JP3131644U - おにぎり包装装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の装置でおにぎりをシートで包みながら袋を形成して、袋包装するおにぎり包装装置を提供する。
【解決手段】おにぎり400をシートの下方から突き上げ、突き上げたおにぎりを水平方向に突き出す際に、おにぎりを挟んでシートをU字状に屈曲させて、おにぎり400からはみ出したシートの長手方向に沿う両端耳部を、おにぎりの突出し途上で、自動的に折り重ね、シートの耳部の重なり部を溶着して襠部を有する袋を形成し、おにぎりを袋包装する。
【選択図】図1
【解決手段】おにぎり400をシートの下方から突き上げ、突き上げたおにぎりを水平方向に突き出す際に、おにぎりを挟んでシートをU字状に屈曲させて、おにぎり400からはみ出したシートの長手方向に沿う両端耳部を、おにぎりの突出し途上で、自動的に折り重ね、シートの耳部の重なり部を溶着して襠部を有する袋を形成し、おにぎりを袋包装する。
【選択図】図1
Description
本考案は、おにぎりをシートで包みながら袋を形成して袋包装する、おにぎり包装装置に関するものである。
コンビニエンスストアで販売されている「おにぎり」の包装形態には、図9に示す如く、略四角形の包装袋(300)におにぎり(400)を収容したものがある。
出願人は、以前に、米飯からおにぎりを成形する工程、成形したおにぎりをシートで包みつつ包装袋を形成する工程、包装袋の口部開口を溶着して閉じる工程の一連の工程を全自動で行なう包装装置を提案した(特許文献1)。
出願人は、以前に、米飯からおにぎりを成形する工程、成形したおにぎりをシートで包みつつ包装袋を形成する工程、包装袋の口部開口を溶着して閉じる工程の一連の工程を全自動で行なう包装装置を提案した(特許文献1)。
しかし、上記全自動の包装装置は、包装おにぎりを大量生産することには向いているが、少量生産するには生産能力が高過ぎ、又、装置が大き過ぎて不向きである。
特開2005−6639号公報
本考案は、おにぎり自体の成形は、手握り、型押し等によって別個に生産すること、及び包装袋の口部開口の封止は、必要に応じて別装置で行なうことを前提とし、シートでおにぎりを包みながら包装袋を形成し、これを排出するまでの工程だけを自動的に行なうことにより、小量生産に適したおにぎり包装装置を明らかにするものである。
本考案のおにぎりの包装装置は、矩形のシート(200)を、その一端側がおにぎり(400)の突上げ移行路に侵入する様に供給するシート供給装置(4)と、
送込み台(11)に供給したおにぎり(400)をシート供給位置の下方に送り込む送込み手段(1)と、
シート供給位置にて水平状態で待機するシート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(400)を突き上げ、おにぎり(400)の上面にシート(200)の一端側を被せ、他端側を垂下させるおにぎり突上げ部材(33)と、
下流側が解放された収容部(51)を有し、該収容部(51)におにぎり(400)を収容して該おにぎり(400)を案内板(61)を滑らせて下流側に移動させ、シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(400)の間に引き込んでおにぎり(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(400)からはみ出したシート(200)の長手方向に沿う両端耳部を、おにぎりの突出し途上で、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(400)を保持している状態で、シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
耳部を溶着されたおにぎりを排出方向に搬送する排出手段(2)とによって構成され、
溶着装置(8)はおにぎり保持枠(71)におにぎり(400)を収容し且つ突出しブロック(5)を侵入させた状態でシート(200)の耳部を溶着でき、おにぎり保持枠(71)は、耳部溶着後のおにぎりを収容したまま排出方向に移動可能である。
送込み台(11)に供給したおにぎり(400)をシート供給位置の下方に送り込む送込み手段(1)と、
シート供給位置にて水平状態で待機するシート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(400)を突き上げ、おにぎり(400)の上面にシート(200)の一端側を被せ、他端側を垂下させるおにぎり突上げ部材(33)と、
下流側が解放された収容部(51)を有し、該収容部(51)におにぎり(400)を収容して該おにぎり(400)を案内板(61)を滑らせて下流側に移動させ、シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(400)の間に引き込んでおにぎり(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(400)からはみ出したシート(200)の長手方向に沿う両端耳部を、おにぎりの突出し途上で、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(400)を保持している状態で、シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
耳部を溶着されたおにぎりを排出方向に搬送する排出手段(2)とによって構成され、
溶着装置(8)はおにぎり保持枠(71)におにぎり(400)を収容し且つ突出しブロック(5)を侵入させた状態でシート(200)の耳部を溶着でき、おにぎり保持枠(71)は、耳部溶着後のおにぎりを収容したまま排出方向に移動可能である。
