JP3885489B2 - 光電センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は対象物の有無を高分解能で判定する光電センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光電センサにおいて、投光部の発光ダイオード(LED)に流す電流を変化させ、対象物までの距離に応じて発光ダイオード(LED)から放射する光量を調整し、センサの感度を調整するように構成されたものが知られている。
【0003】
また、従来の光電センサにおいて、受光部の増幅器の利得(ゲイン)を調整し、対象物が近距離にある場合に、センサの感度を調整するように構成されたものも知られている。
【0004】
さらに、従来の光電センサには、比較器(コンパレータ)の閾値(基準値)を調整して感度を調整することにより、センサの分解能を向上させるように構成されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光電センサは、対象物の有無を判定する比較器(コンパレータ)の閾値(基準値)が一定なので、投光部の発光ダイオード(LED)に流す電流を変えて発光ダイオード(LED)から放射する光量を調整しても、受光する光信号のレベルは変化するが、光信号とノイズの比(S/N比)は同じであるため、センサの分解能を向上させることができない課題がある。
【0006】
また、発光ダイオード(LED)から放射する光量を調整する方法は、光量を必要以上に多くすると受光部の増幅器で信号が飽和する虞や、光量を必要以上に少なくすると対象物を判定できなくなる虞がある。
【0007】
受光部の増幅器の利得(ゲイン)を調整する従来の光電センサは、対象物の有無を判定する比較器(コンパレータ)にヒステリシス特性を設定している場合には、利得(ゲイン)を低く設定すると信号のノイズ成分が小さくなるが、信号成分も小さくなり、一方ヒステリシス特性のヒステリシス幅(オン−オフレベル)は一定なので、分解能の低下を招く課題がある。
【0008】
また、比較器(コンパレータ)の閾値(基準値)を調整する従来の光電センサは、閾値(基準値)を大きなレベルに設定すると、受光部の増幅器の利得(ゲイン)を高く設定し、増幅器から出力される信号を大きなレベルにしなければ対象物有りの判定ができず、増幅器の出力信号が飽和する虞がある。
【0009】
また、分解能を向上させるために閾値(基準値)を小さなレベルに設定すると、無信号時のノイズ(例えば、蛍光灯の光)が閾値(基準値)を超え、復帰(無信号時に検出出力なしの状態)不良を発生する虞もある。
【0010】
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は受光手段の利得(ゲイン)調整または投光手段の光量調節に対応して比較演算手段(コンパレータ機能)の基準値およびヒステリシス幅を自動的に調整でき、高分解能を実現する光電センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係る光電センサは、受光手段に、電気信号を増幅する増幅器の利得を調整する利得調整手段を備え、利得調整手段の調整位置に対応した位置信号を出力するとともに、判定手段には、基準値ならびにヒステリシス幅が調整可能な比較演算手段を備え、利得調整手段から供給される位置信号に基づいて基準値とヒステリシス幅の双方を調整することを特徴とする。
【0013】
この発明に係る光電センサは、受光手段の利得を調整することにより、位置信号に基づいて比較演算手段の基準値とヒステリシス幅の双方を調整することができるので、対象物が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物を高精度に判別することができる。
【0014】
また、この発明に係る光電センサは、投光手段に、放射する光量を調節する光量調節手段を備え、光量調節手段の調節位置に対応した調節信号を出力するとともに、判定手段は、基準値ならびにヒステリシス幅が調整可能な比較演算手段を備え、利得調整手段から供給される位置信号に基づいて基準値とヒステリシス幅の双方を調整することを特徴とする。
【0015】
この発明に係る光電センサは、投光手段の光量を調節することにより、調節信号に基づいて比較演算手段の基準値とヒステリシス幅の双方を調整することができるので、対象物が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物を高精度に判別することができる。
【0016】
