の抵抗値と電流源802の出力電流の積であり、出力電流が絶対温度に比例するため、抵抗R2の電圧も絶対温度に比例する。抵抗R2の電圧は、温度350Kにおいて、抵抗R1の電圧(本実施形態では、1V)と等しくなるように抵抗R2が選択される。抵抗R2にかかる電圧は、例えば抵抗R2の抵抗値を42857Ω、電流源802の出力電流を20μA*(絶対温度/300K)とすると、42857Ω*20μA*(絶対温度/300K)で算出される。
抵抗R3にかかる電圧は、電圧比較器805に入力される。抵抗R3の電圧は、抵抗R3の抵抗値と電流源803の出力電流の積であり、出力電流が絶対温度に比例するため、抵抗R3の電圧も絶対温度に比例する。抵抗R3の電圧は、温度260Kにおいて、抵抗R1の電圧(本実施形態では、1V)と等しくなるように抵抗R3が選択される。抵抗R3にかかる電圧は、例えば抵抗R3の抵抗値を57700Ω、電流源803の出力電流を20μA*(絶対温度/300K)とすると、57700Ω*20μA*(絶対温度/300K)で算出される。
電圧比較器804は、温度が高くなった場合にキャパシタ35の容量値を減少させて発振周波数帯域を上昇させるための温度補償データbを出力する。ここでは、温度が350K(閾値)を超えて上昇した場合に、電圧比較器804の出力は、図3(b)に示すように、low:0Vからhigh:電源電圧に反転し、キャパシタ35の容量値を、lowの場合の容量値よりも0.07pF減少させる。電圧比較器804は、温度が低下して350Kを下回る場合には、350Kよりも低い温度で温度補償データbがhighからlowに反転するように入力に対して履歴(ヒステリシス)を持つ。
電圧比較器805は、温度が高くなった場合にキャパシタ34の容量値を増加させて発振周波数帯域を低下させるための温度補償データaを出力する。ここでは、温度が260K(閾値)を下回って低下した場合に、電圧比較器805の出力は、図3(b)に示すように、high:電源電圧からlow:0Vに反転し、キャパシタ34の容量値を、highの場合の容量値よりも0.01pF増加させる。電圧比較器805は、温度が上昇して260Kを上回る場合には、260Kよりも高い温度で温度補償データaがlowからhighに反転するように入力に対して履歴(ヒステリシス)を持つ。
ここで、温度補償用のキャパシタ34,35に与える信号は、0V又は電源電圧の何れかの電圧の安定したデジタル信号であることが望ましい。これは、キャパシタ34,35の電源制御端子が0V及び電源電圧の各電圧付近では、キャパシタ34,35の電圧依存性が殆ど無視できるのに対し、電源制御端子の電圧がそれらの中間の値では、キャパシタ34,35の電圧依存性が有限の値を持つからである。
なお、図3(a)では、絶対温度に比例する電流を出力する電流源、これに直列接続される抵抗及び電圧比較器の組は2組であるが、前述した様に電圧制御発振器3の温度補償用のキャパシタの数の上限値の範囲内で増設可能である。例えば、300Kよりも高温側では、320K、350Kでlowからhighに反転する温度補償データを出力するとともに、300Kよりも低温側では、290K、260Kでhighからlowに反転する温度補償データを出力するように、4つの温度補償データを出力する温度検出器8を構成すれば、温度補償データが2つの場合よりも精度の高い温度補償を実現することができる。
また、温度に無依存の電流源801は、温度に無依存の基準電圧を発生するためのものであり、温度無依存の電圧源に置き換えても良い。
〔発振周波数の温度依存性〕
図4(a)は、温度補償しない場合の発振周波数とLPF電圧との関係を各温度(−40℃、27℃、100℃)で測定した結果である。図4(b)は、図4(a)においてLPF電圧=0.7Vでのの発振周波数と温度との関係を図示したものである。
図4(b)を参照すると、300K(27℃)の発振周波数が2478MHzであるのに対して、373K(100℃)で2430MHz、233K(−40℃)で2489MHzである。温度上昇による発振周波数低下の主な原因は、負性抵抗31を構成するトランジスタのキャリア移動度が低下してトランジスタの相互コンダクタンスが低下し、その結果、負性抵抗31の負性抵抗値が減少することによる。加えて、インダクタ32とキャパシタ33の直列抵抗値が温度上昇とともに増加することも、発振周波数の低下に寄与する。これらの2つの原因により、負性抵抗値(負性抵抗31)が直列抵抗値(インダクタ32及びキャパシタ33)を上回る周波数が低下し、発振周波数が低下する。
