JP3894595B2 - 隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置 - Google Patents

隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の天井板、床板、壁板などにより隠蔽されたガスや水道などの配管路が内装工事などに際して当該隠蔽物の外側から打ち込まれた釘などにより損傷を受けた箇所を前記隠蔽物の外側から検出するための隠蔽配管路損傷箇所検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
建築物の天井板、床板、壁板などに使用されている石膏ボードや合板などにより隠蔽されるガスや水道などの配管路は、配管後の内装工事などに際してボードや合板などの隠蔽材の表面より釘打ち機などにより打ち込まれた釘などによって損傷を受ける可能性がある。一方、前記のような主として屋内配管路には、近年、通称フレキ管と呼称される可撓性金属配管材料が多用されており、この種の可撓性金属配管材料は、旧来の鋳造管や鋼管と比較して強度が低く、釘打ち機などで打ち込まれる釘などは比較的容易に貫通する。
【0003】
上記のように隠蔽配管路に釘などが貫通するなどの損傷事故が生じると、竣工時検査に発生するガス漏れや水漏れによって、あるいは配管路の圧力検査により発見されるのが普通であり、配管路中に圧力流体が供給されていない状況でも隠蔽物の外側から配管路の釘などによる損傷箇所を特定し得る検査技術はなく、打ち込まれた釘などの頭部も、その後の塗装やクロス貼り仕上げによって完全に隠蔽されるのが普通であるから、仮に大凡の損傷箇所が判明しても配管路に対する貫通釘を隠蔽物の外側から視認特定することさえ困難である。
【0004】
僅かに、当該配管路内にファイバースコープやテレビカメラなどを挿入し、得られた画像を人間が観察判断する調査が行われているに過ぎない。これらの方法は、配管路の切り離しや接続といった工事が必要なため有資格者でないと作業ができないばかりでなく、管径が十分大きくない場合や、配管路中に分岐点や曲率の小さな曲がり箇所がある場合では、検査機材の円滑な通過を保証できない難点があり、従って適応範囲が限られ、その設備も高価であって、実用の域には達していないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る隠蔽配管路貫通釘検出装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、金属製配管路50を隠蔽する隠蔽材54の表面上で移動可能な検出部15と、検知器本体16とを備え、前記検出部15は、前記配管路50を検出する管検出器17と、前記隠蔽材54から配管路50側へ打ち込まれた釘などを検出する釘検出器18とを有し、前記検知器本体16は報知部20を備えたもので、前記管検出器17の検出信号の大きさから配管路50に対する前記検出部15の相対位置を前記報知部20において報知するとともに、前記管検出器17の検出信号の大きさと前記釘検出器18の検出信号とに基づいて、前記配管路50を損傷させる可能性のある釘などの有無を判別し、配管路50を損傷させる可能性のある釘などの存在を前記報知部20において報知する構成となっている。
【0006】
隠蔽された金属製配管路50の位置を隠蔽材54の外側から管検出器17により探知する方法は、例えば、当該配管路にあらかじめ交流電流を流し、その交流電流により発生する磁界を検出コイルで検出し、その検出信号(誘導電流)の大きさから配管路の位置と配管路隠蔽深さとを判別する方法を利用することができ、隠蔽材54の表面仕上げ材55bで隠れている釘などを釘検出器18により探知するには、衣料品や寝具の縫い針の残留検査や加工食品内の異物発見検査に利用されている金属探知器の技術、即ち、コイルに金属体を接近させるとコイルの自己インダクタンスが変化することを利用する技術が利用できる。
【0007】
