JP2000156833A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000156833A
JP2000156833A JP10328494A JP32849498A JP2000156833A JP 2000156833 A JP2000156833 A JP 2000156833A JP 10328494 A JP10328494 A JP 10328494A JP 32849498 A JP32849498 A JP 32849498A JP 2000156833 A JP2000156833 A JP 2000156833A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means

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  • Studio Devices (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体が暗い場合でも好適に撮影画角を確認
することができる電子カメラを提供する。 【解決手段】本電子カメラは、スチル撮影前にLCD2
4にスルー画(動画)を表示して撮影画角を確認するこ
とができるもので、このスルー画を表示する際に、撮像
素子であるCCD60から1フィールドの画像信号を出
力する周期を、通常のビデオレート1/60秒から例え
ば1/30秒等の他の周期に変更することができるよう
になっている。これにより、CCD60の露光時間を通
常よりも長くすることができ、暗い被写体であって好適
な明るさでLCD24にスルー画を表示することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに係り、
特に暗い被写体の撮影画角を適切に確認することができ
る電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルスチルカメラ等の電子カ
メラにおいて、撮影条件の設定画面や撮影画像等を表示
するための液晶ディスプレイ(LCD)が装着されたも
のが知られている。このような電子カメラでは、通常、
スチル撮影前にLCDにスルー画(ライブ画像)を表示
できるようになっており、LCDをファインダとして使
用して撮影画角の決定等を行うことができる。
【0003】また、従来、LCDと共に、又は、LCD
を設けることなく、光学ファインダを備えた電子カメラ
が知られている。このような電子カメラでは、撮影画角
を設定する際に、LCDを使用せずに光学ファインダを
使用することで、電力の消耗を少なくすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LCD
を装着した電子カメラの場合、LCDにスルー画を表示
させるときには、撮像素子の最大露光時間がビデオレー
ト(例えばNTSCの信号では1/60秒)で固定され
る。このため、露光時間の調整には限界があり、被写体
が非常に暗い場合には、LCDに表示されたスルー画が
暗くて撮影画角が確認できないという問題が生じてい
た。
【0005】一方、光学ファインダを備えた電子カメラ
の場合、光学ファインダを用いることによってLCDで
は確認できない暗い被写体の撮影画角も確認することが
可能である。しかしながら、光学ファインダでは実際に
撮影される画像を直接確認することができないため、希
望通りの画像を取得するのがLCDを使用する場合に比
べて困難であると共に、被写体が更に暗い場合には、光
学ファインダでも撮影画角を確認するのが不可能な場合
もあった。
【0006】また、従来、本撮影と同様の撮影を行って
LCDにその撮影画像を表示し、ユーザの確認後、期待
通りの撮影画角であればその画像をメモリカード等の記
録媒体に記録するプレビュー撮影の機能をもった電子カ
メラが知られている。これによれば、プレビュー撮影の
際でも被写体が暗い場合にはストロボの発光等を行って
好適な明るさの画像を取得することができるため、その
画像により撮影画角の確認を行うことができる。しかし
ながら、プレビュー撮影での撮影画角の確認は撮影した
画像が結果的に期待通りのものであったか否かを知るも
のであり、特に被写体が暗い場合には1度の撮影で確実
に期待通りの画像を取得するのが困難であることは上述
