JP3891134B2 - データ処理装置および印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能を備えたデータ処理装置および印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯可能な携帯端末から、コンピュータを介さず直接、しかも簡単に印刷できる印刷システムの構築に対するニーズがあった。例えば、デジタルスチルカメラと直接接続して、コンピュータを介すことなく印刷を実行できる印刷装置がある。この場合、両者の間のデータのやり取りは、USBケーブルを使用して接続することによって、あるいは印刷装置に設けられたカードスロットルにデジタルスチルカメラのメモリカードを装着することで実現されていた。
【0003】
また、デジタルスチルカメラで撮影した画像データ(写真)を印刷装置に送信する手段として、赤外線を利用した無線通信技術が知られている。この技術では、デジタルスチルカメラと印刷装置との間のデータ通信を赤外線で行なうため、ケーブル接続をするといった手間を要しない。こうした印刷装置の技術を示す特許文献としては、下記がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−173833号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では、携帯端末の内部の画像データを保存する場合には、印刷装置とは別の外部記憶機器に接続してデータ通信をしなければならなかった。特に、大容量の内部メモリを持たない携帯端末、例えば赤外線通信機能を有するカメラ付き携帯電話では、携帯電話内部の画像データを外部に保存する頻度が高い。この内部データを印刷し、保存したい場合には、同一の画像データをそれぞれ別の装置へ送信しなければならず、煩雑であった。
【0006】
本発明のデータ処理装置および印刷システムは、こうした問題を解決し、無線通信による携帯端末からのデータの印刷および保存の要求を同時に満たす印刷システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明のデータ処理装置は、上記課題の少なくとも一部を解決するため、以下の手法をとった。すなわち、携帯可能な携帯端末とのデータのやり取りを行なうデータ処理装置であって、印刷を行なう印刷装置側に設けられた接続端子に接続可能であり、該印刷装置と前記データのやり取り可能なコネクタと、前記携帯端末と双方向に通信可能な近距離無線通信を行なう無線通信手段と、前記近距離無線通信によって前記携帯端末から送られる前記データを前記コネクタを介して外部から読み出し可能に、不揮発的に格納するデータ格納手段と、該携帯端末からの前記データと共に印刷指示の有無を判断し、該印刷指示が有る場合には該データを前記データ格納手段に格納しつつ、該格納されたデータの前記印刷装置への出力を指示し、該印刷指示が無い場合には該データの印刷を伴うことなく、該データ格納手段への格納を行なう制御手段と、前記制御手段から出力指示を受けた前記データを、前記コネクタを介して前記印刷装置へ出力する出力手段とを備えたことを要旨としている。
【0008】
かかるデータ処理装置によれば、携帯端末からのデータは、無線通信を利用してデータ処理装置に送信される。データ処理装置は、送信されたデータをデータ処理装置内部に格納し、また、同データを印刷装置へ出力する。したがって、携帯端末の内部データを記憶する場合と印刷する場合とで、別々の操作を必要とすることがない。また、データは、データ処理装置に格納されるため、データ処理装置に転送された後は、携帯端末のデータを消去することができる。加えて、携帯端末とデータ処理装置との情報交換は、無線通信であるため、ケーブル接続する手間を要しない。
【0009】
上記の構成を有するデータ処理装置のコネクタは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インターファイスに準拠したコネクタであり、当該データ処理装置の外形は、PCMCIAに準拠した形状とすることができる。かかるデータ処理装置であれば、可搬性に優れる。また、かかるコネクタを有する周辺機器との接続が容易であり、汎用性のあるデータ処理装置とすることができる。
【0010】
上記の構成を有するデータ処理装置の近距離無線通信手段は、赤外線を用いた通信手段としても良い。携帯端末とデータ処理装置との通信に赤外線を用いることで、既存の赤外線通信機能を有する周辺機器との通信が可能となり、汎用性の高い装置とすることができる。
【0011】
上記の構成を有するデータ処理装置の前記データは、画像データであり、前記制御手段は、前記データ格納手段の内部に格納した前記画像データのうち、印刷対象となる画像データを選択するためのリストデータを作成して、該携帯端末に送信し、前記携帯端末からのリストデータに基づいて、対応する前記画像データを処理して前記印刷装置への出力を指示する処理機能を備えるものとしても良い。かかるデータ処理装置によれば、携帯端末では、以前にデータ処理装置に格納したデータの内容を確認することができる。
【0012】
上記の構成を有するデータ処理装置は、前記データをドットパターンに展開し、前記印刷装置の印字ヘッドを動作可能なデータとして出力して前記印刷装置を制御するプリンタドライバを備えることができる。通常、プリンタドライバをパーソナルコンピュータにインストールし、パーソナルコンピュータを介して所定のデータの印刷をする印刷装置でも、パーソナルコンピュータを要することなく、データの印刷することができる。
