JP3885161B2 - 被鍛造素材の給集材方法およびその装置 - Google Patents

被鍛造素材の給集材方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被鍛造素材の給集材方法およびその装置に関し、更に詳細には、鍛造プレス機に対する被鍛造素材の給材および成形後の製品の集材に係る方法と、これを好適に実施する給集材装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、溶解炉で溶解した溶鋼を所定の鋳型に流し込むことにより得た鋼塊(インゴット)や連続鋳造によって得た鋳片を加熱炉で所定の温度に均一的に加熱した状態で、所定形状,サイズの製品まで成形する方法として、製品圧延機により所定の製品まで直接に圧延して製造する方法や、分塊圧延機により先ずインゴットや鋼片をビレットやブルーム等の鋼片とした後に該鋼片を製品圧延する方法、および鍛造プレス機により直接的に鍛造プレス成形する方法等が知られている。前記鍛造プレス機による鍛造プレス成形では、前記インゴットや鋳片等の被鍛造素材の中心部に高い応力を発生させるので、該素材の中心部位に残存していた内部欠陥を好適に除去して改質された高品質の製品を得ることができ、被鍛造素材の歩留率を効果的に向上させ得る特長がある。また鍛造プレス成形では、加工条件を適当に制御することにより、単一の金型(金敷)で様々な形状,サイズの製品を成形・製造し得る利点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鍛造プレス機による鍛造プレス成形では、上下に離間した金敷間の所定位置へ被鍛造素材を正確に給材することが、マニプレータのトングによる被鍛造素材の確実な把持や、上下動する金敷の動作に連動した正確な送り等を実現し、高品質の製品を生産するための必須条件となっている。しかるに、鍛造プレス機に対する被鍛造素材の給材技術に関しては、各被鍛造素材を載置した給集材装置の位置決めを担当作業員の操作による手動調整に依存しており、プレス成形工程前の段取り作業に多くの時間を要していた。すなわち、形状,サイズの異なるインゴットや鋳片等の被鍛造素材を圧延対象とする自動製造ラインにおいて、鍛造プレス機をインラインプレス機として設置する場合には、被鍛造素材の給材に係る作業員を必要とすることから自動無人運転が不可能となっている。また、鍛造プレス機を挟んで給集材装置の反対側で待機しているマニプレータが安定してグリップし得る位置へ迅速に給材できないから、所望とするサイクルタイムの達成に大きな障害となり、生産の合理化および生産コストの低減を図り得なかった。しかも、給集材装置の調整不良により被鍛造素材が適切な位置へ給材されなかった場合には、該素材に対する適切なプレス成形が行なわれないばかりか、被鍛造素材に不適切な割れや曲がり等が発生したり、プレス機の加圧力に伴って給集材装置や金敷に過大な負荷がかかることとなり、最悪の場合には給集材装置等が破損する不慮の事態を招来してしまう問題があった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を解決するべく新規に提案されたものであって、異なる形状,サイズの被鍛造素材を姿勢制御したもとで鍛造プレス機の所定位置に正確に給材することで、該素材をマニプレータに確実に把持させると共に適切なプレス成形をなし得るようにした被鍛造素材の給集材方法およびそれを好適に実施する装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明に係る被鍛造素材の給集材方法は、形状,サイズの異なる被鍛造素材を鍛造プレス機に給材すると共に、該鍛造プレス機により被鍛造素材に所要のプレス成形を施すことにより形成された製品を集材する給集材方法であって、
所定温度に均一的に加熱された前記被鍛造素材を、前記鍛造プレス機の前側に配設した給集材装置におけるテーブルの所定位置に載置し、
前記被鍛造素材の形状,サイズに基いて、前記テーブルを昇降動させて高さ調整を行なうと共に給集材ラインに対して上下方向へ傾動させて角度調整を行なうことで、該被鍛造素材の垂直方向の位置決めをし、
