JP3896293B2 - 飲料品用ディスペンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョッキ等の容器にビール等の飲料品を注入する飲料品用ディスペンサの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲料品用ディスペンサ1には、図7に示す如く、載置面2を有する昇降自在な載置台3と、注出口4を有する注出具5とを備え、載置面2に開口部Daを上向きにした状態で載置された容器Dを、起立させる下方位置A(同図(A)参照)から該下方位置Aより手前上方で奥側に向かって傾斜させる上方位置B(同図(B)参照)まで傾動させつつ上昇させることで、注出口4を容器Dの上方から容器Dの内側へ位置させるようにしたものがある。この飲料品用ディスペンサ1を用いてジョッキ等の容器Dにビール等の飲料品Eを注ぐ場合には、前半の注ぎ操作と後半の注ぎ操作とがあり、前半の注ぎ操作では載置台3の載置面2に載置した容器Dを下方位置Aから上方位置Bまで上昇させた後に、傾斜状態の容器Dの側壁Dcへ注出具5の注出口4から飲料品Eを注ぎ、後半の注ぎ操作では容器Dを上方位置Bから下方位置Aへ降下させつつ注出口4から飲料品Eを注ぎ、これら両注ぎ操作を通じて容器Dに所定量の飲料品を注入するようにしている。前半の注ぎ操作において容器Dの側壁Dcを流れ落ちるように飲料品Eを注ぐのは、飲料品中の炭酸ガスが抜け出るのを抑制して泡発生を少なくするためである。
【0003】
また、飲料品用ディスペンサ1には、図9に示す如く、背丈及び外径の異なる大小の各容器Dに対応できるように、載置台3が上下の載置面6,2及び位置決め具7を備え、上方の載置面6を容器載置用空間(容器Dを載置するための空間)Sの外側へ起立させ(同図(B)参照)て下方の載置面2に大径の容器Dを載置させ、また、上方の載置面6を手前側へ伏倒させ(同図(A)参照)て背丈の低い小径の容器Dを載置させるようにしたものがある。下方の載置面2は、載置台3が下方位置A(図7(A)参照)で容器Dを載置しているとき、水平状態となるようにしてある。同様に、上方の載置面6は、載置台3が下方位置Aで容器Dを載置しているとき、水平状態となるようにしてあり、上下の載置面6,2が常に平行となるようにしてある。位置決め具7は、図10に示す如く、左右に位置決め片7a,7aを手前へ突設して、上下の載置面6,2の所定の注ぎ用載置位置に容器Dを位置させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、空の容器Dは、下方の載置面2へ載置するときに、所定の注ぎ用載置位置(図7(A)参照)から手前側へズレた位置に置かれることがある。このズレた状態で前半の注ぎ操作が行われるときには、容器Dを載置台3で傾動させつつ上昇させるときに、注出具5の注出口4の開口先端面4aに容器Dの開口周縁部Dbを衝突させて容器Dの上昇を阻止することがある(図8及び図3(A)参照)。この衝突があるときには、容器Dを上方位置B(図7(B)参照)まで持ち上げることができずに注ぎ操作を中断させたり、最悪の場合には、持ち上げ動作継続中の載置台3の持上力で容器Dの開口周縁部Dbを破損させる問題が生じる。
【0005】
図10に示すように前記位置決め具7で大小の容器Dを位置決めするとき、容器Dの外径が異なるため、小径の容器Dは奥側に位置し、大径の容器は手前側に位置することになる。そのため、前記位置決め具7の位置決め片7a,7aの間隔W及び奥行き寸法Eを設定する場合、適応できる容器Dの外径の範囲にも限界がある。例えば、図9(A)及び図10(A)に示すように小径の容器Dを基準として位置決め具7のこれら寸法を決定したとき、大径の容器Dが適用範囲を越えて大きくなると、これら同図(B)に示すように開口周縁部Dbの奥側が手前側に位置して注出具5の注出口4の開口先端面4aに衝突させることになるためである。しかし、飲料品用ディスペンサ1を使用するユーザーには、適用できる容器Dの外径の範囲を少しでも広げて、各種容器に対応できるようにしたい要請がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するために、載置面の所定の注ぎ用載置位置からズレた手前側に容器が載置されたとしても、容器の持ち上げ動作を中断させることなく飲料品を注ぐことができる飲料品用ディスペンサの提供を目的とする
