JP3901488B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源スイッチのOFF操作に応じてレンズの沈胴を行う電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電源スイッチのON/OFF操作に応じて所定の処理を行う電子カメラがある。
例えば、特開平11−252422号公報には、撮影後であって画像データ記録前に電源スイッチが押されてオフ操作されたときにはバックライトを消灯させると共に画像データ記録後に電源遮断を行い、撮影後の画像データ記録前に電源スイッチのオフ操作を受け付け可能にすると共に不要な電池消耗を抑制するデジタルカメラが提案されている。
【0003】
また、電源スイッチのON/OFF操作に応じてレンズの繰り出し及び沈胴を行う電子カメラもある。これは、電源スイッチがON操作されるとレンズを撮影可能位置へ繰り出し、電源スイッチがOFF操作されるとレンズの沈胴を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こられのデジタルカメラまたは電子カメラでは、レリーズスイッチ等を介して撮影指示が行われてからその撮影により得られた画像データの記録が終了するまでの間は、電源スイッチのOFF操作の検出が行われていなかったため、その画像データの記録が終了するまではレンズの沈胴を開始させることが出来なかった。そのため、撮影指示により撮影を行った直後にカメラケースやカバン等に直ちに収納して他の場所へ速やかに移動する等といったことができず、ユーザの使い勝手が悪いという問題があった。また、記録される画像データのデータ容量によっては記録時間が長くなることも考えられ、この場合には、その問題が特に顕著になった。
【0005】
本発明の課題は、上記実情に鑑み、画像データの記録終了前にレンズの沈胴開始を可能にさせてユーザの使い勝手を向上させる電子カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、撮像された画像信号を画像処理した後の画像データを記録媒体に記録する記録手段と、カメラ各部を制御すると共に電源スイッチの操作に応じてレンズの繰り出し及び沈胴を行う制御手段と、前記記録媒体への記録前の画像データのデータ容量が所定容量以上であるかどうかを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像データの記録完了前において前記電源スイッチがオフ操作された時に、前記判定手段により前記データ容量が所定容量以上であると判定された場合には直ちに前記レンズの沈胴を開始し、前記データ容量が所定容量より小さいと判定された場合には前記画像データの記録完了後に前記レンズの沈胴を開始する、電子カメラである。
【0007】
上記の構成によれば、例えば撮影指示が行われてからその撮影により得られた画像データの記録が終了する前までの間に電源スイッチがオフ操作された時は記録前の画像データのデータ容量が所定容量以上の場合に限りレンズの沈胴を開始させることができる。これにより、記録する画像データ数が多くなるような撮影を行った場合でも、例えばレンズの沈胴と記録を略同時に開始させるようにすれば、レンズの沈胴及び記録を終わらせるのに必要な時間を、従来に比べて一段と短縮させることができる。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記画像データの記録中に警告を行う警告手段、を更に備えた構成である。
この構成によれば、画像データの記録中に警告が行われるようになる。これにより、例えば、レンズが沈胴を開始したので記録が終了したものだと誤認してユーザがメモリカード等を着脱する等といったことを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子カメラの構成例を示すブロック図である。
【0013】
同図に示すように、この電子カメラは、ズームレンズ2及びフォーカスレンズ3を有してなる撮影光学系としての撮影レンズ系1と、この撮影レンズ系1により結像された被写体像を光電変換して電気信号として出力する撮像素子たるイメージャ9と、このイメージャ9の出力に所定の画像処理等を施す撮像回路10と、この撮像回路10の出力をデジタル信号に変換するA/D変換回路11と、このA/D変換回路11の出力を記憶するメモリ12と、このメモリ12に記憶されたデジタル画像データを読み出してアナログ信号に変換するD/A変換回路13と、このD/A変換回路13の出力を受けて後述するLCDモニタ15を駆動するLCD駆動回路14と、このLCD駆動回路14の駆動信号により撮影レンズ系1を介して撮像される被写体像を表示する画像表示装置たるLCDモニタ15と、後述するレリーズスイッチ21Aの操作に応じてメモリ12に記憶されるデジタル画像データの圧縮を行う一方で、後述するメモリカード17から圧縮された画像データを読み出した際には、その画像データの伸長を行う圧縮伸長回路16と、この圧縮伸長回路16により圧縮された画像データを記憶するたとえば着脱自在に構成されたメモリカード17とを有している。尚、本形態では、メモリ12の一例としてDRAMを適用する。
【0014】
さらに、この電子カメラは、撮像回路10の出力が、自動露出用の演算等を行う測光手段であって露出制御手段を兼ねたAE回路18に入力され、その結果がシステムコントローラ100に入力されるとともに、A/D変換回路11の出力が、焦点調節に関する演算等を行う合焦回路19に入力され、その結果もシステムコントローラ100に入力されるようになっている。
