JP3887698B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車に搭載される電気接続箱に関し、アッパーケースとロアケース内にバスバーを絶縁板と上下積層して収容し、バスバーから屈折させて突出したタブを一方側ケースに設けたコネクタ収容部等に突出させているもので、特に、アッパーケースとロアケースとを一体成形品とした場合において、上記バスバーのタブの出代(突出量)が変化しないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気接続箱では、図4に示すように、アッパーケース1とロアケース2とは別個に成形し、ロアケース2の内部に設けた支持部2a上に、水平方向のバスバー3と絶縁板4とを上下方向に交互に配置した積層体5を搭載し、この状態でアッパーケース1をロアケース2に被せ、これらケース間に設けたロック手段6でロック結合している。
【0003】
上記のように、アッパーケース1とロアケース2とを別個に成形すると、各ケースの外周全長に亙ってロック手段6を間隔をあけて設ける必要があり、ロック作業に手数がかかる問題がある。
また、アッパーケース1とロアケース2の成形金型を別個に設ける必要があるため、コストがかかり、かつ、上記したように各ケースの全周にロック部を設ける必要があるため、金型が複雑になる問題がある。
【0004】
上記問題に対して、図5(A)に示すように、アッパーケース1’とロアケース2’の一辺を薄肉ヒンジ7を介して一体成形すれば、成形金型は1つで良くなり、かつ、アッパーケース1’とロアケース2’とのロック部はヒンジ連結部を除いた3辺となり、ロック部の個数を低減することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アッパーケース1’とロアケース2’とを薄肉ヒンジ7で一体成形する構成とすると、薄肉ヒンジ7で折り曲げてアッパーケース1’をロアケース2’に被せ、これらケース同士の他辺をロック結合すると、該ロック側の閉じ方向の負荷により対向側のアッパーケース1’の周壁下端とロアケース2’の下端との間に設けた薄肉ヒンジ7に開き方向(伸び方向)の負荷が作用し、ロアケース2’の底壁2a’とアッパーケース1’の上壁1a’とが平行とならず、角度α傾斜する。よって、ロアケース2’の底壁2a’上に搭載したバスバー3と絶縁板4との積層体5はアッパーケース1’の上壁1a’に対して傾斜することとなる。
【0006】
上記バスバー3から屈折したタブ3aは、図5(B)に示すように、アッパーケース1’の上壁1a’に設けたコネクタ結合部1b’あるいはリレー収容部やヒューズ収容部に突出させるが、バスバー3がアッパーケース上壁1a’と平行保持されないため、タブ3aのコネクタ結合部1b’等に対する突出量(出代)が設計値より変わり、電気接続信頼性に問題が生じる。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ロアケースとアッパーケースとを薄肉ヒンジを介して一体成形した場合において、これらケース内部に収容したバスバーと絶縁板の積層体をコネクタ収容部等を設けたアッパーケースの上壁と平行保持できるようにし、バスバーのタブの出代が設計値と変化しないようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ロアケースとアッパーケースの同一側の一辺を薄肉ヒンジで連結して一体成形し、該薄肉ヒンジを屈折してロアケースにアッパーケースを被せると共に対向する他辺側にロアケースとアッパーケースとのロック結合部を設け、かつ、
上記ヒンジ連結側のアッパーケースの周壁と、該周壁と対向するロック結合側のアッパーケース周壁との内面に、対向させて同一高さ位置に支持部を突設し、絶縁板とバスバーの積層体の下端面を上記アッパーケース両側壁に対向設置した上記支持部に載置して上記積層体をアッパーケースの上壁と平行保持し、該アッパーケース側に設けたコネクタ収容部、ヒューズ収容部あるいは/およびリレー収容部に向かって突出させる上記バスバーのタブの突出量を、上記アッパーケースの上壁に対して設定寸法に保持できる構成としていることを特徴とする電気接続箱を提供している。
【0009】
詳しくは、上記薄肉ヒンジは、上記ロアケースの周壁の下端と、該ロアケースの周壁に外嵌される上記アッパーケースの周壁の下端に設けていると共に、少なくとも上記薄肉ヒンジ側と対向する辺では、上記支持部を設けた位置より下方に上記アッパーケースとロアケースとのロック結合部を設け、かつ、
上記積層体の外周面はアッパーケースの周壁内面に当接保持されて位置決めされている上記積層体の外周面はアッパーケースの周壁に外嵌されて位置決めされている。
【0010】
上記構成とすると、アッパーケースとロアケースとが平行保持されずに若干傾斜しても、バスバーと絶縁板との積層体はアッパーケース側に位置決め保持されるため、コネクタ結合部等を形成したアッパーケースの上壁とバスバーとを平行に保持することができる。
よって、コネクタ結合側へとバスバーより屈折して突出させたタブの出代は設計値通りに保持でき、アッパーケースとロアケースとをヒンジ結合してもタブの出代が変わることが防止できる。
【0011】
なお、ロアケース側に積層体の支持部を設け、該支持部に積層体を搭載してロアケース側に積層体を組み込んでもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1に示すように、電気接続箱10は前記図5と同様に、ロアケース11は周壁11aの一辺11a−1の下端を、部分的に薄肉ヒンジ13の一端と連結すると共に、該薄肉ヒンジ13の他端をアッパーケース12の周壁12aの一辺12aー1の下端と連結して、ロアケース11とアッパーケース12とを一体成形している。
【0013】
上記ロアケース11は周壁11aの上端面に底壁11bを設け、該底壁11bの下面に格子状のリブ11cを突設している。また、薄肉ヒンジ13と対向する周壁の他辺11a−2には、ロック用切欠14を設けると共に、車体固定用のブラケット15を突設している。
