JP3889942B2 - 冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融めっき鋼板と冷延鋼板を同一の設備を用いて製造する冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄鋼板の表面に溶融めっきを施す溶融めっき鋼板と、薄鋼板に焼鈍処理を施して表面の酸化膜や加工特性を調節した冷延鋼板は、それぞれ別のラインを用いて製造されている。
溶融めっき鋼板及び冷延鋼板の製造ラインは、この原板である薄鋼板を焼鈍する一般に用いられている焼鈍炉の入側の装置である洗浄装置等、出側の装置である調質圧延装置、塗油装置、巻き取り装置等が殆ど同じ構成であるが、これらを共有するには、薄鋼板の通板の切り替え作業が必要となり、更に、切り替え後の溶融めっき鋼板、冷延鋼板の品質を保証するための処置等に手間を要する問題がある。
この対策として、特公昭57−39309号公報に記載されているように、溶融めっき槽に薄鋼板を案内するスナウトを溶融めっき槽の上方に回動させ、スナウトの先端部を取り外し、スナウトの先端部に新たに案内ロールを取付けて、この案内ロールを介して薄鋼板を溶融めっき槽に浸漬しないで通板するように切り替えることにより、装置を共有しながら溶融めっき鋼板と冷延鋼板の作り分けをすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公昭57−39309号公報に記載された溶融めっき鋼板と冷延鋼板の製造の切り替えは、スナウトの先端部に新たに案内ロールを取付けるため、取り替え作業が煩雑となり、しかも、取り替えに時間を要し、設備の休止時間が長くなる。
更に、熱処理を施した冷延用の薄鋼板を冷却させて大気中に脱炉するため、表面酸化を抑制するのに十分な温度域まで冷却することが重要となり、大規模な冷却設備を要し、設備費、ランニングコストが高くなる。
一方、薄鋼板の冷却が十分に行えない場合、表面酸化に起因した冷延鋼板の化成処理を悪化させ、冷延鋼板の品質が低下する等の問題がある。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、焼鈍炉や冷延鋼板の冷延パスルートの雰囲気を維持し、溶融めっき鋼板と冷延鋼板のパスルートの切り替えを簡単に行ない、冷延鋼板の品質を良好にすることができる冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明の冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備においては、焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽に送給して溶融めっき鋼板を製造する溶融めっきルートと、前記焼鈍炉から出た薄鋼板を前記溶融めっき槽を通さないで冷延鋼板を製造する冷延パスルートの切り替えを行う切り替え手段を有し、更に、薄鋼板を前記溶融めっき槽に送給する時に、前記冷延パスルートを遮断する雰囲気遮断手段を備え
前記雰囲気遮断手段は、前記冷延パスルートの炉殻本体の基端側に伸縮自在のジャバラを介して設けられた第1のフランジと、前記冷延パスルートの炉殻基部の先端側に設けられた第2のフランジとを有して、前記ジャバラを縮めることにより、前記第1、第2のフランジの間に隙間が形成でき、しかも、前記炉殻基部側に、シリンダーに連結されるアームと、該アームの先端に軸支されたシール蓋とを有し、前記シリンダーの駆動により、前記シール蓋が前記隙間に挿入し、前記第2のフランジに密着して通路を塞いでいる
これにより、溶融めっきルートと冷延パスルートの切り替えを案内ロール等の取付け等の手間を要せず、切り替え手段によって簡単に行うことができ、冷延パスルートから溶融めっきルートに切り替えを行った際、雰囲気遮断手段で冷延パスルートを遮断することによって焼鈍炉内に外気が進入して雰囲気を悪化させるのを防止して、焼鈍炉内の雰囲気の調整を無くすことができ、しかも、焼鈍炉内を常に正常な雰囲気に維持できるので、この焼鈍炉内を通した溶融めっき鋼板や冷延鋼板の品質が低下するのを防止することができる。
【0006】
前記目的に沿う第2の発明の冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備においては、焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽に送給して溶融めっき鋼板を製造する溶融めっきルートと、前記焼鈍炉から出た薄鋼板を前記溶融めっき槽を通さないで冷延鋼板を製造する冷延パスルートの切り替えを行う切り替え手段を有し、更に、
薄鋼板を前記冷延パスルートに通板する時に、前記溶融めっきルートと前記冷延パスルートの最後部で2つのパスルートが合流する位置の直前に前記溶融めっきルートの炉殻の末端部を遮断する雰囲気遮断手段を備え、
