JP3891163B2 - エアベルト装置 - Google Patents

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本発明は、車両乗員を車両衝突時等に保護するためのシートベルト装置に関するものであり、特にシートベルトの一部を袋状ベルトとし、ガス発生装置からのガスによって該袋状ベルトを膨張させるようにしたエアベルト装置に関する。
この種の従来のエアベルト装置として、特開平5−85301号公報記載のものがある。第12図(a)は同号公報のエアベルト装置の斜視図、同(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図である。
このエアベルト装置1は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト2と、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト3と、車体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、ショルダーベルト2を案内する中間ガイド6とを備えている。
ショルダーベルト2は、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルト2aと、このノーマルベルト2aの一端に連結された袋状のベルト2bとから構成されている。ノーマルベルト2aは中間ガイド6に摺動自在に案内掛通されている。ノーマルベルト2aの他端は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)7に連結されている。このシートベルトリトラクタ7にノーマルベルト2aは巻き取り可能とされている。
袋状ベルト2bは乗員が当接する部分に位置するようになっており、ノーマルベルト2aとの連結端部と反対側の端部がタング5に連結されている。
ラップベルト3は、一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング5に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8に連結されている。更にバックル装置4には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置9が連結されている。
タング5及びバックル装置4には、ガス発生装置9からのガスを袋状ベルト2bに導くための通路が設けられている。
ショルダーベルト2の袋状のベルト2bは、第12図(b)に実線で示すように袋状のベルト本体2cを折り畳んで例えばカバー2dにより覆うと共にこのカバー2dの両端を縫製2eすることにより、通常時には帯状に保形されている。このカバー2dは、ガス発生装置9の作動時には縫製部2eがショルダーベルト2の膨張力で簡単に外れ、袋状ベルト2bは二点鎖線で示すように膨張展開する。
特開平5−85301号公報
特開平5−85301号公報のように、ショルダーベルトの一端にウェビングを接続し、このウェビングをリトラクタに巻き取らせるようにしたエアベルト装置にあっては、乗員が上半身を動かした時にウェビングがリトラクタから引き出されるため、上半身を楽に動かすことができる。この特開平5−85301号公報のエアベルト装置にあっては、リトラクタ7の巻取力を強くするとショルダーベルト2が過度に強く乗員を圧迫するところから、この巻取付勢力はある程度弱い方が良い。ところが、この巻取付勢力が弱いと、ショルダーベルト2と乗員との間に隙間が生じ、衝突時等に袋状ベルト2Bを大きく膨張させる必要が生じる。
本発明は、衝突時等にはエアベルトにより乗員を確実に保護することができるエアベルト装置を提供することを目的とする。
請求項1のエアベルト装置は、膨張可能なエアベルト(2B)と、該エアベルト(2B)の一端に連結されたタング(14)と、該タング(14)が挿入係止されるバックル(16)と、該エアベルト(2B)内にガスを供給して膨張させるインフレータ(58)とを備えてなるエアベルト装置であって、該タング(14)は、内部が空洞状となっており、一端面がシール(20)によって閉鎖されており、他端面に開放口を有したタングベース(18)と、該タングベース(18)に連結された、前記バックル(16)に挿入係止されるタングプレート(24)と、該シール(20)に設けられたテアライン(33)とを備えており、該タングベース(18)は、前記一端面が該タングプレート(24)のバックル(16)への挿入方向の先端側を向くように配置されており、該タングベース(18)の前記他端側に前記エアベルト(2B)が連結され、前記開放口を介して該タングベース(18)内とエアベルト(2B)内とが連通しており、前記バックル(16)は、ハウジング(46)と、該ハウジング(46)の一端面に設けられたタングプレート挿入口(34)と、該タングプレート挿入口(34)