JP3897028B2 - 情報処理システム、共有データ処理方法、共有データ処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、共有データ処理方法、共有データ処理プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理システム、共有データ処理方法、共有データ処理プログラムに関し、特に、共有データの判別を効率化した情報処理システム、共有データ処理方法、共有データ処理プログラムに関する。


従来の多重化情報処理システムは、主記憶への書き込みに関して、各情報処理システムの各命令処理装置が自系の情報処理システムのシステム制御装置、および、他系の情報処理システムの両方に各主記憶装置に対する書き込み要求を出力している(たとえば、特許文献1)。
特開2000−293390号公報
上記特許文献1記載の発明の第1の問題点は、命令処理装置(プロセッサ)の構成が複雑になり、命令処理装置の性能が低下することである。
その理由は、命令処理装置が、主記憶への書き込みに関して、自系・他系の情報処理システムの両方に各主記憶装置に対する書き込み要求を出力する構成をとるからである。詳細には、たとえば、他系に対する待ち合わせのための制御回路、通信経路が必要となり、制御の時間を消費するからである。
第2の問題点は、自系の主記憶のみへの書き込みを処理できないことである。
その理由は、自系の主記憶のみへの書き込みと自系・他系の両主記憶への書き込みとを判別する構成をとっていないからである。
本発明の目的は、上記第1、または、第2の問題点を解決し、性能、または、機能を向上させることである。
本発明の第1の共有データ処理回路は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、共有指定情報が共有データを示していれば、他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力することを特徴とする。
本発明の第2の共有データ処理回路は、1以上の自系プロセッサからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を格納するプロセッサ要求バッファと、前記プロセッサ要求バッファからの共有指定情報により書き込みデータが共有データであるのか非共有データであるのかを判別する判定回路と、書き込みデータが共有データの場合に、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する他系要求送信バッファと、前記他系要求送信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを他系に出力し、他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを入力する通信制御回路と、前記通信制御回路より他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する他系要求受信バッファと、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスと前記他系要求受信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスとを選択し自系の前記記憶装置に出力する選択回路と、を有することを特徴とする。
本発明の第1の情報処理装置は、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を出力する1以上の自系プロセッサと、1以上の前記自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、共有指定情報を入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、共有指定情報が共有データを示していれば、他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する共有データ処理回路とを有することを特徴とする。
本発明の第2の情報処理装置は、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を出力する1以上の自系プロセッサと、1以上の前記自系プロセッサからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を格納するプロセッサ要求バッファと、前記プロセッサ要求バッファからの共有指定情報により書き込みデータが共有データであるのか非共有データであるのかを判別する判定回路と、書き込みデータが共有データの場合に、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する他系要求送信バッファと、前記他系要求送信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを他系に出力し、他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを入力する通信制御回路と、前記通信制御回路より他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する他系要求受信バッファと、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスと前記他系要求受信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを選択し自系の前記記憶装置に出力する選択回路とを含む共有データ処理回路と、を有することを有することを特徴とする。
