JP3897479B2 - 調理情報システム及び炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、料理レシピ毎に最適な炊飯状態を可能とする調理情報システム及び炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、炊飯制御に使用する炊飯パラメータとして、炊き上がり後の御飯の硬さ、粘り及び焦げ目を夫々数値化したもの使用し、且つ、利用者が当該炊飯パラメータを手動で設定できる炊飯器があった。
かかる従来の炊飯器は、図7に示すように、炊飯工程を予備炊きと本炊きと蒸らしの3工程に分割し、御飯の硬さを予備炊き工程の長さ、御飯の粘りを本炊き工程の長さ、御飯の焦げ目は本炊き工程終了時の消火温度で夫々調整している。これにより、利用者は料理レシピに応じた最適な炊き上がり状態を任意に選択できる。例えば、図8に示すように、お弁当用には粘りがあってもちもちした柔らかい御飯が炊き上がり、炒飯やピラフ用には粘りが少なくあっさりしたかための御飯が炊き上がる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、料理レシピ毎に最適な炊き上がり状態の御飯が出来上がるものの、料理レシピ毎に異なる炊飯パラメータは、利用者がその都度設定する必要があった。
更に、御飯の味は使用する米及び水によっても左右される。つまり、同じ水加減と炊飯制御で炊き上げても、使用する水の硬度等の性質や米の水分含有率等の性質によって炊き上がり状態が変化する。また、この米の性質は米の生産年、生産場所、品種名によって異なる。しかるに、従来の炊飯器では、水や米の性質の違いは、利用者が独自の勘または経験によって、水加減を調整するか、上述の炊飯パラメータを調整する必要があった。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の手動による炊飯パラメータの設定または変更を伴わずに、料理レシピ毎に最適な炊飯状態を可能とする調理情報システム及び炊飯器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係る調理情報システムの第一の特徴構成は、所定の料理レシピとそれに対応する調理機器の制御コードからなるレシピデータを備え、所定の通信網を介してデータ送受信可能な情報提供者サーバと、前記通信網を介して前記情報提供者サーバとデータ送受信可能な利用者端末と、前記利用者端末とデータ送受信可能な炊飯器とを備えてなり、水の個体識別情報と性質情報とを相互に関連付けてなる水情報データベースと、米の個体識別情報と性質情報とを相互に関連付けてなる米情報データベースとを、少なくとも前記利用者端末または前記情報提供者サーバの何れか一方とデータ送受信可能に備え、利用者が前記利用者端末から前記情報提供者サーバのレシピデータの中から特定の料理レシピを選択した場合に、前記料理レシピの選択時における、前記利用者の前記利用者端末への炊飯に使用する水と米の個体識別情報の所定の入力若しくは選択操作に基づいて、前記利用者端末または前記情報提供者サーバが、入力若しくは選択された水と米の個体識別情報に対応する水と米の性質情報を、前記水情報データベースと前記米情報データベースから読み出し、前記利用者端末または前記情報提供者サーバが、その水と米の性質情報に基づいて、選択された料理レシピに対応する前記制御コードの内の前記炊飯器の炊飯制御に関わる炊飯パラメータの補正または炊飯パラメータ補正情報の生成を行い、前記利用者端末は、その補正された炊飯パラメータまたは前記炊飯パラメータ補正情報を前記炊飯器に転送するように構成され、前記水の性質情報は水の硬度またはCaイオン濃度またはMgイオン濃度を含む点にある。
尚、本明細書において、水の個体識別情報とは、利用者が使用する水を他の水と容易に識別可能な情報であって、水道水や井戸水の場合は生産場所や利用場所等、市販水の場合は、商品名等であり、米の個体識別情報とは、利用者が使用する米を他の米と容易に識別可能な情報であって、米の生産場所、生産年、品種名等である。また、水の性質情報とは、米の炊き上がりに影響を与える水の性質に関する情報で、上記水の個体識別情報と一部重複しても構わない。また、米の性質情報とは、米の炊き上がりに影響を与える米の性質に関する情報で、上記米の個体識別情報と一部重複しても構わない。
【0006】
同第二の特徴構成は、上記第一の特徴構成に加えて、前記炊飯パラメータは少なくとも炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りを符号化或いは数値化したものである点にある。
