JP3893532B2 - 蓄熱式燃焼ガス処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揮発性有機化合物等のガスを処理する蓄熱式燃焼ガス処理装置に係り、特に未処理ガスを蓄熱材で予め加熱してから燃焼処理するとともに、燃焼後の処理済みガス中の熱を別の蓄熱材で回収し、熱回収後の処理済みガスを排気する蓄熱式燃焼ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に蓄熱式燃焼ガス処理装置は、図7に示すように、被処理ガスを燃焼させる燃焼部としての電気ヒータ11と、電気ヒータ11の下側に設けられ、かつ内部空間が複数に分割されて各空間内に蓄熱材12が充填された蓄熱部13と、蓄熱部13の下方に設けられ、蓄熱部13の各空間との接続を順次切り換えて、各空間に被処理ガスを分配供給するとともに各空間から熱回収後の処理済みガスを分配排気する分配器14とを備えている。
【0003】
電気ヒータ11はヒータケース15に収納され、このヒータケース15と蓄熱部13とはガスケット16を介してボルト等で結合されている。蓄熱材12は内面に断熱材17を有する蓄熱ケース18に充填され、また蓄熱材12の上部には触媒19が充填されている。蓄熱ケース18には熱電対取出座20と圧力計座21が取り付けられている。さらに、蓄熱部13の各空間と分配器14とは耐熱ホース22を介して接続され、この耐熱ホース22の上下両端はホースバンド23で締め付けられている。
【0004】
図7のA−A線、B−B線、C−C線およびD−D線に沿った断面図をそれぞれ図8〜図11に示す。図に示すように、分配器14には、外筒25、中間筒26、内筒27、回転軸筒28および回転軸29からなる分配器本体30と、分配器本体30の上方に設けられた仕切室31(図7参照)と、分配器本体30と仕切室31との間に設けられ、回転軸29に結合されて回転軸29と共に回転する回転板32(図7参照)とが設けられている。そして、仕切室31の底板33と回転板32との間、および回転板32と分配器本体30の天板34との間には、それぞれシールパッキン35,36が設けられている。
【0005】
仕切室31は仕切板で仕切られ、図8に示すように、▲1▼〜▲8▼の8個の各セル(部屋)が形成されている。耐熱ホース22は▲1▼〜▲8▼の各セルに設けられている。すなわち、耐熱ホース22は8個取り付けられており、各耐熱ホース22によって、仕切室31の各セルと蓄熱部13の各空間とが1対1で接続されている。
【0006】
回転板32には、図9に示すように、開口角度45度のパージガス供給開口部37、開口角度が90度の未処理ガス(被処理ガス)供給開口部38、同じく開口角度が90度の処理済みガス排気開口部39がそれぞれ形成されている。これらの開口部37,38,39の半径方向の位置は、図11に示したパージガス供給部40、未処理ガス供給部41、処理済みガス排気部42の位置に一致している。
【0007】
パージガス供給部40、未処理ガス供給部41、および処理済みガス排気部42は、図11に示すように、回転軸筒28と内筒27との間、内筒27と中間筒26との間、および中間筒26と外筒25との間にそれぞれ形成されている。また、分配器本体30の天板34には、図10に示すように、パージガス供給部40、未処理ガス供給部41、処理済みガス排気部42に対応させて複数の開口部43,44,45が形成されている。
【0008】
また、図11に示すように、内筒27にはパージガスノズル46が、中間筒26には未処理ガス入口ノズル47が、外筒25には処理済みガス排気ノズル48がそれぞれ接続されている。
【0009】
さらに、図7に示すように、分配器14の回転軸29はベルト49を介して無段変速機50に接続されている。なお、符号51は蓄熱式燃焼ガス処理装置を支持する支持脚である。
【0010】