本実施形態では、温度変化によって変動する発振周波数を温度補償回路6及び温度補償用のキャパシタ34,35によって設計値(2478MHz(300K))付近に維持するように制御する。具体的には、上述した様に、温度が上昇して350Kを超えると、電圧比較器804の出力がlowからhighに反転し、温度補償データb:highがキャパシタ35に供給され、キャパシタ35の容量値が低下し、発振周波数帯が上昇する。この結果、373Kでの発振周波数は、2430MHzから2478MHzに補償される。
一方、温度が低下して260Kを下回ると、電圧比較器805の出力がhighからlowに反転し、温度補償データa:lowがキャパシタ34に供給され、キャパシタ34の容量値が上昇し、発振周波数帯が低下する。この結果、230Kでの発振周波数は、2489MHzから2478MHzに補償される。これらの温度補償データa及びbによるキャパシタ34,35の容量値の変化によって、図4(b)に示す発振周波数の温度依存を抑制する。
この結果、温度が300Kより高くなる場合及び低くなる場合の両方において、発振周波数を300Kでの発振周波数帯付近に制御することが可能になる。
〔パケット送受信処理〕
図5は、本実施形態に係るパケット送受信処理のタイムチャートを模式的に図示したものである。同図は、1パケットの送信又は受信ごとに実行される処理のタイムチャートである。
一般に、短距離無線LANの無線方式は、パケットの送受信を時間軸で交代している。無線集積回路は、送受信交代のはじめに、無線機の制御回路から次の発振周波数の設定データ(分周比N)を取得し、設定データを無線集積回路の発振部(ここでは、図1の発振回路100)に送る。
具体的には、送受信交代のはじめには、図5に示すように、無線集積回路が発振周波数データ(分周比N)を受けてレジスタ5に読み込んで保持するとともに、同じ時間帯に、温度検出器8を起動(ON)し、温度検出器8から温度補償データa及びbをレジスタ7に読み込んで保持し、その後、温度検出器8を停止する(同図(a)、(b))。その後、発振周波数データ(分周比N)を分周器4に書き込むとともに、温度補償データa及びbを電圧制御発振器3のキャパシタ34,35に設定する。これらの設定終了後、発振回路100の位相同期ループを動作させて発振周波数が安定するまで周波数の引き込みを行う(同図(a)、(c))。発振周波数が安定すれば、パケットの送信又は受信を開始する(同図(a)、(c))。
図6は、本実施形態に係るパケット送受信処理のフローチャートである。
無線集積回路を起動(ステップS10)した後、無線機の制御回路からレジスタ5に発振周波数データ(分周比N)を読み込み、保持する(ステップS11)とともに、温度検出器8を起動(ON)し(ステップS12)、レジスタ7に温度補償データa及びbを読み込み、保持し(ステップS13)、その後、温度検出器8をOFF(停止)する。
次に、発振周波数データを分周器4に書き込むとともに、温度補償データa及びbを電圧制御発振器3のキャパシタ34,35に設定する(ステップS15)。これらの設定終了後、発振回路100の位相同期ループを動作させて発振周波数が安定するまで周波数の引き込みを行う(ステップS16)。発振周波数が安定すれば、パケットの送信又は受信を実行し(ステップS17)、1パケットの送信又は受信の終了後、ステップS11及びS12に戻り、ステップS11及びS12〜S17を繰り返す。
この様に、1パケットの送信又は受信の間、温度補償用のキャパシタ34,35の容量値は一定に保持される。これにより、パケットの送信又は受信の途中で、仮に、温度が温度検出器8の電圧比較器804及び805の閾値を跨いで移動したとしても、発振回路の発振周波数は一定に保持される。
本実施形態では、温度検出器8の消費電流は電流源の数に依存する。温度検出器8において、絶対温度に比例する電流源を4つ設けた場合には、絶対温度に比例する電流源4つと温度無依存の電流源1つとを併せて、温度検出器8の電流源の合計は5つである。この場合、温度補償回路6の動作時において、消費電力は5*20μA=100μAであるが、温度補償回路6は、図5(b)に示すように、温度データa及びbがレジスタ7に保持された後に次のパケットの先頭まで、停止するので、送受信中の時間も含めて平均すれば、消費電力は10μA未満であり、温度補償機能による消費電力の増大は少ない。