さらに、この発明に係る判定手段は、位置信号または調節信号、および電気信号をディジタル値に変換するA/D変換手段と、位置信号または調節信号のディジタル値に対応した基準値とヒステリシス幅を記憶する記憶手段と、を備え、位置信号または調節信号、および電気信号が供給されると、記憶手段に記憶した基準値とヒステリシス幅を読み出し、電気信号と基準値を比較演算手段で比較演算して対象物の有無を判定することを特徴とする。
【0017】
この発明に係る判定手段は、位置信号または調節信号のディジタル値に対応した基準値とヒステリシス幅を記憶しておき、位置信号または調節信号が供給されると記憶してある基準値とヒステリシス幅を読み出し、電気信号と基準値を比較演算して対象物の有無を判定するので、利得または光量に対応して最適な分解能で対象物の判定を実現することができる。
【0018】
また、この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値を所定の範囲に設定することを特徴とする。
【0019】
この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値を所定の範囲に設定するので、復帰不良または飽和を防止することができる。
【0020】
さらに、この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をリニアに設定することを特徴とする。
【0021】
この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をリニアに設定するので、感度に対応して最適な分解能を実現することができる。
【0022】
また、この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をノンリニアに設定することを特徴とする。
【0023】
この発明に係る記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をノンリニアに設定するので、感度に対応して最適な分解能を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る光電センサの一実施の形態要部ブロック構成図である。図1において、光電センサ1は、受光手段2、投光手段3、判定手段4を備え、投光手段3から対象物20に光信号LSを投光し、対象物20で反射された反射光LRを受光手段2で受光して光−電気変換を施した電気信号に基づいて判定手段4で対象物20の有無を判定する。
【0029】
受光手段2は、受光素子5、増幅器6、利得調整手段7を備える。受光素子5は、フォトダイオード(PD)で構成し、対象物20で反射された反射光LRを受光し、反射光LRに光−電気変換を施し、電気変換したアナログ量の電気信号VS1を増幅器6に供給する。
【0030】
増幅器6は、利得を変更可能な演算増幅器等で構成し、受光素子5から供給される電気信号VS1を増幅し、増幅した電気信号VS2を判定手段4のA/D変換手段10Bに提供する。
【0031】
利得調整手段7は、増幅器6の利得が変更できる可変抵抗器(ボリューム)等で構成し、外部から可変抵抗器(ボリューム)を操作して増幅器6の利得(ゲイン)を調整する。また、利得調整手段7は、可変抵抗器(ボリューム)の位置(回転角度=抵抗値)に対応した位置信号VP(直流電圧)を判定手段4のA/D変換手段10Aに提供する。なお、利得調整手段7の可変抵抗器(ボリューム)は、増幅器6の利得(ゲイン)が増加するように調整すると、位置信号VP(直流電圧)も増加するように構成する。
【0032】
投光手段3は、発光素子8、駆動手段9を備える。発光素子8は、発光ダイオード(LED)で構成し、駆動手段9から供給される駆動信号PDに対応した光量のパルス波形の光信号LSを対象物20に投光する。
【0033】
駆動手段9は、定電流源等のLED駆動回路で構成し、判定手段4の発光制御手段13から提供される一定周期Tのパルス波形の発光制御信号CDに基づいてパルス幅TP、休止期間TK(T=TP+TK)の駆動信号PDを発光素子8に供給する。従って、発光素子8は、駆動信号PDのパルス幅TPの期間だけ周期的に発光する。
【0034】
判定手段4は、マイクロプロセッサを基本に構成し、A/D変換手段10A,10B、記憶手段11、比較演算手段12、発光制御手段13を備える。A/D変換手段10Aは、A/Dコンバータで構成し、利得調整手段7から供給されるアナログ量の位置信号VPに所定のサンプリング時間でA/D変換を施し、ディジタル値の位置信号VDPを記憶手段11に供給する。
【0035】
A/D変換手段10Bは、A/Dコンバータで構成し、増幅器6から供給されるアナログ量の電気信号VS2に所定のサンプリング時間でA/D変換を施し、ディジタル値の電気信号VDSを比較演算手段12に供給する。
【0036】
