JP3886500B2 - 紙製トレイ成型装置 - Google Patents

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Description

この発明は、紙製トレイ成型装置および紙製トレイ成型方法に関し、より詳細には、所定の折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、折り曲げ罫線に沿って折り曲げることによりトレイを成型するための、紙製トレイ成型装置および紙製トレイ成型方法に関する。
現在、多く用いられている食品トレイや弁当等の中仕切りトレイは、プラスチック製の成型トレイであるため、分別収集が難しい。また、焼却すれば、ダイオキシンが発生するという問題を抱えている。
そこで、近年では、プラスチック材料から天然素材である「紙」への素材の代替が進められ、プラスチック製のトレイに代わり、紙製のトレイが注目されるようになってきている。このような紙製のトレイの構造を開示するものとして、下記に示す特許文献1から特許文献3が挙げられる。各特許文献に挙げられるトレイは、いずれも折り紙の要領で、あらかじめ折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、折り曲げ罫線に沿って折り曲げることにより、トレイを成型するものである。
しかし、紙製のトレイを折り紙の要領で成型することが可能であっても、量産することができなければ、様々な産業界において普及させることは困難である。現在のところ、上述の紙製のトレイを、量産することができる成型装置は存在しない。
特開2000−185728号公報 特開2001−080628号公報 特開2001−030378号公報
したがって、この発明が解決しようとする課題は、折り曲げ罫線に沿って折り曲げることによりトレイを成型するための成型装置が存在しないことにある。よってこの発明の目的は、所定の折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、折り曲げ罫線に沿って折り曲げることによりトレイを成型するための、紙製トレイ成型装置および紙製トレイ成型方法を提供することにある。
この発明に基づいた紙製トレイ成型装置においては、一方面に接着フィルムを備え、所定の折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、上記折り曲げ罫線に沿って折り曲げることにより、トレイを成型するための、紙製トレイ成型装置であって、位置決めステージ、一次成型ステージ、二次成型ステージ、および、三次成型ステージを備える。
上記位置決めステージは、上記ブランク材の位置決めを行なう。上記一次成型ステージは、第1メス金型および第1オス金型を有し、上記位置決めステージにより位置決めされたブランク材を、上記第1メス金型と上記第1オス金型との間に搬送し、上記第1メス金型および上記第1オス金型によりブランク材を挟み込んで、ブランク材に折り曲げ罫線に沿った仮折り癖を与えた一次折り成型品を得るためのステージである。
上記二次成型ステージは、第2メス金型および第2オス金型を有し、上記一次成型ステージにより成型された一次折り成型品を、上記第2メス金型と上記第2オス金型との間に搬送し、上記第2メス金型および上記第2オス金型により一次折り成型品を挟み込んで、一次折り成型品に折り曲げ罫線に沿った折り目が与えられるとともに、第2メス金型および第2オス金型の少なくともいずれか一方の金型に設けられる加熱領域により一次折り成型品の所定領域が加熱され、当該領域の接着フィルムが溶融した二次折り成型品を得るためのステージである。
上記三次成型ステージは、第3メス金型および第3オス金型を有し、上記二次成型ステージにより成型された二次折り成型品を、上記第3メス金型と上記第3オス金型との間に搬送し、上記第3メス金型および上記第3オス金型により二次折り成型品を挟み込んで、二次折り成型品を折り曲げ罫線に沿って折り畳むとともに、接着フィルムが溶融した領域の圧接融着を行ない、三次折り成型品を得るためのステージである。
また、上記紙製トレイ成型装置の他の形態としては、各ステージにおいて、一次折り成型品、二次折り成型品、および、三次折り成型品を同時に得るため、上記第1メス金型、上記第2メス金型、および、上記第3メス金型を固定し、上記第1オス金型、上記第2オス金型、および、上記第3オス金型が、同期して上死点および下死点間を移動するように、同一のオス金型ベースに取付けられ、上記第1オス金型、上記第2オス金型、および、上記第3オス金型が、それぞれのメス金型に最も近接する下死点位置に位置しない間に、上記位置決めステージから上記一次成型ステージにブランク材を搬送し、上記一次成型ステージから上記二次成型ステージに一次折り成型品を搬送し、上記二次成型ステージから上記三次成型ステージに二次折り成型品を搬送するための搬送機構を備える。
また、上記紙製トレイ成型装置の他の形態としては、上記第2メス金型の所定領域に上記加熱領域が設けられるとともに、上記第2メス金型の加熱領域以外の領域、および、上記第3メス金型には、それぞれの金型を冷却するための冷却手段が設けられ、上記第2オス金型および上記第3オス金型には、それぞれ上記第2メス金型および上記第3メス金型に向かう方向に気体を噴出するための気体噴出手段が設けられている。
この発明に基づいた紙製トレイ成型方法においては、一方面に接着フィルムを備え、所定の折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、上記折り曲げ罫線に沿って折り曲げることにより、トレイを成型するための、紙製トレイ成型方法であって、以下の、一次成型ステップ、二次成型ステップ、および、三次成型ステップを備える。
