JP3897203B2 - ボールグリッドアレイのボール高さ計測方法 - Google Patents

ボールグリッドアレイのボール高さ計測方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はボールグリッドアレイのボール高さ計測方法に係り、特に半導体製品を表面実装する際に使用されるボールグリッドアレイの各々のボールの高さ(ボールの精度)を計測するボールグリッドアレイのボール高さ計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボールグリッドアレイは、基板に略球状に形成されたはんだ(以下、単にボールという。)が碁盤の目状に埋め込まれると共に、各ボールの略半球部分が基板表面から露出するように形成されたものである。このように形成されたボールグリッドアレイは、ICチップ等のピンを基板上のボールに当接して熱を加えるだけで回路部品を容易に実装することができる。
【0003】
ところで、従来、ボールグリッドアレイの品質検査では、各々のボール高さを計測し、全てのボールが略一様の高さで形成されているか否かを判定している。従来のボールグリッドアレイのボール高さ計測手順を図21のフローチャートに示す。まず、計測対象のボールグリッドアレイ基板を測定テーブル上に載置し、ボールグリッドアレイ基板をアライメントする(ステップS100)。そして、ボールグリッドアレイ基板上の各ボールの並び方向を抽出する(ステップS102)。各ボールの並び方向を抽出したら、測定テーブル上に配置された非接触型の高さ測定器をXY平面内で移動させて計測対象のボールの位置に移動させ(ステップS104)、そのボールの高さを、例えばオートフォーカス法やレーザ測距法等を用いて計測する(ステップS106)。同様の処理をボールグリッドアレイ基板上の全てのボールに対して行い、全てのボールの高さを計測した場合には(ステップS108)、ボール高さ計測を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のボール高さ計測の方法では計測に要する時間は、(ボールグリッドアレイ基板をロードする時間)+(アライメントに要する時間)+(XYの移動時間+ボールの高さ計測時間)×(ボールの個数)となり、ボールグリッドアレイ基板上のボールの数が100個を越える(200〜300程度)現状からは、計測に大変時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ボールグリッドアレイ基板のボール計測に要する時間のなかで時間的に大変長くかかるボール高さの計測時間、即ち(XYの移動時間+ボールの高さ計測時間)×(ボールの個数)を画像処理とステレオ光学系の高さ検出機能により、ボールを1つ1つ移動して計測するのではなく、画像データ上に撮影されたボールの全てを一度に計測する方法又は一列に並んだボールを一度に計測する方法により、ボールグリッドアレイ上のボールの総計測時間を大幅に短縮するボールグリッドアレイのボール高さ計測方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、ボールグリッドアレイ基板上に格子状に配列されたボールの高さを計測するボールグリッドアレイのボール高さ計測方法において、前記ボールグリッドアレイ基板上に円筒状の発光面から光を照射すると共に、前記ボールグリッドアレイ基板上を2つの撮像手段により異なる方向から撮像して撮像方向が異なる2つの画像データを取得するステレオ画像データ取得工程と、前記ステレオ画像データ取得工程により取得された2つの画像データ上において、各ボールの像として前記円筒状の発光面の幾何学的大きさ及び形状に依存して円環状に明るく撮像される領域とその内側に暗く撮像される領域を検出するボール像検出工程と、前記ボール像検出工程により検出された各ボールの暗く撮像される領域に基づいて前記ステレオ画像データ取得工程により取得された2つの各画像データ上における各ボールの頂点の座標を検出するボール頂点座標検出工程と、前記ボール頂点座標検出工程により検出された各ボールの頂点の座標に基づいて各ボールの高さを算出するボール高さ算出工程と、からなることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、ステレオ光学系によって得られる画像データを画像処理で解析することにより、画像データ上に撮像されたすべてのボールの高さを一回の撮像で測定することができ、ボールグリッドアレイの各々のボール高さ計測に要する時間を大幅に短縮する効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るボールグリッドアレイのボール高さ計測方法の好ましい実施の形態を詳述する。