本発明の第3の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置であって、前記共有データ処理回路からの書き込み要求、および、記憶装置アドレスにしたがって、書き込みデータを書き込む自系の前記記憶装置を有することを特徴とする。
本発明の第4の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置であって、前記選択回路からの書き込み要求、および、記憶装置アドレスにしたがって、書き込みデータを書き込む自系の前記記憶装置を有することを特徴とする。
本発明の第1の情報処理システムは、複数の前記第3の情報処理装置と、前記情報処理装置間を接続し、書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを転送する系間通信手段とを有することを特徴とする。
本発明の第2の情報処理システムは、複数の前記第4の情報処理装置と、前記情報処理装置間を接続し、書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを転送する系間通信手段とを有することを特徴とする。
本発明の第3の共有データ処理回路は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、共有指定情報が共有データを示していれば、転送先情報で指定された他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力することを特徴とする。
本発明の第4の共有データ処理回路は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、共有指定情報が共有データを示していれば、接続された全他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、転送先情報、および、書き込みデータを出力し、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、転送先情報、および、書き込みデータを入力し、転送先情報が自系を示していれば自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、および、書き込みデータを出力することを特徴とする。
本発明の第1の共有データ処理方法は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とを含むことを特徴とする。
本発明の第2の共有データ処理方法は、プロセッサ要求バッファが、1以上の自系プロセッサからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を格納する手順と、判定回路が、前記プロセッサ要求バッファからの共有指定情報により書き込みデータが共有データであるのか非共有データであるのかを判別する手順と、他系要求送信バッファが、書き込みデータが共有データの場合に、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する手順と、通信制御回路が、前記他系要求送信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを他系に出力する手順と、前記通信制御回路が、他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを入力する手順と、他系要求受信バッファが、前記通信制御回路より他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する手順と、選択回路が、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスと前記他系要求受信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを選択し自系の前記記憶装置に出力する手順と、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の共有データ処理方法は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、転送先情報で指定された他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とを含むことを特徴とする。
本発明の第4の共有データ処理方法は、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、接続された全他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、転送先情報、書き込みデータを入力する手順と、転送先情報が自系を示していれば自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とを含むことを特徴とする。