に挿入された前記タングプレート(24)を着脱可能に係止するラッチ機構(38)と、該ハウジング(46)の前記一端面に設けられており、該タングプレート挿入口(34)にタングプレート(24)が挿入係止された状態において前記タングベース(18)の前記シール(20)に対峙するガス噴出部(48)と、該ガス噴出部(48)を閉鎖したシール(50)と、該シール(50)に設けられたテアライン(52)と、該ハウジング(46)内に設置され、一端が該ガス噴出部(48)に臨んでおり、他端に前記インフレータ(58)が接続されたダクト(56)と、該ダクト(58)の該一端を覆っており、且つ該一端に対し開き出し可能に枢支されたフタ(54)とを備えており、該フタ(54)は、前記シール(50)に対面しており、前記インフレータ(58)が作動すると、このインフレータ(58)からの噴出ガス圧によってフタ(54)が開き出し、まずこのフタ(54)によってシール(50)が押圧され、該シール(50)がテアライン(52)に沿って開裂し、次いで、該フタ(54)によってシール(20)が押圧され、該シール(20)がテアライン(33)に沿って開裂し、これにより、ダクト(58)とタングベース(18)内とが連通してガスがエアベルト(2B)内に供給され、エアベルト(2B)が膨張することを特徴とするものである。
請求項2のエアベルト装置は、膨張可能なエアベルト(2B)と、該エアベルト(2B)の一端に連結されたタング(14)と、該タング(14)が挿入係止されるバックル(16’)と、該エアベルト(2B)内にガスを供給して膨張させるインフレータ(58)とを備えてなるエアベルト装置であって、該タング(14)は、内部が空洞状となっており、一端面がシール(20)によって閉鎖されており、他端面に開放口を有したタングベース(18)と、該タングベース(18)に連結された、前記バックル(16’)に挿入係止されるタングプレート(24)と、該シール(20)に設けられたテアライン(33)とを備えており、該タングベース(18)は、前記一端面が該タングプレート(24)のバックル(16’)への挿入方向の先端側を向くように配置されており、該タングベース(18)の前記他端側に前記エアベルト(2B)が連結され、前記開放口を介して該タングベース(18)内とエアベルト(2B)内とが連通しており、前記バックル(16’)は、ハウジング(46)と、該ハウジング(46)の一端面に設けられたタングプレート挿入口(34)と、該タングプレート挿入口(34)に挿入された前記タングプレート(24)を着脱可能に係止するラッチ機構(38)と、該ハウジング(46)の前記一端面に設けられており、該タングプレート挿入口(34)にタングプレート(24)が挿入係止された状態において前記タングベース(18)の前記シール(20)に対峙するガス噴出部(48)と、該ガス噴出部(48)を閉鎖したシール(50A)と、該シール(50A)に設けられたテアライン(52)と、該ハウジング(46)内に設置され、一端が該ガス噴出部(48)に臨んでおり、他端に前記インフレータ(58)が接続されたダクト(56)と、該ダクト(56)の該一端と前記シール(50A)との間に配置されており、内部が該ダクト(56)と連通したシリンダ(60)と、該シリンダ(60)の該ダクト(56)と反対側の端部を閉鎖しており、且つ該端部に対し開き出し可能に枢支されたフタ(62)と、該ダクト(56)の前記一端に連結されており、該シリンダ(60)を前記ガス噴出部(48)側へ向って所定距離移動させうるように保持したストッパ(64)とを備えており、前記インフレータ(58)が作動すると、このインフレータ(58)からの噴出ガス圧によってシリンダ(60)がガス噴出部(48)側へ向って移動し、このシリンダ(60)によってまずシール(50)が突き破られ、つづいてシール(20)も突き破られ、その後、タングベース(18)内においてフタ(62)が開き出し、これにより、ダクト(58)とタングベース(18)内とが連通してガスがエアベルト(2B)内に供給され、エアベルト(2B)が膨張することを特徴とするものである。
請求項3のエアベルト装置は、請求項2において、前記タングベース(18)の前記一端側に、該タングベース(18)の内外を連通するベントホール(70)が設けられており、前記インフレータ(58)の作動時には、前記シール(20,50A)は、前記シリンダ(60)によって突き破られることによりフラップ(20F,50F)を形成し、該フラップ(20F,50F)は該インフレータ(58)からの噴出ガス圧により該タングベース(18)内に開き出して該ベントホールを覆い、その後、該インフレータ(58)からの噴出ガス圧よりもエアベルト(2B)からのガス戻り圧の方が高くなると、該フラップ(20F,50F)が開き出し前の姿勢に復帰し、該ベントホール(70)が開放状態となることを特徴とするものである。
