JP3898777B2 - トリアゾロピリジン染料および該トリアゾロピリジン染料を製造するためのトリアゾロピリジン中間体 - Google Patents

トリアゾロピリジン染料および該トリアゾロピリジン染料を製造するためのトリアゾロピリジン中間体 Download PDF

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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、式I:
【0002】
【化6】
Figure 0003898777
【0003】
{式中、
1は、置換されていないかまたは置換されていて、かつエーテル官能基中で酸素原子1〜4個によって中断されていてもよいC1〜C20−アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、ヒドロキシ基、置換されていないまたは置換されているC1〜C20−アルコキシ基、メルカプト基あるいは置換されていないかまたは置換されているC1〜C20−アルキルチオ基であり、
Qは、式:
【0004】
【化7】
Figure 0003898777
【0005】
または
【0006】
【化8】
Figure 0003898777
【0007】
〔式中、
は、ベンゾ融合していてもよい5員または6員の炭素環式または複素環式基であり、
は、水素原子であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているC〜C−アルキル基であり、
は、水素原子であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているC〜C−アルキル基またはC〜C−アルコキシ基であり、
は、エーテル官能基中で酸素原子1〜2個によって中断されていてもよく、かつフェニル置換またはヒドロキシル基置換されていてもよいC〜C−アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、置換されていないかまたは置換されているチエニル基またはエーテル官能基中で酸素原子1個によって中断されていてもよいC〜C−アルコキシ基であるかまたは基CRが一緒になってC〜C−シクロアルキル基、C〜C−ハロゲン化アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基あるいは置換されていないかまたは置換されているチエニル基であり、
は、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、C〜C−アルコキシカルボニル基またはベンゾチアゾル基であり、
Eは、CHまたは窒素原子である〕で示される基であり、
は、酸素原子または式:
【0008】
【化9】
Figure 0003898777
【0009】
(式中、L1は、それぞれ、エーテル官能基中で酸素原子1〜2個によって中断されていてもよいC1〜C8−アルキル基である)
で示される基である}で示される新規トリアゾロピリジン染料、該染料の熱転写法、合成材料の染色または印刷のための使用並びに前記染料の中間体としてのトリアゾロピリジンに関する。
【0010】
【従来の技術】
米国特許第5079365号明細書および国際公開番号WO−A−95/22581には、ピリジン環の4位に種々の置換基を有するトリアゾロピリジンが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、種々の化学的構造および有利な性質を有する新規のトリアゾロピリジン染料を提供することである。前記トリアゾロピリジン染料は、簡単に合成されるものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、冒頭に定義されている式Iのトリアゾロピリジン染料によって解決されることが見出された。
【0013】
式Iの染料は、多数の互変体の形で生じることができ、その全ては、請求項によって包含されている。例えば、R3が水素であり、かつR7が酸素である化合物は、以下の互変体の形で生じることができ、就中、以下のものである:
【0014】
【化10】
Figure 0003898777
【0015】
2は、置換されていないかまたは置換されており、かつベンゾ融合していてもよい5員または6員の炭素環式または複素環式基である。
【0016】
基R2は、例えばベンゼン、インドール、キノリン、アミノナフタレン、ピロール、アミノチアゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、アミノチオフェンまたはジアミノピリジン列からの化合物から誘導することができる。
【0017】
重要な基R2の例は、式IIa〜IIjのものである。
【0018】
【化11】
Figure 0003898777
【0019】
〔式中、
nは、0または1であり、
は、水素原子であるか、エーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されていてもよいC〜C−アルキル基、ヒドロキシル基、C〜C−アルコキシ基、殊にメトキシ基またはエトキシ基、ホルミルアミノ基、C〜C−アルキルスルホニルアミノ基、C〜C−モノアルキルアミノスルホニルアミノ基またはC〜C−ジアルキルアミノスルホニルアミノ基であるかまたは基−NHCOZまたは−NHCOであり、この場合、Zは、フェニル基、ベンジル基、トリル基であるかまたはエーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されていてもよいC〜C−アルキル基であり、
は、水素原子、C〜C−アルキル基、殊にメチル基またはC〜C−アルコキシ基、殊にメトキシ基またはエトキシ基であり、
およびZは、互いにそれぞれ独立に、水素原子であるか、置換されていないかまたは置換されており、かつエーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されていてもよいC〜C−アルキル基、C〜C−アルケニル基、C〜C−シクロアルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基であるかまたはこのZおよびZ結合している窒素原子と一緒になって、更にヘテロ原子を有していてもよい5員または6員の飽和複素環式基であり、
は、水素原子またはC〜C−アルキル基、殊にメチル基であり、
は、水素原子、ハロゲン原子、C〜C−アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、置換されていないかまたは置換されているベンジル基、シクロヘキシル基、チエニル基、ヒドロキシル基、C〜C−アルコキシ基、C〜C−アルキルチオ基またはC〜C−モノアルキルアミノ基である〕。
【0020】
上記の式中に生じる全てのアルキル基およびアルケニル基は、直鎖状であってもよいし、分枝鎖状であってもよい。
【0021】