本実施形態では、温度データa及びbを温度補償用のキャパシタ34,35に与えたが、温度補償データを負性抵抗31に与え、例えば、負性抵抗31のトランジスタに流す直流電流を変化させて相互コンダクタンスを変化させることによって、発振周波数に温度補償をかけることも可能である。トランジスタに流す直流電流を増やすことは無線集積回路の低消費電力化の観点では不利であるので、上述したように温度補償用キャパシタ34,35の容量を変化させる方法が有利ではあるが、負性抵抗31の相互コンダクタンスを変化さて発振周波数に温度補償をかける場合には、温度補償用のキャパシタ34,35を省略することができる。負性抵抗31の相互コンダクタンスを変化させるための回路構成例を図7に示す。図7に示すように、温度補償データに基づく切換信号をTr3に供給し、負性抵抗31に供給する電流IをI2のみ、又はI1+I2に切り換えて相互コンダクタンスを変化させることができる。
〔作用効果〕
本実施形態によれば、発振回路100の発振周波数の温度依存性を補償しているので、発振周波数帯域に温度変化分の余裕を確保する負担が低減される。すなわち、発振周波数帯域を狭く、つまり発振回路100の周波数感度を小さく設計することが可能である。その結果、ループフィルタ2の出力に依存する雑音に対して、発振周波数の変動が小さくなり、発振スペクトルが狭くなる。
また、本実施形態によれば、パケットの送受信ごとに温度検出器8の温度データa及びbをレジスタ7に保持し、温度補償用キャパシタ34,35に与えているので、発振回路100を長時間連続して使用し、たとえ環境温度が仕様いっぱい(例えば230〜400K)に変化しても、発振回路100の発振周波数帯域を殆ど常に設計値の発振周波数帯域に維持することが可能である。
さらに、本実施形態によれば、温度検出器8の温度データa及びbをデジタル信号で温度補償用キャパシタ34,35に与え、温度補償用キャパシタ34,35は、0V又は電源電圧の何れかの電圧、即ち、容量値−入力電圧特性の最も小さい電圧を受けるので、温度検出器8の出力の電気的雑音に対する耐性に優れる。
また、本実施形態によれば、無線機の制御回路から送受信の周波数データを受け取る間に無線集積回路が温度データa及びbを取得するので、温度データa及びbの取得が周波数の引き込み時間に影響を与えることが殆ど無い。
(2)第2実施形態
図8は、第2実施形態に係る発振回路100の構成例であり、図9は、第2実施形態に係る電圧制御発振器3の構成例である。
本実施形態に係る発振回路100は、図8に示す様に、第1実施形態に係る発振回路において素子特性補償回路9をさらに備えている。また、本実施形態に係る電圧制御発振器3は、図9に示す様に、第1実施形態に係る電圧制御発振器において、素子特性補償用キャパシタ38〜41と、モニタ回路37とをさらに備えている。
素子特性補償用キャパシタ38〜41は、素子特性のばらつきによる発振周波数帯域のずれを調整するための可変容量である。
モニタ回路37は、LPF電圧を監視するための回路であり、所定の温度(ここでは、300K)において周波数データ(分周比N)によって設定される発振周波数を出力するために必要なLPF電圧の設計値である基準電圧と実際のLPF電圧とを比較し、その結果をモニタ出力として出力する。
素子特性補償回路9は、モニタ出力に基づいて、素子特性補償用キャパシタ38〜41に与える素子特性補償データ列(a,b,c,d)を制御し、各キャパシタ38〜41の容量値を調整し、素子特性のばらつきが発振周波数に及ぼす影響を補償する回路である。
モニタ回路37のモニタ出力は、デジタル信号であり、本実施形態では、LPF電圧が基準電圧以下の場合に“0”(low:0V)を出力し、LPF電圧が基準電圧よりも高い場合に“1”(high:電源電圧)を出力する。モニタ回路37のモニタ出力は入力に対して履歴(ヒステリシス)を有し、LPF電圧が増加してモニタ出力が反転するLPF電圧と、LPF電圧が減少してモニタ出力が反転するLPF電圧とに差がある。
素子特性補償用キャパシタ38〜41の各容量値は、2のべき乗に比例する値である。本実施形態では、素子特性補償用キャパシタ38〜41の各容量値は、それぞれ、0.03pF、0.06pF、0.12pF、0.24pFである。素子特性補償用キャパシタ38〜41のそれぞれは、素子特性補償回路9からデジタル信号である素子特性補償信号列(a,b,c,d)の各データを夫々受け取る。素子特性補償用キャパシタ38〜41の容量値−入力電圧特性は、0Vと電源電圧とにおいて容量値の電圧依存性が殆どゼロになるキャパシタを選ぶ。
発振回路100の発振周波数は、素子特性補償用キャパシタ38〜41の合成容量値が一定値C1(例えば0.03pF)小さくなる毎に15〜18MHz上がる。シミュレーションによる発振周波数の変化は図10に示す通りである。同図において、素子特性補償用キャパシタ38〜41の合成容量値はC1の倍数で表示しており、発振周波数は各合成容量値での発振回路100の発振周波数である。また、発振周波数移動量は、合成容量値が8*C1の場合の発振周波数2480MHzを基準値とした周波数の変化分である。
