JP5427700B2 - 輸送中動産価値の評価支援システム、評価支援方法、および評価支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、輸送中動産価値の評価支援システム、評価支援方法、および評価支援プログラムに関するものであり、具体的には、輸送中動産に関する担保価値の評価を支援する技術に関する。
各種担保に基づく融資の処理システムが提案されている。例えば、一括ファクタリング導入企業に対する金融機関の極度額を超過する金額分の譲渡売掛債権を機関投資家がシンジケーションすることで、極度額が不足している企業への一括ファクタリングの導入を可能とする事務代行システム(例えば、特許文献1参照)などが提案されている。
特開2006−119783号公報
例えば、倉庫保管中の在庫商品など動産について、その担保価値を判定することはある。ところが、こうした動産が一旦出荷されて送付先まで輸送中という状況下においては、その担保価値に応じて妥当性ある評価金額を算出することが難しい。
そこで本発明の目的は、輸送中動産に関する担保価値の評価を支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の輸送中動産価値の評価支援システムは、他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の輸送中動産価値の評価支援方法は、他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、演算装置とを備えたコンピュータシステムが、通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の輸送中動産価値の評価支援プログラムは、他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、演算装置とを備えたコンピュータシステムに、通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、輸送中動産に関する担保価値の評価を支援することが可能となる。
本実施形態の輸送中動産価値の評価支援システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態のマイルストン評価テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の関連システムからの受信データ例を示す図である。 本実施形態の輸送中動産管理テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の計算処理結果管理テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の輸送中動産価値の評価支援方法の手順例1を示すフロー図である。 本実施形態の輸送中動産価値の評価支援方法の手順例2を示すフロー図である。 本実施形態の輸送中動産価値の評価支援方法の手順例3を示すフロー図である。 本実施形態の輸送中動産価値の評価支援方法の手順例4を示すフロー図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の輸送中動産価値の評価支援システムを含むネットワーク構成図である。図1に示す輸送中動産価値の評価支援システム100(以下、システム100)は、輸送中動産に関する担保価値の評価を支援するコンピュータシステムである。本実施形態における前記システム100としては、例えばサーバ装置を想定する。このサーバ装置は、単体のサーバであってもよいし、必要な機能を分担しネットワークを介して協働する複数のサーバからなるものであってもよい。また、前記システム100はコンピュータであるから、プログラム102を格納したハードディスクドライブなどの記憶装置101、この記憶装置101からプログラム102をメモリ103に読み出して実行する演算装置104、ユーザからの支持を受け付けるマウス、キーボード等の入力装置105、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置106、他装置とネットワークを介して通信するNIC(Network Interface card)などの通信装置107を備えている。輸送中動産価値の評価支援システム100として備えるべき機能は、演算装置104がプログラム102を実行することで実装される。
また、前記システム100は、記憶装置101において、マイルストン評価テーブル125(テーブル)、輸送中動産管理テーブル130、および計算処理結果管理テーブル131を備えているものとする。なお、前記マイルストン評価テーブル125には、港間テーブル126、国間テーブル127、デフォルト値テーブル128が含まれている。これら各テーブルの構造等については後述する。
続いて、前記システム100の演算装置104がプログラム102を実行することでなされる処理にについて説明する。前記演算装置104は、通信装置107により倉庫管理システム205(物流拠点の端末)と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置101の輸送中動産管理テーブル130に格納する処理を実行する。
また、前記演算装置104は、通信装置107により貨物トラッキングシステム215(輸送物の追跡装置)と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理を実行する。
また、前記演算装置104は、前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置101の輸送中動産管理テーブル130における発送情報に照合して、該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記マイルストン評価テーブル125における該当組み合わせパターンを特定する処理を実行する。