上記一次成型ステップは、第1メス金型および第1オス金型を用い、上記ブランク材を、上記第1メス金型と上記第1オス金型との間に配置させ、上記第1メス金型および上記第1オス金型によりブランク材を挟み込んで、ブランク材に折り曲げ罫線に沿った仮折り癖を与えた一次折り成型品を得るためのステップである。
上記二次成型ステップは、第2メス金型および第2オス金型を用い、上記一次成型ステップにより成型された一次折り成型品を、上記第2メス金型と上記第2オス金型との間に配置させ、上記第2メス金型および上記第2オス金型により一次折り成型品を挟み込んで、一次折り成型品に折り曲げ罫線に沿った折り目が与えられるとともに、一次折り成型品の所定領域が加熱され、当該領域の接着フィルムが溶融した二次折り成型品を得るためのステップである。
上記三次成型ステップは、第3メス金型および第3オス金型を用い、上記二次成型ステージにより成型された二次折り成型品を、上記第3メス金型と上記第3オス金型との間に配置させ、上記第3メス金型および上記第3オス金型により二次折り成型品を挟み込んで、二次折り成型品を折り曲げ罫線に沿って折り畳むとともに、接着フィルムが溶融した領域の圧接融着を行ない、三次折り成型品を得るためのステップである。
この発明に基づいた紙製トレイ成型装置および紙製トレイ成型方法によれば、一次成型ステージにおいて、ブランク材に折り曲げ罫線に沿った仮折り癖を与えた一次折り成型品を得た後に、二次成型ステージにおいて、折り目が与えられた二次折り成型品を得ることにより、三次成型ステージにおいて、紙の折り曲げに基づくスプリングバックの影響を最小限に抑制しながら、折り曲げ罫線に沿った設計寸法どおりに、ブランク材を折り曲げることを可能としている。
さらに、二次成型ステージにおいて、一次折り成型品の所定領域の接着フィルムを加熱溶融し、三次成型ステージにおいて、接着フィルムが溶融した領域の圧接融着を、第3メス金型および第3オス金型により挟み込みながら熱を金型に放熱させることにより、融着部分が挟持された状態で固着状態となり、その結果、トレイ形状への成型が可能となる。
また、上記第1メス金型、上記第2メス金型、および、上記第3メス金型を固定し、上記第1オス金型、上記第2オス金型、および、上記第3オス金型が、同期して上死点および下死点間を移動させるとともに、オス型がそれぞれのメス金型に最も近接する下死点位置に位置しない間に、次工程のステージにブランク材、一次成型成型品、二次折り成型品を順次搬送する機構を設けることで、一次折り成型品、二次折り成型品、および、三次折り成型品が各ステージにおいて同時に成型され、また、ブランク材のトレイへの成型が順次、次のステージに送られながら成型されることになるため、トレイ成型の量産を実現させることが可能となる。
さらに、所定のメス金型に、金型を冷却するための冷却手段を設けることにより、金型の不必要な温度上昇を回避することができ、紙製トレイ成型装置を長時間稼動させた場合であっても、金型の温度上昇に起因する紙製トレイへの焦げ発生を未然に防止することができる。これにより、紙製トレイ成型装置の長時間にわたる稼動が可能となる。
また、第2オス金型および第3オス金型に気体噴出手段を設けることで、一次折り成型品および二次折り成型品の、金型による押し出し終了後に、気体噴出手段から気体を噴出させることで、第2オス金型および第3オス金型への、二次折り成型品および三次折り成型品の嵌り込みを回避させることができる。これにより、紙製トレイ成型装置を自動運転させた場合であっても、成型品搬送のトラブル発生が回避され、生産性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明に基づいた実施の形態における紙製トレイ成型装置および紙製トレイ成型方法ついて、図を参照しながら説明する。
(紙製トレイの構造)
まず、図1から図5を参照して、本実施の形態における紙製トレイ1の構造、および、紙製トレイ成型装置を用いた折り畳み手順の概要について説明する。なお、図1は、紙製トレイの全体斜視図であり、図2は、折り曲げられる前の所定形状に型抜きされた紙製トレイ(以下、ブランク材と称する)の平面図であり、図3は、ブランク材を一次折りした状態の一次折り成型品を示す斜視図であり、図4は、一次折り成型品を二次折りした状態の二次折り成型品を示す斜視図である。また、図5は、紙製トレイのコーナ部の折り畳み状態を示す部分拡大図である。
まず、図1に示すように、紙製トレイ(三次折り成型品)1は、トレイ部2と、このトレイ部2の上部開口端の周囲を取囲むように外方に向かって張り出すフランジ部3とを有している。この紙製トレイ(三次折り成型品)1は、紙製の台紙(たとえば、カップ原紙160g/m)の一方面側に、ポリプロピレン、ポリエチレン等の加熱溶着が可能な接着フィルム(約20μm)が貼着されたブランク材1Aを、折り曲げることにより成型されたものである。
ブランク材1Aは、図2に示すように、コーナ部分に階段状の凹凸領域が設けられた一枚の紙製の台紙(接着フィルムを含む)から構成され、所定の折り曲げ罫線があらかじめ設けられている。なお、以下に説明する折り曲げ罫線においては、内面側からみた場合の折り曲げ方向にしたがって、山折、谷折を規定している。まず、底面を規定するように、ブランク材1Aの中央領域を取囲むように、谷折罫線11が設けられ、この谷折罫線11の四隅から、対角線方向に延びるように、複数の山折罫線12、谷折罫線13、16が設けられ、また、フランジ部を規定するため、山折罫線14、谷折形成15が設けられている。