の場合と同様である。また、プレビュー撮影の際にスト
ロボを発光させると、ストロボ発光用のコンデンサが充
電されるまで次の撮影が行えず、撮影チャンスを逃す可
能性があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被写体が暗い場合でも好適に撮影画角を確認す
ることができる電子カメラを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、スチル撮影前に撮影画角を
決定するための動画像の表示が可能な表示手段を有する
電子カメラであって、所定の周期ごとに該周期に対応す
る時間露光することにより被写体を撮像し、該所定の周
期ごとに更新される画像信号を出力する撮像手段と、前
記撮像手段から出力される画像信号に基づいて前記表示
手段に動画像を表示させる手段と、前記所定の周期を手
動で又は自動的に変更させる手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0009】本発明によれば、撮像手段から画像信号を
出力する周期を変更できるようにし、撮像手段の最大露
光時間を任意に変更できるようにしたため、被写体が暗
い場合でも好適な明るさで表示手段に動画を表示するこ
とができ、撮影画角の確認をその表示手段に表示された
動画で行うことができる。請求項2に記載の発明は、ス
トロボを搭載した電子カメラにおいて、スチル撮影前に
撮影画角を決定するために、シャッタボタンが半押しさ
れるとスチル撮影時のスロトボ発光量より少ない量で前
記ストロボを間欠的に発光させる発光手段を備えたこと
を特徴としている。
【0010】本発明によれば、スチル撮影前にストロボ
を間欠的に発光できるようにしたため、暗い被写体を明
るくして撮影画角を確認することができる。特に被写体
が近い距離にある場合には、全く光がない状況でも撮影
画角を確認することができる。また、請求項3に記載の
発明は、スチル撮影前に撮影画角を決定するための動画
像の表示が可能な表示手段を有する電子カメラであっ
て、所定の周期ごとに該周期に対応する時間露光するこ
とにより被写体を撮像し、該所定の周期ごとに更新され
る画像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段から出
力される画像信号に基づいて前記表示手段に動画像を表
示させる手段と、所定のスイッチがオンされると又は被
写体の輝度が所定値以下になると、スチル撮影時のスロ
トボ発光量より少ない量で前記ストロボを前記所定の周
期に同期させて間欠的に発光させる発光手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、所定のスイッチをオンす
ることで、又は、被写体が暗い場合に自動で、スチル撮
影前にストロボを間欠的に発光できるようにしたため、
被写体にストロボが必要な程暗い場合でも好適な明るさ
で表示手段に動画を表示することができ、撮影画角の確
認を表示手段に表示された動画で行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る電子カメラの好ましい実施の形態について詳説する。
図1及び図2は、それぞれ本発明に係る電子カメラの実
施の形態を示す正面斜視図及び背面斜視図である。図1
に示すように電子カメラ10は、カメラ本体12を有
し、このカメラ本体12の正面12Aには、撮影レンズ
14が配設される。この撮影レンズ14に入射した画像
光は、カメラ本体12内のCCD(撮像素子)によって
画像信号に変換される。また、カメラ本体12の正面1
2Aの左上隅部にはストロボ16が配設されており、右
上隅部には光学ファインダのファインダ窓18が配設さ
れている。
【0013】カメラ本体12の上面12Bには、シャッ
タボタン20が配設されており、このシャッタボタン2
0を押すと、CCDで撮像された画像が、カメラ本体1
2に装填されたメモリカード(図示せず)に記録され
る。図2に示すようにカメラ本体12の背面12Cの左
上隅部には、光学ファインダの接眼部22が形成されて
いる。この光学ファインダの接眼部22は、撮影画角と
略等しい視野を観察することができるようになってい
る。
【0014】また、カメラ本体12の背面12Cには、
液晶ディスプレイ24(以下、LCD24という。)が