また、前記演算装置104は、特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記マイルストン評価テーブル125より抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理を実行する。
また、前記演算装置104は、特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置101の輸送中動産管理テーブル130に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理を実行する。
なお、前記演算装置104は、1つの動産について前記貨物トラッキングシステム215より前記追跡情報を受信する毎に、前記該当組み合わせパターンを特定する処理と、前記該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、前記輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を繰り返し実行すると好適である。
また、前記演算装置104は、前記算定した輸送中動産の担保価値の値と、該当動産の識別情報とを含む融資依頼情報を、通信装置107により金融機関端末220に送信するとしてもよい。
上述のようなシステム100は、ネットワーク140を介して、倉庫管理システム205、貨物トラッキングシステム215、金融機関端末220らの外部装置と結ばれている。前記ネットワーク140は、例えば、イーサネットや公衆電話回線網により構築されているLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
前記倉庫管理システム205は、例えば、ユーザからの情報指定を受けるか、或いは自動倉庫からの通知情報を受け取る登録端末200(物流拠点の端末)より、倉庫内に在庫している動産の識別情報、動産の評価金額、動産の出荷日(発送日)、発送元および発送先の物流拠点などの情報を取得し、各情報の管理を実施するコンピュータシステムとなる。この場合、物流拠点が倉庫となっている。前記倉庫管理システム205は、当該倉庫すなわち物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を前記システム100に送信する。なお、前記登録端末すなわち物流拠点の端末200からシステム100に対して、前記発送情報を直接送信するとしてもよい。
また、前記貨物トラッキングシステム215は、上記の倉庫から出荷された貨物すなわち動産の貨物トラッキング(追跡)情報を管理するコンピュータシステムである。この貨物トラッキングシステム215は、貨物輸送を担う搬送手段(例:船舶、鉄道、トラック、航空機など)や輸送経路中の物流拠点に備わる登録端末210などから、該当動産に関する識別情報、発生イベント(例:搬入、出港、到着、搬出など)の識別情報ないし発生日等を含む情報を受信し、管理することとなる。前記貨物トラッキングシステム215は、輸送中動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を、前記システム100に送信する。なお、前記登録端末210が、システム100に対して、前記追跡情報を直接送信するとしてもよい。
また、前記登録端末200、210、および金融機関端末220は、一般的なコンピュータ端末であり、ネットワーク140に接続して前記システム100と通信を行う通信手段と、システム100との間でやりとするデータ類をディスプレイ等に出力する適宜なプログラム(例:Webブラウザ等)を少なくとも備えているものとする。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態の輸送中動産価値の評価支援システム100が用いるテーブルのデータ構造例について説明する。前記システム100が利用するテーブルらは、システム自身の備える、或いはネットワーク経由で利用可能なハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置に格納されているものとする。
図2は本実施形態のマイルストン評価テーブル125の構成例を示す図である。マイルストン評価テーブル125(テーブル)は、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または発生イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルとなる。図に示す例では、港間テーブル126、国間テーブル127、デフォルト値テーブル128の3種類のテーブルからこのマイルストン評価テーブル125が構成されている。
前記港間テーブル126は、発送元となる物流拠点を示す“国(積地)”、発送先となる物流拠点を示す“国(揚地)”、発送元となる物流拠点を示す“港(積地)”、発送先となる物流拠点を示す“港(揚地)”、必要な輸送期間を示す“移動日数”、搬入、出港、到着、搬出といった発生イベント毎の輸送進捗割合の情報である“マイルストン”の各データが対応付けされたレコードの集合体となっている。また、前記国間テーブル127は、発送元となる物流拠点を示す“国(積地)”、発送先となる物流拠点を示す“国(揚地)”、必要な輸送期間を示す“移動日数”、発生イベント毎の輸送進捗割合の情報である“マイルストン”の各データが対応付けされたレコードの集合体となっている。また、前記デフォルト値テーブル703は、輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報である“マイルストン”のデータが格納されている。これら3種類のテーブル126〜128の使い分けについては後述する。