記憶手段11は、ROM、EEPROM等のメモリで構成し、予め実験や計算で求めた図2または図3に示すディジタル値の位置信号VDPに対応する基準値VK1,ヒステリシス幅ΔV1を設定しておき、A/D変換手段10AからA/D変換された位置信号VDPが供給されると、位置信号VDPに対応した基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1を読み出して比較演算手段12に設定する。
【0037】
図2は位置信号VDPに対応した基準値VK1,ヒステリシス幅ΔV1のリニア特性図である。図2において、位置信号VDPがVPSまでは基準値VK1を大きな一定値に、ヒステリシス幅ΔV1を狭い一定値に設定する。また、位置信号VDPがVPSからVPTまでは基準値VK1をリニア(直線的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV1をリニア(直線的)に増加させてヒステリシス幅ΔV1が位置信号VDPの増加に対して広がるように設定する。さらに、位置信号VDPがVPTを超えると、基準値VK1を小さな一定値に、ヒステリシス幅ΔV1を広い一定値に設定する。基準値VK1を小さな一定値に制限し、無信号時にノイズレベルが基準値VK1−ΔV1/2を超えないよう設定してセンサの復帰不良を防止する。
【0038】
位置信号VDPの増加は、増幅器6の利得(ゲイン)の増加に対応するので、つまり光電センサ1の感度を増加することになる。図2から明らかなように、光電センサ1が低感度の場合には、基準値VK1を大きく、ヒステリシス幅ΔV1を狭く設定するため、分解能を高く設定することができる。また、位置信号VDPがVPT以下(VDP≦VPT)では感度も次第に低くなるので、基準値VK1をリニア(直線的)に増加させてヒステリシス幅ΔV1をリニア(直線的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV1を次第に狭く設定するため、分解能も位置信号VDPの減少に伴って次第に高くなる。
【0039】
図3は位置信号VDPに対応した基準値VK1,ヒステリシス幅ΔV1のノンリニア特性図である。図3において、位置信号VDPがVPSからVPTの範囲で、基準値VK1をノンリニア(指数関数的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV1をノンリニア(指数関数的)に増加させた点のみが図2と異なる。なお、図3ではノンリニア特性を指数関数で設定したが、階段状(ステップ)関数で設定してもよい。
【0040】
なお、図2または図3では、位置信号VDPに対応して基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1を変化させるようにしたが、基準値VK1またはヒステリシス幅ΔV1の一方を固定し、他方を変化させるようにしてもよい。
【0041】
比較演算手段12は、ソフトウェア制御の加算機能、減算機能、比較機能、判定機能等を備え、A/D変換手段10Bから供給される電気信号VDS、記憶手段11から供給(設定)される基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1に基づいて演算を実行し、判定信号HOのレベルによって対象物20の有無を判定する。まず、基準値VK1とヒステリシス幅ΔV1の1/2の値ΔV1/2を加算して閾値(=VK1+ΔV1/2)を算出する。次に、基準値VK1からヒステリシス幅ΔV1の1/2の値ΔV1/2を減算して閾値(=VK1−ΔV1/2)を算出する。
【0042】
続いて、電気信号VDSと閾値(=VK1+ΔV1/2)を比較し、電気信号VDSが閾値(=VK1+ΔV1/2)を超える(VDS>VK1+ΔV1/2)場合には、Hレベル(例えば、直流電圧5V)の判定信号HOを演算出力する。なお、電気信号VDSと閾値(=VK1+ΔV1/2)が等しい場合、Lレベル(例えば、接地電圧0V)からHレベル(例えば、直流電圧5V)に急激に遷移する判定信号HOを演算出力する。
【0043】
一方、電気信号VDSが閾値(=VK1+ΔV1/2)以下の(VDS≦VK1+ΔV1/2)場合には、電気信号VDSの過去(履歴)の値に従ってHレベル(例えば、直流電圧5V)またはLレベル(例えば、接地電圧0V)の判定信号HOを演算出力する。
【0044】
電気信号VDSの過去(履歴)の値が閾値(=VK1−ΔV1/2)を経過して増加する場合には、Lレベルの判定信号HOを出力する。一方、電気信号VDSの過去(履歴)の値が閾値(=VK1+ΔV1/2)を経過して減少する場合には、閾値(=VK1−ΔV1/2)に達するまでHレベルの判定信号HOを演算出力する。
【0045】
