JP3896969B2 - 浴槽の排水用配管部材 - Google Patents
浴槽の排水用配管部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3896969B2 JP3896969B2 JP2003023141A JP2003023141A JP3896969B2 JP 3896969 B2 JP3896969 B2 JP 3896969B2 JP 2003023141 A JP2003023141 A JP 2003023141A JP 2003023141 A JP2003023141 A JP 2003023141A JP 3896969 B2 JP3896969 B2 JP 3896969B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- bathtub
- drain
- water pipe
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の排水用配管部材に関し、更に詳しくは浴槽又は浴槽載置パンの排水孔から流れ出る排水を横方向に導いて送水管を介して流すための浴槽の排水用配管部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来品としては、例えば内部空間をほぼ円盤形に形成した受け部材と、途中を湾曲させた送水管部材とで、浴槽からの排水を防水パン(浴槽載置パン)の排水口に導くよう形成しているものがある(例えば特許文献1参照)。
又従来、浴槽載置パンから排水トラップに排水を導く排水管を、水平横断方向に長辺となる扁平形状に形成しているものも知られている(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー328623号公報
【特許文献2】
特開2001ー182118号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでユニットバスの低床化を可能にするには、例えば浴槽の底面から浴槽載置パン迄の高さを低くする必要がある。従って浴槽の下側に配管するこの種の配管部材についても、高さが低く形成されているのが望ましい。しかしこの場合、高さを低くすることにより、単位時間当たりの排水量が低下すると、排水に時間がかかって例えば浴槽のお湯張りを遅らせる等の弊害が発生する。従ってこの種の配管部材は、高さを低く、しかも排水に時間がかかることがないよう形成されているのが望ましい。
しかるに特許文献1記載の従来品の場合は、円盤形の本体部から延ばされている丸管状の出水路が本体部より高く、しかもこの出水路の端部の開口面が浴槽の排水孔に接続する開口部より小さく形成されていた。従ってこの従来品によると、本体部より高い出水路の高さ分だけ、浴槽の下側に高さが必要になり、又流入量より排水量が抑えられて排水に時間がかかる、という問題点があった。
又特許文献2記載の従来品の場合は、排水管は扁平に形成されているものの、浴槽載置パンの排水孔に接続する箇所の高さが高いため、浴槽載置パンの下側に間隔を大きくとる必要があった。又この従来品の場合も、流入量に対する排水量について特に対策が施されていなかったから、これによると排水に時間がかかる、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の技術的課題は、浴槽の下側の高さを抑えることができ、又流入する湯水を迅速に排水できるよう形成した浴槽の排水用配管部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】
即ち本発明は、図1等に示されるように、浴槽1又は浴槽載置パン3の排水孔1aに接続され、排水孔1aから流れ出る排水を横方向に導いて送水管2を介して流すための浴槽1の排水用配管部材であって、扁平状に形成され、上記の送水管2が接続される排水流出口6が側面に複数形成され、この各排水流出口6の開口面積の和が上記の排水孔1aに接続される排水流入口7の開口面積より大きい状態に構成されていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
本発明品は、浴槽1の排水孔1aに接続される場合には限られず、浴槽載置パン3の排水孔(図示せず)に接続されるのでも良い。又外形状は、扁平状であれば任意である。排水流出口6は、開口面積の和が排水流入口7の開口面積より大きい状態であれば、その形状は丸管状には限られず、その他例えば横長状でも方形状でも良い。
【0009】
又この本発明の場合、排水流出口6は、大きさを同一にして左右一対形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】
なぜならこれによると、排水を二つに分流させてバランス良く流すことができるからである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0012】
この実施形態に係る本発明品は、浴槽1の排水孔1aに接続され、排水孔1aから流れ出る排水を横方向に導いて送水管2(図7参照)を介して浴槽載置パン3に設けた排水トラップ4に流すよう、浴槽1と浴槽載置パン3との間に配管されている。4aは、排水トラップ4の目皿である。本発明品は、図1Bに示されるように、扁平状に形成され、この実施形態では平面視略二等辺三角形状に形成されている。従って排水の流路8は、排水流入口7を中心にニ方向に別れて形成されている。
【0013】
上記の送水管2が接続される排水流出口6は、側面に、この実施形態では大きさを同一にして左右一対形成され、この排水流出口6の開口面積の和が上記の排水孔1aに接続される排水流入口7の開口面積より大きい状態に構成されている。排水流出口6の間の側面は、凹湾曲状に形成され、排水が円滑に排水流入口7に導かれるよう形成されている。
【0014】
排水流入口7に接続される送水管2は、内方に鉤形に屈曲され、端部に接続されるT字形の送水管15を介して排水トラップ4に排水を流すことができるよう形成されている。従ってこの本発明の場合、排水流入口7から流れ込む排水は、各流路8で分流され、側面の排水流出口6から流れ出て、送水管2、T字形の送水管15を介して排水トラップ4に流れ込み、排水される。なおこの実施形態の場合は、T字形の送水管15を取り外すだけで排水用の目皿4aの取り外しが可能になり、目皿4aの清掃を簡単に行なうことができる、という利点がある。
【0015】