続いて、前記倉庫管理システム205や貨物トラッキングシステム215よりシステム100に送信されるデータについて説明する。図3は本実施形態の関連システムからの受信データ例を示す図である。前記倉庫管理システム205がシステム100に送信するデータすなわち発送情報601としては、出荷IDおよび品目IDからなる動産の識別情報と、出荷数量、出荷日、出荷場所(物流拠点の識別情報)、出港日の予定、到着日の予定、最終仕向地、本来の評価金額などが含まれている。この本来の評価金額は、従来通りの手法で動産を担保として評価した場合の評価金額であり、本実施形態で評価する輸送中動産価値ではない。
また、前記貨物トラッキングシステム215がシステム100に送信するデータすなわち追跡情報602としては、動産の識別情報たる出荷ID、発生イベントを示す貨物ステータス、実際の出港日(発送日)、実際の到着日、“国(積地)”、“港(積地)”、“国(揚地)”、“港(積地)”、“港(揚地)”などが含まれている。
図4は本実施形態の輸送中動産管理テーブル130の構成例を示す図である。続いて、輸送中動産管理テーブル130について説明する。輸送中動産管理テーブル130は、輸送中動産の前記発送情報及び前記追跡情報を格納しているテーブルである。輸送中動産管理テーブル130は、例えば、動産の識別情報たる出荷IDおよび品目IDをキーとして、該当動産に関して完了したマイルストン(=発生イベント)、動産の評価金額、出港日(予定と実績)、到着日(予定と実績)、積地、揚地などのデータを対応付けたレコードの集合体となっている。この輸送中動産管理テーブル130は、発送情報や追跡情報を受信するに従って格納データが増えて更新されることになる。
図5は本実施形態の計算処理結果管理テーブル131の構成例を示す図である。この計算処理結果管理テーブル131は、輸送中動産管理テーブル130の情報から計算された輸送中動産の評価金額情報を記憶するテーブルとなる。この計算処理結果管理テーブル131は、例えば、動産の識別情報たる出荷IDおよび品目IDをキーとして、動産の評価金額、完了したマイルストン、未完了のマイルストンに関する進捗度を示すマイルストン内進捗度、輸送行路全体での進捗度を示す全体進捗度、この全体進捗度に応じて決定される融資金額すなわち輸送中動産の担保価値などのデータが対応付けされたレコードの集合体となっている。この計算処理結果管理テーブル131は、輸送中動産の追跡情報を受信し、担保価値すなわち融資金額を算定するに従って格納データが増えて更新されることになる。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態における輸送中動産価値の評価支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する輸送中動産価値の評価支援方法に対応する各種動作は、前記システム100(を構成するコンピュータ)のメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態における輸送中動産価値の評価支援方法の処理手順例1を示すフロー図である。まずは、前記システム100が、倉庫管理システム205から受信したデータすなわち発送情報を、前記輸送中動産管理テーブル130に登録する際の処理について説明する。この場合、倉庫管理システム205は、登録端末200を介して情報登録者5から発送情報601を受け付ける(s100)。なお、前記情報登録者5は、倉庫内の貨物すなわち動産が物理的に出荷されたことを確認した後に、登録端末200を介して倉庫管理システム205に対して発送情報601を入力するとしてもよい。或いは、動産に付帯するバーコードやRFIDを自動読み取りするリーダと連動した既存の自動倉庫システムが、読み取り結果を発送情報601として倉庫管理システム205に通知してくることも想定できる。
次に倉庫管理システム205は、発送情報601を受け付けたこと、あるいは既に登録済みの出荷IDに関する更新情報を受け付けたことを検知し、前記システム100に対して、発送情報601を送信する(s101)。倉庫管理システム205は、前記情報登録者5や自動倉庫システム等から受け付けた発送情報601を、一定期間ごとに記憶手段に蓄積しておき、一定期間毎にシステム100に送信するとしてもよい。
一方、前記システム100は、ネットワーク140を介して倉庫管理システム205から前記発送情報601を受信し(s102)、以下に示す手順で輸送中動産管理テーブル130に格納する。この場合、まず、前記システム100は、倉庫管理システム205から受信した発送情報601が含む出荷IDをキーに、輸送中動産管理テーブル130にて検索を実行し、前記出荷IDと同一の出荷IDが設定されている既存レコードが存在するか確認する(s103)。
該当出荷IDの既存レコードが輸送中動産管理テーブル130に存在しない場合(s104:No)、前記システム100は、発送情報601を輸送中動産管理テーブル130に新規登録する(s105)。この時点での輸送中動産管理テーブル130の例を、図4にてテーブル1301として示す。ここで登録された発送情報601は、前記テーブル1301にて示すように、出荷ID、品目ID、評価金額、出港日(予定)、到着日(予定)、の各データとなる。
また、前記システム100は、前記発送情報601に基づいて計算処理結果管理テーブル131にレコードを作成する(s106)。ここで作成するレコードは、上述した計算処理結果管理テーブル131のカラムに対応した値を、発送情報601から抽出して設定したものとなる。この時点での計算処理結果管理テーブル131の例を、図5にてテーブル1311として示す。ここで生成されたレコードは、前記テーブル1311にて示すように、出荷ID、品目ID、評価金額の各値を含み、完了マイルストン、マイルストン内進捗度、全体進捗度の各値が“0”であって、融資金額の値が“NULL”となっている。なお、値が“0”“NULL”となっているフィールドについては、貨物トラッキングシステム215から追跡情報を受信した際に別の値が格納される(当該処理については後述する)。