前記テーブルの給集材ラインを挟んで水平方向両側に対向的に配設した当接部材を、前記被鍛造素材の外郭形状に沿って両側から当接することで、該被鍛造素材の水平方向の位置決めをし、
垂直および水平方向の位置決め作業が完了した前記被鍛造素材を、前記テーブルから前記鍛造プレス機の所定位置へ給材し、
前記被鍛造素材に対する鍛造プレス機のプレス成形進行中は、前記テーブルを給集材ラインから適宜退避させて、該素材とテーブルとの干渉を回避し、
前記被鍛造素材に対する鍛造プレス機のプレス成形が完了したら前記テーブルを再び給集材ラインに近接させ、形成した前記製品を下方から保持して該テーブル上に集材することを特徴とする。
【0006】
同じく前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明に係る被鍛造素材の給集材装置は、形状,サイズの異なる被鍛造素材を鍛造プレス機に給材すると共に、該鍛造プレス機により被鍛造素材に所要のプレス成形を施すことにより形成された製品を集材する給集材装置であって、
前記鍛造プレス機に隣接して固定された架台の上方に配設され、駆動手段により積極回転する複数個のローラを給集材ラインに沿って配列して構成されるテーブルと、
前記テーブルにおける鍛造プレス機に隣接する前端部近傍と、前記架台における鍛造プレス機に隣接する前端部近傍とを連結し、第1作動手段の作動下に伸縮して前端部を前端部に対して上下方向へ近接・離間させる第1支持部と、
前記テーブルにおける鍛造プレス機に隣接しない後端部近傍と、前記架台における鍛造プレス機に隣接しない後端部近傍とを連結し、第2作動手段の作動下に伸縮して後端部を後端部に対して上下方向へ近接・離間させる第2支持部と、
前記テーブルの上面における被鍛造素材の給集材ラインを挟む対向位置に配設され、第3,第4,第5および第6作動手段により互いに近接・離間し得る当接部材とからなり、
前記第1作動手段および第2作動手段を作動制御することにより、前記テーブルの昇降動による高さ調整と給集材ラインに対する傾動による角度調整とを行なって、該テーブル上のローラに載置された被鍛造素材の垂直方向の位置決めをすると共に、
前記第3,第4,第5および第6作動手段を同期的に作動制御することにより、テーブル上のローラに載置された被鍛造素材の水平方向の位置決めをするよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る被鍛造素材の給集材方法およびその装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本実施例では、形状,サイズの異なるインゴットや鋳片等の被鍛造素材を、所定形状,サイズの製品に成形する自動成形ラインに設備するインラインプレス機に設置する場合につき説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施例に係る被鍛造素材の給集材方法を好適に実施する給集材装置を概略で示す側面図であり、この給集材装置10は、図2に示す如く、自動成形ラインにおける図示しない加熱炉と分塊ミルとの間に設備したプレス機11の前側に隣接して配設される。なお説明の便宜上、図1における左側(プレス機11側)を給集材装置10の前方側、右側を該装置10の後方側とする。図示しない加熱炉で所定温度に均一的に加熱された被鍛造素材Aは、図面の前後方向に移動する搬送機12によりシフトテーブル13に載置された後に、本実施例の給集材装置10へ移載される。給集材装置10は、図12等に示す如く、被鍛造素材Aの形状に応じてテーブル23等を適宜姿勢制御した後に、該素材Aをプレス機11の所定位置へ給材して該プレス機11の後側から前側に延出して待機しているマニプレータ14のトング81へ受け渡すと共に、図19等に示す如く、該トング81に把持された状態で所要の成形加工により形成された製品Bを、再び集材して前記シフトテーブル13へ搬出させるべく機能する。なおプレス機11の下方には、プレス成形時に発生するスケールの自動処理をなすスケール溝15が敷設されると共に、該プレス機11とマニプレータ14との間にはターンテーブル16およびサポートローラ17等が配設されている。
【0009】
(給集材装置の概略構成について)
