JP3887661B2 - 自動車用空調装置のファンユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車用空調装置のファンユニットに関し、特にワンボックスカーに好適な自動車用空調装置のファンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の自動車用空調装置のファンユニットを示す図である。
【0003】
このファンユニットは、送風ファン407を収容するファンユニットケース401と、ファンユニットケース401に形成され、内気を導入する内気導入口404と、ファンユニットケース401に形成され、外気を導入する外気導入口403と、ファンユニットケース401内に設けられ、内気導入口404及び外気導入口403を開閉する1つの開閉ドア405とを備えている。
【0004】
開閉ドア405が内気導入口404を閉じているとき(開閉ドア405が図4の実線の位置にあるとき)、送風ファン407が作動すると、外気導入口403から外気がファンユニットケース401内に導入される。
【0005】
開閉ドア405が外気導入口403を閉じているとき(開閉ドア405が図4の2点鎖線の位置にあるとき)、送風ファン407が作動すると、内気導入口404から内気がファンユニットケース401内に導入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ファンユニットのファンユニットケース401は、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルとステアリングメンバMの下方のグローブボックスとの間に配設される。
【0007】
居住性を高めるために車室内容積を大きくしようとすると、ファンユニットケース401やグローブボックスの車両前後方向幅を小さくしなければならない。
【0008】
しかし、居住性を優先してファンユニットケース401の車両前後方向幅を小さくすると、外気導入口403の開口面積が小さくなり、空気の十分な吸込み量が得られなくなる。一方、十分な吸込み量を得るために送風ファン407の出力を大きくすると吸込み音が大きくなるという問題が生じる。
【0009】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は送風ファンの出力を大きくせずに、空気の吸込み量不足を補うことができる自動車用空調装置のファンユニットを提供することである。
【0012】
この発明の自動車用空調装置のファンユニットは、送風ファンを収容するファンユニットケースと、前記ファンユニットケースに形成され、内気を導入する内気導入口と、前記ファンユニットケースに形成され、外気を導入する外気導入口と、前記ファンユニットケース内に設けられ、前記内気導入口及び前記外気導入口を開閉する開閉ドアとを備えた自動車用空調装置のファンユニットにおいて、前記ファンユニットケースに送風ファンの上流で、且つ前記開閉ドアが回動する側面であり、開閉ドア回動軸を保持する面に、常時内気を導入する補助用内気導入口が形成されていることを特徴とする。
【0013】
開閉ドアが内気導入口を閉じたときだけでなく、外気導入口を閉じたときにも、内気が補充用内気導入口を介してファンユニットケース内に導入され、空気の十分な吸込み量が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1はこの発明の第1実施形態に係る自動車用空調装置のファンユニットを示す図、図2は自動車用空調装置を示す概念図である。
【0016】
自動車用空調装置は、ファンユニット2とエアコンユニット12とで構成されている。
【0017】
ファンユニット2は、ファンユニットケース1と、ファンユニットケース1内に収容される送風ファン5とを備えている。
【0018】
ファンユニットケース1には、外気をファンユニットケース1内に導入するための外気導入口3と、内気をファンユニットケース1内に導入するための内気導入口4とが形成されている。
【0019】
開閉ドア5の外気導入口閉鎖面5aにはシートライニングSが施され、内気導入口閉鎖面5bにはシートライニングSが施されていない。
【0020】
エアコンユニット12は、エアコンユニットケース13と、送風ファン7からの空気を冷却するためのエバポレータ9と、エバポレータ9からの空気を加熱するためのヒータコア11と、ヒータコア11を通過させる風と通過させない風との割合を調整するためのエアミックスドア14と、デフ吹出口17、ベント吹出口18及びフット吹出口19をそれぞれ開閉するデフドア20、ベントドア21及びフットドア22とを備えている。
【0021】
エアコンユニットケース13には、エアミックスドア14と、デフ吹出口17、ベント吹出口18及びフット吹出口19が形成されている。
【0022】
図示しない内外気切換えスイッチが内気導入モードに切り換えられると、アクチュエータ(不図示)の作用により開閉ドア5が図1及び図2の2点鎖線の位置に移動し、内気導入口4が開き、外気導入口3が閉じる。
【0023】
送風ファン7の働きにより内気導入口4からファンユニットケース1内に内気が導入される。
【0024】
開閉ドア5の外気導入口閉鎖面5aにはシートライニングSが施されているので、開閉ドア5の外気導入口閉鎖面5aと外気導入口3とのシールされ、ファンユニットケース2内には内気だけが導入される。
【0025】
導入された内気はエバポレータ9を通過するときに冷却され、エアミックスドア14が図2の実線の位置にあるとき、エバポレータ9を通過した空気はヒータコア11を通過する。
【0026】
空気はヒータコア11を通過するときに温められ、デフ吹出口17、ベント吹出口18及びフット吹出口19へと送られる。
