JP3888039B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに係り、詳しくは、光源から出射された光束を変調した後に拡大投射して投写画像を形成するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクタを使用する環境が拡がりつつあり、社内会議や出張先でのプレゼンテーションなどで用いられる他、CAD/CAM/CAEのデータを取り込んで拡大投写することで、研究開発部門等での技術検討会に用いられたり、各種セミナーや研修会、さらには視聴覚教育を行う学校の授業でも用いられている。また、CTスキャンやMRIなどの医療画像やデータを投写し、治療法の検討、医療指導などに役立てたり、展示会や大勢が集まるイベントなどを効果的に演出するのにも用いられる。
【0003】
このように、あるゆる環境でプロジェクタが用いられる現在では、プロジェクタに求められる仕様・機能も様々であり、携帯性を追求した軽量コンパクトモデル、画像品質を追求した高輝度モデルおよび高解像度モデル、各デジタル機器やモバイルツールとの接続を可能にした高機能モデルなどがある。
そして、使用される環境のさらなる拡大が予想されることから、新たな使用環境を想定したより高付加価値のプロジェクタの開発が盛んに行われている。
【0004】
ところで、上述したようなプロジェクタは、その内部に複数の光学部品を収容し、これらの光学部品を用いることにより、光源から出射された光束を変調した後に拡大投写して投写画像を形成している。このような光学部品は、保持枠によって保持され、この保持枠をライトガイドに取り付けることでプロジェクタ内部に取り付けられている。
通常、光学部品のライトガイドへの取り付けの際には、光学部品と、当該光学部品に入射する光の光軸との相対位置を調整する必要がある。この光学部品の位置調整は、ライトガイドに対する保持枠の取付位置が決まっているため、保持枠に対する光学部品の位置を調整することで行われる。
【0005】
ここで、保持枠には、当該保持枠に対する光学部品の位置調整を可能とする調整機構が設けられている。この位置調整機構は、保持枠に垂直方向へ調整(移動)可能に設けられた第1調整枠と、この第1調整枠に水平方向へ調整(移動)可能に設けられかつ光学部品を保持する第2調整枠とを備えている。保持枠に対する第1調整枠の位置調整は、保持枠に垂直方向へ螺合されかつ先端が第1調整枠に当接するねじを進退させることで行っている。一方、保持枠に対する第2調整枠の位置調整は、第1調整枠に水平方向へ螺合されかつ先端が第2調整枠に当接するねじを進退させることで行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のプロジェクタにおいて、保持枠に対する光学部品の位置決め、つまり調整機構におけるねじ調整は、作業者のモニタを見ながらの手作業によって行われているため、手間がかかり、また、光学部品の位置調整の精度向上を図ることが困難であるという問題がある。
また、保持枠に対する光学部品の位置を調整するには、複数の調整部材(つまり第1調整枠、第2調整枠およびねじ)からなる調整機構が必要となるので、部品点数が多く、組立作業が繁雑になってしまうという問題もある。
【0007】
本発明の目的は、部品点数を低減できるとともに、調整精度を向上させることができるプロジェクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のプロジェクタは、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
請求項1に記載の発明は、光学部品が内部に設けられるとともに、光源から出射された光束を変調した後に拡大投写して投写画像を形成するプロジェクタであって、前記光学部品を保持する保持枠と、この保持枠を支持する支持体とを備え、前記保持枠の左右両側方には、当該保持枠を前記支持体に案内する案内用係合部が設けられ、前記保持枠の下方には、突部が設けられ、前記支持体には、前記案内用係合部が遊嵌状態で係合する被係合部と、前記突部が係合する係合孔とが設けられ、前記案内用係合部と前記被係合部とが遊嵌状態で係合することで、前記支持体に対する前記光学部品の位置が調整され、前記突部と前記係合孔とが係合することで、前記光学部品の光軸方向の姿勢が規定されていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、保持枠の案内用係合部と、支持体の被係合部とが遊嵌状態で係合され、これら案内用係合部および被係合部間の遊びで、保持枠の支持体に対する位置、すなわち光学部品の支持体に対する位置が調整されている。具体的には、たとえば、保持枠を治具等で把持し、所定位置に固定された支持体の被係合部に保持枠の案内用係合部を遊嵌状態で係合させる。この状態において、遊びの範囲内で保持枠を移動させて位置決めする。従来のように調整機構を用いて光学部品自体を移動させるのではなく、光学部品を保持する保持枠を遊びの範囲内で移動させることで、支持体に対する光学部品の位置を調整しているから、調整機構が不要となり、部品点数の低減が可能となる。また、保持枠を直接把持して支持体に対して移動させるだけで、光学部品の位置を調整できるから、従来のように支持体に保持枠を取り付けた状態で光学部品の位置調整を行うよりも、調整作業が簡単になる。さらに、このような調整作業は、構成が簡単だから、自動機等を用いて容易に自動化でき、自動化すれば調整精度が向上する。さらにまた、保持枠および支持体には光学部品の光軸方向の姿勢を規定する突部および係合孔とがそれぞれ設けられているので、光学部品の光軸に対して直交する方向の位置調整だけ行えばよく、位置調整作業がさらに簡単になる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、前記保持枠には、治具が取り付けられる治具取付部が設けられていることを特徴とするものである。