しかして、上記構成の本発明装置は、その検出部15を配管路隠蔽材54の表面上で移動させて配管路50の掃引探査を行い、報知部20が報知する配管路50に対する前記検出部15の相対位置に基づいて、検出部15を配管路50の真上に沿って移動させることができる。係る状態で前記検知器本体16が、管検出器17の検出信号の大きさと釘検出器18の検出信号とに基づいて、前記配管路50を損傷させる可能性のある釘などの有無を判別して、該当する釘などが存在すれば報知部20により報知するので、作業者はこの報知により、そのときの検出部15(釘検出器18)の検出領域内にある釘などが配管路50を損傷させている可能性のあることを知ることができる。
【0008】
上記の本発明装置を実施するに際しては、前記のように探査領域にある配管路50の両端部間に交流電流を供給する発信器1を併用し、前記検出部15の管検出器17として、配管路50の周囲に生じている磁界を検出する磁気検出コイルを使用するのが一般的であるが、このとき前記発信器1として、探知すべき釘の長さ(配管路50の隠蔽深さ)に応じて調整可能なものを使用することが望ましい。
【0009】
前記検知器本体16を、前記検出部15が配管路50の真上位置にあるときの管検出器17の検出信号の大きさが、探査領域に使用されている釘などの長さより隠蔽材54表面から配管路50までの配管路隠蔽深さが浅いときに相当するときで、且つ釘検出器18が釘検出信号を出力したときに、配管路50を損傷させる可能性のある釘などの存在を前記報知部20において報知するように構成することにより、使用されている釘などの長さより配管路隠蔽深さが深い場合には、配管路50と重なる位置で釘などが検出されても、これを報知することがなくなる。
【0010】
また、上下方向適当間隔おきに複数個の管検出器74c,74dを備えた検出部70を設け、検知器本体71は、前記上下複数個の管検出器74c,74dの検出信号の比較演算により配管路隠蔽深さを求め、求められた配管路隠蔽深さが探査領域に使用されている釘などの長さに相当する設定値より浅いときで、且つ釘検出器が釘検出信号を出力したときに、配管路50を損傷させる可能性のある釘などの存在を報知部73において報知するように構成することにより、より一層精度の高い検出が可能になる。
【0011】
さらに左右一対の管検出器74a,74bを備えた検出部70を設け、検知器本体71は、前記左右一対の管検出器74a,74bの検出信号の比較演算結果に基づいて配管路50に対する前記検出部70の相対位置を報知部73において報知するように構成すれば、配管路50のルートに検出部70を高精度に沿わせて移動させることができる。また、前記発振器1の出力電流の調整が不要になる。
【0012】
また、釘検出領域の幅が異なる複数の釘検出器75a,75bを検出部70の中心線上で前後に並設し、検知器本体71は、探査領域にある配管路50の口径に応じて前記複数の釘検出器75a,75bの検出信号を択一的に選択使用するように構成することにより、配管路の大幅な口径の変化にも的確に対応させて、配管路50を損傷させる可能性のある釘などの検出を正確に行わせることができる。
【0013】
何れにしても、検知器本体16,71は、管検出器17,74a〜74dの検出信号の大きさと釘検出器18,75a,75bの検出信号とに基づいて配管路50を損傷させる可能性のある釘などの存在を判別するときの判別基準値が調整可能であることが望ましい。また、検出器本体71には入力手段84を設け、この入力手段84により入力された釘などの長さおよび前記配管路隠蔽深さに基づいて前記判別基準値が自動調整されるように構成することもできる。
【0014】
さらに、釘などの頭部に当接させるための接触針46と、当該接触針46と配管路50との間の電気抵抗を測定して報知する報知手段44とを備えている接触抵抗測定器3を併用し、上記のようにして探知された釘などと配管路50との間の電気抵抗から、当該釘などが配管路50を貫通しているのか、あるいは配管路50に接触損傷を与えている程度であるのか、もしくは配管路50から離れているのかを判別できるように構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1に示すように、この実施形態における本発明検出装置は、発信器1、検知器2、及び接触抵抗測定器3から構成されている。発信器1は、図2に示すように、交流信号の発振回路5、出力電流調整回路6、この出力電流調整回路6の手動の出力電流調整器7、出力電流を必要なレベルまで増幅する出力増幅回路8、これら各回路に電源電流を供給する電源回路9、出力電流計10、及び出力端子11a,11bを備えており、前記出力電流計10の表示に基づいて出力電流調整器7を手動で調整し、一定レベルの信号電流を出力することができる。勿論、この手動での出力電流調整手段に代えて定電流回路を使用して自動化することもできる。
