JP3887173B2 - 輸送管理装置、輸送管理システム、輸送管理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

輸送管理装置、輸送管理システム、輸送管理方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、通信ネットワークを介しての通信により、鉄鉱石、石炭、その他鉱産資源、グレイン、肥料等の原料や燃料(以下、これらを総称して「原燃料」と言う)の輸送管理を行うための装置或いはシステムに用いられる、輸送管理装置、輸送管理システム、輸送管理方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが読み取り可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原燃料の輸送では、原燃料単位当たりの輸送費を削減するために、不定期の大型船が多く活用されている。
しかしながら、例えば、15万トンクラスの大型船は、世界に500〜600隻しかなく、しかも、天候の影響や港での滞船、或いは前航海のスケジュール等の影響によって、 大型船のスケジュールは極めて不安定である。
したがって、原燃料の売り手、買い手、及び船会社におけるスケジュール管理(輸送管理)を最適化するニーズが年々高まっている。
【0003】
そこで、例えば、特願2000−110232号等では、通信ネットワークを介して原燃料の輸送管理を行うための輸送管理方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願2000−110232号等に記載された従来の輸送管理方法は、配船計画を行い、それにより発生した輸送動静情報(輸送の進捗状況に関する情報等)を用いて輸送進捗等を管理する方法であり、買い手において、船に積荷された原燃料を、それぞれの生産部門へ、どのようにして最適に配分するか等の管理を行える方法ではなかった。
【0005】
具体的には、従来の輸送管理方法では、例えば、買い手が鉄鋼メーカである場合、当該鉄鋼メーカにおいて、図6に示すように、原燃料を積荷した船が日本に到着し最終目的地までの途中で立ち寄る港(原燃料を降ろす製鉄所(生産部門)の港、以下、「寄港先」と言う)、寄港先において船を接岸するバース(以下、「接岸バース」と言う)、寄港先で船から荷揚げする原燃料の銘柄(以下、「荷揚銘柄」と言う)、寄港先で船から荷揚げする原燃料の量(以下、「荷揚量」と言う)、及び寄港先で船から荷揚げする原燃料の銘柄の順序や使用するヤード(原燃料を一次的に保管するためのヤード)の順序(以下、「荷揚順序」と言う)等というような、揚地(製鉄所等の生産部門)での原燃料の配分に関する管理(以下、「揚地配分管理」とも言う)については対象としていなかった。
【0006】
したがって、従来では、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の揚地配分管理は、通信ネットワークを介しての管理ではなく、経験の深い熟練者が過去の実績をベースにした手作業で行われていた。これは非効率的であり、また、手作業であることによりミスが生じやすく的確ではない。
【0007】
また、従来では、上記の揚地配分管理を行う際に、寄港数や輸送コストを最少化することについては考慮されていなかったので、必ずしも経済的な揚地配分計画を立案することができなかった。
【0008】
具体的には例えば、ある船が寄港先において、ヤードが満杯のためヤードが空くまで待機した場合、その費用(ヤード待滞船料)は、10万円/1hとなる。また、バースが満杯のためバースが空くまで待機した場合、その費用(重船待滞船料)は、10万円/1hとなる。また、1つの寄港につき必要となる費用は、1500万円/1港となる。
したがって、全体的な輸送コストの削減を図るためには、ヤードやバースの空きを待つことなく、また、できるだけ寄港数を少なくすること等を考慮して、揚地配分計画を立案することが必要であるが、従来では、これについて考慮されることなく揚地配分計画が立案されていたので、場合によっては膨大な費用がかかることがあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、少なくともバース能力やヤード在庫能力の制約条件の元で寄港数及び輸送コストが最少となるような揚地配分計画を決定し、この情報及び更新情報を共有化できる構成とすることで、的確且つ効率的であると共に、経済的な輸送管理を実現できる、輸送管理装置、輸送管理システム、輸送管理方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、第1の発明は、ネットワークを介して外部との通信可能であり、原燃料の売り手側、買い手側、輸送設備の管理側、及び検定機関の端末装置がアクセス可能な輸送管理装置であって、上記ネットワークを介して外部から提供された原燃料の輸送管理に関する情報、及び輸送されてきた原燃料の配分に関わる情報を、上記ネットワークを介して上記端末装置から参照可能なように記憶して管理する記憶手段と、上記原燃料の輸送管理に関する情報および上記原燃料の買い手における生産部門から提供される当該生産部門の港のバース及びヤードに関する情報を基に、少なくともバース能力及びヤード在庫能力の制約条件の下で寄港数及び輸送コストが最小となる解を求め、求めた解に基づいて、上記原燃料の配分に関わる情報を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記記憶手段内の管理情報を、上記ネットワークを介して上記端末装置へ提示する提示手段を備えることを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、上記第2の発明において、上記提示手段は、上記ネットワークを介しての情報提供側からの変更指示に基づき上記記憶手段内の該当する情報を更新した結果を、上記ネットワークを介して上記端末装置へ提示することを特徴とする。
【0013】
第4の発明は、上記第2の発明において、上記提示手段は、上記ネットワークを介しての外部からの情報要求に基づいた上記記憶手段内の該当する情報を、上記情報要求先へ上記ネットワークを介して提示することを特徴とする。
【0014】
第5の発明は、上記第1の発明において、上記記憶手段内の上記原燃料の輸送管理に関する情報は、輸送設備の管理側から提供された輸送設備情報、当該管理側から提供された輸送動静情報、上記原燃料の買い手側又は売り手側から提供された原燃料の名称・品位・輸送量の情報を含む原燃料銘柄情報、及び上記原燃料の買い手側又は売り手側から提供された輸送指示情報の少なくとも何れかの情報を含み、上記記憶手段内の上記原燃料の配分に関わる情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含むことを特徴とする。
【0015】
の発明は、上記第1〜4何れかの発明において、上記原燃料の配分に関わる情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含ことを特徴とする。
【0016】
の発明は、原燃料の買い手側、当該買い手側における生産部門、売り手側、原燃料の輸送設備の管理側、及び検定機関側が少なくとも同一ネットワーク上に通信可能なように接続されてなる輸送管理システムであって、上記輸送管理側は、上記1〜の何れかの発明の輸送管理装置の機能を有することを特徴とする。
