JP3886874B2 - 物理解析用研磨冶具及び物理解析方法 - Google Patents

物理解析用研磨冶具及び物理解析方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置等の断面を物理解析する際に用いる物理解析用研磨冶具及びこれを用いた物理解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
数十〜百以上の一連の工程で半導体装置は製造される。この半導体装置の製造では、常に良品を生産し続けることが求められる。一般に1ロットで生産される半導体装置の個数は大量であるために、ある工程での不良発生が製品歩留りの低下や生産ラインの停止につながり、採算に大きく影響する。このため半導体装置の製造現場では、不良品を減少させるために特定の工程後や1ロット終了後の半導体装置に対して入念な検査が行われて、不良品発生の原因を追及している。具体的には、定期的又は定量数ごと(ロットごと)にウェハやチップを抜き取り、不良の有無が検査されている。ウェハが検査される場合は、検査箇所と検査項目を予め決めておき各ウェハに対して常にその検査箇所がモニタされて製造プロセスの異常が検出される。又は、完成後のウェハ全面が隈無く検査されて、回路パターンの欠陥や異物混入等の異常があればそのウェハが廃棄されたり、異常の原因を解析する方策が講じられている。
【0003】
半導体装置の検査方法の一例として、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いる方法がある。SEMを用いて半導体装置の試料の断面をその断面に垂直方向(すなわち断面の深さ方向)に数箇所観察を行う場合には、深さ方向に現われる各断面が互いに平行になるように試料を研磨する必要がある。
【0004】
従来、SEM観察用試料を研磨するときは、図13に示すように研磨冶具として試料マウント100を用いていた。SEMによる断面観察は、まず、断面観察を行う試料101をホットメルト接着剤(ワックス)にて試料マウント100に貼り付ける。その後、試料マウント100が試料マウントホルダ102に設置され、研磨盤(図示せず)で試料101が断面観察する箇所まで研磨される。その後、研磨した試料101が試料マウント100から取り外され、SEM用の観察用ブロック(図示せず)に取り付けられてSEMで観察されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このSEMを用いた断面の観察方法では、観察する試料101を試料マウント100から取り外し、別途用意したSEM観察用ブロックに貼り、観察を行う。更にその観察面より深い位置の断面を観察するときは、再度研磨する必要があるために試料101を再度、試料マウント100に貼り直すので、新たな観察面と先の観察面との間に傾きが生じてしまう。つまり、従来の方法で試料101の断面観察を断面に垂直方向に複数の箇所で行うときは、その都度、試料101の貼り付け作業を行い断面研磨を行うため、それぞれの断面観察面の相互の間に傾きが生じ易いという問題があった。これらの問題はSEM観察以外のX線マイクロアナリシス(EPMA)、オージェ電子分光(AES)、イオンマイクロプローブ・アナリシス(IMMA)、X線電子分光(XPS)、反射高速電子回析(RHEED)、低速電子線回析(LEED)等の物理解析においても同様である。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、深さ方向に沿って複数の断面を連続的に物理解析する際に、物理解析工程で試料の解析面が互いに傾くことを防止し、断面研磨と断面解析が繰り返し行えるようにする物理解析用研磨冶具及び物理解析方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、試料貼付面を有し、物理解析装置の解析部に挿入可能な観察用ブロックと、観察用ブロックを搭載し、試料貼付面に垂直な軸に関する回転、その垂直な軸に直交する他の軸に関する回転を防ぐ位置決め構造を有する試料マウントと、観察用ブロックを試料マウントに固定する観察用ブロック固定手段と、試料マウントを搭載し、固定する試料マウントホルダとを備える物理解析用研磨冶具であることを要旨とする。ここで「物理解析装置」としては、上述したSEMの他にEPMA、AES、IMMA、XPS、RHEED、LEED等が含まれる。更に金属顕微鏡、位相差顕微鏡、偏光顕微鏡等の光学的測定手段が含まれても良い。「物理解析装置の解析部」とは、例えばインレンズ方式のSEMであれば対物レンズの内部である。
