JP3891553B2 - 車輌用の高さ測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌のホィールセンタから高さ方向の任意位置の高さを測定して、タイヤの摩耗や空気圧等に影響されない車輌の高さを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から車輪からの振動を緩衝する機構としてサスペンションが用いられる。
該サスペンションは、車軸と車体間に介在して車輪の振動を緩衝する振動緩衝用コイルスプリングと、車体と車軸との間に介在して該コイルスプリングの振動を抑制するように作用するショックアブソーバから構成され、フロント・サスペンションに用いられるストラット・タイプ、ウイッシュボーン・タイプ、また、リア・サスペンションに用いられるリンク式、スイングアーム・タイプ、セミトレーリング・タイプ、フルトレーリング・タイプ等が存在し、振動緩衝用コイルスプリングと同心にショックアブソーバが配置されたり、また、振動緩衝用コイルスプリングにショックアブソーバが併設された構造を有している。
【0003】
ショックアブソーバは振動緩衝用コイルスプリングの振動を抑制するものであり、車軸の振動によって車体が下方に沈む方向に撓んだ振動緩衝用コイルスプリングが車体が上方に浮く方向に撓む復動力を抑制し、油圧、空圧などを用いて車体をゆっくりと上方に復帰させる作用をなすために、振動緩衝用コイルスプリングの耐久性に対してショックアブソーバの耐久性は短い傾向にある。
【0004】
そして、ショックアブソーバの抑制力が低下すると通常より大きな振動が発生し、交換の必要性が生じる。
振動緩衝用コイルスプリング及びショックアブソーバともに車軸と車体との間に配設されるので、ショックアブソーバが交換された後においても、ホイールセンタからサスペンションを介して位置する車体の所定位置までの距離は、交換前と等しい所定距離に設定すればよい。しかしながら、その際においても、振動緩衝用コイルスプリングの圧縮力を調節して前記所定距離に設定することを必要とする場合がある。
また、積極的に振動緩衝用コイルスプリングに別の種類を用いる場合は、前記所定距離を長く若しくは短くして車軸と車体との距離を任意に変えてホイールセンタからサスペンションを介して位置する車体の前記所定位置を任意の位置にすることが要求される。
【0005】
このホイールセンタからサスペンションを介して位置する車体の所定位置までの距離を求めるには、従来から図5に示すように長尺メジャー2を用いてタイヤ接地面3から任意個所までの距離、例えばフェンダーアーチ部4までの距離を測定者が測定する方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる技術によるとフェンダーアーチ部4を測定する場合は、測定者は屈み込んでメジャーの寸法を読むこととなるが、測定者の体格の相違、車種の相違等によって目とフェンダアーチ部までの高さが異なることによって目視による測定誤差が生じる。
また、長尺メジャー2をタイヤ接地面3に垂直に立たせることが困難であり、長尺メジャー2が傾斜していると測定誤差が生じる。
また、タイヤ接地面3からの測定ではタイヤの摩耗、タイヤの空気圧によって測定誤差が生じる。
また、正確に測定するためにはメジャー部分が被測定部分と接触することとなり、被測定部分に傷が生じる恐れがある。
等の問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、なされたもので、被測定部分と非接触で測定可能な車輌用の高さ測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の他の目的は、測定誤差の発生を防止した車輌用の高さ測定装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、垂直移動レールに沿って上下動可能な移動手段と、指向光線を照射する光照射手段と、前記移動手段を上下動して移動距離を計測可能な計測手段とを有する車輌用の高さ測定装置であって、車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設け、前記ターゲットマークは、少なくとも中心部分に光反射率が高い部分が位置する明暗部分で形成され、さらに前記光反射率が高い部分の形状寸法が照射光の投影形状より大に形成され、前記ターゲットマークへ照射された指向光線を視認して、前記移動手段によって移動する前記指向光線の投影部分の移動距離を計測するように構成したことを特徴とする。