設けられており、このLCD24には、CCDで撮影さ
れた画像等が表示される。例えば、LCD24の表示を
オンにすると、LCD24にはCCDで撮像されている
リアルタイムの動画像、即ち、スルー画(ライブ画)が
表示される。このスルー画の表示によって、撮影画角の
決定、確認をLCD24に表示された画像に基づいて行
うことが出来る。
【0015】尚、カメラ本体12には、同図に示した部
材以外に電源スイッチ等の各種操作キーが配設されてい
る。図3は、上記電子カメラの回路構成を示したブロッ
ク図である。上記電子カメラは、同図に示す操作キー5
0の電源スイッチがオンされると、バッテリ52から、
又は、外部電源54からDC/DCコンバータ56を介
して電力が供給され、各回路が動作するようになってい
る。
【0016】被写体の撮影時、即ち、上記LCD24に
スルー画(動画)を表示する際に、又は、シャッタボタ
ン20が半押し又は全押しされた際に、デジタルカメラ
は、フォーカスレンズや絞り等の光学部材から成る光学
ユニット58を介して被写体の画像光を取り込み、その
画像光をCCD60の受光面に結像させる。光学ユニッ
ト58は、カメラCPU62によってオートフォーカス
(AF)制御及び自動露光(AE)制御され、光学ユニ
ット58のフォーカスレンズや絞りは、カメラCPU6
2からの駆動信号によって駆動されるようになってい
る。また、撮影時において、カメラCPU62がストロ
ボ発光が必要と判断した場合には、ストロボ制御回路6
4に発光指示を与え、ストロボ(キセノン管)16を発
光させる。尚、スロトボ制御回路64は、2つのコンデ
ンサC1、C2の充電制御やこれらのコンデンサC1、
C2からストロボ16への放電制御を行っているが、こ
れについての詳細は後述する。
【0017】CCD60は、受光面に結像された画像光
をその光量に応じた量の信号電荷に変換し、蓄積電極に
蓄積する。蓄積電極に蓄積された信号電荷は、クロック
発生回路66から入力されるシフトゲートパルスによっ
てシフトレジスタに読み出され、クロック発生回路66
から入力されるレジスタ転送パルスによって信号電荷に
応じた電圧信号(画像信号)としてアナログ信号処理部
68に順次読み出される。尚、CCD60には、シャッ
タゲートを介してシャッタドレインが設けられており、
クロック発生回路66から入力されるシャッタゲートパ
ルスによってシャッタゲートが駆動されることにより、
蓄積電極に蓄積された信号電荷がシャッタドレインに掃
き出されるようになっている。従って、クロック発生回
路66から入力されるシャッタゲートパルスによってC
CD60の電荷蓄積時間(露光時間)が制御される。カ
メラCPU62は、クロック発生回路66を介してシャ
ッタゲートパルスの出力タイミングを制御することによ
りCCD60の露光時間を制御し、上記光学ユニット5
8の絞りと合わせて露光制御を行っている。
【0018】アナログ信号処理部68は、上述のように
してCCD60から読み出された画像信号にホワイトバ
ランス調整やガンマ補正等の所要のアナログ処理を施
し、その画像信号をA/D変換器70に出力する。A/
D変換器70はアナログの画像信号をデジタルの画像デ
ータに変換し、その画像データをデジタル信号処理部7
2に転送する。尚、これらのアナログ信号処理部68や
A/D変換器70は、クロック発生回路66から入力さ
れるクロックパルスによって上記CCD60と同期した
処理動作を行っている。
【0019】デジタル信号処理部72は、画像データに
所要のデジタル処理を施し、画像データをLCD24に
表示するためのデータ形式、又は、メモリカード78に
保存するためのデータ形式に変換し、デジタル信号処理
部72内の画像メモリに一旦保存する。LCD24にス
ルー画を表示する場合においては、デジタル信号処理部
72の画像メモリに保存された画像データは、LCD2
4に送られ、LCD24にその画像が表示される。この
場合、画像メモリの画像データは順次CCD60で撮像
される新しい画像データに更新され、LCD24には、
その更新された画像データが送られる。一方、画像デー
タをメモリカード78に記録する際には、画像メモリの
画像データは、圧縮伸長回路74に転送されてデータ圧
縮された後、カードインターフェース76を介してメモ
リカード78に記録される。
【0020】尚、メインCPU80は、回路全体を総括