上記構成において、未処理ガスは未処理ガス入口ノズル47より分配器14内に供給される。分配器14内では未処理ガス供給部41を上昇して流れ、回転板32の未処理ガス供給開口部38を通って仕切室31内に流れる。さらに、仕切室31から耐熱ホース22を通って蓄熱部13に流れ、蓄熱材12中を上昇しながら加熱された後、電気ヒータ11で加熱されて触媒19中で燃焼分解される。燃焼分解により生じた処理済みガスは、上部のヒータケース15内で反転して、加熱時とは別の触媒および蓄熱材を下降し耐熱ホース22を介して仕切室31に流入する。そして、別の蓄熱材を通るとき、処理済みガス中の熱は別の蓄熱材に回収される。仕切室31に流入した処理済みガスは、回転板32の処理済みガス排気開口部39を通って、分配器本体30の処理済みガス排気部42に流れ込み、その後、処理済みガス出口ノズル48から排出される。
【0011】
ところで、上記のように、蓄熱部13の各空間を仕切室31の各セルに対応させて8セルに分割し、各セルの蓄熱材12で、未処理ガスの加熱と処理済みガスからの熱回収を順次行う構成の蓄熱式燃焼ガス処理装置は、熱効率が90%以上と高く、かつ運転コストが低いというメリットがあり、現在(今後も)省エネという意味でニーズが高くなっている。
【0012】
そして、このような蓄熱部13に仕切室31から未処理ガスを連続して分配供給するとともに、処理済みガスを蓄熱部13から連続して仕切室31に回収する方式としては、ダンパによる切り換え方式と上記のように回転板で分配する方式とがある。
【0013】
ここで、回転板で分配する方式の上記分配器について説明する。図12は、図8〜図11に示した各構成要素からなる分配器の分解斜視図である。未処理ガス入口ノズル47より供給され未処理ガス供給部41を上昇してきた未処理ガスは、回転板32の未処理ガス供給開口部38と一致する仕切室内のセルに流入する。未処理ガス供給開口部38の開口角度は90度であり、図12の状態では▲1▼セルと▲2▼セルに未処理ガスが流入することになる。
【0014】
一方、処理済みガスを排気する場合は、回転板32の処理済みガス排気開口部39と一致する、仕切室のセル内の処理済みガスに下降流れが生じる。処理済みガス排気開口部39の開口角度は90度であり、図12の状態では▲6▼セルと▲7▼セルに処理済みガスの下降流れが生じることになる。
【0015】
また、未処理ガスの供給と処理済みガスの排気の間には、パージガス(空気)を流入させる必要がある。このパージガスはパージガスノズル46から供給され、パージガス供給部40を上昇し、回転板32のパージガス供給開口部37と一致する仕切室内のセルに流入する。パージガス供給開口部37の開口角度は45度であり、図12の状態では▲4▼セルにパージガスが流入することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の分配器では、連続して複数の蓄熱材へ処理ガスを分配できるが、図12に示すように8セルのうち、未処理ガスの供給は2セル、パージガスの供給は1セル、処理済みガスの排気は2セルとなり、実際に有効に蓄熱、処理しているのは5セルのみで、処理ガス量が少ないという欠点がある。
【0017】
回転板の未処理ガス供給開口部や処理済みガス排気開口部の開口角度を大きくすれば、処理ガス量を増やすことはできるが、回転板には前記両開口部以外にパージガス供給開口部が形成され、未処理ガス、パージガス、および処理済みガスの流れが一つのセルで同時に生じないようにするためには、各開口部の間には中心角度45度を有する仕切部が必要であり、開口角度を大きくすることは難しい。
【0018】
また、開口角度はそのままで、回転板の外径を大きくして開口面積を増大させる方法もあるが、外径が大きくなると、シート面にうねりが発生したり、またハンドリングも悪くなって、製作性に問題が生じる。また、回転板の大型化によって装置本体も大型化し、輸送や据付に手間がかかるという問題も生じる。
【0019】
本発明の課題は、回転板の大きさは従来のままで、ガス処理量を増大させることが可能な蓄熱式燃焼ガス処理装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、被処理ガスを燃焼させる燃焼部と、内部空間が複数に分割されて各空間内に蓄熱材が充填され、前記燃焼部で燃焼させる被処理ガスを前記蓄熱材で予め加熱するとともに、燃焼後の処理済みガスが持つ熱を前記蓄熱材に回収する蓄熱部と、前記各空間に被処理ガスを分配供給するとともに各空間から熱回収後の処理済みガスを分配排気する分配器とを有し、
【0021】