〔素子特性補償処理の容量値決定のアルゴリズム〕
図11は、素子特性補償処理のアルゴリズムを説明するための図であり、素子特性補償データ列(a,b,c,d)の算出例である。
同図において、試行値(第1回:初期値)〜試行値(第4回)は、素子特性補償データ列(a,b,c,d)に仮設定するデータの値を示している。応答は、モニタ出力の値を示す。ここでは、“1”はhigh:電源電圧を示し、“0”はlow:0Vを示している。最終値は、合計4回の試行の結果得られる素子特性補償データ列(a,b、c、d)の最終的な確定値である。合成容量値は、C1の何倍かで表現している。また、応答(モニタ出力)が0の場合には発振周波数帯域が設定値よりも高すぎて、基準電圧よりも低いLPF電圧で設定周波数データに対応する発振周波数に到達する場合であり、応答(モニタ出力)が1の場合には発振周波数帯域が設定値よりも低すぎて、基準電圧よりも高いLPF電圧が必要であることを示す。本実施形態では、後述するように、無線集積回路の起動時に1度だけ素子特性補償データ列の算出を実行する。
図11最上段の合成容量値1*C1の場合を例に挙げて説明する。
まず、素子特性補償データ列の初期値を(1000)とし、第4位のビットのデータを1に仮設定する(初期値:第1回の試行値)。この値で周波数の引き込みを実行すると、モニタ出力が0である。これは、発振回路100の発振周波数帯域が設計値よりも高くなりすぎた場合であり、第4位のビットに対応するキャパシタ41の容量値を増加させ、発振周波数を低周波側に移動させる必要があるので、第4位のビットのデータ(素子特性補償データd)をモニタ出力0に設定し、次の第3位のビットを1に仮設定する(第2回の試行値)。一方、モニタ出力が1の場合には、発振回路100の発振周波数帯域が設計値よりも低くなりすぎているので、第4位のビットのデータをモニタ出力1を設定し、第4位のビットに対応するキャパシタ41の容量値を減少させ、発振周波数を高周波側に移動させる。
即ち、試行中の第n位のビットには、モニタ出力の値(1又は0)をそのまま確定値として設定し、次に試行するビットには1を仮設定する。
第2回の試行値での応答は0となり、前記同様に、第3位のビットを0に確定し、第2位のビットを1に仮設定する(第3回の試行値)。
第3回の試行値での応答は0となり、前記同様に、第2位のビットを0に確定し、第1位のビットを1に仮設定する(第4回の試行値)。
第4回の試行値での応答は0となり、前記同様に、第1のビットを0に確定し、素子特性補償データ列の最終値を(0000)として確定する。素子特性補償データ列(0000)に対応する合成容量値は1*C1である。
即ち、第1回〜第4回の応答が上記のように0,0,0,0と変化する場合には、素子特性補償データ列の最終値は(0000)であり、キャパシタ38〜41の合成容量値は1*C1になる。他の応答(モニタ出力)の組み合わせについても同様に、上位ビットから下位ビットに向かって仮設定、周波数引き込み及びモニタ出力の値に確定することを繰り返し、素子特性補償データ列(a,b,c,d)を確定することができる。
このアルゴリズムによれば、nビットの素子特性補償データ列をn回の試行によって算出することができ、素子特性補償用のキャパシタの合成容量を2のn乗個の階調で表現できる。即ち、少ない試行回数nで多くの階調数(2のn乗)を表現することができる。本実施形態では、4ビットの素子特性補償データ列を4回の試行回数で決定でき、素子特性補償データ列2の4乗(16)階調で表現できる。
〔パケット送受信処理のフローチャート〕
図12は、第2実施形態に係るパケット送受信処理のフローチャートである。このフローチャートでは、第1実施形態に係るフローチャートにおいて、ステップS21及びS22が追加されている。
ステップS21では、無線集積回路の起動時、即ち1回目のパケットの送受信か否かを判別し、起動時であれば、ステップS22において、後述する素子特性補償データの算出処理を実行してから、パケットの送信又は受信(ステップS17)を実行する。起動時でない場合、即ち2回目以降のパケットの送受信では、第1実施形態と同様に、ステップS16の後に、ステップS17でパケットの送信又は受信を実行する。
図13は、ステップS22の素子特性補償データの算出設定処理のフローチャートである。
