JP3888978B2 - 道路舗装構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透水性および保水性を備えた道路舗装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球温暖化に対する関心が高まり様々な方式の地球温暖化防止技術が開発されているが、その一つとして、夏場における舗装道路の温度上昇を抑制することによって沿道の環境改善を図り、地球温暖化を防止しようとするもの(例えば、特許文献1参照。)がある。
【0003】
特許文献1には、晴天時における舗装面の温度を低下させる機能を有する透水性アスファルト舗装構造が記載されている。この透水性アスファルト舗装構造は、保水性骨材を主材料とする路盤材料によって形成された保水性路盤と、この保水性路盤の上方に敷設された透水性アスファルト舗装とからなるものである。
【0004】
このような構成とすれば、雨天時に降り注いだ雨水は下方の保水性路盤に保持され、晴天時に舗装面の温度が上昇すると、保水性路盤に保持されていた水分は透水性アスファルト舗装の空隙を通って徐々に蒸発する。これにより、水分が蒸発するときの気化熱として舗装面から熱を奪うため、舗装面の温度を低下させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−120010号公報(第3−4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の透水性アスファルト舗装構造を構成する保水性路盤は、廃ベントナイトや廃泥水などの建設汚泥、セメントを主成分とする固化剤、分散機能を有するポリマーからなる混和薬剤などを原料とする保水性人工骨材によって形成されている。ところが、この保水性骨材は保水率が比較的小さく、保水率を増大させると強度が低下する傾向もあるため、実際の保水率は20〜40%程度である(特許文献1の[0021]参照)。このため、夏期に晴天の日が続くと、保水性路盤から蒸発すべき水分が不足し、舗装面の温度を低下させる機能が十分に発揮されないおそれがある。
【0007】
また、この保水性骨材が保水すると強度低下する傾向があるため、施工後、雨天が長期間にわたって継続すると、保水性路盤が大量の水分を吸収することによって強度が低下し、舗装面が徐々に沈下することも予測される。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、施工が容易で、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、道路の温度上昇を確実に抑制することのできる道路舗装構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の道路舗装構造は、連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、この保水層上に砂状体を敷設して形成した緩衝層と、緩衝層と保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、ガラス粉末、セメント系固化材および高分子化合物を混練、固化させて形成した透水・保水性ブロックを緩衝層上に敷設して形成した透水層とを備えたことを特徴とする。
【0010】
このような構成とすることにより、道路表面側から、透水・保水性ブロックで形成した透水層、砂状体で形成した緩衝層および発泡ガラスで形成した保水層が、この順番で積層された状態となる。このため、透水層および緩衝層は、雨天時などに路面に降り注ぐ雨水などの水分を迅速に吸い込んで下方へ通過させることで優れた透水性を発揮し、これらの層を通過した雨水などの水分は保水層の発泡ガラスの連続空孔内に貯留されることで優れた保水性を発揮する。
【0011】
また、保水層は、これを形成する発泡ガラスが内蔵している連続空孔内に水分を収容することによって保水作用を発揮するので、水分の有無によって性状や体積が変化したり、水分吸収によって強度が低下したりすることがない。このため、施工後、舗装面が徐々に沈下することもなくなり、優れた耐久性を発揮する。
【0012】
さらに、透水層と保水層との間に砂状体からなる緩衝層を配置することにより、粒状乃至塊状の発泡ガラスを敷設して形成した保水層上面の凹凸が砂状体で覆われ平面化されるため、この後に施工される、透水・保水性ブロックの敷設工事を容易化することができる。また、この緩衝層は、透水層に加わる荷重に対するクッション機能も発揮するので、本発明の道路舗装構造を歩道に採用した場合、歩行者の脚部への負担を軽減することができる。
【0013】
このような道路舗装構造において、日照などにより路面の温度が上昇すると、保水層に貯留されている水分が緩衝層および透水層を通過して上昇し、路面で気化して大気中へ蒸発していくため、このときの気化熱によって道路の温度上昇を確実に抑制することができる。また、路床上に粒状乃至塊状の発泡ガラスを敷設し、その上に砂状体を敷設し、その上に透水・保水性ブロックを敷設するだけで構築することができるため、施工は容易である。発泡ガラスおよび透水・保水性ブロックを除けば、一般的な土木工事用の資材、工法を用いて構築することができるため、この点においても施工は容易である。
【0014】
なお、透水層を形成する透水・保水性ブロックとしては、例えば、特開2002−29809号公報などにおいて開示されている株式会社シーマコンサルタントの透水性ブロックなどが好適である。また、保水層を形成する粒状乃至塊状の発泡ガラスのとしては、例えば、本出願人などが特願2002−224863号で提案している発泡ガラス製造方法によって製造されたものなどが好適である。