上記の式中の置換されたアルキル基中の適当な置換基の例は、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、置換されていないかまたは置換されているフェノキシ基、カルボキシル基であるか、アルキル鎖がエーテル官能基中で酸素原子1〜4個によって中断されていてもよく、かつフェニルまたはフェノキシによって置換されているC1〜C20−アルコキシカルボニル基、またはヒドロキシル基、ハロゲン原子、シアノ基、C1〜C6−アルカノイルオキシ基、C1〜C4−アルキルアミノカルボニルオキシ基またはC1〜C4−アルコキシカルボニルオキシ基であり、C1〜C4−アルコキシカルボニルオキシ基の場合、アルコキシ基は、フェニルまたはC1〜C4−アルコキシによって置換されていてもよい。その上更に、原則として、アルキル基は、置換基1〜3個を有している。
【0022】
上記の式が、エーテル官能基中で酸素原子によって中断されているアルキル基を有している場合には、有利に、アルキル基は、エーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されている。
【0023】
上記の式中で、置換されたフェニル基またはチエニル基の適当な置換基の例は、C1〜C4−アルキル基、トリフルオロメチル基、C1〜C4−アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基またはカルボキシル基である。その上更に、原則として、前記フェニル基またはチエニル基は、置換基1〜3個を有している。
【0024】
適当な基L1、R1、R2、R3、R4、R5、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6およびZ7の例は、以下に記載されている基L2およびL3と同様にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、第二ブチル基または第三ブチル基である。
【0025】
更に、基L1、R1、R5、Z1、Z3、Z4、Z6およびZ7の例は、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、第三ペンチル基、ヘキシル基、2−メチルペンチル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基またはイソオクチル基である。
【0026】
更に、基R1の例は、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基またはエイコシル基である。(イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基およびイソトリデシル基の名称は、オキソ法から得られたアルコールから導き出された通称である(これに関しては、Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry、第5版、第A1巻、第290〜293頁および第A10巻、第284〜285頁を参照のこと))。
【0027】
更に、基L1、R1、R5、Z1、Z3、Z4およびZ7の例は、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポキシエチル基、2−ブトキシエチル基、2−メトキシプロピル基または3−メトキシプロピル基、2−エトキシプロピル基または3−エトキシプロピル基、2−プロポキシプロピル基または3−プロポキシプロピル基、2−ブトキシプロピル基または3−ブトキシプロピル基、2−メトキシブチル基または4−メトキシブチル基、2−エトキシブチル基または4−エトキシブチル基、2−ブトキシブチル基または4−ブトキシブチル基、3,6−ジオキサヘプチル基、3,6−ジオキサノニル基、4,8−ジオキサノニル基、3,7−ジオキサオクチル基、3,7−ジオキサノニル基、4,7−ジオキサオクチル基、4,7−ジオキサノニル基または4,8−ジオキサデシル基である。
【0028】
更に、基R1の例は、3,6,9−トリオキサデシル基、3,6,9−トリオキサウンデシル基、3,6,9,12−テトラオキサトリデシル基、3,6,9,12−テトラオキサテトラデシル基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、第二ブチルチオ基、ペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、第三ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチルチオ基、1−エチルペンチルチオ基、オクチルチオ基、イソオクチルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、ノニルチオ基、イソノニルチオ基、デシルチオ基、イソデシルチオ基、ウンデシルチオ基、ドデシルチオ基、トリデシルチオ基、イソトリデシルチオ基、テトラデシルチオ基、ペンタデシルチオ基、ヘキサデシルチオ基、ヘプタデシルチオ基、オクタデシルチオ基、ノナデシルチオ基またはエイコシルチオ基である。
【0029】
更に、基R1、R5、Z3、Z4およびZ6の例およびCR345と一緒の基の例は、フェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基または4−メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基または4−エチルフェニル基、2−プロピルフェニル基、3−プロピルフェニル基または4−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、または4−イソプロピルフェニル基、2−ブチルフェニル基、3−ブチルフェニル基または4−ブチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基または4−メトキシフェニル基、2−エトキシフェニル基、3−エトキシフェニル基または4−エトキシフェニル基、2−イソブトキシフェニル基、3−イソブトキシフェニル基または4−イソブトキシフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基または4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基または4−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基または4−トリフルオロメチルフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基または4−ニトロフェニル基あるいは2−カルボキシフェニル基、3−カルボキシフェニル基または4−カルボキシフェニル基である。
【0030】