まず、モニタ回路37の負相入力端子に、発振回路100がステップS15で設定された発振周波数で発振するために必要な設計上の電圧を基準電圧として与えるとともに、素子特性補償データ(a,b,c,d)を(0001)に初期化する(ステップS221)。即ち、キャパシタ38〜41の各電圧制御端子に加える電圧を初期設定する。次に、試行対象のビットの位を表すカウンタ値を最上位ビットの「4」に初期設定する(ステップS222)。
ステップS223では、試行対象の第n位のビットに仮データとして1を設定する(第n位のデータの仮設定)。但し、第1回目の試行時(初期値での試行時)には、ステップS221において試行対象の第4位のビットに既に1が設定されているので、設定する必要がない。
ステップS224では、発振回路100の位相同期ループを動作させて周波数の引き込みを行い、発振周波数が安定するまで待つ。本実施形態では、待ち時間は500μsecとする。
ステップS225では、周波数引き込み終了後のモニタ出力の値(1又は0)を試行対象の第n位のビットに設定し、第n位のビットの値を確定する。
上述したように、モニタ出力は1の場合には、発振周波数が設計値よりも低ぎる場合であるので、素子特性補償用キャパシタの容量値を減少させて発振周波数を高周波側に移動させる必要があり、第n位のビットに1を設定する。一方、モニタ出力は0の場合には、発振周波数が設計値よりも高すぎる場合であるので、素子特性補償用キャパシタの容量値を増加させて発振周波数を低周波側に移動させる必要があり、第n位のビットに0を設定する。
ステップS226では、n=1か否かを判定、即ち、確定されたビットが最下位ビットであるか否かを判定する。n=1でなければステップS227に移行してnから1を減算し、試行するビットの位を1つ下げ(例えば第4位から第3位に下げる)、ステップS223〜S225の処理を繰り返す。
ステップS226においてn=1になると、素子特性補償データ列(a,b、c、d)の全ビットが確定するので、素子特性補償データ列(a,b、c、d)を固定し(ステップS228)、図12のステップS17に移行する。
〔作用効果〕
本実施形態によれば、温度変化の影響の補償に加え、さらに素子特性ばらつきによる影響を補償するので、素子特性のばらつきによる無線集積回路個体間での発振周波数のばらつきも補償することができ、発振周波数帯域をさらに精度良く設計値に維持することができる。
また、本実施形態では、無線集積回路の起動時において素子特性補償データ列を決定して固定した後に、さらにパケットの送信又は受信毎に温度補償データを更新するので、無線集積回路起動後に温度が変化しても、素子特性補償データは更新することなく温度補償データの更新によって、発振周波数を設計値近傍に維持することができる。
さらに、本実施形態では、素子特性補償に必要な合成容量値の階調数が2のn乗必要であっても、nビットの素子特性補償データ列(n個の素子特性補償用のキャパシタ)を用意し、素子特性補償データ列の値をn回の試行回数で確定することができる。従って、2のn乗の階調数を決定するためには試行回数はn回で良く、素子特性補償データ列の確定に要する時間の増大を抑制して、階調数を増加させることができる。
第1実施形態に係る発振回路の構成例。 第1実施形態に係る電圧制御発振器の構成例。 温度検出器の構成例(a)と、温度検出器の出力例(b)。 温度補償しない場合の発振周波数とLPF電圧との関係を各温度で測定した結果(a)と、(a)においてLPF電圧=0.7Vの場合の発振周波数と温度との関係(b)。 第1実施形態に係るパケット送受信処理のタイムチャート。 第1実施形態に係るパケット送受信処理のフローチャート。 負性抵抗の相互コンダクタンスを変化させるための回路構成例。 第2実施形態に係る発振回路の構成例。 第2実施形態に係る電圧制御発振器の構成例。 素子特性補償用キャパシタの合成容量値を変化させて発振周波数を算出したシミュレーション結果。 素子特性補償データの算出例。 第2実施形態に係るパケット送受信処理のフローチャート。 素子特性補償データ列の算出処理のフローチャート。
符号の説明
1 位相比較器
2 ループフィルタ
3 電圧制御発振器(VCO)
4 分周器
5 レジスタ(周波数データ用)
6 温度補償回路
7 レジスタ(温度補償データ用)
8 温度検出器
801 電流源(温度無依存)
802,803 電流源(絶対温度比例)
9 素子特性補償回路
31 負性抵抗
32 インダクタ
33 キャパシタ(発振周波数設定用)
34,35 キャパシタ(温度補償用)
36 緩衝回路
37 モニタ回路
39〜41 キャパシタ(素子特性補償用)

Claims (10)

  1. パケットを送受信する無線機に搭載され、基準周波数信号の入力を受け付けて前記基準周波数の所定数倍の周波数の発振周波数信号を出力する発振回路であって、