本発明の第1の共有データ処理プログラムは、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力し、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2の共有データ処理プログラムは、プロセッサ要求バッファに、1以上の自系プロセッサからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、および、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報を格納する手順を実行させ、判定回路に、前記プロセッサ要求バッファからの共有指定情報により書き込みデータが共有データであるのか非共有データであるのかを判別する手順を実行させ、他系要求送信バッファに、書き込みデータが共有データの場合に、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する手順を実行させ、通信制御回路に、前記他系要求送信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを他系に出力する手順、および、他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを入力する手順を実行させ、他系要求受信バッファに、前記通信制御回路より他系からの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを格納する手順を実行させ、選択回路に、前記プロセッサ要求バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスと前記他系要求受信バッファからの書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレスを選択し自系の前記記憶装置に出力する手順を実行させることを特徴とする。
本発明の第3の共有データ処理プログラムは、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、転送先情報で指定された他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを入力し、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第4の共有データ処理プログラムは、1以上の自系プロセッサから、書き込み要求、書き込みデータ、記憶装置アドレス、書き込みデータが自系の記憶装置にのみ書き込む非共有データであるのか自系・他系の両記憶装置に書き込む共有データであるのかを示す共有指定情報、および、他系を特定する転送先情報を入力する手順と、自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順と、共有指定情報が共有データを示していれば、接続された全他系に書き込み要求、記憶装置アドレス、転送先情報、書き込みデータを出力する手順と、他系からの書き込み要求、記憶装置アドレス、転送先情報、書き込みデータを入力する手順と、転送先情報が自系を示していれば自系の前記記憶装置に書き込み要求、記憶装置アドレス、書き込みデータを出力する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第5の共有データ処理回路は、前記第1、第2、第3、または、第4の共有データ処理回路であって、前記記憶装置が主記憶であることを特徴とする。
本発明の第5の情報処理装置は、前記第1、第2、第3、または、第4の情報処理装置であって、前記記憶装置が主記憶であることを特徴とする。
本発明の第3の情報処理システムは、前記第1、または、第2の情報処理システムであって、前記記憶装置が主記憶であることを特徴とする。
本発明の第5の共有データ処理方法は、前記第1、第2、第3、または、第4の共有データ処理方法であって、前記記憶装置が主記憶であることを特徴とする。
本発明の第5の共有データ処理プログラムは、前記第1、第2、第3、または、第4の共有データ処理プログラムであって、前記記憶装置が主記憶であることを特徴とする。
本発明の効果は、プロセッサ(たとえば、命令処理装置)の構成を複雑にせず、多重化に対応できることである。
その理由は、プロセッサ外に自系の主記憶のみへの書き込みと自系・他系の両主記憶への書き込みとを効率的に判別する手段を設けるからである。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を実施するための第1の最良の形態の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明を実施するための第1の最良の形態は、情報処理装置100と情報処理装置200と、系間通信手段300とから構成される。
情報処理装置100(たとえば、コンピュータ)は、プロセッサ101、主記憶制御部102、主記憶部103(メモリ等)、および、共有メモリ通信制御部104を備える。情報処理装置200(たとえば、コンピュータ)は、プロセッサ201、主記憶制御部202、主記憶部203、および、共有メモリ通信制御部204を備える。情報処理装置100の共有メモリ通信制御部104と、情報処理装置200の共有メモリ通信制御部204とは、系間通信手段300により接続される。
次に、自系、他系について説明する。系は、情報処理単位である。情報処理装置100を自系とすれば、情報処理装置200は他系である。また、情報処理装置200を自系とすれば、情報処理装置100は他系である。したがって、たとえば、主記憶制御部102にとって、主記憶部103は、自系に存在し、主記憶部203は、他系に存在する。
プロセッサ101(プロセッサ201)は、自系の主記憶部103(主記憶部203)のみに書き込む非共有データであるのか、および、自系の主記憶部103(主記憶部203)、および、他系の主記憶部203(主記憶部103)の両方に書き込む共有データであるのかを指し示す「共有アドレス」を伴う主記憶書き込み要求を出力する。
情報処理装置100の主記憶制御部102は、プロセッサ101からの書き込みデータ、「共有アドレス」を伴う主記憶書き込み要求を検出すると、自系の主記憶部103へ書き込みデータの書き込みを行うとともに、共有メモリ通信制御部104へも主記憶書き込み要求を転送する。共有メモリ通信制御部104は、系間通信手段300を介して主記憶書き込み要求を情報処理装置200へ出力する。情報処理装置200では、主記憶書き込み要求により、共有メモリ通信制御部204、主記憶制御部202を通じて書き込みデータ(主記憶部103へ書き込まれた書き込みデータと同一のデータ)が主記憶部203へ書き込まれる。