【0008】
観察用ブロックが試料マウントに結合されるとき、試料マウントが備える位置決め構造は、段差ガイド部、ガイドピン、若しくは、ガイドレールであることが好ましい。
【0009】
本発明の第1の特徴によれば、断面観察を行う箇所が複数ある場合に、試料を観察用ブロックに貼付したままで試料の研磨と観察が行えるので断面観察面の傾きを防止出来る。更に、観察用ブロックが試料マウントに精度良く位置決めされるので、深さ方向に位置する複数の断面観察面が互いに傾くことを防止出来、高精度の断面観察が行える物理解析用研磨冶具を提供することが出来る。
【0010】
本発明の第2の特徴は、(イ)試料を観察用ブロックの試料貼付面に貼る工程と、(ロ)観察用ブロックを試料マウントの位置決め構造を用いて位置決めし、観察用ブロックを観察用ブロック固定手段を用いて試料マウントに結合する工程と、(ハ)試料マウントを試料マウント固定手段を用いて試料マウントホルダに結合し、物理解析用研磨冶具とする工程と、(ニ)物理解析用研磨冶具に貼付された状態で試料を解析の目的とする断面の箇所まで研磨する工程と、(ホ)試料が貼付された状態で観察用ブロックを物理解析用研磨冶具から取り外す工程と、(へ)観察用ブロックを物理解析装置に挿入し、研磨により露出した試料の断面を物理解析する工程とを含む物理解析方法である。
【0011】
本発明の第2の特徴によれば、試料の研磨と観察を繰り返し行っても、本発明の物理解析用研磨冶具を用いる断面観察面が傾かない物理解析方法を提供することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0013】
(物理解析用研磨冶具)
本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具1は、図1に示すように、試料マウントホルダ4と、試料マウント3と、試料11が貼付される観察用ブロック(試料台)2とを備えている。
【0014】
試料マウントホルダ4は、図2に示すような直角U字形ブロックの一部を欠いた形状の多面体(14面体)である。すなわち、試料マウントホルダ4は、上部に設けられた凹部の底面となる上面8aと、上面8aと対向する下面8fと、上面8aに直交し、互いに対向し、上面8aから下面8fに向かう側面8b,8cと、側面8bの一端からY軸方向に側面8cに向かう側面8dと、側面8bの他端からY軸方向に側面8cに向かい、側面8dに対向する側面8eとを有する。更に、試料マウントホルダ4は、上面8aの一端にX軸方向に伸び、側面8bを一面とし、Y軸方向に幅tを有する矩形の第1の凸部10aと、上面8aの他端に設けられ、側面8cの一部を一面とするX軸方向に伸びる矩形の第2の凸部10bと、この第2の凸部10bから離間した位置に設けられ、側面8cを第2の凸部10bと共通とする第3の凸部10cとを有する。第2の凸部10bと第3の凸部10cの間には、幅tの間隔が設けられている。第1の凸部10aの中央部近傍には、側面8bに直交する方向に第2のネジ穴16が備えられている。
【0015】
試料マウント3は、図2に示すように、図14(a)で示した試料マウント100の試料貼付面となる部分を階段状に削除した構造に相当する多面体(17面体)である。すなわち、試料マウント3は、上面7aと、上面7aに対向する下面7gと、上面7aに直交し、互いに対向し、下面7gに向かう側面7b,7eと、側面7bの一端からY軸方向に側面7eに向かう側面7cと、側面7bの他端からY軸方向に側面7eに向かい、側面7cに対向する側面7dとを有する。試料マウント3は、上面7aと側面7bに連続する直角な第1のガイド面6a、及びY軸方向に幅tを有する第2のガイド面6bからなる階段状の削除構造、すなわち段差ガイド部6を備える。更に、試料マウント3は、上面7aと側面7eに連続するテーパ面7fと、下面7gに開口部を有し、側面7cからX軸方向に側面7dまで設けられた溝9aと、下面7gに側面7bからY軸方向に溝9aまで設けられた溝9bとを有する。試料マウント3には、側面7eから溝9bに向かって第2の貫通穴30が設けられている。試料マウント3のX軸方向の幅tは、試料マウントホルダ4の第2の凸部10bと第3の凸部10cの間に設けられた幅tと実質的に同値である。溝9a,9bは下面7gで互いにT字状に交差している。溝9aは、試料マウントホルダ4の第1の凸部10aの幅tより僅かに広い幅を有する。段差ガイド部6を構成する第1のガイド面6aは、第1のガイド面6aに直交する方向に二つの第1のネジ穴15a,15bを有する。つまり第1のガイド面6aには、第1のネジ穴15a,15bの開口部が露出している。