このような折り曲げ罫線が設けられたブランク材1Aを紙製トレイ1にまで折り曲げる場合、紙の折り曲げによる戻り(スプリングバック)を抑制するために、以下に示すように段階的に折り曲げる必要がある。まず、図3に示すように、谷折罫線11および山折罫線12に沿って仮折し、ブランク材1Aに折り癖を付与し、一次折り成型品1Bとする。次に、図4に示すように、谷折罫線11および山折罫線12に沿ってさらに折り曲げ、折り目が成型された二次折り成型品1Cとする。このように、二段階に分けて折り曲げることにより、紙の折り曲げによる戻り(スプリングバック)を抑制することができる。
次に、図5に示すように、二次折り成型品1Cの4隅の領域を加熱して、接着シートを溶融させた状態で、二次折り成型品1Cの4隅の領域を折り畳むようにして重ね合わせる。その後、この領域を冷却することで、接着シートが固着し、二次折り成型品1Cの4隅の領域の重ね合わせ状態が固定され、三次折り成型品として紙製トレイ1が成型される。
(紙製トレイ成型装置の構造)
次に、上記紙製トレイ1をブランク材1Aから成型するための紙製トレイ成型装置100の構造について、図6から図18を参照して説明する。まず、図6から図9を参照して、紙製トレイ成型装置100の概略構成について説明する。なお、図6は、本実施の形態における紙製トレイ成型装置100の構成を示す正面図であり、図7は、図6中VII−VII線矢視図であり、図8は、図6中VIII−VIII線矢視図である。また、図9は、ブランク材位置決めステージを示す平面図である。
まず、図6から図8を参照して、この紙製トレイ成型装置100は、各構成装置を載置するためのフレーム101を備え、フレーム101の右側には、ブランク材1Aを複数枚、起立した状態で蓄積するためのブランク材マガジン110が配置されている。このブランク材マガジン110は、ブランク材フレーム111と、ブランク材1Aを、後述のブランク材位置決めステージ120に搬送するためのブランク材吸脱着アーム112とを有している。
ブランク材マガジン110の左側には、ブランク材1Aの位置決めを行なうための位置決めステージ120、ブランク材1Aを一次折り成型品1Bに成型するための一次成型ステージ130、一次折り成型品1Bを二次折り成型品1Cに成型するための二次成型ステージ140、二次折り成型品1Cを三次折り成型品1に成型するための三次成型ステージ150、および、三次成型ステージ150から三次折り成型品1を外部に搬出するための搬出ステージ160が、直線状に配列されている。なお、装置を設置すべき場所の状況に応じて、直線状だけでなく、円弧状、円状、折れ曲がる形状等を採用することも可能である。
図9を参照して、位置決めステージ120には、位置決めステージ121と、ブランク材1Aの位置決めを行なうため、ブランク材1Aに形成されたコーナ凹部17に当接する位置決めピン122が、搬送方向の先端側に2箇所設けられている。
再び、図6から図8を参照して、一次成型ステージ130には、位置決めステージ121により位置決めされたブランク材1Aを挟み込むことにより、折り曲げ罫線に沿った仮折り癖を与えた一次折り成型品1Bに成型するための第1メス金型131と第1オス金型136が設けられている。この第1メス金型131と第1オス金型136との構成については、後述する。
二次成型ステージ140には、一次成型ステージ130により成型された一次折り成型品1Bを挟み込むことにより、折り曲げ罫線に沿った折り目が与えた二次折り成型品1Cに成型するための第2メス金型141と第2オス金型146が設けられている。なお、第2メス金型141の四隅には、二次折り成型品1Cの四隅領域の接着フィルムを溶融するための加熱領域が設けられている。この第2メス金型141と第2オス金型146との構成については、後述する。なお、第2オス金型146の四隅領域に、加熱領域を設ける構成の採用も可能である。
三次成型ステージ150には、二次成型ステージ140により成型された二次折り成型品1Cを挟み込むことにより、折り曲げ罫線に沿って折り畳むとともに、四隅の領域の圧接融着を行ない、三次折り成型品である紙製トレイ1に成型するための第3メス金型151と第3オス金型156が設けられている。この第3メス金型151と第3オス金型156との構成については、後述する。
上記各ステージ間には、図8の平面図に示すように、後述する搬送機構300が、各ステージ間を移動可能にするためのスリット310が設けられ、位置決めステージ120と一次成型ステージ130との間、一次成型ステージ130と二次成型ステージ140との間、二次成型ステージ140と三次成型ステージ150との間、三次成型ステージ150と搬出ステージ160との間における搬送機構300の移動が可能となっている。
(オス金型摺動機構200)
図6から図8を参照して、上記した第1メス金型131、第2メス金型141、および、第3メス金型151は、フレーム101側に固定され、第1オス金型136、第2オス金型146、および、第三オス金型156は、オス金型摺動機構200により、同期して上死点と下死点との間を移動するように設けられている。このオス金型摺動機構200は、第1オス金型136、第2オス金型146、および、第三オス金型156を固定支持するための、オス金型ベース201を有している。
このオス金型ベース201は、フレーム101の上端部に固定されたガイドロッド207により上下方向に摺動可能なように支持されている。また、各ステージの下方領域には、モータ206、このモータ206の回転がプーリベルト206pにより伝達される回転プレート205、この回転プレート205の周側面に対して、一端部が回動可能に軸支持されたリンクバー204が配設されている。リンクバー204の上端部は、フレーム101に固定された筒状ガイド203にガイドされる摺動ロッド202の下端に連結されている。また、摺動ロッド202の上端部は、オス金型ベース201に固定されている。