【0013】
上記の構成を有するデータ処理装置のデータ格納手段は、電源供給を遮断しても記憶内容を保持することができる不揮発性メモリとすることができる。小型、軽量で大容量の記憶領域を備え、電気的に容易に読み書き可能な不揮発性メモリを使用することで、大容量のデータを確実に格納することができる。
【0014】
本発明の印刷システムは、無線通信を用いて所定の端末からのデータを印刷する印刷システムであって、少なくとも内部にデータを記憶するメモリを有し、該内部のデータを出力する近距離無線通信手段を有する携帯端末と、前記データに基づく印刷を行なう印刷装置に接続可能であり、該印刷装置と該データのやり取り可能なコネクタと、前記携帯端末との間で双方向に前記データを通信する近距離無線通信手段と、該携帯端末からの該データを前記コネクタを介して外部から読み出し可能に、不揮発的に格納するデータ格納手段と、該携帯端末からの前記データと共に印刷指示の有無を判断し、該印刷指示が有る場合には該データを前記データ格納手段に格納しつつ、該格納されたデータの前記印刷装置への出力を指示し、該印刷指示が無い場合には該データの印刷を伴うことなく、該データ格納手段への格納を行なう制御手段と、前記制御手段から出力指示を受けた前記データを前記コネクタを介して出力する出力手段とを有するデータ処理装置と、前記データ処理装置と機械的に接続可能な接続端子を有し、該接続端子に接続された前記データ処理装置と前記データのやり取りが可能であり、該出力されたデータを印刷する印刷装置とを備えたことを要旨としている。
【0015】
かかる構成を有する印刷システムによれば、携帯端末からの無線通信によるデータは、印刷装置から出力されると供に、印刷装置に機械的に接続したデータ処理装置に格納される。携帯端末からのデータ通信操作は、データ処理装置を接続した印刷装置に向けて一度行なえば良い。したがって、データ印刷の操作とデータの格納の操作を別々に行なう必要がなく、データの取り扱いが容易となる。
【0016】
上記の構成を有する印刷システムにおいて、携帯端末と前記データ処理装置との近距離無線通信は、赤外線通信とすることができる。既存の赤外線通信技術を用いることで、携帯端末とデータ処理装置との間の通信にかかる消費電力を少なくすることができる。
【0017】
上記の印刷システムにおける携帯端末は、赤外線通信機能を有するカメラ付き携帯電話としても良い。特に、携帯電話で撮影した画像データの印刷と画像データの格納を所望する場合に、利便性が高い。また、携帯電話とデータ処理装置との間の通信に、消費電力の少ない赤外線通信を利用することで、バッテリー駆動である携帯電話の電源の長寿命化に効果を奏する。
【0018】
さらに、上記の印刷システムにおいて、通信するデータは、前記携帯端末で取得した画像データとしても良い。特に容量の大きい画像データを取得した携帯端末は、無線通信によるデータ通信でデータ処理装置にデータを格納することで、携帯端末自体に同データを保存する必要がない。したがって、携帯端末の内部の記憶領域を有効に利用できる。
【0019】
上記の印刷システムにおいて、データ処理装置は、PCMIAインターフェイスに準拠したコネクタを持つPCカードとして形成され、前記印刷装置は、PCMCIAインターフェイスに準拠したコネクタを有し、該PCカードを着脱可能なスロットを有するものとすることができる。PCMCIAインターフェイスに準拠したコネクタを有する種々の周辺機器との接続が可能となり、汎用性が高くなると供に、PCカードスロットを有する既存のプリンタを利用して、印刷システムを容易に構築できる。
【0020】
上記の印刷システムは、前記印刷装置と接続するパーソナルコンピュータを備え、前記パーソナルコンピュータから、該印刷装置に接続された前記データ処理装置の格納されたデータにアクセス可能としても良い。また、前記データ処理装置は、前記パーソナルコンピュータ上に論理デバイスとしてマウントされてアクセス可能としても良い。かかる構成では、パーソナルコンピュータから、データ処理装置のデータを閲覧することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した無線通信機能を備えた印刷システムの一実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施例であるデータ処理装置と印刷システムの一例を示す概略構成図である。図1に示すように、この印刷システムは、電子データを生成または取得する携帯端末である携帯電話10、携帯電話10と双方向に近距離無線通信可能であり、かつ、無線通信により受信した電子データを記憶処理するデータ処理装置としてのPCカード20、PCカード20に記憶した電子データを読み取り、印刷する出力装置であるカラープリンタ30から構成されている。なお、電子データには、画像データ、テキストデータなど各種のデータが含まれるが、以下、本実施例では、画像データを中心に説明する。
【0022】
携帯電話10は、通常の通話機能オンフックキーやテンキーなどのキー入力部505、音声のやり取りを行なうスピーカ502とマイク503、更には通話状態などを表示する液晶パネル507の他、静止画を撮影するカメラ506、アンテナ500等を備える。この携帯電話10は、カメラ506で撮影した画像データやインターネット経由でアクセスしたサイトからダウンロードした画像データを等しく扱うことができる。
【0023】