本考案の包装装置は、シートによっておにぎりを包みながら包装袋を形成し、これを排出するまでの工程だけを自動的に行なうものであるから、おにぎり成形装置や袋口部熱シール装置を含む従来の全自動包装装置に比べて、装置を大幅に小型化でき狭いスペースにも設置できる。又、装置の製造コストを大幅に低減できる。
おにぎりは、米飯の手握り又は型押しの手作業で形成しておくことができるので、数十個から数百個程度の、少量のおにぎり包装に適している。
袋の開口部は、折り曲げて簡易的に閉じて済ますことができ、熱溶着によって封止する必要があれば、別装置で熱溶着することもできる。
おにぎりは、米飯の手握り又は型押しの手作業で形成しておくことができるので、数十個から数百個程度の、少量のおにぎり包装に適している。
袋の開口部は、折り曲げて簡易的に閉じて済ますことができ、熱溶着によって封止する必要があれば、別装置で熱溶着することもできる。
包装すべきおにぎり(図8a、図9)
実施例で包装するおにぎり(400)は、三角おにぎりである。
実施例で包装するおにぎり(400)は、三角おにぎりである。
包装袋
上記おにぎり(400)を収容する包装袋(1)は、図8aに示す矩形のシート(200)によって、おにぎり(400)を包みながら形成される。
シート(200)は、外フィルムと内フィルムとの間にシート状海苔を挟み、外フィルムと内フィルムの外周部を溶着して形成された、おにぎり包装では周知のシートである。
図8cに示す如く、シート(200)を長さ方向の中央部で略U字状に屈曲し、シート間に上記おにぎり(400)を挟み込んだ状態で、シートの長手方向に沿う両側縁及びシートの両端がおにぎり(400)から十分に余裕のある状態にはみ出す。
シート(200)の長手方向に沿う両側縁のおにぎり(400)からはみ出した余裕分を耳部と呼ぶ。
上記おにぎり(400)を収容する包装袋(1)は、図8aに示す矩形のシート(200)によって、おにぎり(400)を包みながら形成される。
シート(200)は、外フィルムと内フィルムとの間にシート状海苔を挟み、外フィルムと内フィルムの外周部を溶着して形成された、おにぎり包装では周知のシートである。
図8cに示す如く、シート(200)を長さ方向の中央部で略U字状に屈曲し、シート間に上記おにぎり(400)を挟み込んだ状態で、シートの長手方向に沿う両側縁及びシートの両端がおにぎり(400)から十分に余裕のある状態にはみ出す。
シート(200)の長手方向に沿う両側縁のおにぎり(400)からはみ出した余裕分を耳部と呼ぶ。
おにぎりの包装手順(図8a乃至図8g)
図8aに示す如く、水平状態で待機しているシート(200)の一端側に、横向き姿勢のおにぎり(400)を供給し、該おにぎり(400)を突き上げて、おにぎり(400)の三角上面にシート(200)を被せる。このとき、図8bに示す如く、シート(200)の幅中心がおにぎり(400)の幅中心に揃い、おにぎり底縁がシート(200)の長さ中心からおにぎりの厚みの1/2ずれた位置となる様に、シート(200)をおにぎり(400)に被せ、シートの他端側は垂下させる。
図8cに示す如く、シート(200)の垂下した部分をおにぎり(400)の三角下面に被さる様に折り畳む。これによって、略U字状に屈曲して両端の位置が揃ったシートにおにぎり(400)が挟まれた状態となる。
図8dに示す如く、おにぎり(400)からはみ出たシート(200)の両耳部の中央部(200e)を内側に折り込む。
図8eに示す如く、シート(200)の上側の耳部(200a)を下向きに折り畳み、次に図8fに示す如く、下側の耳部(200b)を上向きに折り畳んで、耳部(200a)(200b)を折り重ねて溶着(304)し、一端が開口(301)し襠部(302)有する袋(300)を完成する。
図8gに示す如く、袋開口(301)を溶着して封止部(303)を形成する。
本考案の包装装置は、図8gの袋開口(301)の封止工程を除く、図8aから図8fの工程までを行なう。
図8aに示す如く、水平状態で待機しているシート(200)の一端側に、横向き姿勢のおにぎり(400)を供給し、該おにぎり(400)を突き上げて、おにぎり(400)の三角上面にシート(200)を被せる。このとき、図8bに示す如く、シート(200)の幅中心がおにぎり(400)の幅中心に揃い、おにぎり底縁がシート(200)の長さ中心からおにぎりの厚みの1/2ずれた位置となる様に、シート(200)をおにぎり(400)に被せ、シートの他端側は垂下させる。
図8cに示す如く、シート(200)の垂下した部分をおにぎり(400)の三角下面に被さる様に折り畳む。これによって、略U字状に屈曲して両端の位置が揃ったシートにおにぎり(400)が挟まれた状態となる。
図8dに示す如く、おにぎり(400)からはみ出たシート(200)の両耳部の中央部(200e)を内側に折り込む。
図8eに示す如く、シート(200)の上側の耳部(200a)を下向きに折り畳み、次に図8fに示す如く、下側の耳部(200b)を上向きに折り畳んで、耳部(200a)(200b)を折り重ねて溶着(304)し、一端が開口(301)し襠部(302)有する袋(300)を完成する。
図8gに示す如く、袋開口(301)を溶着して封止部(303)を形成する。
本考案の包装装置は、図8gの袋開口(301)の封止工程を除く、図8aから図8fの工程までを行なう。
包装装置(図1)
包装装置は、おにぎり(400)を前記突上げ位置に送り込むおにぎり送込み手段(1)と、
おにぎり突上げ位置に前記シート(200)を供給するシート供給装置(4)と、
供給されたシート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(400)を突き上げておにぎり(400)の上面にシート(200)の一端側を被せ、他端側を垂下させるおにぎり突上げ部材(33)と、