この発明によれば、保持枠には治具取付部が設けられているから、治具で保持枠を常に所定の姿勢で、かつ、容易に把持できるようになり、位置調整がより正確に行える。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、前記案内用係合部と、前記被係合部とが接着剤により固定されていることを特徴とするものである。この発明によれば、保持枠の案内用係合部と、支持体の被係合部とは、接着剤により固定されるので、保持枠と支持体とを位置決めした後に、案内用係合部および被係合部間、すなわち遊びの部分に接着剤を充填するだけでよく、固定作業が容易になる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプロジェクタにおいて、前記案内用係合部には、前記接着剤が充填される接着剤充填用溝が形成されていることを特徴とするものである。この発明によれば、保持枠の案内用係合部には接着剤充填用溝が形成されているから、保持枠と支持体との固定の際に、接着剤充填用溝に接着剤を充填すれば保持枠および支持体間から接着剤が流れ出にくくなり、接着固定が確実になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクタの主な構成〕
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を上方から見た全体斜視図、図2は、プロジェクタ1を下方から見た全体斜視図、図3は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図である。
図1ないし図3において、プロジェクタ1は、略四角箱状の外装ケース2と、外装ケース2内に収容された電源ユニット3と、同じく外装ケース2内に配置された平面L字形の光学ユニット4とを備えている。
【0015】
外装ケース2は、図4に示すように、互いにネジ止めされる合成樹脂製のアッパーケース21と、アルミニウム等の金属製のロアーケース22と、同じくアルミニウム等の金属製のフロントケース23とで構成されている。
【0016】
アッパーケース21は、上面部211および背面部212が一体成形された形状である。
上面部211の内部側には、アルミニウム板のパンチング加工による多孔状の第1電磁遮蔽部材213が取り外し可能に設けられている。アッパーケース21の背面部212の内部側にも、アルミニウム板からなる第2電磁遮蔽部材214が設けられている。第2電磁遮蔽部材214は、ロアーケース22側にネジ止めされている。
【0017】
ロアーケース22は、底面部221および対向し合う一対の側面部222が一体に形成された形状であり、プレスやマシニングセンタ等で加工された所定形状のアルミニウム板等を曲げ加工することで、底面部221および側面部222が互いに折曲して形成されている。
【0018】
底面部221の前方の両隅部分には、プロジェクタ1全体の傾きを調整して投写画像の位置合わせを行う高さ位置調整機構7が設けられている。これに対して底面部221の後方側中央部には、樹脂製のフット部材6(図2)が嵌合しているのみである。
【0019】
フロントケース23は、外装ケース2の前面部231を形成する部材であり、やはりプレスやマシニングセンタ等で加工された所定形状のアルミニウム板等の曲げ加工あるいは絞り加工によって形成されている。この フロントケース23には投写レンズ46に対応して丸孔開口232が設けられ、丸孔開口232の周辺は絞り加工によって内部側に湾曲している。
【0020】
このような外装ケース2には、内部に冷却空気を取り入れるための吸気口2A,2B,2C、および内部から冷却空気を排出するための排気口2D,2Eの他、操作パネル2Fや、スピーカの位置に対応した多数の孔2G等が設けられている。また、外装ケース2の背面側には、インターフェース用の種々のコネクタが露出しており、各コネクタがマウントされるドライバーボードや他のボードは、背面側の開口部分を塞ぐように固定されたアルミ板50に支持されるようになっている。このアルミ板50は、電磁遮蔽板としても機能する。
【0021】
電源ユニット3は、外装ケース2(図3)内の前面側に配置された主電源31と、主電源31の後方に配置されたバラスト32とで構成されている。主電源31は、電源ケーブルを通して供給された電力をバラスト32や図示しないドライバーボード等に供給するものであり、前記電源ケーブルが差し込まれるインレットコネクタ33(図2)、周囲を囲むアルミニウム製のフレーム34(図3)、図示しない電源回路等を備えている。