また、電気信号VDSが閾値(=VK1−ΔV1/2)を下回って減少する(VDS<VK1−ΔV1/2)場合には、Lレベルの判定信号HOを出力する。なお、電気信号VDSと閾値(=VK1−ΔV1/2)が等しい場合には、HレベルからLレベルに急激に遷移する判定信号HOを演算出力する。
【0046】
図4はこの発明に係る比較演算手段のヒステリシス特性図である。図4において、判定信号HOは、電気信号VDSが増加していき、閾値(=VK1−ΔV1/2)を経過して閾値(=VK1+ΔV1/2)までLレベル(→方向)にあり、閾値(=VK1+ΔV1/2)をわずかでも超えるとLレベルから急激にHレベルに遷移(↑方向)する。また、判定信号HOは、電気信号VDSが閾値(=VK1+ΔV1/2)を超えてさらに増加してもHレベルを維持(→方向)する。
【0047】
一方、判定信号HOは、この状態から、電気信号VDSが減少してもHレベルを維持(←方向)し、Hレベル維持の状態は閾値(=VK1+ΔV1/2)を経過して閾値(=VK1−ΔV1/2)まで継続(←方向)する。また、判定信号HOは、閾値(=VK1−ΔV1/2)をわずかでも下回るとHレベルから急激にLレベルに遷移(↓方向)し、電気信号VDSが閾値(=VK1−ΔV1/2)を下回ってさらに減少してもLレベルを維持(←方向)する。
【0048】
このように、比較演算手段12は、閾値(=VK1−ΔV1/2)および閾値(=VK1+ΔV1/2)のヒステリシス幅ΔV1のヒステリシス特性を有するので、電気信号VDSが閾値近傍にあり、信号の変動やノイズの影響によって閾値を挟んで変化しても、判定信号HOを変動前のレベル(HレベルまたはLレベル)に維持することができる。
【0049】
また、比較演算手段12は、図2や図3に示すように、感度を低く(増幅器6のゲイン:小)すると、図4に示すヒステリシス特性が電気信号VDSの小さな方向にシフトし、ヒステリシス幅ΔV1も狭くなるので、光電センサ1の分解能を向上させることができる。
【0050】
一方、比較演算手段12は、感度を高く(増幅器6のゲイン:大)すると、図4に示すヒステリシス特性が電気信号VDSの大きな方向にシフトし、ヒステリシス幅ΔV1も広くなり、無信号時のノイズを誤検知することを防止できるので、光電センサ1の復帰不良を防止することができる。
【0051】
発光制御手段13は、パルス発生回路を備え、パルス幅TP、休止期間TKの周期T(=TP+TK)の発光制御信号CDを駆動手段9に供給する。
【0052】
このように、この発明に係る光電センサ1は、受光手段2の利得を調整することにより、位置信号VDPに基づいて比較演算手段12の基準値VK1とヒステリシス幅ΔV1のいずれか一方、または双方を調整することができるので、対象物20が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物20を高精度に判別することができる。
【0053】
また、この発明に係る判定手段4は、位置信号VPのディジタル値VDPに対応した基準値VK1とヒステリシス幅ΔV1を記憶しておき、位置信号VDPが供給されると記憶してある基準値VK1とヒステリシス幅ΔV1を読み出し、電気信号VDSと基準値VK1を比較演算して対象物20の有無を判定するので、利得に対応して最適な分解能で対象物20の判定を実現することができる。
【0054】
さらに、この発明に係る記憶手段11は、位置信号VDPの変化に対して基準値VK1を所定の範囲に設定するので、復帰不良または飽和を防止することができる。
【0055】
また、この発明に係る記憶手段11は、位置信号VDPの変化に対して基準値VK1をリニアまたはノンリニアに設定するので、感度に対応して最適な分解能を実現することができる。
【0056】
次に、光電センサ1の感度調整方法を動作フロー図に基づいて説明する。図5はこの発明に係る光電センサの調整方法の一実施の形態動作フロー図である。なお、本実施の形態は、増幅器の利得(ゲイン)調整に対応してヒステリシス特性の基準値およびヒステリシス幅を決定し、最適な分解能を設定する光電センサの調整方法を実現するものであり、図1を参照して説明する。
【0057】
まず、ステップS1で、受光手段2の増幅器6のゲインを調整する。ステップS2では、ゲイン調整に伴い出力される位置信号VPのA/D変換されたディジタル値VDPを記憶手段11で読み取る。
【0058】
ステップS3では、予め記憶手段11に設定したディジタル値VDPと基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1の対応データからディジタル値VDPに対応した基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1を読み出す。ステップS4では、読み出した基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1を比較演算手段12に設定する。