前記雰囲気遮断手段は、前記溶融めっきルートの炉殻末端部の途中に第1、第2のフランジを有し、しかも伸縮自在のジャバラを介して前記第1のフランジが前記炉殻末端部の途中に取付けられ、前記ジャバラを縮めることにより、前記第1、第2のフランジの間に隙間を形成し、更に、シリンダーによって駆動されるアームの先端に軸支され、前記隙間に挿入し前記第2のフランジに密着して通路を塞ぐシール蓋を有している。
【0008】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明の一実施の形態に係る冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備に用いる冷延鋼板と溶融めっき鋼板の製造装置の全体図、図2は同製造装置の冷延パスルートの雰囲気遮断手段の説明図、図3は図1のA−A矢視図、図4は同製造装置の冷延パスルートと溶融めっきルートの出側の交差部のシール手段の説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備に用いる冷延鋼板と溶融めっき鋼板の製造装置10は、薄鋼板11を焼鈍する一般に用いられている焼鈍炉12と、焼鈍炉12から出た薄鋼板11に溶融めっきを施して溶融めっき鋼板11aを製造する溶融めっきルート23と、溶融めっきを行わない冷延鋼板11bを製造する冷延パスルート26を有している。
【0009】
溶融めっきルート23は、焼鈍炉12で焼鈍した薄鋼板11が案内ロール17にガイドされてスナウト13を通り、溶融めっき液14を入れた溶融めっき槽15内へ送られ、溶融めっきが施された(溶融めっき鋼板11a)後、溶融めっき槽15内に配置されたポットロール16に案内されて、外気に導通した枠からなる炉殻18側へ搬送され、更に案内ロール19及び案内ロール20によって案内されながら炉殻18内を通過し、炉殻18の出側に配置された案内ロール21、22によって冷却装置55へ送られるパスルートである。
また、冷延パスルート26は、焼鈍炉12の出側に配置された案内ロール25によって、焼鈍炉12から出た薄鋼板11が、溶融めっき槽15へ送給されることなく冷延鋼板11bとして炉殻24内へ案内され、炉殻24を通過した後、炉殻24の出側に配置された案内ロール21、22によって、冷却装置55へガイドされるパスルートである。
なお、案内ロール21、22は、溶融めっきルート23と冷延パスルート26とで共有している。
冷延パスルート26において、案内ロール25の下流側にある炉殻24の入り口には、溶融めっき鋼板11aが溶融めっきルート23を通板中に、冷延パスルート26を遮断する雰囲気遮断手段30が設けられている。
【0010】
更に、溶融めっき槽15を出た溶融めっき鋼板11aが通過する溶融めっきルート23の炉殻18と、冷延鋼板11bが通過する冷延パスルート26の炉殻24が交差する位置には、切り替え手段40が設けられている。また、溶融めっきルート23と冷延パスルート26の最後部で2つのパスルートが合流する案内ロール21、22が設けられた位置の直前の溶融めっき鋼板11aを囲む炉殻18の末端には、炉殻18と炉殻24の間をシールするシール装置50が設けられいる。
案内ロール21、22の下流側には、溶融めっき鋼板11a、あるいは冷延鋼板11bを冷却する冷却装置55が設けられている。
図2に示すように、雰囲気遮断手段30は、炉殻24の炉殻本体24aの基端側に伸縮自在のジャバラ33を介してフランジ32を備え、炉殻基部24bの先端側には、フランジ31を備えており、ジャバラ33を縮めることにより、炉殻24のフランジ32とフランジ31の間に隙間24cが形成できるようになっている。
更に、炉殻基部24b側に、シリンダー35に連結したアーム36を設けており、このアーム36の先端に軸支されたシール蓋34をシリンダー35の駆動により、隙間24cに挿入し、炉殻基部24bのフランジ31に密着させて通路を塞ぐようにしている。
【0011】
図3に示すように、切り替え手段40は、軌条41上を走行するスライド台車42を有し、このスライド台車42には、冷延パスルート26の炉殻24と溶融めっきルート23の炉殻18が交差する位置に設けられた空間に合う大きさを有する冷延パスルート用の炉殻ユニット43と、溶融めっきルート用の炉殻ユニット44が備えられている。
冷延パスルート用の炉殻ユニット43は、冷延パスルート26の炉殻24の空間部に装着され、連続した炉殻24が形成できるようにしてあり、炉殻ユニット43の冷延鋼板長手方向の両端側となる部位には、炉殻24の隙間をなくして連結される伸縮自在なジャバラ45が設けられている。
溶融めっきルート用の炉殻ユニット44は、スライド台車42を図中矢印方向にスライドさせることによって溶融めっきルート23の炉殻18の空間部に装着され、連続した炉殻18が形成できるようにしている。