【0015】
このシステムコントローラ100は、この電子カメラに関する統括的な制御を行う制御手段であり、ズームモータ制御回路6を駆動してズームモータ5の制御を行う。ズームモータ5は、ズームカム4を駆動することにより、ズームレンズ2を光軸方向に移動させて焦点距離を変更させる。また、システムコントローラ100は、合焦回路19の出力に基づき、フォーカスモータ制御回路8を駆動してフォーカスモータ7の制御を行い、フォーカスレンズ3による合焦位置の調整を行う。
【0016】
また、このシステムコントローラ100には、被写体を照明するための光源であるストロボ発光部20が接続される。このストロボ発光部20は、所定量の電荷を蓄積可能なコンデンサを備えており、システムコントローラ100が、このコンデンサを充放電させることにより、その発光量を含むストロボ発光部20の駆動を制御する。
【0017】
また、このシステムコントローラ100には、点滅発光によりメモリカード17へのアクセス中である旨を通知(警告)する警告用LED25が接続される。この警告用LED25は、メモリカード17へのアクセス中に誤ってメモリカードが着脱される等といったことを防止するためのものである。
【0018】
さらに、システムコントローテ100には、複数の操作スイッチでなる操作スイッチ群21が接続される。この操作スイッチ群21は、撮影のためのAEやAFを行わせる指示をするための1stレリーズスイッチ21Aと、撮影を行ってメモリカード17へ記録させる指示(撮影指示)をするための2ndレリーズスイッチ21Bと、この電子カメラの電源のON/OFFを指示するための電源スイッチ21Cと、撮影モードとして連写モードを設定させる指示をするための連写スイッチ21D等を有して構成される。尚、連写スイッチ21DがONされていないときには、撮影モードとして単写モードが設定される。
【0019】
この電子カメラは、さらに、電源22、DC/DCコンバータ23および電源電圧検出回路を有しており、電源22の電力が、DC/DCコンバータ23により適切な駆動電圧に変換されて、この電子カメラの内部の各回路に供給されるようになっている。また、電源電圧検出回路24は、この電源22の出力電圧(電源電圧)を検出し、その結果をシステムコントローラ100に入力する。
【0020】
以上が、この電子カメラの構成例を示すブロック図である。
次に、上述した構成を有する電子カメラにおけるシステムコントローラ100によって行われる制御処理について説明する。
図2は、第一の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。本形態に係る撮影処理では、撮影指示が行われた後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前に電源スイッチ21CがOFF操作された場合に、直ちにズームレンズ2の沈胴を開始するように処理される。
【0021】
同図において、まず、S201では、電源スイッチ(パワースイッチ)21CがON操作されて、この電子カメラの内部の各回路へ電力が供給される。
S202では電子カメラを構成する各部の初期化処理が行われる。
S203では、ズームモータ制御回路6によりズームモータ5が駆動され、ズームレンズ2が撮影可能位置へ繰り出される。これにより、この電子カメラは撮影可能状態となる。
【0022】
S204では、電源スイッチ21CがOFF操作されたか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS225へ処理が進み、Noの場合にはS205へ処理が進む。
S205では、1stレリーズスイッチ21AがON操作されたか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS206へ処理が進み、Noの場合にはS204へ処理が戻る。
【0023】
S206では、被写体像の撮影のために、撮像回路10の出力に基づくAE(Auto Exposure :自動露出調整)、及びA/D変換回路11の出力に基づくAF(Auto Focus:自動焦点調整)の制御処理が行われると共に、その処理により設定された絞り値やシャッタースピード等のデータが表示される。
【0024】
S207では、1stレリーズスイッチ21AがON操作されているか否かが再び判定され、この判定結果がYesの場合にはS208へ処理が進み、Noの場合にはS205へ処理が戻る。
S208では、2ndレリーズスイッチ21BがON操作されたか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS209へ処理が進み、Noの場合にはS207へ処理が戻る。
【0025】
S209では、イメージャ9に結像されている被写体像がその被写体像に対応する電気信号に変換され、その電気信号が撮像回路10及びA/D変換回路11を介して所定の画像データに変換され、その画像データがDRAM12に書き込まれる(ライトされる)。尚、このときに、連写スイッチ21DがONされていて撮影モードとして連写モードが設定されていたときには、不図示ではあるが2ndレリーズスイッチ21BがOFF操作されるまで、或いはDRAM12の記録容量に応じて、本ステップの処理が所定回繰り返され、DRAM12には、その所定回に対応する所定数の画像データが書き込まれるようになる。
【0026】
S210では、前ステップでDRAM12に書き込まれた画像データが読み出される(リードされる)。尚、前ステップでDRAM12に複数の画像データが書き込まれた場合には、その書き込み順に従って1つの画像データが読み出される。