【0016】
観察用ブロック2は、図2に示すように、両口ハンマーの頭のような多面体(14面体)構造である。すなわち、試料を貼付する上面(試料貼付面)5aと、試料貼付面5aに対向する下面5hと、試料貼付面5aに直交し、互いに対向する側面5b,5cと、試料貼付面5aに直交し、側面5b,5cとも直交し、互いに対向する側面5i,5jとにより少なくとも主ブロックが構成されている。更に、観察用ブロック2は、側面5b,5cにそれぞれ連続するテーパ面5d,5e及び5f,5gと、テーパ面5d,5eに連続し、側面5i,5jに平行な面5kと、テーパ面5f,5gに連続し、側面5i,5jに平行で、面5kに対向する面5lと、側面5i、テーパ面5d,5e、面5kに連続し、且つ直交する台形の形状の面5mと、側面5j、テーパ面5f,5g、面5lに連続し、且つ直交し、面5mと対称な台形の形状の面5nとを有する。観察用ブロック2のY軸方向の幅tは、試料マウント3の段差ガイド部6の第2のガイド面6bと同値である。そしてこの主ブロックには、側面5bから側面5cに貫通するように2本の第1の貫通穴14a,14bが設けられている。
【0017】
物理解析用研磨冶具1は、更に観察用ブロック2に設けられた第1の貫通穴14a,14bを自在に貫通し、試料マウント3に設けられた第1のネジ穴(雌ネジ)15a,15bに合致する第1のネジ(雄ネジ)12a,12を備える。更に、物理解析用研磨冶具1は、試料マウント3に設けられた第2の貫通穴30を自在に貫通し、試料マウントホルダ4に設けられた第2のネジ穴(雌ネジ)16に合致する第2のネジ(雄ネジ)13を備える。
【0018】
観察用ブロック2と試料マウント3を結合するとき、まず、観察用ブロック固定手段として第1のネジ12a,12bが観察用ブロック2の側面5b側から第1の貫通穴14a,14bに挿入される。観察ブロック2を貫通した第1のネジ12a,12bの一部分が第1のネジ穴15a,15bに挿入される。又、第1のネジ12a,12bを挿入方向と逆に回転すれば観察用ブロック2と試料マウント3との結合を解除することも可能である。
【0019】
観察用ブロック2は、観察用ブロック固定手段(第1のネジ)12a,12bによって試料マウント3に結合され、段差ガイド部6により位置決めされる。試料マウント3の第1のガイド面6aと観察用ブロック2の側面5cとを合わせることにより、試料11の断面観察面が観察用ブロック2の結合と解除を繰り返したときに、試料貼付面5aに垂直な軸(Z軸)に関する回転を防止出来る。又、観察用ブロック2の下面5hと試料マウント3の6bとを合わせることにより、Z軸に直交し、且つ第1のガイド面6aに直交する軸(Y軸)に関する回転を防止することが出来る。よって、観察用ブロック2の結合と解除を繰り返す場合でも、常に断面観察面が互いに平行になるように維持出来る。更に、第2のガイド面6bの幅tと観察用ブロック2の幅tは、どちらも同値であるので試料マウント3の側面7bと観察用ブロック2の側面5bは連続する一面とみなすことが出来る。
【0020】
試料マウント3と試料マウントホルダ4を結合するとき、まず、試料マウント固定手段(第2のネジ)13が試料マウント3の側面7e側から第2の貫通穴30に挿入される。第2の貫通穴30の溝9b側に突出した第2のネジ13の一部分が、第2のネジ穴16に挿入される。又、第2のネジ13を挿入方向と逆に回転すれば試料マウント3と試料マウントホルダ4との結合を解除することも可能である。
【0021】
試料マウント3と試料マウントホルダ4は、試料マウントホルダ4の第1の凸部10aに、第1の凸部10aの幅tより僅かに広い幅を有する試料マウント3の溝9aを嵌め込むことで互いを位置決めすることが出来る。更に、試料マウント3のX軸方向の幅tは、試料マウントホルダ4の第2の凸部10bと第3の凸部10cの幅tと実質的に同値であるので、第2の凸部10bと第3の凸部10cの間に試料マウント3が配置されることで、より高精度の位置決めを行うことが出来る。この様に、試料マウント3は、試料マウントホルダ4に構造的に正確に位置決めされるので試料11の断面観察面と研磨装置との関係を常に一定に維持することが出来る。すなわち、試料11が研磨装置を用いて研磨を繰り返し行われる場合でも、常に研磨面が互いに平行になるように維持出来る。
【0022】
観察用ブロック2、試料マウント3、試料マウントホルダ4の製造方法は、スライサ・フライス盤・セーパー等を用いて切削・研削加工、若しくはプレス加工機等により成型加工すれば良い。あるいはワイヤー加工,放電加工,レーザ加工等を用いても良い。観察用ブロック2、試料マウント3、試料マウントホルダ4の材質は、ウェットエッチングを行うときに、試料11とエッチング選択比が十分確保可能なステンレス等の耐薬品性の金属等を用いれば良い。