また、情報処理装置200の主記憶制御部202は、プロセッサ201からの書き込みデータ、「共有アドレス」を伴う主記憶書き込み要求を検出すると、自系の主記憶部203へ書き込みデータの書き込みを行うとともに、共有メモリ通信制御部204へも主記憶書き込み要求を転送する。共有メモリ通信制御部204は、系間通信手段300を介して書き込み要求を情報処理装置100へ出力する。情報処理装置100では、主記憶書き込み要求により、共有メモリ通信制御部104、主記憶制御部102を通じて書き込みデータ(主記憶部203へ書き込まれた書き込みデータと同一のデータ)が主記憶部103へ書き込まれる。
プロセッサ101、プロセッサ201、主記憶部103、主記憶部203は、当業者にとってよく知られており、その詳細な構成の説明は省略する。
また、系間通信手段300は、主記憶書き込み要求を情報処理装置100・情報処理装置200間で転送可能であればよい。
図2は、本発明を実施するための第1の最良の形態の主記憶書き込み要求に伴う共有アドレスの一例を示す説明図である。
図2を参照すると、共有アドレスは、共有アドレスフラグ、主記憶物理アドレスを含む。一般のプロセッサは、実際に利用する主記憶空間より多くのアドレスを利用可能であり、上位ビットは使われていないことがある。そこで、アドレスの上位ビットが、共有データに対するアドレスであることを示す共有アドレスフラグとして利用される。たとえば、共有アドレスフラグが“1”であれば、共有データに対するアドレスであり、“0”であれば、共有データに対するアドレスでないことを示す。下位ビットは、主記憶部103、主記憶部203の物理アドレスである主記憶物理アドレスとなっている。
図2の例では、共有アドレス内の下位ビットを主記憶物理アドレスとして用いているが、主記憶物理アドレスとは他の型式のアドレス(たとえば、主記憶部103、主記憶部203に対する論理アドレス)としてもよい。この場合は、主記憶制御部102、主記憶制御部202に、他の型式のアドレスから物理アドレスへの変換手段(たとえば、TLB:トランスレーション・ルックサイド・バッファ)を備え、他の型式のアドレスから物理アドレスへ変換すればよい。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
図3は、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すタイミングチャートである。
図3は、情報処理装置100が自系であり、情報処理装置200が他系である例を示す。
図3を参照すると、まず、情報処理装置100のプロセッサ101が、書き込みデータ、共有アドレスを伴う主記憶書き込み要求を生成する(図3T1)。プロセッサ101は、書き込みデータ、共有アドレス(共有アドレスフラグ、主記憶物理アドレスを含む)を伴う主記憶書き込み要求を主記憶制御部102に出力する(T2)。
主記憶制御部102は、主記憶書き込み要求を入力すると、自系・他系の両方への共有データに対するアドレスであるどうかを共有アドレス内の共有アドレスフラグにより検出する(T3)。次に、主記憶制御部102は、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を主記憶部103に対して出力する(T4)。
主記憶部103は、主記憶制御部102からの主記憶書き込み要求にしたがい主記憶物理アドレスで指定される位置に書き込みデータを書き込む(T5)。
また、主記憶制御部102は、共有アドレスフラグが自系・他系の両方への共有データに対するアドレスを示していることを検出すると、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を共有メモリ通信制御部104へ出力する(T6)。
共有メモリ通信制御部104は、主記憶制御部102から書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を入力する(T7)。次に、共有メモリ通信制御部104は、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を、他系の情報処理装置200の共有メモリ通信制御部204に転送するために、系間通信手段300に出力する(T8)。
系間通信手段300は、共有メモリ通信制御部104からの書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を共有メモリ通信制御部204に転送する(T9)。
共有メモリ通信制御部204は、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を入力すると(T10)、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を主記憶制御部202に出力する(T11)。
主記憶制御部202は、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を入力すると(T12)、主記憶部203に出力する(T13)。
主記憶部203は、主記憶制御部202からの主記憶書き込み要求にしたがい主記憶物理アドレスで指定される位置に書き込みデータを書き込む(T14)。
以上は、2台の情報処理装置に関して説明したが、3台以上の情報処理装置にも適用可能である。
また、情報処理装置100(情報処理装置200)が1台のプロセッサ101(プロセッサ201)だけでなく複数台のプロセッサを含む構成が可能である。この場合、複数のプロセッサと主記憶制御部102(主記憶制御部202)との間は、調停が実施されるバス構成とすることが可能である。