【0009】
同第三の特徴構成は、上記第一または第二の特徴構成に加えて、少なくとも御飯の炊き上がりに対する利用者の好み情報を記憶した利用者好みデータベースを前記利用者端末とデータ送受信可能に備え、前記利用者端末は、前記利用者好みデータベースから前記好み情報を読み出し、前記補正された炊飯パラメータまたは前記炊飯パラメータ補正情報を、前記炊飯器に転送する前に、読み出した好み情報に基づいて補正する点にある。
【0010】
同第四の特徴構成は、上記第一、第二または第三の特徴構成に加えて、前記米の性質情報は少なくとも米の水分含有率を含む点にある。
【0011】
この目的を達成するための本発明に係る炊飯器の第一の特徴構成は、炊き上がり後の御飯の状態に対応した炊飯パラメータによって炊飯制御を行う炊飯制御部と、前記炊飯パラメータの補正情報または前記炊飯パラメータとその補正情報との両方を外部から入力可能な信号受信部とを備えてなり、前記炊飯制御部が、前記信号受信部から入力された前記炊飯パラメータの補正情報または前記炊飯パラメータとその補正情報との両方に基づいて、炊飯制御に使用する炊飯パラメータの設定または変更を行うように構成され、前記補正情報は、水の硬度またはCaイオン濃度またはMgイオン濃度を含む水の性質情報と米の性質情報を含む点にある。
【0012】
同第二の特徴構成は、上記第一の特徴構成に加えて、前記炊飯パラメータは少なくとも炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りを符号化或いは数値化されてなる点にある。
【0013】
同第三の特徴構成は、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記米の性質情報は少なくとも米の水分含有率を含む点にある。
【0014】
同第四の特徴構成は、上記第一、第二または第三の特徴構成に加えて、所定の料理レシピとそれに対応する調理機器の制御コードからなるレシピデータを備えた情報提供者サーバと所定の通信網及び前記信号受信部を介してデータ送受信可能な利用者端末部を備え、前記利用者端末部は、利用者が前記利用者端末部から前記情報提供者サーバのレシピデータの中から特定の料理レシピを選択した場合に、その選択された料理レシピに対応する前記制御コードの内の前記炊飯パラメータを前記炊飯制御部に転送する点にある。
【0015】
以下に作用並びに効果を説明する。
本発明に係る調理情報システムの第一の特徴構成によれば、利用者端末から情報提供者サーバのレシピデータにインターネット等の所定の通信網を介してアクセスした利用者は、レシピデータの中から希望する料理レシピを選択すると、その料理レシピが米の炊飯を伴う場合は、その料理レシピに対応する調理機器の制御コードの中には、炊飯器の炊飯制御に関わる炊飯パラメータが含まれており、その料理レシピの炊飯パラメータが他の調理機器の制御コードとともに、情報提供者サーバから利用者端末に転送され、更に、当該炊飯パラメータは炊飯器に転送され、炊飯器はその炊飯パラメータで炊飯制御を行うことにより、その料理レシピに最適な炊き上がり状態の御飯が出来上がるのである。従って、煩わしい炊飯器の設定や調整を行わずとも、利用者は、利用者端末から情報提供者サーバのレシピデータにアクセスして豊富な料理レシピの中から、好みの料理を選択するだけで、その料理に適した炊き上がり状態の御飯を炊くことができることになる。
一方、炊飯器内に同様のレシピデータを格納することも考えられるが、炊飯器に内蔵できる電子回路のスペースは限定されるため、自ずと格納できる料理レシピ数も限定され、また、そのレシピデータの追加修正も各炊飯器毎に行わなければならず煩雑な作業となるが、本特徴構成の場合では、料理レシピ数も格段に多く格納でき、また、その更新等も容易である。
そして、利用者が利用者端末から情報提供者サーバのレシピデータにアクセスして、そのレシピデータの中から希望する料理レシピを選択すると、その料理レシピが米の炊飯を伴う場合は、レシピデータの中の炊飯パラメータを設定する際に想定された水及び米の性質に対して、炊飯に使用する水及び米の性質が同じかどうか、または、デフォルトの炊飯パラメータをそのまま補正無しで使用できるか否かの判断を行うため、利用者は利用者端末へ炊飯に使用する水と米の個体識別情報の入力若しくは選択操作を行い、それに伴い、利用者端末または情報提供者サーバの何れかが、水情報データベースと米情報データベースまたは記憶装置にアクセスし、入力若しくは選択された水と米の個体識別情報に対応する水と米の性質情報を読み出すことができるため、この水と米の性質情報に基づいて、利用者端末、情報提供者サーバ、または、炊飯器の何れかがデフォルトの炊飯パラメータを必要に応じて補正することにより、炊飯器はその料理レシピ及び炊飯に使用する水と米に最適な炊飯制御を行うことができる。