【0027】
S211では、前ステップで読み出した画像データに対し、ガンマ補正やホワイトバランス補正等の補正処理や、画像サイズを変更するリサイズ処理や、圧縮伸長回路16による画像データの圧縮処理等といった画像処理が行われる。
S212では、電源スイッチ21CがOFF操作されたか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS213へ処理が進み、Noの場合にはS220へ処理が進む。
【0028】
尚、2ndレリーズスイッチがON操作された後であってS212の処理以前に電源スイッチ21CがOFF操作された場合には、そのOFF操作された旨の情報をシステムコントローラのレジスター等に格納するように構成しておき、S212の処理では、そのレジスターの内容を参照して電源スイッチ21CがOFF操作されたか否かを判定するようにしても良い。
【0029】
S213では、メモリカード17へのアクセス中であることを示す警告用LED25の点滅発光が開始される。
S214では、ズームモータ制御回路6によりズームモータ5が駆動されてズームレンズ2をカメラ本体へ収納するためのズームレンズ2の沈胴が開始され、その沈胴開始の後に前述のS211の処理により画像処理が施された画像データのメモリカード17への書き込みが開始されてその画像データがメモリカード17へ書き込まれる。これにより、ズームレンズの沈胴中に画像データの書き込みも行われるようになり、ズームレンズ2の沈胴と画像データの記録を終えるまでに要する時間を短縮させることができる。尚、本ステップでは、沈胴開始後に書き込みを開始しているが、先に書き込みを開始した後に沈胴を開始させるようにしても良く、或いは書き込みが終了する前に沈胴を開始するようにしても良い。又は沈胴と書き込みを略同時に開始させるようにしても良い。
【0030】
尚、本例では、電源スイッチ21CがOFF操作されたと判定されてからズームレンズ2が沈胴を開始するまでの間に、S213の処理である警告用LED25の点滅点灯開始処理が行われているが、この処理に係る処理時間は非常に微小時間であるので、電源スイッチ21CがOFF操作されたと判定されてから直ちにズームレンズ2の沈胴が開始されると言えるものである。
【0031】
S215では、前述のS211の処理で行われる画像処理と同様の画像処理を施していない画像データがDRAM12に残っているか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS216へ処理が進み、Noの場合にはS219へ処理が進む。尚、このときに、その画像処理を施していない画像データが残っている状態は、前述のS209の処理において、連写モードが設定されていたことにより複数の画像データがDRAM12に書き込まれた場合に発生する。
【0032】
S216では、DRAM12に書き込まれている、その画像処理が施されていない画像データの中から、その書き込み順に従って、1つの画像データが読み出される。
S217では、前ステップで読み出された画像データに対し、前述のS211と同様の画像処理が施される。
【0033】
S218では、前ステップの処理により画像処理が施された画像データがメモリカード17へ書き込まれる。そして処理がS215へ戻り、上述した処理が繰り返される。
S219では、警告用LED25の点滅点灯が停止される。これにより、メモリカード17へのアクセス中でない旨、すなわちメモリカード17への書き込みが終了した旨をユーザに通知させることができる。そして処理がS226へ進む。
【0034】
S220では、メモリカード17へのアクセス中であることを示す警告用LED25の点滅点灯が開始される。
S221では、前述のS211の処理により画像処理が施された画像データがメモリカード17へ書き込まれる。
【0035】
S222では、前述のS211の処理で行われる画像処理を施していない画像データがDRAM12にまだ残っているか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS210へ処理が戻り上述した処理が繰り返され、Noの場合にはS223へ処理が進む。尚、前述したように、このときに、その画像処理を施していない画像データがまだ残っている状態は、前述のS209の処理において、連写モードが設定されていたことにより複数の画像データがDRAM12に書き込まれた場合に発生する。
【0036】
S223では、警告用LED25の点滅点灯が停止される。これにより、メモリカード17へのアクセス中でない旨、すなわちメモリカード17への書き込みが終了した旨をユーザに通知させることができる。
S224では、電源スイッチ21CがOFF操作されたか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS225へ処理が進み、Noの場合にはS205へ処理が戻り、上述した処理が繰り返される。
【0037】
S225では、ズームモータ制御回路6によりズームモータ5が駆動されてズームレンズ2をカメラ本体へ収納するためのズームレンズ2の沈胴が行われる。
S226では、この電子カメラへの設定条件を保存する等といった終了処理が行われ、本フローが終了する。
【0038】
