JPH07208917A - 自動焦点合わせ方法及び装置 - Google Patents

自動焦点合わせ方法及び装置

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JPH07208917A
JPH07208917A JP6001274A JP127494A JPH07208917A JP H07208917 A JPH07208917 A JP H07208917A JP 6001274 A JP6001274 A JP 6001274A JP 127494 A JP127494 A JP 127494A JP H07208917 A JPH07208917 A JP H07208917A
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JP
Japan
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drive table
reflection position
image pickup
pickup device
light
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JP6001274A
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Mitsuaki Ota
光昭 太田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は検査対象物を撮像器により撮像するた
めの自動焦点合わせ方法及び装置に関し,撮像装置によ
る画像データを用いることなく総合的な検査時間を短縮
することができると共に,検査対象物の表面状態に依存
しないことを目的とする。 【構成】撮像器の垂直下方に設けられた駆動テーブルの
表面位置に斜め上方から加工した光を照射し,検査対象
物を乗せた駆動テーブルを移動した時に駆動テーブル上
における加工した光の反射位置を反射位置検出器により
検出する。撮像器の合焦位置における加工した光の反射
位置を予め記憶しておき,駆動テーブルの移動時に発生
した反射位置検出器の反射位置と合焦位置における反射
位置を比較して,両者の一致を検出すると移動テーブル
の移動を停止するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動焦点合わせ方式に関
し,特に半導体等の検査装置における光学系の合焦位置
を高速に検出するための自動焦点合わせ方式に関する。
【0002】近年,半導体技術の進歩の度合いは急激な
もので文明の高度化や人類の生活水準の向上に貢献して
いる。その半導体素子を製造する技術において,素子の
微細化,高集積化,高精度化や不良原因の抽出及び歩留
りを向上するために検査工程が必要であり,この中に素
子の表面状態の検査が含まれている。しかし,コストダ
ウンや短納期等の要求により検査工程の短縮,削減が望
まれている。
【0003】
【従来の技術】図7は従来例の説明図である。図7にお
いて,70は水平(X−Y)方向及び垂直(Z)方向へ
駆動することができる駆動テーブル,71は駆動テーブ
ル70上に置かれた検査対象物(半導体素子等),72
は検査対象物71の垂直方向上に保持機構(図示せず)
により保持された固体撮像素子(CCD)等の撮像装
置,73は撮像装置により得られた画像の高周波成分を
検出する高周波成分検出器,74はメモリである。
【0004】撮像装置72には固定焦点のレンズが設け
られており,検査対象物71の表面の位置に高精度(ミ
クロの単位)で焦点が合うように撮像装置72または駆
動テーブル70の相対位置を調整する必要があり,この
例では駆動テーブル70をZ方向(垂直方向)に移動し
て調整する。この検査対象物71として,半導体チップ
を駆動テーブル70の上に乗せて検査する場合,製品に
よりミクロン(μm)の単位で厚みが異なり,それぞれ
について焦点合わせが行われる。
【0005】焦点合わせのために,駆動テーブル70の
初期位置を低い位置に設定して,その位置において撮像
装置72により検査対象物71のある表面範囲の画像デ
ータを取り込み,その中の画像信号に含まれる高周波成
分を高周波成分検出器73により算出し,メモリ74に
そのデータを格納する。この原理は,画像を表す各走査
ライン信号の中の周波数成分は,焦点が合っていないと
各画素毎に変化せず低周波成分を含むが,焦点が合って
いると各画素毎に信号値が変化して高周波数成分が含む
現象を利用している。
【0006】この後,検査対象物71を搭載する駆動テ
ーブル70を微小距離だけ上昇または下降機構により移
動するか,撮像装置72等の保持機構を駆動して,検査
対象物の空間座標をZ方向に動かして,その時の画像デ
ータを取り込み,高周波成分を算出してデータを格納す
る。これらの動作をZ方向の所定座標に達するまで繰り
返す。