上記構成からなるオス金型摺動機構200において、モータ206の回転が回転プレート205に伝達されることにより、リンクバー204の下端が回転プレート205の回転に追従して回転し、リンクバー204の上端は、上下に摺動することになる。その結果、リンクバー204の上端に連結される摺動ロッド202が上下に摺動し、第1メス金型131、第2メス金型141、および、第3メス金型151が取付けられたオス金型ベース201に、メス金型に最も近接する下死点位置と、メス金型から最も離れる上死点位置との間の摺動運動を与えることが可能となる。
なお、紙製トレイの成型においては、ブランク材等に折り目を与える必要がある。そのためには、オス型とメス型とが、下死点において、プレス加工のように瞬時に離隔するのではなく、ある程度の時間、ブランク材等の挟み込みを持続させた方が効果的である。上記オス金型摺動機構200においては、モータ206にサーボモータ等を用い、また、上述したように、各成型ステージの下方にモータ等の機構を配置させることで、容易に、オス金型の下死点位置での停止状態を維持させることができる。
(搬送機構300)
次に、各成型ステージの下方位置には、搬送機構300が設けられている。この搬送機構300は、位置決めステージ120において位置決めされたとブランク材1Aを一次成型ステージ130の第1メス金型131と第1オス型136と間、具体的には、第1メス金型131の上に搬送載置するための第1吸脱着搬送ロッド301と、一次成型ステージ130により成型された一次折り成型品1Bを、二次成型ステージ140の第2メス金型141と第2オス金型146との間、具体的には、第2メス金型141の上に搬送載置するための第2吸脱着搬送ロッド302と、二次成型ステージ140により成型された二次折り成型品1Cを、三次成型ステージ150の第3メス金型151と第2オス金型156との間、具体的には、第3メス金型151の上に搬送載置するための第3吸脱着搬送ロッド303と、三次成型ステージ150により成型された紙製トレイ1を、搬出ステージ160に搬送するための第4吸脱着搬送ロッド304と、を備えている。
第1吸脱着搬送ロッド301、第2吸脱着搬送ロッド302、第3吸脱着搬送ロッド303、および、第4吸脱着搬送ロッド304は、いずれも、モータ306により左右方向に駆動する連結搬送フレーム305に固定されている。全てのロッドは、オス金型摺動機構200の動作に連動し、同期して、ブランク材1A、一次折り成型品1B、二次折り成型品1C、および、紙製トレイ(三次折り成型品)1を、次工程に搬送するように制御されている。
具体的には、第1オス金型136、第2オス金型146、および、第3オス金型156が、それぞれ対応するメス金型に最も近接する下死点位置に位置しない間に、位置決めステージ120から一次成型ステージ130にブランク材1Aを搬送し、一次成型ステージ130から二次成型ステージ140に一次折り成型品1Bを搬送し、二次成型ステージ140から三次成型ステージ150に二次折り成型品1Cを搬送し、三次成型ステージ150から搬出ステージ160に紙製トレイ1を搬送する。
(各金型の構成)
次に、図10から図15を参照して、上述した各金型の構成について説明する。なお、図10は、一次成型ステージに設けられる第1メス金型131の斜視図であり、図11は、一次成型ステージに設けられる第1オス金型136の斜視図であり、図12は、二次成型ステージに設けられる第2メス金型141の斜視図であり、図13は、二次成型ステージに設けられる第2オス金型146の斜視図であり、図14は、三次成型ステージに設けられる第3メス金型151の斜視図であり、図15は、三次成型ステージに設けられる第3オス金型156の斜視図である。なお、各オス金型いついては、構造の理解を容易にするために、装置に取付けられる向きとは反対側から見た状態の斜視図である。
(第1メス金型131)
図10を参照して、第1メス金型131は、アルミ等の材質からなり、平坦部131aと、傾斜側面部131bと、傾斜コーナ凹部131cとを有している。また、第2吸脱着搬送ロッド302を通過させるためのスリット131dが、平行に2本設けられている。
(第1オス金型136)
図11を参照して、第1オス金型136は、アルミ等の材質からなり、平坦部136aとこの平坦部136aを取囲むように、傾斜側面部136bとを有し、四隅のコーナ部分には、傾斜コーナ突出部136cが設けられている。
(第2メス金型141)
図12を参照して、第2メス金型141は、アルミ等の材質からなり、平坦部141aと、傾斜側面部141bとを有している。四隅の各コーナ部には、接着フィルムを溶融するための加熱領域としての、コの字状のコーナ加熱装置141cが設けられている。このコーナ加熱装置141cへの熱源の供給としては、内部にニクロム線等の熱発生源が収容され温風をコーナ加熱装置141cに供給する温風送風装置141fが連結されている。送風装置は外部に設けられ、送られてきた空気が、この温風送風装置141fにより加熱される。
また、コーナ加熱装置141cの輻射熱による第2メス金型141の、他の領域の温度上昇を抑制するため、第2メス金型141内に設けられた管路(図示省略)に冷却水を循環供給するための冷却用チューブ141eが取付けられている。この冷却用チューブ141eに導入される液体は、熱を吸収することができるものであれば、特に制限されるものではないが、一般的には、水(常温、クーラ等を用いて低温にしたもの)等が用いられる。冷却用チューブ141eは、図示しない冷却水供給装置に連結される。また、第3吸脱着搬送ロッド303を通過させるためのスリット141dが、平行に2本設けられている。
(第2オス金型146)