まず、カメラ付き携帯電話10の構成と、その働きについて説明する。図2は、携帯電話10の一部である撮像機能と赤外線通信機能との概略構成を示す機能ブロック図である。携帯電話10には、スピーカ502やマイク503に接続され、通話に関する制御を行なう通話制御部110が内蔵されている。この通話制御部110は、ユーザによるキー操作のデータを後述するユーザ操作制御部102を介して受け取り、また通話先電話番号などの情報をユーザ操作制御部102を介して液晶パネル507に表示する。また、通話制御部110は、アンテナ500に接続され、図示しない基地局との間で、通話やインターネットアクセスのためのデータの授受を行なっている。
【0024】
本実施例の携帯電話10は、こうした通常の通話制御部110に加えて、画像を撮影するカメラ506を制御するカメラ制御部101、画像の撮影や画像データの送信などのユーザの操作指令を制御するユーザ操作制御部102、カメラ制御部101で撮影した画像データを記憶する写真データ記憶部103、写真データ記憶部103の画像データを赤外線で通信可能なデータに加工する送信データ制御部104、該データを赤外波長の光に変換して発行ダイオード550を発光させる赤外線送信部106、赤外波長の光をフォトダイオード560で受光して電気信号に変換する赤外線受信部107、受信したデータを解析し、または、コマンドを生成するコマンド生成解析部105を備えている。
【0025】
カメラ制御部101とユーザ操作制御部102とは、相互にデータの受け渡しをしており、例えば、ユーザ操作制御部102はキー入力部505の操作に従いカメラ制御部101へ画像の撮影指示を出し、また、カメラ制御部101は撮影した画像をユーザ操作制御部102を介して液晶パネル507に表示する。さらに、カメラ制御部101は、撮影した画像データを写真データ記憶部103に記憶している。
【0026】
送信データ制御部104は、ユーザ操作制御部102,写真データ記憶部103,コマンド生成解析部105から、それぞれ、画像データ送信処理の指示データ、送信対象となる画像データ、各種のコマンドを受けている。送信データ制御部104は、送信可能に加工した前述の各種データを赤外線送信部106に渡している。赤外線送信部106は、発行ダイオード550を介して、各種データを携帯電話10の外部機器に送信する。他方、フォトダイオード560を介して、外部機器からデータを受け取った赤外線受信部107は、受信データをコマンド生成解析部105に渡している。このコマンド生成解析部105は、ユーザ操作制御部102と相互にデータの受け渡しを行ない、例えば、ユーザ操作制御部102を介して、受信データ解析結果を液晶パネル507に表示し、また、ユーザからの印刷を指示する指示データを印刷コマンドに変換している。なお、赤外線送信部106および赤外線受信部107で使用している通信は、IrDA(InfraRed Data Association)規格の赤外線通信である。この種の赤外線通信では、850nm〜900nmの赤外線で情報をやり取りする。
【0027】
次に、データ処理装置に該当するPCカード20の概略構成について説明する。図3は、PCカード20の外形を示す斜視図である。図3に示すように、PCカード20は、PCMCIAに準拠したカード型の形状である。一の側面に、送信用の発行ダイオード650と受信用のフォトダイオード660とを有する赤外線インターフェイス600を備え、その反対側側面にPCMCIAインターフェイスに準拠したPCカードコネクタ610を備えている。
【0028】
図4は、PCカード20の概略構成を示す機能ブロック図である。このPCカード20は、無線通信機能部WR,記憶保存部FM,出力部OP,制御部CRの4つの機能部で構成されている。図4に示すように、無線通信機能部WRには、携帯電話10からの送信データをフォトダイオード660を介して受信する赤外線受信部201、発行ダイオード650を介してPCカード20の内部データを送信する赤外線送信部210が該当する。なお、赤外線受信部201,赤外線送信部210の通信には、IrDA規格の赤外線通信を使用している。
【0029】
記憶保存部FMには、画像(写真)データを記憶保存する写真データ記憶部203が該当する。写真データ記憶部203は、大容量の不揮発性の記憶領域を有する。受信した画像データは、全て、写真データ記憶部203に記憶保存される。写真データ記憶部203は、後述する各種の制御部CRとデータの受け渡しをしている。また、出力部OPには、PCカード20を装着するカラープリンタ30とのデータ通信を制御するPCカード I/F制御部208が該当する。PCカード I/F制御部208は、PCカードコネクタ610を介して印刷対象である画像データをカラープリンタ30に送信する。
【0030】
制御部CRには、受信したデータのヘッダ部分からデータの種類を解析する受信データ解析部202、コマンドの内容を解析するコマンド解析部204、写真データ記憶部203から印刷対象である画像データを抽出して印刷データとする印刷データ制御部205、印刷対象である画像データを外部へ送信するための写真データ送信部206、写真データ記憶部203のメモリを制御するメモリ制御部207、写真データ記憶部203の内部データの一覧であるリストデータを作成するリスト作成部209が該当する。制御部CRの中でもリスト作成部209は、写真データ記憶部203とデータをやり取りし、写真データ記憶部203の内部のリストデータを作成している。なお、制御部CRの各機能ブロック間のデータのやり取りについては後述する。
【0031】