図1は、本発明が適用されたボールグリッドアレイのボール高さ測定装置の概略構成を示した構成図である。同図に示すようにこの高さ測定装置は、ボールグリッドアレイ基板10が載置される測定テーブル14を有し、この測定テーブル14は、図示しない制御部の制御によって左右(X)、前後(Y)、上下(Z)、回転(θ)方向に移動できるようになっている。尚、ボールグリッドアレイ基板10上には半球状に露出したはんだのボール12、12、12、…が格子状に配列されている。
【0010】
測定テーブル14の周辺部には、円筒状の発光面が内周側に設けられた円筒状面発光照明装置16が配設される。この円筒状面発光照明装置16は、ボールグリッドアレイのボール高さを測定する際に円筒状の面発光によって一様の明るさで照明光を発光し、この照明光によって測定テーブル14上のボールグリッドアレイ基板10を照明する。尚、円筒状面発光照明装置16は、後述の左右のステレオ光学系18の光軸を妨げない範囲でできるだけ大きくするのが望ましいが、本実施の形態では、直径180mmで高さ150mmの形状を有している。
【0011】
測定テーブル14の上方には測定テーブル14上に載置されたボールグリッドアレイ基板10を左右から撮像するステレオ光学系18が配設される。このステレオ光学系18は、左側の撮像装置18Aと右側の撮像装置18Bとから構成され、これらの撮像装置18A、18Bは、交差角度が30〜60度となるように設置される。尚、高さ方向の精度を高くする場合にはできるだけ交差角度を大きくするように設置することが望ましい。また、ステレオ光学系18の倍率は、測定対象物の大きさにより変える必要があるが、ボールグリッドアレイ基板10の大きさが10mm×10mm程度であれば、0.5倍から0.8倍に設定される。
【0012】
これらのステレオ光学系18の撮像装置18A、18Bによって撮像された画像(画像データ)は、図示しない画像処理用のコンピュータに入力され、このコンピュータによって以下に示す処理に基づきボールグリッドアレイ基板10上の各ボール12の高さが計測されるようになっている。
また、測定テーブル14の上方には、アライメント用照明装置20が配設され、ボールグリッドアレイ基板10を所定位置にアライメントする場合にはこのアライメント用照明装置20から照明光が照射されるようになっている。尚、このアライメント用照明装置20とボール高さ計測時に使用される上記円筒状面発光照明装置16とは、図示しない制御部の制御によって自動で切り換えられるようになっている。
【0013】
次に上述の如く構成されたボールグリッドアレイのボール高さ計測装置のボール高さ計測方法について説明する。まず、測定前に行われるステレオ光学系18の撮像位置及び撮像方向の標定手順について図2のフローチャートに従って説明する。図3はステレオ光学系18の撮像位置、撮像方向を示した説明図である。図3に示すようにまず左右のステレオ光学系18(撮像装置18A、18B)の撮像位置FA、FBから左右の撮像面PA、PBまでの距離、即ち投影距離(焦点距離)fa、fbをキャリブレーションにより求める(ステップS10、ステップS12)。ここでfa、fbは対象物までの距離が十分長い時には、焦点距離に一致するため、以降投影距離を焦点距離と表現する。そして、このキャリブレーションの後、正確な間隔をもつ格子を撮像し、この格子の画像データから図3に示す上記撮像位置FA、FBの座標(xa,ya,za)、(xb,yb,zb)と撮像方向DA、DBのベクトル(ωa,ψa,κa)、(ωb,ψb,κb)を求める(ステップS14)。
【0014】
この標定を行うことにより、図3に示すように、空間上のA点(XA ,YA ,ZA )をステレオ光学系18で撮像した場合に、左撮像面PA上でのA点の座標(xla,yla)と右撮像面PB上でのA点の座標(xra,yra)から対象物であるA点の3次元座標値(XA ,YA ,ZA )を算出することができる。具体的には、左撮像面PA上のA点(xla,yla)と左光学系の撮像位置FA(xa,ya,za)を通る空間直線lと、右撮像面PB上のA点(xra,yra)と右光学系の撮像位置FB(xb,yb,zb)を通る空間直線mとの交点としてA点の3次元座標値(XA ,YA ,ZA )が求められる。
【0015】
尚、上記ステレオ光学系18の標定は一度実施した後、光学系を固定した状態に保てば、次回の計測前に実施する必要はない。
以上のステレオ光学系18の標定が終了すると、次にボール高さ計測処理を実行する。図4は、ボール高さ計測処理の手順を示したフローチャートである。まず、測定対象となるボールグリッドアレイ基板10を測定テーブル14にロードし、ステレオ光学系18の計測位置に移動させる。次にアライメント用照明装置20の照明を点灯させ、予め登録してあるボールグリッドアレイ基板10の四隅位置の画像データをリファレンスパターンとしてパターンマッチングの方法によりボールグリッドアレイ基板10のアライメントを行う(ステップS20)。図5にアライメントに使用するリファレンスパターンの領域を示す。ボールグリッドアレイ基板10の四隅周辺に回路パターンのような特徴のある領域がある場合は同図実線eで示す領域をリファレンスパターンとし、四隅周辺に特徴のある領域がない場合には、破線fで示すボールグリッドアレイ基板10の四隅位置をリファレンスパターンとする。
【0016】
アライメントによりボールグリッドアレイ基板10がXY軸に対して傾いている角度をθ軸方向で調整し、ボールグリッドアレイ基板10をXY軸と平行にした後、アライメント用パターンの左右の画像データ上での検出位置データから基板面の高さを求め、ボールグリッドアレイ基板10のアライメント位置の3次元座標値を求める(ステップS22)。そして、ボールグリッドアレイ基板10上の基準のボールを所定の位置に移動させる(ステップS24)。
【0017】
このようにしてアライメントが終了すると、アライメント用照明装置20を消灯させ、次に円筒状面発光照明装置16を点灯させる。そして予め登録してあるボールのパターン画像データをリファレンスとして各ボールの位置をパターンマッチングにより求める(ステップS26)。
ここで、円筒状面発光照明装置16によってボールグリッドアレイ基板10上のボール12を照射した場合に得られるボール12の画像について図6乃至図9を用いて説明する。図6は、簡単のためにボールグリッドアレイ基板10上の1つのボール12に着目してそのボール12に円筒状面発光照明装置16から照明光を照射した状況を示した断面図であり、図7(A)、(B)は、図6においてステレオ光学系18の左右の撮像装置18A、18Bで撮像されるボール12の画像を示した図である。これらの図に示すように、円筒状面発光照明装置16から一様に光線が照射されると、ボール表面で反射された光線の中でステレオ光学系18の光軸方向に反射された光線が存在する場合にボール表面の位置は明るく撮像され、そのような光線が存在しない場合は暗く撮像される。即ち、図7に示すようにボール12の頂点付近は、円筒状面発光照明装置16からステレオ光学系18の左右の光軸方向に反射する光線が存在しないため暗く撮像される。一方、ボール12の頂点から離れた部分は、円筒状面発光照明装置16からの反射する光線が存在するため明るく撮像される。
【0018】
図8は、この状況を単純化して示した図である。図8では、ステレオ光学系18の右側の撮像装置18Bにおいてボール12の表面で明るく撮像される部分を白く、暗く撮像される部分を黒く示している。同図に示すようにボール表面に、略水平方向から照射される光線が一番角度の低い光線で、このような水平方向からの光線で照射される位置L1、L2よりボール12の高い部分が明るい部分となる。円筒状面発光照明装置16の一番高い位置から照射される光線が最も高い角度の光線となり、この光線が反射されて、ステレオ光学系18の右側の光軸方向と一致する位置L3、L4までが明るく撮像される領域となる。ボール表面でこの位置より高い部分は、暗く撮像される。
【0019】
図9は、ステレオ光学系18の右側の撮像装置18Bで撮像される画像データを図8と対応させて模式的に示したもので、図面上の横方向の線が図8の断面と一致する。図8、9はボールの半球が基板面より突出した状態を示したものであるため図9に示す輪郭C1はボール外周を表し、この輪郭C1は円のように見えるが厳密には円とはならない。図8、図9で示されるL5の位置はボールの外径上の位置であるが、L6の位置はステレオ光学系18の右光学系で撮像した時にボール12の外径上の位置ではないため、L5とL6の距離はボールの直径とはならない。図8では、単純化し、見やすくするためにボール12を大きく描いたが、実際のボール12は大変小さいため、ボール表面を照射する最も高い角度の光線は、図で示される光線より大きい角度となり、ボールの頂点付近の暗く撮像される領域D1は小さくなる。
【0020】
上述のように図4のステップS26においてパターンマッチングにより各ボールの位置を求めると、次に、各ボール12の座標値を2次元的にソートすることにより、ステレオ光学系18の左右の撮像装置18A、18Bで得られた画像データ上で各ボール12の対応をとる(ステップS28)。