更に、基R1、R3、R4、Z3およびZ4の例は、2−カルボキシエチル基、2−メトキシカルボニルエチル基、ベンジル基、1−フェニルエチル基または2−フェニルエチル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基または4−メチルベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基または4−メトキシベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、または4−クロロベンジル基、2−ニトロベンジル基、3−ニトロベンジル基または4−ニトロベンジル基、3−ベンジルオキシプロピル基、フェノキシメチル基、6−フェノキシ−4−オキサヘキシル基、8−フェノキシ−4−オキサオクチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基または3−ヒドロキシプロピル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,2,2−トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、ノナフルオロブチル基、2−シアノエチル基、2−シアノプロピル基または3−シアノプロピル基、2−アセチルオキシエチル基、2−アセチルオキシプロピル基または3−アセチルオキシプロピル基、2−イソブチリルオキシエチル基、2−イソブチリルオキシプロピル基または3−イソブチリルオキシプロピル基、2−メトキシカルボニルエチル基、2−メトキシカルボニルプロピル基または3−メトキシカルボニルプロピル基、2−エトキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルプロピル基または3−エトキシカルボニルプロピル基、2−メチルアミノカルボニルオキシエチル基、2−メトキシカルボニルオキシエチル基、2−メトキシカルボニルオキシプロピル基または3−メトキシカルボニルオキシプロピル基、2−エトキシカルボニルオキシエチル基、2−エトキシカルボニルオキシプロピル基または3−エトキシカルボニルオキシプロピル基、2−ブトキシカルボニルオキシエチル基、2−ブトキシカルボニルオキシプロピル基または3−ブトキシカルボニルオキシプロピル基、2−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)エチル基、2−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)プロピル基または3−(2−フェニルエトキシカルボニルオキシ)プロピル基、2−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)エチル基あるいは2−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピル基または3−(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピル基である。
【0031】
更に、R5の例は、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基、ベンジル基、1−フェニルエチル基または2−フェニルエチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基または2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基または3−ヒドロキシプロピル基あるいは4−ヒドロキシ−2−オキサブチル基である。
【0032】
更に、R5およびCR345の例は、チエン−2−イル基、チエン−3−イル基、3−メチルチエニル基または4−メチルチエニル基あるいは3−フルオロチエニル基または4−フルオロチエニル基である。
【0033】
更に、CR345の例は、フルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,2,2−トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、ノナフルオロブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基またはシクロヘプチル基である。
【0034】
更に、Z3およびZ4の例は、シクロペンチル基、メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、アリル基またはメタリル基である。
【0035】
基Z1の例は、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、プロピルスルホニルアミノ基、イソプロピルスルホニルアミノ基、ブチルスルホニルアミノ基、モノメチルアミノスルホニルアミノ基またはジメチルアミノスルホニルアミノ基、モノエチル−アミノスルホニルアミノ基またはジエチル−アミノスルホニルアミノ基、モノプロピルアミノスルホニルアミノ基またはジプロピルアミノスルホニルアミノ基、モノイソプロピルアミノスルホニルアミノ基またはジイソプロピルアミノスルホニルアミノ基、モノブチルアミノスルホニルアミノ基またはジブチルアミノスルホニルアミノ基あるいは(N−メチル−N−エチルアミノスルホニル)アミノ基である。
【0036】
更に、基Z6の例は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ベンジル基、2−メチルベンジル基、2,4−ジメチルベンジル基、2−メトキシベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基またはブチルチオ基である。
【0037】
更に、基R1、R4、R5、Z1、Z2およびZ6の例は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、第二ブトキシ基または第三ブトキシ基である。
【0038】
更に、R1の例は、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、第三ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、1−エチルペンチルオキシ基、オクチルオキシ基、イソオクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、ノニルオキシ基、イソノニルオキシ基、デシルオキシ基、イソデシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、ドデシルオキシ基、トリデシルオキシ基、イソトリデシルオキシ基、テトラデシルオキシ基、ペンタデシルオキシ基、ヘキサデシルオキシ基、ヘプタデシルオキシ基、オクタデシルオキシ基、ノナデシルオキシ基またはエイコシルオキシ基である。
【0039】
およびZまたは以下に記載の基LおよびLが、これらと結合している窒素原子と一緒になって、更にヘテロ原子を有していてもよい5員または6員の飽和複素環式基を形成する場合には、これらの基の適当な例は、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、ピペラジニル基またはN−(C〜C−アルキル)ピペラジニル基である。
【0040】