また、水の硬度によって炊き上がり状態が料理レシピに最適な状態からずれるのを防止できるのである。因みに、水の硬度が高いと、炊き上がりは硬めで、粘りがなくなり、逆に、硬度が低いと、炊き上がりは柔らかめで、粘りが強くなる。水の硬度は、水中のCaイオン及びMgイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算して試料1リットルについてのミリグラム数で表したものと定義されるため(JIS K 0101)、Caイオン濃度またはMgイオン濃度を水の硬度として使用することができる。
【0016】
同第二の特徴構成によれば、炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りに合わせた炊飯制御が行えるため、料理レシピ毎に最適の硬さ及び粘りの炊き上がりを得ることができる。また、従来の炊飯器で使用されている炊飯制御をそのまま使用することができる。
尚、炊飯パラメータの数値化または符号化は、硬さ及び粘りに対して各別に行っても、硬さ及び粘りの組み合わせに対して一括して行っても構わない。また、焦げ目等の他の要素を加えたり、組み合わせたりしてもよい。
【0018】
同第三の特徴構成によれば、更に、利用者の好み合わせた炊き上がり状態の微調整が、利用者が煩わしい炊飯器の設定や調整や水加減の調整を行わずとも可能となる。
【0019】
同第四の特徴構成によれば、米の水分含有率によって炊き上がり状態が料理レシピに最適な状態からずれるのを防止できるのである。
因みに、米の水分含有率が高いと炊き上がりは柔らかめで、逆に、水分含有率が低いと炊き上がりは硬めになる。
【0020】
本発明に係る炊飯器の第一の特徴構成によれば、利用者が煩わしい炊飯器の設定や調整や水加減の調整を行わずとも、所定の料理レシピに最適な炊飯パラメータを外部から入力して、その炊飯パラメータ直接使用して炊飯制御することで、その料理レシピに最適な御飯の炊き上がり状態が得られるのである。
また、炊飯制御部が炊飯パラメータのデフォルト値を有している場合は、炊飯パラメータの代わりにそのデフォルト値を所定の料理レシピに最適な炊飯パラメータに補正するための補正情報を入力することで、その料理レシピに最適な御飯の炊き上がり状態が得られるのである。
更に、入力される補正情報が水または米の性質情報を含む場合は、水または米の性質による炊き上がり状態の変化を予め修正することもできるのである。
そして、水の硬度によって炊き上がり状態が料理レシピに最適な状態からずれるのを防止できるのである。
【0021】
同第二の特徴構成によれば、炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りに合わせた炊飯制御が行えるため、料理レシピ毎に最適の硬さ及び粘りの炊き上がりを得ることができる。また、従来の炊飯器で使用されている炊飯制御をそのまま使用することができる。
【0022】
同第三の特徴構成によれば、米の水分含有率によって炊き上がり状態が料理レシピに最適な状態からずれるのを防止できるのである。
【0023】
同第四の特徴構成によれば、利用者端末部から情報提供者サーバのレシピデータにインターネット等の所定の通信網を介してアクセスした利用者は、レシピデータの中から希望する料理レシピを選択すると、その料理レシピが米の炊飯を伴う場合は、その料理レシピに対応する調理機器の制御コードの中には、炊飯器の炊飯制御に関わる炊飯パラメータが含まれており、利用者端末部が、その料理レシピの炊飯パラメータを、信号受信部を介して情報提供者サーバから受信し、炊飯制御部器に転送し、炊飯制御部はその炊飯パラメータで炊飯制御を行うことにより、その料理レシピに最適な炊き上がり状態の御飯が出来上がるのである。従って、煩わしい炊飯器の設定や調整を行わずとも、利用者は、利用者端末部から情報提供者サーバのレシピデータにアクセスして豊富な料理レシピの中から、好みの料理を選択するだけで、その料理に適した炊き上がり状態の御飯を炊くことができることになる。