突き上げられたおにぎり(400)を収容して該おにぎり(400)を案内板(61)上で滑らせて下流側に移動させ、シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(400)との間に引き込んでおにぎり(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(400)の突出し移行路中に、おにぎり(400)からはみ出したシート(200)の耳部を、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(400)を保持している状態で、シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
耳部を溶着したおにぎり(400)を排出方向に搬送する排出手段(2)とによって構成される。
包装装置は、おにぎり(400)を前記突上げ位置に送り込むおにぎり送込み手段(1)と、
おにぎり突上げ位置に前記シート(200)を供給するシート供給装置(4)と、
供給されたシート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(400)を突き上げておにぎり(400)の上面にシート(200)の一端側を被せ、他端側を垂下させるおにぎり突上げ部材(33)と、
突き上げられたおにぎり(400)を収容して該おにぎり(400)を案内板(61)上で滑らせて下流側に移動させ、シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(400)との間に引き込んでおにぎり(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(400)の突出し移行路中に、おにぎり(400)からはみ出したシート(200)の耳部を、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(400)を保持している状態で、シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
耳部を溶着したおにぎり(400)を排出方向に搬送する排出手段(2)とによって構成される。
以下の説明で、おにぎり送込み手段(1)におにぎり(400)を1個づつ手動供給或いは自動供給する供給位置をおにぎり供給ステーションS1 、 おにぎりを突き上げる位置をおにぎり突上げステーションS2、シート(200)の耳部の重なり部を溶着するための位置を溶着ステーションS3とする。
次に、上記包装装置の個々の構成について説明する。
次に、上記包装装置の個々の構成について説明する。
おにぎり送込み手段(1)(図1、図2)
図1に示す如く、おにぎり送込み手段は、水平な送込み台(11)上におにぎり供給ステーションS1 を設け、該送込み台(11)の下流端におにぎり突上げステーションS2を設けている。
送込み台(11)は該突上げステーションS2位置に、おにぎり(400)に対応する三角形の貫通孔(12)が開設されている。
送込み台(11)の他端には、送込みブロック(13)が上記貫通孔(12)側へスライド可能に配備されている。該送込みブロック(13)は、おにぎり(400)の厚みに対応する厚みの4角形の扁平ブロックに、おにぎりを収容するための三角形の収容部(14)を上下方向及び下流側に開口して形成している。
送込みブロック(13)には、シリンダ等の往復駆動手段(図示せず)が連繋されている。
送込み台(11)の貫通孔(12)には、前記突上げ部材(33)が嵌まって待機しており、おにぎり供給ステーションS1 に供給されたおにぎり(400)が、送込みブロック(13)によって突上げステーションS2、即ち、突上げ部材(33)上に送り込まれると、突上げ部材(33)が上昇しておにぎり(400)を後記するシート耳部折重ね装置(6)の高さ位置まで突き上げる。
図1に示す如く、おにぎり送込み手段は、水平な送込み台(11)上におにぎり供給ステーションS1 を設け、該送込み台(11)の下流端におにぎり突上げステーションS2を設けている。
送込み台(11)は該突上げステーションS2位置に、おにぎり(400)に対応する三角形の貫通孔(12)が開設されている。
送込み台(11)の他端には、送込みブロック(13)が上記貫通孔(12)側へスライド可能に配備されている。該送込みブロック(13)は、おにぎり(400)の厚みに対応する厚みの4角形の扁平ブロックに、おにぎりを収容するための三角形の収容部(14)を上下方向及び下流側に開口して形成している。
送込みブロック(13)には、シリンダ等の往復駆動手段(図示せず)が連繋されている。
送込み台(11)の貫通孔(12)には、前記突上げ部材(33)が嵌まって待機しており、おにぎり供給ステーションS1 に供給されたおにぎり(400)が、送込みブロック(13)によって突上げステーションS2、即ち、突上げ部材(33)上に送り込まれると、突上げ部材(33)が上昇しておにぎり(400)を後記するシート耳部折重ね装置(6)の高さ位置まで突き上げる。
シート供給装置(4)(図1、図2)
シート供給装置(4)は、シート(200)を積み重ねて収容するストッカー(41)と、該ストッカー(41)の下方と前記突上げステーションS2の上方との間に無端状に張設された複数のベルト(42)と、ストッカー(41)の下方に昇降可能に配備された吸引筺(43)とによって構成される公知の構成である。
吸引筺(43)がベルト(42)をかわして上昇し、吸引筺(43)上面の複数の孔(44)に作用させた吸引力によってストッカー(41)内の最下部のシート(200)を吸引し、吸引筺(43)の下降によって該シート(200)をストッカー(4)の底開口から引き出してベルト(42)上に載置して、シート(200)に対する吸引を解除する。
シート(200)がベルト(42)に載置されたタイミングに合わせて、ベルト(42)が周回し、シート(200)をおにぎり突上げステーションS2の真上に搬送する。
このとき、シート(200)は一端側が前記送込み台(11)の貫通孔(12)の真上に位置し、他端は下流側に向かう水平姿勢である。
ストッカー(41)には、吸引筺(43)によって吸着された最下部のシート(200)以外のシートの落下を防止する公知の落下防止手段(図示せず)が設けられている。