本実施例の給集材装置10は、図1,図3および図4に示す如く、前記シフトテーブル13とプレス機11との間において、被鍛造素材Aの給集材ラインに沿って所定間隔毎に配置された合計7個のローラ20を、給集材ラインを挟んで平行に延在する一対の支持台21,21上に固定した各軸受22,22に回転可能に配設して構成したテーブル23を備えている。このテーブル23における各ローラ20は、支持台21の側方に設置した各モータ(駆動手段)24に直結または連繋されて積極回転し、夫々のモータ24を同期的に正逆方向へ回転駆動することにより、各ローラ20上に載置された被鍛造素材Aをプレス機11へ給材したり、該プレス機11によるプレス成形で形成された製品Bを集材するようになっている。なお、テーブル23の所定位置には、前記シフトテーブル13から移送された被鍛造素材Aの先端部を感知する検出器(図示せず)が配設されており、各種の素材Aをテーブル23の所定の停止位置へ正確に停止させ得るようになっている。
【0010】
前記テーブル23における各支持台21,21の外側端面には、水平側方へ延出する枠状の左フレーム25および右フレーム26が該テーブル23と一体的に形成されており、各フレーム25,26の上面に前記各モータ24が固定されている。これら左フレーム25および右フレーム26は、プレス機11の前面下部から前方へ突出した左右の架台27,28に対し、前支持部(第1支持部)29および後支持部(第2支持部)36によりリンク接合した状態で配設されている。なお左フレーム25と前記架台27とを連結する左側の前後支持部29,36と、右フレーム26と前記架台28とを連結する右側の前後支持部29,36とは、基本的に同一に構成されると共に同期的に制御されるので、ここでは左フレーム25と架台27とを連結する左側の前後支持部29,36の構成についてのみ説明することとする。
【0011】
前支持部29は、図1および図4に示す如く、左フレーム25および右フレーム26の下面前端部に形成した前支持片30,30間に貫通状態で架設した第1支軸33に上端を枢支される第1支持板31,31と、架台27,28の基端部(前端部)27a,28a間に貫通状態で架設した第2支軸34に下端を枢支される第2支持板32,32とからなり、第1支持板31,31の下端と第2支持板32,32の上端とは、左右の前支持部29,29間に架設した第3支軸35に枢支されている。また後支持部36は、前支持部29と基本的に同一構成であり、左フレーム25および右フレーム26の下面後端部に形成した後支持片37,37間に貫通状態で架設した第4支軸40に上端を枢支される第3支持板38,38と、架台27,28の先端部(後端部)27b,28b間に貫通状態で架設した第5支軸41に下端を枢支される第4支持板39,39とからなり、第3支持板38,38の下端と第4支持板39,39の上端とは、左右の後支持部36,36間に架設した第6支軸42に枢支されている。そして、前支持部29における第1支持板31,31と第2支持板32,32との間には、例えば油等を作動媒体とする第1流体圧シリンダ(第1作動手段)43が、そのロッド43aの先端を前記第1支軸33に連結すると共にボトム側43bを前記第2支軸34に連結した状態で配設されている。更に、前支持部29と後支持部36との間には、同じく油等を作動媒体とする第2流体圧シリンダ(第2作動手段)44が、そのロッド44aの先端を前記第3支軸35に連結すると共にボトム側44bを第6支軸42に連結した状態で配設されている。
【0012】
(テーブルの昇降機構およびチルト機構について)
このように構成した本実施例の給集材装置10では、前支持部29,29に配設した左右の第1流体圧シリンダ43,43と、前支持部29と後支持部36とを連結した左右の第2流体圧シリンダ44,44とを適宜作動制御することにより、前記左右のフレーム25,26およびテーブル23全体を、水平姿勢で昇降移動させたり、給集材ラインに沿って前下がりまたは前上がりの傾斜姿勢にチルトさせたり、傾斜姿勢の状態で昇降移動させること等が可能となっている。例えば図1では、給集材装置10のテーブル23が水平姿勢に保持されている状態を例示しているが、この状態から左右の第1流体圧シリンダ43のみをロッド43aが前進するよう制御すると、常に定位置に固定されている第2支軸34に対して第1支軸33が相対的に離間して垂直上方へ移動することに伴い、各フレーム25,26およびテーブル23の前端部23aが上昇変位する。