【0017】
の発明は、原燃料の売り手側、買い手側、輸送設備の管理側、及び検定機関がネットワークを介して原燃料の輸送管理を行うための輸送管理方法であって、上記ネットワーク上の原燃料の買い手側、売り手側、及び輸送設備の管理側の少なくとも何れかにより入力された原燃料の輸送管理に関する情報を管理する第1の管理ステップと、上記第1の管理ステップにより管理された原燃料の輸送管理に関する情報であって、上記原燃料の輸送管理に関する情報および上記原燃料の買い手における生産部門から提供される当該生産部門の港のバース及びヤードに関する情報を用いて、少なくともバース能力及びヤード在庫能力の制約条件の下で寄港数及び輸送コストが最小となる解を求め、求めた解に基づいて、上記原燃料の配分に関する情報を決定する決定ステップと、上記決定ステップにより決定された原燃料の配分に関わる情報を管理する第2の管理ステップと、上記第1及び第2の管理ステップによる管理情報を、上記ネットワークを介して、上記買い手側、上記売り手側、記輸送設備の管理側、及び検定機関端末装置の少なくとも何れかに対して参照可能なように提供する提供ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
の発明は、上記第の発明において、上記買い手側、当該買い手側における生産部門、上記売り手側、及び上記輸送設備の管理側の少なくとも何れかにより入力された変更情報に基づき、上記第1及び第2の管理ステップによる管理情報を更新する更新ステップを含み、上記提供ステップは、上記更新ステップによる更新後の上記管理情報を提供するステップを含むことを特徴とする。
【0019】
10の発明は、上記第の発明において、上記原燃料の配分に関する情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含ことを特徴とする。
【0020】
11の発明は、上記第1〜の何れかの発明の輸送管理装置の機能、又は上記第7の発明の輸送管理システムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】
12の発明は、上記第8〜1の何れかの発明の輸送管理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0022】
具体的には例えば、通信ネットワークを介して、原燃料の買い手(鉄鋼メーカ等)、売り手、船会社、及び買い手における生産部門(買い手が鉄鋼メーカである場合には、原燃料を使用する製鉄所等)の少なくとも何れかが、最新の輸送設備情報、原燃料銘柄情報、輸送指示情報、及び買い手における原燃料の配分に関わる情報(揚地配分情報)を共有できる構成により、必要な情報をリアルタイムでタイムリ且つ正確な情報を入手ができ、効率的な輸送計画を作成することができると共に、特に、揚地配分情報を共有できることから、従来では熟練した専門家しかできなかった揚地配分管理業務を迅速、正確且つ効率的に実施できる。
【0023】
また、上記の揚地配分情報(寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報)を決定する際、少なくともバース能力やヤード在庫能力の制約条件の下で安定した在庫を確保しつつ寄港数及び輸送コスト等が最少となるような解を求めるよう構成した場合、従来では熟練した専門家が行っても実現できなかった経済的な揚地配分管理業務を容易に実現できる。
【0024】
尚、"輸送設備情報"とは、輸送設備の仕様に関する情報を含む情報であり、具体的には例えば、各輸送設備のサイズ(Dimension)や許容積載量等の情報である。また、"輸送設備情報"には、好ましくは、輸送設備の空き情報を含み、さらに好ましくは、輸送設備の部分的な空き情報を含むようにしてもよい。
"原燃料銘柄情報"とは、輸送対象となる原燃料(貨物)に関する情報を含む情報であり、具体的には例えば、原燃料の名称、品位、及び輸送量等の情報である。この原燃料銘柄情報は、売り手側又は買い手側から提供される。
"輸送動静情報"とは、輸送の進捗状況に関する情報を含む情報であり、具体的には例えば、輸送設備の現在地やスケジュール情報等の情報である。
"輸送指示情報"とは、輸送方法に関する情報を含む情報であり、具体的には例えば、積み港や揚げ港の情報や、積載要領に関する情報等の情報である。
"寄港先"とは、原燃料の積地から最終の揚地までの途中で立ち寄る港(生産部門における港等)をいい、"接岸バース"とは、寄港先において船を接岸するバースをいう。
"荷揚銘柄"とは、寄港先で荷揚げする原燃料の銘柄をいい、"荷揚量"とは、寄港先で荷揚げする原燃料の量をいい、"荷揚順序"とは、荷揚げする銘柄や使用するヤードの順序をいう。
"バース能力"とは、バースに一度に接岸できる輸送設備の数と型式をいう。
"ヤード在庫能力"とは、原燃料を一次的に保管する原燃料の許容量をいう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0026】
本発明は、例えば、図1に示すような輸送管理システム100に適用される。
【0027】
<輸送管理システム100の全体構成>
輸送管理システム100は、上記図1に示すように、鉄鉱石、石炭、その他鉱産資源、グレイン、肥料等の原料や燃料(原燃料)を船舶により効率的に輸送し、さらに、原燃料の揚地での当該原燃料の最適化配分のための情報管理を行うための輸送管理機能110を備えている。
そして、この輸送管理機能110は、複数の売り手120(1),120(2),…,120(n)、複数の買い手130(1),130(2),…,130(n)、複数の船会社140(1),140(2),…,140(n)、及び複数の検定機関150(1),150(2),…,150(n)から、通信ネットワークを介してのアクセスが可能なように構成されている。
【0028】
買い手130(1),130(2),…,130(n)のそれぞれには、複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)が通信ネットワークを介して互いにアクセス可能なように接続されている。
例えば、買い手130(X)が鉄鋼メーカである場合、複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)はそれぞれ、買い手130(X)における"製鉄所"(揚地)に相当する。したがって、買い手130(X)が購入し、船によって輸送されてきた原燃料は、当該船が、それぞれの製鉄所(生産部門170(1),170(2),…,170(n))に備えられている港を順次回ることで、所定量が配分されることになる。
【0029】
尚、上記図1では、説明の簡単のため、1つの買い手130(1)に対してのみ複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)が接続された構成を示しているが、実際には、他の買い手130(2),…,130(n)に対してもそれぞれ同様に、複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)が接続されている。