なお、前記ステップs103の処理により、輸送中動産管理テーブル130において既存レコードが存在していた場合(s104:Yes)、前記システム100は、輸送中動産管理テーブル104上の既存レコードすなわち出荷IDが一致したレコードを、前記発送情報601の内容で上書き更新する(s107)。また、前記ステップs106により、輸送中動産管理テーブル130で更新された情報を基に、前記システム100は、計算処理結果管理テーブル131の更新処理を行う(s108)。計算処理結果管理テーブル131で更新される値は、完了マイルストン、マイルストン内進捗度、全体進捗度、融資金額の各値となる。更新処理の詳細については後述する。
−−−処理手順例2−−−
図7は、本実施形態における輸送中動産価値の評価支援方法の処理手順例2を示すフロー図である。続いて、前記システム100が、貨物トラッキングシステム215から追跡情報602を受信した場合の処理について説明する。この場合、貨物トラッキングシステム215は、動産輸送を請け負っている物流会社等の情報登録者6から、登録端末210を介して追跡情報602の入力を受け付けている(s200)。
情報登録者6は、前記動産たる貨物について、搬入、出港、到着、搬出などのイベントが発生すなわち該当マイルストンの通過がされたことを確認して、追跡情報602を登録端末210にて入力する。或いは、動産たる貨物ないしこれの搬送手段(例えば、船舶自体やコンテナなど)に設置された測位システム(GPS装置など)が、動産の現在位置データ(物流拠点を示す場合もありうる)とその測定日時、該当動産の出荷ID等を含んだ追跡情報602を、船舶通信用の回線など適宜な通信回線を利用して貨物トラッキングシステム215に通知してくるとしてもよい。追跡情報602のデータ構成としては、図5にて示した通りである。
貨物トラッキングシステム215は、登録端末210や測位システム等から追跡情報602を受け付けたことを検知し、前記システム100に対して追跡情報602を送信する(s201)。一方、前記システム100は、貨物トラッキングシステム215から追跡情報602を受信し、輸送中動産管理テーブル130に格納する(s202)。また、前記システム100は、受信した追跡情報602が持つ出荷IDをキーに輸送中動産管理テーブル130での検索を実行し、該当出荷IDが、輸送中動産管理テーブル130の各レコード中に既に存在するか確認する(s203)。
前記ステップs203の処理により、該当出荷IDが輸送中動産管理テーブル130に既に存在していた場合(s203:Yes)、前記システム100は、前記追跡情報602により、輸送中動産管理テーブル130の該当レコードを更新する(s204)。この時点での輸送中動産管理テーブル130の例が、図4におけるテーブル1302となる。このテーブル1302にて示すように、前記テーブル1301(発送情報601を受信した時点でのテーブル)と比較して、マイルストン、出港日(実績)、到着日(実績)、積地、揚地などの情報が格納されている。これらの情報は、動産たる貨物の輸送進捗状況に応じて、すなわち追跡情報602の受信毎に変遷していくことになる。
また前記システム100は、輸送中動産管理テーブル130への追跡情報602の格納を実行した後、計算処理結果管理テーブル131の更新処理を実施する(s205)。この計算処理結果管理テーブル131における更新処理の結果、図5のテーブル1312のように、前記テーブル1311と比較して、完了マイルストン、マイルストン内進捗度、全体進捗度、融資金額の値が格納されている。これら各値の計算方法については後述する。
一方、前記ステップs203において、受信した追跡情報602が持つ出荷IDが、輸送中動産管理テーブル130中のレコードに存在しなかった場合(s203:No)、前記システム100は処理を終了する。本ケースは、輸送中動産管理テーブル130に倉庫管理システム205からの発送情報601が到着していない場合に発生しうる。
−−−処理手順例3−−−
図8は、本実施形態における輸送中動産価値の評価支援方法の処理手順例3を示すフロー図である。本実施形態においては、評価金額、完了マイルストン、マイルストン内の進捗度、および全体進捗度の各情報により、動産たる貨物の輸送進捗度に応じた融資金額の算定を行うこととなる。
この場合、前記システム100は、輸送中動産管理テーブル130において、動産の識別情報すなわち出荷ID毎に、動産の発送元である積地と動産の発送先となる揚地の情報(=発送情報601に由来する情報)、および発生イベントの情報たるマイルストンの情報を抽出し、マイルストン評価テーブル125のうち港間テーブル126に照合する(s300)。例えば、“積地”が「東京」、“揚地”が「シンガポール」であり、発生イベントが「搬入」であった場合、図2に例示した前記港間テーブル126に照合すれば、「東京」〜「シンガポール」のパターンにおけるマイルストン“搬入”に対応した輸送進捗度の値として「20」を特定できる(s301:Yes、s302)。この輸送進捗度の値は、計算処理結果管理テーブル131における、該当レコードでの完了マイルストンの値として、前記システム100が設定する(s308)。