発明のエアベルト装置にあっては、車両が衝突等を引き起こしたときには、エアベルトにより乗員を確実に保護することができる。なお、このエアベルトがガスによって膨張した後ベントホールからガスを逃がすように構成することにより、乗員に加えられる衝撃が著しく軽減される。
以下図面を参照して参考例及び本発明の実施の形態について説明する。第1図(a)は参考例に係るエアベルト装置を備えた車両内部の斜視図、第1図(b)はこのエアベルト装置を示す斜視図である。第2図(a)はショルダーベルトとラップベルトとの連結部付近の平面図、第2図(b)は袋状ベルトの平面図、第2図(c),(d),(e)はそれぞれ第2図(a)のC−C線、D−D線、E−E線に沿う断面図である。第3図(a)はエアベルトが膨張した状態におけるショルダーベルトの平面図、第3図(b)は膨張した状態の袋状ベルトの平面図、第3図(c)及び(d)は第3図(a)のC−C線、D−D線に沿う断面図である。第4図はエアベルトのカバーの編み方の説明図である。
この参考例に係るエアベルト装置のエアベルト2Bの構成について説明する。
第2図及び第3図に示される通り、エアベルト2Bは、袋状ベルト10と、該袋状ベルト10を囲んでいる織物よりなる筒状のニットカバー12とを備えている。袋状ベルト10は、シートに座った乗員の胸から腹にかけた部分が広がった形状を有しており、第2図に示すように、この広がった部分を折り畳むことにより長い帯状とされる。
ニットカバー12は幅方向には柔軟に伸縮するが、長手方向には殆ど伸長しない構成のものとなっている。第4図(a),(b)はこのニットカバーの編み方を示すものであり、第4図(a)は通常のたて編みである。第4図(b)は挿入糸を入れることにより強度を高め且つ薄くしうるようにしたものである。このニットカバー12は加熱延伸加工を施すことにより、ベルト長手方向(引張方向)への伸びを殆ど無くすようにしている。
このエアベルト2Bとラップベルト3とは縫合により接合されている。なお、袋状ベルト10及びニットカバー12の双方がラップベルト3に縫合されている。ニットカバー12はウェビング2aとタング5の双方に接合されており、エアベルトに加えられる引張負荷を負担するよう構成されている。
このエアベルト装置のその他の構成は第12図(a)と同様であり、バックル装置4にタング5を装着した状態でガス発生装置9が作動すると、エアベルト2Bが膨張する。この際、ニットカバー12のエアベルト2B長手方向の長さが短くなり、エアベルト2Bが乗員に密着し、乗員をきわめて確実に保護することが可能となる。第13図及び第14図は、このニットカバー12がエアベルト2B(袋状ベルト10)の膨張時にその長手方向の長さが短かくなる状況を示している。上記の通り、このニットカバー12は加熱延伸加工が施されることによりベルト長手方向へは殆ど伸びないものとなっている。袋状ベルト10が膨らんだときにニットカバー12の編目が横方向に広がり、その結果としてニットカバー12が長手方向に縮み、エアベルト2Bの長手方向の長さが短くなる。
次に、第5図〜第11図を参照して本発明の実施の形態に係るエアベルト装置のタングとバックルの構成について説明する。
第5〜8図はタングとバックルの第1の実施の形態を示すものであり、第5図(a)はタング14とバックル16を示す縦断面図、第5図(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図である。第6図はこの実施の形態のバックルの上部の斜視図、第7図はタングとバックルとを結合した状態の全体斜視図、第8図は結合部の拡大断面図である。
タング14は、内部が空洞状となっているタングベース18と、このタングベース18の前端面を閉鎖しているシール20と、タングベース18に対し連結ピン22によって連結されたタングプレート24及びアンカー26と、エアベルト2Bをタングベース18に留め付けているリング28と、タングベース18をくるんでいる合成樹脂カバー32等を備えて構成されている。シール20にはテアライン33が設けられている。
タングプレート24はバックル16のタングプレート挿入口34(第6図)に挿入され、ラッチ孔36がバックル16内のラッチ機構38のラッチ爪によりラッチされる。バックル16に設けられたプレスボタン40を押すことによりこのラッチが解除されると共に、バネによってタングプレート24がバックル16から押し出される。
前記アンカー26には開口42が設けられ、ラップベルト3の先端が該開口42に挿通されてアンカー26に連結されている。
前記バックル16は、その外殻部分がハウジング46によって構成されており、このハウジング46の先端面に前記タングプレート挿入口34とガス噴出部48とが設けられている。
このガス噴出部48はシール50により閉鎖されている。このシール50にはテアライン52が設けられている。
ハウジング46内にはダクト56及びインフレータ58が設置されている。ダクト56の先端にはフタ54が開き出し可能に枢支されている。