    前記基準周波数信号と分周信号とが入力され、両信号の位相差を信号として出力する位相比較器と、
    前記位相比較器から出力される信号を平均化するループフィルタと、
    前記ループフィルタから出力される信号に基づいて、前記基準周波数の所定数倍の発振周波数信号を出力する電圧制御発振器であって、負性抵抗と、前記負性抵抗に並列に接続されたインダクタと、前記インダクタに並列に接続され前記ループフィルタからの出力が入力される第1の可変容量キャパシタと、前記第1の可変容量キャパシタに並列に接続された第2の可変容量キャパシタとを有する前記電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器から出力される発振周波数信号が入力され、前記発振周波数信号の周波数を前記所定数の逆数で分周して、前記位相比較器に出力する分周器と、
    温度に基づいて温度補償データを出力する温度検出器と、
    前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記温度検出器から前記温度補償データを取得及び更新する第1レジスタと、を備え、
    前記第1及び第2の可変容量キャパシタは、それぞれ、容量を変更するための電圧が入力される第1及び第2の電圧制御端子を有しており、
    前記第1の電圧制御端子に前記ループフィルタからの出力が入力され、
    前記第1レジスタにより前記第2の電圧制御端子に前記温度補償データが設定され、前記温度補償データによって前記第2の可変容量キャパシタの容量が変更されることにより、前記発振周波数信号の周波数が調整されることを特徴とする発振回路。
  2. 前記第2の可変容量キャパシタに並列に接続された第3の可変容量キャパシタであって、容量を変更するための電圧が入力される第3の電圧制御端子を有する前記第3の可変容量キャパシタをさらに備え、
    前記第2の電圧制御端子には第1の閾値で反転する温度補償データが入力され、前記第3の電圧制御端子には、第2の閾値で反転する温度補償データが入力されることを特徴とする、請求項1に記載の発振回路。
  3. 前記温度検出器は、
    温度に関わらず一定の電流を出力する第1の電流源と、
    前記第1の電流源に直列に接続され、前記第1の電流源の電流に比例する第1の電圧を出力する第1の抵抗と、
    絶対温度に比例する電流を出力する第2及び第3の電流源と、
    前記第2及び第3の電流源にそれぞれ直列に接続され、各電流源の電流にそれぞれ比例する第2及び第3の電圧を出力する第2及び第3の抵抗と、
    前記第2の電圧を前記第1の電圧と比較して前記第1の閾値で反転する温度補償データを出力する第1の電圧比較回路と、
    前記第3の電圧を前記第1の電圧と比較して前記第2の閾値で反転する温度補償データを出力する第2の電圧比較回路と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の発振回路。
  4. 前記発振回路は、前記無線機の制御回路に接続されており、
    前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記無線機の制御回路から前記所定数のデータを取得し、当該所定数のデータを前記分周器に設定する第2レジスタをさらに備え、
    前記第1レジスタは、前記第2レジスタによる前記所定数のデータの取得と並行して、前記温度検出器から前記温度補償データを取得することを特徴とする、請求項に記載の発振回路。
  5. 無線機に搭載され、基準周波数信号の入力を受け付けて前記基準周波数の所定数倍の周波数の発振周波数信号を出力する発振回路であって、
    前記基準周波数信号と分周信号とが入力され、両信号の位相差を信号として出力する位相比較器と、
    前記位相比較器から出力される信号を平均化するループフィルタと、
    前記ループフィルタから出力される信号に基づいて、前記基準周波数の所定数倍の発振周波数信号を出力する電圧制御発振器であって、負性抵抗と、前記負性抵抗に並列に接続されたインダクタと、前記インダクタに並列に接続され前記ループフィルタからの出力が入力される第1の可変容量キャパシタと、前記第1の可変容量キャパシタに並列に接続された第2の可変容量キャパシタと、前記第2の可変容量キャパシタに並列に接続され、かつ前記発振回路の素子特性のばらつきを補償するための素子特性補償データに応じて容量が可変される複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタと、所定の温度において前記第1の可変容量キャパシタに供給するべき制御電圧である基準電圧と実際の制御電圧とを比較し、その比較結果を出力するモニタ回路とを有する前記電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器から出力される発振周波数信号が入力され、前記発振周波数信号の周波数を前記所定数の逆数で分周して、前記位相比較器に出力する分周器と、