このとき、前支持部29の第3支軸35がプレス機11側へ水平移動することに伴い、第2流体圧シリンダ44を介して連結された第6支軸42が、該第3支軸35に連動して同期的に移動する。すなわち、後支持部36における第3支持板38と第4支持板39は、前支持部29における第1支持板31と第2支持板32と同期して姿勢変位するから、各フレーム25,26およびテーブル23の後端部23bも連動して上昇し、この結果として該テーブル23は水平姿勢に保持された状態で上昇移動する。また、図1の状態から各第1流体圧シリンダ43のみをロッド43aが後退するよう制御すると、各フレーム25,26およびテーブル23は水平姿勢に保持された状態で下降移動する。なお前記第1支軸33の軸方向両端部には、図1および図4に示す如く、プレス機11の柱71に対向的に配設固定されたガイド板45,45の溝45aに係合するガイドローラ46,46が回転自在に配設され、第1支軸33の昇降移動に伴って該ガイドローラ46が溝45aに沿って上下動して、テーブル23の前後方向への移動を規制している。
【0013】
一方、給集材装置10のテーブル23が水平姿勢に保持されている状態から左右の第2流体圧シリンダ44のみをロッド44aが前進するよう制御すると、第1流体圧シリンダ43により不動状態に保持されている前支持部29に対し、第6支軸42がプレス機11から離間する方向へ移動するから、常に定位置に固定されている第5支軸41に対し、第4支軸40が相対的に近接して垂直下方へ移動する。この結果として、各フレーム25,26およびテーブル23は、図1に2点鎖線で示す如く、前支持部29における第1支軸33を中心として該テーブル23の後端部23b側が下降移動し、前上がりにチルトした傾斜状態に姿勢変位する。また、前記左右の第2流体圧シリンダ44のみをロッド44aが後退するよう制御すると、第1流体圧シリンダ43により不動状態に保持されている前支持部29に対し、第6支軸42がプレス機11に近接する方向へ移動するから、各フレーム25,26およびテーブル23は、図1に1点鎖線で示す如く、前支持部29における第1支軸33を中心として該テーブル23の後端部23b側が上昇移動し、前下がりにチルトした傾斜状態に姿勢変位する。
【0014】
(センタリング機構について)
前記左フレーム25および右フレーム26の上面には、四角枠状に形成された第1移動フレーム47および第2移動フレーム48が、給集材ラインに対する直交方向へスライド移動可能に配設されている。左フレーム25の上方に配設される第1移動フレーム47は、前杆47aの前端面および後杆47bの後端面に横方向に延在するガイド溝49が夫々形成されており、該左フレーム25の前端部および後端部上面に立設した各支持台50に回転自在に配設されたガイドローラ51が、該ガイド溝49に常に係合している。そして、左フレーム25と第1移動フレーム47との間には、例えば油等を作動媒体とする第3流体圧シリンダ(第3作動手段)52が、ロッド52aの先端を該移動フレーム47の外側杆47cに連結すると共にボトム側52bを該左フレーム25の上面に連結した状態で配設されている。そして、テーブル23に隣接した内側杆47dの内側面には、テーブル23の各ローラ20上に載置された被鍛造素材Aの側部位に当接する当接板(当接部材)53が、給集材ラインと平行に配設されている。
【0015】
右フレーム26の上方に配設される第2移動フレーム48は、前記第1移動フレーム47と基本的に同一に構成され、前杆48aの前端面および後杆48bの後端面に横方向に延在するガイド溝49が夫々形成されており、該右フレーム26の前端部および後端部上面に立設した各支持台50に回転自在に配設されたガイドローラ51が、該ガイド溝49に常に係合している。また、右フレーム26と第2移動フレーム48との間には、例えば油等を作動媒体とする第4流体圧シリンダ(第4作動手段)54が、ロッド54aの先端を該移動フレーム48の外側杆48cに連結すると共にボトム側54bを該右フレーム26の上面に連結した状態で配設されている。そして、テーブル23に隣接した内側杆48dの内側面には、テーブル23の各ローラ20上に載置された被鍛造素材Aの側部位に当接する当接板(当接部材)55が、給集材ラインと平行に配設されている。
