JP3900630B2 - リモートidタグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモートIDのシステムにおいて、値札タグや在庫管理タグ等として利用することに好適するリモートIDタグに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のリモートIDタグは、集積回路とアンテナ等を備えて構成されている。上記IDタグは、集積回路に記憶しているデータ情報を載せた電波を上記アンテナから発振してリモートIDの本体装置(管理装置)へ送信する機能や、リモートIDの本体装置から送信された電波を上記アンテナにより受信して受信信号に含まれているデータ情報を集積回路に記憶する機能等を有している。また、IDタグには電池(バッテリー)が内蔵されており、この電池からIDタグの動作に必要な電力が与えられるようになっている。更に、近年は、電池の内蔵を止めて、電波給電により動作に必要な電力を得るように構成したIDタグもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記IDタグのアンテナとしては、プリント配線基板に形成した導体パターンにより構成したものと、ワイヤを巻回したコイルにより構成したものとがあり、使用する電波の波長により使い分けていた。例えば2.45GHz程度のマイクロ波を用いる場合は、アンテナの長さは5cm程度で済み、また、13MHz程度の短波を用いる場合は、アンテナの長さは1m程度で済む。このため、マイクロ波や短波を用いる場合は、プリント配線基板の導体パターンでアンテナを形成することができるから、IDタグ全体の構成の薄形化や製造作業性の向上を図ることができる。
【0004】
しかし、100kHz程度の中波を用いる場合は、アンテナの長さとして10m程度が必要となるため、導体パターンでアンテナを形成しようとしても必要なターン数を得ることができなかった。このため、従来、中波を用いる場合は、コイルによりアンテナを構成していた。このように、コイルでアンテナを構成した場合、コイルはある程度厚さ寸法がある部品であるため、IDタグの構成を薄形化できないという欠点があった。また、集積回路を実装したプリント配線基板の導体パターンにコイルの両端部を半田付けする作業が必要となるので、製造工程数が増えるという欠点もあった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、電波として中波を用いる場合であっても、アンテナを導体パターンで構成可能にして、薄形化や製造作業性の向上を図ることができるリモートIDタグを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、フレキシブルプリント基板を折り畳むと、フレキシブルプリント基板の複数の平板部に設けられた複数のパターンコイルは、フレキシブルプリント基板または絶縁層を挟んで隣り合う2個のパターンコイルの巻き方向が逆向きとなる。そして、複数のパターンコイルから同一方向に順列巻きされた1つのコイルが構成されるように複数のパターンコイルの各端部を接続することにより、上記1つのコイルからアンテナを構成した。この構成の場合、同一方向に順列巻きされた1つのコイルのターン数は、フレキシブルプリント基板を折り畳む回数を多くすれば所望の数まで増やすことが可能である。従って、アンテナの長さを10m程度まで延ばすことも容易であり、電波として中波を用いる場合であっても、アンテナを導体パターンで構成することができる。そして、厚さ寸法が薄いフレキシブルプリント基板を折り畳むだけであるから、IDタグの全体構成を薄形化できる。また、アンテナを導体パターンで構成したから、部品点数が少なくなると共に、プリント配線基板の導体パターンにコイルの両端部を半田付けする工程が不要となり、製造作業性を向上させることができる。
【0007】
更に、上記請求項1の発明においては、パターンコイルの端部の接続をスルーホールにより行うと共に、スルーホールの断面積をパターンコイルの導体パターンの断面積とほぼ同じ断面積となるように構成した。この構成によれば、パターンコイルの端部の接続部分のインピーダンスを、導体パターン部分のインピーダンスとほぼ同じに設定することができ、パターンコイルの接続部分のインピーダンス整合を図ることができる。
【0008】