的に制御するものであり、CPU82は、主としてクロ
ック発生回路66を制御するものであり、これらの制御
内容については後述する。次に、上記電子カメラにおい
て、被写体が暗いときでも好適に撮影画角の確認を行え
るようにした制御について説明する。まず、CCD60
の最大露光時間を長くしてLCD24のスルー画を明る
くする制御について説明する。
【0021】メインCPU80は、操作キー50の表示
スイッチによってLCD24の表示がオンされたことを
検知すると、CPU82にコマンドを送り、CPU82
にスルー画の表示の制御を開始させる。CPU82は、
メインCPU80から上記コマンドを入力すると、クロ
ック発生回路66に、各種パルスを出力するタイミング
を指示する。クロック発生回路66は、これに基づいて
CCD60に上記シフトゲートパルス、レジスタ転送パ
ルス及びシャッタゲートパルスを出力すると共に、アナ
ログ信号処理部68、A/D変換器70にクロックパル
スの出力する。
【0022】また、メインCPU80は、LCD24の
表示がオンされるとカメラCPU62にコマンドを送
り、カメラCPU62にAE制御及びAF制御を開始さ
せる。カメラCPU62は、上述のようにデジタル信号
処理部72から画像データを取り込み、取り込んだこの
画像データに基づいて、画像の合焦及び明るさの度合い
を検出する。そして光学ユニット58のフォーカスレン
ズ及び絞りを駆動し、また、CCD60の露光時間をク
ロック発生回路66を介して調整し、AF制御及びAE
制御を行う。
【0023】ところで、上述のようにCPU82は、ク
ロック発生回路66に所要のパルスを出力するタイミン
グを指示するが、これらのパルスが出力される周期は、
通常、1フィールド当たりの画像信号の処理時間がNT
SC方式の1フィールド当たりの映像信号の出力時間
(ビデオレート)1/60秒に等しくなるように設定さ
れている。即ち、CCD60からは、1フィールド当た
り1/60秒の速度(周期)で画像信号が読み出され、
CCD60から読み出された画像信号はアナログ信号処
理部68及びA/D変換器70等で1フィールド当たり
1/60秒の速度(周期)で信号処理される。従って、
CCD60の露光時間は、画像信号の読み出し速度に規
制され、最大1/60秒の範囲内で設定される。仮に、
CCD60の露光時間がこの範囲内に制限されると、被
写体が非常に暗い場合にはLCD24に表示される画像
も暗いものとなり、撮影画角の確認をLCD24の表示
画像で行うことができないという事態が生じる。
【0024】しかしながら、本電子カメラでは、画像の
明るさに応じてCCD60から画像信号を読み出す速度
(1フィールド分の画像信号を読み出す読出し周期)
と、アナログ信号処理部68及びA/D変換器70で信
号処理する速度(1フィールド分の画像信号を処理する
信号処理周期)を変更できるようにしている。これによ
り、CCD60の露光時間を、最大1/60秒よりも長
い時間に設定することを可能にし、被写体が非常に暗い
場合でも適切な明るさの画像をLCD24に表示させる
ようにしている。
【0025】例えば、カメラCPU62がAE制御を行
う際に、CCD60の露光時間を1/60秒よりも長い
時間に設定する必要があると判断した場合には、メイン
CPU80に上記画像信号の読出し周期及び信号処理周
期(以下、単に画像信号の処理周期という。)を長くす
ることを要求する。メインCPU80はこの要求に応じ
て画像信号の処理周期を1/30秒に変更し、CPU8
2に変更した処理周期を指示する。これによりCPU8
2は、この処理周期でCCD60、アナログ信号処理部
68、A/D変換器70を動作させるべくクロック発生
回路66から出力する各種パルスの出力タイミングを制
御する。
【0026】また、カメラCPU62は、上述のように
メインCPU80に画像信号の処理周期を長くすること
を要求すると同時に、変更した処理周期にCCD60の
露光時間を制御する。尚、変更できる画像信号の処理周
期は、1/30秒に限らず、被写体の明るさの程度に応
じて1/15秒、約1/8秒、約1/4秒、約1/2
秒、約1秒、…のように2倍ずつ増加させた任意の値に
設定することができる。また、このような段階的な値に
限らず連続的な値に設定できるようにすることも可能で
ある。
【0027】以上の処理によって被写体が非常に暗い場