以上までの処理が、第一の実施の形態に係る撮影処理であり、この処理をシステムコントローラ100が行うことにより、2ndレリーズスイッチ21BがON操作された後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前に、電源スイッチ21CがOFF操作された場合には、直ちにズームレンズ2の沈胴が開始されるようになる。従って、撮影指示(2ndレリーズスイッチ21BのON操作)により撮影を行った直後にカメラケースやカバン等に直ちに収納して他の場所へ速やかに移動する等といったことが可能になり、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【0039】
尚、この撮影処理のフローでは、S211の処理が終了した後に電源スイッチ21CがOFF操作されたか否かが判定されるものであったが、この判定は、メモリカード17への画像データの書き込み終了前までの間であるならば、いつ行われるようにしても良い。
【0040】
次に、第二の実施の形態に係る撮影処理について説明する。
図3は、第二の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。本形態に係る撮影処理では、撮影指示が行われた後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前において電源スイッチ21CがOFF操作された時に、電源22の電源電圧が所定電圧より低い場合には画像データの書き込みを行った後にズームレンズ2の沈胴を行い、その電源電圧が所定電圧以上の場合には直ちにズームレンズ2の沈胴を開始するように制御される。
【0041】
同図において、まず、S301乃至S312の処理では、図2を用いて説明したS201乃至S212の処理と同様の処理が行われる。
S313では、電源電圧検出回路24を介して電源22の電源電圧が検出され、その検出された電源電圧が所定電圧以上であるか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS321へ処理が進み、Noの場合にはS314へ処理が進む。尚、前述の所定電圧は、例えば、後述するS321乃至S326の処理を行うのに必要な最低限の電圧である。
【0042】
S314では、メモリカード17へのアクセス中であることを示す警告用LED25の点滅点灯が開始される。
S315では、前述のS311の処理により画像処理が施された画像データがメモリカード17へ書き込まれる。
【0043】
S316では、前述のS311の処理で行われる画像処理と同様の画像処理を施していない画像データがDRAM12に残っているか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS317へ処理が進み、Noの場合にはS320へ処理が進む。尚、このときに、その画像処理を施していない画像データが残っている状態は、前述のS309の処理において、連写モードが設定されていたことにより複数の画像データがDRAM12に書き込まれた場合に発生する。
【0044】
S317では、DRAM12に書き込まれている、その画像処理が施されていない画像データの中から、その書き込み順に従って、1つの画像データが読み出される。
S318では、前ステップで読み出された画像データに対し、前述のS311と同様の画像処理が施される。
【0045】
S319では、前ステップの処理により画像処理が施された画像データがメモリカード17へ書き込まれる。そして処理がS316へ戻り、上述した処理が繰り返される。
S320では、警告用LED25の点滅点灯が停止される。これにより、メモリカード17へのアクセス中でない旨、すなわちメモリカード17への書き込みが終了した旨をユーザに通知させることができる。そして処理がS334へ進む。
【0046】
S321乃至S334の処理では、図2を用いて説明したS213乃至S226の処理と同様の処理が行われる。
以上までの処理が、第二の実施の形態に係る撮影処理であり、この処理をシステムコントローラ100が行うことにより、2ndレリーズスイッチ21BがON操作された後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前において電源スイッチ21CがOFF操作された時に、電源22の電源電圧が所定電圧より低い場合には画像データの書き込みを行った後にズームレンズ2の沈胴が行われ、その電源電圧が所定電圧以上の場合には直ちにズームレンズ2の沈胴が開始される。これにより、例えば電池等で構成される電源22の電源電圧が低い状態の場合に前述のように電源スイッチ21CがOFF操作されたときに、ズームレンズ2の沈胴により電力が消費されて、電力不足によりメモリカード17への書き込みが途中で終了されてしまうのを防止することができる。
【0047】
次に、第三の実施の形態に係る撮影処理について説明する。
図4は、第三の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。本形態に係る撮影処理では、撮影指示が行われた後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前において電源スイッチ21CがOFF操作された時に、撮影モードとして連写モードが設定されていた場合には、直ちにズームレンズ2の沈胴を開始するように制御される。
【0048】
同図において、まず、S401乃至S412の処理では、図2を用いて説明したS201乃至S212の処理と同様の処理が行われる。
S413では、連写スイッチ21DがON操作されて撮影モードとして連写モードが設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesの場合にはS414へ処理が進み、Noの場合にはS421へ処理が進む。
【0049】