以上のようにして、プロセッサ101(プロセッサ201)が、1回の主記憶書き込み要求を出力するのみで、共有データを自系の主記憶部103(主記憶部203)、他系の主記憶部203(主記憶部103)に書き込むことができる。したがって、本発明を実施するための第1の最良の形態は、プロセッサ101(プロセッサ201)上で実行されるソフトウェアのコーディングが容易であり、かつ、性能が向上するという効果を持つ。
また、第1の最良の形態は、プロセッサ101(プロセッサ201)の構成が簡単になるという効果を持つ。
また、第1の最良の形態は、プロセッサ101(プロセッサ201)−主記憶制御部102(主記憶制御部202)間のインタフェース上でのデータ転送の占有時間が短縮され、性能が向上するという効果を持つ。
また、第1の最良の形態は、自系のみに対する主記憶書き込みと自系・他系の両方への書き込みとを高性能で判別できるという効果を持つ。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態の実施例に関して図面を参照して詳細に説明する。
図4は、図1の主記憶制御部102の構成の実施例を示す詳細ブロック図である。
図4を参照すると、主記憶制御部102は、プロセッサ要求バッファ501と、判定回路502と、制御回路503と、選択回路504と、他系要求送信バッファ505と、他系要求受信バッファ506とを含む。上記以外の構成を含むことも可能である。
プロセッサ要求バッファ501は、プロセッサ101からの書き込みデータ、共有アドレスを伴う主記憶書き込み要求を格納する。次に、選択回路504は、プロセッサ要求バッファ501からの主記憶物理アドレス、書き込みデータを選択し、主記憶書き込み要求と供に主記憶部103に出力する。判定回路502は、プロセッサ要求バッファ501からの共有アドレスフラグが、共有データに対するアドレスを示しているかどうかを判定し、判定結果を制御回路503に出力する。
また、判定回路502における判定結果が、共有データに対するアドレスを示していると、他系要求送信バッファ505は、プロセッサ要求バッファ501から書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を格納し、共有メモリ通信制御部104に出力する。
また、他系要求受信バッファ506は、共有メモリ通信制御部104からの書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を格納し、選択回路504に出力する。次に、選択回路504は、他系要求受信バッファ506からの主記憶物理アドレス、書き込みデータを選択し、主記憶書き込み要求と供に主記憶部103に出力する。
制御回路503は、プロセッサ要求バッファ501からの主記憶書き込み要求、判定回路502からの判定結果、および、他系要求受信バッファ506からの主記憶書き込み要求を入力し、プロセッサ要求バッファ501、選択回路504、他系要求送信バッファ505、他系要求受信バッファ506等の制御を行う。
制御回路503は、ファームウェアプログラムを格納するコントロールストアと、ファームウェアプログラムをデコードし制御信号を生成するデコーダとを含んで構成することも可能である。
また、共有メモリ通信制御部104も、ファームウェア制御の構成とすることが可能である。
次に、プロセッサ101、プロセッサ201が使用する論理アドレスのアドレスマップの1実施例について図面を参照して説明する。
図5は、本発明を実施するための第1の最良の形態の論理アドレスのアドレスマップの内容を示す説明図である。
図5を参照すると、プロセッサ101、プロセッサ201が使用する論理アドレスのアドレスマップは、共有領域と非共有領域とに分割される。共有領域は、自系・他系の両方に主記憶書き込みが実施される共有データの領域であり、非共有領域は、自系にのみ主記憶書き込みが実施される非共有データの領域である。プロセッサ101、プロセッサ201のTLBは、論理アドレスから物理アドレスに変換する場合、入力した論理アドレスが共有領域であれば、共有アドレスフラグを共有データを示す値で、入力した論理アドレスが非共有領域であれば、非共有データを示す値で出力する。
また、前述したように、プロセッサ101、プロセッサ201が、論理アドレスを出力し、主記憶制御部102、主記憶制御部202内のTLBが論理アドレスから物理アドレスに変換する構成も可能である。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明を実施するための第2の最良の形態の構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、本発明を実施するための第2の最良の形態は、N台の情報処理装置800、情報処理装置810、・・・、情報処理装置8N0と、系間通信手段400とから構成される。
情報処理装置800(情報処理装置810、・・・、情報処理装置8N0)は、プロセッサ801(プロセッサ811、・・・、プロセッサ8N1)と、主記憶制御部802(主記憶制御部812、・・・、主記憶制御部8N2)と、主記憶部803(主記憶部813、・・・、主記憶部8N3)と、共有メモリ通信制御部804(共有メモリ通信制御部814、・・・、共有メモリ通信制御部8N4)とを含む。共有メモリ通信制御部804、共有メモリ通信制御部814、・・・、共有メモリ通信制御部8N4は、系間通信手段400により接続される。
本発明を実施するための第2の最良の形態の第1の最良の形態との相違点は、「共有アドレス」に共有データを転送する転送先の情報処理装置800〜情報処理装置8N0を指定する情報を含むことである。
図7は、本発明を実施するための第2の最良の形態の主記憶書き込み要求に伴う共有アドレスの一例を示す説明図である。