次に、カラープリンタ30の概略構成について説明する。図5は、カラープリンタ30の概略構成を示す機能ブロック図である。カラープリンタ30は、PCカード20が直接接続されるPCカードスロット35を有するインクジェット方式のプリンタである。また、このカラープリンタ30は、印字や印刷用紙等の設定をする操作パネル720を有し、コンピュータを介すことなく画像データの印刷が可能である。カラープリンタ30は、PCカード20からの画像データを受信するPCカード I/F制御部301、画像データをドットパターンに展開する印刷イメージ生成部302、各種アクチュエータの動作で印刷をする印刷部303を備えている。また、印字や印刷用紙の設定を行なうユーザ操作制御部304、外部機器と接続するUSBI/F制御部305を備えている。
【0032】
PCカード I/F制御部301は、PCカード20から受け取った画像データを印刷イメージ生成部302に渡している。印刷イメージ生成部302は、受け取った画像データを印刷用に展開する処理を行ない、展開した印刷データを印刷部303に渡している。そして、印刷部303は、受け取った印刷データに基づき、所望の画像を用紙上に形成する。なお、本実施例の印刷システムでは、外部機器(例えば、コンピュータ)は印刷には必ずしも必要ないが、USB接続用の端子であるUSBポート730を備えており、ここに接続した外部機器から容易にPCカード20へアクセスできる構成である。
【0033】
上記の携帯電話10、PCカード20、カラープリンタ30で構成される印刷システムにおいて、PCカード20を中心とした画像データの流れについて説明する。PCカード20は、カラープリンタ30に装着されている。まず、ユーザは、携帯電話10のカメラ506を用いて、画像の撮影操作を開始する。この時、液晶パネル507には、カメラ506により映し出される対象画像が表示される。この液晶パネル507に表示される画像を見ながら、ユーザがキー入力部505を操作すると、ユーザ操作制御部102はカメラ制御部101に画像データを取り込むよう指示する。この結果、カメラ制御部101はカメラ506から画像を読み込み、読み込まれた画像データは、一時的に携帯電話10内部の写真データ記憶部103に記憶される。
【0034】
ユーザは、携帯電話10内の写真データ記憶部103に記憶した画像データを印刷する指示を、キー入力部505を介して行なう。この指示は、ユーザ操作制御部102からの指令として、送信データ制御部104に伝達される。送信データ制御部104では、写真データ記憶部103から対象となる画像データを読み込み、印刷指示のコマンドと共に、赤外線送信部106へ渡す。赤外線送信部106は、この画像データとコマンドとをPCカード20へ送信する。
【0035】
PCカード20内では、赤外線受信部201が受信した受信データを受信データ解析部202に渡す。受信データ解析部202は、受け取った受信データの内容を解析し、画像データを写真データ記憶部203へ、要求コマンドをコマンド解析部204へ、それぞれ出力する。つまり、携帯電話10からの送信データに含まれる画像データは、写真データ記憶部203に記憶保存され、送信データに含まれるコマンドは、コマンド解析部204で解析される。送信データが印刷を指示するコマンドである場合には、コマンド解析部204は、これを認識し、印刷データ制御部205に印刷の指令を出す。印刷データ制御部205では、この指令を受けて、写真データ記憶部203から印刷対象となる画像データを読み込み、同画像データを写真データ送信部206に出力する。写真データ送信部206は、受け取った画像データを送信用に処理し、PCカード I/F制御部208を介して画像データをカラープリンタ30に出力する。この結果、PCカード20のPCカード I/F制御部208とカラープリンタ30のPCカード I/F制御部301との間で画像データの送信が行なわれる。
【0036】
PCカード20が携帯電話10から受け取るデータのデータ構造を図6に示す。図示するように、携帯電話10から受け取るデータには、ヘッダおよびフッタが備えられており、ヘッダには、後続するデータ本体のファイル形式に関する情報や、データ本体に対する処理内容、例えば単に、記憶するだけか、あるいは印刷を行なうか等の情報が保存されている。また、データ本体が空のヘッダだけのデータがやり取りされることもある。例えば、写真データ記憶部203内のデータに関するリスト出力などを要求するコマンドのみを送信する場合などである。他方、フッタには、後続するデータへのポインタやデータの終わりを示す情報が保存されている。
【0037】
カラープリンタ30内では、PCカード I/F制御部301は、受信した画像データを印刷イメージ生成部302に渡す。印刷イメージ生成部302は、同画像データを後述する印刷データに展開し、印刷データを印刷部303に出力する。印刷部303は、印刷データに基づいて、各種アクチュエータを制御し、所望の画像を出力する。すなわち、携帯電話10の画像データを、赤外線通信を用いて、カラープリンタ30から出力させると同時に、PCカード20に同画像データを記憶保存できる。
【0038】
本実施例の印刷システムでは、PCカード20の写真データ記憶部203に以前に記憶保存した画像データを印刷することも可能である。この場合、ユーザは、携帯電話10のユーザ操作制御部102を介して、写真データ記憶部203の内部のリストデータを要求する。この要求は、携帯電話10のコマンド生成解析部105で生成され、送信データ制御部104、赤外線送信部106を経て、PCカード20の赤外線受信部201に送信される。