【0016】
検知器2は、図1B及び図3に示すように、検出部15と検知器本体16とから成るもので、検出部15は、管検出器(磁気検出コイル)17と釘検出器(磁気検出コイル)18とを備え、検知器本体16は、信号処理部19と報知部20とから構成されている。信号処理部19は、前記検出部15の管検出器17に接続コード21を介して接続される第一増幅回路22、フィルター回路23、第二増幅回路24、メーター表示回路25、第一判別回路26、第二判別回路27、前記検出部15の釘検出器(磁気検出コイル)18に接続コード28を介して接続される自励発振回路29、第三判別回路30、及びこれら各回路に電源電流を供給する電源回路31から構成されている。また報知部20は、メーター表示回路25に接続されたメーター32、第二判別回路27に接続された表示灯33とスピーカー34、及び第三判別回路30に接続された表示灯35を備えている。
【0017】
接触抵抗測定器3は、図1C及び図4に示すように、交流信号を発生させる発振回路40、この発振回路40の出力信号を一定レベルまで増幅する増幅回路41、この増幅回路41からの出力を接続線42a,42bに供給するとともに、これらに流れる電流を検出する電流検出回路43、この電流検出回路43で検出された電流値と増幅回路41の電圧値とから演算される抵抗値を表示するメーター44、及び各回路に電源電流を供給する電源回路45から構成され、図1Cに示すように接続線42aには接触針46が取り付けられ、接続線42bには配管路への接続用クリップ47が取り付けられている。
【0018】
図5及び図6は、探知すべき金属製の屋内配管路50と釘51a,51bを示している。屋内配管路50は、間柱などの構造材52に配管固定金具53により固定され、隠蔽材54により隠蔽されている。この隠蔽材54は、石膏ボードや合板などの隠蔽材本体55aとその表面を装飾する塗装膜やクロスなどの仕上げ材55bとから成り、釘51a,51bは、仕上げ材55bで隠蔽材本体55aを仕上げる前に当該隠蔽材本体55aに打ち込まれる。図示の釘51aは、誤って配管路50を貫通する位置に打ち込まれた釘を例示し、釘51bは、配管路50から離れて打ち込まれた釘を例示している。
【0019】
前記屋内配管路50がガス配管路である場合、図7に示すように当該屋内配管路50の一端にはガスメーター56が接続し、屋内配管路1の他端にはガスコック57が接続されており、これらガスメーター56及びガスコック57において屋内配管路50の両端が露出することになる。
【0020】
次に、図1〜図4に示した構成の検出装置の使用方法と作用を説明すると、図7に示すように、発信器1の出力端子11a,11bに接続した接続線60a,60bを屋内配管路50の探査領域の両端、すなわちガスメーター56とガスコック57とに接続し、電源回路9を閉成して各回路に電力を供給すると、各回路が動作して、出力増幅回路8から出力電流計10→接続線60a→ガスメーター56→配管路50→ガスコック57→接続線60b→出力増幅回路8と信号電流が流れる閉回路が形成され、配管路50の周囲に信号電流に応じた強さの磁界が発生する。この時、出力電流計10の表示を見ながら出力電流調節器7を操作し、一定レベルの信号電流が流れる様に調整する。係る状態において、検知器2の検出部15を配管路隠蔽材54の表面上で摺接移動させて配管路50の掃引探査を行う。
【0021】
即ち、図5及び図6に示すように、検出部15の管検出器(磁気検出コイル)17と釘検出器18とは、当該検出部15の摺接底面に近接して前後に並設されており、この検出部15の管検出器17が配管路隠蔽材54の表面上で配管路50の周囲に発生している磁界内にあるとき、当該管検出器(磁気検出コイル)17に誘導電流(検出信号)が流れる。この管検出器17の微弱な検出信号は、図3に示す検知器本体16の信号処理部19における第一増幅回路22で増幅され、次のフィルター回路23で雑音成分が除去された後、第二増幅回路24でさらに必要なレベルまで増幅される。そして、メーター表示回路25で交流信号が直流信号に変換され、そのレベルが報知部20のメーター32に表示される。このときのメーター32の振れが、配管路隠蔽材54の表面からの配管路50の深さ(以下、配管路隠蔽深さという)を示している。
