JP3898337B2 - エアバッグの廃棄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、解体工場などにおいて起爆手段(スクイブ)を点火してエアバッグを廃棄展開(膨張)させるエアバッグの廃棄装置に関し、より詳しくは、車両内の乗員を保護するためのエアバッグを備えると共に、特にエアバッグを廃棄するに際してエアバッグを廃棄展開(膨張)させるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
衝突時に膨張して乗員を保護するエアバッグが搭載された車両は近年増加の一途をたどっており、エアバッグは運転席のみならず、助手席、さらには後部席にも装着されつつある。このようなエアバッグを搭載した車両を廃車する場合、廃車作業時に意図しない暴発を生じる恐れがあることから、予めエアバッグを強制的に展開(作動あるいは膨張)させておいてからインフレータなどと共に廃棄することが望ましい。
【0003】
エアバッグの制御ユニットにあっては一般に、車載バッテリ電源とアースとの間にセーフィングセンサ(スイッチ)と、スクイブ(起爆手段)通電用の駆動トランジスタ(半導体スイッチ)とを直列に接続し、セーフィングセンサがオンすると共に、駆動トランジスタが導通したとき、スクイブが通電されて点火される。
【0004】
そのようなエアバッグの廃棄技術に関して、特開平9−76855号公報において、電子制御ユニットとスクイブ(起爆手段)を接続するリード線を外部からジャンパ・ケーブルで短絡して外部電源装置に接続し、スクイブに通電して起爆することによってエアバッグを廃棄展開させる技術が提案されている。
【0005】
また、特開平9−240416号公報において、電子制御ユニット内にセーフィングセンサをバイパスするように廃棄駆動回路を組み込み、2個のトランジスタを交互にオンさせてコンデンサを充放電させ、その充放電による交流電流をスクイブに供給して起爆させる技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−76855号公報記載の技術にあっては、廃棄作業時にインフレータのカバーを開いてスクイブに接続されたリード線を取り出してジャンパ・ケーブルに接続する必要があり、煩瑣であって作業工数が増加する不都合があった。
【0007】
また、車種によってインフレータのカバーやカバーの形状あるいは位置が必ずしも同一ではないことから、車種ごとに確認する必要も作業工数を一層増加させていた。さらに、手作業によることから人的ミスの問題もあった。
【0008】
特開平9−240416号公報記載の技術にあっては、2個のトランジスタを交互にオンさせてコンデンサを充放電させて駆動電源としていることから、作動の確実性において十分には満足し難い問題があった。
【0009】
従って、この発明は、従来技術の上記した欠点を解消し、エアバッグの廃棄を容易かつ確実に行うことができると共に、人的ミスが生じる可能性を低減したエアバッグの廃棄装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1項に係るエアバッグの廃棄装置においては、車両に搭載されるエアバッグのインフレータ内に収容される起爆手段と、前記起爆手段を電圧源に接続する電圧供給路と、前記車両に作用する加速度に応じてオンする第1の加速度検出手段と、前記車両に作用する加速度を検出する第2の加速度検出手段と、前記電圧供給路に前記起爆手段と直列に介挿される半導体スイッチと、前記第2の加速度検出手段の出力に応じて前記半導体スイッチに作動信号を出力するマイクロコンピュータからなり、前記起爆手段に通電してエアバッグを膨張させるエアバッグの制御装置を備えてなるものにおいて、前記制御装置を収容するケースのコネクタと嵌合自在な形状を有するコネクタを備え、前記コネクタを介して嵌合されるとき、前記マイクロコンピュータの前記制御装置で使用されないポートに接続されて前記制御装置の間で信号を送受する外部ツール、前記ポートを介して第1の信号パターンを入力してから第1の所定時間以内に第2の信号パターンを入力した後、第2の所定時間以上継続して第3の信号パターンを入力したとき、前記外部ツール接続確認信号を出力して廃棄実行信号を力する廃棄実行信号力手段、および前記力された廃棄実行信号に応じて前記起爆手段に通電する通電手段を備える如く構成した。これによって、エアバッグの廃棄を容易かつ確実に行うことができると共に、人的ミスが生じる可能性も低減することができる。
【0011】