図13を参照して、第2オス金型146は、アルミ等の材質からなり、平坦部146aとこの平坦部146aを取囲むように、傾斜側面部146bとを有し、四隅のコーナ部分には、傾斜コーナ突出部146cが設けられている。また、傾斜側面部146bには、フランジ押え部146が設けられている。また、平坦部146aには、この第2オス金型146への、二次折り成型品1Bの嵌り込みを回避させるため、第2メス金型141に向かう方向に空気その他の不活性ガスからなる気体を噴出するための気体噴出穴146fが複数設けられている。
また、この気体噴出穴146fに気体を供給するための気体供給チューブ146eが、第2オス金型146に連結されている。第2オス金型146内には、気体供給チューブ146eの取付け口から、気体噴出穴146fに通じる管路(図示省略)が設けられている。気体供給チューブ146eは、図示しない気体供給装置に連結される。
(第3メス金型151)
図14を参照して、第3メス金型151は、アルミ等の材質からなり、平坦部151aと、傾斜側面部151bと、傾斜コーナ凹部151cとを有している。また、第4吸脱着搬送ロッド304を通過させるためのスリット151dが、平行に2本設けられている。さらに、第2メス金型141からの輻射熱による温度上昇を抑制するため、第3メス金型151内に設けられた管路(図示省略)に冷却水を循環供給するための冷却用チューブ151eが取付けられている。この冷却用チューブ151eに導入される液体は、第2メス金型141と同様のものが用いられる。冷却用チューブ151eは、図示しない冷却水供給装置に連結される。
(第3オス金型156)
図15を参照して、第3オス金型156は、アルミ等の材質からなり、平坦部156aとこの平坦部156aを取囲むように、傾斜側面部156bとを有し、四隅のコーナ部分には、傾斜コーナ突出部156cが設けられている。また、傾斜側面部156bには、フランジ押え部156が設けられている。また、平坦部156aには、第3メス金型151への、紙製トレイ1の嵌り込みを回避させるため、第3メス金型151に向かう方向に空気その他の不活性ガスからなる気体を噴出するための気体噴出穴156fが複数設けられている。
また、この気体噴出穴156fに気体を供給するための気体供給チューブ156eが、第3オス金型156に連結されている。第3オス金型156内には、気体供給チューブ156eの取付け口から、気体噴出穴156fに通じる管路(図示省略)が設けられている。気体供給チューブ156eは、図示しない気体供給装置に連結される。
(型取付け誤差吸収機構)
ここで、本実施の形態におけるオス金型摺動機構200においては、1つのオス金型ベース201に、第1オス金型136、第2オス金型146、および、第三オス金型156の、三つのオス金型が取付けられている。各オス金型を直接オス金型ベース201に取付けた場合、各オス型の取付け高さが設計どおりに取付けられていない場合には、一箇所において、先にメス型に当接した場合には、他のオス型が、規定の下死点に到達することなく、上昇を開始することになる。この場合には、十分にブランク材等が成型されないことになる。
本実施の形態においては、このような問題を解決するために、オス金型ベース201と第1オス金型136、第2オス金型146、および、第三オス金型156との間に、型取付け誤差吸収機構を設けている。オス金型ベース201と第1オス金型136との間に設けられる型取付け誤差吸収機構を代表例として、図16から図18を参照して説明する。なお、図16は、オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第1模式側面図であり、図17は、オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第2模式側面図であり、図18は、オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第3模式側面図である。
第1オス金型136は、型ベース136dに固定され、この型ベース136dには、バネ部材136fと、ストッパ136eとが設けられている。型ベース136dはオス金型ベース201に対して、両者の間隔が調節可能に設けられているが、通常は、バネ部材136fの弾性力により、一定の間隔が維持されるように構成されている。
図16に示状態から、図17に示す状態に、第1オス金型136が下降すると、第1メス型131と第1オス金型136とにより、ブランク材1Aが挟み込まれる。その後、さらにオス金型ベース201は下降するが、このときは、バネ部材136fの弾性力に対抗して下降し、ストッパ136eに当接するまで、オス金型ベース201が下降する。その後、図18に示すように、オス金型ベース201がさらに下降し、一次折り成型品1Bが成型される。このように、型ベース136dとオス金型ベース201との間が近接する領域を設けることで、すべてのオス型を下死点位置まで下降させることが可能となり、オス金型ベース201への各オス型の取付けを容易なものとしている。
(紙製トレイ成型方法)
次に、上記紙製トレイ成型装置100を用いた、紙製トレイ成型方法について、図19から図34を参照して説明する。なお、図19から図34は、本実施の形態における紙製トレイ成型装置100を用いた第1から第16成型工程を示す模式図である。
(第1成型工程)
図19(第1工程)を参照して、紙製トレイ成型装置100における、オス金型摺動機構200および搬送機構300の原点出しを行なう。
(第2〜第5成型工程)