【0059】
ステップS5では、電気信号VS2のA/D変換されたディジタル値VDSと基準値VK1およびヒステリシス幅ΔV1を比較演算手段12で比較演算してステップS6に移行する。ステップS6では、ディジタル値VDSと閾値(=VK1+ΔV1/2)の比較を行い、ディジタル値VDSが閾値(=VK1+ΔV1/2)を超える(VDS>VK1+ΔV1/2)場合にはステップS7に移行し、一方、ディジタル値VDSが閾値(=VK1+ΔV1/2)以下(VDS≦VK1+ΔV1/2)の場合にはステップS9に移行する。
【0060】
ステップS7では、判定信号HOをHレベルに設定し、ステップS8で、対象物有りと判定する。一方、ステップS9では、判定信号HOをLレベルに設定し、ステップS10で、対象物無しと判定する。なお、ステップS5〜ステップS10までは比較演算手段12で実行する。
【0061】
このように、この発明に係る光電センサ1の感度調整方法は、ステップS1からステップS6を備えたので、対象物20が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物20を高精度に判別することができる。
【0062】
図6はこの発明に係る光電センサの別実施の形態要部ブロック構成図である。図6において、光電センサ15は、受光手段16、投光手段17、判定手段18を備える。なお、図6の構成は、図1の受光手段3から利得調整手段7を削除して受光手段16とし、投光手段3に光量調節手段22を設けて投光手段17とした点が基本的に異なる。
【0063】
受光手段16は、受光素子5、増幅器6を備え、対象物20で反射された反射光LRを受光し、反射光LRに光−電気変換を施し、電気変換したアナログ量の電気信号VS1を増幅した電気信号VS2を判定手段18のA/D変換手段19Bに提供する。
【0064】
投光手段17は、発光素子8、駆動手段9、光量調節手段22を備え、判定手段18の発光制御手段13から提供される一定周期Tのパルス波形の発光制御信号CDに基づいてパルス幅TP、休止期間TK(T=TP+TK)の駆動信号PDを発光素子8に供給し、発光素子8を駆動信号PDのパルス幅TPの期間で周期的に発光させて光信号LSを対象物20に投光する。また、駆動手段9を光量調節手段22で調節し、駆動信号PDの振幅を変更することによって光信号LSの光量を調節する。
【0065】
光量調節手段22は、駆動手段9の駆動信号PDの振幅が変更できる可変抵抗器(ボリューム)等で構成し、外部から可変抵抗器(ボリューム)を操作して駆動手段9の駆動信号PDの振幅を調節する。また、光量調節手段22は、可変抵抗器(ボリューム)の位置(回転角度=抵抗値)に対応した調節信号VT(直流電圧)を判定手段18のA/D変換手段19Aに提供する。なお、光量調節手段22の可変抵抗器(ボリューム)は、駆動信号PDの振幅が増加(光量が増加)するように調節すると、調節信号VT(直流電圧)も増加するように構成する。
【0066】
判定手段18は、マイクロプロセッサを基本に構成し、A/D変換手段19A,19B、記憶手段23、比較演算手段21、発光制御手段13を備える。A/D変換手段19Aは、A/Dコンバータで構成し、光量調節手段22から供給されるアナログ量の調節信号VTに所定のサンプリング時間でA/D変換を施し、ディジタル値の調節信号VDTを記憶手段23に供給する。
【0067】
A/D変換手段19Bは、A/Dコンバータで構成し、増幅器6から供給されるアナログ量の電気信号VS2に所定のサンプリング時間でA/D変換を施し、ディジタル値の電気信号VDSを比較演算手段21に供給する。
【0068】
記憶手段23は、ROM、EEPROM等のメモリで構成し、予め実験や計算で求めた図7または図8に示すディジタル値の調節信号VDTに対応する基準値VK2,ヒステリシス幅ΔV2を設定しておき、A/D変換手19AからA/D変換された調節信号VDTが供給されると、調節信号VDTに対応した基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2を読み出して比較演算手段21に設定する。
【0069】
図7は調節信号VDTに対応した基準値VK2,ヒステリシス幅ΔV2のリニア特性図である。図7において、調節信号VDTがVTSまでは基準値VK2を大きな一定値に、ヒステリシス幅ΔV2を狭い一定値に設定する。また、調節信号VDTがVTSからVTTまでは基準値VK2をリニア(直線的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV2をリニア(直線的)に増加させてヒステリシス幅ΔV2が調節信号VDTの増加に対して広がるように設定する。さらに、調節信号VDTがVTTを超えると、基準値VK2を小さな一定値に、ヒステリシス幅ΔV2を広い一定値に設定する。基準値VK2を小さな一定値に制限し、無信号時にノイズレベルが基準値VK2−ΔV2/2を超えないよう設定してセンサの復帰不良を防止する。