図7を参照すると、共有アドレスは、共有アドレスフラグ、共有データを転送する転送先の情報処理装置800〜情報処理装置8N0を指定する転送先情報、および、主記憶物理アドレスを含む。たとえば、転送先情報は、情報処理装置800〜情報処理装置8N0に対応するビットを含むビットマップで構成可能である。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態の動作について情報処理装置800を例にとって説明する。
主記憶制御部802は、プロセッサ801から書き込みデータ、共有アドレスを伴う主記憶書き込み要求を入力し、共有アドレスフラグにより共有データあると検出すると、主記憶部803に書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を出力する。また、主記憶制御部802は、共有メモリ通信制御部804に、書き込みデータ、転送先情報、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を出力する。
共有メモリ通信制御部804は、系間通信手段400に書き込みデータ、転送先情報、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を出力する。次に、系間通信手段400は、情報処理装置810〜情報処理装置8N0に書き込みデータ、転送先情報、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を転送する。この場合、系間通信手段400は、バス構成が適用可能である。
共有メモリ通信制御部814〜共有メモリ通信制御部8N4は、転送先情報を調べ、自系に対応する値であれば、それぞれ、主記憶制御部812〜主記憶制御部8N2に、書き込みデータ、主記憶物理アドレスを伴う主記憶書き込み要求を出力する。
また、系間通信手段400は、共有メモリ通信制御部804、共有メモリ通信制御部814、・・・、共有メモリ通信制御部8N4のそれぞれ2台ずつを独立に接続する構成も可能である。この場合、系間通信手段400(共有メモリ通信制御部804、共有メモリ通信制御部814、・・・、共有メモリ通信制御部8N4)は、転送先情報を調べ、該当する共有メモリ通信制御部に主記憶書き込み要求を出力する。したがって、この場合、系間通信手段400は、転送先情報を転送する必要はない。
他の動作は、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作と同一である。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態の論理アドレスのアドレスマップの1実施例について図面を参照して説明する。
図8は、本発明を実施するための第2の最良の形態の論理アドレスのアドレスマップの内容を示す説明図である。
図8を参照すると、論理アドレスマップの非共有領域は、情報処理装置800と情報処理装置810との共有データの共有領域、・・・、情報処理装置800と、情報処理装置810と、・・・と、情報処理装置8N0との共有データの共有領域のように分割可能である。すなわち、{2の(N+1)乗}−(N+1)[個]の領域に分割可能である。
本発明を実施するための第2の最良の形態は、第1の最良の形態と比較して、情報処理装置800〜情報処理装置8N0が、異なる動作を実施する場合に柔軟に対応できるという効果を持つ。
また、以上では、系間通信手段300、系間通信手段400で、主記憶物理アドレスを転送する構成をとっているが、論理アドレスを転送する構成も可能である。この場合、たとえば、受信側の共有メモリ通信制御部104、または、主記憶制御部102等で、論理アドレスから物理アドレスに変換し、受信した主記憶書き込みデータを主記憶部103に書き込む構成が適用できる。
また、以上では、主記憶(たとえば、主記憶部103)に関して説明したが、主記憶以外の記憶装置に本発明が適用可能である。
本発明は、現用系・待機系を持つ多重コンピュータシステム、並列コンピュータシステム等に利用できる。
本発明を実施するための第1の最良の形態の構成を示すブロック図である。 本発明を実施するための第1の最良の形態の主記憶書き込み要求に伴う共有アドレスの一例を示す説明図である。 本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すタイミングチャートである。 図1の主記憶制御部の構成の実施例を示す詳細ブロック図である。 本発明を実施するための第1の最良の形態の論理アドレスのアドレスマップの内容を示す説明図である。 本発明を実施するための第2の最良の形態の構成を示すブロック図である。 本発明を実施するための第2の最良の形態の主記憶書き込み要求に伴う共有アドレスの一例を示す説明図である。 本発明を実施するための第2の最良の形態の論理アドレスのアドレスマップの内容を示す説明図である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 プロセッサ
102 主記憶制御部
103 主記憶部
104 共有メモリ通信制御部
200 情報処理装置
201 プロセッサ
202 主記憶制御部
203 主記憶部
204 共有メモリ通信制御部
300 系間通信手段
400 系間通信手段
501 プロセッサ要求バッファ
502 判定回路
503 制御回路
504 選択回路
505 他系要求送信バッファ
506 他系要求受信バッファ
800 情報処理装置
801 プロセッサ
802 主記憶制御部
803 主記憶部
804 共有メモリ通信制御部
810 情報処理装置
811 プロセッサ
812 主記憶制御部
813 主記憶部
814 共有メモリ通信制御部
8N0 情報処理装置
8N1 プロセッサ
8N2 主記憶制御部
8N3 主記憶部
8N4 共有メモリ通信制御部

Claims (6)