請求項の発明によれば、フレキシブルプリント基板を折り畳んだときに互いに当接して接続するようにフレキシブルプリント基板に設けられた導体パターンからなる端子部によって、パターンコイルの端部を接続するように構成すると共に、端子部のインピーダンスとパターンコイルの導体パターン部分のインピーダンスがほぼ同じになるように構成した。これにより、パターンコイルの接続部分のインピーダンス整合を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2はリモートIDタグの全体構成を示す図である。これら図1及び図2に示すように、リモートIDタグ1は、タグケース2と、このタグケース2内に収容されたタグ本体部3とから構成されている。上記タグケース2は、樹脂または紙等により形成されており、浅底の矩形箱状をなすケース主部4と、このケース主部4の上面開口部を閉塞する蓋5とから構成されている。尚、上記タグケース2(IDタグ1)の外形寸法は、本実施例の場合、例えば32mm×25mmである。
【0011】
また、タグ本体部3は、後述するように折り畳まれたフレキシブルプリント基板6と、このフレキシブルプリント基板6に実装された半導体チップ7、共振用コンデンサ8及び平滑用コンデンサ9と、フレキシブルプリント基板6に後述するようにして設けられたアンテナ10とから構成されている。上記半導体チップ7は、IDタグ1の集積回路を構成するものである。
【0012】
上記フレキシブルプリント基板6は、例えばポリエステル(或いはポリイミド)を用いた厚さ寸法が0.01mm程度の薄いフィルム状のプリント配線基板であり、1回以上折り畳み可能なものである。そして、本実施例では、フレキシブルプリント基板6は、図3に示すように、折り畳まない状態では横長帯状を呈しており、破線で示す折れ目線P1、P2に沿って例えば2回折り畳むことが可能な構成となっている(図6参照)。この場合、折れ目線P1に沿って山折りし、折れ目線P2に沿って谷折りする。更に、フレキシブルプリント基板6は、上記2回折り畳まれることにより、3重に重なる3つの平板部11、12、13を有している。
【0013】
さて、上記フレキシブルプリント基板6の一方の面である表面には、図3に示すように、例えば銅製の導体パターンを渦巻状に巻回してなる3つのパターンコイル14、15、16が上記3つの平板部11、12、13に対応するように設けられている。各パターンコイル14、15、16の巻き方向は、それぞれ図3に示すような巻き方向となっている。尚、左端の平板部11の表面の中央部分に、半導体チップ7及びコンデンサ8、9が配設されている。
【0014】
更に、上記フレキシブルプリント基板6の他方の面である裏面には、図4に示すように、例えば銅製の導体パターンを渦巻状に巻回してなる3つのパターンコイル17、18、19が上記3つの平板部11、12、13に対応するように設けられている。即ち、本実施例の場合、3つの平板部11、12、13の各両面にパターンコイル14〜19が設けられている。そして、上記裏面のパターンコイル17、18、19の巻き方向は、それぞれ図4に示すような巻き方向となっている。尚、図4において、折れ目線P3はこれに沿って谷折りする線であり、折れ目線P4はこれに沿って山折りする線である。
【0015】
一方、図5に示すように、フレキシブルプリント基板6の表面及び裏面には、例えばポリエステル(或いはポリイミド)を用いた絶縁層20、21がコーティングされている。これにより、パターンコイル14〜19は、絶縁層20、21で覆われて絶縁されており、フレキシブルプリント基板6を図6及び図7に示すように折り畳んだ際に、パターンコイル14〜19の各間にフレキシブルプリント基板6または絶縁層20、21が介在されるように構成されている。
【0016】
そして、本実施例の場合、6個のパターンコイル14〜19の各巻き方向を図3及び図4に示すような方向に設定したので、フレキシブルプリント基板6を折り畳んだときに、6個のパターンコイル14〜19のうちのフレキシブルプリント基板6または絶縁層20、21を挟んで隣り合う2個のパターンコイルの巻き方向が互いに逆向きとなるように構成されている。
【0017】
ここで、上記6個のパターンコイル14〜19の端子の接続関係について説明する。まず、パターンコイル14の内側端子14aは、半導体チップ7の1つの端子に接続されている。半導体チップ7の他の1つの端子は、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられたスルーホール22の表面側の環状導体箔22aに接続されている。パターンコイル14の外側端子14bは、パターンコイル15の外側端子15bに連続するように接続されている。
【0018】
そして、パターンコイル15の内側端子15aは、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられたスルーホール23の表面側の環状導体箔23aに接続されている。また、パターンコイル15が設けられた平板部12の図3中下部右端部には、例えば銅製の導体パターンからなる端子部24が設けられている。この端子部24は、前記絶縁層20により覆われないように、即ち、露出するように構成されている。更に、端子部24は、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられたスルーホール25の表面側の環状導体箔25aに接続されている。