【0016】
また、第1移動フレーム47の内側杆47dにおけるプレス機11側の端部には、支軸56を介して枢支された副側杆57が配設されており、前杆47aの前端面との間に配設された第5流体圧シリンダ(第5作動手段)58を制御することにより、水平面内で旋回するようになっている。この副側杆57の内側面には、副当接板(当接部材)59が配設されている。同じく第2移動フレーム48の内側杆48dにおけるプレス機11側の端部には、支軸60を介して枢支された副側杆61が配設されており、前杆48aの前端面との間に配設された第6流体圧シリンダ(第6作動手段)62を制御することにより、水平面内で旋回するようになっている。この副側杆61の内側面には、副当接板(当接部材)63が配設されている。これら副当接板59,63は、例えば図5および図6に示すような先細または先太の截頭円錐形状に形成されたインゴット3,4等の被鍛造素材Aのセンタリング(位置決め)を行なう際に、該インゴット3,4の最大直径部3a,4aに当接する前記各当接板53,55と共にテーパ円錐部3b,4bに沿って当接し、被鍛造素材Aの確実な保持および正確なセンタリングを行ない得るように機能する。
【0017】
前述の如く構成された本実施例の被鍛造素材の給集材装置10では、被鍛造素材Aの形状およびサイズに応じて、前記テーブル23を昇降動による高さ調整と傾動による角度調整を行なって姿勢変位させると共に、当接板53,55および副当接板59,63を近接移動させて被鍛造素材Aのセンタリングを行ない、プレス機11の所定位置へ正確かつ迅速に該素材Aを給材し得るようになっている。例えば図5(a)および図5(b)に示す如く、被鍛造素材Aとして先細の截頭円錐形状に形成したインゴット3をプレス機11へ給材する場合には、テーブル23の所定位置に停止した該インゴット3に対し、前記第1流体圧シリンダ43および第2流体圧シリンダ44を適宜制御することにより、テーブル23全体を所定高さに昇降変位させると共に、該インゴット3のテーパ円錐部3bの角度に応じて該テーブル23を前上がりの傾斜状態に姿勢変位させれば、該インゴット3の軸心3cが水平となる。また、前記第3流体圧シリンダ52および第4流体圧シリンダ54をロッド52a,54aが後退するよう同期的に制御して、各当接板53,55をインゴット3の最大直径部3aに当接させると共に、これと同時に前記第5流体圧シリンダ58および第6流体圧シリンダ62をロッド58a,62aが前進するよう同期的に制御して、各副当接板59,63をインゴット3のテーパ円錐部3bに当接させれば、インゴット3の軸心3cが給集材ラインと平行になる。これら一連の各動作により、先細の截頭円錐形状に形成したインゴット3のセンタリングが正確かつ迅速になされる。
【0018】
また、図6(a)および図6(b)に示す如く、被鍛造素材Aとして先太の截頭円錐形状に形成したインゴット4をプレス機11へ給材する場合には、テーブル23の所定位置に停止した該インゴット4に対し、前記第1流体圧シリンダ43および第2流体圧シリンダ44を適宜制御することにより、テーブル23全体を所定高さに昇降変位させると共に、該インゴット4のテーパ円錐面4bの角度に応じて該テーブル23を前下がりの傾斜状態に姿勢変位させれば、該インゴット4の軸心4cが水平となる。また、前記第3流体圧シリンダ52および第4流体圧シリンダ54をロッド52a,54aが後退するよう同期的に制御して、各当接板53,55をインゴット4の最大直径部4aに当接させると共に、これと同時に前記第5流体圧シリンダ58および第6流体圧シリンダ62をロッド58a,62aが後退するよう同期的に制御して、各副当接板59,63をインゴット4のテーパ円錐部4bに沿って当接させれば、インゴット4の軸心4cが給集材ラインと平行になる。これら一連の各動作により、先太の截頭円錐形状に形成したインゴット4のセンタリングが正確かつ迅速になされる。
【0019】
なお図20〜図26等に示す如く、被鍛造素材Aとして細長角柱状に形成された鋳片5をプレス機11へ給材する場合は、後で詳細に説明するが、テーブル23を傾斜状態に姿勢変位させる必要はない。また副当接板59,63については、各当接板53,55の先端から連続した一直線状となるよう姿勢保持する。
【0020】