請求項2項にあっては、前記通電手段は、前記第1の加速度検出手段をバイパスして前記電圧供給路に前記起爆手段を接続する第2の電圧供給路、および前記第2の電圧供給路に介挿される第2の半導体スイッチを備えると共に、前記廃棄実行信号に応じて前記第2の半導体スイッチをオンして前記起爆手段に通電する如く構成した。これによって前記したと同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即してこの発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1はこの発明に係るエアバッグの廃棄装置を全体的に示す概略図である。
【0015】
理解の便宜上、最初に図2を参照してこの発明が前提とする、廃棄を予定していないエアバッグの制御装置を説明する。
【0016】
図2はそのエアバッグの制御装置10を全体的に示す概略図であり、制御装置10はケース11に収納され、車両(図示せず)の運転席(図示せず)のダッシュボード付近に配置される。
【0017】
制御装置10はマイクロコンピュータ(以下「CPU」という)12を備える。CPU12は図示の如く、昇圧制御、衝突判定および故障検出(自己診断)を行う。
【0018】
CPU12はコネクタ13を介して車両に搭載されたバッテリ電源14に接続されており、イグニションスイッチ16がオンされると、バッテリ電源14からバッテリ電圧VB(12V程度)が供給される。バッテリ電圧は制御装置10においてレギュレータ18に入力され、そこで動作電圧(5V)に調整されてCPU12に供給される。
【0019】
他方、バッテリ電圧はバックアップコンデンサを備えた昇圧回路20に入力され、車両衝突時にバッテリ電源14(バッテリ装置)が外れた場合にもエアバッグが作動できるように、昇圧回路20においてCPU12の指令に従って35V程度に昇圧してバックアップコンデンサを充電する。
【0020】
昇圧回路20は電圧供給路22に接続され、電圧供給路22は途中で分岐し、そのそれぞれにスクイブ24,26が接続される。スクイブ24,26は、ステアリングホイール(図示せず)および助手席前方ダッシュボードに格納されたエアバッグ(図示せず)のインフレータ(図示せず)内に収容され、その周囲には微量の火薬が配置される。
【0021】
尚、昇圧回路20とスクイブ24,26の間の電圧供給路22はリード線からなると共に、制御装置10および、それに接続されるコネクタ28を出た後、スクイブ24とはステアリング接続(被覆)ケーブル22aで接続され、スクイブ26とも類似構造の被覆ケーブル22bで接続される。
【0022】
車両(図示せず)の中央位置付近にはGセンサ(第2の加速度検出手段)32が設けられ、車両の進行方向に生じる加速度(減速度)に比例する信号を出力してCPU12に送る。
【0023】
また、制御装置10内にはセーフィングセンサ(第1の加速度検出手段)34が設けられ、セーフィングセンサは電圧供給路22においてスクイブ24,26が配置された位置の上流側に介挿される。セーフィングセンサ34は2組のリードスイッチからなり、2組の強磁性体のリードが一端に間隙をもって相対してガラス管内に封入され、その周囲にコイルが配置されてなる。
【0024】
セーフィングせンサ34は車両の通常走行時はオフして電圧供給路22を開放すると共に、車両の進行方向に所定値以上の加速度(減速度)が作用するとオンして電圧供給路22を閉鎖する。
【0025】
電圧供給路22においてスクイブ24,26とアースの間には第1、第2の駆動トランジスタ(半導体スイッチ)36,38が介挿される。第1、第2の駆動トランジスタ36,38は共にnチャンネル型のMOSFETからなり、そのゲート端子はCPU12に接続されると共に、ドレイン端子はスクイブ24,26を介して昇圧回路20に接続され、ソース端子はアースされる。第1、第2の駆動トランジスタ36,38は、ゲート端子に高電圧(ハイレベル)の作動信号を供給されると、導通する。
【0026】
CPU12は、クロック42およびEEPROM(E2 PROM)44を備える。また、CPU12はワーニングランプ46を備え、必要に応じて点灯する。さらに、CPU12は入出力ポート(図示せず)に多くの端子を備える。
【0027】
その端子群は後述の如く、制御で使用しない車両販売業者専用の端子、例えばMES端子(Memory Erase端子)、SCS端子(ServiceCheck端子)、およびSCI端子(Serial Communication Interface端子)を含む。
【0028】