【0019】
また、パターンコイル16が設けられた平板部13の図3中下部左端部には、例えば銅製の導体パターンからなる端子部26が設けられている。この端子部26は、前記絶縁層20により覆われないように、即ち、露出するように構成されている。更に、この端子部26と上記端子部24は、フレキシブルプリント基板6を折り畳んだときに、当接して接続されるように構成されている(図7参照)。尚、この当接部分を半田付けするように構成しても良いし、導電性接着剤で接着するように構成しても良い。
【0020】
そして、パターンコイル16の外側端子16bは、上記端子部26に接続されている。また、パターンコイル16の内側端子16aは、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられたスルーホール27の表面側の環状導体箔27aに接続されている。
【0021】
上記スルーホール27の裏面側の環状導体箔27bは、図4に示すように、パターンコイル19の内側端子19aに接続されている。このパターンコイル19の外側端子19bは、パターンコイル18の外側端子18bに連続するように接続されている。そして、パターンコイル18の内側端子18aは、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられた前記スルーホール23の裏面側の環状導体箔23bに接続されている。これにより、スルーホール23を介してパターンコイル18の内側端子18aとパターンコイル15の内側端子15aとが接続されている。
【0022】
また、パターンコイル18が設けられた平板部12の図4中上部右端部には、例えば銅製の導体パターンからなる端子部28が設けられている。この端子部28は、前記絶縁層21により覆われないように、即ち、露出するように構成されている。更に、端子部28は、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられた前記スルーホール25の裏面側の環状導体箔25bに接続されている。このスルーホール25を介することにより、端子部28と端子部24(ひいては端子部26及びパターンコイル18の外側端子18b)とが接続されるようになっている。
【0023】
そして、パターンコイル17が設けられた平板部11の図4中上部左端部には、例えば銅製の導体パターンからなる端子部29が設けられている。この端子部29は、前記絶縁層21により覆われないように、即ち、露出するように構成されている。更に、この端子部29と上記端子部28は、フレキシブルプリント基板6を折り畳んだときに、当接して接続されるように構成されている(図7参照)。尚、この当接部分を半田付けするように構成しても良いし、導電性接着剤で接着するように構成しても良い。
【0024】
更に、上記端子部29は、パターンコイル17の外側端子17bに接続されている。そして、上記パターンコイル17の内側端子17aは、フレキシブルプリント基板6を貫通するように設けられた前記スルーホール22の裏面側の環状導体パターン22bに接続されている。このスルーホール22を介することにより、パターンコイル17の内側端子17aと前記半導体チップ7の端子とが接続されている。
【0025】
そして、上述したように6個のパターンコイル14〜19の各端子を接続したので、6個のパターンコイル14〜19によって同じ方向に順列巻きされた1つのコイルが構成されるようになっている。更に、この1つのコイルにより前記アンテナ10が構成されているのである。この場合、アンテナ10のターン数は、6個のパターンコイル14〜19の各ターン数を加算した数になる。即ち、アンテナ10の長さを例えば5〜10m程度まで延ばすことも十分可能である。この場合、パターンコイルの個数を増加させる必要があれば、フレキシブルプリント基板6の折り畳み回数を増やすことにより、容易に増加させることができる。
【0026】
また、上記アンテナ10と前記共振用コンデンサ8とから共振回路が構成されている。この共振回路の共振周波数は、アンテナ10の自己インダクタンスLと共振用コンデンサ8の容量Cとにより決まる。尚、前記平滑用コンデンサ9は、電波給電された電力を半導体チップ7に内蔵された整流回路により整流して得られた整流出力を平滑して安定な直流電圧(電力)を生成するものであり、これを動作用電源として半導体チップ7に供給する構成となっている。
【0027】