S414乃至S427の処理では、図2を用いて説明したS213乃至S226の処理と同様の処理が行われる。
以上までの処理が、第三の実施の形態に係る撮影処理であり、この処理をシステムコントローラ100が行うことにより、2ndレリーズスイッチ21BがON操作された後であってメモリカード17への画像データの書き込み終了前において電源スイッチ21CがOFF操作された時に、撮影モードとして連写モードが設定されていた場合に限り、直ちにズームレンズ2の沈胴が開始されてメモリカード17への書き込みが開始されるようになる。従って、書き込む画像データ数が多いために書き込みに係る時間が長くなる連写モードが設定されていたとしても、沈胴と書き込みが略同時に行われるようになるので、沈胴及び書き込みを終わらせるのに必要な時間を、従来に比べて一段と短縮させることができる。また、連写モードがON操作されていないとき、すなわち撮影モードとして単写モードが設定されていたときには、通常通り、メモリカード17への書き込みを終了した後にズームレンズ2の沈胴が行われるようになる。
【0050】
尚、この撮影処理のS413の処理では、連写モードが設定されているか否かに応じて処理が分岐されるものであったが、これをメモリカード17へ書き込む画像データのデータ容量に応じて処理を分岐させるようにしても良い。例えば、書き込む画像データのデータ容量が所定容量以上であるか否かを判定し、この判定結果がYesの場合にはS414へ処理が進み、Noの場合には処理がS421へ処理が進むようにしても良い。又は、書き込む画像データのデータ容量が所定容量以上であって撮影モードとして単写モードが設定されているか否かを判定し、この判定結果がYesの場合にはS414へ処理が進み、Noの場合には処理がS421へ処理が進むようにしても良い。これにより、書き込む画像データのデータ容量が大きいために書き込みに係る時間が長くなる場合、例えば、撮影により得られた画像データに対し何れの画像処理も施さずに生データのままの画像データをメモリカード17へ書き込むモード(RAWモード等)が設定されて撮影が行われた場合等には、ズームレンズ2の沈胴が開始されて書き込みも開始されるので、沈胴と書き込みが略同時に行われるようになり、沈胴及び書き込みを終わらせるのに必要な時間を、従来に比べて一段と短縮させることができる。
【0051】
また、上記図2乃至図4に示した撮影処理では、警告用LED25を点滅点灯させることによって、メモリカード17へのアクセス中である旨をユーザに通知(警告)していたが、例えば、その旨をLCDモニタ15に表示する等して、その他の手段を用いてユーザに通知するようにしても良い。
【0052】
以上、本発明の電子カメラについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
【0053】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、画像データの記録終了前にレンズの沈胴を開始させることが可能になり、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子カメラの構成例を示すブロック図である。
【図2】第一の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図3】第二の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図4】第三の実施の形態に係る撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ系
2 ズームレンズ
3 フォーカスレンズ
4 ズームカム
5 ズームモータ
6 ズームモータ制御回路
7 フォーカスモータ
8 フォーカスモータ制御回路
9 イメージャ
10 撮像回路
11 A/D変換回路
12 メモリ
13 D/A変換回路
14 LCD駆動回路
15 LCDモニタ
16 圧縮伸長回路
17 メモリカード
18 AE回路
19 合焦回路
20 ストロボ発光部
21 操作スイッチ群
21A 1stレリーズスイッチ
21B 2ndレリーズスイッチ
21C 電源スイッチ
21D 連写スイッチ
22 電源
23 DC/DCコンバータ
24 電源電圧検出回路
25 警告用LED
100 システムコントローラ

Claims (2)

  1. 撮像された画像信号を画像処理した後の画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
    カメラ各部を制御すると共に電源スイッチの操作に応じてレンズの繰り出し及び沈胴を行う制御手段と、
    前記記録媒体への記録前の画像データのデータ容量が所定容量以上であるかどうかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記画像データの記録完了前において前記電源スイッチがオフ操作された時に、前記判定手段により前記データ容量が所定容量以上であると判定された場合には直ちに前記レンズの沈胴を開始し、前記データ容量が所定容量より小さいと判定された場合には前記画像データの記録完了後に前記レンズの沈胴を開始する、
    ことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記画像データの記録中に警告を行う警告手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項記載の電子カメラ。
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