次いで、動作を説明すると、CPU12はGセンサ32の出力から車両に作用する加速度(減速度)が所定値以上のとき衝突と判断し、高電圧(ハイレベル)の作動信号を第1、第2の駆動トランジスタ36,38のゲート端子に供給して導通させる。同時に、セーフィングセンサ34もオンして回路を閉鎖する。
【0029】
その結果、昇圧回路20のバックアップコンデンサからスクイブ24,26に電流(数A程度)が流れて通電されて加熱し、エンハンサ(伝火薬)を着火してガス発生剤を燃焼させる。よって生じた窒素ガスはインフレータからエアバッグに入り、エアバッグを膨張(展開)させて乗員の胸部や頭部を受け止めて保護する。
【0030】
上記を前提として図1を参照しつつ、この発明に係るエアバッグの廃棄装置を説明する。尚、図2と同様の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
この発明に係る装置は、廃車時にエアバッグを廃棄するために、同図下部に示す如く、廃棄専用ツール(外部ツール)60を設けた。
【0032】
廃棄専用ツール60も、前記したCPU12と同様のマイクロコンピュータ(以下「ツールCPU」という)62を備える。廃棄専用ツール60は、単3型乾電池などの動作電源64を備えると共に、スイッチ66を備える。
【0033】
また、廃棄専用ツール60はコネクタ70を備える。コネクタ70は、エアバッグ制御装置10のケース11に設けられたコネクタ13に嵌められるような形状に構成される。これも誤動作を防止するためである。
【0034】
廃棄専用ツール60のコネクタ70は、エアバッグ制御装置10のコネクタ13に嵌められると、コネクタ70の入出力ポートは、CPU12の入出力ポートの前記したMES端子、SCS端子およびSCI端子に接続される。コネクタ70の入出力ポートでは、Tx(送信用)およびRx(受信用)端子が、CPU12のSCI端子に接続される。
【0035】
さらに、同図上部に示すエアバッグ制御装置10においても、その構成が図1のそれから若干変更され、CPU12の動作に廃棄点火が加わると共に、昇圧回路20とスクイブ24,26との間には、セーフィングセンサ34をバイパスする分岐路52が形成され、そこに第3の駆動トランジスタ(半導体スイッチ)54が介挿される。
【0036】
第3の駆動トランジスタ54はpチャンネル型のMOSFETからなり、そのゲート端子はCPU12に接続されると共に、ソース端子は昇圧回路20に接続され、ドレイン端子は接続点56を介して第1の電圧供給路22に接続される。第3の駆動トランジスタ54は、ゲート端子に低電圧(ローレベル)の作動信号を供給されると、導通する。
【0037】
次いで、図1に示すエアバッグの廃棄装置の動作を説明する。
【0038】
図3はその動作を示すフロー・チャートであり、図4はタイム・チャートである。尚、動作はエアバッグ制御装置10のCPU12および廃棄専用ツール60のツールCPU62の双方で行われることから、理解の便宜のために図3で並列に示す。
【0039】
CPU12の処理は、イグニションスイッチ16がオンされて処理を開始する。
【0040】
ツールCPU62はスイッチ66がオンされることで処理を開始し、S10に進んで、図4タイム・チャートに示す如く、MES端子出力を低電圧(ローレベル)から高電圧(ハイレベル)に立ち上げて出力し、S12に進んでSCS端子出力を高電圧(ハイレベル)から低電圧(ローレベル)に立ち下げて出力し、S14に進んで所定期間の間(例えば1sec)、図示の如きパルス列を出力する。
【0041】
他方、CPU12は処理を開始した後S100に進み、MES端子からの高電圧(ハイレベル)信号入力を待機する。
【0042】
CPU12はMESハイ信号が入力したことを確認するとS102に進み、SCS端子出力(低電圧(ローレベル))が入力したか否か判断する。
【0043】
より具体的には、CPU12はカウンタ(図示せず)を介して時間計測し、所定時間(例えば0.5sec)以内にSCSロー信号入力したか否か判断し、所定時間以内にSCSロー信号が入力したことを確認できないときは以降の処理をスキップし、図示のプログラム(廃棄処理)を中止する。
【0044】
CPU12は所定時間以内にSCSロー信号が入力したことを確認するとS104に進み、適宜な時間(例えば0.5sec)にわたるSCSパルス列信号を入力したか否か同様に所定時間(例えば1sec)の間判断し、否定されるときは以降の処理をスキップして図示のプログラム(廃棄処理)を中止すると共に、所定時間内にSCSパルス列信号が適宜な時間継続して入力したことを確認するとS106に進み、ツールCPU62に接続確認データ「SRS」を出送信する。
【0045】
他方、ツールCPU62はS16に進んで接続確認データ信号が正しく入力されたか否か所定時間(例えば0.5sec)の間判断し、否定されるときは以降の処理をスキップして図示のプログラム(廃棄処理)を中止すると共に、所定時間以内にSRS信号が入力したことを確認するとS18に進み、CPU12に接続確認済みデータ" GO" を出力(送信)する。
【0046】
CPU12はS108に進んで接続確認済みデータ信号が入力されたか否か所定時間(例えば0.5sec)の間判断し、否定されるときは以降の処理をスキップして図示のプログラム(廃棄処理)を中止する。このようにCPU12とツールCPU62のシェークハンドを慎重に行うのは、言うまでもなく、廃棄を慎重に行うためである。
【0047】
CPU12は所定時間内に接続確認済みデータ信号が正しく入力したことを確認するとS110に進み、ツールCPU62に廃棄準備完了データ" OK" を出力(送信)する。
【0048】
他方、ツールCPU62はS20に進み、所定時間(例えば0.5sec)の間に廃棄準備完了データ信号が入力したことを確認するとS22に進み、廃棄実行データ" FIRE" をCPU12に出力(送信)する。
【0049】
他方、CPU12はS112に進んで所定時間(例えば0.5sec)の間に廃棄実行データ信号を入力したことを確認するとS114に進み、廃棄点火処理を行う。具体的には、図1の構成において低電圧(ローレベル)の作動信号を第3の駆動トランジスタ54のゲート端子に送って導通させると共に、高電圧(ハイレベル)の作動信号を第1、第2の駆動トランジスタ36,38のゲート端子に供給して導通させる。
【0050】
ここで、セーフィングセンサ34はバイパスされているので、そのオフにも関わらず、昇圧回路20から通電されてスクイブ24,26は点火される。それによって、運転席および助手席のエアバッグは共に展開(膨張)する。
【0051】
CPU12は次いでS116に進み、廃棄終了データFINISHをツールCPU62に送信する。
【0052】
他方、ツールCPU62はS24に進んで一定時間廃棄終了データ信号入力を待機し、入力を確認するとS26に進んで廃棄終了認識データ" ROGER" をCPU12に送ってプログラムを終了する。
【0053】
CPU12はS118に進んで廃棄終了認識データ信号入力を待機し、入力を確認するとS120に進み、ワーニングランプ46を点灯させてプログラムを終了する。尚、このワーニングランプ点灯は省略しても良い。
【0054】
この実施の形態は上記の如く構成したので、エアバッグの廃棄を容易かつ確実に行うことができると共に、人的ミスが生じる可能性を低減させることができる。即ち、エアバッグの制御装置に廃棄専用ツール(外部ツール)を接続すると共に、制御装置とのシェークハンドも繰り返し確認しつつ入念に行うようにしたので、エアバッグの廃棄を容易かつ確実に行うことができ、人的ミスが生じる可能性を低減させることができる。
【0055】
この実施の形態に係るエアバッグの廃棄装置は上記の如く、車両に搭載されるエアバッグのインフレータ内に収容される起爆手段(スクイブ24,26)と、前記起爆手段を電圧源(バッテリ電源14)に接続する電圧供給路22と、前記車両に作用する加速度に応じてオンする第1の加速度検出手段(セーフィングセンサ34)と、前記車両に作用する加速度を検出する第2の加速度検出手段(Gセンサ32)と、前記電圧供給路に前記起爆手段と直列に介挿される半導体スイッチ(第1、第2の駆動トランジスタ36,38)と、前記第2の加速度検出手段の出力に応じて前記半導体スイッチに作動信号を出力するマイクロコンピュータ(CPU12)からなり、前記起爆手段に通電してエアバッグを膨張させるエアバッグの制御装置10を備えてなるものにおいて、前記制御装置を収容するケース11のコネクタ13と嵌合自在な形状を有するコネクタ70を備え、前記コネクタ70を介して嵌合されるとき、前記マイクロコンピュータの前記制御装置で使用されないポートに接続されて前記制御装置の間で信号(MES,SCS,SCI信号)を送受する外部ツール(廃棄専用ツール60)、ポートを介して第1の信号パターン(MESハイ信号)を入力してから第1の所定時間以内に第2の信号パターン(SCSロー信号)を入力した後、第2の所定時間以上継続して第3の信号パターン(SCSパルス列信号)を入力したとき(CPU12,S100からS104)、前記外部ツール接続確認信号(SRS信号)を出力して廃棄実行信号FIREを力する廃棄実行信号力手段(CPU2,S10からS112)、および前記力された廃棄実行信号に応じて前記起爆手段に通電する通電手段(CPU12,S114)を備える如く構成した。
【0056】