基R6の例は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基または第二ブトキシカルボニル基である。
【0041】
式Iの有利なトリアゾロピリジン染料は、R6がシアノ基であるものである。
【0042】
更に、式Iの有利なトリアゾロピリジン染料は、R5がC1〜C5−アルキル基またはフェニル基であるものである。
【0043】
更に、基CR345が一緒に、置換されていないかまたは置換されているフェニル基であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているチエニル基である式Iのトリアゾロピリジン染料を生じることは有利である。
【0044】
更に有利な式Iのトリアゾロピリジン染料は、R1が、アルキル鎖がエーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されていてもよいC1〜C6−アルカノイルオキシ、C1〜C8−アルコキシカルボニル、フェニルまたはC1〜C4−アルキルフェニルによって置換されていないかまたは置換されており、かつエーテル官能基中で酸素原子1個または2個によって中断されていてもよいC1〜C13−アルキル基であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているフェニル基である。
【0045】
特に有利な式Iのトリアゾロピリジン染料は、R1が、それぞれ、12個までの炭素原子を有しているようなアルキル基、アルコキシアルキル基、アルカノイルオキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基であるか、置換されていないかまたはメチル置換されているベンジル基あるいは置換されていないかまたはメチル置換されているフェニル基であるようなものである。
【0046】
更に特に有利な式Iのトリアゾロピリジン染料は、R2が、上記の式IIa、IIc、IIgまたはIIiの基であるものであり、この場合、
1は、水素原子、C1〜C4−アルキル基、C1〜C4−アルコキシ基またはC1〜C8−アルカノイルアミノ基であり、
2は、水素原子、メチル基、メトキシ基またはエトキシ基であり、
3およびZ4は、それぞれ互いに独立に、それぞれ、炭素原子12個までを有しているようなアルキル基、アルコキシアルキル基、アルカノイルオキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基であるか、置換されていないかまたはメチル置換されているベンジル基またはフェニル基であり、
6は、水素原子、C1〜C8−アルキル基、置換されていないかまたはC1〜C4−アルキル置換されているかまたはC1〜C4−アルコキシ置換されているフェニル基、ベンジル基またはチエニル基である。
【0047】
本発明による式Iの染料は、常法によって製造することができる。
【0048】
例えば、EがCHである式Iのトリアゾロピリジン染料は、式III:
2―CHO (III)
〔式中、R2は、上記の意味を有している〕で示されるアルデヒドを、式IVaまたはIVb:
【0049】
【化12】
Figure 0003898777
【0050】
〔式中、R1、R3、R4、R5、R6およびR7は、上記の意味を有している〕で示されるトリアゾロピリジンを用いて縮合することによって得ることができる。
【0051】
Eが窒素原子である前記の式Iのトリアゾロピリジン染料は、例えば式V:
2―NO (V)
〔式中、R2は、上記の意味を有している〕で示されるニトロソ化合物の縮合によってかまたは式VI:
2―NH2 (VI)
〔式中、R2は、上記の意味を有している〕で示されるアミノ化合物と、トリアゾロピリジンIVaまたはIVbとの酸化的カップリングによって得ることができる。
【0052】
しかしながら、国際公開番号WO−A−95/21219の記載から公知の方法で、例えばしきIVcまたはIVd:
【0053】
【化13】
Figure 0003898777
【0054】
〔式中、E、R1、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示される化合物を、式VII:
2―H (VII)
〔式中、R2は、上記により定義されているのと同じである〕で示される化合物を用いて縮合することによって、式Iの新規染料を製造することも可能である。
【0055】
更に、本発明は、式IV
【0056】
【化14】
Figure 0003898777
【0057】
〔式中、
は、エーテル官能基中で酸素原子1〜4個によって中断されていてもよいC〜C20−アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、ヒドロキシル基、置換されていないかまたは置換されているC〜C20−アルコキシ基、メルカプト基あるいは置換されていないかまたは置換されているC〜C20−アルキルチオ基であり、
は、水素原子であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているC〜C−アルキル基であり、
は、水素原子であるかあるいは置換されていないかまたは置換されているC〜C−アルキル基またはC〜C−アルコキシ基であり、
は、エーテル官能基中で酸素原子1〜2個によって中断されていてもよく、かつフェニル置換またはヒドロキシ置換されていてもよいC〜C−アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基、置換されていないかまたは置換されているチエニル基またはエーテル官能基中で酸素原子1個によって中断されていてもよいC〜C−アルコキシ基であるかあるいは基CRが一緒になってC〜C−シクロアルキル基、C〜C−ハロゲン化アルキル基、置換されていないかまたは置換されているフェニル基あるいは置換されていないかまたは置換されているチエニル基であり、
は、水素原子、ホルミル基、ニトロソ基、シアノ基、C〜C−アルコキシメチル基であるかまたは式:CH―NL(但し、LおよびLは、それぞれ互いに独立に水素原子であるかまたはC〜C−アルキルイミノによって中断されていてもよいC〜C−アルキル基であるかまたはこれらと結合している窒素原子と一緒になって5員または6員の飽和した複素環式基である)で示される基であり、
は、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、C〜C−アルコキシカルボニル基またはベンゾチアゾリル基であり、
10は、ヒドロキシル基、メルカプト基、ハロゲン原子、基:−NL(但し、LおよびLは、それぞれ上記により定義されているのと同じである)であるかまたは酸性のCH化合物の基である〕
で示される新規トリアゾロピリジンを提供するものである。
【0058】
式Iの新規トリアゾロピリジンの基礎をなす基本構造の正確なIUPAC名称は、1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリジンであり、この場合、環には、以下のように数字が付与されている:
【0059】
【化15】