【0007】Z方向の所定座標に達すると,メモリ74
に格納された高周波成分データの中で,一番際立ったデ
ータを検出し,その時のZ方向の座標に駆動テーブル7
0または撮像装置72等の保持機構を移動させることに
より合焦位置が得られ,この方式が合焦位置を方式とし
て一般的に用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動焦
点合わせによれば,駆動テーブルまたは撮像装置等の保
持機構を移動させる毎に画像データを取り込む必要があ
り,焦点合わせの動作に要する時間は,画像データ取り
込み時間×Z方向移動回数分だけかかることになり,焦
点合わせ動作に時間がかかるという問題がある。さら
に,通常検査対象物を検査する時,同一面の中で場所を
変える等により焦点合わせ動作を複数回行うことが多
く,総合的な検査時間が増大する傾向にある。
【0009】また,従来の方式では高周波成分データの
中に際立ったデータが存在しない場合,すなわち検査対
象物の表面の映像信号が白レベルまたは黒レベルの単色
で飽和するような表面を持つ検査対象物の場合,高周波
成分が検出できないため焦点合わせが不可能になるとい
う問題があった。
【0010】本発明は撮像装置による画像データを用い
ることなく総合的な検査時間を短縮することができると
共に,検査対象物の表面状態に依存しない自動焦点合わ
せ方法及び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図,図2は本発明の原理説明図である。図1において,
1は検査対象物を照射する光源,2は光源1の光を加工
する光学部品,3は検査対象物を移動させる駆動テーブ
ル,4は検査対象物を観察するための撮像器,5は加工
された光源1からの光が反射する位置を検出する反射位
置検出器,6は反射位置検出器5から発生する反射光位
置データから合焦位置を検出し,駆動テーブル3を停止
する信号を発生する処理回路,7は駆動テーブル3の動
作を制御する制御回路,8は検査対象物(点線で示す)
である。
【0012】本発明は撮像器4を駆動テーブル3上の合
焦位置にある時,光源1からの反射光の光軸を,撮像器
4の視野の中心と一致するように調整し,反射位置検出
器5を撮像器4と同じ視野に設定し,その時の光の反射
位置を反射位置検出器5で検出して合焦時の反射位置デ
ータとして記憶し,検査対象物8を載せた時に駆動テー
ブルを移動して,光源1からの反射光の反射位置が予め
記憶しておいた合焦時の位置と一致したら駆動テストを
停止させるものである。
【0013】
【作用】撮像器4の焦点距離は光学系の設計値により決
まるので,初期設定により駆動テーブル3の表面位置が
撮像器4の合焦位置にし,光源1から光学部品2で加工
されて駆動テーブル3の表面(検査対象物が置かれる位
置)を照射して乱反射する光の光軸を,撮像器4の視野
の中心となるようにし,反射位置検出器5の撮像範囲
を,撮像器4と同じ視野になるよう調整する。
【0014】この時の撮像器4の映像と駆動テーブル3
の関係は図2のA.及びB.に示すようになる。図2の
B.は,合焦時における光源からの入射光aが真上への
反射光bとなって撮像器4に入る状態を示し,撮像器4
と駆動テーブル3の反射位置Pの距離はLである。
【0015】図2のA.は光源1の光を光学部品2によ
りシート状(細幅の棒状)に加工した場合,反射光bは
合焦時に撮像器4の視野の略中心の位置にシート状の光
の像が撮像された状態を示す。
【0016】上記図2のA.に示す像は,撮像器4と同
じ視野を持つ反射位置検出器5にも入力され,このシー
ト状の像の位置を検出して,合焦位置における反射光位
置データとして処理回路6内に記憶しておく。
【0017】駆動テーブル3の上に検査対象物8を置い
た時,検査対象物8の表面の位置は合焦位置と異なる。
図2のD.は,駆動テーブル3に置かれた検査対象物の
表面が実線で示す位置(図2のB.の表面位置より下
方)にある。この場合,入射光aの真上方向の反射光c
は撮像器4に入り,図2のC.に示すように視野の左側
の位置にシート状の像が写し出される。
【0018】この時,反射位置検出器5においてこの反
射光の位置を検出し,処理回路6に反射光位置データと
して入力する。処理回路6は先に記憶した合焦位置の反
射光位置データと入力するデータを比較処理するが,こ
の場合は一致しない。この時,位置合わせの制御が行わ
れ,不一致(または差の値)を表す信号が処理回路6か
ら制御回路7に与えられると,制御回路7は駆動テーブ
ル3をZ方向(垂直方向)に移動させ,同時に反射位置
検出器5により反射光位置データを処理回路6に供給す
る。処理回路6で反射位置検出器5の反射光位置データ
と合焦時の反射光位置データとが一致すると,停止信号
を制御回路7に送り駆動テーブル3を停止させる。
【0019】この一致が得られた時,駆動テーブル3の
上に置かれた検査対象物8の表面の反射光は図2のD.