【0007】
【課題を解決するための手段】
前者の目的を達成するために請求項1に記載の本発明が採用した手段は、載置面を有する昇降自在な載置台と、注出口を有する注出具とを備え、載置面に載置され開口部を上向きにした状態の容器を起立させる下方位置から該下方位置より手前上方に位置して該容器を奥側に向かって傾斜させる上方位置まで、載置面を傾動させつつ上昇させることで、注出口を容器の上方から容器の内側へ位置させるようにした飲料品用ディスペンサにおいて、前記注出口の開口先端面が、傾動しながら上昇する容器の開口周縁部と接触するときに、開口先端面の手前側から奥側へ向かって順次接触させて容器の開口周縁部を奥側へ移動させつつ容器の内側へ位置するように形成されていることを特徴とする飲料品用ディスペンサである。
【0008】
また、前者の目的を達成するために請求項2に記載の本発明が採用した別手段は、上方に容器載置用空間を形成した載置面を有し、容器載置用空間を起立させる下方位置と該下方位置より手前上方に位置して容器載置用空間を奥側に向かって傾斜させる上方位置との間で、載置面を傾動させつつ昇降できるようにした載置台と、該載置面の上昇に伴い容器載置用空間の上方外側から容器載置用空間の内側へ位置する注出口を有する注出具とを備えた飲料品用ディスペンサにおいて、前記注出口の開口先端面が、上昇中の前記載置面の容器載置用空間の上面と交差するときに、開口先端面の手前側から奥側へ向かって順次交叉するように形成されていることを特徴とする飲料品用ディスペンサである。前記注出口の開口先端面を、前記容器載置用空間の上面と前記注出口の開口先端面との交差開始時における当該両面の挟む角が0°より大きい所定角度(好ましくは、20°以上)となるように形成するのが好ましい。
【0009】
請求項1及び2に記載の本発明にあっては、載置面の所定の注ぎ用載置位置から手前側へズレた位置に容器が載置され、この容器が下方位置から上方位置に向かって上昇する途中で、注出口の開口先端面に上昇中の容器の開口周縁部が当接しても、この当接が注出口の手前側から奥側へ向かって順次行われるため、注出口の開口先端面が容器の開口周縁部を奥側へ移動させつつ容器の内側へ位置させることになる。注出口の開口先端面に上昇中の容器の開口周縁部が接触を開始するとき、容器の開口部が形成する平面(容器載置用空間の上面)と注出口の開口先端面との挟む角が0°を越える所定角度(好ましくは、20°以上)のときには、接触する注出口の開口先端面から容器の開口周縁部へ伝わって容器を奥側へ押圧する反力成分を大きくすることができるため、注出口の開口先端面が容器の開口周縁部を奥側へ確実に移動させつつ容器の内側へ進入できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飲料品用ディスペンサ(以下、「本発明ディスペンサ」という)を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1乃至図3は本発明ディスペンサの第1の実施の形態を示すものであり、図1は本発明ディスペンサの全体を示す側面図、図2は本発明ディスペンサで容器を持ち上げている途中の要部を示すものであって、(A)は注出口の開口先端面に上昇中の容器の開口周縁部が接触した直後を示す側面図、(B)は注出口の開口先端面が上昇中の容器の内側に進入している状態を示す側面図、図3は容器の開口周縁部と注出口の開口先端面との関係を拡大して示すものであって、(A)は従来の飲料品用ディスペンサの場合の側面図、(B)は本発明ディスペンサの場合の側面図である。
【0014】
本例の本発明ディスペンサ11は、図1に示す如く、ディスペンサ本体16と、本体16の手前側となる正面の上方から下方に向かって設けられた注出具15,昇降式の載置台3及びドリップ受容器17とを備えている。該ディスペンサ本体16は、図示は省略したが、飲料品を貯えるタンクと、飲料品を加熱または冷却する熱機器と、飲料品を注出具15へ圧送するポンプ及び配管等を備えている。
【0015】