前記分配器は、外筒、内筒、および内筒の内部中央に回転自在に設けられた中空状の回転軸からなり、内筒と回転軸との間の内側環状空間を被処理ガスが、外筒と内筒との間の外側環状空間を処理済みガスがそれぞれ流れ、かつ回転軸内をパージガスが流れる分配器本体と、前記分配器本体の上部に設けられ、内部が仕切板で複数のセルに仕切られて、各セルが前記蓄熱部の各空間にそれぞれ接続された仕切室と、前記分配器本体と前記仕切室との間に設けられ、前記回転軸の回転に伴って回転し、前記内側環状空間および前記外側環状空間と前記仕切室の各セルとを順次切り換えて連通させる開口部を有する回転板とを備え、
【0022】
前記回転軸の上部側面には供給口が形成され、前記開口部を介しての前記内側環状空間から前記仕切室の各セルへの被処理ガスの供給と、前記開口部を介しての前記仕切室の各セルから前記外側環状空間への処理済みガスの排気との間に、前記供給口から前記仕切室の各セルへパージガスを供給することを特徴としている。
【0023】
上記構成によれば、中空状の回転軸としたので、回転軸の内部にパージガスを流し、回転軸上部側面の供給口からパージガスを仕切室に供給することが可能となる。そのため、回転板にはパージガス供給開口部を設ける必要はなく、未処理ガス供給開口部と処理済みガス排気開口部だけを設ければよいから、その分、未処理ガス供給開口部と処理済みガス排気開口部の開口角度を大きくすることができる。その結果、回転板の大きさは従来のままで、ガス処理量を増大させることが可能となる。
【0024】
また、本発明では、前記仕切室の各セルには、前記回転軸の供給口に対応させて仕切室側の供給口が形成され、前記両供給口が一致したときにパージガスが仕切室の各セルに供給されるよう構成されている。
【0025】
ここで、本発明のように回転軸内空間を利用してパージガスを供給すると、回転板の未処理ガス供給開口部と処理済みガス排気開口部の開口面積を従来よりも大きくとれることを、回転板の外径と圧力損失の関係で図6に示す。
【0026】
例えば、処理ガス量が200m/minの場合、分配器の圧力損失が20mmAq(従来の分配器での圧力損失とほぼ同じ)では、回転板の開口面積は0.35m必要となり、この開口面積を確保するためには、従来構造では回転板の外径は約2350mmになるのに対し、本発明では回転板の外径は1800mmでコンパクトになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の蓄熱式燃焼ガス処理装置に設置される分配器の断面図である。また、図2はその分配器の要部を示した内部構成の斜視図である。なお、分配器以外の蓄熱部や電気ヒータなどの構成は図7に示した従来のものと同じであるので、ここでは、それらの説明は省略する。
【0028】
本実施の形態における分配器60は、図1および図2に示すように、外筒61、内筒62、および内筒62の内部中央に回転自在に設けられた回転軸63からなる分配器本体64と、分配器本体64の上方に設けられ、半径方向に設置された仕切板65で内部が複数のセルに仕切られた仕切室66と、分配器本体64と仕切室66との間に設けられ、回転軸63に結合されて回転軸63と共に回転する回転板67とが設けられている。
【0029】
仕切室66は8個のセル(部屋)に仕切られ、各セルは耐熱ホース22を介して蓄熱部13(図7参照)の各空間に接続されている。また、仕切室66の底部には仕切室底板68が設けられている。この仕切室底板68には、セルの底部形状に合致した開口部69が形成されている(図8も参照)。そして、仕切室底板68と回転板67との間にはシールパッキン70が設けられている。
【0030】
仕切室66は円環状をなしており、その中央を回転軸63が貫通している。仕切室66を貫通した回転軸63は、その上端部が、仕切室66上面に取り付けられたベアリング71に支持されている。回転軸63は中空状をなしており、仕切室66を貫通している部分には、側面にスリット状のパージガス供給口72が1つ形成されている。また、仕切室66の側壁には、各セル毎に回転軸63の貫通部にスリット状のパージガス供給口73が形成されている。
【0031】