シート供給装置(4)は、シート(200)を積み重ねて収容するストッカー(41)と、該ストッカー(41)の下方と前記突上げステーションS2の上方との間に無端状に張設された複数のベルト(42)と、ストッカー(41)の下方に昇降可能に配備された吸引筺(43)とによって構成される公知の構成である。
吸引筺(43)がベルト(42)をかわして上昇し、吸引筺(43)上面の複数の孔(44)に作用させた吸引力によってストッカー(41)内の最下部のシート(200)を吸引し、吸引筺(43)の下降によって該シート(200)をストッカー(4)の底開口から引き出してベルト(42)上に載置して、シート(200)に対する吸引を解除する。
シート(200)がベルト(42)に載置されたタイミングに合わせて、ベルト(42)が周回し、シート(200)をおにぎり突上げステーションS2の真上に搬送する。
このとき、シート(200)は一端側が前記送込み台(11)の貫通孔(12)の真上に位置し、他端は下流側に向かう水平姿勢である。
ストッカー(41)には、吸引筺(43)によって吸着された最下部のシート(200)以外のシートの落下を防止する公知の落下防止手段(図示せず)が設けられている。
シート耳部折重ね装置(6)(図4、図5)
シート耳部折重ね装置(6)は、前記突上げ部材(33)によって、突き上げられたおにぎり(400)を水平方向に案内する案内板(61)と、該案内板(61)の上流側から下流側へスライド可能に配備され下流側に設けた溶着ステーションS3へおにぎり(400)を突き出す突出しブロック(5)と、案内板(61)の上方におにぎり(400)の厚みよりも少し大きな間隔を存して配備され補助案内板(62)と、補助案内板(62)の上方に配備された取付板(54)と、案内板(61)と補助案内板(62)との間に形成されるおにぎり移行路の両側に配備された夫々第1、第2、第3の3つの定規板(63)(64)(65)、(63)(64)(65)によって構成される。
シート耳部折重ね装置(6)は、前記突上げ部材(33)によって、突き上げられたおにぎり(400)を水平方向に案内する案内板(61)と、該案内板(61)の上流側から下流側へスライド可能に配備され下流側に設けた溶着ステーションS3へおにぎり(400)を突き出す突出しブロック(5)と、案内板(61)の上方におにぎり(400)の厚みよりも少し大きな間隔を存して配備され補助案内板(62)と、補助案内板(62)の上方に配備された取付板(54)と、案内板(61)と補助案内板(62)との間に形成されるおにぎり移行路の両側に配備された夫々第1、第2、第3の3つの定規板(63)(64)(65)、(63)(64)(65)によって構成される。
図4に示す如く、案内板(61)及び補助案内板(62)は、突上げ部材(33)の突き上げ移行路に対応して開口部が形成され、案内板(61)の開口部の溶着ステーションS3側の端縁(61a)は、該突き上げ移行路に近接している。
突出しブロック(5)は、前記おにぎり送込み手段(1)の送込みブロック(13)と同様の形状に形成され、おにぎり(400)を収容するための三角形の収容部(51)を開設している。
突出しブロック(5)の突出し方向に沿う両側面(50)(50)には、後記する袋(300)の襠部(302)を溶着するための浅い凹み部(52)が形成されている。
凹み部(52)は、下流側の短い縦溝(52a)と該縦溝の中央部から上流側に長く延びる横溝(52b)とによって略T字状を呈している。
突出しブロック(5)には、シリンダ等のスライド駆動装置(図示せず)が連繋されている。
補助案内板(62)は突出しブロック(5)の移行路部分が開口しており、該開口には、前記取付板(54)に両端を支持してワイヤー状、或いは帯状のガイド部材(59)が張設されている。
上記ガイド部材(59)の高さは、突出しブロック(5)の上面高さに揃っており、ガイド部材自体に伸縮性があり、或いはガイド部材の一端をバネ(図示せず)を介して引っ張っている。
ガイド部材(59)は、前記突出しブロック(5)の上面が摺接する程度の高さに張設され、スライドブロック(53)に開設した孔(53a)を余裕のある状態に貫通している。
突出しブロック(5)の突出し方向に沿う両側面(50)(50)には、後記する袋(300)の襠部(302)を溶着するための浅い凹み部(52)が形成されている。
凹み部(52)は、下流側の短い縦溝(52a)と該縦溝の中央部から上流側に長く延びる横溝(52b)とによって略T字状を呈している。
突出しブロック(5)には、シリンダ等のスライド駆動装置(図示せず)が連繋されている。
補助案内板(62)は突出しブロック(5)の移行路部分が開口しており、該開口には、前記取付板(54)に両端を支持してワイヤー状、或いは帯状のガイド部材(59)が張設されている。
上記ガイド部材(59)の高さは、突出しブロック(5)の上面高さに揃っており、ガイド部材自体に伸縮性があり、或いはガイド部材の一端をバネ(図示せず)を介して引っ張っている。
ガイド部材(59)は、前記突出しブロック(5)の上面が摺接する程度の高さに張設され、スライドブロック(53)に開設した孔(53a)を余裕のある状態に貫通している。
前記3枚の定規板(63)(64)(65)の内、上流側の第1定規板(63)は、図5aに示す如く、該定規板(63)の下縁から外側に延びた取付板(63b)によって案内板(61)に固定される。
第1定規板(63)の上縁と前記補助案内板(62)との間、及び第1定規板(63)の下縁と案内板(61)との間には、夫々おにぎり(400)に被さったシート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が通過できる隙間x1、x1が形成される。
図5fに示す如く、第1定規板(63)の上流端は少し外側に屈曲し、図5bに示す如く、該屈曲部の上下端は、シート(200)の耳部(200a)(200b)を前記隙間x1、x1に案内するための傾斜案内縁(63a)(63a)が形成されている。