次に、図20(第2工程)を参照して、ブランク材吸引アーム112を用いて、ブランク材マガジン110に位置するブランク材1Aを、ブランク材位置決めステージ120の位置決めテーブル121に載置する。次に、図21(第3工程)を参照して、搬送機構300を駆動させ、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを上昇させて、第1吸脱着搬送ロッド301により位置決めされたブランク材1Aを吸引する。次に、図22(第4工程)を参照して、搬送機構300を駆動左方向に移動させ、ブランク材1Aを一次成型ステージ130の第1メス金型131の上に搬送載置する。次に、図23(第5工程)を参照して、第1吸脱着搬送ロッド301によるブランク材1Aの吸着を解除するとともに、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを下降させる。また、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を下死点まで下降させる。これにより、一次成型ステージ130において、ブランク材1Aが、一次折り成型品1Bに成型される。一方、ブランク材吸引アーム112を上昇させ、ブランク材1Aの取り出し待機状態とする。
(第6〜第9成型工程)
次に、図24(第6工程)を参照して、搬送機構300を右方向に移動させるとともに、ブランク材吸引アーム112を用いて、ブランク材マガジン110に位置する次のブランク材1Aを、ブランク材位置決めステージ120の位置決めテーブル121に載置する。次に、図25(第7工程)を参照して、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を上死点まで上昇させるとともに、搬送機構300を駆動させ、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを上昇させて、位置決めされたブランク材1Aおよび一次折り成型品1Bを、第1吸脱着搬送ロッド301および第2吸脱着搬送ロッド302により吸着する。次に、図26(第8工程)を参照して、搬送機構300を左方向に移動させ、ブランク材1Aを一次成型ステージ130の第1メス金型131の上に搬送載置し、一次折り成型品1Bを二次成型ステージ140の第2メス金型141の上に搬送載置する。次に、図27(第9工程)を参照して、第1吸脱着搬送ロッド301および第2吸脱着搬送ロッド302によるブランク材1Aおよび一次折り成型品1Bの吸着を解除するとともに、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを下降させる。また、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を下死点まで下降させる。これにより、一次成型ステージ130において、ブランク材1Aが、一次折り成型品1Bに成型され、二次成型ステージ140において、一次折り成型品1Bが二次折り成型品1Cに成型される。一方、ブランク材吸引アーム112を上昇させ、ブランク材1Aの取り出し待機状態とする。
(第10〜第13成型工程)
次に、図28(第10工程)を参照して、搬送機構300を右方向に移動させるとともに、ブランク材吸引アーム112を用いて、ブランク材マガジン110に位置する次のブランク材1Aを、ブランク材位置決めステージ120の位置決めテーブル121に載置する。次に、図29(第11工程)を参照して、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を上死点まで上昇させるとともに、搬送機構300を駆動させ、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを上昇させて、位置決めされたブランク材1A、一次折り成型品1B、および、二次折り成型品1Cを、第1吸脱着搬送ロッド301、第2吸脱着搬送ロッド302、および、第3吸脱着搬送ロッド303により吸着する。次に、図30(第12工程)を参照して、搬送機構300を左方向に移動させ、ブランク材1Aを一次成型ステージ130の第1メス金型131の上に搬送載置し、一次折り成型品1Bを二次成型ステージ140の第2メス金型141の上に搬送載置し、二次折り成型品1Cを三次成型ステージ150の第3メス金型151の上に搬送載置する。次に、図31(第13工程)を参照して、第1吸脱着搬送ロッド301、第2吸脱着搬送ロッド302、および、第3吸脱着搬送ロッド303によるブランク材1A、一次折り成型品1B、および、二次折り成型品1Cの吸着を解除するとともに、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを下降させる。また、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を下死点まで下降させる。これにより、一次成型ステージ130において、ブランク材1Aが、一次折り成型品1Bに成型され、二次成型ステージ140において、一次折り成型品1Bが二次折り成型品1Bに成型され、三次成型ステージ150において、二次折り成型品1Cが紙製トレイ1に成型される。一方、ブランク材吸引アーム112を上昇させ、ブランク材1Aの取り出し待機状態とする。
(第14〜第16成型工程)