【0015】
次に、本発明の道路舗装構造は、連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、保水層上に形成した下層路盤と、下層路盤と保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、この下層路盤上に形成した上層路盤と、この上層路盤上に形成した透水性アスファルト層とを備えたことを特徴とする。ここで、下層路盤、上層路盤および透水性アスファルト層は一般的な道路舗装工事で使用されている資材、工法を用いて形成することができる。
【0016】
このような構成とすることにより、特に、車道に適した道路舗装構造となり、前述と同様、施工が容易で、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、道路の温度上昇を確実に抑制することができる。また、保水層を形成する発泡ガラスは連続空孔を有することで振動吸収機能や吸音機能を発揮するため、自動車などの通過時の騒音を軽減することができる。
【0017】
ここで、前述したように、下層路盤および上層路盤は一般的な道路舗装工事で使用される資材、工法を用いて構築することができるが、下層路盤や上層路盤に非吸水性の発泡ガラスを含ませた構造とすることも可能であり、これによって、下層路盤や上層路盤の透水性を高めることができる。この場合、一定範囲内に粒度調整した発泡ガラスを用いることが望ましい。
【0018】
一方、透水性アスファルト層は約25%程度の空隙率を有するものとすることが望ましい。これによって雨水などの透過性が高まり、路面の排水性を向上させることができる。
【0019】
次に、本発明の道路舗装構造は、連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、この保水層上に形成した基層と、この基層上に形成した表層とを備えたことを特徴とする。ここで、基層および表層は一般的な舗装道路工事で使用される資材、工法を用いて形成することができる。
【0020】
このような構成とすることにより、特に、トンネル内の舗装道路などに適した道路舗装構造となり、前述と同様、施工が容易で、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、道路の温度上昇を確実に抑制することができるようになる。トンネル内の舗装道路として施工した場合、通行車両などによってトンネル内へ持ち込まれる雨水だけでなく、トンネル周囲の地山からの湧水や地下水なども保水層に誘導することができるため、排水機能も得ることができる。また、湧水や地下水がない場合においても、保水層を形成する発泡ガラスが自動車などの通過音を吸収するため、音声が反響しやすいトンネル内における騒音を軽減することができる。
【0021】
一方、粒状乃至塊状の発泡ガラスの外径は1mm〜50mmであることが望ましく、これによって、道路の温度上昇を抑制するのに必要十分な水分量を保持できる保水層を形成することが可能となる。なお、発泡ガラスの外径が1mmより小さくなると保水機能が殆どなくなり、外径が50mmより大きくなると、保水層を形成した状態において隣接する発泡ガラス同士の空隙が大きくなって保水機能が低下する傾向があるため、前記範囲が好適である。
【0022】
また、粒状乃至塊状の発泡ガラスの嵩比重は0.3〜0.6であることが望ましく、これによって、保水機能と圧縮強度とが適切にバランスした保水層を形成することができる。なお、嵩比重が0.3より小であると発泡ガラス中の連続気孔の割合が増大することにより保水率は増大するが圧縮強度は低下するため、通行車両の車輪荷重に対する強度が低下する傾向がある。一方、嵩比重が0.6より大であると、発泡ガラス中の連続気孔の割合が減少し、保水率が90%以下に低下する傾向がある。このため、発泡ガラスの嵩比重は前記範囲が好適である。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態である道路舗装構造を示す垂直断面図である。図1に示すように、本実施形態の道路舗装構造1は、連続空孔を有する多数の塊状の発泡ガラス2を路床3上に敷設することによって形成した保水層4と、この保水層4の上面に砂状体5を敷設することによって形成した緩衝層6と、複数の透水・保水性ブロック7を緩衝層6の上面に平面状に敷設することによって形成した透水層8とを備えている。透水・保水性ブロック7は、ガラス粉末、セメント系固化材および高分子化合物の混練物を固化させて形成したものである。
【0024】
道路舗装構造1は、道路表面1a側から、透水・保水性ブロック7で形成した透水層8、砂状体5で形成した緩衝層6および塊状の発泡ガラス2で形成した保水層4が、この順番で積層された状態となる。このような構造とすることにより、雨天時などに道路表面1aに降り注ぐ雨水などの水分は直ちに透水層8に吸い込まれ、透水層8およびその下方の緩衝層6を通過して迅速に下方へ移動する。
【0025】
このため道路全体は優れた透水性を発揮し、道路表面1aに雨水などが溜まることもないので、水はね、スモーキング現象、ハイドロプレーニング現象などのトラブルが発生するのを防止することができる。また、透水層8および緩衝層6を通過して保水層4へ浸入した雨水などの水分は、この保水層4を形成する塊状の発泡ガラス2の連続空孔内に染み込んで貯留されるため、これによって優れた保水性が得られる。なお、透水層8および緩衝層6は、いずれも多数の微細空隙を有する構造であるため、通過する水分の一部は透水層8および緩衝層6内にも貯留される。