【0022】
また、第二増幅回路24の出力は第一判別回路26に入力され、当該第一判別回路26において設定レベル以上であるか否かが判別される。すなわち、配管路50を流れる信号電流が一定であれば、第二増幅回路24の出力は、配管路50と管検出器17との間の距離に反比例する、つまり前記配管路隠蔽深さに反比例し、一方、配管路隠蔽材54に打ち込まれた釘が配管路50を貫通する条件は、当該釘の長さが配管路隠蔽深さよりも長いことであるから、探査領域に使用されている釘の長さ(前以って知ることができる)よりも配管路隠蔽深さが浅い状態の配管路50の真上位置に管検出器17が位置するときに第一判別回路26から出力が生じるように、当該第一判別回路26の判別基準(しきい値)を探知しようとする釘の長さ(被探知釘長さ)に合わせて設定すれば良い。しかして、第一判別手段26の出力は第二判別回路27に入力される。
【0023】
なお、第一判別回路26での被探知釘長さに対応する判別基準(しきい値)の設定及び変更は、先に述べたように発信器1の出力電流調整器7を以て行うが、発信器1の出力を一定にし、検知器本体16の信号処理部19における第一増幅回路22や第二増幅回路24の増幅度を手動で変化させて行うようにしても良い。勿論、第一判別回路26の判別基準(しきい値)を直接変更するようにしても良い。
【0024】
自励発振回路29は、接続コード28を介して接続されている前記検出部15の釘検出器(磁気検出コイル)18を発振素子とするもので、当該釘検出器(磁気検出コイル)18の自己インダクタンス変化でその発信周波数やレベルが変化する性質があり、釘検出器18に釘のような磁性体が近づくとその自己インダクタンスが大きく変化し、しかも両者の間隔と自己インダクタンス変化の関係は、指数関数的に大きく変化をするため、距離の離れている配管路50の影響を受けること無く、釘による変化のみを取り出すことができる。その変化を第三判別回路30で判別し、一定以上の変化(釘によるレベルの変化)があれば、表示灯35を点灯させるとともに、その出力が第二判別回路27に入力される。
【0025】
第二判別回路27は、第一判別回路26と第三判別回路30の両方に出力があるときに表示灯33を点灯するとともに、スピーカー34を鳴動させる。
【0026】
従って、配管路隠蔽材54の表面を検出部15により掃引探査し、メーター32の振れが最大となったときの管検出器17の位置から、配管路隠蔽材54で隠蔽されている配管路50の位置を知ることができるので、当該メーター32の振れが最大値を維持するように検出部15を移動させることにより、その移動軌跡から配管路50のルートが判明する。このとき、管検出器17と釘検出器18との並列方向に検出部15を移動させることにより、釘検出器18の釘検出領域内、即ち配管路50と重なる位置またはその近傍位置に釘51a,51bが存在すると、前記作用により表示灯35が点灯し、配管路隠蔽深さが第一判別回路26で設定された基準以下であれば表示灯33が点灯するとともにスピーカー34が鳴動する。この表示灯33の点灯とスピーカー34の鳴動とから、そのときに釘検出器18の検出領域内にある釘51aまたは51bが管検出器17の真下にある配管路50に対し貫通するかまたは接触して損傷を与えている可能性があることを知ることができる。
【0027】
上記事態が判明すれば、次に接触抵抗測定器3を使用して実際の損傷程度を測定する。即ち、接触抵抗測定器3の接続用クリップ47を利用して接続線42bをガスコック57またはガスメーター56に接続し、電源回路45を閉成してある状態で、上記掃引探査により発見された配管路上またはその近傍位置の釘51aまたは51bの頭部と当該配管路50との間の電気抵抗を計測する。具体的には、図8に示すように、金属等の導電性材料から成り且つ先端が針状に尖っている接触針46を隠蔽材54の表面から釘検出器18の検出領域内に突き刺して、当該接触針46の先端を釘51aまたは51bの頭部に当接させる。
【0028】