更に、上記実施例の場合、パターンコイル14〜19の端部を接続するフレキシブルプリント基板6のスルーホール22、23、25、27の断面積を、パターンコイル14〜19の導体パターンの断面積とほぼ同じ断面積となるように構成し、パターンコイル14〜19の端部の接続部分のインピーダンスと、パターンコイル14〜19の他の導体パターン部分のインピーダンスとがほぼ等しくなるように構成している。更にまた、上記実施例の場合、パターンコイル14〜19の端部を接続するフレキシブルプリント基板6の端子部24、26、28、29のインピーダンスと、パターンコイル14〜19の導体パターン部分のインピーダンスとがほぼ同じになるようにも構成している。
【0028】
尚、図3及び図4においては、パターンコイル14〜19の導体パターンを太めの線で渦巻き状に荒く描いたが、これは、パターンコイル14〜19の巻き方向を見やすくするために行っただけである。実際には、パターンコイル14〜19の導体パターンは、図2に示すように、フレキシブルプリント基板6の平板部11、12、13の面の周囲部分にほぼ矩形枠状をなすと共に整列されてかなり密集するように設けられている。そして、各パターンコイル14〜19のターン数は、例えば10〜20程度である。
【0029】
このような構成の本実施例によれば、フレキシブルプリント基板6の3つの平板部11、12、13の両面に導体パターンを渦巻状に巻回してなる6個のパターンコイル14〜19を設け、フレキシブルプリント基板6の両面に上記パターンコイル14〜19を覆うように絶縁層20,21を設け、そして、フレキシブルプリント基板6を2回折り畳んだときに、6個のパターンコイル14〜19のうちのフレキシブルプリント基板6または絶縁層20,21を挟んで隣り合う2個のパターンコイルの巻き方向が逆向きとなるように構成し、更に、上記6個のパターンコイル14〜19から同一方向に順列巻きされた1つのコイルが構成されるように6個のパターンコイル14〜19の各端部を接続した。そして、本実施例では、上記したように構成された1つのコイルによりアンテナ10を構成した。
【0030】
これにより、本実施例の場合、同一方向に順列巻きされた1つのコイル、即ち、アンテナ10のターン数は、6個のパターンコイル14〜19の各ターン数を加算した数になる。従って、アンテナ10の長さを5〜10m程度まで延ばすことも十分容易であり、電波として中波を用いる場合であっても、アンテナ10を、フレキシブルプリント基板6(プリント配線基板)に形成する導体パターンで構成することができるのである。そして、上記実施例では、厚さ寸法が薄いフレキシブルプリント基板6を折り畳むだけであるから、IDタグ1の全体構成を薄形化できる。更に、上記実施例では、アンテナ10を導体パターンで構成したから、部品点数を低減できると共に、プリント配線基板の導体パターンにアンテナ用のコイル(従来構成)の両端部を半田付けする作業を不要にすることができ、製造作業性を向上させることができる。
【0031】
また、上記実施例では、パターンコイル14〜19の端部の接続を、フレキシブルプリント基板6のスルーホール22、23、25、27により行うと共に、スルーホール22、23、25、27の断面積をパターンコイル14〜19の導体パターンの断面積とほぼ同じ断面積となるように構成した。これにより、上記実施例においては、パターンコイル14〜19の端部の接続部分のインピーダンスを、パターンコイル14〜19の導体パターン部分のインピーダンスとほぼ同じに設定することができ、パターンコイル14〜19の接続部分のインピーダンス整合を図ることができる。
【0032】
更に、上記実施例では、フレキシブルプリント基板6を折り畳んだときに互いに当接して接続するようにフレキシブルプリント基板6に設けた端子部24、26、28、29によって、パターンコイル14〜19の端部を接続するように構成すると共に、端子部24,26,28,29部分のインピーダンスとパターンコイル14〜19の導体パターン部分のインピーダンスとがほぼ同じになるように構成した。これによって、パターンコイル14〜19の接続部分のインピーダンス整合を図ることができる。更にまた、上記実施例の場合、絶縁層20、21をフレキシブルプリント基板6と同じ材料(ポリエステルやポリイミド等)で構成したので、製造し易くなると共に、フレキシブルプリント基板6を折り畳み易くなる。
【0033】
また、上記実施例において、フレキシブルプリント基板6の折れ目線P2、P3に沿う部位に溝部を設けるように構成することが好ましい。このように構成すると、フレキシブルプリント基板6を折り畳み易くなる。また、この場合、折れ目線P2、P3に沿う部位に溝部を設けるように構成したが、これは、折れ目線P2、P3に沿う部位には導体パターンが存在しないから、上記溝部と導体パターンとが干渉することがないためである。
【0034】