【0039】
PCカード20内では、受信データ解析部202からコマンド解析部204を経て、リスト作成部209に指令が伝達される。リスト作成部209は写真データ記憶部203の内部データを確認し、写真データ記憶部203に記憶された画像データから、図7に一例を示すように、リストデータを作成し、赤外線送信部210から携帯電話10にこのリストデータを送信する。
【0040】
携帯電話10内では、受信したリストデータは、赤外線受信部107からコマンド解析部105、ユーザ操作制御部102を経て、液晶パネル507に表示される。ユーザは、表示されたリストから、印刷する画像を選択し、ユーザ操作制御部102を介して、選択した画像ファイルを示すリスト番号を赤外線送信部106からカラープリンタ30へ送信する。なお、PCカード20から携帯電話10へ送信するリストデータに容量の少ないサムネイル画像を添付して、携帯電話10の液晶パネル507に表示するリストデータに加えてサムネイル画像を表示するものとしても良い。
【0041】
以下同様に、各機能部が働き、カラープリンタ30から所望の写真が出力される。この場合、画像データはPCカード20内部に記憶されているため、携帯電話10からPCカード20への通信には、画像データの送信は行なわれない。本実施例では、PCカード20に記憶保存されている画像データがリスト番号と一対一に対応している。したがって、この通信で送信されるのは(上述の選択したデータは)、リスト番号のデータのみである。
【0042】
以上説明した第1の実施例によれば、携帯電話10に内蔵されたカメラ506で撮影された画像データは、カラープリンタ30のPCカードスロット35に装着されたPCカード20に記憶され、そのままカラープリンタ30での印刷に供される。したがって、携帯電話10から印刷とデータの保存とを別々に行なう必要がなく、画像データの取り扱いが極めて容易となる。一般に携帯電話10の記憶容量は、カラー画像のような容量の大きなデータを多数保存しておくには不十分で、撮像した画像を保有したままカメラ506での撮像を継続しようとすれば、印刷するか外部の記憶装置に転送する必要がある。本実施例によれば、携帯電話10からのこうしたデータを容易に転送でき、携帯電話10のメモリを効率よく使用することができる。
【0043】
また、PCカード20に転送した画像データを再度印刷したい場合は、PCカード20内部の画像データを指定する。この指定コマンドは、画像データと比べて少ない容量のデータとなる。したがって、携帯電話10とPCカード20(すなわち、カラープリンタ30)との通信時間を短縮することができる。さらには、通信時間が短いため、通信にかかる携帯電話10の消費電力の削減に効果を奏する。
【0044】
上記機能を有する印刷システムの各構成要素について、図8〜11を用いて詳細に説明する。図8は、携帯電話10の全体のハード構成図である。図9は、PCカード20の全体のハード構成図である。図10は、カラープリンタ30の全体のハード構成図である。図11は、PCカード20で実行される処理のフローチャートである。
【0045】
図8に示すように、携帯電話10は、アンテナ500、アンテナ500からのアナログ信号をデジタル信号に変換し信号の処理をする無線回路501、スピーカ502、マイク503、ユーザが指令操作を行なうキー入力部505、写真を撮影するCCD素子を備えたカメラ506、主に画像を表示する液晶パネル507、画像データ等を記憶するメモリ508、赤外線の送信を行なう発光ダイオード550と受信を行なうフォトダイオード560とを備えた赤外線インターフェイス509、これらの動作を制御するCPU510を含む制御部520から構成されている。なお、赤外線インターフェイス509は、IrDA規格の赤外線通信が可能である。
【0046】
制御部520は、CPU510の他に、種々の制御を行なうプログラムを格納したROM521を備えている。制御部520は、通常の通話、インターネット回線への接続やメール送受信を処理するのに加え、写真の撮影に係る処理を行なっている。具体的には、キー入力部505を介したユーザの指令からカメラ506を制御し、撮影した写真データをメモリ508に保存する。また、写真データやコマンドを赤外線通信で送信可能な信号に変換し、赤外線インターフェイス509を介し送信する。同様に、受信した信号の処理を行なっている。
【0047】
図9に示すように、PCカード20は、赤外線の送信を行なう発光ダイオード650と受信を行なうフォトダイオード660とを備えた赤外線インターフェイス600、PCカード20全体を制御するCPU601、制御プログラムを格納するROM602、データを一時的に保存するRAM603、赤外線インターフェイス600により受信したデータを保存する不揮発性のメモリ605、PCMCIAインターフェイスに準拠したPCカードコネクタ610を備えている。なお、赤外線インターフェイス600は、IrDA規格の赤外線通信が可能である。
【0048】
CPU601では、赤外線インターフェイス600を介して受信したデータをメモリ605に保存する処理や、保存したデータをPCカードコネクタ610を介して、外部機器へ出力する出力処理を行なっている。上記の処理内容については後述する。
【0049】
図10に示すように、カラープリンタ30は、主に、用紙にインクを吐出する印字ヘッド700を装着したキャリッジ701、キャリッジ701を主走査方向に駆動するキャリッジモータ702、用紙を搬送する紙送りモータ703、印字ヘッド700やキャリッジモータ702、紙送りモータ703の動作を制御する制御回路710から構成されている。
