JP3898845B2 - 車両挙動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の挙動制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジントルクを制御する車両挙動制御として、スロットル制御方式とフューエルカット制御方式がある。
スロットル制御方式は、図2のように、挙動制御処理装置aとエンジン制御処理装置bの間で通信インターフェースa1、b1とデータ通信バスcを介してデータ通信を行うと共に、スロットル弁eを制御する機械的制御機構も加わり保守整備や高コストの問題がある。なお、車挙動制御処理装置aは、両挙動センサdの信号を受けて、車両挙動制御の演算処理を行う。
また、フューエルカット制御方式は、図3のように、挙動制御処理装置aとエンジン制御処理装置bの間で通信インターフェースa1、b1とデータ通信バスcを介してデータ通信を行い、各フューエルインジェクタgと各点火プラグfを制御して、噴射気筒数を制御している。そのため、制御が複雑となり高コストの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、単純な機構で安全に制御できる車両挙動制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両挙動制御の演算処理を行う挙動制御処理装置と、エンジンへの燃料の供給及び遮断を行うエンジン制御処理装置と、挙動制御処理装置とエンジン制御処理装置とを電気的に接続する1本の制御要求信号線とを備え、2値の単純信号からなる、燃料を遮断するための制御要求信号と、エンジン制御を行わない短いパルス幅のチェック信号である非制御要求信号とを用い、制御要求信号線を介して、制御要求信号を挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送り、エンジン制御処理装置にて燃料の遮断を行うと共に、制御要求信号線を介して、非制御要求信号を一定間隔で挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送り、エンジン制御処理装置が一定間隔以上非制御要求信号を受信しないと、制御要求信号が異常と判定することを特徴とする、車両挙動制御装置、又は、前記車両挙動制御装置において、路面の摩擦抵抗状態を測定する摩擦抵抗測定手段を備え、路面が低摩擦抵抗状態の場合、燃料の供給を遮断するための制御要求信号を挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送らないことを特徴とする、車両挙動制御装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0006】
<イ>車両挙動制御装置
車両挙動制御装置は、車両挙動の不安定状態を安定状態に制御するものであり、例えば、図1のようにヨーレートセンサ、舵角センサ、車輪速センサ、Gセンサなどの車両の挙動状態を検出する車両挙動センサ5からの信号を基に車両の挙動制御処理を行う挙動制御処理装置1、フューエルインジェクタ4などのエンジン制御を行うエンジン制御処理装置2を備えている。
【0007】
挙動制御処理装置1とエンジン制御処理装置2は、例えば中央演算処理装置(CPU)からなり、相互の入出力ポート11、21の間に1本の制御要求信号線3が接続され、必要に応じて、1本の応答信号線31が接続される。
【0008】
<ロ>車両挙動制御
車両挙動制御は、車両の回転(カーブ)時の安定性を高める制御であり、挙動制御処理装置1が、車両挙動センサ5からの信号を基に車両挙動の演算処理を行い、例えば前輪のスリップ状態によりアンダーステア状態になったり、また、後輪のスリップ状態によりオーバーステア状態になったと判断した場合、制御要求信号線3をオン又はオフにして、エンジン制御処理装置2に車両挙動制御の開始又は終了を要求する。
【0009】
エンジン制御処理装置2は、燃料の供給を遮断するための制御要求信号を受けると、全フューエルインジェクタ4を一括制御、即ち全気筒燃料カット制御を行い、エンジンへの燃料供給を遮断して車両挙動制御を開始する。その結果、車輪が路面をグリップして、車両挙動が安定状態に復帰する。
【0010】
挙動制御処理装置1が、絶えず、車両挙動センサ5からの信号を基に車両挙動の演算処理を行い、車両挙動が安定状態に復帰したと判断すると、制御要求信号線3をオフ又はオンにして、エンジン制御処理装置2に車両挙動制御の終了を指示し、全フューエルインジェクタ4への燃料供給を開始し、車両挙動制御を終了する。
【0011】
このように、挙動制御処理装置1は、制御要求信号線3に制御要求信号の開始又は終了を指示するオフ又はオンの2値の単純な信号を付与するのみで、エンジン制御処理装置2に車両挙動制御を伝達することが出来る。
【0012】
なお、挙動制御処理装置1は、全気筒燃料カット制御の他に、必要に応じて車輪のブレーキ制御などによる他の車両挙動制御を行う。