若し、接触針46と接触した釘が、釘51aのように配管路50を貫通しているとき、あるいは配管路50に接触しているときは、接触抵抗測定器3の電流検出回路43→接続線42b→配管路50→釘→接触針46→接続線42a→電流検出回路43の閉回路が形成されて電流が流れ、このときの配管路50と釘との間の接触抵抗値をメーター44により読み取ることができるので、接触抵抗値が低ければ、探知した釘が配管路50を完全に貫通しているかまたはこれに近い状態にあって、損傷の可能性が大きいと判断することができ、接触抵抗値が高ければ、探知した釘による配管路50の損傷の可能性が低いかまたは完全に離れていると判断することができる。勿論、釘検出器18の検出領域内にはあるが配管路50に対しては完全に離れている釘51bである場合には、当該釘51bの頭部に接触針46を当接させたときに計測できる接触抵抗値は略無限大となるので、配管路50に対しては離れている釘51bであることを判別することができる。
【0029】
なお、配管路50と釘との間の接触抵抗値をメーター44で読み取るようにしたが、一定の基準値を設定しておき、接触抵抗値を基準値と比較判別する判別回路を併用して、接触抵抗値が基準値以下の場合に表示灯やスピーカーで告知するように構成しても良い。また、図9に示すように、検出部15内の釘検出器(磁気検出コイル)18を環状に構成するとともに、その中心部を前記接触抵抗測定器39の接触針46を昇降可能に配設して、釘検出器18で検出した釘の頭部に対する接触針46の当接作業を容易迅速に行えるようにすることもできる。
【0030】
さらに上記実施形態では、図1に示すように検出装置を、それぞれ分離独立した発信器1、検知器2、及び接触抵抗測定器3から構成し、さらに検知器2を信号処理部19と報知部20とから成る検知器本体16と検出部15とに分割したが、ハード構成はこれに限定されず、全てを一体化したり、任意の組み合わせで一体化することができる。例えば、発信器1、検知器本体16、及び接触抵抗測定器3を一体化したり、検知器本体16の報知部20を検出部15に一体化したり、さらにこの検知器本体16の報知部20を一体化した検出部15に上記のように接触抵抗測定器3の接触針46を一体化することができる。
【0031】
次に検知器2についての第二実施形態を図10〜図12に基づいて説明する。この第二実施形態における検知器2は、検出部70と検知器本体71とに分かれ、検知器本体71は、信号処理部72と報知部73とから構成されている。検出部70には、4つの管検出器74a〜74dと2つの釘検出器75a,75bが配設されている。
【0032】
図11に示すように、管検出器74a〜74dの内、同一仕様の磁気検出コイルから成る2つの管検出器74a,74bは、配管路隠蔽材54の表面に摺接する検出部70の底面と平行な平面上で且つ検出部70の中心線に対し左右対称位置に並設され、同一仕様の磁気検出コイルから成る他の2つの管検出器74c,74dは、下側になる管検出器74cが前記2つの管検出器74a,74bと同一平面上に位置するように、検出部70の中心線上で上下に適当間隔を隔てて配設されている。
【0033】
2つの釘検出器(磁気検出コイル)75a,75bは、検出部70の中心線上で前後に直列配置され、一方の釘検出器75aは釘検出領域の幅が大きい、大口径管用の釘検出器であり、他方の釘検出器75bは釘検出領域の幅が小さい、小口径管用の釘検出器である。このような釘検出領域の幅の大小は、例えば、磁気検出コイル75a,75bの大きさを異ならせたり、あるいは自励発振回路81a,81bのゲインを異ならせることで実現することができ、このこと自体は既に知られた周知事項である。
【0034】
信号処理部72は、検出部70の各管検出器74a〜74dと接続線76a〜76dを介して各別に接続された第一増幅回路77a〜77d、フィルター回路78a〜78d、及び第二増幅回路79a〜79d、検出部70の各釘検出器75a,75bと接続線80a,80bを介して各別に接続された自励発振回路81a,81b及び増幅回路82a,82b、これら管検出器ごとの第二増幅回路79a〜79d及び釘検出器ごとの増幅回路82a,82bの各アナログ出力を内蔵のA/Dコンバーターによりデジタル変換して所定の演算処理を行うマイクロプロセッサー83、このマイクロプロセッサー83に対する入力手段(キーボードなど)84、及び各構成部材に電力を供給する電源回路85から構成されている。報知部73は、マイクロコンピューター83に適当なインターフェースを介して接続された表示灯86、液晶ディスプレイなどの文字表示盤87、及びスピーカー88から構成されている。