【0050】
制御回路710は、カラープリンタ30の操作パネル720、PCカードを装着するPCカードスロット35、主にコンピュータと接続してデータ送受信を行なうUSBポート730と電気的に接続されている。制御回路710の内部は、主に、図示しないCPU,RAM,制御プログラムを記憶したROMから構成されている。制御回路710は、操作パネル720やPCカードスロット35に装着するPCカード20と信号をやり取りし、上記の各モータ等へ指令信号を出力している。
【0051】
キャリッジ701には、インクカートリッジ740が装着されている。インクカートリッジ740には、黒インクと、3色のカラーインク(シアン,マゼンタ,イエロ)が収納され、これらのインクを印字ヘッド700から用紙へ吐出することで微小なドットを形成してカラー印刷を行なっている。
【0052】
以上のハード構成を有する各機器は、図1に示す位置関係に配置され、図11に示すフローチャートに従って、画像データの印刷処理を行なう。携帯電話10では、撮影した写真データを赤外線インターフェイス509を介して通信可能な状態とする。なお、このフローチャートは、PCカード20内のCPU601で実行される。
【0053】
ユーザは、携帯電話10からの赤外線通信を実行する前に、その写真を即時印刷するか否かを選択する。この選択は、液晶パネル507に表示され、キー入力部505の操作により決定される。キー入力部505操作の後、携帯電話10の赤外線インターフェイス509から写真データの送信が実行される。以下に、即時印刷を選択した場合の処理について説明する。
【0054】
PCカード20の赤外線インターフェイス600に、携帯電話10から受信した受信データが有るか否かを確認する処理を行なう(ステップS800)。なお、ステップS800で、受信データがない場合には、データを受信するまで受信データ有無の確認処理を繰り返す(待機状態)。受信データを確認した後、受信データを受信バッファに格納する処理を行なう(ステップS810)。すなわち、受信データをRAM603内に一時的に記憶する。次に、RAM603に格納された受信データの中身を解析する処理を行なう(ステップS820)。この場合には、受信データが写真データであると判断されることとなり、ステップS810でRAM603に格納した受信データを写真データ記憶部203であるメモリ605に保存する(ステップS830)。次に、受信データを即座に印刷するか否かを判断する処理を行なう(ステップS840)。受信データに印刷指示が含まれていることとなるため、ステップS830でメモリに保存した写真データをPCカードコネクタ610を介してカラープリンタ30に送信する処理を行ない(ステップS850)、NEXTに抜けて、一旦この処理を終了する。なお、この処理は所定のタイミングで繰り返し行なわれる。
【0055】
PCカード20から写真データをカラープリンタ30に送信すると(ステップS850)、カラープリンタ30は、受信した写真データを、制御回路710内部で印刷データに展開する。具体的には、ラスタライズ、色補正、ハーフトニング等の処理を行ない印字ヘッド700によって印刷すべきドットに展開し、印字ヘッド700に加える電圧や、インクの色の組み合わせ等を決定する。制御回路710の指令に基づいて、キャリッジモータ702、印字ヘッド700、紙送りモータ703が駆動し、目的の写真が出力される。
【0056】
また、携帯電話10で即時印刷を選択しなかった(すなわち、PCカード20への画像データの保存のみを要求する)場合には、ステップS800〜S830までの処理を経て、ステップS840で即座に印刷する指示がないと判断されることとなり、NEXTに抜けて、一旦この処理を終了する。この場合は、携帯電話10から受信したデータを、PCカード20のメモリ605に保存して、終了する。当然、PCカード20とカラープリンタ30との間のデータ通信は行なわれない。
【0057】
次に、既にPCカード20のメモリ605に保存した写真データを印刷する場合について説明する。この場合には、印刷する写真を指定するため、メモリ605の内容を確認する必要がある。そこで、携帯電話10から、メモリ605内容のリスト要求する場合の処理と、リストから印刷を望む写真を決定して、印刷対象を指定する場合の処理とについて以下に説明する。
【0058】
メモリ内容のリストを要求する場合には、携帯電話10のキー入力部505操作により、リスト要求コマンドが赤外線インターフェイス509から送信される。送信データを受信したPCカード20は、ステップS800〜S820までの処理を経て、ステップS820で受信データがコマンドであると判断されていることから、コマンド内容を解析する処理を行なう(ステップS860)。次に、コマンド内容が、メモリ605内部のリストを要求するものか否かの判断をする(ステップS870)。この場合には、リスト要求であるため、保存してあるメモリ605内容を確認してリスト作成をする処理を行なう(ステップS875)。作成されたリストは赤外線インターフェイス600の送信用バッファ(すなわち、RAM603)に格納する(ステップS880)。続いて、赤外線インターフェイス600の発行ダイオード650から携帯電話にリストを送信する(ステップS885)。そして、NEXTに抜けて、一旦この処理を終了する。
【0059】