バラスト32は、電力を主に光学ユニット4の光源ランプ411(図5)に供給するものであり、ランプ駆動回路を備えている。
【0022】
光学ユニット4は、図5に示すように、光源ランプ411から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成するユニットであり、インテグレータ照明光学系41、色分離光学系42、リレー光学系43、電気光学装置44、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム45、および投写光学系としての投写レンズ46を備えている。
【0023】
〔2.光学系の詳細な構成〕
図5において、インテグレータ照明光学系41は、電気光学装置44を構成する3枚の液晶パネル441(色光毎に液晶パネル441R,441G,441Bと示す)の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系であり、光源装置413と、UVフィルタ418と、第1レンズアレイ414と、偏光変換素子415と、第2レンズアレイ416とを備えている。なお、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416が本発明の光学部品である。
【0024】
インテグレータ照明光学系41を構成する光源装置413は、放射状の光線を出射する放射光源としての光源ランプ411と、この光源ランプ411から出射された放射光を反射するリフレクタ412とを有する。光源ランプ411としては、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、または高圧水銀ランプが用いられることが多い。 第1レンズアレイ414は、ほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズ414Aがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズ414Aは、光源ランプ411から出射されてUVフィルタ418を通る光束を、複数の部分光束に分割している。各小レンズ414Aの輪郭形状は、液晶パネル441の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各小レンズ414Aのアスペクト比も4:3に設定する。
第2レンズアレイ416は、第1レンズアレイ414とほぼ同様な構成を有しており、小レンズ416Aがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ416は、第1レンズアレイ414からの光を集光している。
【0025】
偏光変換素子415は、第1レンズアレイ414と第2レンズアレイ416との間に配置されるとともに、第1レンズアレイ414からの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、電気光学装置44での光の利用効率が高められている。具体的に、偏光変換素子415によって1種類の偏光光に変換された各部分光束は、集光レンズ417に集光し、最終的に電気光学装置44の液晶パネル441R,441G,441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いた本実施形態のプロジェクタ1(電気光学装置44)では、光を構成する2種類の偏光光(S波とP波)のうちの1種類の偏光光しか利用できないため、光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用されない。そこで、偏光変換素子415を用いることにより、光源ランプ411からの出射光を全て1種類の偏光光に変換し、電気光学装置44での光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子415は、たとえば特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0026】
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421、422によりインテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
【0027】
リレー光学系43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433、および反射ミラー432、434を備え、色分離光学系42で分離された色光、青色光を液晶パネル441Bまで導く機能を有している。なお、リレーレンズ433も本発明の光学部品である。
【0028】
電気光学装置44は、3枚の光変調装置となる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,441G,441Bによって、画像情報に応じて変調されて光学像を形成する。
【0029】