【0023】
以下において物理解析方法を説明するが、本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具1によれば、断面観察を行う箇所が深さ方向に進行する場合に、試料を観察用ブロックに貼付したままで試料の研磨と観察が行えるのでそれぞれの断面観察面の相互間の傾きを防止出来る。この結果、再現性の高い、高精度の断面観察をすることが出来る。
【0024】
(物理解析方法)
次に、本発明の実施の形態に係る物理解析方法について図3及び図4を参照しながら説明する。
【0025】
(イ)まず、図3のステップS101において、図4(a)に示すように、試料11が観察用ブロック2の試料貼付面5aに貼り付けられる。試料11を試料貼付面5aに貼り付ける方法は、熱板等で温めてワックスを溶かし、試料貼付面5aにワックスを塗布して、ワックスが液状になっているところに試料11を乗せる。その後、観察用ブロック2を放冷することによりワックスが固化され、試料11を観察用ブロック2に貼り付けることが出来る。
【0026】
(ロ)次に、ステップS102において、図4(b)に示すように、ステップS101で試料11を貼り付けた観察用ブロック2が試料マウント3の段差ガイド部6に搭載される。そして、図4(c)に示すように、観察用ブロック2が試料マウント3に観察用ブロック固定手段(第1のネジ)12a,12bを用いて結合(固定)される。
【0027】
(ハ)ステップS103において、ステップS102で観察用ブロック2と結合した試料マウント3が図1に示すように試料マウントホルダ4に試料マウント固定手段(第2のネジ)13を用いて結合される。そして、試料11が試料マウントホルダ4の重さと研磨装置の研磨盤(図示省略)の回転を利用して、断面観察を行う箇所まで研磨される。試料11が所望の箇所まで研磨されたら、試料11を乾燥させる。試料11を乾燥させるのは、放出ガスを防止するため、すなわち、試料11に付着してる水分がSEMで観察に必要な真空雰囲気下に排気する工程で真空度を下げるのを防止するためである。
【0028】
(ニ)ステップS104において、試料11の研磨した観察面が薬液によってウェットエッチングされる。例えば、図6〜図9に示すDRAMのタングステン(W)からなるビット線コンタクト55を観察する場合は、試料11をフッ酸(HF):フッ化アンモニウム(NHF)溶液等で数秒間スライトエッチング(ウェットエッチング)が行われる。ウェットエッチングを行うと、WとSiOのエッチング速度が異なるので観察面に段差がつき、いわゆる「ハイライトエッチ」が行われ、SEM観察が行い易くなる。しかし、SEMを用いて不良品の原因である異物の観察する場合は、異物の成分が不明であることが多く、薬液により異物が消失する場合があるのでウェットエッチング処理は行わない。
【0029】
(ホ)ステップS105において、真空蒸着やスパッタ等の物理的堆積法(PVD)により、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の金属又はカーボン等の導電性薄膜が試料11の観察面に堆積される。導電性薄膜を試料11の観察面に堆積させるのは、SEM観察時に酸化膜に電荷が溜まることを防ぐためである。更に、導電性薄膜を堆積させることは、試料11の乾燥を兼ねることにもなる。ウェットエッチングの工程と同様に、堆積工程は観察する試料11、又は観察する箇所によって導電性薄膜を堆積させることが悪影響を及ぼすときは行わない。その後は、金属顕微鏡等を用いて試料11の断面観察を予め行い、試料11の断面の状態をチェックすることが好ましい。
【0030】
(へ)必要なステップS104,S105の各処理が終了したら、ステップS106において、試料11の貼り付いた状態の観察用ブロック2が、試料マウント3から取り外される。その後、そのまま観察用ブロック2がSEMの鏡筒の中に挿入され、いわゆるインレンズ方式で対物レンズの中で試料11の断面を観察(物理解析)する。尚、試料11の断面観察を行う箇所が更にある場合、試料11が貼られた観察用ブロック2を試料マウント3に再び結合し、物理解析用研磨冶具1とするステップS102から、試料11の断面を物理解析するステップS106までの一連の工程を繰り返す。
【0031】