また、複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれは、買い手130(X)を介して、或は直接、通信ネットワークを介して輸送管理機能110へアクセス可能なように接続されている。
【0030】
輸送管理システム100では、買い手130(1),130(2),…,130(n)、売り手120(1),120(2),…,120(n)、輸送会社140(1),140(2),…,140(n)、及び検定機関150(1),150(2),…,150(n)のそれぞれが保有する情報(輸送管理情報)や、買い手130(1),130(2),…,130(n)における複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれが保有する情報(バース/ヤード情報)等を輸送管理機能110で一括管理し、輸送管理機能110へ通信ネットワークを介してアクセスすることで、買い手130(1),130(2),…,130(n)、売り手120(1),120(2),…,120(n)、輸送会社140(1),140(2),…,140(n)、検定機関150(1),150(2),…,150(n)、及び買い手130(1),130(2),…,130(n)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれが、輸送管理機能110での管理情報を参照可能なようになされている。
【0031】
すなわち、輸送管理システム100では、輸送管理情報及びバース/ヤード情報等を蓄積管理するためのデータベース115を備える輸送管理機能110により、売り手120(X)、買い手130(X)、船会社140(X)、及び生産部門170(X)から独立した中立且つ安全な情報共有の場を提供し、インターネット等の通信ネットワークを介して、輸送管理機能110へ容易にアクセスすることで、輸送管理機能110での管理情報を参照及び更新可能なように構成している。
【0032】
また、本実施の形態では、特に、買い手130(X)が、通信ネットワークを介して輸送管理機能110へアクセスすることで、そのデータベース115内の管理情報を用いて、原燃料を積荷した船が最終目的地までの途中で立ち寄る港(寄港先)、寄港先において船を接岸するバース(接岸バース)、寄港先で船から荷揚げする原燃料の銘柄(荷揚銘柄)、寄港先で船から荷揚げする原燃料の量(荷揚量)、及び寄港先で船から荷揚げする原燃料の銘柄の順序や使用するヤードの順序(荷揚順序)等の揚地配分管理に関わる情報(以下、「揚地配分情報」と言う)を決定する。この揚地配船情報は、データベース115で一括管理される。
【0033】
したがって、買い手130(1),130(2),…,130(n)、売り手120(1),120(2),…,120(n)、輸送会社140(1),140(2),…,140(n)、及び検定機関150(1),150(2),…,150(n)のそれぞれは、輸送管理機能110へ通信ネットワークを介してアクセスすることで、輸送管理機能110のデータベース115で管理された揚地配分情報をも参照することができる。
【0034】
また、買い手130(X)は、輸送管理機能110によって決定した揚地配分情報を、買い手130(X)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)に対して配信する。
【0035】
上述のように、本実施の形態では、輸送管理機能110で管理されている管理情報(輸送管理情報、ベース/ヤード情報、揚地配分情報等)を、買い手130(1),130(2),…,130(n)、売り手120(1),120(2),…,120(n)、輸送会社140(1),140(2),…,140(n)、検定機関150(1),150(2),…,150(n)、及び買い手130(1),130(2),…,130(n)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)で共有できる構成としている。
【0036】
尚、船会社140(X)との傭船契約については、例えば、FOB(Free On Board)契約の場合には買い手が傭船契約を行い、C&F(Cost&Freight)契約の場合には売り手が傭船契約を行うが、本実施の形態では、説明の簡単のために、FOB契約として、買い手130(X)が船会社140(X)と傭船契約するものとする。 売り手120(X)が傭船契約する場合(C&F契約)には、買い手130(X)と売り手120(X)の立場が逆になるだけであり、本実施の形態での基本的な構成には変わりはない。
また、本実施の形態では、生産部門170(1),170(2),…,170(n)に対して、買い手130(X)が揚地配分情報を提供するように構成したが、これに限られることはなく、例えば、生産部門170(1),170(2),…,170(n)が直接輸送管理機能110をアクセスすることで揚地配分情報を取得するように構成してもよい。
【0037】
<輸送管理機能110の構成>
輸送管理機能110は、任意の機関(独立した企業等)内に設けられており、例えば、図2に示すように、ファイアウール111、Webサーバ112、スイッチングハブ113、内部サーバ114、及び本システムの管理者用の端末装置(システム管理者用端末装置)118を含んでいる。
【0038】
Webサーバ112は、インターネット等の通信ネットワーク160及びファイアウール111を介して、売り手120(1),120(2),…,120(n)、買い手130(1),130(2),…,130(n)、船会社140(1),140(2),…,140(n)、及び検定機関150(1),150(2),…,150(n)からアクセスされる。
このWebサーバ112により、売り手120(1),120(2),…,120(n)、買い手130(1),130(2),…,130(n)、船会社140(1),140(2),…,140(n)、及び検定機関150(1),150(2),…,150(n)のそれぞれに対して、輸送管理情報(輸送設備情報、原燃料銘柄情報、及び輸送指示情報等)、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報(寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報)の登録、更新、及び表示の一連のサービスが提供されることになる。
【0039】
内部サーバ114は、輸送管理情報、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報等の各種情報が蓄積されるデータベース115と、データベース115の運用を行う運用DBサーバ117と、本発明を適用したアプリケーションを実行することで本システム100全体の動作制御を司る運用APサーバ116とを含んでいる。
【0040】
データベース115には、主に次のような情報(1)(6)が、輸送管理情報、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報として蓄積管理され、売り手120(1),120(2),…,120(n)、買い手130(1),130(2),…,130(n)、船会社140(1),140(2),…,140(n)、検定機関150(1),150(2),…,150(n)、及び買い手130(1),130(2),…,130(n)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれが参照可能なようになされている。