前記昇降式の載置台3は、前記従来のものと実質的に同一であり、上方に容器載置用空間(容器Dを載置するための空間)Sを形成した載置面2を有する台本体20と、台本体20の奥側上方を揺動自在に支持する支持軸21と、支持軸21を取付けた支持箱22と、支持箱22に内蔵されて台本体20を揺動操作するカム機構やリンク機構等からなる操作具(図示略)とを備えている。載置台3は、容器載置用空間Sを起立させる下方位置A(図1参照)と該下方位置Aより手前上方に位置して容器載置用空間Sを奥側に向かって傾斜させる上方位置B(図(B)参照)との間で、載置面2を傾動させつつ昇降させるようにしてある。なお、載置台3は、小型乃至中型の容器を載置するための載置面6を揺動自在に備え、載置面2を大型の容器用としてある。
【0016】
前記注出具15は、注出口14と、開閉レバー18と、開閉レバー18を操作する操作具19とを備えている。注出具15は、ビール等を注ぐ仕様では、手前側に注出口24を備え、奥側の注出口14を液体用にすると共に手前側の注出口24を泡用にしてある。注出具15は、固定配置され、前記載置台3の載置面2の上昇に伴い、その注出口14,24が容器載置用空間Sの上方外側から容器載置用空間Sの内側へ位置するようになっている。
【0017】
奥側の注出口14は、載置面2に載置されて上昇する途中の容器Dの開口周縁部Dbと接触することがあるため、次の如き改良が施されている。すなわち、注出口14は、図3(B)に示す如く、その開口先端面14aを、支持軸21を中心として載置面2と共に上昇中の容器載置用空間Sの上面Saと交差するときに、開口先端面14aの手前側から奥側へ向かって順次交叉するように形成してある。具体的には、上昇中の容器載置用空間Sの上面Saと開口先端面14aとの交差開始時における当該両面Sa,14aの挟む角θが0°より大きい所定角度(好ましくは、20°以上)となるように、開口先端面14aが形成されている。このように形成された開口先端面14aは、載置面2に載置されて傾動しながら上昇する容器Dの開口周縁部Dbと接触するときに、開口先端面14aの手前側から奥側へ向かって順次接触させて開口周縁部Dbを奥側へ押圧移動させつつ容器Dの内側へ位置するようになる。
【0018】
前記挟む角θが0°を越える所定角度(好ましくは、20°以上)のときには、注出口14の開口先端面14aから容器Dの開口周縁部Dbへ伝わって容器Dを奥側へ押圧する反力成分を大きくすることができるため、注出口14の開口先端面14aは容器Dの開口周縁部Dbを奥側へ確実に移動させつつ容器Dの内側へ進入できる。
【0019】
本例の本発明ディスペンサ11は、載置面2の所定の注ぎ用載置位置から手前側へズレた位置に容器Dが載置され、この容器Dが下方位置A(図1参照)から上方位置B(図7(B)参照)に向かって上昇する途中で、図3(B)に示すように、注出口14の開口先端面14aに上昇中の容器Dの開口周縁部Dbが当接しても、この当接が注出口14の手前側から奥側へ向かって順次行われるため、注出口14の開口先端面14aが容器Dの開口周縁部Dbを奥側へ移動させつつ容器Dの内側へ進入することになり、注ぎ操作の中断や容器Dの開口周縁部Dbの破損を生じさせることなく、容器Dに対して飲料品Eを円滑に注ぐことができる。
【0020】
(第2の実施の形態)
図4乃至図6は本発明ディスペンサの第2の実施の形態を示すものであり、図4は容器を載置していない状態の本発明ディスペンサの要部を示すものであって、(A)は正面図、(B)は右側面、図5は小径の容器Dを本発明ディスペンサに適用した要部を示すものであって、(A)は容器Dを上昇させる前の状態の側面図、(B)は容器Dを上昇させて飲料品を注ぐことができる状態の側面図、図6は大径の容器Dを本発明ディスペンサに適用した要部を示すものであって、(A)は容器Dを上昇させる前の状態の側面図、(B)は容器Dを上昇させて飲料品を注ぐことができる状態の側面図である。
【0021】
本例の本発明ディスペンサ31が前記第1の実施の形態に係る本発明ディスペンサ11(図1乃至図3参照)と大きく相違する点は、図4に示す如く、載置台33が下方位置Aに停止しているときに、載置可能となるように手前の載置位置へ伏倒した上方の載置面36に対して下方の載置面32が手前側から奥側へ向かって下る傾斜した状態となり、載置台33が昇降する間もこの傾斜した関係を維持するようにしたことである。この相違点以外の構成は、前記本発明ディスペンサ11と実質的に同一である。例においても、注出口4については、図3(B)に示す前記第1の実施の形態で施した注出口14の開口先端面14aに関する改良を併せて施す。