【0035】
各管検出器74a〜74dに各別に接続された第一増幅回路77a〜77d、フィルター回路78a〜78d、及び第二増幅回路79a〜79dは、先の実施形態において示した第一増幅回路22、フィルター回路23、及び第二増幅回路24と同様のもので、同様の作用を行う。また、各釘検出器75a,75bに各別に接続された自励発振回路81a,81bは、先の実施形態において示した自励発振回路29と同様の作用を行う。
【0036】
上記構成の検知器2によれば、検出部70が配管路50の上方にあるとき、当該配管路50の周囲に生じている磁界により4つの各管検出器74a〜74dに検出信号(誘導電流)が誘起されるが、当該検出部70の掃引探査時に、左右一対の管検出器74a,74bの検出信号をマイクロプロセッサー83により比較演算させ、左右一対の管検出器74a,74bの検出信号の大きさの差が零または許容範囲内になったとき、検出部70の中心線が配管路50の略真上に位置したことになるので、これを報知部73の表示灯86、文字表示盤87、及びスピーカー88の少なくとも1つで告知させることができる。この状態を維持させるように検出部70を移動させることにより、配管路50のルートを知ることができる。
【0037】
一方、上下一対の管検出器74c,74d間の間隔と下側管検出器74cと配管路隠蔽材54の表面との間の間隔とは既知条件であるから、上記のように検出部70の中心線が配管路50の略真上に位置しているとき、当該上下一対の管検出器74c,74dの各検出信号の大きさからマイクロプロセッサー83により配管路隠蔽材54の表面から配管路50までの垂直距離(配管路隠蔽深さ)を演算させることができ、そして、左右一対の管検出器74a,74bの検出信号の大きさから、検出部70の直下位置に対する配管路50の左右水平方向の位置ずれをマイクロプロセッサー83により演算させることができるので、上下一対の管検出器74c,74dの各検出信号の大きさと左右一対の管検出器74a,74bの検出信号の大きさとから、検出部70に対する配管路50の位置を高精度に検出することができる。
【0038】
前後一対の釘検出器75a,75bは、入力手段84から入力される配管路50の幅(管口径)に応じて、大口径管の場合は釘検出領域の幅が大きい釘検出器75aの検出出力が取り込まれ、小口径管の場合は釘検出領域の幅が小さい釘検出器75bの検出出力が取り込まれる。勿論、先の実施形態においても同様であるが、釘検出器75a,75bの切り換えの必要がない程度の管口径の変化に対しては、自励発振回路81a,81bの定数切り換えや、マイクロプロセッサー83による判別基準値(しきい値)の切り換え(先の実施形態では第三判別回路30の判別基準値(しきい値)の切り換え)により、対応させることができる。また、釘検出領域の幅の異なる複数の釘検出器を選択使用する場合、その個数は適用範囲に応じて増減し得る。
【0039】
入力手段84からは、探査領域に仕様されている釘の長さが入力される。マイクロプロセッサー83は、この入力された釘の長さと、上記のようにして検出部70からの検出信号の演算により求められる配管路隠蔽深さ、及び検出部70からの検出信号の演算または入力手段84から入力された管口径などの条件に基づいて、探知された隠蔽配管路50に対して貫通乃至は接触損傷を与えているであろう釘の存在を演算して求め、報知部73の表示灯86、文字表示盤87、及びスピーカー88の少なくとも1つで告知させることができる。
【0040】
また、上記実施形態では、上下方向には2つの管検出器74c,74dを配設して、左右一対の管検出器74a,74bと組み合わせたが、上下方向には3つまたはそれ以上の管検出器を配設することが可能であるし、逆に左右一対の管検出器74a,74bと、その中央位置に配設された1つの管検出器74c(または74d)の組み合わせで検出部を構成することもできる。さらに、先の実施形態における接触抵抗測定器3を組み合わせることもできる。この場合は、電流検出回路43のメーター44への出力をマイクロプロセッサー83に入力し、演算処理後、報知部73の表示灯86、文字表示盤87、及びスピーカー88の少なくとも1つで告知させることができる。
【0041】