【0041】
(1) 傭船契約を行う買い手130(X)が提供する情報
・自ら傭船契約した船舶の積み港、揚げ港、及び積載方法等の情報(輸送指示情報)。この輸送指示情報としては、さらに、どの港を何時出発し、どの港へ何時到着するか等のスケジュール情報や、積載スペース(ホールド)の指定、どのスペースへどの原燃料を積載するか、どの港でどのスペースから原燃料をおろすか等の情報をも含むようにしてもよい。
・船舶へ積載する原燃料の産地、品位、及び重量等の情報(銘柄情報)。
【0042】
(2) 売り手120(X)が提供する情報
・買い手130(X)が傭船契約した船舶による輸送の受け入れ可否の情報(受託情報)
・買い手130(X)に対する請求書情報。
【0043】
(3) 船会社140(X)が提供する情報
・買い手130(X)との傭船契約された船舶についての情報(輸送設備情報)。具体的には例えば、船名、船の大きさ(Dimension)、積載可能量、船底、水面からの高さ、船齢、船舶単位のリアルタイムの空き情報、船舶の積載スペースにおける空き情報(空きスペース情報)、など。
・買い手130(X)との傭船契約された船舶の位置(現在地)やスケジュールの進捗状況等の情報(動静情報)。
・買い手130(X)に対する請求書情報。この請求書情報は、輸送設備情報、銘柄情報、輸送指示情報、後述する品質情報、及び輸送量情報から生成された情報であり、代金決裁に用いられる。
【0044】
(4) 検定機関150(X)が提供する情報
ここで、一般に原燃料の輸送経費については、原燃料の積み時又は揚げ時に、第三者が原燃料を分析し品位を測定した結果により、最終的な輸送経費が決定されるため、これを実施する機関として第三者の検定機関150(X)が設けられている。
したがって、検定機関150(X)が提供する情報は、原燃料の成分分析結果や品質の優劣を示す等級の情報(品質情報)、及び輸送重量情報等の情報(輸送量情報)となる。
【0045】
(5) 生産部門170(X)が提供する情報
生産部門170(X)側の港におけるバース及びヤードに関する情報(バース/ヤード情報)。
【0046】
(6) 買い手130(X)が輸送管理機能110により最適配分計算を行って決定した情報
買い手130(X)が、輸送管理機能110へアクセスすることで、(1)(5)で示される情報を用いて、原燃料を使用する生産部門170(1),170(2),…,170(n)(買い手130(X)が鉄鋼会社である場合は製鉄所等)に対する原燃料の最適配分計算を行って決定した、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報(揚地配分情報)。
【0047】
尚、本実施の形態では、その一例として、最適配分計算及び揚地配分情報の決定の機能を、輸送管理機能110(具体的には、運用APサーバ116)へ持たせ、買い手130(X)が輸送管理機能110へアクセスすることで、最適配分計算及び揚地配分情報の決定を実施するように構成しているが、これに限られることはなく、例えば、輸送管理機能110(運用APサーバ116)が有する当該機能を直接買い手130(X)へ設け、買い手130(X)で内部処理するようにしてもよい。
【0048】
上述のような情報(1)(4)(輸送管理情報)、情報(5)(バース/ヤード情報)、及び情報(6)(揚地配分情報)が提供されるデータベース115には、運用DBサーバ117及び運用APサーバ116によって、当該輸送管理情報、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報が常に最新の状態で蓄積される。
【0049】
また、データベース115内の情報に変更が生じた場合、売り手120(1),120(2),…,120(n)、買い手130(1),130(2),…,130(n)、船会社140(1),140(2),…,140(n)、及び買い手130(X)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)の何れかが、当該変更情報(更新情報)を入力し、運用DBサーバ117及び運用APサーバ116によって、当該変更情報がデータベース115に蓄積される。
【0050】
したがって、売り手120(1),120(2),…,120(n)、買い手130(1),130(2),…,130(n)、船会社140(1),140(2),…,140(n)、及び買い手130(X)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれは、情報の行き違い等なく、常に最新の輸送管理情報、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報と共に、その更新情報をも参照可能となる。
【0051】
システム管理者用端末装置118は、CPU及びメモリを含むパーソナルコンピュータ等からなり、スイッチングハブ113を介してWebサーバ112及び内部サーバ114のそれぞれと接続可能なようになされている。
【0052】
<売り手120(X)、買い手130(X)、船会社140(X)、及び検定機関150(X)の構成>
売り手120(X)、買い手130(X)、船会社140(X)、検定機関150(X)、及び生産部門170(X)はそれぞれ、CPU及びメモリを含むパーソナルコンピュータ等の端末装置を備えており、当該端末装置上の操作により、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へアクセス可能なようになされている。
【0053】
例えば、上記端末装置は、図3に示すようなコンピュータ機能600を有し、このコンピュータ機能600のCPU601により、本実施の形態での動作が実施される。
【0054】
コンピュータ機能600は、上記図3に示すように、CPU601と、ROM602と、RAM603と、キーボード(KB)609のキーボードコントローラ(KBC)605と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコントローラ(DKC)607と、ネットワークインターフェースカード(NIC)608とが、システムバス604を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
そして、システムバス604が、上記図1及び図2に示した通信ネットワーク160と接続される。
【0055】
CPU601は、ROM602或いはHD611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM602、或いはHD611、或いはFD612から読み出して実行することで、本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0056】
RAM603は、CPU601の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC605は、KB609や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC606は、CRT610の表示を制御する。