合でも、LCD24に表示される画像を適切な明るさに
することができ、光学ファインダを使用しなくてもLC
D24に表示されるスルー画によって撮影画角を決める
ことができるようになる。尚、上述の説明では被写体の
明るさを自動で検出して、その結果により画像信号の処
理周期を自動で変更するようにしたが、これに限らず、
ユーザが手動で画像信号の処理周期を変更してスルー画
の明るさを調整できるようにしてもよい。
【0028】次に、上記電子カメラにおいて、被写体が
暗い場合にストロボ16の発光を利用して撮影画角を確
認できるようにした制御について説明する。メインCP
U80は、シャッタボタン20が半押しされたことを検
出すると、シャッタボタン20が半押しされたことを示
すS1信号をカメラCPU62に送り、カメラCPU6
2に上述と同様にAE制御及びAF制御を開始させる。
また、LCD24の表示がオンになっていない場合に
は、撮像/記録回路(CCD60、アナログ信号処理部
68、A/D変換器70、デジタル信号処理部72、圧
縮・伸長回路74、カードインターフェース76等の処
理回路)の電源をオンにする。
【0029】また、カメラCPU62は、上記S1信号
を入力すると、画像の明るさからストロボ発光が必要か
否か(被写体輝度が所定値以下か否か)を判定する。そ
して、必要と判定した場合には、ストロボ制御回路64
にストロボの間欠発光を行わせる。ストロボの間欠発光
は、シャッタボタン20が半押しされている間に被写体
にストロボ16を間欠的に発光させるようにしたもの
で、ストロボ制御回路64は、できるだけ長く発光でき
るように、また、間欠発光は画角の確認の為に行うもの
であるため、コンデンサC1に蓄積した電荷を徐々にス
ロトボ16に放電させ、通常の発光時よりも少ない発光
量で発光させる。例えば、通常のストロボ発光時の10
0分の1の発光量で間欠発光を行うことにより、60回
以上の連続発光が可能である。これにより、被写体が暗
くてもシャッタボタン20を半押しすることで、光学フ
ァインダ、又は、LCD24で撮影画角を確認すること
が可能となる。
【0030】続いて、メインCPU80は、シャッタボ
タン20が全押しされたことを検知すると、シャッタボ
タン20が全押しされたことを示すS2信号をカメラC
PU62に送信する。カメラCPU62はS2信号を入
力すると、ストロボ制御回路64にコンデンサC2から
ストロボ16に電荷を放電させ、ストロボ16を発光さ
せる。このときCCD60によって撮像された画像は、
上述のように撮像/記録回路で処理されてメモリカード
78に記録される。
【0031】図4は、上述のストロボ発光の一連の処理
手順を示したフローチャートである。シャッタボタン2
0が押されていない間、ストロボ制御回路64は、コン
デンサC1の充電が完了しているか否かを判定する(ス
テップS10)。NO、即ち、完了していなければコン
デンサC1の充電を開始し(ステップS12)、充電が
完了すると、充電を停止させる(ステップS14)。
【0032】続いて、コンデンサC2の充電が完了して
いるか否かを判定する(ステップS16)。NO、即
ち、完了していなければ上述と同様にコンデンサC2の
充電を開始し(ステップS18)、充電が完了すると、
充電を停止させる(ステップS20)。次に、メインC
PU80は、シャッタボタン20が半押しされたか否か
を判定する(ステップS22)。NOであれば、上記ス
テップS10の処理から繰り返し実行する。YESであ
れば、撮像/記録回路の電源をオンにする(ステップS
24)。そして、カメラCPU62は、ストロボ発光が
必要か否かを判定する(ステップS26)。NOであれ
ば、次に、メインCPU80は、シャッタボタン20が
半押しされたままか否かを判定する(ステップS2
8)。このとき、半押しが解除されてNOと判定されれ
ば、撮像/記録回路の電源をオフして(ステップS3
0)ステップS10に戻る。
【0033】一方、ステップS28においてYESであ
れば、続いてメインCPU80はシャッタボタン20が
全押しされたか否かを判定する(ステップS32)。N
Oであれば、上記ステップS28に戻り、YESであれ
ば、ストロボ制御回路64がコンデンサC2の電荷をス
トロボ16に放電させ、ストロボ16を発光させると共
に、CCD60で撮像された画像を撮影/記録回路によ