第1定規板(63)の上縁と前記補助案内板(62)との間、及び第1定規板(63)の下縁と案内板(61)との間には、夫々おにぎり(400)に被さったシート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が通過できる隙間x1、x1が形成される。
図5fに示す如く、第1定規板(63)の上流端は少し外側に屈曲し、図5bに示す如く、該屈曲部の上下端は、シート(200)の耳部(200a)(200b)を前記隙間x1、x1に案内するための傾斜案内縁(63a)(63a)が形成されている。
次の第2定規板(64)は、該板の上縁から外側に延びた取付板(64b)によって補助案内板(62)に固定されている。第2定規板(64)の下端縁と案内板(61)との間に、シート(200)の下側耳部(200b)が通過できる隙間x2が形成される。
第2定規板(64)の上流側部分は前記第1定規板(63)の外側に重なり、該重なり部には、シート(200)の上側の耳部(200a)が下向きに折れ曲がった状態で通過できる隙間x4が形成されている。
図8dに示す如く、第2定規板(64)の上流端は、上流側が徐々に補助案内板(62)へ接近する様に傾斜した傾斜縁(64a)が形成されている。
第2定規板(64)の上流側部分は前記第1定規板(63)の外側に重なり、該重なり部には、シート(200)の上側の耳部(200a)が下向きに折れ曲がった状態で通過できる隙間x4が形成されている。
図8dに示す如く、第2定規板(64)の上流端は、上流側が徐々に補助案内板(62)へ接近する様に傾斜した傾斜縁(64a)が形成されている。
第3定規板(65)は、該板の下縁から外側に延びた取付板(65b)によって案内板(61)に固定される。
第3定規板(65)の上流側部分は前記第2定規板(64)の外側に重なり、該重なり部には図5fに示す如く、シート(200)の下側の耳部(200a)が突出しブロック(5)の側面に折れ曲がった状態で通過できる隙間x5が形成されている。
図5eに示す如く、第3定規板(65)の上流端は、上流側が徐々に案内板(61)に接近する様に傾斜した傾斜縁(65a)が形成されている。
第3定規板(65)の上流側部分は前記第2定規板(64)の外側に重なり、該重なり部には図5fに示す如く、シート(200)の下側の耳部(200a)が突出しブロック(5)の側面に折れ曲がった状態で通過できる隙間x5が形成されている。
図5eに示す如く、第3定規板(65)の上流端は、上流側が徐々に案内板(61)に接近する様に傾斜した傾斜縁(65a)が形成されている。
図5fに示す如く、上流側の第1定規板(63)の上流側に、軸状の邪魔部材(60)(60)が補助案内板(62)又は案内板(61)に固定される。邪魔部材(60)は、案内板(61)と補助案内板(62)の間の中間位置にあり、互いの内端は、おにぎり(400)の移行路に近接している。
上記各定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)は、おにぎり(400)の突出し移行路を挟んで反対側の定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)に接近離間可能且つ位置決め可能であって、おにぎり(400)を突き出す突出しブロック(5)の大きさに対応した突出し移行路を形成できる。
後記の如く、U字状に屈曲したシート(200)に挟まれたおにぎり(400)が、左右の定規板(63)(64)(65)、(63)(64)(65)間を通過する間に、シートの耳部が折り重なって包装袋の襠部(302)が形成される。
上記各定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)は、おにぎり(400)の突出し移行路を挟んで反対側の定規板(63)(64)(65)及び邪魔部材(60)に接近離間可能且つ位置決め可能であって、おにぎり(400)を突き出す突出しブロック(5)の大きさに対応した突出し移行路を形成できる。
後記の如く、U字状に屈曲したシート(200)に挟まれたおにぎり(400)が、左右の定規板(63)(64)(65)、(63)(64)(65)間を通過する間に、シートの耳部が折り重なって包装袋の襠部(302)が形成される。
溶着装置(8)(図4、図6)
溶着ステーションS3に溶着装置(8)が配備される。
溶着装置(8)は、案内板(61)の高さに合わせて配備したおにぎり保持枠(71)に、包装袋入りのおにぎりを収容した状態で、耳部の折り重なり部に熱溶着を施す。
溶着ステーションS3に溶着装置(8)が配備される。
溶着装置(8)は、案内板(61)の高さに合わせて配備したおにぎり保持枠(71)に、包装袋入りのおにぎりを収容した状態で、耳部の折り重なり部に熱溶着を施す。
おにぎり保持枠(71)は後記する排出手段(2)の構成部品でもあり、前記突出しブロック(5)のスライド方向と水平面内で直交する方向に延びる軌条(21)をスライド可能なスライド台(22)に搭載されている。
おにぎり保持枠(71)は、上面及び案内板(61)側の面が開口した四角形に形成されている。
おにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)には、突出しブロック(5)の両側面のT字状凹み部(52)に対応してT字状溝孔(73)が開設されている。
おにぎり保持枠(71)の背板(74)には、包装おにぎり排出用の切欠(75)が開設されている。
溶着ステーションS3に停止したおにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)は、前記シート耳部折重ね装置(6)の両第3定規板(65)(65)の延長上にあり、該第3定規板(65)(65)に近接している。
おにぎり保持枠(71)は、上面及び案内板(61)側の面が開口した四角形に形成されている。
おにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)には、突出しブロック(5)の両側面のT字状凹み部(52)に対応してT字状溝孔(73)が開設されている。
おにぎり保持枠(71)の背板(74)には、包装おにぎり排出用の切欠(75)が開設されている。
溶着ステーションS3に停止したおにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)は、前記シート耳部折重ね装置(6)の両第3定規板(65)(65)の延長上にあり、該第3定規板(65)(65)に近接している。
溶着装置(8)は、昇降台(81)上に上記おにぎり保持枠(71)を挟んで2つのスライド板(82)(82)を互いに接近離間可能に対向配備し、両スライド板(82)(82)の下端にヒータブロック(87)(87)を取り付けて構成される。
ヒータブロック(87)(87)には、前記おにぎり保持枠(71)の溝孔(73)及び、突出しブロック(5)側面の凹み部(52)に対応して、T字状に膨らんだヒータ面(88)が形成されている。
上記両スライド板(82)(82)は、互いに位置をずらせて相手スライド板(82)に向けて軸(83)を突設し、該軸(83)を昇降台(81)の二股先端部及び相手スライド板(82)に貫通させている。
両軸(83)(83)の中央部にはラック面(84)(84)が対向して形成され、両ラック面(84)(84)に共通のピニオンギア(85)が噛合している。該ピニオンギア(85)は、昇降台(81)に搭載したシリンダ等の回転駆動装置(図示せず)に連繋される。
ピニオンギア(85)の回転により、軸(83)(83)が互いに逆方向にスライドし、スライド板(82)(82)を接近或いは離間させる。
昇降台(81)は、シリンダ等の昇降駆動装置(76)に連繋されて昇降する。
ヒータブロック(87)(87)には、前記おにぎり保持枠(71)の溝孔(73)及び、突出しブロック(5)側面の凹み部(52)に対応して、T字状に膨らんだヒータ面(88)が形成されている。
上記両スライド板(82)(82)は、互いに位置をずらせて相手スライド板(82)に向けて軸(83)を突設し、該軸(83)を昇降台(81)の二股先端部及び相手スライド板(82)に貫通させている。
両軸(83)(83)の中央部にはラック面(84)(84)が対向して形成され、両ラック面(84)(84)に共通のピニオンギア(85)が噛合している。該ピニオンギア(85)は、昇降台(81)に搭載したシリンダ等の回転駆動装置(図示せず)に連繋される。
ピニオンギア(85)の回転により、軸(83)(83)が互いに逆方向にスライドし、スライド板(82)(82)を接近或いは離間させる。
昇降台(81)は、シリンダ等の昇降駆動装置(76)に連繋されて昇降する。
おにぎり排出手段(2)(図4、図7)
おにぎり排出手段(2)は、前記おにぎり保持枠(71)、軌条(21)、スライド台(22)及びスライド台に連繋したシリンダ等のスライド駆動装置(図示せず)によって構成される。
おにぎり排出手段(2)は、前記おにぎり保持枠(71)、軌条(21)、スライド台(22)及びスライド台に連繋したシリンダ等のスライド駆動装置(図示せず)によって構成される。
次に各工程での動作を説明する。
おにぎり送込み動作(図1、図2)
図1に示す如く、おにぎり供給ステーションS1 におにぎり(400)を供給すると、送込みブロック(13)によって突上げステーションS2、即ち、待機位置の突上げ部材(33)上に送り込まれる。
おにぎり送込み動作(図1、図2)
図1に示す如く、おにぎり供給ステーションS1 におにぎり(400)を供給すると、送込みブロック(13)によって突上げステーションS2、即ち、待機位置の突上げ部材(33)上に送り込まれる。
おにぎりにシートを被せる動作(図2、図3の工程)
図3に示す如く、上記突上げ部材(33)は、シート供給装置(4)のベルト(42)(42)の間を通過して上昇する。これによって、ベルト(42)(42)上にて待機しているシート(200)の下面におにぎり(400)が当たって該シートを持ち上げる。
図2に示す如く、シート(200)は一端側がおにぎり供給ステーションS1 に、他端が送込みブロック(13)から離れる様に水平に待機しているから、上記突上げ部材(33)によるおにぎり(401)の上昇によって、おにぎり(400)の上面にシート(200)の上端側が被さり、シートの下流側は、図3に示す如く、おにぎりから垂下する。
図3に示す如く、上記突上げ部材(33)は、シート供給装置(4)のベルト(42)(42)の間を通過して上昇する。これによって、ベルト(42)(42)上にて待機しているシート(200)の下面におにぎり(400)が当たって該シートを持ち上げる。
図2に示す如く、シート(200)は一端側がおにぎり供給ステーションS1 に、他端が送込みブロック(13)から離れる様に水平に待機しているから、上記突上げ部材(33)によるおにぎり(401)の上昇によって、おにぎり(400)の上面にシート(200)の上端側が被さり、シートの下流側は、図3に示す如く、おにぎりから垂下する。
おにぎり(400)が上昇端したとき、おにぎり(400)の下面が案内板(61)の上面高さに揃い、ガイド部材(59)がシート(200)のおにぎり(400)の上面に被さった部分の持ち上がりを防止する。
上記状態で、突出しブロック(5)が下流側に前進する。
突出しブロック(5)の前進によって、該突出しブロック(5)の収容部(51)におにぎり(401)が嵌まり、その状態でおにぎり(400)は案内板(61)を滑って下流側へ搬送される。包装シート(200)のおにぎり(400)から垂れ下がっていた部分は、案内板(61)の端縁(61a)に当たって、おにぎり(400)と案内板(61)との間に引き込まれる。これによって、おにぎり(401)の下面にもシート(200)が被さる(図5a→図5b)。
即ち、両端を上流側に向けて略U字状に折り曲ったシート(200)の間におにぎり(401)が挟まった状態となる。