次いで、各ボール頂点付近の暗く撮像されている領域D1(図9参照)の大きさを画像処理により解析し、ボール12の頂点位置を算出する。図6、図7及び図9に示したように左右の画像で暗く撮像される領域は一致していないが、ボールの頂点は、ボール12のXY座標値と円筒照明の位置と大きさが既知であれば暗く撮像された領域D1から求めることができる。ボール12のXY座標値と円筒照明の位置と大きさからボール12の頂点を求める計算は、予めボール12の位置と間隔に対応するように計算して、データベースとして画像処理用のコンピュータの中に格納しておく。尚、データベースの作成手順については後述する。測定時にはこの作成したデータベースを参照して暗く撮像された領域D1からボール12の頂点の画像上の位置を検出する。尚、上記ステップS24において基準となる1つのボール位置をデータベースとして格納されている基準位置と一致する位置に移動させておくことにより、撮像されている全てのボール12に対して即座に頂点の画像上の位置を検出することができる。
【0021】
そして、ボール頂点の画像上の位置からボール頂点の3次元座標値を算出し(ステップS30)、すべてのボールについて頂点の位置を算出すると(ステップS32)、測定を終了し、次のボールグリッドアレイ基板10を測定テーブル14にロードする。
以上のように、円筒状の照明光によってボールグリッドアレイ基板10を照明し、ステレオ光学系18で画像データを取得し、この取得した画像データ上で所定の解析を行うことにより、ボールグリッドアレイ基板10上のボールの高さを一度の撮像で多数同時に求めることができ、ボール高さ計測に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0022】
次に、上記データベースの作成手順について図10のフローチャートを用いて説明する。まず、ボール12の直径と間隔のパラメータを設定する(ステップS40)。そして、基準となるボール位置を決定し(ステップS42)、この基準となるボール位置とボール間隔から暗く撮像される領域D1(図9参照)とボール頂点の位置を算出するボール中心の座標値を求める(ステップS44)。次いでボール中心の座標値に対して極座標系を設定し、適当な角度間隔を求め、各角度で円筒照明の最上端からステレオ光学系18の左右光学系の光軸方向に反射する半径方向の長さを求める(ステップS46)。これにより、頂点付近の暗い領域D1が求まる。
【0023】
そして、頂点周辺の暗く撮像される領域D1とボール頂点の位置関係をボール座標値と半径をパラメータとしてデータベースに格納する(ステップS48)。この後、ボールの直径と間隔の設定を換えて上記処理を繰り返す(ステップS50、ステップS52)。これにより、ボール12の暗く撮像された領域D1からボール12の頂点位置を検出するためのデータベースが作成される。
【0024】
次に上記ボールグリッドアレイ基板10のアライメントにおいて誤差がある場合について考察すると、図11に示す状況においてボール12の中心付近で例えば、0.1mmの差異があると照明の照射角度は最大0.05度(以下)の差異となる。0.05度の照射角の差異は、ボール表面で暗く撮像される範囲を2倍の角度(0.1度)に広げる。1mm直径のボールの場合暗く撮像される領域D1は、2μm(以下)ずれることとなる。しかしながら2μm(以下)はボールの大きさから考慮すると十分に小さい値であり、また、アライメントも0.1mm以内の精度を確保することは十分可能であることから、この測定方法ではアライメントの誤差は問題とならない。
【0025】
次に本発明に係るボールグリッドアレイの高さ測定方法の第2の実施の形態について説明する。図12は、本発明が適用されるボールグリッドアレイのボール高さ測定装置の概略構成を示した構成図である。尚、図1に示したボールグリッドアレイのボール高さ測定装置と同一又は類似構成部材には同一番号を付し、その説明は省略する。同図に示すように、測定テーブル14の上方に光源24A、シリンドリカルレンズ24B及び固定反射ミラー24Cから構成される線照明装置24が配置される。この線照明装置24は、レーザ又は通常のランプを光源24Aとし、光源24Aから出射された光をシリンドリカルレンズ24Bでライン化し、測定テーブル14の中央真上の固定ミラー24Cで反射させてライン状の照明光を測定テーブル14上に載置されたボールグリッドアレイ基板10に照射する。
【0026】
図13は、上記ボール高さ測定装置におけるボール高さ計測処理の手順を示したフローチャートである。まず、測定に先立ち、上記図2のフローチャートに示したようにステレオ光学系18の焦点距離をキャリブレーションし、次に精度の高い格子を使用してステレオ光学系18の撮像位置、撮像方向を標定する。上記実施の形態でも示したようにこのステレオ光学系18の標定は、一度実施した後、光学系を固定した状態に保てば次回の計測前に実施する必要はない。
【0027】