【0010】
本発明は、指向光線を照射する光照射手段を、前記移動手段によって車輌のタイヤ接地面に対して垂直に起立する垂直移動レールに沿って上下動して移動距離を計測する車輌用の高さ測定装置である。そして、車輌側に指向光線を照射して、前記移動手段によって移動する前記指向光線の車輌側の投影部分の移動距離を計測するので、剛体の直接接触でなく、非接触で測定できるので、被測定部位に傷を付けることがない。
【0011】
また、車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設けることも本発明の有効な手段である。
【0012】
かかる技術手段によると、車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設けているので、そのターゲットマーク上に光照射手段によって照射された、その投影部分が前記移動手段によって上下動することで、測定するので、測定部位を正確に視認することができ正確な寸法を測定することができる。
【0013】
また、前記ターゲットマークが、少なくとも中心部分に光反射率が高い部分が位置する明暗部分で形成することも本発明の有効な手段である。
【0014】
かかる技術手段によると、前記ターゲットマークの中心部分の光反射率が高い部分を測定場所とすると、該測定場所で光が明るく輝くのでその測定場所を容易に視認することができる。
また、前記ターゲットマークの光反射率が高い部分の形状寸法は、照射光の投影形状より大に形成するので、その部分の形状寸法の幅もしくは径内に照射光が存在するときが一番明るく輝き、正確なターゲット位置を測定することができる。
【0015】
また、本発明は、垂直移動レールに沿って上下動可能な移動手段と、指向光線を照射する光照射手段と、前記移動手段を上下動して移動距離を計測可能な計測手段とを有する車輌用の高さ測定装置であって、車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設け、前記ターゲットマークは、中心部分が光反射率が低い部分で、その外側が光反射率が高い十字形に形成された部分で構成され、前記ターゲットマークへ照射された指向光線を視認して、前記移動手段によって移動する前記指向光線の投影部分の移動距離を計測するように構成したことを特徴とする。
【0016】
かかる技術手段によると、光反射率が低い部分を測定場所とすると、該測定場所まで明るく輝いていた光が、その測定場所で光が暗くなることで、その測定場所を容易に視認することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
また、車輌のタイヤ接地面に載置される基部上に前記垂直移動レールを設けるとともに、前記タイヤ接地面と平行に前記基部を調整する調整手段を設け、車軸中心とその上方のフェンダアーチ部にそれぞれ前記ターゲットマークを貼付し、前記移動手段を車軸中心とフェンダアーチ部間を上下動可能に配置したことを特徴とする。
【0020】
かかる技術手段によると、車輌のタイヤ接地面に載置される基部上に垂直移動レールを設けるとともに、タイヤ接地面と平行に基部を調整する調整手段を設けているので、該垂直移動レールが垂直から角度を有して傾斜している場合には、上方への実際の斜めの移動を垂直の移動に演算しなければならないが、その必要がなく機械的構成及び電気的または機械的演算手段を付与する必要がなく構成が簡単となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係るホィールアーチハイトゲージ(以下、WAハイトゲージという)の概略の構成を示す構成図である。図5と同じ機能を有する部材は同一符号を用いる。図1に示すように、タイヤ接地面3は重力方向に直角な水平面を有して、該水平面上に車輌を載置可能に構成されている。WAハイトゲージ12には、タイヤ接地面3に接触する複数の脚部21を有する定盤19と、該定盤19上に水準器8を有してタイヤ接地面3と平行になるようにレベル調整ノブ7によって調整可能に載置される。
【0023】
枠体5は定盤9上に配設され、該枠体5の水平上部と定盤9との間にはスケール棒16が定盤9の上面と直角に起立し、上端を前記水平上部に下端を定盤9に取り付け固定されている。