図3は図1のE−E線に沿った断面図で、主に回転板67の平面形状を示している。図3に示すように、回転板67には、未処理ガス供給開口部74と処理済みガス排気開口部75のみが形成され、パージガス供給のための開口部は形成されていない。上記したように回転軸63は中空状であるから、この回転軸67の内部にパージガスを流すよう構成されている。
【0032】
回転板67にパージガス供給のための開口部が形成されていないので、未処理ガス供給開口部74と処理済みガス排気開口部75の開口角度を大きくすることができ、本実施の形態ではそれぞれ135度の開口角度となっている。そして、未処理ガス供給開口部74と処理済みガス排気開口部75との間の仕切部の中心角度は、従来通り45度確保されており、未処理ガスと処理済みガスの流れが一つのセルで同時に生じることがないようになっている。また、パージガスは、未処理ガスの供給と処理済みガスの排気の間に行う必要があるので、回転軸63の上部側面に形成されたパージガス供給口72が、図3のように右側の仕切部に向いたときに供給される。なお、パージガス供給口72は、実際にはE−E線に沿った断面では見えないが、パージガス供給の位置を示すために記載してある。
【0033】
図4は図1のF−F線に沿った断面図で分配器本体64の形状を示している。分配器本体64には、上記のように外筒61、内筒62および回転軸63が設けられ、内筒62と回転軸63の間の環状空間は未処理ガスが流れる未処理ガス供給部76であり、外筒61と内筒62の間の環状空間は処理済みガスが流れる処理済みガス排気部77である。分配器本体64には、その上部に天板78が、底部に底板79が設けられ、天板78には未処理ガス供給部76に対応する位置および処理ガス済み排気部77に対応する位置に複数の開口部が形成されている(図5参照)。また、回転軸63にはパージガス配管80が、内筒62は未処理ガス入口ノズル81が、外筒61には処理済みガス出口ノズル82がそれぞれ接続されている。なお、図1において、83は分配器64等を支持する支持脚であり、84は回転軸63に回転力を伝達するためのスプロケットである。
【0034】
次に、上記構成の分配器60において、各ガスの流れについて説明する。図5は、分配器60の分解斜視図である。未処理ガスは未処理ガス入口ノズル81より分配器60に供給され、分配器本体64の未処理ガス供給部76を上昇し、回転板67の未処理ガス供給開口部74と一致する仕切室66内のセルに流入する。未処理ガス供給開口部76の開口角度は135度であるので、図5の状態では▲1▼セル、▲2▼セルおよび▲3▼セルに未処理ガスが流入する。
【0035】
一方、処理済みガスを排気する場合は、回転板67の処理済みガス排気開口部75と一致する、仕切室66のセル内の処理済みガスに下降流れが生じる。処理済みガス排気開口部75の開口角度も135度であるので、図5の状態では▲5▼セル、▲6▼セルおよび▲7▼セルに処理済みガスの下降流れが生じ、その処理済みガスは分配器本体64の処理済みガス排気部77を通って、処理済みガス出口ノズル82から排気される。
【0036】
また、パージガス配管80より分配器60に供給されたパージガスは、回転軸63内を上昇して、仕切室66のセルの一つに供給される。この場合、仕切室66の側壁に形成されたパージガス供給口73と、回転軸63の上端側面に形成されたパージガス供給口72とが一致したときにパージガスが供給され、図5の状態では▲4▼セルにパージガスが供給される。このように、パージガスの供給は、未処理ガスの供給と処理済みガスの排気の間に行われる。
【0037】
本実施の形態によれば、回転軸63から仕切室66にパージガスを供給するようにしたので、分配器60全体の大きさを一定とすると、分配器60での圧力損失を小さくすることができ、装置のコンパクト化および軽量化が図れる。また圧力損失を一定にすると分配器60を小さくでき、製作性、シール性、ハンドリング、輸送、据え付けとあらゆる点でコスト低減を図ることができる。
【0038】
また、未処理ガスおよび処理済みガスが通過する回転板67の開口角度を大きくして、各々のガスが流れるセル数を従来の各々2セルから3セルに増加できることから、以下の二次的効果が得られる。
1)セル内を流れるガス量が減少するため、圧力損失が低下する。例えば、蓄熱材中の圧力損失は流速の1乗に比例することから、蓄熱材中の圧力損失は2/3となる。