DKC607は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び上記所定の処理プログラム等を記憶するHD611及びFD612とのアクセスを制御する。
NIC608は、通信ネットワーク160上の機器或はシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0057】
<輸送管理システム100の動作>
図4は、輸送管理システム100の特徴とする動作の一例を示したものである。また、図5は、上記図4に示す動作を含めた輸送管理システム100全体の動作の一例を示したものである。
上記図4及び図5により示される動作(機能)は、運用APサーバ116、及びコンピュータ機能600のCPU601(上記図3参照)が、本発明を適用したアプリケーション(上記図4及び図5で示されるフローチャートに従った制御プログラム)を実行することで実施される。
【0058】
尚、ここでは、説明の簡単のため、買い手130(X)が傭船契約を行い(FOB契約)、買い手130(X)、売り手120(X)、船会社140(X)、及び生産部門170(X)へ着目するが、これに検定機関150(X)をも含めるようにしてもよい。すなわち、検定機関150(X)で保持されている情報をもデータベース115へ蓄積管理し、通信ネットワーク160を介して提示するようにしてもよい。
【0059】
(1)輸送管理システム100の特徴とする動作:上記図4参照
【0060】
ステップS201:
船会社140(X)は、輸送設備情報(船名、Dimension、積載可能量、船の空き情報、一部の積載スペースの空き情報等の情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110に対して入力する。
傭船契約を行う買い手130(X)又は売り手120(X)は、自ら契約した傭船契約に基づく配船予定に基づいて、原燃料銘柄情報(原燃料の産地、品位、重量等の情報)及び輸送指示情報(積み港、揚げ港、積載方法等の情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110に対して入力する。
買い手130(X)の生産部門170(X)は、自側の港に関する情報として、どのようなバース及びヤードがあるか等という情報(バース/ヤード情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110に対して入力する。
【0061】
輸送管理機能110は、通信ネットワーク160を介して入力された輸送設備情報、原燃料銘柄情報、及び輸送指示情報(輸送管理情報)と共に、バース/ヤード情報をデータベース115へ蓄積して管理する。この管理情報が、通信ネットワーク160を介して参照可能となる。
【0062】
ステップS202:
輸送管理機能110は、売り手120(X)に対して、通信ネットワーク160を介してデータベース115内の輸送管理情報を提示する。
これにより、売り手120(X)は、買い手130(X)が傭船契約した船舶による輸送の受け入れが可能であるか否かを検討し、その結果情報(受託情報)を、輸送管理機能110へ通知する。
【0063】
輸送管理機能110は、売り手120(X)から通知された輸送指示の受託の是非を、買い手130(X)へ通知する。
これにより、買い手130(X)は、船会社140(X)との傭船契約に基づく輸送が、売り手120(X)で可能であるか否かを認識する。
【0064】
尚、ここでの"通知"は、電子メールによる通知でもよいし、或いは、売り手120(X)自身が輸送管理機能110へ直接アクセスすることで、売り手120(X)での輸送指示の受託の是非の情報を取得するようにしてもよい。
【0065】
そこで、買い手130(X)は、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介してアクセスすることで、データベース115内の管理情報を用いて、原燃料を使用する生産部門170(1),170(2),…,170(n)(買い手130(X)が鉄鋼会社である場合は製鉄所等)に対する原燃料の最適配分計算を行い、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報(揚地配分情報)を決定する。
尚、買い手130(X)での最適配分計算及び揚地配分情報の決定についての詳細は後述する。
【0066】
ステップS203:
輸送管理機能110は、ステップS202にて決定された揚地配分情報をデータベース115へ蓄積して管理する。この管理情報が、通信ネットワーク160を介して参照可能となる。
また、買い手130(X)は、輸送管理機能110で管理された揚地配分情報を、生産部門170(X)へ提供する。
【0067】
ステップS204:
売り手120(X)、買い手130(X)、船会社140(X)、及び生産部門170(X)のそれぞれが、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介してアクセスすることで、データベース115内の管理情報を参照した結果、変更(配船予定の変更等)が生じた場合、その変更情報を、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介して入力する。
【0068】
ステップS205:
輸送管理機能110は、通信ネットワーク160を介して入力された変更情報に基づいて、データベース115内の情報を更新する。
これにより、売り手120(X)、買い手130(X)、船会社140(X)、及び生産部門170(X)のそれぞれは、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介してアクセスすることで、データベース115内の更新後の情報を参照することが可能となる。
【0069】
例えば、買い手130(X)にてスケジュールの変更が生じた場合、売り手120(X)は、当該変更に伴って更新されたデータベース115内の情報を参照することで、買い手130(X)でのスケジュール変更を認識し、当該変更に基づいた新たな輸送指示の受託の是非を検討する。
【0070】
また、船会社140(X)は、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介してアクセスすることで、データベース115内の情報を参照し、当該情報に基づき請求書を作成し、当該請求書情報を、通信ネットワーク160を介して輸送管理機能110へ入力する。
輸送管理機能110は、船会社140(X)から通信ネットワーク160を介して提供された請求書情報をデータベース115へ蓄積した後、これを買い手130(X)へ提示する。
これにより、買い手130(X)は、船会社140(X)と傭船契約した船舶に関しての請求書を確認する。
【0071】
上述のように、輸送管理機能110は、買い手130(X)、売り手120(X)、及び船会社140(X)が保有している原燃料特有の情報(輸送設備情報、原燃料銘柄情報、輸送指示情報、及び請求書情報等の輸送管理情報)、買い手130(X)の生産部門170(X)が保有している港のバース/ヤード情報、及び買い手130(X)で決定された揚地配分情報をデータベース115へ蓄積管理し、また、必要に応じて情報更新し、データベース115内の情報を通信ネットワーク160を介して外部提供する。