【0070】
調節信号VDTの増加は、発光素子8の光量の増加に対応するので、つまり光電センサ15の感度を増加することになる。図7から明らかなように、光電センサ15が低感度の場合には、基準値VK2を大きく、ヒステリシス幅ΔV2を狭く設定するため、分解能を高く設定することができる。また、調節信号VDTがVTT以下(VDT≦VTT)では感度も次第に低くなるので、基準値VK2をリニア(直線的)に増加させてヒステリシス幅ΔV2をリニア(直線的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV2を次第に狭く設定するため、分解能も調節信号VDTの減少に伴って次第に高くなる。
【0071】
図8は調節信号VDTに対応した基準値VK2,ヒステリシス幅ΔV2のノンリニア特性図である。図8において、調節信号VDTがVTSからVTTの範囲で、基準値VK2をノンリニア(指数関数的)に減少させ、ヒステリシス幅ΔV2をノンリニア(指数関数的)に増加させた点のみが図7と異なる。なお、図8ではノンリニア特性を指数関数で設定したが、階段状(ステップ)関数で設定してもよい。
【0072】
なお、図7または図8では、調節信号VDTに対応して基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2を変化させるようにしたが、基準値VK2またはヒステリシス幅ΔV2の一方を固定し、他方を変化させるようにしてもよい。
【0073】
比較演算手段21は、ソフトウェア制御の加算機能、減算機能、比較機能、判定機能等を備え、A/D変換手段19Bから供給される電気信号VDS、記憶手段23から供給(設定)される基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2に基づいて演算を実行し、判定信号HOのレベルによって対象物20の有無を判定する。まず、基準値VK2とヒステリシス幅ΔV2の1/2の値ΔV2/2を加算して閾値(=VK2+ΔV2/2)を算出する。次に、基準値VK2からヒステリシス幅ΔV2の1/2の値ΔV2/2を減算して閾値(=VK2−ΔV2/2)を算出する。
【0074】
続いて、電気信号VDSと閾値(=VK2+ΔV2/2)を比較し、電気信号VDSが閾値(=VK2+ΔV2/2)を超える(VDS>VK2+ΔV2/2)場合には、Hレベル(例えば、直流電圧5V)の判定信号HOを演算出力する。なお、電気信号VDSと閾値(=VK2+ΔV2/2)が等しい場合、Lレベル(例えば、接地電圧0V)からHレベル(例えば、直流電圧5V)に急激に遷移する判定信号HOを演算出力する。
【0075】
一方、電気信号VDSが閾値(=VK2+ΔV2/2)以下の(VDS≦VK2+ΔV2/2)場合には、電気信号VDSの過去(履歴)の値に従ってHレベル(例えば、直流電圧5V)またはLレベル(例えば、接地電圧0V)の判定信号HOを演算出力する。
【0076】
電気信号VDSの過去(履歴)の値が閾値(=VK2−ΔV2/2)を経過して増加する場合には、Lレベルの判定信号HOを出力する。一方、電気信号VDSの過去(履歴)の値が閾値(=VK2+ΔV2/2)を経過して減少する場合には、閾値(=VK2−ΔV2/2)に達するまでHレベルの判定信号HOを演算出力する。
【0077】
また、電気信号VDSが閾値(=VK2−ΔV2/2)を下回って減少する(VDS<VK2−ΔV2/2)場合には、Lレベルの判定信号HOを出力する。なお、電気信号VDSと閾値(=VK2−ΔV2/2)が等しい場合には、HレベルからLレベルに急激に遷移する判定信号HOを演算出力する。
【0078】
図9はこの発明に係る比較演算手段のヒステリシス特性図である。図9において、判定信号HOは、電気信号VDSが増加して閾値(=VK2−ΔV2/2)を経過して閾値(=VK2+ΔV2/2)までLレベル(→方向)にあり、閾値(=VK2+ΔV2/2)をわずかでも超えるとLレベルから急激にHレベルに遷移(↑方向)する。また、判定信号HOは、電気信号VDSが閾値(=VK2+ΔV2/2)を超えてさらに増加してもHレベルを維持(→方向)する。
【0079】
一方、判定信号HOは、この状態から、電気信号VDSが減少してもHレベルを維持(←方向)し、Hレベル維持の状態は閾値(=VK2+ΔV2/2)を経過して閾値(=VK2−ΔV2/2)まで継続(←方向)する。また、判定信号HOは、閾値(=VK2−ΔV2/2)をわずかでも下回るとHレベルから急激にLレベルに遷移(↓方向)し、電気信号VDSが閾値(=VK2−ΔV2/2)を下回ってさらに減少してもLレベルを維持(←方向)する。
【0080】
このように、比較演算手段21は、閾値(=VK2−ΔV2/2)および閾値(=VK2+ΔV2/2)のヒステリシス幅ΔV2のヒステリシス特性を有するので、電気信号VDSが閾値近傍にあり、信号の変動やノイズの影響によって閾値を挟んで変化しても、判定信号HOを変動前のレベル(HレベルまたはLレベル)に維持することができる。
【0081】
また、比較演算手段21は、図7や図8に示すように、感度(発光素子8の光量)を減少すると、図9に示すヒステリシス特性が電気信号VDSの小さな方向にシフトし、ヒステリシス幅ΔV2も狭くなるので、光電センサ15の分解能を向上させることができる。
【0082】
一方、比較演算手段21は、感度(発光素子8の光量)を増加すると、図9に示すヒステリシス特性が電気信号VDSの大きな方向にシフトし、ヒステリシス幅ΔV2も広くなり、無信号時のノイズを誤検知することを防止できるので、光電センサ15の復帰不良を防止することができる。
【0083】
発光制御手段13は、パルス発生回路を備え、パルス幅TP、休止期間TKの周期T(=TP+TK)の発光制御信号CDを駆動手段9に供給する。
【0084】
このように、この発明に係る光電センサ15は、投光手段17の光量を調節することにより、調節信号VDTに基づいて比較演算手段21の基準値VK2とヒステリシス幅ΔV2のいずれか一方、または双方を調整することができるので、対象物20が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物20を高精度に判別することができる。
【0085】
また、この発明に係る判定手段18は、調節信号VTのディジタル値VDTに対応した基準値VK2とヒステリシス幅ΔV2を記憶しておき、調節信号VDTが供給されると記憶してある基準値VK2とヒステリシス幅ΔV2を読み出し、電気信号VDSと基準値VK2を比較演算して対象物20の有無を判定するので、光量に対応して最適な分解能で対象物20の判定を実現することができる。
【0086】
さらに、この発明に係る記憶手段23は、調節信号VDTに対して基準値VK2を所定の範囲に設定するので、復帰不良および飽和を防止することができる。
【0087】
また、この発明に係る記憶手段23は、調節信号VDTの変化に対して基準値VK2をリニアまたはノンリニアに設定するので、感度に対応して最適な分解能を実現することができる。
【0088】
次に、光電センサ15の感度調整方法を動作フロー図に基づいて説明する。図10はこの発明に係る光電センサの調整方法の別実施の形態動作フロー図である。なお、本実施の形態は、発光素子の光量調整に対応してヒステリシス特性の基準値およびヒステリシス幅を決定し、最適な分解能を設定する光電センサの調整方法を実現するものであり、図6を参照して説明する。
【0089】
まず、ステップP1で、投光手段17の発光素子8の光量を調節することにより、光電センサ15の感度を設定する。ステップP2では、光量調節に伴い出力される調節信号VTのA/D変換されたディジタル値VDTを記憶手段23で読み取る。
【0090】
ステップP3では、予め記憶手段23に設定したディジタル値VDTと基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2の対応データからディジタル値VDTに対応した基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2を読み出す。ステップP4では、読み出した基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2を比較演算手段21に設定する。
【0091】
ステップP5では、電気信号VS2のA/D変換されたディジタル値VDSと基準値VK2およびヒステリシス幅ΔV2を比較演算手段21で比較演算してステップP6に移行する。ステップP6では、ディジタル値VDSと閾値(=VK2+ΔV2/2)の比較を行い、ディジタル値VDSが閾値(=VK2+ΔV2/2)を超える(VDS>VK2+ΔV2/2)場合にはステップP7に移行し、一方、ディジタル値VDSが閾値(=VK2+ΔV2/2)以下(VDS≦VK2+ΔV2/2)の場合にはステップP9に移行する。
【0092】
ステップP7では、判定信号HOをHレベルに設定し、ステップP8で、対象物有りと判定する。一方、ステップP9では、判定信号HOをLレベルに設定し、ステップP10で、対象物無しと判定する。なお、ステップP5〜ステップP10までは比較演算手段21で実行する。
【0093】