次に測定対象となるボールグリッドアレイ基板10を測定テーブル14にロードし、ステレオ光学系18の測定位置に移動させる。次いでアライメント用照明装置20を点灯させ、予め登録してあるボールグリッドアレイ基板10の四隅位置の画像データをリファレンスパターンとしてパターンマッチングの方法によりボールグリッドアレイ基板10のアライメントを行う(ステップS60)。尚、アライメントについては上記図5を用いて説明した通りである。
【0028】
また、アライメント用パターンの左右画像データ上での検出位置データから基板面の高さを求め、ボールグリッドアレイ基板10のアライメント位置の3次元座標値を算出する(ステップS62)。
アライメントが終了すると、第1列目のボール位置に測定テーブル14を移動させる(ステップS64)。そして、アライメント用照明装置20の照明を消灯させると共に線照明装置24を点灯させ、第1列目のボールのラインデータをステレオ光学系18の左右の撮像装置18A、18Bで取得する(ステップS66)。
【0029】
ここで、線照明装置24によってボールグリッドアレイ基板10のボール12を照射した場合に得られる画像について図14乃至図17を用いて説明する。図14は、1つのボール12に着目してボール12に線照明を照射した状況を斜め方向から示した図であり、図15は、この状況を断面で示した図である。図15に示すように、ボールグリッドアレイ基板10上のA点がステレオ光学系18の左右の光学系で撮像されると、撮像される画像データ上の位置は同図に示すA′点(左画像データ上)とA″点(右画像データ上)となる。これに対しボール12の頂点位置Bは、画像データ上のB′点(左画像データ)とB″点(右画像データ)の位置に撮像される。このように線状の照明光を照射すると、照射した照明光を垂直の平面として対象物との断面が撮像され、平面上に照射された位置は直線となり、断面の中で最も高い位置が、この直線から最もずれた位置に撮像される。
【0030】
線照明の照明線と平行になるようにボールグリッドアレイ基板10をアライメントし、XY位置を調整して図16に示すように線照明を一列に並んだ各ボール12の頂点付近に照射すると、図17(A)、(B)に示すように直線の中に曲線がある画像データが得られる。尚、図17(A)、(B)はそれぞれステレオ光学系18の左撮像装置18Aと右撮像装置18Bで得られる画像データを示している。線照明をほぼ真上から照射すると、画像データ上で直線から最も離れている点(図17上のAとA′、BとB′、CとC′等)は、ボール表面で線照明により照射された最も高い位置であり、左右の画像データ上で対応する位置となる。
【0031】
このように、線照明によって図17に示すような1列のボールのラインデータを得ると、左右の画像データ上で同一のボール12を示す曲線部分の対応を取る。この対応は、予めボール12の個数を登録しておけば容易に行うことができる。そして、各曲線部分でベースとなる直線から最も離れた位置を抽出する。この処理は、画像データのY軸方向と線照明の方向を一致させておくことによって、画像データ上でX軸方向に最も離れた位置を抽出するだけで簡単に行うことができる。このようにして左右の画像データ上で線照明された位置の対応に基づき、線照明で照射されたライン上のボールの最も高い位置の3次元座標を求める(ステップS68)。
【0032】
次いで、上記線照明によってボールの頂点が照射されていない場合を避けるため(アライメントの精度に依存する。)、X方向に微小距離(0.1mm内程度)移動させて、2〜3回測定して各ボール位置で最も高いものを求める(ステップS70)。
このようにして第1列目のボールの高さ測定が終了した後、第2列目のボール位置に測定用テーブルを移動させ、上述と同様の計測を行う。以下最後のボール列まで計測し、ステップS72において全てのボール列が計測されたと判定した場合には、測定を終了する。
【0033】
以上説明した第2の実施の形態のように、線照明光によってボールグリッドアレイ基板10上の一列に並んだボールを照明し、ステレオ光学系18でこの線照明の部分の画像データを取得してこの取得した画像データ上で所定の解析を行うことにより、ボールグリッドアレイ基板10上の一列に並んだ複数のボールの高さを一度の撮像で求めることができ、ボール高さ計測に要する時間を短縮することができる。
【0034】