【0072】
(2)輸送管理システム100全体の動作:上記図5参照
【0073】
ステップS301:
傭船契約を行う買い手130(X)は、船会社140(X)との傭船契約に基づいた配船計画情報(輸送指示情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
また、買い手130(X)は、以前に輸送管理機能110へ送信した配船計画情報に変更が生じた場合には、当該変更情報を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0074】
ステップS302:
輸送管理機能110は、買い手130(X)から配船計画情報が送信されてきた場合には、当該配船計画情報をデータベース115へ蓄積(登録)し、買い手130(X)から配船計画の変更情報が送信されてきた場合には、当該変更情報に基づきデータベース115内の該当する配船計画情報を更新する。
【0075】
ステップS303:
船会社140(X)は、買い手130(X)との傭船契約における船舶の輸送設備情報及び動静情報を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0076】
ステップS304:
輸送管理機能110は、船会社140(X)からの輸送設備情報及び動静情報をデータベース115へ蓄積(登録)する。
そして、輸送管理機能110は、データベース115へ蓄積した動静情報を、通信ネットワーク160を介して、買い手130(X)へ送信する。
【0077】
ステップS305、ステップS306:
買い手130(X)は、輸送管理機能110からの動静情報を参照し(ステップS305)、ステップS301での配船計画(輸送指示)を再検討し、必要であれば配船計画の変更を行い、最終的に決定した配船計画情報(輸送指示情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する(ステップS306)。
【0078】
ステップS307:
輸送管理機能110は、買い手130(X)からの配船計画情報でデータベース115内の対応する配船計画情報を更新する。
そして、輸送管理機能110は、データベース115内の更新後の配船計画情報を、通信ネットワーク160を介して、売り手120(X)及び船会社140(X)へそれぞれ送信する。
【0079】
ステップS308、ステップS309:
売り手120(X)は、輸送管理機能110からの配船計画情報を受信し(ステップS308)、船会社140(X)も同様に、輸送管理機能110からの配船計画情報を受信する(ステップS309)。
【0080】
ステップS310:
売り手120(X)は、輸送管理機能110からの配船計画情報(輸送指示情報)により提示された輸送設備としての船舶による輸送の受け入れ可否を検討し、当該輸送指示を受託するか否かの情報(受託情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0081】
ステップS311:
輸送管理機能110は、売り手120(X)からの受託情報をデータベース115へ蓄積(登録)する。
そして、輸送管理機能110は、データベース115内の受託情報を、通信ネットワーク160を介して、買い手130(X)及び船会社140(X)へそれぞれ送信する。
【0082】
ステップS312:
買い手130(X)は、輸送管理機能110からの受託情報により、売り手120(X)が輸送指示を受託したか否かを認識し、例えば、売り手120(X)が輸送指示を受託していない場合には、再度、必要に応じて船会社140(X)と新規の傭船契約を締結したり、既に締結済みの傭船契約に基づく運航スケジュールを調整したりして、配船計画を修正する。
【0083】
ステップS313:
船会社140(X)も同様に、輸送管理機能110からの受託情報により、売り手120(X)が輸送指示を受託したか否かを認識する。この結果、例えば、売り手120(X)が輸送指示を受託していない場合には、ステップS312の買い手130(X)での新たな傭船契約締結、又は締結済みの傭船契約に基づく運航スケジュールの調整により、ステップS303以降の処理ステップが、上述したようにして実行されることになる。
【0084】
ステップS314〜ステップS316:
例えば、売り手120(X)が輸送指示を一旦受託しても、買い手130(X)や売り手120(X)、或いは船会社140(X)において、何らかの要因により予定変更が生じた場合、当該変更が生じた側は、当該変更情報を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0085】
ステップS317、ステップS318:
輸送管理機能110は、上記変更情報に基づき、データベース115内の該当する情報を更新すると共に(ステップS317)、その更新後の情報を、通信ネットワーク160を介して、買い手130(X)、売り手120(X)、及び船会社140(X)へそれぞれ送信する(ステップS318)。
【0086】
ステップS319:
買い手130(X)は、輸送管理機能110からの更新後の情報を参照し、必要に応じて、再度、船会社140(X)と傭船契約締結、又は締結済みの傭船契約に基づく運航スケジュールの調整を行い、ステップS301以降の処理ステップを、上述したようにして実行する。
【0087】
ステップS320:
売り手120(X)は、輸送管理機能110からの更新後の情報を参照し、予定変更が生じたことを認識する。
【0088】
ステップS321:
船会社140(X)は、輸送管理機能110からの変更情報により、ステップS319において買い手130(X)との新たな傭船契約が発生した場合、又は締結済みの傭船契約に基づく運航スケジュールの調整がなされた場合には、ステップS303以降の処理ステップを、上述したようにして実行する。
【0089】
ステップS322:
買い手130(X)は、輸送管理機能110のデータベース115へ管理されている情報(輸送設備情報、原燃料銘柄情報、輸送指示情報、輸送動静情報、及びバース/ヤード情報等)を参照或いは解析したい場合、その旨の指示情報を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0090】
ステップS323:
売り手120(X)も同様に、輸送管理機能110のデータベース115へ管理されている情報(輸送設備情報、原燃料銘柄情報、輸送指示情報、輸送動静情報、及びバース/ヤード情報等)を参照或いは解析したい場合、その旨の指示情報(情報照会/解析指示情報)を、通信ネットワーク160を介して、輸送管理機能110へ送信する。
【0091】
ステップS324〜ステップS325、ステップS401:
輸送管理機能110は、買い手130(X)又は/及び売り手120(X)からの情報照会/解析指示情報に基づき(ステップS324)、データベース115から該当する情報を抽出し、また、必要に応じて解析する(ステップS325)。
【0092】
特に、本実施の形態では、ステップS322での買い手130(X)からの指示が、最適配分計算及び揚地配分情報の決定の指示である場合、次のような動作を実施する。
【0093】