また、図4に示すように、溶融めっき鋼板11aを囲む炉殻18の末端部に取付けたシール装置50は、炉殻18の途中にフランジ51、52を取付けており、溶融めっきルート23を通板していない時に、フランジ51、52の間にシールパッキン53を装着し、ボルト・ナット54を用いて締結することにより、冷延パスルート26の炉殻24内への外気の侵入を防止できるようにしている。
【0012】
次に、本発明の一実施の形態に係る冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備について冷延鋼板と溶融めっき鋼板の製造装置10を用いて説明する。
焼鈍炉12にて600〜800℃程度に加熱して焼鈍され、焼鈍炉12を出た薄鋼板11は、溶融めっきを施した溶融めっき鋼板11aを製造する溶融めっきルート23、又は図1中破線で示す冷延鋼板11bを製造する冷延パスルート26の何れかのパスルートに通板されて製品が製造される。
溶融めっきルート23に薄鋼板11を通板して溶融めっき鋼板11aを製造する場合、薄鋼板11は、案内ロール17からスナウト13を通ってポットロール16に案内され、溶融めっき液14を入れた溶融めっき槽15内に浸漬し、薄鋼板11の表面に溶融した亜鉛、錫等のめっきが施される。
表面にめっきが施された溶融めっき鋼板11aは、案内ロール19及び案内ロール20によって、炉殻18内を通過して外気に接しながら冷却され、案内ロール21、22に案内されて冷却装置55に送給されて冷却され、電気めっき、検査ライン等の後工程に搬送される。
【0013】
この溶融めっきルート23に薄鋼板11を通板する時は、焼鈍炉12を出た直後の冷延パスルート26の入側の炉殻24は、炉殻本体24aの基端側に取付けたジャバラ33を縮め、フランジ32、31間に隙間24cを形成し、この隙間24cからシリンダー35を作動してシール蓋34を炉殻基部24b側のフランジ31に密着させることにより冷延パスルート26を遮断して、冷延パスルート26と溶融めっきルート23の分岐部分近傍から冷延パスルート26を通って外気が侵入するのを防止する。
その結果、焼鈍炉12に外気が進入するのを抑制でき、焼鈍炉12内の雰囲気の乱れを抑えるので、焼鈍過程で発生する薄鋼板11の表面酸化が無くなり、溶融めっき鋼板11aの品質を高めることができる。
更に、溶融めっき槽15を出た溶融めっき鋼板11aは、案内ロール19及び案内ロール20によって、炉殻18内を通過するが、溶融めっき槽15の上方で、溶融めっきルート23の炉殻18と冷延パスルート26の炉殻24が交差する。この交差部は、溶融めっき鋼板11aが通過する際、切り替え手段40のスライド台車42が軌条41上を走行し、溶融めっきルート用の炉殻ユニット44を点線矢印の方向に移動させ、炉殻ユニット44と炉殻18を縦方向に連結する。
更に、溶融めっき鋼板11aを通板する時は、炉殻18の末端に設けたシール装置50のシールパッキン53を外しておく。溶融めっき鋼板11aは、炉殻18から案内ロール21、22を通過し、冷却装置55によって冷却されて後工程に搬送されて製品が製造される。
【0014】
一方、冷延パスルート26に薄鋼板11を通板して冷延鋼板11bを製造する場合は、炉殻24の基端側に設けた雰囲気遮断手段30のシール蓋34をフランジ31から外し、ジャバラ33を下降させて連結された炉殻24内を案内ロール25を介して通板する。
冷延パスルート26の炉殻24と溶融めっきルート23の炉殻18との交差部を冷延鋼板11bが通過する際、スライド台車42は、軌条41上を走行して冷延パスルート用の炉殻ユニット43を実線矢印の方向に移動し、炉殻ユニット43を炉殻24の位置に合わせる。炉殻ユニット43と炉殻24に生じる隙間を炉殻ユニット43に取付けたジャバラ45を延ばして炉殻24側面に連結することにより、炉殻24の内部に外気が進入しないようにシールできる。
更に、冷延鋼板11bが通板される時は、炉殻18の末端に設けたシール装置50のフランジ51、52の間に、シールパッキン53を装着しボルト・ナット54でフランジ51、52を締結し、炉殻18からの外気が冷延パスルート26側に進入しないようにしている。しかも、この冷延パスルート26内の酸素濃度を1000ppm以下にして、冷延パスルート26内を通過する冷延鋼板11bの表面の酸化を抑制しているので、電気めっき等の後工程、及び客先での化成処理を安定して行うことが可能になり、同時に、冷延鋼板11bのテンパーカラー等の欠陥を防止して品質を向上することができる。
そして、案内ロール21、22を通過した冷延鋼板11bは、冷却装置55によって冷却され、電気めっき、検査ライン等の後工程に搬送されて製品が製造される。
【0015】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、冷延パスルート26の炉殻24に設けた雰囲気遮断手段30は、冷延パスルート26に冷延鋼板11bを通板する時に炉殻18の末端部に設けるシール装置50の替わりとして用いることができ、一方、雰囲気遮断手段30の替わりに手作業で行うシール装置を用いることができる。
