JP3893119B2 - テーパ加工方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明はテーパ加工方法及びその装置に関するものである。
ドラムブレーキ内に組み込むパーキングブレーキにおいては、図5に示す形状のアジャスターピン1を用いたアジャスターが使用されており、ブレーキシュー側の部材(シューウェブ)がアジャスターピン1の頭部10の溝11に係合する。
このようなアジャスターピン1は、その強度及びコストの点で冷間鍛造で製造されているが、頭部10の周面における溝11が開口する部分が傾斜面となっているテーパ状のものが要求されている時、鍛造のみで行うとすると、溝11の幅が頭部10の直径に比して大きいこともあって、精度及び表面粗さの点で問題が生じる。このために、従来は頭部10の両側に傾斜面を有するアジャスターピン1を鍛造によって製造し、その後、頭部10に溝11を切削工具による切削で形成していた。
特開2001−079629号公報
この場合、精度及び表面粗さの点で問題が生じることはないが、溝11を切削によって形成することからコスト面で大きな問題がある。
一方、溝11を頭部10に有するアジャスターピン1(図4に示すもの)は鍛造で形成することができており、この頭部10の両側面に傾斜面を形成するテーパ加工を低コストで且つ精度良く行うことができれば、上記の各問題点を解消することができることから、精度及びコストの点が優れているテーパ加工を行うことができるテーパ加工方法及びその装置が求められている。
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところはテーパ加工を容易に且つ確実に低コストで行うことができるテーパ加工方法及びその装置を提供するにある。
しかして本発明に係るテーパ加工方法は、プレス機によるテーパ加工方法であって、側面が傾斜したガイド面となっているガイドを加工対象となるワークに近接もしくは接触させて位置させ、上記ガイドの側面に向けて夫々ばね付勢されている一対のダイをガイドの側面に沿って下降させることで上記ガイド面に添った斜め移動を各ダイに行わせて該ダイの斜め移動によってワークの両側の切除対象部を切除してワーク両側面に傾斜面を形成することに特徴を有している。プレス機による不要部分の切除でテーパ状とするものである。
また本発明に係るテーパ加工装置は、加工対象となるワークを保持する下型と、ワークに近接もしくは接触させて配設され且つ側面が傾斜したガイド面となっているガイドと、下型に対して下降駆動されるとともに上記ガイドの側面に向けて夫々ばね付勢されて下降駆動時にガイドのガイド面に添った斜め移動を夫々行ってワークの両側面の部分的切除でワーク両側面に傾斜面を形成する一対のダイを有している上型とを具備していることに特徴を有している。実質、ガイドとダイのみでテーパ状加工を行うことができる。
この時、下端がワークとの当接部となっているガイドは上型に上下にスライド自在に且つ下方に向けてばね付勢されて装着されていると、ガイドの保持を容易に行うことができる。
本発明に係るテーパ加工方法によれば、ガイドの側面の傾斜したガイド面に添った斜め移動をダイに行わせてワークの切除対象部を切除してテーパ状とするために、切削によるテーパ加工に比して、時間及びコストを大きく削減することができる。
また本発明に係るテーパ加工装置によれば、実質、ガイドとダイのみでテーパ状加工を行うことができるものであり、テーパ部分の角度などはガイドのガイド面の傾斜面で決まるために、角度の変更などにもガイド面の角度が異なるガイドを用意するだけで応ずることができる。
図1〜図3は図4に示したアジャスターピン1の頭部10にテーパ加工を行うための加工型2を示しており、プレス機に装着されて使用される該加工型2における下型21には、アジャスターピン1の軸部13が差し込まれる孔30が上面中央に開口するホルダー3が設けられて、上記軸部13を孔30に差し込んだ時、アジャスターピン1はその頭部10をホルダー3上に載せた状態で保持される。
一方、加工型2における上型22は、主ブロック23と主ブロック23の下面に左右にスライド自在に配された一対のダイ5,5と、ダイ5,5間に配されたガイド24,25,25と、上記両ダイ5,5を互いに接近させる方向に付勢しているばねブロック26と、主ブロック23に対して上下にスライド自在となっている上記ガイド24,25,25を下方に向けて付勢するばねブロック27とからなるもので、相互に連結固定されている上記ガイド24,25,25の両側面に上記ダイ5,5の側面が夫々接しているとともに、これらガイド24,25,25の上記両側面の下部がアジャスターピン1の頭部10に施すテーパの角度に合致する傾斜を有するガイド面28となっている。
ばねブロック27による付勢で下方に突出した状態にあるガイド24,25,25の両側面上部に左右一対のダイ5,5がばねブロック26,26による付勢で接している状態が通常状態となっている上型22を、下型21のホルダー3上にセットされたアジャスターピン1の頭部10に向けて所要の圧力で下降させた時、ダイ5よりも下方に突出した状態にあるガイド24,25,25のうち、ガイド24がアジャスターピン1の頭部10に施されている溝11内に入ってガイド24の下端が溝11の底面に接するとともに、ガイド25,25がアジャスターピン1の頭部10の両サイドに位置する。
この状態から更に上型22を下降させれば、図2に示すように、ばねブロック27の付勢に抗してガイド24,25,25はその位置に留まるためにガイドブロック24,25,25の両側面に沿ってダイ5,5が下降し、ガイド24,25,25の傾斜したガイド面28,28の部分に達した時点からダイ5,5はばねブロック26,26の付勢に抗して左右に広がりつつ下降して、アジャスターピン5の頭部10の両サイドを斜めに切除してテーパ状とする。この時、ガイド24はダイ5のガイドを行うだけでなく、上記切除時に溝11の断面形状が損なわれてしまうことを防ぐ。
ガイド24とガイド25の下端位置が異なるのは、アジャスターピン1の頭部10の溝11の底部よりも更に低いところまで切除を行うためであり、切除が溝11の底部よりも下方に至らない場合は、ガイド24,25は同じ形状で良く、更にはガイド24だけでガイド25がなくとも切除が可能である。また、頭部10が溝11を有していないものである時には、一対のガイド25,25でダイ5,5をガイドすることで、やはり頭部10をテーパ状に加工することができる。また、ここではガイド24がアジャスターピン1に当接することから、ガイド24,25,25を上型22に上下にスライド自在に且つ下方に向けてばね付勢した状態で取り付けているが、ガイド24,25,25が下型21に当接するようにしている時も、上述のようにして上型22に取り付けておくことができる。もちろん、上型22とは別にアジャスターピン1付近にセットされるものであってもよい。
いずれにしても、アジャスターピン1の頭部10に対するテーパ状加工をプレス機で行うことができるものであり、切削工具による切削でのテーパ状加工に比して、時間とコストとを大きく削減することができる。
なお、上記テーパ加工に供する図4に示す状態のアジャスターピン1は、図6に示すように、パンチ41とダイ42とによる鍛造加工で頭部10に溝11が形成されたものが用いられるものであり、軸部13も同様に鍛造(絞り)で形成されていることから、図5に示す形態のアジャスターピン1をきわめて低いコストで製造することができるものであり、また精度及び表面粗さも良好なものを得ることができる。
ここではアジャスターピン1の頭部10のテーパ状加工の場合を例にあげたが、加工対象であるワークがアジャスターピンに限定されるものではなく、他の同様のテーパ状加工を必要とするものに適用することができるのはもちろんである。
本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。 同上の横断面図である。 (a)(b)は同上の斜視図である。 (a)(b)はテーパ加工前のアジャスターピンの正面図と側面図である。 (a)(b)はテーパ加工後のアジャスターピンの正面図と側面図である。 図4に示したアジャスターピンの製造のための鍛造加工状態を示す断面図である。
符号の説明
1 アジャスターピン
2 加工型
3 ホルダー
5 ダイ
10 頭部
21 下型
22 上型
24 ガイド
25 ガイド
28 ガイド面