の点線で示すbの経路を通って,C.に示すように撮像
器4の視野の略中心に位置し,撮像器4と検査対象物8
の距離は図2のB.に示す距離Lと同じとなる。
【0020】このように,反射位置検出器5の検出デー
タをサンプリングするだけで,焦点合わせを行うことが
可能となる上,検査対象物の表面状態に関係なく焦点合
わせを行うことが可能となる。
【0021】
【実施例】図3は実施例の構成図である。図3におい
て,20は固体レーザ(図1の光源1に対応),21は
固体レーザの光をシート状の光に加工するためのスリッ
トやレンズを組み合わせた光学部品(図1の2に対
応),22は検査対象物を移動させるためのXYZの三
次元ステージ22b〜22dと回転ステージと検査対象
物の保持機構(図示せず)を組み込んだ駆動テーブル
(図1の3に対応),23は反射光を観察系カメラ24
と半導体位置検出器25の同一視野に写すためにレンズ
及びミラーを組み合わせた分光器,24は検査対象物の
表面を観察する固体撮像素子(CCD等)を用いた観察
系カメラ(図1の撮像器4に対応),25は光の位置を
検出する半導体位置検出器(図1の反射位置検出器5に
対応)であり,この例では2次元PSD(Position Sen
se Ditector)アレイを用いる。なお,2次元PSDアレ
イは,検出器の平面内で光が当たる位置に対応するアナ
ログ信号を生成し,これをA−D変換して反射光位置デ
ータを出力する。
【0022】26は半導体位置検出器25から出力され
た反射光位置データを入力し,駆動テーブルの制御回路
へ供給する信号を作成する処理回路,27は駆動テーブ
ルの動作を制御する信号を発生する制御回路,28は上
記半導体位置検出器25とは異なる位置に設けられた半
導体位置検出器である。
【0023】図4は実施例における入射光の光軸と駆動
テーブル及び撮像された映像の関係を示す図である。図
3の実施例により自動焦点合わせの動作を図4を参照し
ながら以下に説明する。
【0024】装置の初期校正時に駆動テーブル22の上
部の表面が観察系カメラ24の焦点を結ぶ位置に設定す
る。この位置は観察系カメラを含む光学系の設計値によ
り求められており,その距離に駆動テーブル22の表面
が位置するよう駆動テーブル22が調整される。この調
整は,駆動テーブル22の表面の位置を図4のC.に示
すようにZ方向にz2だけ上昇(最下端のz0の位置を
基準にして)させた位置である。
【0025】この時,固体レーザ20から発生した光が
光学部品21を通過してシート状の光(以下,シート光
という)に加工されて駆動テーブル22の表面で反射
し,真上に位置する観察系カメラ24の撮像領域の略中
心(半導体位置検出器25の視野の中心と一致)に来る
ように光軸を調整する。この状態を図4のC.に示す。
【0026】なお,図4の中で,40は観察系カメラ2
4の撮像範囲を表すと共に半導体位置検出器25の視野
を表し,41はシート光の画像,42はシート光の反射
位置,43は駆動テーブル22の表面を表す。。
【0027】一方,半導体位置検出器25の撮像領域は
分光器23において,半透過型ミラー23aとミラー2
3bを介して観察系カメラ24の視野と同じになるよう
設置される。このように光軸(光の反射位置)を設定し
た時に,半導体位置検出器25により観察系カメラの焦
点を結ぶ位置におけるシート光の画像位置を検出し,検
出した位置データは処理回路26に出力され,処理回路
26において合焦時の反射光位置データとして保存され
る。処理回路26の構成は,後述する図5に示す。
【0028】検査対象物を駆動テーブル22の保持機構
に置いて自動焦点合わせを行う場合,最初に図4のA.