【0013】
<ハ>制御要求信号線系統の異常検出
制御要求信号線系統の異常検出のために、制御要求信号発生中に、一定間隔で非制御要求信号をエンジン制御処理装置2に送る。即ち、非制御要求信号は、エンジン制御を行わない非制御要求状態の短いパルス幅のチェック信号である。エンジン制御処理装置2は、制御要求信号受信中に、一定間隔以上連続した要求信号を受信しない場合、即時に制御要求を停止する。
【0014】
このようにすると、エンジン制御には何ら影響を与えることなく、制御要求信号線3に不具合が生じて強制的に制御要求状態になっても、短時間でエンジン制御を中止することが出来る。
【0015】
<ニ>中間トルク制御
挙動制御処理装置1は、エンジン制御処理装置2に燃料の供給を遮断するための制御要求信号を送ると、エンジン制御処理装置は、全気筒燃料カットを行う過程において、一時的に中間トルク状態を作る。このように中間トルク状態を経由することにより、急激なトルクの変化による車両のショックを緩和することができる。
【0016】
中間トルク状態は、例えば、燃料の供給を遮断する気筒数を制限したり、ターボ車であれば、ターボブースタをカットした状態であったりする。但し、これらは、制御処理負担を増加させないために、一定のパターン/時間に限り行う。
【0017】
<ホ>タックイン現象の防止
摩擦抵抗が小さい低μ路面などを走行中、全気筒燃料カット制御のようにエンジントルクを急減させると、タックイン現象により車両安定性が損なわれる。そこで、タックイン現象を防ぐために、タックイン現象が生じる可能性が高いと判定された場合、全気筒燃料カット制御を行わない。タックイン現象は、路面のμ判定、加速状態、車輪のスリップ状態により判定する。なお、路面の摩擦抵抗(μ値)は、車両の横方向加速度(横G)などの値から判定できる。
【0018】
<ヘ>制御要求信号線系統の他の異常検出
制御要求信号線3がアース又は電源ラインに短絡するなど異常を生じた場合、エンジン制御処理装置2に誤信号が入り、誤ったエンジン制御が行われてしまう。
【0019】
そこで、挙動制御処理装置1とエンジン制御処理装置3との間に1本の応答信号線31を接続する。エンジン制御処理装置2は、燃料の供給を遮断するための制御要求信号を受けると、制御要求信号を受信したことを報知するために、応答信号線31を介して挙動制御処理装置1へ応答信号を返送する。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を得ることができる。
<イ>2値の単純な制御要求信号を用いるのみで、的確な車両挙動制御を行うことが出来る。また、制御要求信号の異常を検出することができる。
<ロ>低μ路面でのタックイン現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】挙動制御処理装置とエンジン制御処理装置の接続図
【図2】挙動制御処理装置とエンジン制御処理装置の従来の接続図
【図3】挙動制御処理装置とエンジン制御処理装置の従来の他の接続図
【符号の説明】
1・・・挙動制御処理装置
11・・挙動制御処理装置の入出力ポート
2・・・エンジン制御処理装置
21・・エンジン制御処理装置の入出力ポート
3・・・制御要求信号線
31・・応答信号線
4・・・フューエルインジェクタ
5・・・車両挙動センサ
Claims (2)
- 車両挙動制御の演算処理を行う挙動制御処理装置と、
エンジンへの燃料の供給及び遮断を行うエンジン制御処理装置と、
挙動制御処理装置とエンジン制御処理装置とを電気的に接続する1本の制御要求信号線とを備え、
2値の単純信号からなる、燃料を遮断するための制御要求信号と、エンジン制御を行わない短いパルス幅のチェック信号である非制御要求信号とを用い、
制御要求信号線を介して、制御要求信号を挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送り、エンジン制御処理装置にて燃料の遮断を行うと共に、
制御要求信号線を介して、非制御要求信号を一定間隔で挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送り、エンジン制御処理装置が一定間隔以上非制御要求信号を受信しないと、制御要求信号が異常と判定することを特徴とする、
車両挙動制御装置。 - 請求項1に記載の車両挙動制御装置において、
路面の摩擦抵抗状態を測定する摩擦抵抗測定手段を備え、
路面が低摩擦抵抗状態の場合、燃料の供給を遮断するための制御要求信号を挙動制御処理装置からエンジン制御処理装置へ送らないことを特徴とする、
車両挙動制御装置。
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- 1998-09-29 JP JP27541598A patent/JP3898845B2/ja not_active Expired - Fee Related
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