    前記素子特性用の可変容量キャパシタに素子特性補償データを設定する素子特性補償回路であって、前記素子特性補償データを仮設定し、当該仮設定された素子特性補償データでの周波数引き込み後の前記モニタ回路の出力に応じて前記素子特性補償データを確定する前記素子特性補償回路と、
    温度に基づいて温度補償データを出力する温度検出器と、
    前記無線機の起動時および前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記温度検出器から前記温度補償データを取得及び更新する第1レジスタとを備え、
    前記第1及び第2の可変容量キャパシタ、前記複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタは、それぞれ、容量を変更するための電圧が入力される第1及び第2、第3の電圧制御端子を有しており、
    前記第1の電圧制御端子に前記ループフィルタの出力が入力され、
    前記第1レジスタにより前記第2の電圧制御端子に前記温度補償データが設定され、前記温度補償データによって前記第2の可変容量キャパシタの容量が変更されることにより、前記発振周波数信号の周波数が調整され、
    前記無線機の起動時において、当該起動時の温度での温度補償データにより前記第2の可変容量キャパシタの容量が調整された後に、前記素子特性補償回路が、前記モニタ回路による比較結果に基づいて、素子特性補償用の可変容量キャパシタの第3の電圧制御端子に入力される電圧を調整することを特徴とする発振回路。
  6. 前記素子特性補償回路は、前記素子特性補償データの仮設定、周波数の引き込み及び前記仮設定された素子特性補償データの確定を、前記素子特性補償用の可変容量キャパシタごとにその数だけ繰り返すことにより、前記複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタの各素子特性補償データを確定することを特徴とする、請求項に記載の発振回路。
  7. パケットを送受信する無線機に搭載され、基準周波数信号の入力を受け付けて前記基準周波数の所定数倍の周波数の発振周波数信号を出力する発振回路であって、前記基準周波数信号と分周信号とが入力され、両信号の位相差を信号として出力する位相比較器と、前記位相比較器から出力される信号を平均化するループフィルタと、前記ループフィルタから出力される信号に基づいて、前記基準周波数の所定数倍の発振周波数信号を出力する電圧制御発振器であって、負性抵抗と、前記負性抵抗に並列に接続されたインダクタと、前記インダクタに並列に接続され前記ループフィルタからの出力が入力される第1の可変容量キャパシタと、前記第1の可変容量キャパシタに並列に接続された第2の可変容量キャパシタとを有する前記電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力される発振周波数信号が入力され、前記発振周波数信号の周波数を前記所定数の逆数で分周して、前記位相比較器に出力する分周器と、温度に基づいて温度補償データを出力する温度検出器と、前記温度検出器と接続された第1レジスタと、を備え、前記第1及び第2の可変容量キャパシタは、それぞれ、容量を変更するための電圧が入力される第1及び第2の電圧制御端子を有し、前記第1の電圧制御端子に前記ループフィルタからの出力が入力される発振回路を制御する方法であって、
    前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記第1レジスタが、前記温度検出器から前記温度補償データを取得及び更新するステップと、
    前記第1レジスタが前記第2の電圧制御端子に前記温度補償データを設定し、前記温度補償データによって前記第2の可変容量キャパシタの容量を変更することにより、前記発振周波数信号の周波数を調整するステップと、を含む発振回路制御方法。
  8. 前記発振回路は、前記第2の可変容量キャパシタに並列に接続された第3の可変容量キャパシタであって、容量を変更するための電圧が入力される第3の電圧制御端子を有する前記第3の可変容量キャパシタをさらに備え、