なお、前記システム100が、前記追跡情報602を輸送中動産管理テーブル130に格納せず、追跡情報602が含む動産の識別情報すなわち出荷IDを、記憶装置101に一旦格納していた発送情報601に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報(積地、揚地などの名称、ID等)を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記マイルストン評価テーブル125における該当組み合わせパターン、輸送進捗度を特定するとしてもよい。
前記ステップs300の処理で、対象データを特定できなかった場合(s301:No)、前記システム100は、前記積地と揚地の情報のうち国に関する情報、およびマイルストンの情報を、マイルストン評価テーブル125のうち国間テーブル127に照合する(s303)。例えば、“積地”が「日本」、“揚地”が「米国」であり、発生イベントが「搬入」であった場合、図2に例示した前記国間テーブル127に照合すれば、「日本」〜「米国」のパターンにおけるマイルストン“搬入”に対応した輸送進捗度の値として「10」を特定できる(s303:Yes、s304)。この輸送進捗度の値は、計算処理結果管理テーブル131における、該当レコードでの完了マイルストンの値として、前記システム100が設定する(s308)。
他方、前記ステップs303の処理でも、対象データを特定できなかった場合(s303:No)、前記システム100は、マイルストンの情報を、前記マイルストン評価テーブル125のうちデフォルト値テーブル128に照合する(s306)。例えば、マイルストンすなわち発生イベントが「搬入」であった場合、図2に例示した前記デフォルト値テーブル1287に照合すれば、マイルストン“搬入”に対応した輸送進捗度の値として「20」を特定できる(s304:Yes、s307)。この輸送進捗度の値は、計算処理結果管理テーブル131における、該当レコードでの完了マイルストンの値として、前記システム100が設定する(s308)。
−−−処理手順例4−−−
図9は、本実施形態における輸送中動産価値の評価支援方法の処理手順例4を示すフロー図である。本実施形態では、上述の処理手順例3で示した完了マイルストンに加え、マイルストン内進捗度の考慮を行うこととする。このマイルストン内進捗度の算定は以下の手順による。
例えば、追跡情報602ないし輸送中動産管理テーブル130が示す、ある動産に関する出港日(実績)が“2010年1月10日”であり、移動日数すなわち必要な輸送期間が“10日”、そして計算実施日が“2010年1月11日”であったとする。この場合、前記システム100は、出港日からの経過日数を算定して“2日”を得て(s400)、予定される輸送期間である10日間に占める割合Pを、“(2日間/10日間)×100=20%”と算定する(s401)。
続いて前記システム100は、前記港間テーブル126から、前記動産の輸送経路である、例えば「東京」〜「シンガポール」間の航路に関するマイルストン「出港」の進捗度の値“20%”、マイルストン「到着」の進捗度の値“70%”を抽出する(s402)。そして前記システム100は、該当動産のマイルストン内進捗度、“(到着「70%」−出港「20%」)×P「20%」=10%”と算定する(s403)。前記システム100は、ここで算定したマイルストン内進捗度の値を、計算処理結果管理テーブル131における該当動産に関して格納する(s404)。
また、前記システム100は、計算処理結果管理テーブル131における前記動産に関する完了マイルストンの値に、前記マイルストン内進捗度の値を加算して全体進捗度を算定し(s405)、この全体進捗度の値を、該当動産の評価金額に乗算して融資金額の値を算定する(s406)。例えば、完了マイルストンの値が“20%”で、マイルストン内進捗度の値が“10%”であれば。これらを合算して、全体進捗度を“30%”と算定できる。また、この全体進捗度の値“30%”を、評価金額“10,000”に乗算すれば、融資金額“3,000”を算定できることになる。
その後、前記システム100は、前記ステップs406で算定した輸送中動産の融資金額すなわち担保価値の値と、該当動産の識別情報(例:出荷ID等)とを含む融資依頼情報を、通信装置107により金融機関端末220に送信し、処理を終了するとしてもよい(s407)。一方、金融機関端末220では、この融資依頼情報を受信して、該当動産についての融資金額すなわち担保価値の値を取得する(s408)。また金融機関端末220は、該当動産の識別情報を、予め準備しておいた動産識別情報と動産売り主の金融口座との対応テーブルに照合して該当動産売り主の金融口座を特定し、該当金融口座に前記融資金額の入金処理を実行する(s409)。このように、輸送中動産についてその担保価値を管理することで、動産の売り主は、金融機関からの融資や売掛金の早期回収を受けることが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、倉庫などから出荷され、輸送中の動産についてもその担保価値を判定することが可能となる。通常は、動産が新たな所有権者の手元に渡り、信用状等の必要書類が金融機関で処理された時点で、該当動産の売掛金が回収されることになるが、本実施形態を適用すれば、動産の輸送中であっても担保価値が評価され、その情報を金融機関が利用できる、よって、動産の出荷者からすれば、輸送中動産に関しても金融機関からの早期の売掛金回収ないし該当金額の融資等を受ける機会が与えられる。
したがって、輸送中動産に関する担保価値の評価を支援することが可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、輸送中動産価値の評価支援システムにおいて、前記演算装置は、1つの動産について前記追跡装置より前記追跡情報を受信する毎に、前記該当組み合わせパターンを特定する処理と、前記該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、前記輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を繰り返し実行するものである、としてもよい。