【0024】
このスケール棒16には、1mm径のレーザ光を照射するレーザポインタ10を有した測長ゲージ6が上下動可能に配置されている。該測長ゲージ6は内部に回転ローラを備え、該回転ローラがスケール棒16と接触して回転することによって測長ゲージ6の移動距離を計測可能な計測手段を有している。
【0025】
測長ゲージ6は、移動距離をディジタル表示する表示窓14と、リセットボタン11とセットボタン13を備え、リセットボタン11の押圧によって前表示を消去し、その後にセットボタン13の押圧によってそこからの測長ゲージ6の移動距離を計測して表示窓14に表示可能に構成されている。
【0026】
レーザポインタ10はオンオフスイッチ24を有し、該スイッチ24によってレーザ光を照射した位置で、リセットボタン11を押して表示窓14の表示をリセットして消去し、セットボタン13を押した後に測長ゲージ6を上方に移動させて停止したレーザ光が示す位置を表示窓14は表示することができる。
【0027】
次に、このように構成されたWAハイトゲージ12を用いて車輌の高さを測定する方法を説明する。図2に示すように、タイヤ接地面3上に車輌1を載置し、車輪20の脇にWAハイドゲージ12を載置して、レベル調整ノブ7を調整して水準器8を用いてスケール棒16がタイヤ接地面3と直角方向に起立させる。
【0028】
次に、測長ゲージ6のレーザポインタ10を照射して1mm径のレーザ光がホイールセンタ15に照射するようにハイトゲージ12を左右動させ、また、測長ゲージ6を上下動させて調整する。
【0029】
レーザ光とホイールセンタ15とが一致したところで、測長ゲージ6を止め、リセットボタン11(図1)を押して表示窓14の表示をリセットして消去する。そしてセットボタン13を押して表示窓14に0表示が灯ってから測長ゲージ6を上昇させる。
【0030】
図3に示すように、レーザポインタ10のレーザ光がフェンダアーチ部4を照射したときの表示窓14の値を読むことによってホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを知ることができる。
【0031】
一方、図4に示すように、車両の全高Hは、例えば軽自動車及び小型自動車は2mを越えない値に設定され、車名・型式ごとに一定値が決められている。そして、タイヤが取付られる車軸の上にはサスペンションを介して車体が取付られ、該車体の上面にルーフカバー22が、また、フェンダー部にフェンダーカバー23が取付られる。よって、ルーフカバー22の上面からフェンダアーチ部4までの距離Dは、タイヤ接地面3からルーフカバー22の車体受面の高さ位置h1(不図示)と、タイヤ接地面3からフェンダカバー23の車体取付面の高さ位置h2(不図示)との間の距離をL1とし、前記高さh2からフェンダアーチ部4までの距離をL2とし、ルーフカバー22の板厚をt1とした場合、
D=t1+L1+L2・・・・・・(1)
で特定される。
【0032】
また、設計仕様通りのサスペンションとその他の部材を用いて製造された車両は、部材が所定の性能を発揮する限り仕様通りのタイヤを所定の空気圧で用いた場合は、4輪が車体重量を均等に分担して支えるので、タイヤ接地面3からホイールセンタ15までの距離Cは一定値をとり、及び該ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aは一定値をとる。そして、ルーフカバー22上面からホイールセンタ15までの距離Bとすれば、
H(全高)=B+C・・・・(2)
B=H−C・・・・(3)
B=A+D・・・・(4)
A=B−D・・・・(5)
の関係にある。
【0033】
したがって、Bはカタログに表示される車両の全高Hと、タイヤ接地面3からホイールセンタ15までの距離C(一定値)との差から一定値をとり、Dは式(1)から特定される一定値をとり、よって、フェンダアーチ部4からホイールセンタ15までの距離Aは、式(5)から一定値をとる。
【0034】
上述したように、サスペンションが所定の性能を発揮する限り空気圧が異なるタイヤが装着されている場合でも、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aは一定値をとるので、ショックアブソーバの交換時にはこの距離Aを測定して目安とすることができる。
【0035】