先ず、上述したように、生産部門170(X)は、予め、通信ネットワーク160を介して輸送管理機能110に対して、バース及びヤード情報を入力する(ステップS401)。
輸送管理機能110は、生産部門170(X)からのバース及びヤード情報をデータベース115へ保存する。
【0094】
次に、買い手130(X)は、買い手130(X)における生産部門170(1),170(2),…,170(n)のそれぞれに対して、購入した原燃料を最適に配分するための、最適配分計算及び揚地配分情報の決定を、通信ネットワーク160を介して輸送管理機能110へ依頼する(ステップS322)。
【0095】
次に、輸送管理機能110は、買い手130(X)からの上記依頼を受けると(ステップS324)、データベース115内の管理情報を用いて、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、及び荷揚順序等の揚地配分情報を決定する(ステップS325)。
【0096】
具体的には例えば、輸送管理機能110は、寄港数、ヤード滞船料、及び重船滞船料等が最少コストとなるような最適解を求める。
"寄港数"とは、上述したように、船を複数の生産部門170(1),170(2),…,170(n)(製鉄所等)へ寄港させて荷揚げする際の立ち寄る港の数である。
"ヤード滞船料"とは、原燃料を一次的に保管するヤードが満杯であることによりヤードが空くまで船を待たせるための費用であり、例えば、待ち時間1時間当たりの料金をいう。
"重船滞船料"とは、バースが満杯であることによりバースが空くまで船を待たせるための費用であり、例えば、待ち時間1時間当たりの料金をいう。
【0097】
上記最適解を求める方法の一例を挙げると、例えば、安全在庫の確保、船型制約、及び銘柄制約等の前提条件に加えて、バース能力やヤード在庫能力を守りつつ、先ず、寄港数を最少化するマクロな最適化を行い、次に、ヤード滞船料及び重船滞船料の合計額が最少となる寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、及び荷揚順序を決定するミクロな最適化を行う。
このときの最適化のタイミングとしては、例えば、マクロ最適化は旬ごとに行い、ミクロ最適化は船が買い手130(X)側へ到着する毎に行う。
【0098】
"安全在庫"とは、緊急に追加の原燃料が必要になることを想定して、予め確保しておく余剰原燃料をいう。
"船型制約"とは、例えば、バースに着岸できる船に関する制約をいう。
"銘柄制約"とは、荷揚量を確保すべき原燃料銘柄に関する制約をいう。
"バース能力"とは、バースの一度に接岸できる船の数の制約をいう。
"ヤード在庫能力"とは、原燃料を一次的に保管するヤードの許容量をいう。
【0099】
ステップS326:
輸送管理機能110は、データベース115から抽出した情報と、当該情報の解析を行った場合にはその解析結果を、情報照会/解析指示情報の送信元へ返送する。
特に、輸送管理機能110は、上述のような最適配分計算によって、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、及び荷揚順序等の揚地配分情報を決定すると、その揚地配分情報を、データベース115で管理すると共に、最適配分計算及び揚地配分情報の決定の依頼先である買い手130(X)に対して、通信ネットワーク160を介して送信する。
【0100】
したがって、売り手120(X)、買い手130(X)、及び船会社140(X)のそれぞれは、輸送管理機能110へ通信ネットワーク160を介してアクセスすることで、データベース115内の揚地配分情報を参照し、これを今後の輸送指示情報に反映させることができる。
【0101】
ステップS327、ステップS328:
ステップS324〜ステップS326により、買い手130(X)及び売り手120(X)のそれぞれは、輸送管理機能110のデータベース115で管理されている情報を取得し、その解析結果をも取得することができる。
すなわち、買い手130(X)及び売り手120(X)のそれぞれは、輸送管理機能110へアクセスすることで、原燃料の輸送に関する必要な情報のみを、必要なときに、検索取得することができる。
また、データベース115にて原燃料の輸送に関する全ての情報(輸送管理情報)が一括管理されているため、買い手130(X)及び売り手120(X)へは同じ情報が提供され、さらに、データベース115には、常に最新の情報が管理されているため、買い手130(X)及び売り手120(X)へ常に最新の情報を提供することができる。
【0102】
また、買い手130(X)は、輸送管理機能110からの揚地配分情報を受信し、その揚地配分情報を生産部門170(X)へ配信する。
【0103】
ステップS402:
生産部門170(X)は、買い手130(X)からの揚地配分情報を受信し、この揚地配分情報に基づいて、原燃料の受け取り作業等を行う
【0104】
上述のように、本実施の形態では、通信ネットワーク160を介して、原燃料の買い手130(X)、売り手120(X)、船会社140(X)、及び買い手130(X)における生産部門170(X)が、輸送管理機能110のデータベース115内の管理情報(輸送設備情報、原燃料銘柄情報、輸送指示情報、バース/ヤード情報、及び揚地配分情報等)を最新の状態で共有できるように構成したので、必要な情報をリアルタイムでタイムリ且つ正確な情報を入手ができ、効率的な輸送計画を作成することができる。特に、揚地配分情報により、買い手130(X)における揚地配船管理業務を、熟練した専門家なしに、迅速、正確且つ効率的に実施できる。
【0105】
また、揚地配分情報(寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報)を決定する際、少なくともバース能力やヤード在庫能力の制約条件の下で安定した在庫を確保しつつ寄港数及び輸送コストが最少となるような解を求めるよう構成したので、従来では熟練した専門家が行っても実現できなかった輸送コストを最少化する輸送計画を実現することができる。
【0106】
尚、本実施の形態において、原燃料の取引きを行う売り手と買い手、及びその輸送を行う船会社は、予め決まっている場合もあるが、これに限られることはなく、それぞれ複数の候補があってもよい。例えば、買い手は、複数の売り手との取引きを行い、複数の売り手から受託の回答があった場合、銘柄情報や輸送設備情報等を参照して、適切な売り手を決定するようにしてもよい。
【0107】
また、原燃料としては、例えば、鉄鉱石、石炭、その他鉱産資源、グレイン、肥料等の原料や燃料(原燃料)、すなわち固まった商品ではなく、形が特定されていない様々なバラ荷やバラ積み貨物、或いは"Bulk Cargo"等に適用可能である。
【0108】
また、本実施の形態では、輸送設備として船舶を用いたが、これに限られることはなく、飛行機やトラック等、原燃料を積載可能なものであれば適用可能である。
【0109】
また、本発明の目的は、本実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、ネットワークを介して、原燃料の輸送管理に関する情報(輸送管理情報)、及び輸送されてきた原燃料の配分(買い手における生産部門に対する原燃料の配分等)に関わる情報(揚地配分情報)を、原燃料の買い手、売り手、輸送設備の管理側、及び検定機関の間で共有できるように構成したので、必要な情報をリアルタイムでタイムリ且つ正確な情報を入手ができ、効率的な輸送計画を作成することができる。例えば、揚地配分情報(寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序等の情報)により、買い手における揚地配船管理業務を、熟練した専門家なしに、迅速、正確且つ効率的に実施できる。