上記状態で、突出しブロック(5)が下流側に前進する。
突出しブロック(5)の前進によって、該突出しブロック(5)の収容部(51)におにぎり(401)が嵌まり、その状態でおにぎり(400)は案内板(61)を滑って下流側へ搬送される。包装シート(200)のおにぎり(400)から垂れ下がっていた部分は、案内板(61)の端縁(61a)に当たって、おにぎり(400)と案内板(61)との間に引き込まれる。これによって、おにぎり(401)の下面にもシート(200)が被さる(図5a→図5b)。
即ち、両端を上流側に向けて略U字状に折り曲ったシート(200)の間におにぎり(401)が挟まった状態となる。
シート耳部を折り重ねる動作(図5b乃至fの工程)
更に、おにぎり(400)が下流側へ前進すると、シート(200)の屈曲部の両端はピン状の邪魔部材(60)に当たって、内側、即ち、突出しブロック(5)の側面側に折り込まれる(図5b、図8d)。
更におにぎり(400)が前進すると、図5cに示す如く、シート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が、第1定規板(63)の上下の隙間x1、x1 に入り込む。
次に、前進途上のシート(200)の上側耳部(200a)が、第2定規板(64)の傾斜縁(64a)に当たって下向きに折り畳まれる。折り畳まれた耳部(200a)は、第1定規板(63)と第2定規板(64)との間の隙間x4を通過する。
次に、シート(200)の下側耳部(200b)は、第2定規板(64)と案内板(61)との間の隙間x2を通過して第3定規板(65)の傾斜縁(65a)に当たって、第2定規板(64)に被さる様に上向きに折り畳まれる。
折り畳まれた耳部(200b)は、第2定規板(64)と第3定規板(65)との間の隙間x5を通過する。
おにぎり(400)が第2定規板(64)を通過すると、耳部(200a)(200b)どうしが、突出しブロック(5)の側面上にて重なり、シート(200)は該フィルム耳部(200a)(200b)の重なり部を襠部(302)とする袋状を呈する。
おにぎり(400)が突出しブロック(5)の収容部(51)に収容され、該おにぎり(400)と突出しブロック(5)にシート(200)が袋状に被さったまま、溶着ステーションS3にて待機しているおにぎり保持枠(71)に受け渡される。
更に、おにぎり(400)が下流側へ前進すると、シート(200)の屈曲部の両端はピン状の邪魔部材(60)に当たって、内側、即ち、突出しブロック(5)の側面側に折り込まれる(図5b、図8d)。
更におにぎり(400)が前進すると、図5cに示す如く、シート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が、第1定規板(63)の上下の隙間x1、x1 に入り込む。
次に、前進途上のシート(200)の上側耳部(200a)が、第2定規板(64)の傾斜縁(64a)に当たって下向きに折り畳まれる。折り畳まれた耳部(200a)は、第1定規板(63)と第2定規板(64)との間の隙間x4を通過する。
次に、シート(200)の下側耳部(200b)は、第2定規板(64)と案内板(61)との間の隙間x2を通過して第3定規板(65)の傾斜縁(65a)に当たって、第2定規板(64)に被さる様に上向きに折り畳まれる。
折り畳まれた耳部(200b)は、第2定規板(64)と第3定規板(65)との間の隙間x5を通過する。
おにぎり(400)が第2定規板(64)を通過すると、耳部(200a)(200b)どうしが、突出しブロック(5)の側面上にて重なり、シート(200)は該フィルム耳部(200a)(200b)の重なり部を襠部(302)とする袋状を呈する。
おにぎり(400)が突出しブロック(5)の収容部(51)に収容され、該おにぎり(400)と突出しブロック(5)にシート(200)が袋状に被さったまま、溶着ステーションS3にて待機しているおにぎり保持枠(71)に受け渡される。
袋の両耳部の溶着動作(図8fの工程)
図6に示す、溶着装置(8)が下降して、左右のヒータブロック(87)(87)が、おにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)の外側に位置する。
ピニオンギア(85)が回転して両ヒータブロック(87)(87)が互いに接近し、ヒータブロック(87)上のT字状のヒータ面(88)が、おにぎり保持枠(71)の側板(72)の溝孔(73)に侵入して、前記シート耳部(200a)(200b)の重なり部を加熱して溶着(304)する。
該シート耳部が重なっている突出しブロック(5)の側面にはヒータ面(88)に対応してT字状凹み部(52)が形成されており、ヒータ面(88)が該凹み部(52)に食い込む様に押圧して、シート耳部をT字状のヒータ面(88)に対応してT字状に強力に溶着(304)できる。
シート(200)は両耳部が溶着されたことにより、外端が開口した袋(300)に形成される。
図6に示す、溶着装置(8)が下降して、左右のヒータブロック(87)(87)が、おにぎり保持枠(71)の両側板(72)(72)の外側に位置する。
ピニオンギア(85)が回転して両ヒータブロック(87)(87)が互いに接近し、ヒータブロック(87)上のT字状のヒータ面(88)が、おにぎり保持枠(71)の側板(72)の溝孔(73)に侵入して、前記シート耳部(200a)(200b)の重なり部を加熱して溶着(304)する。
該シート耳部が重なっている突出しブロック(5)の側面にはヒータ面(88)に対応してT字状凹み部(52)が形成されており、ヒータ面(88)が該凹み部(52)に食い込む様に押圧して、シート耳部をT字状のヒータ面(88)に対応してT字状に強力に溶着(304)できる。
シート(200)は両耳部が溶着されたことにより、外端が開口した袋(300)に形成される。