なお、被探知配管路には、ガス配管路の例を用いたが、水道用配管路など、他の配管路でも同様に探知できる。また管検出器と釘検出器に磁気検出コイルを使用し、電気磁気学的にこれら配管路や釘などを検出する方法を用いたが、隠蔽材54の材質によっては、超音波探傷技術などの他の探知方法も採用できる。勿論、釘検出器の探知対象は、内装工事などにより配管路隠蔽物の外側から打ち込まれる一般的な釘の他、木ねじやコーチスクリューなどのねじ込むタイプのものや、ステープラーと呼称されるような二股状の釘なども含まれる。
【0042】
【発明の効果】
以上の実施形態で示したように、本発明の隠蔽配管路の釘などによる損傷部位検出装置によれば、検知器本体の報知部の報知内容に従って検出部を配管路の真上位置に沿って移動させるだけで、当該配管路を損傷させる可能性のある釘などの存在が前記報知部により報知される。換言すれば、隠蔽材の外側から当該隠蔽材の内側に隠れている配管路を損傷させている可能性のある釘などを簡単に探知することができる。従って、配管路にガスや水道水などの圧力流体を供給する前に、ガス漏れや漏水事故の可能性の有無を調査することができ、しかも配管路を損傷している可能性のある釘などの所在を極小範囲に絞り込むことができるので、補修工事に際しても、隠蔽材を全面的に剥がして補修後に再度隠蔽材の張り直しを行う必要はなく、探知した極小範囲に対して補修工事を行えば良いので、その経済的効果は大きい。
【0043】
以下、各請求項記載の構成による効果を列記すると、請求項2に記載の構成によれば、探査領域にある配管路の周囲に磁界を発生させ、この磁界を検出部の管検出器(磁気検出コイル)で検出させるのであるが、配管路の周囲に発生させる磁界の強さを探知すべき釘などの長さ(配管路の隠蔽深さ)に応じて調整することができ、探査領域に使用されている釘などの長さが変わっても、実際に配管路を損傷させる恐れのある釘などを精度良く探知することができる。
【0045】
請求項に記載の構成によれば、配管路を損傷させる可能性のある釘などをより精度良く探知することができるとともに、併用される発振器の出力調整が不要になり、請求項に記載の構成によれば、検出部を配管路のルートに沿わせて移動させる作業がより高精度に行える。また、請求項に記載の構成によれば、探査すべき配管路の大幅な口径の変化にも的確に対応させて、配管路を損傷させる可能性のある釘などの検出を正確に行わせることができる。
【0046】
請求項6に記載の構成によれば、探査領域に使用されている釘などの長さが変わる場合でも、判別基準値の調整により、配管路を損傷させる可能性のある釘などのみを正確に探知させることができる。請求項7に記載の構成によれば、入力手段から入力された探知が必要な釘などの長さおよび前記配管路隠蔽深さに基づいて前記判別基準値を自動調整することができるので、実用性が高まる。
【0047】
さらに、請求項に記載の構成によれば、上記のようにして探知された釘などと配管路との間の電気抵抗から、当該釘などが配管路を貫通しているのか、あるいは配管路に接触損傷を与えている程度であるのか、もしくは配管路から離れているのかを判別することができ、無駄な補修工事を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明検出装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 発信器の構成を説明するブロック線図である。
【図3】 検知器の構成を説明するブロック線図である。
【図4】 接触抵抗測定器の構成を説明するブロック線図である。
【図5】 配管路、隠蔽材、及び使用状態での検出部を示す一部切り欠き平面図である。
【図6】 同縦断側面図である。
【図7】 発信器の使用方法を説明する図である。
【図8】 接触抵抗測定器の使用方法を説明する図である。
【図9】 接触抵抗測定器の変形例を説明する要部の縦断正面図である。
【図10】 第二実施形態での本発明装置の外観を示す斜視図である。
【図11】 第二実施形態での検出部を使用状態で示す縦断正面図である。
【図12】 第二実施形態での検知器の構成を説明するブロック線図である。
【符号の説明】
1 発信器
2 検知器
3 接触抵抗測定器
15 検出部
16 検知器本体
17 管検出器(磁気検出コイル)
18 釘検出器(磁気検出コイル)
19 信号処理部
20 報知部
46 接触抵抗測定器の接触針