【0022】
前記昇降式の載置台33は、上方に共通の容器載置用空間(容器Dを載置するための空間)Sを形成できる上下の載置面36,32と、容器載置用空間Sの外側に配置して容器載置用空間Sの奥側に面する位置決め具7と、上下の載置面36,32を取着する台本体20と、台本体20の奥側上方を揺動自在に支持軸21で支持する支持箱22と、支持箱22に内蔵されて台本体20を揺動操作するカム機構やリンク機構等からなる操作具(図示略)とを備えている。載置台33は、容器載置用空間Sを起立させる下方位置A(図4,図5(A),図6(A)参照)と該下方位置Aより手前上方に位置して容器載置用空間Sを奥側に向かって傾斜させる上方位置B(図5(B),図6(B)参照)との間で、載置面36,32を傾動させつつ昇降するようにしてある。
【0023】
上下の載置面36,32は、一体化され、台本体20に対する取着位置を上下方向に沿って変更できるようにしてある。同様に、位置決め具7は、台本体20に対する取着位置を上下方向に沿って変更できるようにしてある。これら取着位置の変更は、例えば、台本体20にビス孔20a(20b)を上下方向に沿って適宜ピッチ毎に設け、複数のビス孔20a(20b)から適宜選択してビス37,37で取着するようにしてある。なお、上下の載置面36,32は、別体に形成して(図示略)、台本体20に対して個別に取着位置を変更できるように取付けることも可能である。
【0024】
前記上方の載置面36は、台本体20にビス37,37で取着されるブラケット38の左右に軸支39,39して、台本体20の手前側へ伏倒する載置位置(図4参照)から容器載置用空間Sの奥側より更に外側で起立する待機位置(図6参照)まで揺動できるようにしてある。ブラケット38及び下方の載置面32は、ステンレス鋼板を折曲げ加工する等して一体に形成してある。
【0025】
前記下方の載置面32は、載置台33が起立する下方位置A(図4参照)で停止しているとき、水平又は略水平な上方の載置面36に対して交差角度α(例えば、α=5°)となるように、手前側から奥側へ向かって下る傾斜した状態となるため、注ぐために載置した大径の容器Dを奥側へ押し込む分力を容器Dに生じさせ、図6に示すように容器Dを位置決め具7に当接させて確実に位置決めできる。下方の載置面32は、奥側に起立するように形成した位置決め用段部からなる位置決め部40が設けられ、載置した容器Dの底面が所定位置から更に奥側へ移動するのを阻止してある。位置決め部40は、段部以外に、載置面32から突設した停止片等で形成することもある。
【0026】
前記下方の載置面32に載置されて位置決め具7及び位置決め部40で位置決めした大径の容器Dは、図6に示すように、開口周縁部Dbが奥側へ位置するように傾斜して開口周縁部Dbの奥側と台本体20との間隔Gを短くし両者Db,20を接近させているため、載置台33が傾動しつつ上昇して上方位置B(同図(B)参照)へ至るとき、注出口4の開口先端面4aに開口周縁部Dbの奥側を衝突させる事態を回避できる。その結果、本例は、従来の傾斜しない下方の載置面2が載置できる容器Dよりも大径の容器Dを載置して飲料品を注ぐことが可能となり、適用できる容器の外径の範囲を従来より少しでも広げて、各種容器に対応できるようにしたい要請に応えることができる。
【0027】
前記下方の載置面32は、前記の如く注ぐために載置した大径の容器Dを奥側へ自然と押し込むため、手前側へ脱落することを阻止できる。そのため、下方の載置面32は、上面に滑止め用ゴム板を貼着していない。これに対して、前記上方の載置面36は、図4に示すように、載置台33が起立する下方位置Aで停止しているときに水平又は略水平となる(すなわち、台本体20に対して直角又は略直角となる)ため、上面に滑止め用ゴム板41を貼着してある。