ってメモリカード78に記録させる(ステップS3
4)。
【0034】上記ステップS26において、YES、即
ち、被写体が暗くストロボ発光が必要と判定した場合に
は、カメラCPU62は、メインCPU80から画角確
認のためのストロボ間欠発光の要求があるか否かを判定
する(ステップS36)。尚、画角確認のためのストロ
ボ間欠発光を行うか否かは、ユーザが操作キー50の操
作によって設定する。ストロボ間欠発光の要求がなけれ
ば、上述のステップS28に移り、ストロボ間欠発光を
行わない処理を実行する。一方、ストロボ間欠発光の要
求がある場合には、カメラCPU62は、ストロボ制御
回路64によってコンデンサC1の電荷を間欠的にスト
ロボ16に放電させ、ストロボ16の間欠発光を開始さ
せる(ステップS38)。次に、メインCPU80は、
シャッタボタン20が半押しされたままか否かを判定し
(ステップS40)、NOであれば、カメラCPU62
に間欠発光を停止させ(ステップS42)、上記ステッ
プS10に戻る。一方、ステップS40でYESであれ
ば、次にシャッタボタン20が全押しされたか否かを判
定し(ステップS44)、NOであれば、上記ステップ
S40に戻る。YESであれば間欠発光を停止させた後
(ステップS46)、ストロボ制御回路64にコンデン
サC2の電荷をストロボ16に放電させ、ストロボ16
を発光させると共に、CCD60で撮像された画像を撮
影/記録回路によってメモリカード78に記録させる
(ステップS34)。
【0035】以上のように、被写体が暗くてもシャッタ
ボタン20を半押しすることで、ストロボの間欠発光が
行われるため光学ファインダ、又は、LCD24で撮影
画角を確認することが可能となる。また、ストロボ間欠
発光の際にはコンデンサC1のみを使用し、シャッタボ
タン20が全押しされた際の本撮影のときには、コンデ
ンサC1とは別に設けられたコンデンサC2を使用する
ようにしたため、間欠発光によって本撮影のときのスト
ロボ発光の電力が不足するという不具合や、間欠発光に
よって消費した電力をコンデンサに充電するために間欠
発光から本撮影を行うまでに時間が必要になるといった
不具合が防止される。
【0036】尚、ストロボの間欠発光は、シャッタボタ
ン20が半押しされたときではなく、ストロボの間欠発
光用のボタンを設けて、このボタンが押されたときに行
うようにしてもよい。また、LCD24がオンされてい
るときに、上記ストロボの間欠発光を行う場合には、上
記画像信号の処理周期に同期させて発光させるようにす
ると、ストロボの発光を有効に利用することができる。
例えば、画像信号の処理周期が1/15秒のときには、
間欠発光を1/15秒毎に行わせる。
【0037】また、ストロボの間欠発光は被写体が近く
にある場合に光がほとんどないような状況で特に有効で
あり、被写体までの距離が遠く、所定距離以上あるとき
には間欠発光しても被写体まで光が届かないため、この
ような場合には間欠発光を禁止し、被写体迄の距離が近
い場合にだけ間欠発光を行うようにしてもよい。また、
ストロボ発光用のコンデンサは必ずしも2つ設ける必要
はなく、十分に容量が大きいコンデンサで対応してもよ
い。
【0038】また、ストロボの間欠発光の際に撮影した
画像をメモリカード78に記録できるようにし、ストロ
ボ発光しながらの連続撮影を可能にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子カ
メラによれば、撮像手段から画像信号を出力する周期を
変更できるようにし、撮像手段の最大露光時間を任意に
変更できるようにしたため、被写体が暗い場合でも好適
な明るさで表示手段に動画を表示することができ、撮影
画角の確認をその表示手段に表示された動画で行うこと
ができる。このため、暗がりの中でも撮影前に被写体の
確認が可能であり、確認後直ちに本撮影を行うことがで
きる。
【0040】また、スチル撮影前にストロボを間欠的に
発光することによっても上述と同様に暗い被写体を明る
くして撮影画角を確認することができる。特に被写体が
近い距離にある場合には、全く光がない状況でも撮影画
角を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る電子カメラの実施の形態
