JP3894740B2 - ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室に関する。
【0002】
【前提構成】
本発明のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室は、例えば図1・図2(本発明の参考例1)、または図19−図20(従来技術)に示すように、次の前提構成を有するものを対象とする。
【0003】
図1(A)は本発明の参考例1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図1(B)は図1(A)中のピストンの平面図、図1(C)は図1(B)のC−C線断面図。図2(A)・図2(B)は図1中のピストン上面部分の斜視図である。
【0004】
図19(A)は従来技術1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図19(B)は図19(A)中のピストンの平面図。図20は図19中のピストン上面部分の斜視図である。
【0005】
[前提構成]
ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の主室(1)にうず室(2)を噴孔(3)を介して連通させ、噴孔(3)は主室(1)の上面の後部位置に前下がり傾斜向きに開口させる。
主室(1)の下面を形成するピストン上面(4)に、左右一対の円板状凹室(5)(5)と燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)と分流ガイド体(7)とを設ける。
【0006】
左右一対の円板状凹室(5)(5)は、ピストン上面(4)の前後方向の中間領域内で互いに左右に離して配置する。
燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)は、ピストン上面(4)の左右方向の中間部領域内で、前後方向の後部領域から中間部領域に亘って形成し、この拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、前上がり傾斜状に形成し、拡散ガイド溝(6)の左右両溝側縁(9)(9)は互いに前拡がりに形成する。
【0007】
拡散ガイド溝(6)の後端の溝始端部(10)に噴孔(3)を臨ませ、拡散ガイド溝(6)の前寄りの溝終端寄り部(11)を各円板状凹室(5)(5)のピストン中心側凹室部分に連通させる。
分流ガイド体(7)は拡散ガイド溝(6)内の溝幅中間部領域内で溝底面(8)から隆起させて構成したものである。
なお、円板状凹室(5)(5)は、燃焼促進の働きをするものであり、この燃焼促進専用のものとして形成てもよいが、吸排気弁のバルブリセスと兼ねさせてもよい。
【0008】
[前提構成の作用]
ピストン(43)の圧縮上死点付近において、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から主室(1)の燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝始端部(10)に吹き込み、この拡散ガイド溝(6)内を左右に拡がりながら、勢いよく前進して行く。
【0009】
この拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流は、その前進流の勢いに乗って、拡散ガイド溝(6)および左右の円板状凹室(5)(5)から、ピストン上面(4)のうちの前側上面部分上に乗り上がり、主室(1)の前側部分領域からその左右両側部分領域に亘って、勢いよく多量に流れ込んで行く。
【0010】
しかし、その燃焼ガス流は、主室(1)の左右両側部分領域から反転して、主室(1)の後側部分領域へ流れ込もうとするが、この後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、不足ぎみになり、主室(1)での空気利用率が低下する傾向にある。
【0011】
【従来の技術】
本発明と対比すべき従来技術としては、本出願人がさきに提案した次のものがある。
○ 従来技術1. 図19・図20参照. (特開平5−195783号公報の図1とその明細書中の説明文).
【0012】
図19(A)は従来技術1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図19(B)は図19(A)中のピストンの平面図。図20は図19中のピストン上面部分の斜視図である。
この従来技術1は、上記前提構成において、次の構成を追加したものである。
【0013】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)よりも前方へオーバーハングさせて位置させてある。
分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)は、拡散ガイド溝(6)内で、その溝終端縁(12)にまで伸びている。
ガイド体(7)の上面(16)は、前上がりの緩やかな傾斜面になつている。分流ガイド体(7)の始端面(15)は垂直に立ち上がっている。
【0014】
○ 従来技術2. 図21・図22参照. (特開平5−195783号公報の図4とその明細書中の説明文).
図21(A)は従来技術2を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図21(B)は図21(A)中のピストンの平面図。図22は図21中のピストン上面部分の斜視図である。
この従来技術2は、上記前提構成において、その一部を次のように変更したものである。
【0015】
前記前提構成の燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の代りに、直進ガイド溝(91)を形成する。前記分流ガイド体(7)の代わりに、半円板体(92)を形成する。この直進ガイド(91)・半円板体(92)・前記左右一対の円板状凹室(5)(5)により、クローバーリーフ形燃焼室を形成したものである。
半円板体(92)の上面(93)は、前上がりの緩やかな傾斜面になつている。半円板体(92)の周面は垂直に立ち上がっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、次の問題がある。
○ 従来技術1. 図19・図20参照.
[ イ. 燃焼ガス流は、主室(1)の前側部分領域および左右両側部分領域から、その後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、不足ぎみになるため、主室(1)での空気利用率が低下する。 ]
【0017】
ピストン(43)の圧縮上死点付近において、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から主室(1)の燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝始端部(10)に吹き込み、この拡散ガイド溝(6)内を左右に拡がりながら、勢いよく前進して行く。
【0018】
この拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流は、その前進流の勢いに乗って、拡散ガイド溝(6)および左右の円板状凹室(5)(5)から、ピストン上面(4)のうちの前側上面部分上に乗り上がり、主室(1)の前側部分領域からその左右両側部分領域に亘って、勢いよく多量に流れ込んで行く。
【0019】
しかし、その燃焼ガス流は、主室(1)の左右両側部分領域から反転して、主室(1)の後側部分領域へ流れ込もうとするが、この後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、不足ぎみになり、主室(1)での空気利用率が低下する。
このため、I排気ガス中のHCやCOなどの未燃焼有害成分を低減させるうえ、IIエンジンの出力を向上させ、III燃費を低減させることに、充分に寄与することができない。
【0020】
[ ロ. 燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくい分だけ、燃焼速度を速めにくく、エンジンを高速回転化するのに寄与しにくい。 ]
【0021】
上記問題点[イ]で述べたように、燃焼ガス流は、主室(1)の前側部分領域および左右両側部分領域から、その後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、不足ぎみになる分だけ、燃焼速度を速めることができず、エンジンを高速回転化するのに寄与することができにくい。
【0022】
○ 従来技術2. 図21・図22参照.
[ イ. 燃焼ガス流は、主室(1)の左右両側部分領域から、その後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、不足ぎみになるため、主室(1)での空気利用率が低下する。 ]
【0023】
ピストン(43)の圧縮上死点付近において、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から主室(1)の直進ガイド溝(91)内を直進し、半円板体(92)の周面に衝突する。この燃焼ガス流の一部は半円板体(92)を乗り越えて主室(1)の前側部分領域に流れ込み、その残部は左右に分かれて左右の各円板状凹室(5)(5)内で旋回する。
しかし、その燃焼ガス流の残部は、各円板状凹室(5)(5)内から主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、この後側部分領域で不足ぎみになり、主室(1)での空気利用率が低下する。
【0024】
[ ロ. 燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくい分だけ、燃焼速度を速めにくく、エンジンを高速回転化するのに寄与しにくい。 ]
【0025】
上記問題点[イ]で述べたように、その燃焼ガス流の残部は、各円板状凹室(5)(5)内から主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込みにくくて、この後側部分領域で不足ぎみになる分だけ、燃焼速度を速めることができず、エンジンを高速回転化するのに寄与することができにくい。
【0026】
本発明の課題は、次のようにすることにある。
(イ).分流ガイド体の左右の各ガイド体側面の案内作用で、拡散ガイド溝内を流れる燃焼ガス流が主室の後側部分領域の全域にまで流れ込む量を充分多量に増加させることにより、主室での空気利用率を向上させる。
(ロ).燃焼ガス流が主室の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込むようにすることにより、燃焼速度を速めて、エンジンを高速回転化するのに寄与する。
【0027】
【課題を解決するための手段】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0034】
○ 発明1. 請求項1. 図5・図6参照
この本発明1は、上記前提構成において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
【0035】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させる。
【0036】
その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせる構成にした、ことを特徴とする。
【0037】
○ 発明2. 請求項2. 図15・図16参照.
この本発明2は、上記前提構成において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
【0038】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。分流ガイド体(7)の表面にはその左右両側部から中央部に近付くにつれて高くなる左右一対のガイド斜面(19)(19)を形成する。この左右一対の各ガイド斜面(19)(19)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させる。
【0039】
その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせる構成にした、ことを特徴とする。
【0040】
○ 発明3. 請求項3. 図3または図12参照.
この発明3は、上記発明1または2において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記分流ガイド体(7)の始端面(15)を前上がりの傾斜面に形成した。
【0041】
○ 発明4. 請求項4. 図3または図12参照.
この発明4は、上記発明1・2または3において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)の終端部に位置する溝底面終端部(20)は、円板状凹室(5)の凹室底面(21)よりも低く位置させる。この溝底面終端部(20)と凹室底面(21)とを、螺旋状上り傾斜面(37)を介して滑らかに連続させた。
【0042】
○ 発明5. 請求項5. 図4または図14参照.
この発明5は、上記発明1・2・3または4において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、その溝幅方向の左右両側部から分流ガイド体(7)に近づくほど深くなる中下がり傾斜状に形成した。
【0043】
【発明の効果】
本発明のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室は、つぎの効果を奏する。
○ 発明1. 請求項1. 図5・図6参照.
【0044】
[ イ. 分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)の案内作用で、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで流れ込む量が充分多量に増加させることができた分だけ、主室(1)での空気利用率が向上する。 ]
【0045】
まず、前記前提構成から、ピストン(43)の圧縮上死点付近において、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から主室(1)の燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝始端部(10)に吹き込み、この拡散ガイド溝(6)内を左右に拡がりながら、勢いよく前進して行く。
【0046】
この拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の一部は、その前進流の勢いに乗って、拡散ガイド溝(6)および左右の円板状凹室(5)(5)から、ピストン上面(4)のうちの前側上面部分上に乗り上がり、主室(1)の前側部分領域からその左右両側部分領域に亘って、勢いよく多量に流れ込んで行く。
【0047】
そして、本発明1の特徴構成として、前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させて構成する。
【0048】
この特徴構成から、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部は、分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)で、左右の各円板状凹室(5)(5)の内周面(14)(14)に沿って滑らかに案内されて、各円板状凹室(5)(5)内で勢いよくUターンさせられて、両円板状凹室(5)(5)からピストン上面(4)(4)のうちの後側上面部分上に乗り上がり、主室(1)の左右両側部分領域から後側部分領域の全域にまで、勢いよく速やかに充分多量に流れ込んで行く。
【0049】
このように、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで流れ込む量が、従来技術では不足していたのを、本発明1では充分多量に増加させることができた分だけ、主室(1)での空気利用率が向上して、I排気ガス中のHCやCOなどの未燃焼有害成分を低減させるうえ、IIエンジンの出力を向上させ、III燃費を低減させることに、寄与することができる。
【0050】
[ ロ. 燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込むようになった分だけ、燃焼速度が速まり、エンジンを高速回転化するのに寄与することができる。 ]
【0051】
上記効果[イ]で述べたように、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部は、分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)で、左右の各円板状凹室(5)(5)の内周面(14)(14)に沿って滑らかに案内されて、各円板状凹室(5)(5)内で勢いよくUターンさせられて、両円板状凹室(5)(5)からピストン上面(4)(4)のうちの後側上面部分上に乗り上がり、主室(1)の左右両側部分領域から後側部分領域の全域にまで、勢いよく速やかに充分多量に流れ込んで行く。
【0052】
このように、上記燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで充分多量に速やかに流れ込むようになった分だけ、燃焼速度が速まり、エンジンを高速回転化するのに寄与することができる。
【0053】
○ 発明2. 請求項2. 図15・図16参照.
この発明2は、次の効果を奏する。
【0054】
[ ニ. 燃焼ガス流は、両ガイド斜面(19)(19)に沿ってスムースに左右に分かれて行って、大きな流動抵抗を受けること無く高速度のままに保持されるうえ、広いガイド斜面(19)(19)から円板状凹室(5)(5)の狭い室内周面(14)(14)に向かって、絞られながら加速されていく分だけ、主室(1)の後側部分領域の全域にまで流れ込んで行く時間が短縮されて、空気と燃料との混合性能が高まり、燃焼性能が高まる。 ]
【0055】
そして、本発明2の特徴構成として、前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。
分流ガイド体(7)の表面にはその左右両側部から中央部に近付くにつれて高くなる左右一対のガイド斜面(19)(19)を形成する。この左右一対の各ガイド斜面(19)(19)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させて構成する。
【0056】
この構成から、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から主室(1)の燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝始端部(10)に吹き込み、分流ガイド体(7)に衝突して行くときに、このガイド体(7)の表面が左右一対のガイド斜面(19)(19)になっていることから、両ガイド斜面(19)(19)に沿ってスムースに左右に分かれて行って大きな流動抵抗が生じることが無く、その流動速度が殆ど低下せず、高速度のままに保持される。
【0057】
この高速度に保持された燃焼ガス流は、広い各ガイド斜面(19)(19)から円板状凹室(5)(5)の狭い内周面(14)(14)に向かって、次第に絞られながら加速していく分だけ、各円板状凹室(5)(5)内で勢いよくUターンさせられて行くUターン速度も加速されて、主室(1)の左右両側部分領域から後側部分領域の全域にまで、勢いよく速やかに多量に流れ込んで行く時間が短縮されるので、空気と燃料との混合速度が速まって混合性能が高まり、燃焼性能が高まる。
【0058】
その結果、I排気ガス中のHCやCOなどの未燃焼有害成分を低減させる事、IIエンジンの出力を向上させる事、III燃費を低減させる事、およびIVエンジンを高速回転化させる事に、更に寄与することができる。
【0059】
○ 発明1および2. 請求項1および2. 図5・図6、または図15、図16参照.
上記発明1および発明2は、上記効果に加えて、つぎの効果をも奏する。
【0060】
本発明1および発明2の特徴構成として、前記分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせる構成にした。
この特徴構成から、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)を通って、拡散ガイド溝(6)内を通過する過程において、次のように作用する。
【0061】
まず、噴孔(3)の下端開口部(33)の一部が分流ガイド体(7)の始端部(31)で塞がれるから、その燃焼ガス流が噴孔(3)から拡散ガイド溝(6)に流れ込む段階で、絞りによる流動抵抗を受けて、流量は少なめになるが、圧力上昇して流速が速くなる。
次に、この流速が速くなった燃焼ガス流は、分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)またはガイド斜面(19)(19)、および各円板状凹室(5)(5)の内周面(14)(14)に沿って案内されて、各円板状凹室(5)(5)内でUターンする速度も速くなり、主室(1)の左右両側部分領域から後側部分領域の奥深くにまで、勢いよく速やかに流れ込んで行く。
【0062】
これにより、例えば、発明1の場合には、エンジンの高速回転領域および中速回転領域よりも有効燃焼時間が長くなる低速回転領域において、前述の効果[イ.分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)の案内作用で、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部が主室(1)の後側部分領域の全域にまで流れ込む量が充分多量に増加させることができた分だけ、主室(1)での空気利用率が向上する。]ことを、特に高めることができる。
【0063】
○ 発明3. 請求項3. 図3または図12参照.
この発明3は、上記発明1および発明2の効果に加えて、つぎの効果を奏する。
【0064】
前記分流ガイド体(7)の始端面(15)を前上がりの傾斜面に形成した。
この構成から、うず室(2)内で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、噴孔(3)から拡散ガイド溝(6)の溝始端部(10)に吹き込んで来て、分流ガイド体(7)の始端面(15)に衝突して行ったときに、この始端面(15)の前上がりの傾斜面に容易に乗り上がりながら左右に分流案内されて、拡散ガイド溝(6)内へとスムースに流れ込んで行く。
【0065】
このため、燃焼ガス流が分流ガイド体(7)の始端面(15)で跳ね返されて反転・逆流して流動抵抗が大きくなることが無くなる分だけ、燃焼ガス流が拡散ガイド溝(6)内を流れる流速の低下が無くなり、その流速が速くなる。
これにより、例えば、発明1に従属する発明の場合には、上記効果[イ.空気利用率の向上に寄与すること]および効果[ロ.エンジンの高速回転化に寄与すること]を更に向上させることができる。
【0066】
○ 発明4. 請求項4. 図3または図12参照.
この発明4は、上記発明1、発明2及び発明3の効果に加えて、つぎの効果を奏する。
【0067】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)の終端部に位置する溝底面終端部(20)は、円板状凹室(5)の凹室底面(21)よりも低く位置させる。この溝底面終端部(20)と凹室底面(21)とを、螺旋状上り傾斜面(37)を介して滑らかに連続させた。
【0068】
この構成から、溝底面終端部(20)の深さが深くなる分だけ、この上側の通路断面積が大きくなって、燃焼ガス流が高速度で流れ易くなる。
そのうえ、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流の残部は、溝底面終端部(20)から凹室底面(21)へ螺旋上がり傾斜面(37)でスムースに案内される分だけ、円板状凹室(5)(5)内でのUターン速度が速まり、主室(1)の後側部分領域の全域にまで勢いよく流れ込む分量と速度が増大する。
これにより、例えば、発明1に従属する発明の場合には、上記効果[イ.空気利用率の向上に寄与すること]および効果[ロ.エンジンの高速回転化に寄与すること]を更に向上させることができる。
【0069】
○ 発明5. 請求項5. 図4または図14参照.
この発明5は、上記発明1、発明2、発明3及び発明4の効果に加えて、つぎの効果を奏する。
【0070】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、その溝幅方向の左右両側部から分流ガイド体(7)に近づくほど深くなる中下がり傾斜状に形成した。
この構成から、例えば、発明1に従属する発明の場合には、拡散ガイド溝(6)内を流れる燃焼ガス流は、その流動中心が溝側縁(9)(9)よりもガイド体側面(13)(13)側に近付いてくる分だけ、ガイド体側面(13)(13)から円板状凹室(5)(5)の内周面(14)(14)に沿って案内されるときに大回りするので、円板状凹室(5)(5)内でUターンする勢いが強くなる。
これにより、例えば、発明1に従属する発明の場合には、上記効果[イ.空気利用率の向上に寄与すること]および効果[ロ.エンジンの高速回転化に寄与すること]を更に向上させることができる。
【0071】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の参考例と実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0072】
○ 参考例1. 図1・図2参照.
図1(A)は本発明の参考例1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図1(B)は図1(A)中のピストンの平面図、図1(C)は図1(B)のC−C線断面図。図2(A)・図2(B)は図1中のピストン上面部分の斜視図である。
【0073】
図1(A)において、符号(41)はシリンダブロック、(42)はシリンダヘッドブロック、(43)はピストン、(44)は吸気弁、(45)は燃料噴射器、(46)はヒートプラグ、(1)はうず室式燃焼室の主室、(2)はうず室、(3)は噴孔、(4)はピストン上面(4)である。
【0074】
図1および図2に示すように、水冷縦形多気筒ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の主室(1)に、うず室(2)を噴孔(3)を介して連通させる。噴孔(3)は主室(1)の上面の後部位置に前下がり傾斜向きに開口させる。
噴孔(3)の横幅の寸法は、その孔上端から孔下端に向かって次第に大きくなる、横拡がり状に形成する。これにより、うず室(2)で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、この噴孔(3)を通過するときに次第に左右に拡げられて行って、主室(1)内で左右に拡がりながら前進するように方向づけられる。
【0075】
主室(1)の下面を形成するピストン上面(4)に、左右一対の円板状凹室(5)(5)と、1つの円板状前部凹室(25)と、燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)と、分流ガイド体(7)とを設ける。
左右一対の円板状凹室(5)(5)は、ピストン上面(4)の前後方向の中間領域内で互いに左右に離して配置する。1つの円板状前部凹室(25)は、ピストン上面(4)の前部中央領域に配置する。この左右一対の円板状凹室(5)(5)と1つの円板状前部凹室(25)とは、2つの吸気弁(44)のバルブリセスと1つの排気弁のバルブリセスとを兼ねている。
【0076】
燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)は、ピストン上面(4)の左右方向の中間部領域内で、前後方向の後部領域から中間部領域に亘って形成する。この拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、前上がり傾斜状に形成する。拡散ガイド溝(6)の左右両溝側縁(9)(9)は互いに前拡がりに形成する。
【0077】
拡散ガイド溝(6)の後端の溝始端部(10)に噴孔(3)を臨ませる。拡散ガイド溝(6)の前寄りの溝終端寄り部(11)を各円板状凹室(5)(5)のピストン中心側凹室部分に連通させる。
分流ガイド体(7)は拡散ガイド溝(6)内の溝幅中間部領域内で溝底面(8)から隆起させる。
【0078】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。この終端縁(12)のうちの分流ガイド体(7)より左側に位置する部分は、円板状凹室(5)内の途中部に位置させるのに対し、その右側に位置する部分は円板状凹室(5)の室内周面(14)に一致させる。
【0079】
分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させる。
分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)の直前にずらせて位置させる。
【0080】
前記ガイド体(7)の上面(16)をピストン上面(4)と平行で面一となる水平面に形成したものである。
【0081】
○ 参考例2. 図3参照.
図3(A)は本発明の参考例2を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図、図3(C)は図3(A)のC−C線断面図である。
この参考例2は、上記参考例1の構成において、次の構成を追加したものである。
【0082】
前記分流ガイド体(7)の始端面(15)を前上がりの傾斜面に形成する。
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)の右半部分の終端部に位置する溝底面終端部(20)は、円板状凹室(5)の凹室底面(21)よりも低く位置させる。この溝底面終端部(20)と凹室底面(21)とを、螺旋状上り傾斜面(37)を介して滑らかに連続させたものである。
【0083】
○ 参考例3. 図4参照.
図4(A)は本発明の参考例3を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図4(B)は図4(A)のB−B線断面図である。
参考例3は、上記参考例1または2の構成において、次の構成を追加したものである。
【0084】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、その溝幅方向の左右両側部から分流ガイド体(7)に近づくほど深くなる中下がり傾斜状に形成したものである。
【0085】
○ 実施形態1. 請求項1と請求項1に従属する請求項 図5・図6参照.
図5(A)は本発明の実施形態1を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図5(B)は図5(A)中のピストンの平面図、図5(C)は図5(B)のC−C線断面図。図6(A)・図6(B)は図5中のピストン上面部分の斜視図である。
実施形態1は、上記参考例1・2または3の構成において、その一部を次のように変更したものである。
【0086】
前述の参考例1(図1・図2)では、分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)の直前にずらせて位置させた。この構成をこの実施形態1では次のように変更する。
【0087】
すなわち、その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせる構成にしたものである。
【0088】
○ 参考例4. 図7・図8参照.
図7(A)は本発明の参考例4を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図7(B)は図7(A)中のピストンの平面図、図7(C)は図7(B)のC−C線断面図。図8(A)・図8(B)は図7中のピストン上面部分の斜視図である。
参考例4は、上記参考例1・2または3の構成において、その一部を次のように変更したものである。
【0089】
前述の参考例1(図1・図2)では、分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)の直前にずらせて位置させた。この構成をこの参考例4では次のように変更する。
【0090】
すなわち、前述の分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)と終端側領域(35)との間の中間領域(34)内に位置させるとともに、左右一対の円板状凹室(5)(5)の中心点間を結ぶ仮想線(36)よりも噴孔(3)側に偏倚させるとともに、噴孔(3)の下端開口部(33)よりも上記仮想線(36)に近い位置に位置させる構成にしたものである。
【0091】
○ 参考例5. 図9・図10参照.
図9(A)は本発明の参考例5を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図9(B)は図9(A)中のピストンの平面図、図9(C)は図9(B)のC−C線断面図。図10(A)・図10(B)は図9中のピストン上面部分の斜視図である。
【0092】
図9(A)において、符号(41)はシリンダブロック、(42)はシリンダヘッドブロック、(43)はピストン、(44)は吸気弁、(45)は燃料噴射器、(46)はヒートプラグ、(1)はうず室式燃焼室の主室、(2)はうず室、(3)は噴孔、(4)はピストン上面(4)である。
【0093】
図9および図10に示すように、水冷縦形多気筒ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の主室(1)に、うず室(2)を噴孔(3)を介して連通させる。噴孔(3)は主室(1)の上面の後部位置に前下がり傾斜向きに開口させる。
噴孔(3)の横幅の寸法は、その孔上端から孔下端に向かって次第に大きくなる、横拡がり状に形成する。これにより、うず室(2)で燃焼・膨張し始めた燃焼ガス流は、この噴孔(3)を通過するときに次第に左右に拡げられて行って、主室(1)内で左右に拡がりながら前進するように方向づけられる。
【0094】
主室(1)の下面を形成するピストン上面(4)に、左右一対の円板状凹室(5)(5)と、1つの円板状前部凹室(25)と、燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)と、分流ガイド体(7)とを設ける。
左右一対の円板状凹室(5)(5)は、ピストン上面(4)の前後方向の中間領域内で互いに左右に離して配置する。1つの円板状前部凹室(25)は、ピストン上面(4)の前部中央領域に配置する。この左右一対の円板状凹室(5)(5)と1つの円板状前部凹室(25)とは、2つの吸気弁(44)のバルブリセスと1つの排気弁のバルブリセスとを兼ねている。
【0095】
燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)は、ピストン上面(4)の左右方向の中間部領域内で、前後方向の後部領域から中間部領域に亘って形成する。この拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、前上がり傾斜状に形成する。拡散ガイド溝(6)の左右両溝側縁(9)(9)は互いに前拡がりに形成する。
【0096】
拡散ガイド溝(6)の後端の溝始端部(10)に噴孔(3)を臨ませる。拡散ガイド溝(6)の前寄りの溝終端寄り部(11)を各円板状凹室(5)(5)のピストン中心側凹室部分に連通させる。
分流ガイド体(7)は拡散ガイド溝(6)内の溝幅中間部領域内で溝底面(8)から隆起させる。
【0097】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させる。この終端縁(12)のうちの分流ガイド体(7)より左側に位置する部分は、円板状凹室(5)内の途中部に位置させるのに対し、その右側に位置する部分は円板状凹室(5)の室内周面(14)に一致させる。
【0098】
分流ガイド体(7)の表面にはその左右両側部から中央部に近付くにつれて高くなる左右一対のガイド斜面(19)(19)を形成する。この左右一対の各ガイド斜面(19)(19)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させる。
この左右一対の各ガイド斜面(19)(19)は、偏平面に形成する。そして、このガイド斜面(19)(19)は、その長さ方向の中間部の斜面部分よりも、その終端側の斜面部分の方が傾斜角度が次第に大きくなっていくように形成する。そして、前記分流ガイド体(7)の始端面(15)を前上がりの傾斜面に形成する。
【0099】
そして、分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)の直前にずらせて位置させたものである。
【0100】
○ 参考例6. 図11参照.
図11(A)は本発明の参考例6を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図11(B)は図11(A)のXI−XI線断面図、図11(C)・図11(D)は図11(B)の変形例を示す同断面図である。
この参考例6は、上記参考例5(図9・図10)の構成において、その一部を次のように変更したものである。
図11(A)・図11(B)で示すように、前記一対の各ガイド斜面(19)(19)は、凹局面状に形成したものである。
【0101】
なお、この図11(B)に示すガイド斜面(19)(19)の形状は、図11(C)に示すように、その尾根すじの断面形状を二山平行凸曲面状に変更すること、または、図11(D)に示すように、その尾根すじの断面形状を曲率半径の大きな円弧または楕円弧状(48)に変更することが考えられる。
【0102】
○ 参考例7. 図12参照.
図12(A)は本発明の参考例7を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図12(B)は図12(A)のB−B線断面図、図12(C)は図12(A)のC−C線断面図である。
参考例7では、参考例5と同様、前記分流ガイド体 ( 7 ) の始端面 (15) を前上がりの傾斜面に形成する。
参考例7は、上記参考例5(図9・図10)または参考例6の構成において、次の構成を追加したものである。
【0103】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)の右半部分の終端部に位置する溝底面終端部(20)は、円板状凹室(5)の凹室底面(21)よりも低く位置させる。この溝底面終端部(20)と凹室底面(21)とを、螺旋状上り傾斜面(37)を介して滑らかに連続させたものである。
【0104】
○ 参考例8. 図13参照.
図13(A)は本発明の参考例8を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図13(B)は図13(A)のB−B線断面図である。
参考例8は、上記参考例5(図9・図10)・参考例6又は7の構成において、次の構成を追加したものである。
【0105】
前記分流ガイド体(7)の左右一対のガイド斜面(19)(19)の尾根すじ(22)のうち、その始端寄りに位置する始端寄り尾根部分(23)は、ピストン上面(4)よりも低く位置させて、ピストン上面(4)とほぼ平行なほぼ水平状に形成する。
これに対して、その尾根すじ(22)の終端寄りに位置する終端寄り尾根部分(24)は、始端寄り尾根部分(23)から次第に高くなって行く上り傾斜状に形成したものである。
【0106】
○ 参考例9. 図14参照.
図14(A)は本発明の参考例9を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図14(B)は図14(A)のB−B線断面図である。
参考例9は、上記参考例5(図9・図10)・参考例6・7又は8の構成において、次の構成を追加したものである。
【0107】
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、その溝幅方向の左右両側部から分流ガイド体(7)に近づくほど深くなる中下がり傾斜状に形成したものである。
【0108】
○ 実施形態2. 請求項2と請求項2に従属する請求項. 図15・図16参照.
図15(A)は本発明の実施形態2を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図15(B)は図15(A)中のピストンの平面図、図15(C)は図15(B)のC−C線断面図。図16(A)・図16(B)は図15中のピストン上面部分の斜視図である。
実施形態2は、上記参考例5(図9・図10)・参考例6・7・8または9の構成において、その一部を次のように変更したものである。
【0109】
前述の参考例5(図9・図10)では、分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)の直前にずらせて位置させた。この構成をこの実施形態2では次のように変更する。
【0110】
すなわち、その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせる構成にしたものである。
【0111】
○ 参考例10. 図17・図18参照.
図17(A)は本発明の参考例10を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図17(B)は図17(A)中のピストンの平面図、図17(C)は図17(B)のC−C線断面図。図18(A)・図18(B)は図17中のピストン上面部分の斜視図である。
参考例10は、上記参考例5(図9・図10)・参考例6・7・8・9の構成において、その一部を次のように変更したものである。
【0112】
前述の分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)と終端側領域(35)との間の中間領域(34)内に位置させるとともに、左右一対の円板状凹室(5)(5)の中心点間を結ぶ仮想線(36)よりも噴孔(3)側に偏倚させるとともに、噴孔(3)の下端開口部(33)よりも上記仮想線(36)に近い位置に位置させる構成にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は本発明の参考例1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図1(B)は図1(A)中のピストンの平面図、図1(C)は図1(B)のC−C線断面図。
【図2】 図2(A)・図2(B)は図1中のピストン上面部分の斜視図。
【図3】 図3(A)は本発明の参考例2を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図、図3(C)は図3(A)のC−C線断面図。
【図4】 図4(A)は本発明の参考例3を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図4(B)は図4(A)のB−B線断面図。
【図5】 図5(A)は本発明の実施形態1を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図5(B)は図5(A)中のピストンの平面図、図5(C)は図5(B)のC−C線断面図。
【図6】 図6(A)・図6(B)は図5中のピストン上面部分の斜視図。
【図7】 図7(A)は本発明の参考例4を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図7(B)は図7(A)中のピストンの平面図、図7(C)は図7(B)のC−C線断面図。
【図8】 図8(A)・図8(B)は図7中のピストン上面部分の斜視図。
【図9】 図9(A)は本発明の参考例5を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図9(B)は図9(A)中のピストンの平面図、図9(C)は図9(B)のC−C線断面図。
【図10】 図10(A)・図10(B)は図9中のピストン上面部分の斜視図。
【図11】 図11(A)は本発明の参考例6を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図11(B)は図11(A)のXI−XI線断面図、図11(C)・図11(D)は図11(B)の変形例を示す同断面図。
【図12】 図12(A)は本発明の参考例7を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図12(B)は図12(A)のB−B線断面図、図12(C)は図12(A)のC−C線断面図。
【図13】 図13(A)は本発明の参考例8を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図13(B)は図13(A)のB−B線断面図。
【図14】 図14(A)は本発明の参考例9を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室のピストン上面部分の斜視図、図14(B)は図14(A)のB−B線断面図。
【図15】 図15(A)は本発明の実施形態2を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図15(B)は図15(A)中のピストンの平面図、図15(C)は図15(B)のC−C線断面図。
【図16】 図16(A)・図16(B)は図15中のピストン上面部分の斜視図。
【図17】 図17(A)は本発明の参考例10を説明するための水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図17(B)は図17(A)中のピストンの平面図、図17(C)は図17(B)のC−C線断面図。
【図18】 図18(A)・図18(B)は図17中のピストン上面部分の斜視図。
【図19】 図19(A)は従来技術1を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図19(B)は図19(A)中のピストンの平面図。
【図20】 図19中のピストン上面部分の斜視図。
【図21】 図21(A)は従来技術2を示す水冷縦形ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の縦断側面図、図21(B)は図21(A)中のピストンの平面図。
【図22】 図21中のピストン上面部分の斜視図。
【符号の説明】
1…主室. 2…うず室. 3…噴孔. 4…ピストン上面. 5…円板状凹室. 6…燃焼ガス流拡散ガイド溝. 7…分流ガイド体. 8…溝底面. 9…溝側縁. 10…溝始端部. 11…溝終端寄り部. 12…溝終端縁. 13…ガイド体側面. 14…室内周面. 15…ガイド体始端面. 16…ガイド体上面. 19…ガイド斜面. 20…溝底面終端部. 21…凹室底面. 31…ガイド体始端部.32…ガイド溝始端側領域.33…噴孔下端開口部.34…ガイド溝中間領域.35…ガイド溝終端側領域.36…凹室中心点間仮想線. 37…螺旋状上り傾斜面。
Claims (5)
- ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の主室(1)にうず室(2)を噴孔(3)を介して連通させ、噴孔(3)は主室(1)の上面の後部位置に前下がり傾斜向きに開口させ、
主室(1)の下面を形成するピストン上面(4)に、左右一対の円板状凹室(5)(5)と燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)と分流ガイド体(7)とを設け、
左右一対の円板状凹室(5)(5)は、ピストン上面(4)の前後方向の中間領域内で互いに左右に離して配置し、
燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)は、ピストン上面(4)の左右方向の中間部領域内で、前後方向の後部領域から中間部領域に亘って形成し、この拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、前上がり傾斜状に形成し、拡散ガイド溝(6)の左右両溝側縁(9)(9)は互いに前拡がりに形成し、
拡散ガイド溝(6)の後端の溝始端部(10)に噴孔(3)を臨ませ、拡散ガイド溝(6)の前寄りの溝終端寄り部(11)を各円板状凹室(5)(5)のピストン中心側凹室部分に連通させ、
分流ガイド体(7)は拡散ガイド溝(6)内の溝幅中間部領域内で溝底面(8)から隆起させ、
て構成したディーゼルエンジンのうず室式燃焼室において、
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させ、
分流ガイド体(7)の左右の各ガイド体側面(13)(13)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させ、
その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせ、
て構成したことを特徴とするディーゼルエンジンのうず室式燃焼室。 - ディーゼルエンジンのうず室式燃焼室の主室(1)にうず室(2)を噴孔(3)を介して連通させ、噴孔(3)は主室(1)の上面の後部位置に前下がり傾斜向きに開口させ、
主室(1)の下面を形成するピストン上面(4)に、左右一対の円板状凹室(5)(5)と燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)と分流ガイド体(7)とを設け、
左右一対の円板状凹室(5)(5)は、ピストン上面(4)の前後方向の中間領域内で互いに左右に離して配置し、
燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)は、ピストン上面(4)の左右方向の中間部領域内で、前後方向の後部領域から中間部領域に亘って形成し、この拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、前上がり傾斜状に形成し、拡散ガイド溝(6)の左右両溝側縁(9)(9)は互いに前拡がりに形成し、
拡散ガイド溝(6)の後端の溝始端部(10)に噴孔(3)を臨ませ、拡散ガイド溝(6)の前寄りの溝終端寄り部(11)を各円板状凹室(5)(5)のピストン中心側凹室部分に連通させ、
分流ガイド体(7)は拡散ガイド溝(6)内の溝幅中間部領域内で溝底面(8)から隆起させ、
て構成したディーゼルエンジンのうず室式燃焼室において、
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝終端縁(12)は、各円板状凹室(5)(5)内に位置させ、
分流ガイド体(7)の表面にはその左右両側部から中央部に近付くにつれて高くなる左右一対のガイド斜面(19)(19)を形成し、この左右一対の各ガイド斜面(19)(19)は、左右の各円板状凹室(5)(5)の各室内周面(14)(14)のうちのピストン中心寄りの内周面部分に滑らかに連続させ、
その分流ガイド体(7)の始端部(31)は、拡散ガイド溝(6)内の始端側領域(32)内で、前記噴孔(3)の下端開口部(33)内のうちの前寄り部分でのみオーバーラップさせ、
て構成したことを特徴とするディーゼルエンジンのうず室式燃焼室。 - 請求項1または2に記載のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室において、
前記分流ガイド体(7)の始端面(15)を前上がりの傾斜面に形成した、ことを特徴とするもの。 - 請求項1・2または3に記載のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室において、
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)の終端部に位置する溝底面終端部(20)は、円板状凹室(5)の凹室底面(21)よりも低く位置させ、
この溝底面終端部(20)と凹室底面(21)とを、螺旋状上り傾斜面(37)を介して滑らかに連続させ、て構成したことを特徴とするもの。 - 請求項1・2・3または4に記載のディーゼルエンジンのうず室式燃焼室において、
前記燃焼ガス流拡散ガイド溝(6)の溝底面(8)は、その溝幅方向の左右両側部から分流ガイド体(7)に近づくほど深くなる中下がり傾斜状に形成した、ことを特徴とするもの。
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