一方、炊飯器内に同様のレシピデータを格納することも考えられるが、炊飯器に内蔵できる電子回路のスペースは限定されるため、自ずと格納できる料理レシピ数も限定され、また、そのレシピデータの追加修正も各炊飯器毎に行わなければならず煩雑な作業となるが、本特徴構成の場合では、料理レシピ数も格段に多く格納でき、また、その更新等も容易である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に係る調理情報システム及び炊飯器の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1に示すように、本発明に係る調理情報システム(以下、本発明システムという。)は、利用者端末1と、情報提供者サーバ2と、米情報データベース3と、水情報データベース4と、炊飯器5と、利用者好みデータベース6とを備えて構成されている。
【0026】
利用者端末1、情報提供者サーバ2、米情報データベース3、及び、水情報データベース4は、インターネット等の所定の通信網7に接続可能で、電話回線等を介して相互にデータ送受信が可能な構成となっている。また、利用者端末1、炊飯器5、及び、利用者好みデータベース6は、利用者の家屋内に設置されており、炊飯器5と利用者好みデータベース6はRS232C準拠の通信線8を介して利用者端末1に接続している。
【0027】
利用者端末1は、第1送受信部11と、第2送受信部12と、第1記憶部13と、第2記憶部14と、表示部15と、操作部16と、炊飯パラメータ補正部17とを備え、パーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータを利用して構成される。また、情報提供者サーバ2は、第3送受信部21と、第3記憶部22と、選択部23と、炊飯パラメータ補正情報生成部24とを備えたコンピュータで構成されている。
【0028】
利用者端末1の各構成手段について説明する。
第1送受信部11は、通信網7と接続し、情報提供者サーバ2とデータ送受信を行う手段である。
第2送受信部12は、通信線8を介して、炊飯器5及び利用者好みデータベース6とデータ送受信を行う手段である。
第1記憶部13は選択した料理レシピの炊飯パラメータを含むレシピデータを格納する記憶手段である。
第2記憶部14は、水と米の個体識別情報と、後述する情報提供者サーバ2が生成した炊飯パラメータ補正データとを相互に関連付けて記憶する記憶手段である。
表示部15は、情報提供者サーバ2の料理レシピ及び特定の料理レシピを検索するための検索画面等を表示するための表示手段である。
操作部16は、利用者が料理レシピの選択や水と米の個体識別情報の入力または選択操作等を行うための操作手段である。
炊飯パラメータ補正部17は炊飯パラメータ補正データに基づいて、選択した料理レシピに対応する炊飯パラメータを補正する手段である。
【0029】
次に、情報提供者サーバ2の各構成手段について説明する。
第3送受信部21は通信網7と接続し、利用者端末1、米情報データベース3または水情報データベース4とデータ送受信を行う手段である。
第3記憶部22は、多数の料理レシピとその料理の調理に関わる調理機器の制御コードからなるレシピデータが外部から検索可能に格納する記憶手段である。尚、かかるレシピデータの一例として、3000種以上の料理レシピを検索可能なインターネット上のホームページである大阪ガスの「ボブとアンジーのキッチン:http://www.osakagas.co.jp/webcooking/ 」等がある。
【0030】
選択部23は第3送受信部21を介して利用者端末1から入力された選択指示に基づいて、複数の料理レシピの中から一つを選択する手段である。
炊飯パラメータ補正情報生成部24は、炊飯に使用する水と米の性質情報に基づいて炊飯パラメータ補正データを生成する手段である。炊飯パラメータ補正データは炊飯パラメータを補正するための炊飯パラメータ補正情報である。
【0031】
米情報データベース3には米の個体識別情報と性質情報が相互に関連付けて保存されており、水情報データベース4には水の個体識別情報と性質情報が相互に関連付けて保存されており、何れも通信網7を介して少なくとも情報提供者サーバ2からアクセス可能で、夫々、個体識別情報を指定するとそれに対応する性質情報が検索、読み出し可能となっている。
具体的には、図2に示すように、米情報データベース3は、米の生産場所(新潟、秋田等)、生産年、品種名(コシヒカリ、ササニシキ等)、ブレンド割合等の個体識別情報と、米の性質情報である水分含有率とを関連付けて構成され、水情報データベース4は、水道水や井戸水の場合は生産場所や利用場所等、市販水の場合は、商品名等の個体識別情報と、pH値、硬度、Caイオン濃度、Mgイオン濃度等の水の性質とを関連付けて構成されている。
【0032】
炊飯器5は、利用者端末1から通信線8を介して炊飯パラメータを受信する信号受信部51と受信した炊飯パラメータに基づいて炊飯制御を行う炊飯制御部52とを備えた、ガスまたは電気で米の炊飯を行う調理機器である。
炊飯パラメータとしては、「硬さ」、「粘り」、「焦げ目」の3要素を夫々独立に数値化(−5〜+5)したものを使用する。具体的には、各パラメータは、図7に示す温度制御曲線Aに則った炊飯制御に対して、「硬さ」に基づいて予備炊き工程の長さを設定し、「粘り」に基づいて本炊き工程の長さを設定し、「焦げ目」に基づいて本炊き工程終了時の消火温度を設定する。
【0033】
利用者好みデータベース6は御飯の炊き上がりに対する利用者の好み情報を所定の記憶装置内に記憶したデータベースであって、利用者端末1と通信線8を介してデータ送受信可能に構成されている。
【0034】
本実施形態において、炊飯器5以外に、炊飯パラメータと類似の制御コードを受信し、その制御コードに基づいて運転制御されて所定の調理を行う調理機器が利用者端末1に接続されていても構わない。しかし、本発明の本旨ではないため、説明は割愛する。
【0035】
次に、本発明システムの動作について説明する。
はじめに、情報提供者サーバ2の管理者は、第3記憶部22に、予め複数の料理レシピとその料理の調理に関わる調理機器の制御コードからなるレシピデータを入力して記憶しておく。また、適宜、新たな料理レシピを追加してレシピデータの更新を行う。また、レシピデータは後述するように階層的に検索可能な構造としておく。
【0036】
利用者が、利用者端末1から操作部16から情報提供者サーバ2にアクセスするための操作を行うと、利用者端末1が通信網7を介して情報提供者サーバ2に接続され、情報提供者サーバ2の第3記憶部22に記憶されている料理レシピの検索画面が、第3送受信部21、通信網7、第1送受信部11を介して転送され、利用者端末1の表示部15に出力される。図3に示すように、検索画面には、例えば、料理タイプ、材料分類、調理方法が表示され、利用者は、操作部16からの入力操作により、夫々一つの料理タイプ、材料分類、調理方法を選択する。例えば、「洋食/ご飯/炊く」を選択すると、かかる選択指示が、第1送受信部11、通信網7、第3送受信部21を介して選択部23に転送され、選択部23が「洋食/ご飯/炊く」に該当する料理メニュー画面を第3記憶部22から読み出し、第3送受信部21、通信網7、第1送受信部11を介して、表示部15に出力される。例えば、「洋食/ご飯/炊く」の場合、図4に示すように、「バターライス」等の料理メニューが調理時間、難易度とともに一覧表示される。
【0037】
次に、利用者が、操作部16からの入力操作により料理メニュー画面から、例えば、「バターライス」を選択すると、かかる選択指示が、第1送受信部11、通信網7、第3送受信部21を介して選択部23に転送され、選択部23が「バターライス」の料理レシピ及び「バターライス」の調理に関わる調理機器の制御コードを第3記憶部22から読み出し、第3送受信部21、通信網7、第1送受信部11を介して、第1記憶部13に転送され、記憶される。第1記憶部13に記憶された制御コードの中には、炊飯器5の炊飯制御用の炊飯パラメータ「硬さ」、「粘り」、「焦げ目」が含まれている。因みに、「バターライス」の「硬さ」は+4、「粘り」は−5、「焦げ目」は0である。尚、これらの値は、標準的な水と米を想定して定められたもので、後述するように、炊飯に実際に使用する水と米に基づいて個別に補正が施される。
他方、料理レシピの内容が表示部15に出力される。料理レシピの内容は、例えば、図5に示すように、料理の出来上がり写真と、材料の一覧表と、作り方の手順と、栄養価の一覧表が一画面内に配置される。
【0038】
また、表示部15には、図6に示すように、炊飯に使用する水と米の個体識別情報の選択または入力を指示する表示が出力される。
そこで、利用者は、操作部16から、表示画面に沿って、米の生産場所、生産年、品種名を表示画面から選択するか、または、選択リスト内に無ければ、その他の欄に生産場所等を入力する。また、前回使用した米と同じ場合は、当該個所を選択する。水の個体識別情報の選択または入力についても同様に行う。
【0039】