Figure 0003898777
【0060】
式IVの化合物は、多数の互変体の形で生じることができ、その全ては、請求項によって包含されている。例えば、R10がヒドロキシル基である化合物は、就中、以下の互変体の形で生じることができる:
【0061】
【化16】
Figure 0003898777
【0062】
式IV中のR10が、酸性のCH化合物の基である場合には、この基は、例えばニトロメタン、ニトロエタンから誘導することができるかまたは式VIII〜XIII:
【0063】
【化17】
Figure 0003898777
【0064】
〔式中、
1は、シアノ基、ニトロ基、C1〜C4−アルカノイル基、置換されていないかまたはC1〜C4−アルキル置換されているか、C1〜C4−アルコキシ置換されているかまたはハロゲン原子置換されているベンゾイル基、C1〜C4−アルキルスルホニル基、置換されていないかまたはC1〜C4−アルキル置換されているか、C1〜C4−アルコキシ置換されているかまたはハロゲン原子置換されているフェニルスルホニル基、カルボキシル基、C1〜C4−アルコキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ(C1〜C4−アルキル)カルバモイル基またはジ(C1〜C4−アルキル)カルバモイル基、置換されていないかまたはC1〜C4−アルキル置換されているか、C1〜C4−アルコキシ置換されているかまたはハロゲン原子置換されているフェニルカルバモイル基、置換されていないかまたはC1〜C4−アルキル置換されているか、C1〜C4−アルコキシ置換されているか、ハロゲン原子置換されているかまたはニトロ置換されているフェニル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、ベンズイミダゾール−2−イル基、5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルまたは2−ヒドロキシキノキサリン−3−イル基であり、
2は、C1〜C4−アルキル基またはC1〜C6−アルコキシ基であり、
3は、C1〜C4−アルコキシカルボニル基、フェニルカルバモイル基またはベン
ズイミダゾール−2−イル基であり、
4は、水素原子またはC1〜C6−アルキル基であり、
5は、水素原子またはC1〜C4−アルキル基またはフェニル基であり、
6は、C1〜C4−アルキル基である〕
で示される酸性のCH化合物から誘導することができる。
【0065】
特に重要なものは、式VIII、IXまたはXIの酸性のCH化合物であり、この場合、
1は、シアノ基、アセチル基、ベンゾイル基、C1〜C4−アルコキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、C1〜C2−モノアルキルカルボニル基、フェニルカルバモイル基、フェニル基、ベンズイミダゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基または5−フェニル−1,3,4−チアゾール−2−イル基であり、
2は、C1〜C2−アルコキシ基であり、
3は、C1〜C2−アルコキシカルボニル基またはフェニルカルバモイル基であり、
5は、メチル基である。
【0066】
8の例は、アミノメチル基、N−モノメチルアミノメチル基またはN,N−ジメチルアミノメチル基、N−モノエチルアミノメチル基またはN,N−ジエチルアミノメチル基、N−モノジプロピルアミノメチル基またはN,N−ジプロピルアミノメチル基、ピロリジノメチル基、ピペリジノメチル基、モルホリノメチル基、ピペラジノメチル基、N−(C1〜C4−アルキル)ピペラジノメチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基またはブトキシメチル基である。
【0067】
式IV中で生じる基の他の例は、上記から明らかにすることができる。
【0068】
基R8およびR9の2つの一方が水素原子であり、他方がシアノ基である式IVのトリアゾロピリジンは有利である。
【0069】
更に、R9がシアノ基である式IVのトリアゾロピリジンは、有利である。
【0070】
更に、R5がC1〜C5−アルキル基またはフェニル基である式IVのトリアゾロピリジンは有利である。
【0071】
更に、基CR345が一緒になって、置換されていないかまたは置換されているフェニル基あるいは置換されていないかまたは置換されているチエニル基である式IVのトリアゾロピリジンは有利である。
【0072】
更に、R1がC1〜C13−アルキル基またはフェニル基である式IVのトリアゾロピリジンは有利である。
【0073】
9がシアノ基であり、R8が水素原子である式IVのトリアゾロピリジンは、特に有利である。
【0074】
本発明による式IVのトリアゾロピリジンは、例えば米国特許第5101028号明細書中に記載されているのと同様にして常法によって得ることができる。
【0075】
例えば、式IVe:
【0076】
【化18】
Figure 0003898777
【0077】
〔式中、R1、R3、R4およびR5は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示されるトリアゾロピリジンは、式XIV:
【0078】
【化19】
Figure 0003898777
【0079】
〔式中、R3、R4およびR5は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示されるアミノニトリルと、式XV:
A―CO―NH―NH―CO―CH2CN (XV)
〔式中、Aは、アミノ基であるかまたは上記の基R1である〕で示されるヒドラジンとの反応によって得ることができる。
【0080】
式IVf:
【0081】
【化20】
Figure 0003898777
【0082】
〔式中、R1、R3、R4およびR5は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示されるようなトリアゾロピリジンは、例えば式XVI:
A―CO―NH―NH―CO―CH2COR345 (XVI)
〔式中、A、R3、R4およびR5は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示されるヒドラジンと、マロンニトリルとの反応によって得ることができる。
【0083】
式IVの他のトリアゾロピリジンは、常法により、式IVeおよびIVfの化合物から得ることができる。
【0084】
例えば、置換基R8は、求電子置換反応の方法、例えばフィルスマイヤー反応、またはニトロソ化、好ましい場合には引き続く誘導によって導入することができる。
【0085】
4位または6位のシアノ基は、常法により、カルバモイル基、カルボキシル基またはC1〜C4−アルコキシカルボニル基に変換することができる。
【0086】
7位のヒドロキシル基は、酸ハロゲン化物、特に酸塩化物、例えば塩化ホスホリルを用いる処理によってハロゲン原子と置換することができる。
【0087】
更に、ハロゲン原子は、常法により、酸性CH化合物、式XVII:
【0088】
【化21】
Figure 0003898777
【0089】
〔式中、L2およびL3は、それぞれ上記により定義されているのと同じである〕で示されるアミンまたは硫化水素と置換することができる。
【0090】
式IVの新規トリアゾロピリジンは、特に式Iの染料の合成のための有用な中間体である。
【0091】
更に、本発明は、1つまたはそれ以上の式Iのトリアゾロピリジン染料が存在する支持体を用いることからなる、エネルギー源を用いる拡散または昇華によって支持体からプラスチックコーテッドペーパーへ染料を転写する方法を提供するものである。
【0092】
本発明による方法のために必要とされる染料支持体(転写)を得るためには、式Iの染料は、適当な有機溶剤中または溶剤と1つまたはそれ以上のバインダとの混合物中で、添加剤を添加するかまたは添加せずに処理して印刷インキに変えられる。前記印刷インキは、有利に、式Iの染料を、分子分散溶液の形で含有している。この印刷インキは、ナイフを用いて不活性支持体に塗布することができ、かつこの染料を、例えば空気中でかまたはヘアドライヤーを用いて乾燥させることができる。式Iの染料のための適当な有機溶剤の例は、式Iの染料の溶解度が、20℃で1重量%を上回る、有利に5重量%を上回るようなものである。
【0093】
記載することができる例は、エタノール、プロパノール、イソブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、トルエン、クロロベンゼンまたはこれらの混合物である。
【0094】
適当なバインダは、有機溶剤中に溶解し、かつ不活性支持体に染料を結合させることができ、磨耗に対してある程度の耐性を有する全ての樹脂または高分子材料である。このために有利なバインダは、印刷インキが空気中で乾燥した後に、染料混合物が、目に見える結晶化を生じることなく、清澄で透明な薄膜を形成できるようにするものである。
【0095】
この種のバインダの例は、米国特許第5132438号明細書中に記載されているかまたは前記明細書中に引用されている関連する特許明細書中に記載されている。
【0096】
有利なバインダは、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、プロピオン酸セルロースまたは飽和した線状ポリエステルである。
【0097】
バインダ:染料の重量比は、一般に、1:1〜10:1である。
【0098】
適当な添加剤の例は、米国特許第5132438号明細書に記載されているかまたは前記明細書中に引用されている関連する特許明細書中に記載されているような剥離剤である。更に、特記されねばならないことは、貯蔵またはインキリボンの加熱の際に、転写染料が結晶化することを防ぐ有機添加剤、例えばコレステロールまたはバニリンから製造されなければならないことである。
【0099】
適当な不活性支持体の例は、米国特許第5132438号明細書に記載されているかまたは前記明細書中に引用されている関連する特許明細書中に記載されている。支持体の厚さは、一般に、3〜30μmである。
【0100】
染料受容層として使用するのに適するものは、原理的に、転写すべき染料に親和性を有する全ての温度安定性のプラスチック層、例えば変性されたポリカルボナートまたはポリエステルである。更にその詳細は、例えば米国特許第5132438号明細書に見出すことができるかまたは前記明細書中に引用されている関連する特許明細書中に見出すことができる。
【0101】
転写は、エネルギー源、例えばレーザまたはサーマルヘッドを用いて行われ、この場合、このサーマルヘッドは、、染料転写が0<t<15マイクロ秒の範囲内の時間で行うことができるように300℃以上に加熱することができることが必要とされる。前記の間に、染料は、転写シートから移行し、受容媒体の表面被覆の中へ拡散する。
【0102】
本発明による式Iの染料は、その転写において有利な工業的性質を有している。この染料は、インキリボン中への高い溶解度(バインダとの良好な相容性)、印刷インキ中での高い安定性、良好な転写能力、高い画像安定性(即ち、良好な耐候堅牢度および環境的作用、例えば湿気、温度または化学薬品に対する良好な安定性)を示し、フレキシブルカラーを、最適な三色印刷の意味での、先に存在する減法原色に適合させるものである(原色または混色の最大に可能な輝度および深いニュートラルブラック)。
【0103】
その上更に、本発明による式Iの染料は、合成材料、例えばポリエステル、ポリアミドまたはポリカルボナートの染色または印刷に好適である。特記されねばならないことは、編織布の形態の材料、例えばポリエステルまたはポリアミドまたはポリエステル/コットン配合物から製造された繊維、紡ぎ糸、撚り糸、メリヤス生地、織布または不織布から製造されなければならないことである。前記染料は、ケラチン繊維、例えば毛髪または毛皮の染色にも適している。
【0104】
その上更に、式Iの新規染料は、例えば欧州特許出願公開第第399473号明細書に記載されているようなカラーフィルターの製造に適している。
【0105】
最終的には、前記染料は、電子写真用のトナーの製造のための色料として有利に使用することもできる。
【0106】
以下の実施例は、本発明を説明するものである。
【0107】
【実施例】
A) トリアゾロピリジンの製造
例 1
1lのフラスコ中で、N,N−ジメチルアセトアミド200ml中のヒドラジン水和物50g(1モル)の溶液を、40〜50℃の温度で、シアノ酢酸エチル124.45g(1.1モル)と混合し、かつこの混合物を、40〜50℃の温度で1時間撹拌した。次に、トリエチルアミン101g(1モル)を添加した。次に、2−エチルヘキサノイルクロリド161.9g(1モル)を30℃で4時間で添加し、引き続き、この混合物を30℃で2時間撹拌した。次に、チタンテトラエトキシド1gおよび式:
【0108】
【化22】
Figure 0003898777
【0109】
で示される化合物123g(1.5モル)を添加し、かつこの混合物を、120℃に加熱して、残留エタノールを留去した。こうして引き続き、この混合物を、濃塩酸150mlおよび水2lの70℃の熱い溶液の中に注ぎ込み、かつこの混合物を、70℃で1時間撹拌し、次に、吸引濾過した。この残分を水2lを用いて洗浄し、かつ減圧下に乾燥させて、式:
【0110】
【化23】
Figure 0003898777
【0111】
で示される化合物198gを分離した。
【0112】
例 2
1lのフラスコ中で、N,N−ジメチルアセトアミド200ml中のヒドラジン水和物50g(1モル)の溶液を、40〜50℃の温度で、シアノ酢酸エチル124.45g(1.1モル)と混合し、かつこの混合物を、40〜50℃の温度で1時間撹拌した。次に、トリエチルアミン101g(1モル)を添加した。次に、2−エチルヘキサノイルクロリド161.9g(1モル)を30℃で4時間で添加し、引き続き、この混合物を30℃で2時間撹拌した。次に、チタンテトラエトキシド1gおよび式:
【0113】
【化24】
Figure 0003898777
【0114】