に示すように駆動テーブル22をZ方向の最低のレベル
にあるものとする。この時,固体レーザ20,光学部品
21からのシート光を検査対象物の表面に照射しながら
図4のB.〜D.に示すように連続的に順次上昇させ,
その間に各位置のシート光の位置を半導体位置検出器2
5から出力して処理回路26に供給する。
【0029】図5は処理回路の構成例を示す図である。
ここで図5の説明をすると,図中の26aは記憶部,2
6bは比較部,26cは信号処理部である。記憶部26
aは,上記の初期校正時の合焦位置の反射光位置データ
が入力されると,合焦指示によりその位置データが記憶
される。この後検査対象物が置かれて合焦動作が行われ
て,駆動テーブルの移動に対応して半導体位置検出器か
ら反射光位置データが入力すると比較部26bにおいて
記憶部26aのデータと比較される。
【0030】図4に示すA.〜C.の順に駆動テーブル
を上昇させると,その間に反射光位置データが順次比較
部26bへ入力され,検査対象物の表面が図4のC.の
位置に達すると比較部26bで一致が検出され,合焦位
置であることを表す一致出力が発生する。この一致出力
が信号処理部26cに出力され,信号処理部26cは一
致信号を受け取ると駆動テーブルの停止信号を発生す
る。
【0031】図3により処理回路26から停止信号が発
生すると,図3の制御回路27に入力され,制御回路2
7は駆動テーブル22を停止させることにより自動焦点
合わせの動作が完了する。
【0032】なお,図4のD.は自動焦点合わせの開始
時に駆動テーブル22が上方に位置付けた状態である。
上記の実施例(図3)の構成では,光源として固体レー
ザ20を用いたが,半導体レーザ,ガスレーザまたは白
熱ランプを用いることもできる。また,光学部品21に
よりシート状の光を作成しているが,スポット光を作成
してそのスポット光の位置を半導体位置検出器25によ
り検出するように構成することも可能である。
【0033】また上記の実施例(図3)では,反射光位
置データを検出する半導体位置検出器25の検出素子と
して2次元のPSDアレイを使用しているが,少なくと
も1つ以上の1次元のPSD素子を用いて半導体位置検
出器を構成することができる。
【0034】図6は1次元PSD素子を用いた半導体位
置検出器の構成例である。図6に示すように,半導体位
置検出器の視野(観察系カメラの撮像範囲と同じ)内に
1次元PSD素子(直線状の素子)が一定間隔を置いて
並列に複数個配置されている。この1次元PSD素子に
対しシート光が直角に当たると,各素子からその位置に
対応した信号が発生し,その信号から反射光位置データ
を得ることができる。
【0035】更に,上記の実施例では,半導体位置検出
器25を観察系カメラ24と同じ検査対象物の真上に設
けているが,図3の半導体位置検出器28として示すよ
うに入射光が正反射する線上に配置してもよい。
【0036】また,図5に示す処理回路の構成例では,
合焦位置を検出するために比較部26bを用いている
が,引き算器を用いて双方の反射光位置データの差を求
めて,差が無くなると合焦位置の検出出力を発生する方
法や,マイクロプロセッサを用いてソフトウェア処理に
よる演算により合焦位置を検出する方法等を用いること
ができる。また,図5の記憶部26aは半導体記憶素子
を用いて構成できるが,スイッチ等の接点素子により記
憶するように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば観察系カメラと同じ視野
を持つ位置検出器により反射光位置データを連続的にサ
ンプリングするだけで,画像データの取り込みを行うこ
となく自動焦点合わせを実現することができるので,焦
点合わせに要する時間を短縮化することができる。ま
た,従来の技術では焦点合わせ動作が困難であった検査
対象物の表面状態の場合にも,焦点合わせ動作を高速に
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理説明図である。
【図3】実施例の構成図である。
【図4】実施例における入射光の光軸と駆動テーブル及
び撮像された映像の関係を示す図である。
【図5】処理回路の構成例を示す図である。
【図6】1次元PSD素子を用いた半導体位置検出器の
構成例を示す図である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光学部品 3 駆動テーブル 4 撮像器 5 反射位置検出器 6 処理回路 7 制御回路 8 検査対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/28 H01L 21/66 J 7630−4M H04N 5/232 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物を撮像器により撮像するため
