JP3890679B2 - 自動車用オイルクーラの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車内冷房用凝縮器がエンジンルーム内に配置されたものにおいて、自動車用空冷オイルクーラの冷却性能を向上させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空冷オイルクーラは、他の自動車用熱交換器が配置された後の適宜な空きスペースに配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンルーム内は特に夏期において、車内冷房用の凝縮器の放熱と、エンジン冷却用ラジエータの放熱とにより、高温にならざるを得ない。そのため、任意位置に空冷オイルクーラを配置しても、そこを流通する自動変速機用オイルやエンジンオイルを適切な温度に保つことができない場合が存在した。
そこで、本発明は特に車内冷房用凝縮器が駆動されている状態においても、空冷オイルクーラの冷却性能を十分確保できる自動車用オイルクーラの取付構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用オイルクーラの取付構造は、エンジンルーム内に配置された車内冷房用凝縮器(1) のチューブ(1a)とフィン(1b)の外面側に冷媒冷却用の送風(2) が行なわれるものにおいて、
蛇行状の冷媒流路の下流側の端部に形成される冷媒凝縮部分(3) であって、その凝縮部分(3) のみの前記送風(2) の風下位置に空冷オイルクーラ(4) を配置したことを特徴とするものである。
また請求項2記載の本発明は、前記請求項1の発明において、前記空冷オイルクーラ4と前記凝縮器1との間にエンジン冷却水冷却用のラジエータ5が配置され、そのラジエータ5は一対の離間したタンク5a,5b間に多数のチューブ5cとフィン5dとが並列され、夫々のチューブ5cの冷却水9の流通方向の下流端部に形成される低水温部6が前記空冷オイルクーラ4に近接されているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の自動車用オイルクーラの取付構造を模式的に示す説明図であり、図2は図1を左側から見た説明図である。
この例は自動車のエンジンルーム内において、その前端から凝縮器1とラジエータ5と空冷オイルクーラ4とが順に配置されている。そして、送風2がエンジンルームの前端から後方に向けて流通し、それら各熱交換器を通過する。凝縮器1はこの例では、蛇行状に配置されたチューブ1aと、それらの外面に接触固定されたフィン1bとからなる。そして、図示しない圧縮器を通過した冷媒7が凝縮器1の上端から流入し、それが蛇行状の冷媒流路を流通し下端から流出して、図示しない膨張弁を介し蒸発器に導かれる。
【0006】
このような凝縮器1の各フィン1b間に送風2を導くと、チューブ1aの上部において高温,高圧の冷媒ガスは、それが次第に下部に流通するにしたがって充分冷却され、その下端部では凝縮して中温の液体となる。そして、凝縮器1の下端部に冷媒7の凝縮部分3が形成され、そこを通過した送風2のみが他の部分を通過したものよりも低温となっている。即ち、冷媒7はそれが凝縮するまで一定の温度を保つため、凝縮部分3以外を通過した後の送風2は比較的温度が高い。そして冷媒7に凝縮が始まると、送風2による冷却で次第にその温度が低下するため、凝縮部分3を通過した送風2の温度は他の部分を通過したものより低くなる。
【0007】
次に、凝縮器1に隣接してラジエータ5が並列されている。このラジエータ5は、上下に一対のタンク5a,タンク5bが配置され、それらの間に多数のチューブ5c,フィン5dが配置されている。チューブ5cの両端は、タンク5a,タンク5bに連通する。そして、図示しないエンジンのウォータージャケットを通過した冷却水9が上側のタンク5aに流入し、多数のチューブ5cを介して下側のタンク5bに導かれる。この冷却水9は、ラジエータ5の上部から下部に向かって次第に冷却され、ラジエータ5の下部では低水温部6が形成される。そしてこのラジエータ5の低水温部6と凝縮器1の凝縮部分3とが並列され、その低水温部6の背面側に空冷オイルクーラ4が配置されている。
空冷オイルクーラ4は、図2に示す如く、凝縮部分3および低水温部6に並列して細長く配置されている。そして、その空冷オイルクーラ4はチューブおよびフィンからなる。
【0008】
なお、ラジエータ5の背面側外周にはシュラウド11が取り付けられ、その開口端部近傍に送風用のファン12が設けられている。このファン12は、エンジンにより駆動される場合とモータにより駆動される場合とがある。そして自動車の低速走行時および停車中のエンジンのアイドリング時においては、ファン12によって起風された送風2が凝縮器1,ラジエータ5,空冷オイルクーラ4に導かれる。そして凝縮部分3,低水温部6を通過した最も低温の送風2が空冷オイルクーラ4を通過し、その冷却効率を向上させる。
また自動車の中速および高速走行時においては、その走行に基づく送風2が凝縮部分3,低水温部6を通過し、空冷オイルクーラ4を冷却する。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明の自動車用オイルクーラの取付構造は、凝縮器1の蛇行状の冷媒流路の下流端部に形成される凝縮部分3であって、その凝縮部分3のみの風下位置に空冷オイルクーラ4が配置され、その凝縮部分3を通過した低温の送風2により空冷オイルクーラ4が冷却されるため、空冷オイルクーラ4の熱交換を促進することができる。すなわち、凝縮器における所謂サブクール部分を利用して、そこを通過した冷風のみにより空冷オイルクーラ4のオイル8を冷却することができる。
次に請求項2記載の本発明は、空冷オイルクーラ4と凝縮器1との間にラジエータ5が配置されたものであり、そのラジエータ5の夫々のチューブ5cの冷却水9の流通方向の下流端部に存在する低水温部6が、空冷オイルクーラ4に近接されるように配置したから、ラジエータ5の他の部分を流通する送風2に比べて低温のものが空冷オイルクーラ4を通過するため、熱交換をさらに促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用オイルクーラの取付構造を示す説明図。
【図2】図1を左側から見た説明図。
【符号の説明】
1 凝縮器
1a チューブ
1b フィン
2 送風
3 凝縮部分
4 空冷オイルクーラ
5 ラジエータ
5a タンク
5b タンク
5c チューブ
5d フィン
6 低水温部
7 冷媒
8 オイル
9 冷却水
10 給水キャップ
11 シュラウド
12 ファン
Claims (2)
- エンジンルーム内に配置された車内冷房用凝縮器(1) のチューブ(1a)とフィン(1b)の外面側に冷媒冷却用の送風(2) が行なわれるものにおいて、
蛇行状の冷媒流路の下流側の端部に形成される冷媒凝縮部分(3) であって、その凝縮部分(3) のみの前記送風(2) の風下位置に空冷オイルクーラ(4) を配置したことを特徴とする自動車用オイルクーラの取付構造。 - 請求項1において、前記空冷オイルクーラ4と前記凝縮器1との間にエンジン冷却水冷却用のラジエータ5が配置され、そのラジエータ5は一対の離間したタンク5a,5b間に多数のチューブ5cとフィン5dとが並列され、夫々のチューブ5cの冷却水9の流通方向の下流端部に形成される低水温部6が前記空冷オイルクーラ4に近接されている自動車用オイルクーラの取付構造。
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JP15756397A JP3890679B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 自動車用オイルクーラの取付構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15756397A JP3890679B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 自動車用オイルクーラの取付構造 |
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JPH10331638A JPH10331638A (ja) | 1998-12-15 |
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JP15756397A Expired - Fee Related JP3890679B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 自動車用オイルクーラの取付構造 |
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1997
- 1997-05-30 JP JP15756397A patent/JP3890679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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