インフレータ58が作動すると、第8図(b)のようにまずフタ54がシール50を押し、テアライン52に沿ってシール50が開裂し、次いでテアライン33に沿ってシール20が開裂し、ガスがエアベルト2B内に供給され、エアベルト2Bが急速に膨張する。
なお、この実施の形態ではシール50が傾斜しており、シール50上にゴミ等が載りにくいという効果があるが、次の第9、10図のように上面が水平状のシール50Aとしても良い。
第9、10図はタングとバックルの第2の実施の形態を示すものであり、第9図は通常時、第10図はインフレータ作動時を示している。また、第9、10図の(a)図はバックル16’の上部の斜視図、(b)図は結合部の断面図である。
第9、10図ではシール50Aの下側のバックル内にフタ62付きのシリンダ60を設置し、このシリンダ60をストッパ64を介してダクト56に連結している。第9,10図のその他の符号は前記第6,8図と同じ部分を示している。
インフレータ58が作動すると、ガス圧によってシリンダ60が前進(上昇)し、まずシール50が突き破られ、つづいてシール20も突き破られる。そして、タングベース18内においてフタ62が開き、ガスがエアベルト2B内に供給される。この場合フタ62と、シール20,50の開き出し片(フラップ)20F,50Fがタングベース18の入口を囲むようになり、ガスリークが防止される。
第11図(a),(b),(c)はタングとバックルの第3の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態は、第9、10図の実施例の形態においてタングの先端側にベントホール70を設けたものである。第11図(b)のようにインフレータが作動すると、フラップ20F,50Fによりこのベントホール70が閉鎖され、ガスがエアベルト2Bに供給され、エアベルト2Bが膨張する。その後、インフレータのガス発生量が減少してくると、エアベルト2Bからのガス戻り圧の方が高くなり、フラップ20F,50Fが元の姿勢に復帰し、ベントホール70が開放状態となり、エアベルト2B内のガスが徐々に外部へ放出される。これにより、エアベルト2Bに押し付けられる乗員身体に加えられる衝撃が緩和される。
参考例に係るエアベルト装置を備えた座席の斜視図と、該エアベルト装置の斜視図である。 エアベルトの構成図である。 エアベルトの膨張時の構成図である。 ニットカバーの編み方の説明図である。 本発明の実施の形態に係るエアベルト装置のタングとバックルの構成図である。 バックル先端部の構成図である。 バックルとタングとの結合状態の斜視図である。 バックルとタングとの結合状態の断面図である。 本発明の別の実施の形態に係るエアベルト装置のバックルとタングとの結合状態の構成図である。 図9のバックルとタングのガス通過状態の構成図である。 本発明のさらに別の実施の形態に係るエアベルト装置のタングとバックルとの連結部の構成図である。 従来のエアベルト装置の構成図である。 エアベルトの平常時と膨張時の状態を対比して示す説明図である。 エアベルトの平常時と膨張時の状態を対比して示す説明図である。
符号の説明
2B エアベルト
3 ラップベルト
10 袋状ベルト
12 ニットカバー
14 タング
16,16’ バックル
34 タング挿入口
48 ガス噴出部
56 ダクト
62 フタ
70 ベントホール

Claims (3)

  1. 膨張可能なエアベルト(2B)と、
    該エアベルト(2B)の一端に連結されたタング(14)と、
    該タング(14)が挿入係止されるバックル(16)と、
    該エアベルト(2B)内にガスを供給して膨張させるインフレータ(58)
    を備えてなるエアベルト装置であって、
    該タング(14)は、
    内部が空洞状となっており、一端面がシール(20)によって閉鎖されており、他端面に開放口を有したタングベース(18)と、
    該タングベース(18)に連結された、前記バックル(16)に挿入係止されるタングプレート(24)と、
    該シール(20)に設けられたテアライン(33)と
    を備えており、
    該タングベース(18)は、前記一端面が該タングプレート(24)のバックル(16)への挿入方向の先端側を向くように配置されており、
    該タングベース(18)の前記他端側に前記エアベルト(2B)が連結され、前記開放口を介して該タングベース(18)内とエアベルト(2B)内とが連通しており、
    前記バックル(16)は、
    ハウジング(46)と、
    該ハウジング(46)の一端面に設けられたタングプレート挿入口(34)と、
    該タングプレート挿入口(34)に挿入された前記タングプレート(24)を着脱可能に係止するラッチ機構(38)と、
    該ハウジング(46)の前記一端面に設けられており、該タングプレート挿入口(34)にタングプレート(24)が挿入係止された状態において前記タングベース(18)の前記シール(20)に対峙するガス噴出部(48)と、