クロスダイクロイックプリズム45は、3枚の液晶パネル441R,441G,441Bから射出された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画像を形成するものである。なお、クロスダイクロイックプリズム45には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成される。そして、クロスダイクロイックプリズム45で合成されたカラー画像は、投写レンズ46から射出され、スクリーン上に拡大投写される。
【0030】
以上説明した各光学系41〜45は、図6に示すように、合成樹脂製のライトガイド47に収容されている。すなわち、このライトガイド47には、光源装置413を覆う光源保護部471の他、前述の各光学部品414,417,418,421〜423,431,432,434を上方からスライド式に嵌め込む溝部がそれぞれ設けられている。そして、ライトガイド47には、図3に示すカバー48が取り付けられている。
なお、本発明の光学部品であるリレーレンズ433、および一体にユニット化された偏光変換素子415および第2レンズアレイ416のライトガイド47への取り付けは後述する。
【0031】
また、ライトガイド47の光出射側49の一端側には、液晶パネル441R,441G,441Bが一体に取り付けられたクロスダイクロイックプリズム45が固定され、他端側の半円筒状部分に沿ったフランジ上に投写レンズ46が固定されるようになっている。
【0032】
〔3.冷却構造〕
図1ないし図3において、プロジェクタ1内には、投写レンズ46脇および外装ケース2底面の吸気口2Aから吸引された冷却空気が排気口2Dから排気される第1冷却系統A、外装ケース2の側面に設けられた吸気口2Bから吸引された冷却空気が排気口2Eから排気される第2冷却系統B、外装ケース2の底面に設けられた吸気口2Cから吸引された冷却空気が排気口2Eから排気される第3冷却系統Cが形成されている。
【0033】
第1冷却系統Aでは、主電源31の投写レンズ46側に軸流吸気ファン51(図3中に一点鎖線で図示)が設けられ、バラスト32の光源装置413側に第1シロッコファン52が設けられている。
軸流吸気ファン51によって投写レンズ46脇および吸気口2Aから吸引された冷却空気は、主電源31およびバラスト32を冷却しながらシロッコファン52側に流れ、吸引される。第1シロッコファン52から吐き出された冷却空気は、ライトガイド47に設けられた吸気用切欠部471Aから光源保護部471内に入り込んで光源装置413を後方から冷却し、排気用切欠部471B(図6)から排気され、最終的に排気口2Dから外装ケース2外に排気される。
【0034】
第2冷却系統Bでは、図7、図8の断面図に示すように、投写レンズ46の下側に第2シロッコファン53が設けられている。この第2シロッコファン53は、吸気口2Bから電気光学装置44の下方まで冷却空気を導くダクト部材60(図6)の途中に配置されている。
吸気口2Bから吸引された吸気は、ダクト部材60に導かれて第2シロッコファン53に吸い込まれ、外装ケース2の底面に沿って吐き出された後、電気光学装置44を冷却する。この後に冷却空気は、光学ユニット4の上部に配置された図示しないドライバーボードを冷却しながら背面側の軸流排気ファン54に向かい、この排気ファン54で排気口2Eから排気される。
【0035】
第3冷却系統Cでは、図6中に一点鎖線で示すように、ライトガイド47の下面における外装ケース2底面の吸気口2Cに対応した位置に第3シロッコファン55が設けられている。吸気口2Cは、個々の孔を極力小径とすることで、プロジェクタ1の設置個所上にある塵や埃を吸い込み難くしている。
吸気口2Cから第3シロッコファン55に吸い込まれた冷却空気は、外装ケース2の底面およびライトガイド47の下面間に形成されるダクト状部分を通って光源装置413側に吐き出された後、ライトガイド47内に導かれ、インテグレータ照明光学系41を構成する前述した第1レンズアレイ414、偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットのほか、UVフィルタ418を下方から上方に向かって冷却する。この後に冷却空気は、カバー48の後述する挿入用孔部48A(図3)から排気され、最終的に背面側の軸流排気ファン54で排気口2Eから排気される。
【0036】
〔4.リレーレンズの取付構造〕
リレーレンズ433は、図9に拡大して示すように、当該リレーレンズ433を保持する保持枠70を介して、ライトガイド47に支持・固定されている。リレーレンズ433は、その周縁が保持枠70の枠内にはめ込まれて固定され、クリップ70Aで下部1箇所がとめられている。保持枠70の左右両端面には、当該保持枠70をライトガイド47に案内する案内用係合部71が突出してそれぞれ設けられている。これに対して、ライトガイド47には、保持枠70の案内用係合部71と遊嵌状態で係合する被係合部72が形成され、この被係合部72は、上方へ開口したスリット状に形成されている。
【0037】