Claims (3)

  1. プレス機によるテーパ加工方法であって、側面が傾斜したガイド面となっているガイドを加工対象となるワークに近接もしくは接触させて位置させ、上記ガイドの側面に向けて夫々ばね付勢されている一対のダイをガイドの側面に沿って下降させることで上記ガイド面に添った斜め移動を各ダイに行わせて該ダイの斜め移動によってワークの両側の切除対象部を切除してワーク両側面に傾斜面を形成することを特徴とするテーパ加工方法。
  2. 加工対象となるワークを保持する下型と、ワークに近接もしくは接触させて配設され且つ側面が傾斜したガイド面となっているガイドと、下型に対して下降駆動されるとともに上記ガイドの側面に向けて夫々ばね付勢されて下降駆動時にガイドのガイド面に添った斜め移動を夫々行ってワークの両側面の部分的切除でワーク両側面に傾斜面を形成する一対のダイを有している上型とを具備していることを特徴とするテーパ加工装置。
  3. 下端がワークもしくは下型との当接部となっている上記ガイドは上型に上下にスライド自在に且つ下方に向けてばね付勢されて装着されていることを特徴とする請求項2記載のテーパ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5578747B1 (ja) * 2013-09-10 2014-08-27 株式会社富士精機 テーパ加工装置

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