尚、上記実施例では、フレキシブルプリント基板6の平板部11、12、13の両面にパターンコイル14〜19を設けたが、これに限られるものではなく、各平板部の一方の面だけにパターンコイルを設けても良いし、平板部のいずれか1つ或いは2つの平板部についてその一方の面だけにパターンコイルを設けても良い。また、フレキシブルプリント基板6を折り畳む回数も2回に限られるものではなく、1回でも良いし、3回以上でも良い。要は、必要とするアンテナの長さ(即ち、アンテナの自己インダクタンスL)を実現できるように、フレキシブルプリント基板6の折り畳み回数及びパターンコイルの個数(更にパターンコイルのターン数)を適宜設定するように構成すれば良い。
【0035】
また、上記実施例では、タグケース2内にタグ本体部3を収容するように構成したが、これに代えて、タグ本体部3を例えば樹脂封止してカード状の樹脂成形体を形成するように構成しても良い。更に、上記実施例では、パターンコイル14〜19の端部を接続するに当たって、スルーホール22、23、25、27と端子部24、26、28、29とによって接続するように構成したが、すべてスルーホールにより接続するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すIDタグの縦断面図
【図2】蓋を取り外したIDタグの上面図
【図3】フレキシブルプリント基板の表面を示す図
【図4】フレキシブルプリント基板の裏面を示す図
【図5】フレキシブルプリント基板の概略縦断面図
【図6】フレキシブルプリント基板を折り畳む途中の状態を示す斜視図
【図7】フレキシブルプリント基板を折り畳んだ状態を概略的に示す縦断面図
【符号の説明】
1はIDタグ、2はタグケース、3はタグ本体部、6はフレキシブルプリント基板、7は半導体チップ(集積回路)、8は共振用コンデンサ、9は平滑用コンデンサ、10はアンテナ、11、12、13は平板部、14、15、16、17、18、19はパターンコイル、20、21は絶縁層、22、23はスルーホール、24は端子部、25はスルーホール、26は端子部、27はスルーホール、28は端子部、29は端子部を示す。

Claims (2)

  1. 集積回路とアンテナとを備えて成るリモートIDタグにおいて、
    1回以上折り畳み可能なフレキシブルプリント基板と、
    このフレキシブルプリント基板を折り畳むことにより重なる複数の平板部の一方の面または両面に設けられ、導体パターンを渦巻状に巻回してなる複数のパターンコイルと、
    前記フレキシブルプリント基板に前記複数のパターンコイルを覆うように設けられた絶縁層とを備え、
    前記フレキシブルプリント基板を折り畳んだときに、前記複数のパターンコイルのうちの前記フレキシブルプリント基板または前記絶縁層を挟んで隣り合う2個のパターンコイルの巻き方向が逆向きとなるように構成すると共に、
    前記複数のパターンコイルから同一方向に順列巻きされた1つのコイルが構成されるように前記複数のパターンコイルの各端部を接続し、
    前記1つのコイルにより前記アンテナを構成し
    前記パターンコイルの端部の接続をスルーホールにより行うと共に、前記スルーホールの断面積を前記パターンコイルの導体パターンの断面積とほぼ同じ断面積となるように構成したことを特徴とするリモートIDタグ。
  2. 集積回路とアンテナとを備えて成るリモートIDタグにおいて、
    1回以上折り畳み可能なフレキシブルプリント基板と、
    このフレキシブルプリント基板を折り畳むことにより重なる複数の平板部の一方の面または両面に設けられ、導体パターンを渦巻状に巻回してなる複数のパターンコイルと、
    前記フレキシブルプリント基板に前記複数のパターンコイルを覆うように設けられた絶縁層とを備え、
    前記フレキシブルプリント基板を折り畳んだときに、前記複数のパターンコイルのうちの前記フレキシブルプリント基板または前記絶縁層を挟んで隣り合う2個のパターンコイルの巻き方向が逆向きとなるように構成すると共に、
    前記複数のパターンコイルから同一方向に順列巻きされた1つのコイルが構成されるように前記複数のパターンコイルの各端部を接続し、
    前記1つのコイルにより前記アンテナを構成し、
    前記フレキシブルプリント基板を折り畳んだときに互いに当接して接続するように前記フレキシブルプリント基板に設けられた導体パターンからなる端子部によって、前記パターンコイルの端部を接続するように構成すると共に、
    前記端子部のインピーダンスと前記パターンコイルの導体パターン部分のインピーダンスがほぼ同じになるように構成したことを特徴とするリモートIDタグ。
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