かかる水と米の個体識別情報の選択または入力の指示は、第1送受信部11、通信網7、第3送受信部21を介して、炊飯パラメータ補正情報生成部24に転送される。米の個体識別情報の選択または入力指示があった場合は、炊飯パラメータ補正情報生成部24は、第3送受信部21と通信網7を介して、米情報データベース3に接続し、当該個体識別情報に対応する性質情報を検索して、米の水分含有率を読み出す。そして、読み出した水分含有率とレシピデータの炊飯パラメータの作成時に基準とした標準水分含有率との差に基づいて、炊飯パラメータの「硬さ」を補正する第1硬さ補正値を生成する。第1硬さ補正値は、読み出した米の水分含有率が標準水分含有率より高い場合は「硬さ」が増加するように、逆に低い場合は「硬さ」が減少するように設定される。
【0040】
水の個体識別情報の選択または入力指示があった場合は、炊飯パラメータ補正情報生成部24は、第3送受信部21と通信網7を介して、水情報データベース4に接続し、当該個体識別情報に対応する性質情報を検索して、水の硬度を読み出す。そして、読み出した水の硬度とレシピデータの炊飯パラメータの作成時に基準とした標準硬度との差に基づいて、炊飯パラメータの「硬さ」と「粘り」を各別に補正する第2硬さ補正値と粘り補正値を生成する。第2硬さ補正値は、読み出した水の硬度が標準硬度より高い場合は「硬さ」が減少するように、逆に低い場合は「硬さ」が増加するように設定される。また、粘り補正値は、読み出した水の硬度が標準硬度より高い場合は「粘り」が増加するように、逆に低い場合は「粘り」が減少するように設定される。また、炊飯パラメータ補正情報生成部24は、水情報データベース4が、全ての個体識別情報に対して、硬度データが設定されていない場合は、Caイオン濃度やMgイオン濃度を読み出し、水の硬度に換算して、上記処理を行う。
更に、炊飯パラメータ補正情報生成部24は、第1硬さ補正値と第2硬さ補正値と粘り補正値を統合して炊飯パラメータ補正データを生成する。
【0041】
ところで、米が前回使用したものと同じ場合は、炊飯パラメータ補正情報生成部24は、その旨の指示を米の個体識別情報の選択または入力指示と同様に受信し、米情報データベース3にアクセスすることなく、第1硬さ補正値には、前回生成した第1硬さ補正値を使用する旨の特定コードを入力する。水が前回使用したものと同じ場合も同様にして、第2硬さ補正値と粘り補正値を生成する。
このようにして生成された炊飯パラメータ補正データは、第3送受信部21と通信網7と第1送受信部11を介して、利用者端末1の炊飯パラメータ補正部17に転送される。
【0042】
転送されてきた炊飯パラメータ補正データは、操作部16から入力または選択れた水と米の個体識別情報とともに、第2記憶部14に上書き記憶される。但し、第1硬さ補正値と第2硬さ補正値と粘り補正値の内、前回使用値とする旨の特定コードであるものは、上書き記憶せずに、前回使用値を維持する。
【0043】
炊飯パラメータ補正部17は、第2記憶部14に記憶されている炊飯パラメータ補正データに基づいて、第1記憶部13に記憶されている炊飯パラメータの内、「硬さ」と「粘り」の補正を行う。具体的には、第1硬さ補正値と第2硬さ補正値と炊飯パラメータの「硬さ」を加算して、補正後の「硬さ」を得る。また、粘り補正値と炊飯パラメータの「粘り」を加算して、補正後の「粘り」を得る。炊飯パラメータ補正部17は、補正後の「硬さ」と「粘り」と、第1記憶部13に記憶されている「焦げ目」を統合して、補正後の炊飯パラメータを作成し、その補正後の炊飯パラメータを第2送受信部12と通信線8を介して炊飯器5に転送する。
【0044】
ところで、当該料理がを特別の好みを有する者に供せられる場合は、利用者は利用者端末1の操作部16からの入力操作によって、補正後の炊飯パラメータに対して当該好みに応じた調整を行うことも可能である。更に、当該調整を自動的に行うことも可能である。つまり、利用者が当該自動調整を操作部16からの入力操作によって指示すると、炊飯パラメータ補正部17は、第2送受信部12と通信線8を介して利用者好みデータベース6に接続し、利用者の好み情報を読み出し、その情報に基づいて、補正後の炊飯パラメータの調整を行う。具体的には、利用者の好み情報は「硬さ」、「粘り」、「焦げ目」の各調整値で構成されており、補正後の炊飯パラメータに各調整値が加算される。
【0045】
利用者は、利用者端末1の表示部に出力された料理レシピの内容(材料、作り方の手順等)に従って、炊飯器5に米とその他の材料や調味料を入れ、水加減を行い、炊飯を開始する。炊飯器5は、利用者端末1から入力された炊飯パラメータに従って自動的に炊飯を行う。出来上がったバターライスは、炊飯に使用した水と米の性質にかかわらず、「バターライス」に最適な硬さ、粘り、焦げ目を有することとなる。
【0046】
以下に別実施形態を説明する。