本実施例の被鍛造素材の給集材装置10は、自動成形ライン全体を総合的に制御するメインコンピュータ(図示せず)により制御される。すなわち自動成形ラインの所定位置に、被鍛造素材Aの形状,サイズ等を測定する素材測長器(図示せず)が配設されており、給集材装置10に搬送される各被鍛造素材Aの形状,サイズ等の各種情報を前記メインコンピュータが常に把握するようになっている。従って、被鍛造素材Aが給集材装置10に移載されると、当該の素材Aの形状,サイズを前提としてテーブル23の姿勢制御や当接板53,55および副当接板59,63の移動制御が自動的になされる。
【0021】
(プレス機について)
本発明に係る被鍛造素材の給集材装置は、プルダウン方式やプッシュダウン方式等、様々なタイプのプレス機に好適に付帯して設置可能である。そこで本実施例では、図2および図7に示す如く、4柱プッシュダウン式のプレス機11に前記構成の給集材装置10を設置した場合を例示する。このプレス機11では、4本の柱71間で被鍛造素材Aの給材方向に対する直交方向へスライド移動するボルスタ72の上面に、1基の平金敷73および2基のタップ金敷75が固定されており、スライド76には平金敷74が固定されている。そして、例えば平金敷73を使用する場合は、前記ボルスタ72をスライド移動させて該平金敷73をパスラインPLに位置決めし、タップ金敷75を使用する場合は、ボルスタ72をスライド移動させて該タップ金敷75をパスラインPLに位置決めして、被鍛造素材Aに対する所定のプレス成形を行なうようになっている。なお図示のプレス機11は、既知のものであるから各部の詳細な説明は省略する。
【0022】
(マニプレータについて)
プレス機11の後方に配設した前記マニプレータ14は、図2に示す如く、レール80上を移動しながら該プレス機11に対して近接・離間するようになっている。そして図8に例示するように、本実施例の給集材装置10によりプレス機11における上下の金敷74,73の間の所定位置に給材された被鍛造素材Aをトング81により把持し、該プレス機11の運転に連動して該素材Aを給材方向へ適宜送るようになっている。なお実施例に示すマニプレータ14では、前記トング81の延出長を適宜長く設定して正確な把持および把持時間の短縮を図り得るように構成してあるが、基本的な構成は既知の装置と同一であるから各部の詳細な説明は省略する。
【0023】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成した給集材装置を使用して実施される被鍛造素材の給集材方法につき、形状およびサイズが異なる被鍛造素材Aを例示して具体的に説明する。
【0024】
(先細の截頭円錐形状のインゴットの給集材方法)
図10〜図19は、前述した先細の截頭円錐形状に形成したインゴット3のプレス機11への給材時、プレス機11によるインゴット3のプレス成形時、および成形後の製品Bの集材時における給集材装置10の各作動態様を中心として、該インゴット3の給集材方法を経時的に示したものである。給集材装置10は、その初期状態として、テーブル23を水平状態でかつシフトテーブル13と同一レベルまで上昇させると共に、各当接板53,55を互いに離間させた状態に姿勢保持されている。そして、自動成形ラインにおける図示しない加熱炉で所定温度に均一的に加熱されたインゴット3は、シフトテーブル13に載置された後に給集材装置10におけるテーブル23のローラ20上に移載される。なおマニプレータ14におけるトング81は、プレス機11の後方から水平状態で上下の平金敷74,73間に進入して所定位置で待機している。
【0025】
次に、インゴット3がテーブル23の上流側のローラ20上に完全に移載されたら該ローラ20を一時的に回転停止させ、該インゴット3をテーブル23に停止させる(図11(a)参照)。また、各当接板53,55をインゴット3における最大直径部3aに当接する直前状態まで互いに近接移動させ、該インゴット3を給集材ラインに対して仮のセンタリングを行なう(図11(b)参照)。
【0026】