【0027】
エアミックスドア14が図2の2点鎖線の位置にあるとき、エバポレータ9を通過した空気はヒータコア11を通過せず、直接、デフ吹出口17、ベント吹出口18及びフット吹出口19へと送られる。
【0028】
内外気切換えスイッチが外気導入モードに切り換えられると、開閉ドア5が図1及び図2の実線の位置に移動し、外気導入口3が開き、内気導入口4が閉じる。
【0029】
このとき外気導入口3から外気がファンユニットケース2内に導入されるが、開閉ドア5の内気導入口閉鎖面5bにはシートライニングSが施されていないので、内気導入口4と内気導入口閉鎖面5bとの間に形成される隙間Gを通じて、内気がファンユニットケース1内に導入される。
【0030】
この第1実施形態の自動車用空調装置のファンユニット2によれば、開閉ドア5の外気導入口閉鎖面5aにだけシートライニングSが施されているので、開閉ドア5が内気導入口4を閉じたとき、内気導入口4と内気導入口閉鎖面10bとの間に形成される隙間Gを通じて、内気もファンユニットケース2内に導入され、空気の十分な吸込み量が得られる。したがって、ファンユニットケース2の車両前後方向(図1の左右方向)の幅を小さくすることができ、車室内容積を大きくすることができるとともに、送風ファン7の出力を大きくする必要もないため、吸込み音が大きくなることもない。
【0031】
図3はこの発明の第2実施形態に係る自動車用空調装置のファンユニットを示す図である。
【0032】
前述の第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0033】
前述の第1実施形態では、開閉ドア5の外気導入口閉鎖面5aにだけシートライニングを施したが、この第2実施形態では、開閉ドア5の内気導入口閉鎖面5bにもシートライニングSを施し、ファンユニットケース1に常時内気を導入するための補充用内気導入口30を形成した。
【0034】
補充用内気導入口30の開口面積は外気導入口3の開口面積の約30%である。
【0035】
この第2実施形態の自動車用空調装置のファンユニットによれば、開閉ドア5が内気導入口4を閉じたときだけでなく、外気導入口3を閉じたときにも、内気が補充用内気導入口30を介してファンユニットケース1内に導入され、空気の十分な吸込み量が得られる。したがって、第2実施形態によれば第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】
この発明の自動車用空調装置のファンユニットによれば、開閉ドアが内気導入口を閉じたときだけでなく、外気導入口を閉じたときにも内気が補充用導入口を介してファンユニットケース内に導入され、空気の十分な吸込み量が得られるので、送風ファンの出力を大きくせずに、ファンユニットケースの車両前後方向の幅をより小さくすることができ、車室内容積を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係る自動車用空調装置のファンユニットを示す図である。
【図2】図2は自動車用空調装置の概念図である。
【図3】図3はこの発明の第2の実施形態に係る自動車用空調装置のファンユニットを示す図である。
【図4】図4は従来の自動車用空調装置のファンユニットを示す図である。
【符号の説明】
1 ファンユニットケース
3 外気導入口
4 内気導入口
5 開閉ドア
5a 外気導入口閉鎖面
5b 内気導入口閉鎖面
7 送風ファン
G 隙間
S シートライニング
Claims (1)
- 送風ファンを収容するファンユニットケースと、前記ファンユニットケースに形成され、内気を導入する内気導入口と、前記ファンユニットケースに形成され、外気を導入する外気導入口と、前記ファンユニットケース内に設けられ、前記内気導入口及び前記外気導入口を開閉する開閉ドアとを備えた自動車用空調装置のファンユニットにおいて、前記ファンユニットケースに送風ファンの上流で、かつ、前記開閉ドアが回動する側面であり、開閉ドア回動軸を保持する面に、常時内気を導入する補助用内気導入口が形成されていることを特徴とする自動車用空調装置のファンユニット。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP36872197A JP3887661B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 自動車用空調装置のファンユニット |
Publications (2)
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JPH11192830A JPH11192830A (ja) | 1999-07-21 |
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ID=18492572
Family Applications (1)
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JP36872197A Expired - Fee Related JP3887661B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 自動車用空調装置のファンユニット |
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1997
- 1997-12-26 JP JP36872197A patent/JP3887661B2/ja not_active Expired - Fee Related
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