〈1〉上記実施形態では、料理レシピの選択において、「洋食/ご飯/炊く」の「バターライス」を選択すると、料理レシピの作り方手順の中に炊飯過程が含まれているため、関連する調理機器の制御コードの中には炊飯パラメータが当然含まれている。しかし、情報提供者サーバ2に格納されているレシピデータには、炊飯過程が作り方手順の中に直接含まれていない料理レシピであっても、材料として使用するご飯や当該料理と一緒に食するご飯を炊飯器5で炊飯するために、炊飯パラメータが予め含まれている。
例えば、「中華/ご飯/炒める」の「五目焼きめし」を選択した場合に、料理レシピの材料の中に「ご飯」が含まれている場合、「五目焼きめし」に関連する調理機器の制御コードの中には炊飯パラメータが含まれている。因みに、「五目焼きめし」の炊飯パラメータは、「硬さ」が+5、「粘り」が−5、「焦げ目」が0である。従って、利用者は、当該炊飯パラメータを入力した炊飯器5で炊き上がったご飯を材料として使用することにより、おいしい五目焼きめしを作ることができるのである。
【0047】
〈2〉炊飯パラメータ補正情報生成部24は、第1硬さ補正値と第2硬さ補正値と粘り補正値を作成せずに、米の水分含有率と水の硬度を炊飯パラメータ補正部17に転送し、炊飯パラメータ補正部17は、その米の水分含有率と水の硬度を標準水分含有率と標準硬度と比較して、第1硬さ補正値と第2硬さ補正値と粘り補正値を計算して炊飯パラメータを補正するようにしても構わない。この場合、第2記憶部14には、米の水分含有率と水の硬度が記憶される。
【0048】
〈3〉上記実施形態では、利用者端末1の炊飯パラメータ補正部17が炊飯パラメータ補正データに基づいて、炊飯パラメータの補正を行っていたが、炊飯パラメータ補正部17を、情報提供者サーバ2または炊飯器5内に設けても構わない。情報提供者サーバ2内に炊飯パラメータ補正部17を設けた場合は、補正後の炊飯パラメータの利用者の好みに応じた調整が利用者端末1でなされた後、炊飯器5に転送される。炊飯器5内に炊飯パラメータ補正部17を設けた場合は、利用者端末1は炊飯パラメータと炊飯パラメータ補正データと利用者の好み情報を炊飯器5に転送する。
また、炊飯器5で炊飯パラメータの補正を行う場合は、炊飯器5内に標準の炊飯パラメータを持っておき、炊飯パラメータ自体をその標準パラメータに対する料理レシピ毎の補正値としても構わない。
【0049】
〈4〉更に、利用者端末1と炊飯器5を一体化しても構わない。この場合、炊飯器5は利用者端末1の機能を利用者端末部として具備し、信号受信部51を省き、炊飯制御部52が第2送受信部12を介さずに利用者端末部の各手段と直接データ入出力可能な構成とする。尚、表示部15と操作部16は夫々炊飯器の筐体表面に配置可能な大きさとする。
【0050】
〈5〉上記実施形態では、水と米の個体識別情報の選択または入力の指示は、利用者が利用者端末1の操作部16からの入力操作によって行っていたが、包装等に表示された個体識別情報をスキャナーやバーコードリーダ等を利用して読み取り、利用者端末1の入出力端子(赤外線ポート等)から入力するようにしても構わない。この場合、スキャナーやバーコードリーダ等は操作部16の一部と解することができる。
【0051】
〈6〉上記実施形態では、米情報データベース3及び水情報データベース4はインターネット等の所定の通信網7に接続可能に設けられていたが、情報提供者サーバ2間で専用線で接続されていても構わない。
また、情報提供者サーバ2の炊飯パラメータ補正情報生成部24に相当する手段を利用者端末1に設けて、利用者端末1から米情報データベース3及び水情報データベース4に直接アクセスするようにしても構わない。
【0052】
〈7〉上記実施形態では、RS232C準拠の通信線8を使用したが、利用者端末1、炊飯器5、利用者好みデータベース6間の通信は、電灯線を使用する電力線搬送通信、或いは、特定小電力無線とうの無線通信を用いても構わない。
また、通信線8を利用者の家屋内に敷設されたLAN(ローカルエリアネットワーク)等であっても構わない。この場合、通信網7との接続は利用者端末1が行うのではなく、専用のサーバ機を設置するようにしても構わない。
更に、利用者好みデータベース6と利用者端末1は、通信線8を介して接続するのではなく、一体で構成するようにしても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る調理情報システムの一実施の形態の構成を示す説明図
【図2】米情報データベースと水情報データベースの概略構成を示す説明図
【図3】利用者端末の表示部に出力される料理レシピの検索画面の一例を示す説明図
【図4】「洋食/ご飯/炊く」に分類された料理メニュー例を示す説明図