【0014】
上記アッパーケース12の周壁12aは、ロアケース11の周壁11aに外嵌すると共に周壁11aより所要寸法突出する寸法とし、薄肉ヒンジ13と対向する周壁の他辺12a−2の内面下端から、上記ロック用切欠14に係止するロック爪16を突設している。また、上壁12bには多数のコネクタ収容部17を設けている。
【0015】
アッパーケース12の周壁12aの対向辺12a−1と12a−2の内面には、図3に示すように、同一高さ位置に支持部18と19とを部分的に突設している。これら支持部18と19とは、薄肉ヒンジ13を屈曲させてロアケース11にアッパーケース12を被せた状態で、ロアケースの底壁11bより僅かに上方に位置させるようにしている。
また、支持部18と19との干渉を避けるために、ロアケースの周壁11bには、切欠11dを設けている。
【0016】
アッパーケース12の内部には、バスバー20と絶縁板21とを交互に積層した積層体22を収容し、該積層体22の下端面の両側を上記支持部18と19上に載置している。また、アッパーケース12の周壁12aは積層体22に外嵌する寸法に設定している。
よって、積層体22を周壁12a内にやや無理入れ状態で組み込むと、水平方向は移動不可に保持される。かつ、積層体22は支持部18と19上に載置され、上下方向が規制されて位置決め保持される。この状態で、支持部18、19を同一高さに設定しているため、積層体22の各バスバー20はアッパーケースの上壁12bと平行に保持される。
【0017】
上記バスバー20から上向きに屈曲したタブ20aはコネクタ収容部17の端子穴17aに突出し、バスバー20が上壁12bと平行保持されるため、各バスバー20から突出するタブ20aの突出量(出代)Lは一定に保持される。
なお、アッパーケース12の上壁12bにヒューズ収容部、リレー収容部を設けている場合も、これら収容部の端子穴に突出するバスバーのタブの出代も一定に保持される。
【0018】
上記のように、ロアケース11とは関係なく、アッパーケース12側にバスバー20と絶縁板21の積層体22を予め収容して、アッパーケース12の上壁12bとバスバー20とを平行保持している。
よって、図1に示すように、薄肉ヒンジ13を屈曲し、ロアケース11にアッパーケース12を被せ(あるいは、アッパーケース12の下部にロアケース11を被せ)、他辺側のロック爪16をロック用切欠14に挿入係止し、その締付力でヒンジ13が開き方向に変形し、ロアケース11の底壁11bと積層体22との間に隙間Sが発生しても、積層体22はアッパーケース12の上壁12bと平行保持され、バスバー20のタブ20aの出代が変化することはない。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ロアケースとアッパーケースとを薄肉ヒンジを介して一体成形し、ロアケースにアッパーケースを組みつけてロック結合した際に薄肉ヒンジが変形してロアケース底壁とアッパーケース上壁とが平行保持されない場合でも、コネクタ収容部を設けたアッパーケース側に積層体を上壁と平行保持した状態で収容しているため、バスバーのタブの出代を一定に保持することが出来る。
【0020】
よって、ロアケースとアッパーケースとを薄肉ヒンジを介して一体成形した場合に発生する問題を解消でき、従来別個に作成していたロアケース成形金型とアッパーケース成形金型とを1つの金型にまとめることが可能となり、金型数を削減でき、大幅なコストダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の電気接続箱の断面図である。
【図2】 上記電気接続箱のケースの展開形状の平面図である。
【図3】 アッパーケース側の概略断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【図5】 他の従来例を示し、(A)は概略断面図、(B)は問題点を示す図面である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
11 ロアケース
11a 周壁
11b 底壁
11d 切欠
12 アッパーケース
12a 周壁
12b 上壁
13 薄肉ヒンジ
14 ロック用切欠
16 ロック爪
17 コネクタ収容部
18、19 支持部
20 バスバー
20a タブ
21 絶縁板
22 積層体

Claims (2)

  1. ロアケースとアッパーケースの同一側の一辺を薄肉ヒンジで連結して一体成形し、該薄肉ヒンジを屈折してロアケースにアッパーケースを被せると共に対向する他辺側にロアケースとアッパーケースとのロック結合部を設け、かつ、
    上記ヒンジ連結側のアッパーケースの周壁と、該周壁と対向するロック結合側のアッパーケース周壁との内面に、対向させて同一高さ位置に支持部を突設し、絶縁板とバスバーの積層体の下端面を上記アッパーケース両側壁に対向設置した上記支持部に載置して上記積層体をアッパーケースの上壁と平行保持し、該アッパーケース側に設けたコネクタ収容部、ヒューズ収容部あるいは/およびリレー収容部に向かって突出させる上記バスバーのタブの突出量を、上記アッパーケースの上壁に対して設定寸法に保持できる構成としていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 上記薄肉ヒンジは、上記ロアケースの周壁の下端と、該ロアケースの周壁に外嵌される上記アッパーケースの周壁の下端に設けていると共に、少なくとも上記薄肉ヒンジ側と対向する辺では、上記支持部を設けた位置より下方に上記アッパーケースとロアケースとのロック結合部を設け、かつ、
    上記積層体の外周面はアッパーケースの周壁に外嵌されて位置決めされている請求項1に記載の電気接続箱。
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