而して本発明品は、浴槽1の排水孔1aに接続される場合には限られず、浴槽載置パン3の排水孔(図示せず)に接続されるのでも良い。又扁平状であれば、外形状は任意であり、排水流出口6の形状、個数についても自由である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、扁平状に形成され、上記の送水管が接続される排水流出口が側面に複数形成され、この各排水流出口の開口面積の和が浴槽又は浴槽載置パンの排水孔に接続される排水流入口の開口面積より大きい状態に形成されている。
【0017】
従って本発明品を使用すれば、浴槽の下側の高さを抑えることができ、流入する湯水を迅速に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配管部材の好適な一実施形態を示し、Aは接続時の要部縦断面図、Bは斜視図である。
【図2】 同上配管部材の接続時の要部平面図である。
【符号の説明】
1 浴槽
1a 排水孔
2 送水管
3 浴槽載置パン
6 排水流出口
7 排水流入口
Claims (2)
- 浴槽又は浴槽載置パンの排水孔に接続され、排水孔から流れ出る排水を横方向に導いて送水管を介して流すための浴槽の排水用配管部材であって、扁平状に形成され、上記の送水管が接続される排水流出口が側面に複数形成され、この各排水流出口の開口面積の和が上記の排水孔に接続される排水流入口の開口面積より大きい状態に構成されていることを特徴とする浴槽の排水用配管部材。
- 請求項1記載の浴槽の排水用配管部材であって、排水流出口が、大きさを同一にして左右一対形成されていることを特徴とする浴槽の排水用配管部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003023141A JP3896969B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 浴槽の排水用配管部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003023141A JP3896969B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 浴槽の排水用配管部材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006276143A Division JP4438788B2 (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 浴槽の排水用配管部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004232361A JP2004232361A (ja) | 2004-08-19 |
JP3896969B2 true JP3896969B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=32952023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003023141A Expired - Fee Related JP3896969B2 (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 浴槽の排水用配管部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3896969B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012072922A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-12 | Noritz Corp | ドレン排出システム |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003023141A patent/JP3896969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004232361A (ja) | 2004-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007198019A (ja) | ボウルの構造 | |
JP3896969B2 (ja) | 浴槽の排水用配管部材 | |
JP2003253722A (ja) | 浴室ユニットの排水構造 | |
JP4617415B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP4060638B2 (ja) | 洗い場床面の排水構造 | |
JP2007039885A (ja) | ユニットバスサイフォン排水工法 | |
JP4438788B2 (ja) | 浴槽の排水用配管部材 | |
JP2017043929A (ja) | 浴室の排水構造 | |
JP2007002495A (ja) | 二槽式水槽 | |
JP5569854B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP7421305B2 (ja) | 配管継手、配管の清掃方法および排水管の清掃方法 | |
JP7436178B2 (ja) | 排水管構造 | |
JP4332603B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP4442629B2 (ja) | 浴室ユニットの排水構造 | |
JP7382204B2 (ja) | 排水管構造用消音器 | |
JP4555906B2 (ja) | ヘッダー配管ユニットのヘッダー本体 | |
JP7196013B2 (ja) | 貯留槽の設置方法 | |
JP2006063765A (ja) | 浴室の排水配管 | |
JP4333593B2 (ja) | 洗面器類の置き台 | |
JPH053378U (ja) | 洗濯機用排水器 | |
JP2564008Y2 (ja) | 排水桝 | |
JP2023063935A (ja) | 排水配管 | |
KR200462536Y1 (ko) | 배수 트랩 및 이를 구비한 층상 배관 구조 | |
JP6858340B2 (ja) | 浴室の排水構造 | |
JPH0715871U (ja) | オーバーフロー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040804 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060815 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061010 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |