JP3885698B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータ以後のガス使用時に、ガス使用上の安全を図るガス遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7(a)、(b)を参照しながら従来のガス遮断装置について説明する。
【0003】
図7(a)はガス遮断装置の構成図、図7(b)はその正面図である。
【0004】
図7(a)、(b)において、6は制御基板、7は制御基板固定器、8は制御基板6を固定する爪、9は爪8を挿入する切欠き、10は制御基板固定器7をガスメータ1に固定するネジである。
【0005】
制御基板6の切欠き9に、制御基板固定器7に設けた爪8を挿入することで、制御基板6は制御基板固定器7に固定した後、ネジ10でガスメータ1に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガス遮断装置は、ガスメータ1に制御基板6を固定した後、輸送時の衝撃・落下により制御基板6が制御基板固定器7から外れることがあった。制御基板6が制御基板固定器7から外れた状態で家屋にガスメータ1が設置されると、図8のように制御基板6に設けられた流量検出部であるリードスイッチ3が所定の位置から離れ、ガスメータ1に設けられたガス流量に応じて移動する磁石2とリードスイッチ3との距離Aが大きくなるため、ガス流量を正確に計測できない。したがってガス流量の検出が正確にできないためガス使用上の安全性を確保できないという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決すべく創案されたもので、制御基板が制御基板固定器より外れた状態でのガスの使用を抑止する機能を備えたガス遮断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、ガス流量に応じて移動する磁石を有するガスメータと、前記磁石に所定の間隙を有して対向する位置に配し前記磁石の移動を検出する流量検出手段と、前記ガスメータのガス流路内に設けられた遮断弁と、前記遮断弁の駆動及び流量計測を行う制御基板と、複数の固定用爪を有し前記制御基板に設けた切欠きとの挿入状態で制御基板を固定する制御基板固定器とを備え、前記制御基板には、電気的に開放状態の第1の導電体を有する制御基板外れ検知回路を設け、前記制御基板固定器には、前記第1の導電体で形成する電気的開放状態を短絡状態とする第2の導電体を設け、前記制御基板が前記制御基板固定器に正常に取り付けられている場合に前記第1の導電体を短絡状態とし、前記制御基板が前記制御基板固定器から外れた場合に前記第1の導電体を開放状態とするものである。
【0009】
本発明によれば、ガスメータに制御基板を固定した後の輸送時の衝撃・落下により制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知し、正確なガス流量計測ができない時のガス使用を抑止することで、ガス使用上の安全性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、ガス流量に応じて移動する磁石を有するガスメータと、前記磁石に所定の間隙を有して対向する位置に配し前記磁石の移動を検出する流量検出手段と、前記ガスメータのガス流路内に設けられた遮断弁と、前記遮断弁の駆動及び流量計測を行う制御基板と、複数の固定用爪を有し前記制御基板に設けた切欠きとの挿入状態で制御基板を固定する制御基板固定器とを備え、前記制御基板には、電気的に開放状態の第1の導電体を有する制御基板外れ検知回路を設け、前記制御基板固定器には、前記第1の導電体で形成する電気的開放状態を短絡状態とする第2の導電体を設け、前記制御基板が前記制御基板固定器に正常に取り付けられている場合に前記第1の導電体を短絡状態とし、前記制御基板が前記制御基板固定器から外れた場合に前記第1の導電体を開放状態とするガス遮断装置である。
【0011】
請求項1の作用として、ガスメータに制御基板を固定した後の輸送時の衝撃・落下により制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知し、正確なガス流量計測ができない時のガス使用を抑止することで、ガス使用上の安全性を確保することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、制御基板には第1の導電体に代えてスイッチを設け、制御基板固定器には第2の導電体に代えて前記スイッチを押す突起を設け、制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知するものである。
【0013】
請求項3に記載の発明は、制御基板が制御基板固定器より外れたことを検知するとマイコンへ検出信号を送る請求項1、2に記載のガス遮断装置である。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項3の検出信号をマイコンが受け取ると、ガスメータ流路内に設けられた遮断弁を駆動させる請求項1〜3に記載のガス遮断装置である。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項3の検出信号をマイコンが受け取ると、制御基板に設けられたLED表示部が点灯をする請求項1〜3に記載のガス遮断装置である。
【0016】
請求項5の作用として、LED表示部を点灯することで、制御基板が制御基板固定器から外れたことを容易に発見することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、制御基板に設けたテストスイッチを介してマイコンに解除信号Dを送ると、制御基板が制御基板固定器より外れたことを検知する機能を停止させる請求項3に記載のガス遮断装置である。
【0018】
請求項6の作用として、検知機能回路を停止させることで、制御基板の消費電流を減らすことができる。
【0019】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1(a)は本発明の実施例1におけるガス遮断装置の構成図、図1(b)は同ガス遮断装置とガスメータの構成図、そして図1(c)は同ガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成図である。
【0021】
図1(a)、(b)、(c)において、1はガスメータ、2はガスメータ1内のガス流量に応じて移動する磁石、3は磁石2の移動を検出するリードスイッチ、4は遮断弁でありガス流路5内に設けられる。
【0022】
図1(b)において、6は制御基板、7は制御基板固定器、8は制御基板6を固定する爪、9は爪8を挿入する切欠き、10は制御基板固定器7をガスメータ1に固定するネジである。11は制御基板6に設けた電気的に通電していない2つ以上の導電体A、12は制御基板6に設けた導電体A11間を短絡させるための導電体Bである。
【0023】
図1(c)において、13はトランジスタ、14は抵抗A、15は抵抗Bである。また、抵抗A14は抵抗値の高いものを使用する。そして制御基板6の切欠き9に、制御基板固定器7に設けた爪8を挿入することで、制御基板6は制御基板固定器7に固定した後、ネジ10でガスメータ1に固定される。制御基板6が制御基板固定器7に固定されているときは、導電体A11間は導電体B12と接触することで通電状態となっている。
【0024】
ガスメータ1に制御基板6を固定した後の輸送時の衝撃・落下により、制御基板6が制御基板固定器7から外れた際に、導電体A11と導電体B12との接触がなくなる。以上により導電体A11間が通電を失うことで図1(c)の出力AはHighからLowになり、制御基板6が制御基板固定器7から外れたことを検知し、正確なガス流量計測ができない時のガス使用を抑止することで、ガス使用上の安全性を確保することができる。
【0025】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2におけるガス遮断装置の構成図である。実施例1と異なる点は導電部A11をスイッチ16に、導電部B12を突起17としたところである。なお、後術の説明文においても各実施例の同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0026】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成図である。実施例1、2と異なる点は出力Aをマイコン18へ検知信号Aとして送るところである。
【0027】
(実施例4)
図4は本発明の実施例4におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成図である。実施例3と異なる点はマイコン18が検知信号Aを受け取ると、マイコン18は遮断弁4に遮断信号Bを送るところである。
【0028】
(実施例5)
図5は本発明の実施例4におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成図である。実施例3と異なる点はマイコン18が検知信号Aを受け取ると、マイコン18は制御基板6に設けられたLED表示部19に点灯信号Cを送り、LED表示部19を点灯させるところである。作用として、LED表示部19を点灯することで、制御基板6が制御基板固定器7から外れたことをガスメータ1の外観より容易に発見することができる。
【0029】
(実施例6)
図6は本発明の実施例6におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成図である。実施例1、2と異なる点は制御基板6に設けたテストスイッチ20を介してマイコン18に解除信号Dを送ると、マイコン18より停止信号Eを発し、検知回路への電源供給を停止させる。実施例6の作用として、検知機能回路を停止させることで、制御基板の消費電流を減らすことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜6によれば、ガスメータに制御基板を固定した後の輸送時の衝撃・落下により制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知し、正確なガス流量計測ができない時のガス使用を抑止することで、ガス使用上の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1におけるガス遮断装置の構成図
(b)同装置における制御基板と制御基板固定器との関係を示す斜視図
(c)同装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成を示す回路図
【図2】本発明の実施例2におけるガス遮断装置の構成を示す斜視図
【図3】本発明の実施例3におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成を示す回路図
【図4】本発明の実施例4におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成を示す回路図
【図5】本発明の実施例4におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成を示す回路図
【図6】本発明の実施例6におけるガス遮断装置の制御基板が制御基板固定器から外れたことを検知する検知機能の構成を示す回路図
【図7】(a)従来のガス遮断装置の実施例における構成を示す斜視図
(b)同装置の正面図
【図8】同装置において、制御基板が制御基板固定器より外れた時の状態を示す正面図
【符号の説明】
1 ガスメータ
2 磁石
4 遮断弁
5 ガス流路
6 制御基板
7 制御基板固定器
10 ネジ
11 導電体A(第1の導電体)
12 導電体B(第2の導電体)
16 スイッチ
18 マイコン
19 LED表示部
20 テストスイッチ
Claims (6)
- ガス流量に応じて移動する磁石を有するガスメータと、前記磁石に所定の間隙を有して対向する位置に配し前記磁石の移動を検出する流量検出手段と、前記ガスメータのガス流路内に設けられた遮断弁と、前記遮断弁の駆動及び流量計測を行う制御基板と、複数の固定用爪を有し前記制御基板に設けた切欠きとの挿入状態で制御基板を固定する制御基板固定器とを備え、
前記制御基板には、電気的に開放状態の第1の導電体を有する制御基板外れ検知回路を設け、
前記制御基板固定器には、前記第1の導電体で形成する電気的開放状態を短絡状態とする第2の導電体を設け、
前記制御基板が前記制御基板固定器に正常に取り付けられている場合に前記第1の導電体を短絡状態とし、
前記制御基板が前記制御基板固定器から外れた場合に前記第1の導電体を開放状態とするガス遮断装置。 - 制御基板には第1の導電体に代えてスイッチを設け、制御基板固定器には第2の導電体に代えて前記スイッチを押す突起を設けた請求項1記載のガス遮断装置。
- マイコンを有し、制御基板が制御基板固定器より外れた場合に前記マイコンへ検出信号を送信する請求項1または2記載のガス遮断装置。
- 検出信号をマイコンが受信すると、遮断弁を駆動する請求項1〜3のいずれか1項記載のガス遮断装置。
- 制御基板に表示部を設け、検出信号をマイコンが受信すると、前記表示部が点灯する請求項1〜4のいずれか1項記載のガス遮断装置。
- テストスイッチを設け、前記テストスイッチを介してマイコンに解除信号を送信すると、制御基板が制御基板固定器より外れたことを検知する検知機能を停止する請求項1〜5のいずれか1項記載のガス遮断装置。
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