そして、少なくともバース能力やヤード在庫能力の制約条件の下で安定した在庫を確保しつつ寄港数及び輸送コストが最少となるような解を求めるようにしたので、従来では熟練した専門家が行っても実現できなかった輸送コストを最少化する輸送計画を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した輸送管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記輸送管理システムの輸送管理機能の構成を示すブロック図である。
【図3】上記輸送管理システムの買い手、売り手、船会社、検定機関、及び買い手における生産部門が有するコンピュータ機能の構成を示すブロック図である。
【図4】上記輸送管理システムの主なる機能の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記輸送管理システム全体の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の揚地配船管理の方法を説明するための図である。
【符号の説明】
100 輸送管理システム
110 輸送管理機能
111 ファイール
112 Webサーバ
113 スイッチングハブ
114 内部サーバ
115 データベース
116 運用APサーバ
117 運用DBサーバ
118 管理者用端末装置
120(1),120(2),…,120(n) 売り手
130(1),130(2),…,130(n) 買い手
140(1),140(2),…,140(n) 船会社
150(1),150(2),…,150(n) 第三者検定機関
160 通信ネットワーク
170(1),170(2),…,170(n) 買い手における生産部門

Claims (12)

  1. ネットワークを介して外部との通信可能であり、原燃料の売り手側、買い手側、輸送設備の管理側、及び検定機関の端末装置がアクセス可能な輸送管理装置であって、
    上記ネットワークを介して外部から提供された原燃料の輸送管理に関する情報、及び輸送されてきた原燃料の配分に関わる情報を、上記ネットワークを介して上記端末装置から参照可能なように記憶して管理する記憶手段と、
    上記原燃料の輸送管理に関する情報および上記原燃料の買い手における生産部門から提供される当該生産部門の港のバース及びヤードに関する情報を基に、少なくともバース能力及びヤード在庫能力の制約条件の下で寄港数及び輸送コストが最小となる解を求め、求めた解に基づいて、上記原燃料の配分に関わる情報を決定する決定手段とを備えることを特徴とする輸送管理装置。
  2. 上記記憶手段内の管理情報を、上記ネットワークを介して上記端末装置へ提示する提示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の輸送管理装置。
  3. 上記提示手段は、上記ネットワークを介しての情報提供側からの変更指示に基づき上記記憶手段内の該当する情報を更新した結果を、上記ネットワークを介して上記端末装置へ提示することを特徴とする請求項2記載の輸送管理装置。
  4. 上記提示手段は、上記ネットワークを介しての外部からの情報要求に基づいた上記記憶手段内の該当する情報を、上記情報要求先へ上記ネットワークを介して提示することを特徴とする請求項2記載の輸送管理装置。
  5. 上記記憶手段内の上記原燃料の輸送管理に関する情報は、輸送設備の管理側から提供された輸送設備情報、当該管理側から提供された輸送動静情報、上記原燃料の買い手側又は売り手側から提供された原燃料の名称・品位・輸送量の情報を含む原燃料銘柄情報、及び上記原燃料の買い手側又は売り手側から提供された輸送指示情報の少なくとも何れかの情報を含み、
    上記記憶手段内の上記原燃料の配分に関わる情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含むことを特徴とする請求項1記載の輸送管理装置。
  6. 上記原燃料の配分に関わる情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の輸送管理装置。
  7. 原燃料の買い手側、当該買い手側における生産部門、売り手側、原燃料の輸送設備の管理側、及び検定機関側が少なくとも同一ネットワーク上に通信可能なように接続されてなる輸送管理システムであって、
    上記輸送管理側は、請求項1〜の何れか1項に記載の輸送管理装置の機能を有することを特徴とする輸送管理システム。
  8. 原燃料の売り手側、買い手側、輸送設備の管理側、及び検定機関がネットワークを介して原燃料の輸送管理を行うための輸送管理方法であって、
    上記ネットワーク上の原燃料の買い手側、売り手側、及び輸送設備の管理側の少なくとも何れかにより入力された原燃料の輸送管理に関する情報を管理する第1の管理ステップと、
    上記第1の管理ステップにより管理された原燃料の輸送管理に関する情報であって、上記原燃料の輸送管理に関する情報および上記原燃料の買い手における生産部門から提供される当該生産部門の港のバース及びヤードに関する情報を用いて、少なくともバース能力及びヤード在庫能力の制約条件の下で寄港数及び輸送コストが最小となる解を求め、求めた解に基づいて、上記原燃料の配分に関する情報を決定する決定ステップと、
    上記決定ステップにより決定された原燃料の配分に関わる情報を管理する第2の管理ステップと、
    上記第1及び第2の管理ステップによる管理情報を、上記ネットワークを介して、上記買い手側、当該買い手側における生産部門、上記売り手側、記輸送設備の管理側、及び検定機関端末装置の少なくとも何れかに対して参照可能なように提供する提供ステップとを含むことを特徴とする輸送管理方法。
  9. 上記買い手側、当該買い手側における生産部門、上記売り手側、及び上記輸送設備の管理側の少なくとも何れかにより入力された変更情報に基づき、上記第1及び第2の管理ステップによる管理情報を更新する更新ステップを含み、
    上記提供ステップは、上記更新ステップによる更新後の上記管理情報を提供するステップを含むことを特徴とする請求項記載の輸送管理方法。
  10. 上記原燃料の配分に関する情報は、輸送設備を船舶とした場合における、寄港先、接岸バース、荷揚銘柄、荷揚量、及び荷揚順序の少なくとも何れかの情報を含ことを特徴とする請求項記載の輸送管理方法。
  11. 請求項1〜の何れか1項に記載の輸送管理装置の機能、又は請求項に記載の輸送管理システムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 請求項〜1の何れか1項に記載の輸送管理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読可能な記憶媒体。
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