このような案内用係合部71および被係合部72では、案内用係合部71が上方から被係合部72内に挿入されて、遊嵌状態で係合される。具体的には、案内用係合部71と被係合部72との間には、上下方向はもちろん、左右方向(光軸方向と直交する方向)において、遊びが形成され、この遊びの分だけ案内用係合部71が被係合部72に対して移動可能とされている。すなわち、リレーレンズ433を保持した保持枠70がライトガイド47に対して当該遊びの分だけ移動可能とされ、保持枠70をライトガイド47に対して移動させることで、保持枠70のライトガイド47に対する位置調整が可能となる。ここで、案内用係合部71および被係合部72間の遊びの寸法は、左右方向で±1mm〜±2mmとされることが望ましい。なお、案内用係合部71と被係合部72との間には、前後方向(光軸方向)における位置調整用の遊びはなく、これにより、リレーレンズ433(保持枠70)の光軸方向の姿勢が規定されている。
【0038】
また、案内用係合部71の側面(被係合部72と近接する側面)には、接着剤が充填される接着剤充填用溝75が形成されており、この溝75は、案内用係合部71の上端から下方向へ途中まで延びている。案内用係合部71と被係合部72とを係合させ、保持枠70を位置決めした後、接着剤充填用溝75に接着剤を充填すれば、案内用係合部71と被係合部72との間の隙間が小さくても接着剤を、案内用係合部71および被係合部72間に確実に充填できるようになる。なお、接着剤充填用溝75が形成された案内用係合部71の側面と向き合う被係合部72の面は、少なくとも接着剤充填用溝75を覆うだけの大きさ(幅)を有している。これにより、接着剤充填用溝75と被係合部72との間に接着剤をより確実に充填可能となる。
【0039】
保持枠70の上端面には、図示しない治具が取り付けられる治具取付部としての治具取付孔73がその両端側に形成されている。これら治具取付孔73には治具を構成するチャッキング用の一対の爪90の先端部がそれぞれ挿入され、この状態で一対の爪90が離間方向または近接方向へ付勢されることにより、治具で保持枠70を把持することが可能となる。
【0040】
一方、保持枠70の下端面、およびこの下端面に向かい合うライトガイド47の上面には、リレーレンズ433の光軸方向の姿勢を規定する規定手段74が設けられている。
規定手段74は、保持枠70の下端面に下方へ突出して設けられた円柱状の突部74Aと、ライトガイド47を貫通して形成されかつ突部74Aが係合する係合孔74Bとによって構成されている。このうち、係合孔74Bは、リレーレンズ433の光軸方向と直交する方向へ長く形成されているとともに、その長手方向と直交する方向(幅方向)の寸法が円柱状の突部74Aの直径寸法とほぼ同一とされている。これにより、突部74Aを係合孔74Bに係合させると、突部74Aは係合孔74Bに対して、係合孔74Bの長手方向および上下方向へのみ移動可能となる。つまり、保持枠70は、ライトガイド47に対して、上下方向および光軸に対して直交する方向へのみ移動可能となり、光軸方向への移動は不可能とされている。これにより、リレーレンズ433の姿勢および光軸方向での位置を所定に保たれる。また、突部74Aを係合孔74Bに挿入することで、保持枠70が光軸方向へ倒れるのを防止できるようになる。
【0041】
このようなリレーレンズ433の取付構造では、たとえば以下のようにして、リレーレンズ433をライトガイド47に取り付ける。
まず、リレーレンズ433を保持枠70に取り付け、治具(爪90)で保持枠70を保持する。この状態で、保持枠70を上方からライトガイド47内に挿入して位置決めする。この際、保持枠70の案内用係合部71をライトガイド47の被係合部72に係合させるとともに、保持枠70下面の突部74Aをライトガイド47の係合孔74Bに係合させる。ここで、保持枠70(リレーレンズ433)は、ライトガイド47に対してリレーレンズ433の光軸方向と直交する面内方向へのみ移動可能とされている。
【0042】
このようなリレーレンズ433の位置調整作業は、たとえば、治具を三次元方向へ移動させる三次元移動装置を手動操作することで行ってもよいし、自動化した三次元移動装置を自動操作することで行ってもよく、自動化すれば作業者がモニタ等を見ながら調整作業するよりも位置決め精度が向上する。
保持枠70を位置決めした後、接着剤充填用溝75に接着剤を充填して保持枠70をライトガイド47に固定する。
【0043】
ここにおいて、リレーレンズ433のライトガイド47に対する位置決めは、ライトガイド47の上部にカバー48をセットした後であってもよい。たとえば、図3に示すように、ライトガイド47のカバー48に、保持枠70の治具取付孔73に対応し、かつ治具取付孔73より大きい挿入用孔部48Bを形成する。このような構成において、カバー48のないライトガイド47に、上方から保持枠70(リレーレンズ433)を挿入して案内用係合部71をライトガイド47の被係合部72に係合させておき、接着剤充填用溝75に接着剤を充填した状態でカバー48を取り付ける。この後、カバー48の挿入用孔部48Bから治具(爪90)を挿入してライトガイド47およびカバー48内の保持枠70を保持し、リレーレンズ433の位置決めを行う。
【0044】
〔5.偏光変換素子と第2レンズアレイとからなるユニットの取付構造〕