  1. 系間通信手段と、前記系間通信手段により接続される第から第NまでのN+1台の情報処理装置を備え、前記情報処理装置は、おのおの自系の記憶装置を備える情報処理システムであって、前記情報処理装置が、自系の前記記憶装置にのみ書き込む非共有データを含む非共有領域、および、自系および他系の前記記憶装置に書き込むデータを第から第Nまでの最大{2の(N+1)乗}−(+1)の組み合わせで共有データとして含む共有領域に関するアドレスマップに基づいて、共有データの書き込み処理に際し、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に共有データを書き込み、前記系間通信手段を介して共有データを書き込むべき他系の前記情報処理装置を識別するための転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを出力する手段と、前記系間通信手段を介して他系の前記情報処理装置から自系を示す転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを入力すると、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に入力した共有データを書き込む手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置は、プロセッサ、および、記憶制御回路を備え、前記プロセッサが、共有データ、記憶装置アドレス、前記アドレスマップから非共有データであるのか共有データであるのかを示す共有指定情報を伴う書き込み要求を出力し、前記記憶制御回路が、書き込み要求を入力し、前記転送先情報、共有データ、記憶装置アドレスを前記系間通信手段を介して出力することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 系間通信手段と、前記系間通信手段により接続される第から第NまでのN+1台の情報処理装置を備え、前記情報処理装置は、おのおの自系の記憶装置を備える情報処理システムにおける共有データ処理方法であって、前記情報処理装置が、自系の前記記憶装置にのみ書き込む非共有データを含む非共有領域、および、自系および他系の前記記憶装置に書き込むデータを第から第Nまでの最大{2の(N+1)乗}−(+1)の組み合わせで共有データとして含む共有領域に関するアドレスマップに基づいて、共有データの書き込み処理に際し、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に共有データを書き込み、前記系間通信手段を介して共有データを書き込むべき他系の前記情報処理装置を識別するための転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを出力する手順と、前記系間通信手段を介して他系の前記情報処理装置から自系を示す転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを入力すると、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に入力した共有データを書き込む手順とを含むことを特徴とする共有データ処理方法。
  4. プロセッサ、および、記憶制御回路を備える前記情報処理装置を有する前記情報処理システムにおける共有データ処理方法であって、前記プロセッサが、共有データ、記憶装置アドレス、前記アドレスマップから非共有データであるのか共有データであるのかを示す共有指定情報を伴う書き込み要求を出力する手順と、前記記憶制御回路が、書き込み要求を入力し、前記転送先情報、共有データ、記憶装置アドレスを前記系間通信手段を介して出力する手順とを含むことを特徴とする請求項3記載の共有データ処理方法。
  5. 系間通信手段と、前記系間通信手段により接続される第から第NまでのN+1台の情報処理装置を備え、前記情報処理装置は、おのおの自系の記憶装置を備える情報処理システムにおける共有データ処理プログラムであって、自系の前記記憶装置にのみ書き込む非共有データを含む非共有領域、および、自系および他系の前記記憶装置に書き込むデータを第から第Nまでの最大{2の(N+1)乗}−(+1)の組み合わせで共有データとして含む共有領域に関するアドレスマップに基づいて、共有データの書き込み処理に際し、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に共有データを書き込み、前記系間通信手段を介して共有データを書き込むべき他系の前記情報処理装置を識別するための転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを出力する手順と、前記系間通信手段を介して他系の前記情報処理装置から自系を示す転送先情報、記憶装置アドレス、共有データを入力すると、自系の前記記憶装置の前記アドレスマップの対応する領域に入力した共有データを書き込む手順とを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする共有データ処理プログラム。
  6. プロセッサ、および、記憶制御回路を備える前記情報処理装置を有する前記情報処理システムにおける共有データ処理方法であって、共有データ、記憶装置アドレス、前記アドレスマップから非共有データであるのか共有データであるのかを示す共有指定情報を伴う書き込み要求を出力する手順を前記プロセッサに実行させ、書き込み要求を入力し、前記転送先情報、共有データ、記憶装置アドレスを前記系間通信手段を介して出力する手順を前記記憶制御回路に実行させることを特徴とする請求項5記載の共有データ処理プログラム。
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