図6〜図8にDRAM(一部図示せず)の断面観察した例を示す。DRAMのチップの一部を図5に示す平面図に現われる断面観察面a,b,cとなるように順に40nm程度ずつ進行させて研磨を行って観察した結果である。図6〜図8は、キャパシタ面積を拡大するためにシリコン(Si)基板51の深さ方向に向かい穴(トレンチ)を掘りその中にキャパシタを形成した基板プレート型トレンチセルを備えるDRAMの一部を示す。各セル間は、シャロー・トレンチ素子分離(STI)絶縁膜により互いに分離され、トランスファーゲート用トランジスタとトレンチ型キャパシタのストレージ・ノードとが埋め込みストラップ(ストレージ・ノード・コンタクト)で接続されるので「埋め込みストラップ(BEST)セル」と呼ばれる。すなわち、BESTセルにおいて、プレート電極となるSi基板51と、キャパシタ絶縁膜およびストレージ・ノードとからトレンチキャパシタが構成されている。ストレージ・ノードは、例えば、ポリシリコンで構成されている。そして、それぞれのトランスファゲート用トランジスタのゲート電極を兼ねる複数のワード線54と、ワード線54に交差するように配置されたビット線と、ワード線54とビット線を絶縁する層間絶縁膜58を備える。トランスファゲート用トランジスタとビット線とは、層間絶縁膜58中に開孔されたコンタクトホールに埋め込まれたビット線コンタクト55で電気的に接続されている。ストレージ・ノード・コンタクト(埋め込みストラップ)は、トレンチと素子領域の交差している領域に自己整合的に形成され、トレンチ内のストレージ・ノード・ポリシリコンとトランスファゲート用トランジスタの拡散層が電気的に接続される。
【0032】
図5に示す断面観察面a→b→cのように、試料11の一つの断面を観察した後に更に断面観察を行う場合、試料11が貼られた観察用ブロック2を試料マウント3に再び結合し、物理解析用研磨冶具1とする工程から、試料11の断面を物理解析する工程までの一連の工程が繰り返される。
【0033】
図6〜図8に示すように各断面観察面は、一連の工程を繰り返しても互いに平行に維持される。各断面観察面が互いに平行に維持されることで、図7に示すように、異物60が半導体装置に混入している箇所を発見したとき、異物60によりセル間のショート等の不良箇所を微小な単位で発見することが出来る。
【0034】
このようにして、本発明の実施の形態に係る物理解析方法によれば、
(イ)直径100nm〜300nm程度のビット線コンタクト55が、隣接する配線と何れかの箇所において電気的にショートしている場合;
(ロ)半導体装置内に混入した100nm程度の異物を複数に亘り断面観察する場合。例えば、異物の核を観察する場合;
(ハ)不良箇所が数箇所あり、それぞれ不良箇所の距離が数10nm程度と短い場合;
等の断面観察をすることが出来る。
【0035】
所望の断面観察面は、試料11を研磨する研磨盤の回転数や研磨時間等によって選択的に得られる。しかし、所望の断面観察面までの研磨距離は、観察する試料11の硬度や研磨装置の摩擦係数等により適宜決定される。
【0036】
本発明の実施の形態に係る物理解析方法によれば、断面観察を行う箇所が複数ある場合に試料を再研磨しなくてはならないが、そのときに観察用ブロック2から試料11が取り外されないので新たに露出する研磨面(断面観察面)が傾くことはない。更に、観察用ブロック2は、試料11が観察用ブロック2に貼ったままSEMの対物レンズ(解析部)内に挿入することが出来るので、このときも断面観察面が傾くことがなく断面観察をすることが出来る。
【0037】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
【0038】
本発明の実施の形態において一例として、観察用ブロック2をSEMの対物レンズ内にそのまま挿入出来るようにし、観察用ブロック2の試料マウント3に対する位置決めに段差ガイド部6を用いた。しかし、深さ方向に進行する複数の断面観察面を互いに平行に維持する方策はこれに限定されない。
【0039】
例えば、図9に示す観察ブロック2aと試料マウント3aは、観察用ブロック2aに設けられた二個のガイドピン穴18a,18bに挿入可能な、ガイドピン17a,17bを試料マウント3aに観察用ブロック2aの位置決め構造として備えることが図1に示す物理解析用研磨冶具1と異なる。その他は図1に示した実施の形態と同様であるので重複した記載は省略する。ガイドピン17a,17bとガイドピン穴18a,18bは、図9に示すように、それぞれ二個に限られず複数個有しても構わない。ガイドピン17a,17bの外径とガイドピン穴18a,18bの内径は、クリアランス(遊び)を50μm以下、好ましくは1〜10μmとして、互いに合致する寸法と形状を有する。ガイドピン穴18a,18bとガイドピン17a,17bとのクリアランスを精密に設定することによって、研磨と物理解析を繰り返し複数回行うときに、観察用ブロック2を試料マウント3から外して、再度設置しても観察用ブロック2が試料マウント3に対してのずれを防止する。更に、ガイドピン17a,17bが複数個設けられることによって、ネジ止めのみではネジとネジ穴の隙間(クリアランス)分生じる試料11の断面観察面に対して平行軸方向のずれを防ぐ。すなわち、試料の断面観察面が傾くのを防止出来る。