図10および図11において、偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットは、上述したリレーレンズ433と同様に、当該偏光変換素子415および第2レンズアレイ416を互いに対向させた状態で保持する保持枠80を介して、ライトガイド47に支持・固定されている。ここにおいて、リレーレンズ433を保持する保持枠70と、偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットを保持する保持枠80とは、光学部品を保持する保持構造が異なるのみで、他の構造は同様であるから、同様な符号を付して、それらの説明を省略または簡略する。
【0045】
偏光変換素子415および第2レンズアレイ416は、互いに対向した状態で、周縁が保持枠80の枠内にはめ込まれて固定され、クリップ80Aで上縁2箇所および下縁2箇所の計4箇所がとめられている。偏光変換素子415および第2レンズアレイ416が保持枠80内にはめ込まれる際には、偏光変換素子415と第2レンズアレイ416との互いの位置関係の調整が行われ、互いに位置決めされた状態で保持枠80にそれぞれ固定される。
【0046】
保持枠80の左右両端面には、保持枠70と同様に、当該保持枠80をライトガイド47に案内する案内用係合部81が設けられており、これに対して、ライトガイド47には、保持枠80の案内用係合部81と遊嵌状態で係合する被係合部82が設けられている。よって、当該保持枠80は、保持枠70と同様に位置調整が可能となる。案内用係合部81には、接着剤が充填される接着剤充填用溝85が形成されている。
【0047】
また、保持枠80の上端面の中央には、治具(爪90)が取り付けられる治具取付部としての治具取付孔83が形成されている。この治具取付孔83には治具の各爪90が挿入され、この状態で一対の爪90が離間方向へ付勢されることで治具で保持枠80を把持することが可能となる。
保持枠80の下端面、およびこの下端面に向かい合うライトガイド47の上面には、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416の光軸方向の姿勢を規定する規定手段84が設けられている。この規定手段84は、保持枠80の下端面に設けられた円柱状の突部84Aと、ライトガイド47を貫通して形成されかつ突部84Aが係合する係合孔84Bとによって構成されている。係合孔84Bは、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416の光軸方向と直交する方向へ長く形成されているとともに、その長手方向と直交する方向(幅方向)の寸法が突部84Aの直径寸法とほぼ同一とされている。これにより、保持枠80は、ライトガイド47に対して、光軸と直交する面内方向へのみ移動可能となり、光軸方向への移動は不可能とされている。また、突部84Aを係合孔84Bに挿入することで、保持枠80が光軸方向へ倒れるのを防止できるようになる。
【0048】
さらに、保持枠80の下部には、対向配置された偏光変換素子415および第2レンズアレイ416間の隙間に冷却空気を導入するためのダクト部88が設けられており、ライトガイド47には、保持枠80の設置の際、当該ダクト部88が挿通される挿通孔47Aが形成されている。この挿通孔47Aは、ライトガイド47の外側と内側とを連通している。このような構成において、第3冷却系統Cの第3シロッコファン55により吸気口2Cから吸い込まれた冷却空気は、挿通孔47Aに挿通されたダクト部88から偏光変換素子415および第2レンズアレイ416間の空隙に取り込まれ、この空隙を通って治具取付孔83および孔部89から排気される。
【0049】
このような偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットの取付構造において、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416(保持枠80)は、上述したリレーレンズ433の場合と同様に、ライトガイド47に対して位置決めされた後、ライトガイド47に固定される。ここにおいて、ライトガイド47に対する位置決めは、ライトガイド47にカバー48をセットした後であってもよい。このような場合、たとえば、図3に示すように、ライトガイド47のカバー48に、保持枠80の治具取付孔83に対応し、かつ治具取付孔83より大きい挿入用孔部48Aを形成しておく。このような構成において、カバー48のないライトガイド47に、保持枠80(偏光変換素子415および第2レンズアレイ416)を挿入して案内用係合部81をライトガイド47の被係合部82に係合させておき、接着剤充填用溝85に接着剤を充填した状態でカバー48を取り付ける。この後、カバー48の挿入用孔部48Aから治具(爪90)を挿入してライトガイド47およびカバー48内の保持枠80を保持し、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416からなるユニットの位置決めを行う。
【0050】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)保持枠70の案内用係合部71と、ライトガイド47の被係合部72とが遊嵌状態で係合され、これら案内用係合部71および被係合部72間の遊びで、ライトガイド47に対するリレーレンズ433の位置が調整されている。つまり、従来のように調整機構を用いて光学部品自体を移動させるのではなく、リレーレンズ433を保持する保持枠70を遊びの範囲内で移動させることで、ライトガイド47に対するリレーレンズ433の位置を調整しているから、調整機構が不要となり、部品点数を低減できる。