次に本発明に係るボールグリッドアレイのボール高さ計測方法の第3の実施の形態について説明する。図18は、本発明が適用されるボールグリッドアレイのボール高さ計測装置の概略構成を示した構成図である。尚、図12に示したボールグリッドアレイのボール高さ測定装置と同一又は類似構成部材には同一番号を付し、その説明は省略する。同図に示すように、測定テーブル14の上方に上記線照明装置24の他に光源26A、シリンドリカルレンズ26B及び可動ミラー26Cから構成される線照明装置26が配設される。この線照明装置26は、レーザ又は通常のランプを光源26Aとし、光源26Aから出射された光をシリンドリカルレンズ26Bでライン化し、測定テーブル14の斜め上の可動ミラー26Cで反射させ、ライン状の照明光を測定テーブル14上に載置されたボールグリッドアレイ基板10に照射する。この線照明は、上記線照明装置24によって照射される照明光と直交する方向に照射され、また、可動ミラー26Cによって照射される位置が移動するようになっている。
【0035】
尚、上記線照明装置24による線照明を測定用線照明と称し、上記線照明装置26による照明を補助線照明と称する。
図19は、ボール高さ計測処理の処理手順を示したフローチャートである。まず、測定に先立ち、上記図2のフローチャートに示したようにステレオ光学系18の焦点距離をキャリブレーションし、次に精度の高い格子を使用してステレオ光学系18の撮像位置、撮像方向を標定する。上記第1、第2の実施の形態でも示したようにこのステレオ光学系の標定は、一度実施した後、光学系を固定した状態に保てば次回の計測前に実施する必要はない。
【0036】
次に測定対象となるボールグリッドアレイ基板10を測定テーブル14にロードし、ステレオ光学系18の測定位置に移動させる。次いでアライメント用照明装置20を点灯させ、予め登録してあるボールグリッドアレイ基板10の四隅位置の画像データをリファレンスパターンとしてパターンマッチングの方法によりボールグリッドアレイ基板10のアライメントを行う(ステップS80)。尚、アライメントについては上記図5で説明した通りである。
【0037】
また、アライメント用パターンの左右の画像データ上での検出位置データから基板面の高さを求め、ボールグリッドアレイ基板10のアライメント位置の3次元座標値を算出する(ステップS82)。
アライメントが終了すると、第1列目のボール位置に測定テーブル14を移動させた後(ステップS84)、アライメント用照明装置20の照明を消灯させ、線照明装置24の測定用線照明を点灯させる。そして、第1列目のボールのラインデータをステレオ光学系18の左右の撮像装置18A、18Bで取得し、この画像をコンピュータのメモリに格納しておく(ステップS86)。
【0038】
次に線照明装置24の測定用線照明を消灯させ、線照明装置26の補助線照明を点灯させる。そして、補助線照明を可動ミラー26CでY軸方向に動かし、複数の照明位置で画像データをステレオ光学系18から取得し、コンピュータ内のメモリに格納する(ステップS88)。そして、コンピュータのメモリに格納された画像データを左右別々に全て足し合わせた画像データを求める(ステップS90)。
【0039】
図20(A)、(B)は、取得した画像データを全て足し合わせた画像データを示した図である。同図に示すように、測定用線照明で照射する範囲をボールグリッドアレイ基板10内に収まるように調整しておくと、OとO′及びEとE′が左右の画像データで対応する位置となる。また、測定用照明とそれと直交する補助線照明との交点は、対象物上で同一の点であり、左画像データから交点間を切り出した線図形(例えばBとCの間のデータ)は、右画像データの同一交点間を切り出した線図形(例えばB′とC′の間のデータ)と対応する。
【0040】
このようにして測定用線照明と補助線照明の交点間の区間を切り出した後、次にエピポーラ線を用いて左右画像データの対応をとり、第1列のボールの3次元座標値を算出する(ステップS94)。
尚、エピポーラ線を用いて左右画像データの対応をとる方法については、特願平8−211652号明細書に記載されたボンディングワイヤの3次元位置を求める方法と同じ手法によるものである。簡単に説明すると、左右画像データ上で対応する交点間をそれぞれ所定比で分割して、分割した点を通るエピポーラ線と上記補助線照明のデータとの交点を左右画像データ上でそれぞれ求める。このようにした求めた交点は、左右画像データの対応する点であり、これらの交点の画像データ上の座標値から3次元座標を求めることができる。
【0041】
上記ステップS94の後、ボールの頂点が測定用線照明で照射されない場合を避けるため、X方向に微小距離(0.1mm以内程度)移動させて、2、3回同一の測定を行い、各ブール位置で最も高いものを求める(ステップS94)。
第1列目のボールの高さ測定が終了したら、第2列目のボール位置に測定テーブル14を移動させ、第2列目のボールに対しても同様の計測を行う。以下最後のボール列まで計測すると(ステップS96)、この処理を終了する。
【0042】