したがって、例えば、振動緩衝用コイルスプリングと同軸芯のショックアブソーバを有するサスペンションの場合、ショックアブソーバを交換する際には、振動緩衝用コイルスプリングも車軸から取り外す必要があり、その場合は、振動緩衝用コイルスプリングがへたっていない場合は、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを交換前の距離Aと一致させればよいことになる。
【0036】
そのために、振動緩衝用コイルスプリングの車体側もしくは車軸側における取り付け部位を調整し、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを交換前の距離Aと一致させる。
【0037】
図4は、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを測定する測定方法を説明する斜視図である。同図において、フェンダアーチ部4及びホイールセンタ15には、円形シート状に形成されたターゲットマーク17が貼付されている。該ターゲットマーク17は光の反射を抑えた直径20mmの黒色円形部分(図中斜線で表示)17aとその中心に反射率の高い直径1.3mmの白色円形部分17bが印刷されている。
【0038】
反射率の高い直径1.3mmの白色円形部分17b内に、直径1mmのレーザ光が反射し、それが一番明るく光って反射するところが白色円形部分17b内の中心であり、ターゲットにレーザ光が一致したと判断することによって精度よくその位置を求めることができる。
【0039】
尚、このターゲットマークは図4(b)に示すようなターゲットマーク18でもよい。該ターゲットマーク18に、反射率の高い幅1,3mmの白色十字部分ターゲットマーク18aと、その交点に光の反射を抑えた1.5mm四方の黒色部分(図中斜線で表示)18bが印刷されている。
【0040】
反射率の高い幅1.3mmの白色十字部分18a内に、直径1mmのレーザ光が反射し、それが一番明るく光って反射して中心の黒色部分(図中斜線で表示)に入ってレーザ光の反射がなくなったときに、ターゲットにレーザ光が一致したと判断することによって精度よくその位置を求めることができる。
【0041】
次に、ショックアブソーバを交換するために、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを測定する方法を説明する。図4(a)に示すようにタイヤ接地面3上に車輌1を載置する。
【0042】
タイヤ接地面3上にWAハイトゲージ12を載置し、水準器8を用いて、レベル調整ノブ7を操作してタイヤ接地面3と定盤9面との平行度を調整することによってスケール棒16をタイヤ接地面3に垂直に調整設定する。
【0043】
WAハイトゲージ12の測長ゲージ6から車輌1の側面までが略500mmの位置にWAハイトゲージ12を置き、レーザポインタ10を点灯させ、リセットボタン11を押して、測長ゲージ6の表示窓14の表示を消去してから、WAハイトゲージ12全体を左右動させ、測長ゲージ6をスケール棒16に沿って上下動させて、レーザ光がホイールセンタ15に貼付されたターゲットマーク17b上に一番明るく反射する位置で測長ゲージ6を止める。
【0044】
次に、セットボタン13を押して表示窓14の表示が零の状態としてから測長ゲージ6を上昇すると、表示窓14は距離をディジタル的に表示する。レーザ光がフェンダアーチ部4に貼付されたターゲットマーク17b上に一番明るく反射する位置で測長ゲージ6を止めて、表示窓14の値を読む。
【0045】
次に、図示しない装置で車輌1全体を油圧アップさせて、車輪20を車軸から取り外し、図示しない振動緩衝用コイルスプリング及びショックアブソーバを車体及び車軸から取り外して、ショックアブソ−バを交換して振動緩衝用コイルスプリング及びショックアブソーバを車体及び車軸に取り付け、車輌1を降下させてタイヤ接地面3上に載置させ、ショックアブソーバ交換前の表示窓14の値と同じ位置におけるレーザポインタ10のレーザ光がフェンダアーチ部4に貼付されたターゲットマーク17bと一致するか否かを見て、不一致の場合は、振動緩衝用コイルスプリングの車軸もしくは車体の取り付け位置を上下方向に調整してレーザ光とターゲットマークとの一致点を見いだしてそこに調整設定する。
【0046】
尚、本実施の形態においては、測長ゲージ6の表示部14をディジタル表示しているが、これに限定するものではなく、アナログ表示であってもよいことは勿論のことである。