【0051】
また、保持枠70を直接挟持してライトガイド47に対して移動させるだけで、リレーレンズ433の位置を調整できるから、調整作業を簡単にできる。
【0052】
さらに、このような調整作業は、治具(爪90)を移動させればよいから、三次元移動装置等の自動機を用いて簡単に自動化でき、自動化すれば作業者がモニタ等を見ながら調整作業するよりも位置決め精度を向上させることができる。
【0053】
(2)保持枠80の案内用係合部81と、ライトガイド47の被係合部82とが遊嵌状態で係合され、これら案内用係合部81および被係合部82間の遊びで、ライトガイド47に対する偏光変換素子415および第2レンズアレイ416の位置が調整されている。つまり、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416を保持する保持枠70自体を遊びの範囲内で移動させることで、ライトガイド47に対する偏光変換素子415および第2レンズアレイ416からなるユニットの位置を調整しているから、調整機構が不要となり、部品点数を低減できる。また、保持枠80を治具で持って、所定位置に固定されたライトガイド47に対して移動させるだけで、偏光変換素子415および第2レンズアレイ416の位置を調整できるから、調整作業を簡単にできる。さらに、このような調整作業は、簡単な構成だから、自動機により自動化すれば作業者がモニタ等を見ながら調整作業するよりも位置決め精度を向上させることができる。
【0054】
(3)保持枠70,80には治具取付孔73,83が設けられているから、治具で保持枠70,80を常に所定の姿勢で、かつ、容易に把持できるようになり、位置調整をより正確に行うことができる。
【0055】
(4)保持枠70,80およびライトガイド47には、リレーレンズ433、および偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットの光軸方向の姿勢を規定する規定手段74,84が設けられているので、各光学部品433,415,416の光軸に対しては、直交する方向の位置調整だけを行えばよく、位置調整作業をさらに簡単にできる。
【0056】
(5)保持枠70,80の案内用係合部71,81と、ライトガイド47の被係合部72,82とは、接着剤により固定されるので、保持枠70,80とライトガイド47とを位置決めした後に、案内用係合部71,81および被係合部72,82間、すなわち遊びの部分に接着剤を充填するだけでよく、固定作業を容易にできる。
【0057】
(6)保持枠70,80の案内用係合部71,81には接着剤充填用溝75,85が形成されているから、保持枠70,80とライトガイド47との固定の際に、接着剤充填用溝75,85に接着剤を充填すれば保持枠70,80およびライトガイド47間から接着剤が流れ出にくくなり、接着固定を確実にできる。
【0058】
(7)偏光変換素子415および第2レンズアレイ416は、一つの保持枠80で保持されるとともに、この保持枠80を移動させることでライトガイド47に対して位置調整されているから、厳しい位置決めを要する偏光変換素子415および第2レンズアレイ416間の位置関係を保ったままライトガイド47に対しての位置を調整できる。
【0059】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
たとえば、前記実施形態において、接着剤充填用溝75,85は案内用係合部71,81に形成されているが、これに限らず、たとえば、被係合部に形成されてもよく、また、案内用係合部および被係合部の両方に形成されてもよい。このような場合でも、案内用係合部および被係合部間に確実に接着剤を充填できる。
なお、本発明では、接着剤充填用溝は必須の構成ではなく、案内用係合部および被係合部に接着剤充填用溝を形成しない場合でも、本発明に含まれる。
【0060】
前記実施形態では、規定手段74,84は、保持枠70,80に設けられた突部74A,84Aおよびライトガイド47に設けられた係合孔74B,84Bで構成されているが、本発明に係る規定手段はこれに限定されるものではなく、たとえば、保持枠に設けられた係合孔およびライトガイドに設けられた突部で構成されていてもよい。
【0061】
前記実施形態では、保持枠70,80の上面に治具取付孔73,83が形成されているが、たとえば、保持枠の側面に形成されていてもよく、治具を取り付けやすい位置に適宜形成されていればよい。なお、本発明では、治具取付孔は必須の構成ではなく、保持枠に治具取付孔を形成しない場合でも、本発明に含まれるが、治具取付孔を形成しておけば、治具で保持枠を容易かつ常に所定の姿勢で把持できる。この際、治具取付部の形状は、その実施にあたって任意に決定されればよく、孔状に限定されない。
【0062】