更に、溶融めっきルート23と冷延パスルート26の交差部に設けた切り替え手段40の炉殻ユニット43と炉殻ユニット44の切り替えは、スライド台車42の他に、それぞれの炉殻ユニットを所定の円の半径内に配置し、旋回装置等を用いて各炉殻ユニットを旋回させて位置合わせすることもできる。
【0016】
【発明の効果】
請求項記載の冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備においては、焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽に送給して溶融めっき鋼板を製造する溶融めっきルートと、焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽を通さないで冷延鋼板を製造する冷延パスルートの切り替えを行う切り替え手段を有し、薄鋼板を溶融めっき槽に送給する時に、冷延パスルートを遮断する雰囲気遮断手段を備えているので、焼鈍炉の雰囲気を正常に維持でき、溶融めっき鋼板と冷延鋼板のパスルートの切り替えを簡単に行ない、鋼板の品質を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備に用いる冷延鋼板と溶融めっき鋼板の製造装置の全体図である。
【図2】同製造装置の冷延パスルートの雰囲気遮断手段の説明図である。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】同製造装置の冷延パスルートと溶融めっきルートの出側の交差部のシール手段の説明図である。
【符号の説明】
10:冷延鋼板と溶融めっき鋼板の製造装置、11:薄鋼板、11a:溶融めっき鋼板、11b:冷延鋼板、12:焼鈍炉、13:スナウト、14:溶融めっき液、15:溶融めっき槽、16:ポットロール、17:案内ロール、18:炉殻、19:案内ロール、20:案内ロール、21:案内ロール、22:案内ロール、23:溶融めっきルート、24:炉殻、24a:炉殻本体、24b:炉殻基部、24c:隙間、25:案内ロール、26:冷延パスルート、30:雰囲気遮断手段、31:フランジ、32:フランジ、33:ジャバラ、34:シール蓋、35:シリンダー、36:アーム、40:切り替え手段、41:軌条、42:スライド台車、43:冷延パスルート用の炉殻ユニット、44:溶融めっきルート用の炉殻ユニット、45:ジャバラ、50:シール装置、51:フランジ、52:フランジ、53:シールパッキン、54:ボルト・ナット、55:冷却装置

Claims (2)

  1. 焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽に送給して溶融めっき鋼板を製造する溶融めっきルートと、前記焼鈍炉から出た薄鋼板を前記溶融めっき槽を通さないで冷延鋼板を製造する冷延パスルートの切り替えを行う切り替え手段を有し、更に、
    薄鋼板を前記溶融めっき槽に送給する時に、前記冷延パスルートを遮断する雰囲気遮断手段を備え
    前記雰囲気遮断手段は、前記冷延パスルートの炉殻本体の基端側に伸縮自在のジャバラを介して設けられた第1のフランジと、前記冷延パスルートの炉殻基部の先端側に設けられた第2のフランジとを有して、前記ジャバラを縮めることにより、前記第1、第2のフランジの間に隙間が形成でき、しかも、前記炉殻基部側に、シリンダーに連結されるアームと、該アームの先端に軸支されたシール蓋とを有し、前記シリンダーの駆動により、前記シール蓋が前記隙間に挿入し、前記第2のフランジに密着して通路を塞ぐことを特徴とする冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備。
  2. 焼鈍炉から出た薄鋼板を溶融めっき槽に送給して溶融めっき鋼板を製造する溶融めっきルートと、前記焼鈍炉から出た薄鋼板を前記溶融めっき槽を通さないで冷延鋼板を製造する冷延パスルートの切り替えを行う切り替え手段を有し、更に、
    薄鋼板を前記冷延パスルートに通板する時に、前記溶融めっきルートと前記冷延パスルートの最後部で2つのパスルートが合流する位置の直前に前記溶融めっきルートの炉殻の末端部を遮断する雰囲気遮断手段を備え、
    前記雰囲気遮断手段は、前記溶融めっきルートの炉殻末端部の途中に第1、第2のフランジを有し、しかも伸縮自在のジャバラを介して前記第1のフランジが前記炉殻末端部の途中に取付けられ、前記ジャバラを縮めることにより、前記第1、第2のフランジの間に隙間を形成し、更に、シリンダーによって駆動されるアームの先端に軸支され、前記隙間に挿入し前記第2のフランジに密着して通路を塞ぐシール蓋を有することを特徴とする冷延鋼板と溶融めっき鋼板の兼用製造設備。
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