【0047】
また、ホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを測定して、タイヤ接地面3からホイールセンタ15までの距離は測定しないので、測定値がタイヤの摩耗、空気圧などによって影響されることがなく正確である。
【0048】
また、被測定部位にレーザ光を照射して測定するので、その一番明るい場所が測定ターゲットであり、測定値が正確であり、剛体の直接接触でなく、非接触で測定できるので、被測定部位に傷を付けることがない。
【0049】
また、被測定部位に、反射率が高いターゲット部分と、反射率が低い部分とが隣り合って配置されたターゲットマークを作製し、該ターゲットマークを被測定部位に貼付して用いることにより、測定ターゲットの確認が容易であって、測定の精度が向上する。
【0050】
また、本実施の形態においては、ショックアブソーバの交換に関して説明したが、コーナーウエイトのバランス管理に用いることができる。すなわち、車輌の4輪のホイールセンタ15からフェンダアーチ部4までの距離Aを測定して、4輪中で異なった距離Aの値が見いだされた場合は、その車輪のサスペンションを構成する振動緩衝用コイルスプリングがへたっているか、または、その部分における車輌のコーナーウエイトが大きいことを知ることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、車輌の被測定部位を光照射手段の指向光線によって照射して測定するので、光照射手段が照らした車輌の被測定部位を剛体の接触子によって接触することがなく、被測定部位に傷をつけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るホィールアーチハイトゲージの概略の構成を示す構成図であ
る。
【図2】 ホィールアーチハイトゲージの初期設定方法を説明する説明図である。
【図3】 フェンダーアーチ部の測定方法を説明する説明図である。
【図4】 測定方法を説明する斜視図である。
【図5】 従来技術に係る車輌高さ測定方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車輌
4 フェンダアーチ部
6 測長ゲージ(移動手段)
10 レーザポインタ(光照射手段)
12 ホイールアーチハイトゲージ
15 ホイールセンタ
16 スケール棒(垂直移動レール)
17 ターゲットマーク
Claims (3)
- 垂直移動レールに沿って上下動可能な移動手段と、指向光線を照射する光照射手段と、前記移動手段を上下動して移動距離を計測可能な計測手段とを有する車輌用の高さ測定装置であって、
車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設け、前記ターゲットマークは、少なくとも中心部分に光反射率が高い部分が位置する明暗部分で形成され、さらに前記光反射率が高い部分の形状寸法が照射光の投影形状より大に形成され、前記ターゲットマークへ照射された指向光線を視認して、前記移動手段によって移動する前記指向光線の投影部分の移動距離を計測するように構成したことを特徴とする車輌用の高さ測定装置。 - 垂直移動レールに沿って上下動可能な移動手段と、指向光線を照射する光照射手段と、前記移動手段を上下動して移動距離を計測可能な計測手段とを有する車輌用の高さ測定装置であって、
車輌側に指向光線位置を判別可能なターゲットマークを設け、前記ターゲットマークは、中心部分が光反射率が低い部分で、その外側が光反射率が高い十字形に形成された部分で構成され、前記ターゲットマークへ照射された指向光線を視認して、前記移動手段によって移動する前記指向光線の投影部分の移動距離を計測するように構成したことを特徴とする車輌用の高さ測定装置。 - 車輌のタイヤ接地面に載置される基部上に前記垂直移動レールを設けるとともに、前記タイヤ接地面と平行に前記基部を調整する調整手段を設け、車軸中心とその上方のフェンダアーチ部にそれぞれ前記ターゲットマークを貼付し、前記移動手段を車軸中心とフェンダアーチ部間を上下動可能に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の車輌用の高さ測定装置。
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