次に、図32(第14工程)を参照して、搬送機構300を右方向に移動させるとともに、ブランク材吸引アーム112を用いて、ブランク材マガジン110に位置する次のブランク材1Aを、ブランク材位置決めステージ120の位置決めテーブル121に載置する。次に、図33(第15工程)を参照して、オス金型摺動機構200により、各オス金型136,146,156を上死点まで上昇させるとともに、搬送機構300を駆動させ、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド305の吸着ロッドを上昇させて、位置決めされたブランク材1A、一次折り成型品1B、二次折り成型品1C、および、紙製トレイ1を、第1吸脱着搬送ロッド301〜第4吸脱着搬送ロッド304により吸着する。次に、図34(第16工程)を参照して、搬送機構300を駆動左方向に移動させ、ブランク材1Aを一次成型ステージ130の第1メス金型131の上に搬送載置し、一次折り成型品1Bを二次成型ステージ140の第2メス金型141の上に搬送載置し、二次折り成型品1Cを三次成型ステージ150の第3メス金型151の上に搬送載置し、紙製トレイ1を搬出ステージ160に搬送する。
以下、上記と同様の工程を順次繰り返すことにより、一次折り成型品1B、二次折り成型品1C、および、三次折り成型品である紙製トレイ1が各ステージにおいて同時に成型され、また、ブランク材1Aから紙製トレイ1への成型が順次、次ステージに送られながら成型されることになるため、紙製トレイ成型の量産を実現させることができる。
なお、上記実施の形態においては、本発明を実施するための最良の形態を示しているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。メス型を固定し、オス型を上方から下降させる構成について述べているが、メス型、オス型の配置、および、どちらを固定し、どちらを移動させるかについても、特に、上記実施の形態に限定されるものではない。また、紙製トレイの形状として、略四角形の形状のトレイを採用し、そのトレイの形状に対応した、オス型およびメス型を採用しているが、トレイの形状は、四角形に限定されず、三角形、五角形、六角形、八角形、その他の多角形のトレイの採用、および、そのトレイの形状に対応した、オス型およびメス型の適用が可能である。
また、気体噴出機構、型冷却機構についても、上記したような問題を解決する必要がなければ、必ずしも設ける必要はない。また、すべてのオス型を同期させて移動させる構成を採用したが、それぞれ独立の駆動機構を付加し、それそれを制御方法により同期させて駆動させることも可能である。
したがって、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
紙製トレイの全体斜視図である。 折り曲げられる前のブランク材の平面図である。 ブランク材を一次折りした状態の一次折り成型品を示す斜視図である。 一次折り成型品を二次折りした状態の二次折り成型品を示す斜視図である。 紙製トレイのコーナ部の折り畳み状態を示す部分拡大図である。 この発明に基づいた実施の形態における紙製トレイ成型装置の構成を示す正面図である。 図6中VII−VII線矢視図である。 図6中VIII−VIII線矢視図である。 ブランク材位置決めステージを示す平面図である。 一次成型ステージに設けられる第1メス金型の斜視図である。 一次成型ステージに設けられる第1オス金型の斜視図である。 二次成型ステージに設けられる第2メス金型の斜視図である。 二次成型ステージに設けられる第2オス金型の斜視図である。 三次成型ステージに設けられる第3メス金型の斜視図である。 三次成型ステージに設けられる第3オス金型の斜視図である。 オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第1模式側面図である。 オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第2模式側面図である。 オス金型摺動機構に設けられる型取付け誤差吸収機構を示す第3模式側面図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第1成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第2成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第3成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第4成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第5成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第6成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第7成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第8成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第9成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第10成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第11成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第12成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第13成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第14成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第15成型工程を示す模式図である。 本実施の形態における紙製トレイ成型装置を用いた第16成型工程を示す模式図である。
符号の説明