【0026】
道路舗装構造1において、夏期の日照などによって道路表面1aの温度が上昇すると、透水層8および緩衝層6内に貯留されている水分が道路表面1aから蒸発するとともに、保水層4に貯留されている水分が緩衝層6および透水層8を通過して上昇し、道路表面1aで気化して大気中へ蒸発していくため、このときの気化熱によって道路の温度上昇を確実に抑制することができる。
【0027】
このような道路舗装構造1は、路床3上に塊状の発泡ガラス2を敷設し、その上に砂状体5を敷設し、その上に透水・保水性ブロック7を敷設するだけで構築することができるため、施工は容易である。また、塊状の発泡ガラス2および透水・保水性ブロック7を除けば、一般的な土木工事用の資材、工法を用いて構築することができるため、この点においても施工は容易である。
【0028】
また、保水層4は、これを形成する多数の塊状の発泡ガラス2が内蔵している連続空孔内に水分を収容することによって保水作用を発揮するので、水分の有無によって塊状の発泡ガラス2の性状や体積が変化したり、水分吸収によって保水層4の強度が低下したりすることがない。このため、施工後、舗装面が徐々に沈下することもなく、優れた耐久性を発揮する。
【0029】
さらに、透水層8と保水層4との間には、砂状体5で形成した緩衝層6を配置しているため、塊状の発泡ガラス2を敷設して形成した保水層4の上面の凹凸が砂状体5で覆われ平面化されるため、この後に施工される、透水・保水性ブロック7の敷設工事も容易である。また、緩衝層6は、透水層8に加わる荷重に対してクッション機能も発揮するので、道路舗装構造1を歩道に採用した場合、歩行者の脚部への負担を軽減することができる。
【0030】
本実施形態において、透水・保水性ブロック7として、特開2002−29809号公報などで開示されている株式会社シーマコンサルタントの透水性ブロックを使用したところ、透水性、保水性および耐久性に優れた透水層8を形成することができた。また、塊状の発泡ガラス2として、本出願人などが特願2002−224863号で提案している発泡ガラス製造方法によって製造されたものを用いたところ、適度な保水性と圧縮強度とを備えた保水層4を形成することができた。
【0031】
また、本実施形態において、塊状の発泡ガラス2の外径を30mm〜40mmとし、嵩比重を0.5としたところ、降雨などによって供給された水分を過不足なく保持することが可能であり、保水機能と圧縮強度とが適切にバランスした保水層4を形成することができた。なお、緩衝層6を構成する砂状体5が保水層4内へ進入していくのを防止するため、緩衝層6と保水層4との間に、透水性を有する土木工事用シート材を敷設することもできる。このような土木工事用シート材としては、ポリエステル綿をニードルパンチおよびバインダー加工した土木工事用不織布である「サンドフ(商品名)」などが好適である。
【0032】
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態である道路舗装構造について説明する。なお、図2に示す道路舗装構造20において、道路舗装構造1の構成部分と同様の機能、効果を発揮する部分については図1と同じ符号を付して説明を省略する。
【0033】
本実施形態の道路舗装構造20は、連続空孔を有する多数の塊状の発泡ガラス2を路床3上に敷設して形成した保水層4と、保水層4上に形成した下層路盤21と、下層路盤21上に形成した上層路盤22と、上層路盤22上に形成した透水性アスファルト層23とを備えている。ここで、下層路盤21、上層路盤22および透水性アスファルト層23は一般的な道路舗装工事で使用されている資材、工法を用いて形成したものである。
【0034】
道路舗装構造20は、特に、車道に適しており、前述の道路舗装構造1と同様、施工が容易で、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、夏期などにおける道路の温度上昇を確実に抑制することができる。また、保水層4を形成する塊状の発泡ガラス2は連続空孔を有することで振動吸収機能および吸音機能を発揮するため、自動車などが通過する際の騒音を軽減することができる。
【0035】
前述したように、下層路盤21および上層路盤22は一般的な道路舗装工事で使用される資材、工法を用いて構築することができるが、下層路盤21や上層路盤22に一定範囲内に粒度調整した非吸水性の発泡ガラスを含ませた構造とすれば、下層路盤21および上層路盤22の透水性を高めることができる。
【0036】
一方、透水性アスファルト層23は約25%程度の空隙率を有していることにより、雨水などの透過性が高く、排水性に優れているため、雨天の際に道路表面20aに水溜まりが生じることもない。したがって、自動車が通過する際の、水はね、スモーキング現象あるいはハイドロプレーニング現象などを抑制することができる。なお、本実施形態においても、下層路盤21を構成する資材が保水層4内へ進入していくのを防止するため、下層路盤21と保水層4との間に、透水性を有する土木工事用シート材である「サンドフ(商品名)」などを敷設することができる。
【0037】
次に、図3を参照して、本発明の第3実施形態である道路舗装構造について説明する。なお、図3に示す道路舗装構造30において、道路舗装構造1の構成部分と同様の機能、効果を発揮する部分については図1と同じ符号を付して説明を省略する。