    の自動焦点合わせ方法において,撮像器の垂直下方に設
    けられた駆動テーブルの表面位置に斜め上方から加工し
    た光を照射し,検査対象物を乗せた駆動テーブル上にお
    ける前記加工した光の反射位置を反射位置検出器により
    検出し,この検出位置と予め記憶した前記撮像器の焦点
    位置における前記加工した光の反射位置とを比較して,
    両者の一致を検出すると前記撮像器の焦点が検査対象物
    の表面に合ったことを表す出力を発生することを特徴と
    する自動焦点合わせ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記撮像器の光軸に
    対して,撮像器と検査対象物を乗せた駆動テーブルの相
    対的な位置関係を変化させて,各変化位置に対応する前
    記反射位置検出器の反射位置データを,前記予め記憶し
    た前記撮像器の焦点位置における光の反射位置データと
    比較して両者の一致を検出すると,前記相対的な位置関
    係の変化を停止することを特徴とする自動焦点合わせ方
    法。
  3. 【請求項3】 検査対象物を撮像器により撮像するため
    の自動焦点合わせ方法において,撮像器の垂直方向の下
    方に設けられた駆動テーブルの表面位置を前記撮像器の
    焦点位置に設定し,前記駆動テーブルの表面に斜め上方
    より加工した光を照射して,反射光の駆動テーブル表面
    における反射位置が前記撮像器の視野の略中央となるよ
    う配置してこの合焦時の反射位置を検出して記憶し,前
    記駆動テーブル上に検査対象物を置いて前記加工した光
    を照射した状態で,前記駆動テーブルを下(上)から上
    (下)に移動させながら前記加工した光の反射位置を検
    出して前記記憶された合焦時の反射位置と比較を行い,
    前記比較において一致が検出されると前記駆動テーブル
    の動作を停止させることを特徴とする自動焦点合わせ方
    法。
  4. 【請求項4】 検査対象物を撮像器により撮像するため
    の自動焦点合わせ装置であって,上下移動可能な駆動テ
    ーブルの垂直線の上方向に撮像器と該撮像器と同一視野
    を持つように配置された反射位置検出器,前記反射位置
    検出器の検出データを受け取って比較処理を行う処理回
    路及び処理回路の出力により前記駆動テーブルの駆動を
    制御する制御回路を備え,前記駆動テーブルの表面の斜
    め上方から加工した光を発生する光源を配置し,前記撮
    像器の焦点位置に前記駆動テーブルの表面を位置付けた
    状態で前記加工した光を前記観察系カメラの視野の略中
    央で反射させて,該反射位置を前記反射位置検出器によ
    り検出して合焦時の反射位置データとして前記処理回路
    に記憶し,前記駆動テーブルに検査対象物を置いて前記
    加工した光を照射した状態で前記駆動テーブルを下
    (上)から上(下)へ前記制御回路により移動させた時
    前記処理回路は前記反射位置検出器で検出した各移動位
    置毎の反射位置データと前記記憶した合焦時のデータを
    比較して,一致すると停止信号を発生することを特徴と
    する自動焦点合わせ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において,前記反射位置検出器
    は,2次元PSDアレイまたは一次元PSD素子を複数
    個並列に配置して構成することを特徴とする自動焦点合
    わせ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において,前記反射位置検出器
    を,光源の入射光が正反射する光軸上に配置することを
    特徴とする自動焦点合わせ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において,前記処理回路は,合
    焦時の反射位置データを保存する記憶部と,焦点合わせ
    動作時に検出される反射位置データと前記記憶部の反射
    位置データとを比較する比較部と,一致検出時に前記駆
    動テーブルの駆動を停止する信号を発生する信号処理部
    とで構成されることを特徴とする自動焦点合わせ装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7の何れかに記載の自動焦
    点合わせ装置を備え,前記観察系カメラにより検査対象
    物の検査をすることを特徴とする自動焦点合わせ装置。
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