【0040】
あるいは、図10に示すように、観察ブロック2bに設けられたガイドレール溝21に合致する、ガイドレール20を試料マウント3cに観察用ブロック2bの試料マウント3bに対する位置決め構造として備えても構わない。更に、図11に示すように、観察用ブロック2bの試料マウント3cに対する位置決め構造として、試料マウンテン3cに、段差ガイド部6を備え、段差ガイド部6の第2のガイド面6bにガイドレール20を備えるように位置決め構造を組み合わせても構わない。又、観察用ブロック2cの試料マウント3dに対する位置決め構造の組合せは、図11に示したものに限られず、図12に示すように、段差ガイド部6の第1のガイド面6aにガイドレール20を備える構造にして、段差ガイド部6とガイドレール20の組み合わせでも良い。
【0041】
又、本発明の実施の形態とその他の実施の形態において観察用ブロック2は、図1,2,4,9〜12のような形状を示したが、断面観察に用いるSEMの機種に合わせて、形状を変えることで汎用性を持たせることも出来る。又、試料マウントホルダ4は、研磨装置に合わせて形状を変えて用いることも出来る。
【0042】
又、本発明の実施の形態において、断面観察の手段としてSEMを用いた例を示したが、更に、集束イオンビーム(FIB)で露出した研磨面を加工出来るようにし、その後にSEM観察等をするようにしても良い。又、SEM観察以外の、例えば、EPMA、AES、IMMA、XPS、RHEED、LEED等の物理解析を、研磨を繰り返しながら、新しい表面を露出して連続的に行うことが出来る。
【0043】
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、深さ方向に順に位置する複数の断面を連続的に物理解析する際に、研磨工程及び物理解析工程で試料の解析面が互いに傾くことを防止し、断面研磨と断面の表面の物理解析が繰り返し行えるようにする物理解析用研磨冶具及び物理解析方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を示す模式的な斜視組み立て図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具の構成を示す模式的な斜視分解図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を用いた断面観察方法のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を組む工程を示す模式的な工程斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を用いて観察したDRAMの平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を用いて観察したDRAMの断面図(その1)である。
【図7】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を用いて観察したDRAMの断面図(その2)である。
【図8】本発明の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具を用いて観察したDRAMの断面図(その3)である。
【図9】本発明のその他の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具の例(その1)である。
【図10】本発明のその他の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具の例(その2)である。
【図11】本発明のその他の実施の形態に係る物理解析用研磨冶具の例(その3)である。
【図12】本発明のその他の例実施の形態に係る物理解析用研磨冶具の(その4)である。
【図13】従来の物理解析用研磨冶具を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1 物理解析用研磨冶具
2,2a,2b,2c 観察用ブロック
3,3a,3b,3c,3d,100 試料マウント
4,102 試料マウントホルダ