    前記第2の電圧制御端子には第1の閾値で反転する温度補償データを入力し、前記第3の電圧制御端子には第2の閾値で反転する温度補償データを入力することを特徴とする、請求項に記載の発振回路制御方法。
  9. 前記発振回路は、前記無線機の制御回路に接続された第2のレジスタをさらに備え、
    前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記第2のレジスタが、前記無線機の制御回路から前記所定数のデータを取得するステップと、
    前記第2のレジスタが、前記所定数のデータを前記分周器に設定するステップと、
    をさらに含み、
    前記第1のレジスタは、前記第2のレジスタによる前記所定数のデータの取得と並行して、前記温度検出器から前記温度補償データを取得することを特徴とする、請求項に記載の発振回路制御方法。
  10. 無線機に搭載され、基準周波数信号の入力を受け付けて前記基準周波数の所定数倍の周波数の発振周波数信号を出力する発振回路であって、前記基準周波数信号と分周信号とが入力され、両信号の位相差を信号として出力する位相比較器と、前記位相比較器から出力される信号を平均化するループフィルタと、前記ループフィルタから出力される信号に基づいて、前記基準周波数の所定数倍の発振周波数信号を出力する電圧制御発振器であって、負性抵抗と、前記負性抵抗に並列に接続されたインダクタと、前記インダクタに並列に接続され前記ループフィルタからの出力が入力される第1の可変容量キャパシタと、前記第1の可変容量キャパシタに並列に接続された第2の可変容量キャパシタと、前記第2の可変容量キャパシタに並列に接続され、かつ前記発振回路の素子特性のばらつきを補償するための素子特性補償データに応じて容量が可変される複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタと、所定の温度において前記第1の可変容量キャパシタに供給するべき制御電圧である基準電圧と実際の制御電圧とを比較し、その比較結果を出力するモニタ回路とを有する前記電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力される発振周波数信号が入力され、前記発振周波数信号の周波数を前記所定数の逆数で分周して、前記位相比較器に出力する分周器と、温度に基づいて温度補償データを出力する温度検出器と、前記無線機の起動時および前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記温度検出器から前記温度補償データを取得及び更新する第1レジスタとを備え、前記第1及び第2の可変容量キャパシタ、前記複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタは、それぞれ、容量を変更するための電圧が入力される第1及び第2、第3の電圧制御端子を有し、前記第1の電圧制御端子に前記ループフィルタからの出力が入力される発振回路を制御する方法であって、
    前記無線機の起動時および前記無線機が1パケットを受信または送信するごとに、前記第1レジスタから前記第2の電圧制御端子に前記温度補償データを入力し、前記温度補償データによって前記第2の可変容量キャパシタの容量を変更することにより、前記発振周波数信号の周波数を調整するステップと、
    前記無線機の起動時において、当該起動時の温度で前記第2の可変容量キャパシタの容量を調整した後に、前記複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタの各容量値を決定する複数の素子特性補償データの1つを仮に設定するステップと、
    前記仮設定された素子特性補償データで前記発振回路の周波数引き込みを実行し、前記モニタ回路が、所定の温度において前記第1の可変容量キャパシタに供給するべき制御電圧である基準電圧と実際の制御電圧とを比較し、その比較結果を出力するステップと、
    前記素子特性補償回路が前記比較結果に基づいて前記仮設定した素子特性補償用データを確定するステップと、
    複数の素子特性補償用の可変容量キャパシタの各素子特性補償データごとに、前記素子特性補償データを仮設定するステップ、周波数の引き込みを実行して前記基準電圧と現実の制御電圧とを比較するステップ、及び前記素子特性補償データを確定するステップを繰り返して、前記複数の素子特性補償データを決定することを特徴とする発振回路制御方法。
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