【0038】
本実施形態の道路舗装構造30は、連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラス31を路床3上に敷設して形成した保水層4と、保水層4上に形成した基層32と、基層32上に形成した表層33とを備えている。基層32および表層33は一般的な舗装道路工事で使用される資材、工法を用いて形成している。
【0039】
道路舗装構造30は、特に、トンネル34内の舗装道路に適しており、前述と同様、施工が容易で、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、道路の温度上昇を確実に抑制することができる。トンネル34内に道路舗装構造30を構築した場合、通行車両などがトンネル34内へ持ち込んだ雨水だけでなく、トンネル34周囲の地山35からの湧水やトンネル34内へ染み出した地下水なども、図3の矢線36で示すような経路に沿って保水層4に誘導されるため、排水効果も得ることができる。
【0040】
また、地山35からの湧水や地下水がない場合においても、保水層4を形成する粒状乃至塊状の発泡ガラス31が、自動車などが通過する際に発生する振動や音を吸収するため、音が反響しやすいトンネル34内における騒音を軽減することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0042】
(1)連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、保水層上に砂状体を敷設して形成した緩衝層と、緩衝層と保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、ガラス粉末、セメント系固化材および高分子化合物を混練、固化させて形成した透水・保水性ブロックを緩衝層上に敷設して形成した透水層とを備えたことにより、優れた透水性、保水性および耐久性を発揮し、道路の温度上昇を確実に抑制することができ、施工も容易であり、歩行者の脚部への負担を軽減することができる。
【0043】
(2)連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、保水層上に形成した下層路盤と、下層路盤と保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、この下層路盤上に形成した上層路盤と、この上層路盤上に形成した透水性アスファルト層とを備えたことにより、特に、車道に適した道路舗装構造となり、前述(1)と同様の効果が得られるほか、通行車両に起因する騒音を軽減することができる。
【0044】
(3)連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、この保水層上に形成した基層と、この基層上に形成した表層とを備えたことにより、特に、トンネル内の舗装道路などに適した道路舗装構造となり、前述(1)と同様の効果が得られるほか、地下水や湧水などを排水することもできる。
【0045】
(4)粒状乃至塊状の発泡ガラスの外径を1mm〜50mmとすることにより、道路の温度上昇を抑制するのに必要十分な水分量を保持できる保水層を形成することができる。
【0046】
(5)粒状乃至塊状の発泡ガラスの嵩比重を0.3〜0.6とすることにより、保水機能と圧縮強度とが適切にバランスした保水層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である道路舗装構造を示す垂直断面図である。
【図2】 本発明の第2実施形態である道路舗装構造を示す垂直断面図である。
【図3】 本発明の第3実施形態である道路舗装構造を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1,20,30 道路舗装構造
1a,20a 道路表面
2,31 発泡ガラス
3 路床
4 保水層
5 砂状体
6 緩衝層
7 透水・保水性ブロック
8 透水層
21 下層路盤
22 上層路盤
23 透水性アスファルト層
32 基層
33 表層
34 トンネル
35 地山
36 矢線

Claims (4)

  1. 連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、前記保水層上に砂状体を敷設して形成した緩衝層と、前記緩衝層と前記保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、ガラス粉末、セメント系固化材および高分子化合物を混練、固化させて形成した透水・保水性ブロックを前記緩衝層上に敷設して形成した透水層とを備えたことを特徴とする道路舗装構造。
  2. 連続空孔を有する粒状乃至塊状の発泡ガラスを路床上に敷設して形成した保水層と、前記保水層上に形成した下層路盤と、前記下層路盤と前記保水層との間に敷設された透水性を有する土木工事用シート材と、前記下層路盤上に形成した上層路盤と、前記上層路盤上に形成した透水性アスファルト層とを備えたことを特徴とする道路舗装構造。
  3. 前記発泡ガラスの外径が1mm〜50mmである請求項1または2記載の道路舗装構造。
  4. 前記発泡ガラスの嵩比重が0.3〜0.6である請求項1〜のいずれかに記載の道路舗装構造。
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