【0028】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の本発明ディスペンサは、載置面の所定の注ぎ用載置位置から手前側へズレた位置に載置された容器が持ち上げられても、注出口の開口先端面が上昇中の容器の開口周縁部を奥側へ移動させつつ容器の内側へ進入するため、注ぎ操作の中断や容器の開口周縁部の破損を生じさせることなく、容器に対して飲料品を円滑に注ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディスペンサの第1の実施の形態を示すものであり、全体を示す側面図である。
【図2】第1の実施の形態の本発明ディスペンサで容器を持ち上げている途中の要部を示すものであって、(A)は注出口の開口先端面に上昇中の容器の開口周縁部が接触した直後を示す側面図、(B)は注出口の開口先端面が上昇中の容器の内側に進入している状態を示す側面図である。
【図3】容器の開口周縁部と注出口の開口先端面との関係を拡大して示すものであって、(A)は従来の飲料品用ディスペンサの場合の側面図、(B)は第1の実施の形態の本発明ディスペンサの場合の側面図である。
【図4】本発明ディスペンサの第2の実施の形態を示すものであって、容器を載置していない状態の要部を示すものであり、(A)は正面図、(B)は右側面である。
【図5】第2の実施の形態において、小径の容器を適用した状態の要部を示すものであって、(A)は容器を上昇させる前の状態の側面図、(B)は容器を上昇させて飲料品を注ぐことができる状態の側面図である。
【図6】第2の実施の形態において、大径の容器を本発明ディスペンサに適用した要部を示すものであって、(A)は容器を上昇させる前の状態の側面図、(B)は容器を上昇させて飲料品を注ぐことができる状態の側面図である。
【図7】従来の飲料品用ディスペンサを用いて容器に飲料品を注ぐ操作を示すものであって、(A)は載置面の所定位置に容器を載置した状態を示す側面図、(B)は持ち上げられて傾動している容器に注出口から飲料品を注ぐ状態を示す側面図である。
【図8】従来の飲料品用ディスペンサを用いて容器を持ち上げる途中で、注出口の開口先端面に容器の開口周縁部が衝突している状態を示す側面図である。
【図9】従来の飲料品用ディスペンサを用いて容器を持ち上げる途中で、(A)は小径の容器へ注ぐことが可能な状態を示す側面図、(B)は大径の容器を持ち上げる途中で、注出口の開口先端面に容器の開口周縁部が衝突している状態を示す側面図である。
【図10】位置決め具で容器を位置決めしている状態を示すものであり、(A)は小径の容器に関する平面図、(B)は大径の容器に関する平面図である。
【符号の説明】
2(32)…載置面、6(36)…載置面、3(33)…載置台、14…注出口、14a…開口先端面、15…注出具、D…容器、Da…開口部、Db…開口周縁部、A…下方位置、B…上方位置

Claims (2)

  1. 載置面を有する昇降自在な載置台と、注出口を有する注出具とを備え、載置面に載置され開口部を上向きにした状態の容器を起立させる下方位置から該下方位置より手前上方に位置して該容器を奥側に向かって傾斜させる上方位置まで、載置面を傾動させつつ上昇させることで、注出口を容器の上方から容器の内側へ位置させるようにした飲料品用ディスペンサにおいて、前記注出口の開口先端面が、傾動しながら上昇する容器の開口周縁部と接触するときに、開口先端面の手前側から奥側へ向かって順次接触させて容器の開口周縁部を奥側へ移動させつつ容器の内側へ位置するように形成されていることを特徴とする飲料品用ディスペンサ。
  2. 上方に容器載置用空間を形成した載置面を有し、容器載置用空間を起立させる下方位置と該下方位置より手前上方に位置して容器載置用空間を奥側に向かって傾斜させる上方位置との間で、載置面を傾動させつつ昇降できるようにした載置台と、該載置面の上昇に伴い容器載置用空間の上方外側から容器載置用空間の内側へ位置する注出口を有する注出具とを備えた飲料品用ディスペンサにおいて、前記注出口の開口先端面が、上昇中の前記載置面の容器載置用空間の上面と交差するときに、開口先端面の手前側から奥側へ向かって順次交叉するように形成されていることを特徴とする飲料品用ディスペンサ。
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