PCカード20から送信されたリストは、携帯電話10の赤外線インターフェイス509を介して制御部520に取り込まれる。制御部520では、コマンドの解析処理を行ない、液晶パネル507にリスト内容を表示する。ユーザは、リストから印刷対象を指定する。この時、サムネイル画像を併せて表示しても良い。
【0060】
印刷対象を指定する場合には、携帯電話10のキー入力部505の操作で決定し、赤外線通信により、指定した画像データをPCカード20に送信する処理を行なう。本実施例では、印刷対象の指定はリスト番号で行なっている。携帯電話10からは、印刷を望む写真データのリスト番号を送信する。送信データを受信したPCカード20は、ステップS800〜S860までの処理を経て、ステップS870で、コマンド内容が印刷対象を指定していると判断されることとなり、メモリ605から指定の写真データを抽出する処理を行なう(ステップS890)。ステップS890で抽出された写真データをPCカードコネクタ610を介してカラープリンタ30に送信する処理を行ない(ステップS895)、NEXTに抜けて、一旦この処理を終了する。目的の写真は、ステップS895の処理により、カラープリンタ30から出力される。
【0061】
本実施例では、大容量のメモリを持たない携帯電話10は、容量の大きな画像データをPCカード20へ送信した後は、容量の少ないサムネイル画像を内部メモリ508に記憶しているが、このサムネイル画像は、PCカード20からリストデータと供に受信し、表示しても良い。また、例えば、画像データにタイトルを付け、印刷を望む画像の選択時には、携帯電話10にタイトルのみを表示するものとしても良い。
【0062】
本発明の他の態様としては、PCカード20の内部に、カラープリンタ30での印刷を制御するプリンタドライバを備えることができる。この場合、プリンタ自体にプリンタドライバを有さないような安価なプリンタ(すなわち、コンピュータを介して印刷を行なうプリンタ)を、コンピュータを介さずに印刷可能なプリンタとして用いることができる。
【0063】
また、本実施例の印刷システムにおいて、PCカード20をカラープリンタ30から取り外し、PCカードスロットを備えたコンピュータに直接装着することで、携帯電話10で取得した画像データを閲覧することができる。さらに、PCカード20を装着したカラープリンタ30のUSBポート730にコンピュータからのケーブルを接続して、PCカード20の内部の画像データをコンピュータから閲覧可能にすることもできる。また、コンピュータから印刷指示をすることもできる。
【0064】
さらに、取り外したPCカード20は、本実施例のカラープリンタ30と同等な機能を有する別のプリンタに装着しても、PCカード20内の画像データを印刷することができる。この場合の印刷の指示は、携帯電話10から赤外線通信で行なうが、コンピュータが接続されている場合にはコンピュータから行なうことも可能である。
【0065】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例では、カラープリンタ30にカードスロット35を設けてあるが、USB接続を利用したPCカード20装着可能なカードリーダであっても良い。また、携帯端末は、携帯電話10に限らず、無線通信機能を有していれば、PDA,PHSなどのモバイル系のデバイスであれば良い。さらに、無線通信は赤外線通信に限らず、例えば、近距離無線通信であるBluetooth(登録商標)を利用しても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である印刷システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】 携帯電話の一部である撮像機能と無線通信機能との概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 PCカードの外形を示す斜視図である。
【図4】 PCカードの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図5】 カラープリンタの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】 データの構造図である。
【図7】 リストデータの一例を示す説明図である。
【図8】 携帯電話の全体のハード構成図である。
【図9】 PCカードの全体のハード構成図である。
【図10】 カラープリンタの全体のハード構成図である。
【図11】 PCカードで実行される処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…携帯電話
20…PCカード
30…カラープリンタ
35…PCカードスロット
101…カメラ制御部
102…ユーザ操作制御部
103…写真データ記憶部
104…送信データ制御部
105…コマンド生成解析部
106…赤外線送信部
107…赤外線受信部
201…赤外線受信部
202…受信データ解析部
203…写真データ記憶部
204…コマンド解析部
205…印刷データ制御部
206…写真データ送信部
207…メモリ制御部
208…PCカードI/F制御部
209…リスト作成部
210…赤外線送信部
301…PCカードI/F制御部
302…印刷イメージ生成部
303…印刷部
304…ユーザ操作制御部
305…USBI/F制御部
500…アンテナ
501…無線回路
502…スピーカ
503…マイク
505…キー入力部
506…カメラ
507…液晶パネル
508…メモリ
509…赤外線インターフェイス
510…CPU
520…制御部
521…ROM
550…発行ダイオード