を示す正面斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る電子カメラの実施の形態
を示す背面斜視図である。
【図3】図3は、本発明に係る電子カメラの回路構成を
示した図である。
【図4】図4は、ストロボ発光の一連の処理手順を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
10…電子カメラ 12…カメラ本体 16…ストロボ 20…シャッタボタン 24…液晶ディスプレイ(LCD) 58…光学ユニット 60…CCD 62…カメラCPU 64…ストロボ制御回路 66…クロック発生回路 68…アナログ信号処理部 70…A/D変換器 72…デジタル信号処理部 78…メモリカード 80…メインCPU 82…CPU C1、C2…コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H053 AA01 AC11 AD06 DA03 DA08 5C022 AA13 AB02 AB15 AB17 AB18 AB21 AC02 AC03 AC31 AC32 AC42 AC54 AC56 AC69 AC73 AC77 5C024 AA05 BA01 CA13 CA17 DA04 DA07 EA02 EA04 FA01 FA11 GA11 GA26 GA42 HA09 HA14 HA24 HA27 JA32 5C052 AA17 AB04 CC11 DD02 EE02 EE03 EE08 GA02 GA03 GA07 GB06 GC00 GD02 GD03 GE04 GE08 GF01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチル撮影前に撮影画角を決定するため
    の動画像の表示が可能な表示手段を有する電子カメラで
    あって、 所定の周期ごとに該周期に対応する時間露光することに
    より被写体を撮像し、該所定の周期ごとに更新される画
    像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像手段から出力される画像信号に基づいて前記表
    示手段に動画像を表示させる手段と、 前記所定の周期を手動で又は自動的に変更させる手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 ストロボを搭載した電子カメラにおい
    て、 スチル撮影前に撮影画角を決定するために、シャッタボ
    タンが半押しされるとスチル撮影時のスロトボ発光量よ
    り少ない量で前記ストロボを間欠的に発光させる発光手
    段を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 スチル撮影前に撮影画角を決定するため
    の動画像の表示が可能な表示手段を有する電子カメラで
    あって、 所定の周期ごとに該周期に対応する時間露光することに
    より被写体を撮像し、該所定の周期ごとに更新される画
    像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像手段から出力される画像信号に基づいて前記表
    示手段に動画像を表示させる手段と、 所定のスイッチがオンされると又は被写体の輝度が所定
    値以下になると、スチル撮影時のスロトボ発光量より少
    ない量で前記ストロボを前記所定の周期に同期させて間
    欠的に発光させる発光手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記所定の周期を手動で又は自動的に変
    更させる手段を備えたことを特徴とする請求項3の電子
    カメラ。
  5. 【請求項5】 前記所定のスイッチはシャッタボタンの
    半押しによってオンされることを特徴とする請求項3の
    電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記発光手段は、スチル撮影時における
    ストロボの発光に使用するコンデンサと異なるコンデン
    サから電力を供給して前記ストロボを間欠的に発光させ
    ることを特徴とする請求項2又は3の電子カメラ。
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