また、輸送中動産価値の評価支援システムにおいて、前記演算装置は、前記算定した輸送中動産の担保価値の値と、該当動産の識別情報とを含む融資依頼情報を、通信装置により金融機関の端末に送信するものである、としてもよい。
100 輸送中動産価値の評価支援システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信装置
125 マイルストン評価テーブル(テーブル)
126 港間テーブル
127 国間テーブル
128 デフォルト値テーブル
130 輸送中動産管理テーブル
131 計算処理結果管理テーブル
140 ネットワーク
200 登録端末(物流拠点の端末)
205 倉庫管理システム
210 登録端末(追跡装置)
215 貨物トラッキングシステム
220 金融機関端末

Claims (5)

  1. 他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、
    輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、
    通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、
    通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、
    前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、
    特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、
    特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする輸送中動産価値の評価支援システム。
  2. 前記演算装置は、
    1つの動産について前記追跡装置より前記追跡情報を受信する毎に、前記該当組み合わせパターンを特定する処理と、前記該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、前記輸送中動産の担保価値を算定する処理と、を繰り返し実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の輸送中動産価値の評価支援システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記算定した輸送中動産の担保価値の値と、該当動産の識別情報とを含む融資依頼情報を、通信装置により金融機関の端末に送信するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の輸送中動産価値の評価支援システム。
  4. 他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、演算装置とを備えたコンピュータシステムが、
    通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、
    通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、
    前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、
    特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、
    特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、
    を実行することを特徴とする輸送中動産価値の評価支援方法。
  5. 他装置とネットワークを介して通信する通信装置と、輸送物の発送元および発送先となる物流拠点の組み合わせパターンと、各組み合わせパターンにおける必要な輸送期間または輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報とを対応付けて記憶するテーブルを格納した記憶装置と、演算装置とを備えたコンピュータシステムに、
    通信装置により物流拠点の端末と通信し、該当物流拠点より発送された動産の、識別情報、発送日、本来の評価金額、発送元および発送先の物流拠点の識別情報、を少なくとも含む発送情報を受信し記憶装置に格納する処理と、
    通信装置により輸送物の追跡装置と通信し、輸送中である該当動産の、識別情報、発生イベントの識別情報ないし発生日を少なくとも含む追跡情報を受信する処理と、
    前記追跡情報が含む動産の識別情報を、記憶装置の発送情報に照合して該当動産の発送元および発送先の物流拠点の識別情報を抽出し、抽出した識別情報群に関して前記テーブルにおける該当組み合わせパターンを特定する処理と、
    特定した組み合わせパターンにおける必要な輸送期間ないし輸送イベント毎の輸送進捗割合の情報を前記テーブルより抽出し、前記追跡情報が含む発生イベントの識別情報ないし発生日の情報と比較して、該当動産について必要な輸送期間のうち、発送日から前記イベントの発生日までに経過した期間が占める割合を算定するか、前記追跡情報の発生イベントに該当する輸送イベントの輸送進捗割合を特定することで、該当動産の輸送進捗の割合を特定する処理と、
    特定した輸送進捗の割合の値を、記憶装置に格納してある該当動産の本来の評価金額に乗算して、輸送中動産の担保価値を算定する処理と、
    を実行させることを特徴とする輸送中動産価値の評価支援プログラム。
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