5a 試料貼付面
5b,5c,5i,5j 側面
5d,5e,5f,5g テーパ面
5h 下面
5k,5l,5m,5n 面
6 段差ガイド部
6a 第1のガイド面
6b 第2のガイド面
7a 上面
7b,7c,7d,7e 側面
7f テーパ面
7g 下面
8a 上面
8b,8c,8d,8e 側面
8f 下面
9a,9b 溝
10a 第1の凸部
10b 第2の凸部
10c 第3の凸部
11,101 試料
12a,12b 第1のネジ
13 第2のネジ
14,24,25,26 第1の貫通穴
15,19,22,23,27 第1のネジ穴
16 第2のネジ穴
17a,17b ガイドピン
18a,18b ガイドピン穴
20 ガイドレール
21 ガイドレール溝
30 第2の貫通穴
51 Si基板
54 ワード線
55 ビット線コンタクト
58 層間絶縁膜
60 異物

Claims (10)

  1. 試料貼付面を有し、物理解析装置の解析部に挿入可能な観察用ブロックと、
    前記観察用ブロックを搭載し、前記試料貼付面に垂直な軸に関する回転、該垂直な軸に直交する他の軸に関する回転を防ぐ位置決め構造を有する試料マウントと、
    前記観察用ブロックを前記試料マウントに固定する観察用ブロック固定手段と、
    前記試料マウントを搭載し、固定する試料マウントホルダ
    とを備えることを特徴とする物理解析用研磨冶具。
  2. 前記物理解析装置は、真空中で試料に荷電粒子を照射し、前記試料の表面を解析する装置であることを特徴とする請求項1に記載の物理解析用研磨冶具。
  3. 前記位置決め構造は、前記試料貼付面に垂直な第1のガイド面と前記試料貼付面に水平な第2のガイド面とからなる、前記試料マウントの肩部に設けられた切り欠き構造の段差ガイド部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物理解析用研磨冶具。
  4. 前記位置決め構造は、前記観察用ブロックに設けられた複数のガイドピン穴に挿入可能な、前記試料マウントの肩部に設けられた複数のガイドピンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物理解析用研磨冶具。
  5. 前記位置決め構造は、前記観察用ブロックに設けられたガイドレール溝に合致する、前記試料マウントの肩部に設けられたガイドレールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物理解析用研磨冶具。
  6. 前記観察用ブロック固定手段は、前記観察用ブロックに設けられた貫通穴と前記試料マウントに設けられたネジ穴に挿入可能なネジであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の物理解析用研磨冶具。
  7. 試料を観察用ブロックの試料貼付面に貼る工程と、
    前記観察用ブロックを試料マウントの位置決め構造を用いて位置決めし、前記観察用ブロックを観察用ブロック固定手段を用いて前記試料マウントに結合する工程と、
    前記試料マウントを試料マウント固定手段を用いて試料マウントホルダに結合し、物理解析用研磨冶具とする工程と、
    前記物理解析用研磨冶具に貼付された状態で前記試料を解析の目的とする断面の箇所まで研磨する工程と、
    前記試料が貼付された状態で前記観察用ブロックを前記物理解析用研磨冶具から取り外す工程と、
    前記観察用ブロックを物理解析装置に挿入し、研磨により露出した前記試料の断面を物理解析する工程
    とを含むことを特徴とする物理解析方法。
  8. 研磨した前記試料の断面を物理解析する工程の前に、前記試料の断面をウェットエッチングする工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の物理解析方法。
  9. 研磨した前記試料の断面を物理解析する工程の前に、前記試料の断面に導電性薄膜を堆積する工程を更に含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の物理解析方法。
  10. 前記物理解析する工程の後、前記試料が貼付された状態で前記観察用ブロックを前記試料マウントに結合する工程と、前記物理解析用研磨冶具とする工程から、前記物理解析する工程までを再び行う手順を更に含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の物理解析方法。
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