で示される化合物123g(1.5モル)を添加し、かつこの混合物を、120℃に加熱して、残留エタノールを留去した。こうして引き続き、この混合物を、濃塩酸150mlおよび水2lの70℃の熱い溶液の中に注ぎ込み、かつこの混合物を、70℃で1時間撹拌し、次に、吸引濾過した。この残分を水2lを用いて洗浄し、かつ減圧下に乾燥させて、式:
【0115】
【化25】
Figure 0003898777
【0116】
で示される化合物153gを分離した。
【0117】
同じ方法は、以下の第1表に記載されたトリアゾロピリジンを製造するために使用することができる。
【0118】
【表1】
Figure 0003898777
【0119】
B) 染料の製造
例 16
【0120】
【化26】
Figure 0003898777
【0121】
N,N−ジブチル−m−トルイジン11gを、亜硝酸ナトリウムを用いて0℃〜5℃で、水性の塩酸媒体中でニトロソ化した。2時間後に、この混合物を、25重量%濃度のアンモニア水を用いて0〜10℃でアルカリ性にし、塩化メチレン150mlを用いて抽出した。引き続き、この有機相を、無水酢酸中の式:
【0122】
【化27】
Figure 0003898777
【0123】
で示される化合物14gの懸濁液に、室温で撹拌しながら添加した。直ちに、発熱反応が生じた。引き続き、この混合物を、室温で更に2時間撹拌し、40℃に加熱し、かつ水と混合して無水酢酸を加水分解した。有機相を水を用いて3回抽出し、かつ回転蒸発器中で濃縮した。残分を、水と一緒に十分に撹拌し、重炭酸ナトリウム水溶液を用いて中和し、吸引濾過し、洗浄して中性にし、かつ室温で乾燥させた。
【0124】
λmax(テトラヒドロフラン=THF):614nm。
【0125】
以下の染料を得るために同じ方法を使用した:
例 17
【0126】
【化28】
Figure 0003898777
【0127】
例 18
【0128】
【化29】
Figure 0003898777
【0129】
例 19
【0130】
【化30】
Figure 0003898777
【0131】
例 20
【0132】
【化31】
Figure 0003898777
【0133】
例 21
【0134】
【化32】
Figure 0003898777
【0135】
2−モルホリノ−5−ホルミルチアゾール8.3gおよび式:
【0136】
【化33】
Figure 0003898777
【0137】
で示される化合物14.0gを、塩化メチレン100ml中に溶解した。無水酢酸100mlを添加し、塩化メチレンを留去し、かつ温度を120℃に上昇させた。この混合物を撹拌しながら100℃に冷却して、目的化合物を沈殿させた。メタノール100mlを添加し、この混合物を一晩撹拌し、吸引濾過し、フィルター残分をメタノールを用いて洗浄し、乾燥させた。λmax(THF):531nm。
【0138】
例 22
【0139】
【化34】
Figure 0003898777
【0140】
氷酢酸438mlおよび濃塩酸438ml中の式:
【0141】
【化35】
Figure 0003898777
【0142】
のトリアゾロピリジン88.4g(0.31モル)の溶液に、18〜20℃で、27重量%濃度の亜硝酸ナトリウム水溶液79g(0.31モル)を1時間で滴加し、引き続き、この混合物を室温で2時間撹拌した。次に、18〜20℃で水325mlを添加した。次に、2−ジブチルアミノ−4−フェニルチアゾール72g(0.25モル)を18〜20℃で滴加した。この後、20〜30℃の温度で、25重量%濃度の水酸化ナトリウム溶液438mlを添加し、2を上回らないpHを達成した。この懸濁液を溶解させた。引き続き、pHを再度調節しながら2の値を維持して、30℃で30分間撹拌した。次に、この混合物を60℃に加熱し、かつ前記温度で2時間撹拌した。次に、50℃に冷却した。
【0143】
次に、有機相の上清を水相から分離した。この染料油状物を、60℃でメタノール中に溶解し、かつ10℃に冷却することによって結晶化させた。1時間の撹拌後に、沈殿した染料を、吸引濾過した。次に、メタノールを用いて洗浄し、その後、水を用いて洗浄した。次に、この染料を、60℃で乾燥させて、減圧下に染料58.5g(40%)を分離した(純度99%)。
【0144】
例 23
【0145】
【化36】
Figure 0003898777
【0146】
氷酢酸438mlおよび濃塩酸438ml中の式:
【0147】
【化37】
Figure 0003898777
【0148】
で示されるトリアゾロピリジン88.4g(0.31モル)の溶液に、18〜20℃で、27重量%濃度の亜硝酸ナトリウム水溶液79g(0.31モル)を1時間で滴加し、引き続き、この混合物を室温で2時間撹拌した。次に、水325mlを18〜20℃で添加した。次に、2−ジブチルアミノー4ーフェニルチアゾール72g(0.25モル)を、18〜20℃で滴加した。この後、20〜30℃の温度で、25重量%濃度の水酸化ナトリウム溶液438mlの添加によって、2を上回らないpHを達成した。この懸濁液を、溶解した。引き続き、引き続き、pHを再度調節しながら2の値を維持して、30℃で30分間撹拌した。次に、この混合物を60℃に加熱し、かつ前記温度で2時間撹拌した。次に50℃に冷却した。次に、有機相の上清を、水相から分離した。この染料油状物を、60℃でメタノール中に溶解し、かつ10℃に冷却することによって結晶化させた。1時間の撹拌後に、沈殿した染料を、吸引濾過した。次に、メタノールを用いて洗浄し、その後、水を用いて洗浄した。次に、この染料を、60℃で乾燥させて、減圧下に染料48.0g(30%)を分離した(純度99%)。
【0149】
同じ方法で、以下の染料を生じた:
例 24
【0150】
【化38】
Figure 0003898777
【0151】
例 25
【0152】
【化39】
Figure 0003898777
【0153】
例 26
【0154】
【化40】
Figure 0003898777
【0155】
例 27
【0156】
【化41】
Figure 0003898777
【0157】
例 28
【0158】
【化42】
Figure 0003898777
【0159】
C) 染料転写
一般的方法
a) 適当な場合には80〜90℃への短時間の加熱を用いて染料10gを撹拌し、メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン混合物(4.5:2:2v/v/v)中の線状ポリエステルを基礎とする10重量%濃度のバインダ100gの中に入れた。
【0160】
この印刷インキを、6μmのナイフを用いて、裏面に適当な非粘着層が塗布されているポリエステルシートに、6μmの厚さで塗布し、かつヘアドライヤーを用いて1分間乾燥させた。残留溶剤が印刷工程を阻害することがあるので、インキリボンを印刷に使用する前に、該インキリボンを、空気中で、少なくとも24時間乾燥させなければならない。
【0161】
b) インキリボンを、市販のサーマルヘッドを備えたコンピューター制御された試験装置中で、市販のビデオプリント紙(日立、タイプVY−S)の上への印刷に使用する。
【0162】