前記実施形態では、保持枠70,80で保持する光学部品としてリレーレンズ433、および偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットを挙げているが、本発明に係る光学部品はこれに限定されるものではない。ただし、このような光学部品としては、たとえばダイクロイックミラー421や集光レンズ417等であってもよいが、前述の実施形態のように、リレーレンズ433、および偏光変換素子415と第2レンズアレイ416とからなるユニットのような厳しい位置決めを必要とする光学部品であることが望ましい。
【0063】
前記実施形態では、3つの光変調装置を用いたプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つの光変調装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。また、前記実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いても良い。さらに、前記実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の光変調装置を用いていたが、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の光変調装置を用いても良い。さらにまた、前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投写を行なうフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投写を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、保持枠の案内用係合部と、支持体の被係合部とを遊嵌状態で係合し、これら案内用係合部および被係合部間の遊びで、光学部品の支持体に対する位置を調整しているので、従来の調整機構が必要なくなり、部品点数を低減できる。また、保持枠を直接挟持して支持体に対して移動させるだけで、光学部品の位置を調整できるから、調整作業を簡単にできる。さらに、このような調整作業は、機械等を用いて簡単に自動化でき、自動化すれば調整精度を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一本実施形態に係るプロジェクタを上方から見た全体斜視図である。
【図2】プロジェクタを下方から見た全体斜視図である。
【図3】プロジェクタの内部を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態の外装ケースの分解斜視図である。
【図5】プロジェクタの各光学系を模式的に示す平面図である。
【図6】プロジェクタの光学ユニットの構成部材を示す斜視図である。
【図7】図1の矢印VII−VIIから見た縦断面図である。
【図8】図1の矢印VIII−VIIIから見た縦断面図である。
【図9】光学ユニットのリレーレンズおよび保持枠を拡大して示す斜視図である。
【図10】光学ユニットの偏光変換素子と第2レンズアレイとからなるユニットおよび保持枠を拡大して示す斜視図である。
【図11】光学ユニットの偏光変換素子と第2レンズアレイとからなるユニットおよび保持枠を拡大して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
47 支持体であるライトガイド
70,80 保持枠
71,81 案内用係合部
72,82 被係合部
73,83 治具取付部である治具取付孔
74,84 規定手段
75,85 接着剤充填用溝
411 光源である光源ランプ
415 光学部品である偏光変換素子
416 光学部品である第2レンズアレイ
433 光学部品であるリレーレンズ

Claims (4)

  1. 光学部品が内部に設けられるとともに、光源から出射された光束を変調した後に拡大投写して投写画像を形成するプロジェクタであって、
    前記光学部品を保持する保持枠と、この保持枠を支持する支持体とを備え、
    前記保持枠の左右両側方には、当該保持枠を前記支持体に案内する案内用係合部が設けられ、
    前記保持枠の下方には、突部が設けられ、
    前記支持体には、前記案内用係合部が遊嵌状態で係合する被係合部と、前記突部が係合する係合孔とが設けられ、
    前記案内用係合部と前記被係合部とが遊嵌状態で係合することで、前記支持体に対する前記光学部品の位置が調整され、
    前記突部と前記係合孔とが係合することで、前記光学部品の光軸方向の姿勢が規定されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記保持枠には、治具が取り付けられる治具取付部が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記案内用係合部と、前記被係合部とが接着剤により固定されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記案内用係合部には、前記接着剤が充填される接着剤充填用溝が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
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