以上第3の実施の形態によっても第2の実施の形態と同様に、ボールグリッドアレイ基板10上の一列に並んだ複数のボールの高さを一度の撮像で求めることができ、ボール高さ計測に要する時間を短縮することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るボールグリッドアレイのボール高さ計測方法によれば、ステレオ光学系によって得られる画像データを画像処理で解析することにより、画像データ上に撮像されたすべてのボール、又は一列に並んだボールの高さを一回の撮像で処理することができ、ボールグリッドアレイの各々のボール高さ計測に要する時間を大幅に短縮する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるボールグリッドアレイの高さ測定装置の概略構成を示した構成図である。
【図2】図2は、ステレオ光学系の撮像位置及び撮像方向の標定手順を示したフローチャートである。
【図3】図3は、ステレオ光学系の撮像位置、撮像方向を示した説明図である。
【図4】図4は、ボール高さ計測処理の手順を示したフローチャートである。
【図5】図5は、ボールグリッドアレイ基板のアライメントに使用するリファレンスパターンの領域を示した図である。
【図6】図6は、ボールに円筒状面発光照明装置から照明光を照射した状況を示した断面図である。
【図7】図7(A)、(B)は、ステレオ光学系で撮像されるボールの画像を示した図である。
【図8】図8は、円筒状面発光装置から右光学系の光軸方向に反射される光線の分布を示した図である。
【図9】図9は、ステレオ光学系の右光学系で撮像される画像データを図8と対応させて模式的に示した図である。
【図10】図10は、データベースの作成手順を示したフローチャートである。
【図11】図11は、ボールグリッドアレイ基板のアライメントにおいて誤差がある場合の説明に用いた説明図である。
【図12】図12は、本発明の第2の実施の形態が適用されるボールグリッドアレイのボール高さ測定装置の概略構成を示した構成図である。
【図13】図13は、ボール高さ計測処理の手順を示したフローチャートである。
【図14】図14は、ボールに線照明を照射した状況を斜め方向から示した図である。
【図15】図15は、図14の状況を断面で示した図である。
【図16】図16は、一列に並んだボールに線照明を照射した状況を示した図である。
【図17】図17(A)、(B)は、図16の状況をステレオ光学系で撮像した場合に左右の光学系で得られる画像を示した図である。
【図18】図18は、本発明の第3の実施の形態が適用されるボールグリッドアレイのボール高さ計測装置の概略構成を示した構成図である。
【図19】図19は、ボール高さ計測処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図20】図20(A)、(B)は、測定用線照明と補助線照明によって得られた画像データを全て足し合わせた画像データを示した図である。
【図21】図21は、従来のボールグリッドアレイのボール高さ計測手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…ボールグリッドアレイ基板
12…ボール
14…測定テーブル
16…円筒状面発光照明装置
18…ステレオ光学系
18A、18B…撮像装置
20…アライメント用照明装置
24、26…線照明装置
24A、26A…光源
24B、26B…シリンドリカルレンズ
24C、26C…固定ミラー

Claims (1)

  1. ボールグリッドアレイ基板上に格子状に配列されたボールの高さを計測するボールグリッドアレイのボール高さ計測方法において、
    前記ボールグリッドアレイ基板上に円筒状の発光面から光を照射すると共に、前記ボールグリッドアレイ基板上を2つの撮像手段により異なる方向から撮像して撮像方向が異なる2つの画像データを取得するステレオ画像データ取得工程と、
    前記ステレオ画像データ取得工程により取得された2つの画像データ上において、各ボールの像として前記円筒状の発光面の幾何学的大きさ及び形状に依存して円環状に明るく撮像される領域とその内側に暗く撮像される領域を検出するボール像検出工程と、
    前記ボール像検出工程により検出された各ボールの暗く撮像される領域に基づいて前記ステレオ画像データ取得工程により取得された2つの各画像データ上における各ボールの頂点の座標を検出するボール頂点座標検出工程と、
    前記ボール頂点座標検出工程により検出された各ボールの頂点の座標に基づいて各ボールの高さを算出するボール高さ算出工程と、
    からなることを特徴とするボールグリッドアレイのボール高さ計測方法。
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