    該ガス噴出部(48)を閉鎖したシール(50)と、
    該シール(50)に設けられたテアライン(52)と、
    該ハウジング(46)内に設置され、一端が該ガス噴出部(48)に臨んでおり、他端に前記インフレータ(58)が接続されたダクト(56)と、
    該ダクト(58)の該一端を覆っており、且つ該一端に対し開き出し可能に枢支されたフタ(54)と
    を備えており、
    該フタ(54)は、前記シール(50)に対面しており、
    前記インフレータ(58)が作動すると、このインフレータ(58)からの噴出ガス圧によってフタ(54)が開き出し、まずこのフタ(54)によってシール(50)が押圧され、該シール(50)がテアライン(52)に沿って開裂し、次いで、該フタ(54)によってシール(20)が押圧され、該シール(20)がテアライン(33)に沿って開裂し、これにより、ダクト(58)とタングベース(18)内とが連通してガスがエアベルト(2B)内に供給され、エアベルト(2B)が膨張することを特徴とするエアベルト装置。
  2. 膨張可能なエアベルト(2B)と、
    該エアベルト(2B)の一端に連結されたタング(14)と、
    該タング(14)が挿入係止されるバックル(16’)と、
    該エアベルト(2B)内にガスを供給して膨張させるインフレータ(58)と
    を備えてなるエアベルト装置であって、
    該タング(14)は、
    内部が空洞状となっており、一端面がシール(20)によって閉鎖されており、他端面に開放口を有したタングベース(18)と、
    該タングベース(18)に連結された、前記バックル(16’)に挿入係止されるタングプレート(24)と、
    該シール(20)に設けられたテアライン(33)と
    を備えており、
    該タングベース(18)は、前記一端面が該タングプレート(24)のバックル(16’)への挿入方向の先端側を向くように配置されており、
    該タングベース(18)の前記他端側に前記エアベルト(2B)が連結され、前記開放口を介して該タングベース(18)内とエアベルト(2B)内とが連通しており、
    前記バックル(16’)は、
    ハウジング(46)と、
    該ハウジング(46)の一端面に設けられたタングプレート挿入口(34)と、
    該タングプレート挿入口(34)に挿入された前記タングプレート(24)を着脱可能に係止するラッチ機構(38)と、
    該ハウジング(46)の前記一端面に設けられており、該タングプレート挿入口(34)にタングプレート(24)が挿入係止された状態において前記タングベース(18)の前記シール(20)に対峙するガス噴出部(48)と、
    該ガス噴出部(48)を閉鎖したシール(50A)と、
    該シール(50A)に設けられたテアライン(52)と、
    該ハウジング(46)内に設置され、一端が該ガス噴出部(48)に臨んでおり、他端に前記インフレータ(58)が接続されたダクト(56)と、
    該ダクト(56)の該一端と前記シール(50A)との間に配置されており、内部が該ダクト(56)と連通したシリンダ(60)と、
    該シリンダ(60)の該ダクト(56)と反対側の端部を閉鎖しており、且つ該端部に対し開き出し可能に枢支されたフタ(62)と、
    該ダクト(56)の前記一端に連結されており、該シリンダ(60)を前記ガス噴出部(48)側へ向って所定距離移動させうるように保持したストッパ(64)と
    を備えており、
    前記インフレータ(58)が作動すると、このインフレータ(58)からの噴出ガス圧によってシリンダ(60)がガス噴出部(48)側へ向って移動し、このシリンダ(60)によってまずシール(50)が突き破られ、つづいてシール(20)も突き破られ、その後、タングベース(18)内においてフタ(62)が開き出し、これにより、ダクト(58)とタングベース(18)内とが連通してガスがエアベルト(2B)内に供給され、エアベルト(2B)が膨張することを特徴とするエアベルト装置。
  3. 請求項2において、前記タングベース(18)の前記一端側に、該タングベース(18)の内外を連通するベントホール(70)が設けられており、
    前記インフレータ(58)の作動時には、前記シール(20,50A)は、前記シリンダ(60)によって突き破られることによりフラップ(20F,50F)を形成し、該フラップ(20F,50F)は該インフレータ(58)からの噴出ガス圧により該タングベース(18)内に開き出して該ベントホールを覆い、その後、該インフレータ(58)からの噴出ガス圧よりもエアベルト(2B)からのガス戻り圧の方が高くなると、該フラップ(20F,50F)が開き出し前の姿勢に復帰し、該ベントホール(70)が開放状態となることを特徴とするエアベルト装置。
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