このように、この発明に係る光電センサ15の感度調整方法は、ステップP1からステップP6を備えたので、対象物20が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物20を高精度に判別することができる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る光電センサは、受光手段の利得を調整することにより、位置信号に基づいて比較演算手段の基準値とヒステリシス幅の双方を調整することができるので、対象物が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物を高精度に判別することができる。
【0095】
また、この発明に係る光電センサは、投光手段の光量を調節することにより、調節信号に基づいて比較演算手段の基準値とヒステリシス幅の双方を調整することができるので、対象物が近距離にあっても最適な感度ならびに最適な分解能で判定することができ、対象物を高精度に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光電センサの一実施の形態要部ブロック構成図
【図2】位置信号(VDP)に対応した基準値(VK1),ヒステリシス幅(ΔV1)のリニア特性図
【図3】位置信号(VDP)に対応した基準値(VK1),ヒステリシス幅(ΔV1)のノンリニア特性図
【図4】この発明に係る比較演算手段のヒステリシス特性図
【図5】この発明に係る光電センサの感度調整方法の一実施の形態動作フロー図
【図6】この発明に係る光電センサの別実施の形態要部ブロック構成図
【図7】調節信号(VDT)に対応した基準値(VK2),ヒステリシス幅(ΔV2)のリニア特性図
【図8】調節信号(VDT)に対応した基準値(VK2),ヒステリシス幅(ΔV2)のノンリニア特性図
【図9】この発明に係る比較演算手段のヒステリシス特性図
【図10】この発明に係る光電センサの感度調整方法の別実施の形態動作フロー図
【符号の説明】
1,15 光電センサ
2,16 受光手段
3,17 投光手段
4,18 判定手段
5 受光素子
6 増幅器
7 利得調整手段
8 発光素子
9 駆動手段
10A,10B,19A,19B A/D変換手段
11,23 記憶手段
12,21 比較演算手段
13 発光制御手段
Claims (6)
- 光を放射する投光手段と、対象物からの光を受光し、電気信号に変換して増幅する受光手段と、前記受光手段から供給される電気信号と基準値を比較して前記対象物の有無を判定する判定手段と、を備えた光電センサにおいて、
前記受光手段は、電気信号を増幅する増幅器の利得を調整する利得調整手段を備え、前記利得調整手段の調整位置に対応した位置信号を出力するとともに、前記判定手段は、基準値ならびにヒステリシス幅が調整可能な比較演算手段を備え、前記利得調整手段から供給される位置信号に基づいて基準値とヒステリシス幅の双方を調整することを特徴とする光電センサ。 - 光を放射する投光手段と、対象物からの光を受光し、電気信号に変換して増幅する受光手段と、前記受光手段から供給される電気信号と基準値を比較して前記対象物の有無を判定する判定手段と、を備えた光電センサにおいて、
前記投光手段は、放射する光量を調節する光量調節手段を備え、前記光量調節手段の調節位置に対応した調節信号を出力するとともに、前記判定手段は、基準値ならびにヒステリシス幅が調整可能な比較演算手段を備え、前記光量調節手段から供給される調節信号に基づいて基準値とヒステリシス幅の双方を調整することを特徴とする光電センサ。 - 前記判定手段は、位置信号または調節信号、および電気信号をディジタル値に変換するA/D変換手段と、位置信号または調節信号のディジタル値に対応した基準値とヒステリシス幅を記憶する記憶手段と、を備え、位置信号または調節信号、および電気信号が供給されると、前記記憶手段に記憶した基準値とヒステリシス幅を読み出し、電気信号と基準値を前記比較演算手段で比較演算して前記対象物の有無を判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の光電センサ。
- 前記記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値を所定の範囲に設定することを特徴とする請求項3記載の光電センサ。
- 前記記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をリニアに設定することを特徴とする請求項3記載の光電センサ。
- 前記記憶手段は、位置信号または調節信号の変化に対して基準値をノンリニアに設定することを特徴とする請求項3記載の光電センサ。
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