2)また、蓄熱材で占める圧力損失は装置全体の80%以上であるから、この効果により、ガスを供給するファンの吐出圧力を低くすることが可能で、装置全体の大幅なコンパクト化、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0039】
なお、上記実施の形態では従来技術として蓄熱・触媒式の装置で説明したが、触媒を使用しない蓄熱・直燃式の装置でも本発明は適用できる。
【0040】
また、上記実施の形態では、仕切室66は8セルで、回転板67の未処理ガス供給開口部74および処理済みガス排気開口部75の開口角度を135度として説明したが、セル数は何セルでもよく、またセル数に見合った各開口部の中心角度を設定できる。例えば、8セル構成でも中心角度は135度でなくてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、未処理ガスや処理済みガスを通すための、回転板に形成された開口部の開口角度を大きくすることができるので、回転板の外径を大きくすることなく、ガス処理量を増大させることができ、処理効率に優れた蓄熱式燃焼ガス処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱式燃焼ガス処理装置に用いられる分配器の断面図である。
【図2】図1の分配器の仕切室内部の斜視図である。
【図3】図1のE−E線に沿った断面図である。
【図4】図1のF−F線に沿った断面図である。
【図5】図1の分配器の分解斜視図である。
【図6】図1の分配器による回転板寸法と圧力損失との関係を示した図である。
【図7】従来技術における蓄熱式燃焼ガス処理装置の全体構造図である。
【図8】図7のA−A線に沿った断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿った断面図である。
【図10】図7のC−C線に沿った断面図である。
【図11】図7のD−D線に沿った断面図である。
【図12】図7の分配器の分解斜視図である。
【符号の説明】
11 電気ヒータ
12 蓄熱材
13 蓄熱部
60 分配器
61 外筒
62 内筒
63 回転軸
64 分配器本体
66 仕切室
67 回転板
72 仕切室側のパージガス供給口
73 回転軸側のパージガス供給口
74 未処理ガス供給開口部
75 処理済みガス排気開口部
76 未処理ガス供給部
77 処理済みガス排気部
80 パージガス配管
81 未処理ガス入口ノズル
82 処理済みガス出口ノズル

Claims (1)

  1. 被処理ガスを燃焼させる燃焼部と、内部空間が複数に分割されて各空間内に蓄熱材が充填され、前記燃焼部で燃焼させる被処理ガスを前記蓄熱材で予め加熱するとともに、燃焼後の処理済みガスが持つ熱を前記蓄熱材に回収する蓄熱部と、前記各空間に被処理ガスを分配供給するとともに各空間から熱回収後の処理済みガスを分配排気する分配器とを有し、前記分配器は、外筒、内筒、および内筒の内部中央に回転自在に設けられた中空状の回転軸からなり、内筒と回転軸との間の内側環状空間を被処理ガスが、外筒と内筒との間の外側環状空間を処理済みガスがそれぞれ流れ、かつ回転軸内をパージガスが流れる分配器本体と、前記分配器本体の上部に設けられ、内部が仕切板で複数のセルに仕切られて、各セルが前記蓄熱部の各空間にそれぞれ接続された仕切室と前記分配器本体と前記仕切室との間に設けられ、前記回転軸の回転に伴って回転し、前記内側環状空間および前記外側環状空間と前記仕切室の各セルとを順次切り換えて連通させる開口部を有する回転板とを備え、前記回転軸の上部側面には供給口が形成され、前記開口部を介しての前記内側環状空間から前記仕切室の各セルへの被処理ガスの供給と、前記開口部を介しての前記仕切室の各セルから前記外側環状空間への処理済みガスの排気との間に、前記供給口から前記仕切室の各セルへパージガスを供給する蓄熱式燃焼ガス処理装置において、前記仕切室の各セルには、前記回転軸の供給口に対応させて仕切室側の供給口が形成され、前記両供給口が一致したときにパージガスが供給されることを特徴とする蓄熱式燃焼ガス処理装置。
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