50 金属製配管路
51a 配管路を貫通する釘
51b 配管路から離れた釘
54 隠蔽材
55a 石膏ボードや合板などの隠蔽材本体
55b 塗装膜やクロスなどの仕上げ材
56 ガスメーター
57 ガスコック
70 検出部
71 検知器本体
72 信号処理部
73 報知部
74a〜74d 管検出器(磁気検出コイル)
75a,75b 釘検出器(磁気検出コイル)
83 マイクロプロセッサー
84 入力手段(キーボードなど)

Claims (8)

  1. 金属製配管路を隠蔽する隠蔽材の表面上で移動可能な検出部と、検知器本体とを備え、前記検出部は、前記配管路を検出する管検出器と、前記隠蔽材から配管路側へ打ち込まれた釘などを検出する釘検出器とを有し、
    前記検知器本体は報知部を備えたもので、前記管検出器の検出信号の大きさから配管路に対する前記検出部の相対位置を前記報知部において報知するとともに、前記管検出器の検出信号の大きさと前記釘検出器の検出信号とに基づいて、前記検出部が配管路の真上位置にあるときの管検出器の検出信号の大きさが、探査領域に使用されている釘などの長さより隠蔽材表面から配管路までの配管路隠蔽深さが浅いときに相当するときで、且つ釘検出器が釘検出信号を出力したときに、配管路を損傷させる可能性のある釘などの存在を前記報知部において報知するものである、
    隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  2. 探査領域にある配管路の両端部間に交流電流を供給する発信器が併用され、
    当該発信器は、出力電流が調整可能なものであり、
    前記検出部の管検出器が、配管路の周囲に生じている磁界を検出する磁気コイルから成る
    請求項1に記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  3. 前記検出部には管検出器が上下方向適当間隔おきに複数個配設され、
    前記検知器本体は、前記上下複数個の管検出器の検出信号の比較演算により前記配管路隠蔽深さを求め、求められた配管路隠蔽深さが探査領域に使用されている釘などの長さに相当する設定値より浅いときで、且つ釘検出器が釘検出信号を出力したときに、配管路を損傷させる可能性のある釘などの存在を前記報知部において報知する
    請求項2に記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  4. 前記検出部には管検出器が左右一対配設され、
    前記検知器本体は、前記左右一対の管検出器の検出信号の比較演算結果に基づいて配管路に対する前記検出部の相対位置を前記報知部において報知する
    請求項1〜3の何れかに記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  5. 前記検出部には、釘検出領域の幅が異なる複数の釘検出器が当該検出部の中心線上で前後に並設され、
    前記検知器本体は、探査領域にある配管路の口径に応じて前記複数の釘検出器の検出信号を択一的に選択使用する
    請求項1〜4の何れかに記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  6. 前記検知器本体は、管検出器の検出信号の大きさと釘検出器の検出信号とに基づいて配管路を損傷させる可能性のある釘などの存在を判別するときの判別基準値が調整可能である
    請求項1〜5の何れかに記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  7. 前記検知器本体は入力手段を備え、この入力手段により入力された釘などの長さおよび前記配管路隠蔽深さに基づいて前記判別基準値が自動調整される
    請求項6に記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
  8. 接触抵抗測定器が併用され、
    この接触抵抗測定器は、釘などの頭部に当接させるための接触針と、当該接触針と配管路との間の電気抵抗を測定して報知する報知部とを備えている
    請求項1〜7の何れかに記載の隠蔽配管路の釘による損傷部位検出装置。
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