溶着装置(8)のピニオンギア(85)が前記とは逆方向に回転し、ヒータブロック(87)(87)がおにぎり保持枠(71)から離間し、溶着装置(8)は、昇降台(81)の上昇によっておにぎり保持枠(71)より高い位置まで持ち上がる。
突出しブロック(5)は、袋(300)の開口(301)から抜け出して、上流側の待機位置に復帰する。
突出しブロック(5)は、袋(300)の開口(301)から抜け出して、上流側の待機位置に復帰する。
おにぎり排出動作(図7)
上記の如く、おにぎり保持枠(71)を残して溶着装置(8)が上昇し、突出しブロック(5)が袋から抜け出した状態で、おにぎり保持枠(71)が軌条(21)に沿ってスライドする。おにぎり保持枠(71)のスライド端でおにぎり保持枠(71)から袋入りおにぎりを取り出す。
おにぎり保持枠(71)は自動的に元位置に復帰する。
上記の如く、おにぎり保持枠(71)を残して溶着装置(8)が上昇し、突出しブロック(5)が袋から抜け出した状態で、おにぎり保持枠(71)が軌条(21)に沿ってスライドする。おにぎり保持枠(71)のスライド端でおにぎり保持枠(71)から袋入りおにぎりを取り出す。
おにぎり保持枠(71)は自動的に元位置に復帰する。
上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、本考案において、包装袋(300)に収容するおにぎり(400)は、前記三角おにぎりに限らず、棒状飯等、他の形状の飯塊や、扁平円形、扁平四角形等、種々の形状のおにぎりの包装に実施でき、おにぎりの形状に合わせて、突出しブロック(5)や送込みブロック(13)の収容部(14)(51)の形状や、シート(2)の大きさを、適宜決めれば可い。
1 おにぎり送込み手段
2 おにぎり排出手段
4 シート供給装置
5 突出しブロック
51 収容部
6 シート耳部折重ね装置
61 案内板
63 第1定規板
64 第2定規板
65 第3定規板
8 溶着装置
2 おにぎり排出手段
4 シート供給装置
5 突出しブロック
51 収容部
6 シート耳部折重ね装置
61 案内板
63 第1定規板
64 第2定規板
65 第3定規板
8 溶着装置
Claims (2)
- 矩形のシート(200)を、その一端側がおにぎり(400)の突上げ移行路に侵入する様に供給するシート供給装置(4)と、
送込み台(11)に供給したおにぎり(400)をシート供給位置の下方に送り込む送込み手段(1)と、
シート供給位置にて水平状態で待機するシート(200)に対し、該シートの下方からおにぎり(400)を突き上げ、おにぎり(400)の上面にシート(200)の一端側を被せ、他端側を垂下させるおにぎり突上げ部材(33)と、
下流側が解放された収容部(51)を有し、該収容部(51)におにぎり(400)を収容して該おにぎり(400)を案内板(61)を滑らせて下流側に移動させ、シート(200)の垂下部を案内板(61)とおにぎり(400)の間に引き込んでおにぎり(400)の下面にも該シートを被せる突出しブロック(5)と、
おにぎり(400)からはみ出したシート(200)の長手方向に沿う両端耳部を、おにぎりの突出し途上で、突出しブロック(5)の側面上に折り重ねるシート耳部折重ね装置(6)と、
おにぎり(400)の突出し端に配備され、突出しブロック(5)がおにぎり(400)を保持している状態で、シート(200)の耳部の重なり部を溶着する溶着装置(8)と、
耳部を溶着されたおにぎりを排出方向に搬送する排出手段(2)とによって構成され、
溶着装置(8)はおにぎり保持枠(71)におにぎり(400)を収容し且つ突出しブロック(5)を侵入させた状態でシート(200)の耳部を溶着でき、おにぎり保持枠(71)は、耳部溶着後のおにぎりを収容したまま排出方向に移動可能である、おにぎり包装装置。 - シート耳部折重ね装置(6)は、突出しブロック(5)によって下流側に突き出されるおにぎり(400)を案内する案内板(61)と、該案内板(61)の上方に配備されおにぎり(400)の上面に被さったシート(200)の長手方向に沿う両端耳部の浮き上がりを防止する補助案内板(62)と、該補助案内板(62)と案内板(61)との間にておにぎり(400)の移行路の両側に、夫々おにぎりの移行方向に並べて配備した第1、第2、第3の3枚の定規板(63)(64)(65)、(63)(64)(65)とによって構成され、
上流側の第1定規板(63)の上縁と前記補助案内板(62)との間、及び第1定規板(63)の下縁と案内板(61)との間には、夫々おにぎり(400)に被さったシート(200)の上下の耳部(200a)(200b)が通過できる隙間x1、x1が形成され、
第2定規板(64)の下端縁と案内板(61)との間に、シート(200)の下側耳部(200b)が通過できる隙間x2が形成され、且つ第2定規板(64)の上流側部分は前記第1定規板(63)の外側に重なり、該重なり部にはシート(200)の上側の耳部(200a)が突出しブロック(5)の側面に折り曲がった状態で通過できる隙間x4が形成され、
第3定規板(65)の上流側部分は前記第2定規板(64)の外側に重なり、該重なり部にはシート(200)の下側の耳部(200a)が突出しブロック(5)の側面に折り曲がった状態で通過できる隙間x5が形成され、
第2定規板(64)の上流端は、上流側が徐々に補助案内板(62)へ接近する様に傾斜した傾斜縁(64a)が形成され、第3定規板(65)の上流端は、上流側が徐々に案内板(61)に接近する様に傾斜した傾斜縁(65a)が形成されている、請求項1に記載のおにぎりの包装装置。
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JP2009029482A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Makoto Suzuki | 襠付き袋の製袋装置及び物品包装方法 |
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