560…フォトダイオード
600…赤外線インターフェイス
601…CPU
602…ROM
603…RAM
605…メモリ
610…PCカードコネクタ
650…発行ダイオード
660…フォトダイオード
700…印字ヘッド
701…キャリッジ
702…キャリッジモータ
703…モータ
710…制御回路
720…操作パネル
730…USBポート
740…インクカートリッジ

Claims (12)

  1. 携帯可能な携帯端末とのデータのやり取りを行なうデータ処理装置であって、
    印刷を行なう印刷装置側に設けられた接続端子に接続可能であり、該印刷装置と前記データのやり取り可能なコネクタと、
    前記携帯端末と双方向に通信可能な近距離無線通信を行なう無線通信手段と、
    前記近距離無線通信によって前記携帯端末から送られる前記データを前記コネクタを介して外部から読み出し可能に、不揮発的に格納するデータ格納手段と、
    該携帯端末からの前記データと共に印刷指示の有無を判断し、該印刷指示が有る場合には該データを前記データ格納手段に格納しつつ、該格納されたデータの前記印刷装置への出力を指示し、該印刷指示が無い場合には該データの印刷を伴うことなく、該データ格納手段への格納を行なう制御手段と、
    前記制御手段から出力指示を受けた前記データを、前記コネクタを介して前記印刷装置へ出力する出力手段と を備えたデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置であって、
    前記コネクタは、PCMCIAインターファイスに準拠したコネクタであり、当該データ処理装置の外形は、PCMCIAに準拠した形状であるデータ処理装置。
  3. 請求項1または2に記載のデータ処理装置であって、
    前記無線通信手段は、赤外線を用いた通信手段であるデータ処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    前記データは、画像データであり、
    前記制御手段は、前記データ格納手段の内部に格納した前記画像データのうち、印刷対象となる画像データを選択するためのリストデータを作成して、該携帯端末に送信し、該携帯端末からのリストデータに基づいて、対応する該画像データを処理して前記印刷装置への出力を指示するデータ処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    前記データ処理装置は、前記データをドットパターンに展開し、前記印刷装置の印字ヘッドを動作可能なデータとして出力して前記印刷装置を制御するプリンタドライバを備えたデータ処理装置。
  6. 無線通信を用いて所定の端末からのデータを印刷する印刷システムであって、
    少なくとも内部にデータを記憶するメモリを有し、該内部のデータを出力する近距離無線通信手段を有する携帯端末と、
    前記データに基づく印刷を行なう印刷装置に接続可能であり、該印刷装置と該データのやり取り可能なコネクタと、前記携帯端末との間で双方向に前記データを通信する近距離無線通信手段と、該携帯端末からの該データを前記コネクタを介して外部から読み出し可能に、不揮発的に格納するデータ格納手段と、該携帯端末からの前記データと共に印刷指示の有無を判断し、該印刷指示が有る場合には該データを前記データ格納手段に格納しつつ、該格納されたデータの前記印刷装置への出力を指示し、該印刷指示が無い場合には該データの印刷を伴うことなく、該データ格納手段への格納を行なう制御手段と、前記制御手段から出力指示を受けた前記データを前記コネクタを介して出力する出力手段とを有するデータ処理装置と、
    前記データ処理装置と機械的に接続可能な接続端子を有し、該接続端子に接続された前記データ処理装置と前記データのやり取りが可能であり、該出力されたデータを印刷する印刷装置と を備えた印刷システム。
  7. 請求項6に記載の印刷システムであって、
    前記携帯端末と前記データ処理装置との近距離無線通信は、赤外線通信である印刷システム。
  8. 請求項6または7に記載の印刷システムであって、
    前記携帯端末は、赤外線通信機能を有するカメラ付き携帯電話である印刷システム。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の印刷システムであって、
    前記データは、前記携帯端末で取得した画像データである印刷システム。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載の印刷システムであって、
    前記データ処理装置は、PCMCIAインターフェイスに準拠したコネクタを持つPCカードとして形成され、
    前記印刷装置は、PCMCIAインターフェイスに準拠したコネクタを有し、該PCカードを着脱可能なスロットを有する印刷システム。
  11. 請求項6ないし10のいずれかに記載の印刷システムであって、
    前記印刷システムは、前記印刷装置と接続するパーソナルコンピュータを備え、
    前記パーソナルコンピュータから、該印刷装置に接続された前記データ処理装置の格納されたデータにアクセス可能である 印刷システム。
  12. 請求項11に記載の印刷システムであって、
    前記データ処理装置は、前記パーソナルコンピュータ上に論理デバイスとしてマウントされてアクセス可能となる印刷システム。
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