【図5】「バターライス」の料理レシピの内容の一例を示す説明図
【図6】水と米の個体識別情報の選択または入力を指示する表示例を示す説明図
【図7】炊飯器の炊飯工程における炊飯制御を説明する図
【図8】炊飯パラメータと料理との関係を説明する図
【符号の説明】
1 利用者端末
2 情報提供者サーバ
3 米情報データベース
4 水情報データベース
5 炊飯器
6 利用者好みデータベース
7 通信網
8 通信線
11 第1送受信部
12 第2送受信部
13 第1記憶部
14 第2記憶部
15 表示部
16 操作部
17 炊飯パラメータ補正部
21 第3送受信部
22 第3記憶部
23 選択部
24 炊飯パラメータ補正情報生成部
51 信号受信部
52 炊飯制御部
A 温度制御曲線
Claims (8)
- 所定の料理レシピとそれに対応する調理機器の制御コードからなるレシピデータを備え、所定の通信網を介してデータ送受信可能な情報提供者サーバと、
前記通信網を介して前記情報提供者サーバとデータ送受信可能な利用者端末と、
前記利用者端末とデータ送受信可能な炊飯器とを備えてなり、
水の個体識別情報と性質情報とを相互に関連付けてなる水情報データベースと、米の個体識別情報と性質情報とを相互に関連付けてなる米情報データベースとを、少なくとも前記利用者端末または前記情報提供者サーバの何れか一方とデータ送受信可能に備え、
利用者が前記利用者端末から前記情報提供者サーバのレシピデータの中から特定の料理レシピを選択した場合に、前記料理レシピの選択時における、前記利用者の前記利用者端末への炊飯に使用する水と米の個体識別情報の所定の入力若しくは選択操作に基づいて、前記利用者端末または前記情報提供者サーバが、入力若しくは選択された水と米の個体識別情報に対応する水と米の性質情報を、前記水情報データベースと前記米情報データベースから読み出し、前記利用者端末または前記情報提供者サーバが、その水と米の性質情報に基づいて、選択された料理レシピに対応する前記制御コードの内の前記炊飯器の炊飯制御に関わる炊飯パラメータの補正または炊飯パラメータ補正情報の生成を行い、
前記利用者端末は、その補正された炊飯パラメータまたは前記炊飯パラメータ補正情報を前記炊飯器に転送するように構成され、
前記水の性質情報は水の硬度またはCaイオン濃度またはMgイオン濃度を含む調理情報システム。 - 前記炊飯パラメータは少なくとも炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りを符号化或いは数値化したものである請求項1記載の調理情報システム。
- 少なくとも御飯の炊き上がりに対する利用者の好み情報を記憶した利用者好みデータベースを前記利用者端末とデータ送受信可能に備え、
前記利用者端末は、前記利用者好みデータベースから前記好み情報を読み出し、前記補正された炊飯パラメータまたは前記炊飯パラメータ補正情報を、前記炊飯器に転送する前に、読み出した好み情報に基づいて補正するように構成されている請求項1又は2記載の調理情報システム。 - 前記米の性質情報は少なくとも米の水分含有率を含む請求項1、2または3記載の調理情報システム。
- 炊き上がり後の御飯の状態に対応した炊飯パラメータによって炊飯制御を行う炊飯制御部と、
前記炊飯パラメータの補正情報または前記炊飯パラメータとその補正情報との両方を外部から入力可能な信号受信部とを備えてなり、
前記炊飯制御部が、前記信号受信部から入力された前記炊飯パラメータの補正情報または前記炊飯パラメータとその補正情報との両方に基づいて、炊飯制御に使用する炊飯パラメータの設定または変更を行うように構成され、
前記補正情報は、水の硬度またはCaイオン濃度またはMgイオン濃度を含む水の性質情報と米の性質情報を含む炊飯器。 - 前記炊飯パラメータは少なくとも炊き上がり後の御飯の硬さ及び粘りを符号化或いは数値化されてなる請求項5記載の炊飯器。
- 前記米の性質情報は少なくとも米の水分含有率を含む請求項5または6記載の炊飯器。
- 所定の料理レシピとそれに対応する調理機器の制御コードからなるレシピデータを備えた情報提供者サーバと所定の通信網及び前記信号受信部を介してデータ送受信可能な利用者端末部を備え、
前記利用者端末部は、利用者が前記利用者端末部から前記情報提供者サーバのレシピデータの中から特定の料理レシピを選択した場合に、その選択された料理レシピに対応する前記制御コードの内の前記炊飯パラメータを前記炊飯制御部に転送するように構成されている請求項5,6または7記載の炊飯器。
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