サーマルヘッドのエネルギーの出力は、ボルト数を調節し、パルス持続時間を7msに調整し、かつそれぞれの時間に1つだけのパルスが発振されることによって制御されている。エネルギー出力は、0.7〜2.0mJ/ドットである。
【0163】
着色の水準は、供給されたエネルギーに正比例するので、色楔を製造することができ、かつ分光分析により分析することができる。
【0164】
(1の吸光度についてのmJでのエネルギー)および1/mJでの勾配mは、加熱部材1つ当たりに供給されたエネルギーに対する色の深さのグラフから見出される。
【0165】
結果は、以下の第2表中に記載されている。
【0166】
【表2】
Figure 0003898777
【0167】
D) 染色の場合の使用
ポリエステル織物10gを、50℃で、ポリエステル織物に対して、染料X重量%を含有し、かつpHが、酢酸を用いて4.5に調節されている染浴液200ml中に導入した。50℃で5分後に、この浴液温度を30分間で130℃に上昇させ、前記温度で60分間保持し、次に、20分間で60℃に冷却させた。
【0168】
この後、染色されたポリエステル織物を、65℃で、15分間、32重量%濃度の水酸化ナトリウム溶液5ml/l、亜ジチオン酸ナトリウム3g/lおよび酸化エチレン48モルとヒマシ油1モルとの付加生成物1g/lを含有する浴液200ml中で処理することによって、還元的に清浄化した。最終的に、この織物を、すすぎ洗いし、希酢酸を用いて中和し、もう再度洗浄し、かつ乾燥させた。
【0169】
染料No.17を、0.25重量%の量(X)で使用した。得られた染色物は、極めて光輝性の帯緑青色であり、かつドライヒートセットおよびプリーティングに対して優れた堅牢度を有していた。

Claims (2)

  1. 式I:
    Figure 0003898777
    {式中、
    、エーテル官能基中で酸素原子1〜4個によって中断されていてもよいC〜C20−アルキル基、フェニル基、ヒドロキシ基、C 〜C20−アルコキシ基、メルカプト基あるいはC 〜C20−アルキルチオ基であり、
    Qは、式:
    Figure 0003898777
    式中、
    は、ベンゾ融合していてもよい5員または6員の炭素環式または複素環式基であり、
    は、水素原子であるかあるいはC 〜C−アルキル基であり、
    は、水素原子であるかあるいはC 〜C−アルキル基またはC〜C−アルコキシ基であり、
    は、エーテル官能基中で酸素原子1〜2個によって中断されていてもよく、かつフェニル置換またはヒドロキシル基置換されていてもよいC〜C−アルキル基、フェニル基、チエニル基またはエーテル官能基中で酸素原子1個によって中断されていてもよいC〜C−アルコキシ基であるかまたは基CRが一緒になってフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基または4−メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基または4−エチルフェニル基、2−プロピルフェニル基、3−プロピルフェニル基または4−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、または4−イソプロピルフェニル基、2−ブチルフェニル基、3−ブチルフェニル基または4−ブチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基または4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基または4−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基または4−トリフルオロメチルフェニル基、チエン−2−イル基、チエン−3−イル基、3−メチルチエニル基または4−メチルチエニル基あるいは3−フルオロチエニル基または4−フルオロチエニル基であり、
    は、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、C〜C−アルコキシカルボニル基またはベンゾチアゾル基であり、
    Eは、CHまたは窒素原子である〕で示される基であり、
    は、酸素原子または式:
    Figure 0003898777
    (式中、Lは、それぞれ、エーテル官能基中で酸素原子1〜2個によって中断されていてもよいC〜C−アルキル基である)
    で示される基である}で示されるトリアゾロピリジン染料。
  2. 式IV:
    Figure 0003898777
    〔式中、
    は、エーテル官能基中で酸素原子1〜4個によって中断されていてもよいC〜C20−アルキル基、フェニル基、ヒドロキシル基、C 〜C20−アルコキシ基、メルカプト基あるいはC 〜C20−アルキルチオ基であり、
    基CR 3′ 4′ 5′ が一緒になってフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基または4−メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基または4−エチルフェニル基、2−プロピルフェニル基、3−プロピルフェニル基または4−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、または4−イソプロピルフェニル基、2−ブチルフェニル基、3−ブチルフェニル基または4−ブチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基または4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基または4−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基または4−トリフルオロメチルフェニル基、チエン−2−イル基、チエン−3−イル基、3−メチルチエニル基または4−メチルチエニル基あるいは3−フルオロチエニル基または4−フルオロチエニル基であり、
    は、水素原子、ホルミル基、ニトロソ基、シアノ基、C〜C−アルコキシメチル基であるかまたは式:CH―NL(但し、LおよびLは、それぞれ互いに独立に水素原子であるかまたはC〜C−アルキルイミノによって中断されていてもよいC〜C−アルキル基であるかまたはこれらと結合している窒素原子と一緒になって5員または6員の飽和した複素環式基である)で示される基であり、
    は、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、カルボキシル基、C〜C−アルコキシカルボニル基またはベンゾチアゾリル基であり、
    10は、ヒドロキシル基、メルカプト基、ハロゲン原子、基:−NL(但し、LおよびLは、それぞれ上記により定義されているのと同じである)である〕
    で示されるトリアゾロピリジン。
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