1 紙製トレイ(三次折り成型品)、1A ブランク材、1B 一次折り成型品、1C 二次折り成型品、2 トレイ部、3 フランジ部、11 谷折罫線、12 山折罫線、13 谷折罫線、14 山折罫線、15 山折罫線、16 コーナ凹部、100 紙製トレイ成型装置、101 フレーム、110 ブランク材マガジン、111 マガジンフレーム、112 ブランク材吸脱着アーム、120 ブランク材位置決めステージ、121 位置決めテーブル、122 位置決めピン、123 スリット、130 一次成型ステージ、131 第1メス金型、131a 平坦部、131b 傾斜側面部、131c 傾斜コーナ凹部、131d スリット、136 第1オス金型、136a 平坦部、136b 傾斜側面部、136c 傾斜コーナ突出部、136d 型ベース、136e ストッパ、136f バネ部材、140 二次成型ステージ、141 第2メス金型、141a 平坦部、141b 傾斜側面部、141c 傾斜コーナ加熱装置、141d スリット、141e 水冷用チューブ、141f 温風送風装置、146 第2オス金型、146a 平坦部、146b 傾斜側面部、146c 傾斜コーナ突出部、146d フランジ押え型、146e 気体供給チューブ、146f 気体噴出穴、150 三次成型ステージ、151 第3メス金型、151a 平坦部、151b 傾斜側面部、151c 傾斜コーナ凹部、151d スリット、151e 水冷用チューブ、156 第3オス金型、156a 平坦部、156b 傾斜側面部、156c 傾斜コーナ押え部、156d フランジ押え型、156e 気体供給チューブ、156f 気体噴出穴、160 搬出ステージ、200 オス金型摺動機構、201 オス金型ベース、202 摺動ロッド、203 筒状ガイド、204 リンクバー、205 回転プレート、206 モータ、206p プーリベルト、207 ガイドロッド、300 搬送機構、301 第1吸脱着搬送ロッド、302 第2吸脱着搬送ロッド、303 第3吸脱着搬送ロッド、304 第4吸脱着搬送ロッド、305 連結搬送フレーム、306 モータ、310 スリット。

Claims (2)

  1. 一方面に接着フィルムを備え、所定の折り曲げ罫線が設けられた紙製のブランク材を、前記折り曲げ罫線に沿って折り曲げることにより、トレイを成型するための、紙製トレイ成型装置であって、
    前記ブランク材の位置決めを行なうための位置決めステージと、
    第1メス金型および第1オス金型を有し、前記位置決めステージにより位置決めされたブランク材を、前記第1メス金型と前記第1オス金型との間に搬送し、前記第1メス金型および前記第1オス金型によりブランク材を挟み込んで、ブランク材に折り曲げ罫線に沿った仮折り癖を与えた一次折り成型品を得るための一次成型ステージと、
    第2メス金型および第2オス金型を有し、前記一次成型ステージにより成型された一次折り成型品を、前記第2メス金型と前記第2オス金型との間に搬送し、前記第2メス金型および前記第2オス金型により一次折り成型品を挟み込んで、一次折り成型品に折り曲げ罫線に沿った折り目が与えられるとともに、第2メス金型および第2オス金型の少なくともいずれか一方の金型に設けられる加熱領域により一次折り成型品の所定領域が加熱され、当該領域の接着フィルムが溶融した二次折り成型品を得るための二次成型ステージと、
    第3メス金型および第3オス金型を有し、前記二次成型ステージにより成型された二次折り成型品を、前記第3メス金型と前記第3オス金型との間に搬送し、前記第3メス金型および前記第3オス金型により二次折り成型品を挟み込んで、二次折り成型品を折り曲げ罫線に沿って折り畳むとともに、接着フィルムが溶融した領域の圧接融着を行ない、三次折り成型品であるトレイを得るための三次成型ステージと、
    を備え
    各ステージにおいて、一次折り成型品、二次折り成型品、および、三次折り成型品を同時に得るため、前記第1メス金型、前記第2メス金型、および、前記第3メス金型を固定し、前記第1オス金型、前記第2オス金型、および、前記第3オス金型が、同期して上死点と下死点との間を移動するように、同一のオス金型ベースに取付けられ、
    前記第1オス金型、前記第2オス金型、および、前記第3オス金型が、それぞれ対応するメス金型に最も近接する下死点位置に位置しない間に、前記位置決めステージから前記一次成型ステージにブランク材を搬送し、前記一次成型ステージから前記二次成型ステージに一次折り成型品を搬送し、前記二次成型ステージから前記三次成型ステージに二次折り成型品を搬送するための搬送機構を備え、
    前記搬送機構は、前記オス金型ベースと前記第1オス金型、前記第2オス金型、および、前記第3オス金型との間において、それぞれ型取付け誤差吸収機構を有し、
    前記型取付け誤差吸収機構は、
    各オス金型を固定する型ベースと、
    前記オス金型ベースと前記型ベースとを連結し、両者の間隔が弾性力により、一定の間隔に維持するためのバネ部材と、
    前記型ベースの前記オス金型ベースの対向位置に設けられ、前記オス金型ベースが前記バネ部材の弾性力に対抗して下降し、前記オス金型ベースと前記型ベースとの間隔が、所定間隔になった場合に、前記オス金型ベースに当接するストッパと、
    を含む、紙製トレイ成型装置。
  2. 前記第2メス金型の所定領域に前記加熱領域が設けられるとともに、前記第2メス金型の前記加熱領域以外の領域、および、前記第3メス金型には、それぞれの金型を冷却するための冷却手段が設けられ、
    前記第2オス金型および前記第3オス金型には、それぞれ前記第2メス金型および前記第3メス金型に向かう方向に気体を噴出するための気体噴出手段が設けられている、請求項に記載の紙製トレイ成型装置。
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