また、前記通電手段は、前記第1の加速度検出手段をバイパスして前記電圧供給路に前記起爆手段を接続する第2の電圧供給路(分岐路52)、および前記第2の電圧供給路に介挿される第2の半導体スイッチ(第3の駆動トランジスタ54)を備えると共に、前記廃棄実行信号に応じて前記第2の半導体スイッチをオンして前記起爆手段に通電する通電手段(CPU12,S114)ように構成した。
【0058】
尚、上記においてCPU12の故障検出(自己診断)動作を追加し、廃棄時にスクイブ24,26に所定以上の電流(例えば500mA)が通電されているか否か判断させ、所定以上の電流(例えば500mA)が通電されていないときは廃棄不能としてワーニングランプ46を点灯、あるいは廃棄専用ツール60にワーニングランプを設けて点灯させても良い。
【0059】
また、上記においてMOSFETとしてnチャンネル型あるいはpチャンネル型を用いたが、いずれであっても良く、あるいは他の種類の半導体スイッチを用いても良い。
【0060】
また、上記において所定時間の例として1sec,0.5secなどとしたが、これは例示であり、それ以上でも未満でも良い。
【0061】
また、上記において車両進行方向からの衝突用のエアバッグの制御装置を例にとったが、この発明は、車両側方からの衝突用のエアバッグの制御装置についても同様に妥当することは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
請求項1項においては、エアバッグの廃棄を容易かつ確実に行うことができると共に、人的ミスが生じる可能性も低減することができる。
【0063】
請求項2項にあっては、前記したと同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアバッグの廃棄装置の構成を全体的に示す概略図である。
【図2】図1装置が前提とするエアバッグの制御装置の構成を全体的に示す概略図である。
【図3】図1装置の動作を示すフロー・チャートである。
【図4】図1装置の動作を説明するタイム・チャートである。
【符号の説明】
10 エアバッグ制御装置
12 マイクロコンピュータ(CPU)
13 コネクタ
14 バッテリ電源
22 電圧供給路
24,26 スクイブ
28 コネクタ
32 Gセンサ(第2の加速度検出手段)
34 セーフィングセンサ(第1の加速度検出手段)
36 第1の駆動トランジスタ(半導体スイッチ)
38 第2の駆動トランジスタ(半導体スイッチ)
44 EEPROM
46 ワーニングランプ
54 第3の駆動トランジスタ(第2の半導体スイッチ)
60 廃棄専用ツール
62 マイクロコンピュータ(ツールCPU)
64 動作電源
66 スイッチ
70 コネクタ

Claims (2)

  1. 車両に搭載されるエアバッグのインフレータ内に収容される起爆手段と、前記起爆手段を電圧源に接続する電圧供給路と、前記車両に作用する加速度に応じてオンする第1の加速度検出手段と、前記車両に作用する加速度を検出する第2の加速度検出手段と、前記電圧供給路に前記起爆手段と直列に介挿される半導体スイッチと、前記第2の加速度検出手段の出力に応じて前記半導体スイッチに作動信号を出力するマイクロコンピュータからなり、前記起爆手段に通電してエアバッグを膨張させるエアバッグの制御装置を備えてなるものにおいて、
    a.前記制御装置を収容するケースのコネクタと嵌合自在な形状を有するコネクタを備え、前記コネクタを介して嵌合されるとき、前記マイクロコンピュータの前記制御装置で使用されないポートに接続されて前記制御装置の間で信号を送受する外部ツール、
    b.前記ポートを介して第1の信号パターンを入力してから第1の所定時間以内に第2の信号パターンを入力した後、第2の所定時間以上継続して第3の信号パターンを入力したとき、前記外部ツール接続確認信号を出力して廃棄実行信号を力する廃棄実行信号力手段、
    および
    c.前記力された廃棄実行信号に応じて前記起爆手段に通電する通電手段、
    を備えたことを特徴とするエアバッグの廃棄装置。
  2. 前記通電手段は、
    d.前記第1の加速度検出手段をバイパスして前記電圧供給路に前記起爆手段を接続する第2の電圧供給路、
    および
    e.前記第2の電圧供給路に介挿される第2の半導体スイッチ、
    を備えると共に、前記廃棄実行信号に応じて前記第2の半導体スイッチをオンして前記起爆手段に通電することを特徴とする請求項1項記載のエアバッグの廃棄装置。
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