次に、再び各ローラ20をゆっくり回転させてインゴット3をテーブル23の下流側に移動させると、該テーブル23に配設した図示しない検出器が該インゴット3の前端部を検知し、当該のインゴット3をテーブル23の下流側の所定位置に停止させる。インゴット3が完全に停止したら、テーブル23を適宜昇降動して高さ調整をすると共にインゴット3のテーパ円錐部3bの角度に合わせて適宜傾動して前上がりの傾斜状態に姿勢変位させ、インゴット3の軸心3cが水平になるようにする(図12(a)参照)。そして、テーブル23の姿勢変位が完了したら、前記各当接板53,55を更に前進させてインゴット3の最大直径部3aに当接させると共に、各副当接板53,55を該インゴット3のテーパ円錐部3bに当接させ、インゴット3の軸心3cを給集材ラインと平行になるようにする。前記一連の動作によりインゴット3の位置決めが正確かつ迅速に行われると共に、位置決めが完了したらトング81によりインゴット3の先端側部を両側から把持する(図12(b)参照)。
【0027】
前記トング81に完全に把持されたインゴット3は、マニプレータ14の後退と共に上下の平金敷74,73間を後方へ移動し、後端が該平金敷74,73間に位置した状態で停止される。また、このとき給集材装置10では、プレス成形されるインゴット3との衝突を回避するために、テーブル23を所定距離だけ下降させて給集材ラインから退避するよう制御される(図13参照)。そして、給集材装置10のテーブル23の退避が完了したら、プレス機11の平金敷74の上下動と、マニプレータ14の移動によるインゴット3の送りとを同期的に制御することにより、インゴット3に対する一次プレス成形がなされる(図14参照)。このとき、テーブル23が下方へ退避してプレス成形されるインゴット3と干渉しないから、インゴット3においては不適切な割れや曲がり等が発生することはなく、また給集材装置10においてはインゴット3の衝突によるテーブル23の破損等が好適に回避される。
【0028】
なお、インゴット3では2方向のプレス成形を行なうので、一次プレス成形が完了したら、マニプレータ14を後退させて該インゴット3の後端を各平金敷74,73間に位置させると共に、トング81を90度転回してインゴット3を回転させる(図15参照)。そして、プレス機11の平金敷74の上下動と、マニプレータ14の移動によるインゴット3の送りとを同期的に制御することにより、インゴット3に対する二次プレス成形がなされる(図16参照)。なお、二次プレス成形の途中でプレス機11を一時停止して上下の平金敷74,73でインゴット3を挟圧し、トング81により把持を解除すると共に該トング81を90度転回してから再び把持し(図18参照)、プレス機11の運転を再開してインゴット3に対する二次プレス成形を完了させる(図19参照)。そして、インゴット3に対する二次プレス成形時においても、テーブル23は下方へ退避したままで該インゴット3と干渉しないから、インゴット3においては不適切な割れや曲がり等が発生することはなく、また給集材装置10においてはインゴット3の衝突によるテーブル23の破損等が好適に回避される。
【0029】
インゴット3に対するプレス成形が全て完了したら、給集材装置10のテーブル23を上昇移動させて、形成された製品Bを下から保持するよう制御される。そして、製品Bがテーブル23により保持されたらトング81による把持が解除され、ローラ20を回転させることにより、該製品Bはテーブル23上を移動してシフトテーブル13へ移載される(図19参照)。
【0030】
(細長角柱状の鋳片の給集材方法)
図8,図9および図20〜図26は、前述した細長角柱状に形成した鋳片5のプレス機11への給材時、プレス機11による鋳片5の成形時および成形後の製品Bの集材時における給集材装置10の作動態様を中心として、該鋳片5の給集材方法を経時的に示したものである。給集材装置10は、その初期状態として、テーブル23を水平状態でかつシフトテーブル13と同一レベルまで上昇させると共に、各当接板53,55を互いに離間させた状態に姿勢保持されている。そして、自動成形ラインにおける図示しない加熱炉で所定温度に均一的に加熱された鋳片5は、シフトテーブル13に載置された後に給集材装置10におけるテーブル23のローラ20上へ移載される。なおプレス機11では、図9(a)に示す如く、ボルスタ72を移動させて下の平金敷73をパスラインPLから側方へ退避させることにより、マニプレータ14におけるトング81は、プレス機11の後方から垂直状態でパスラインPLに沿って平金敷74の下方へ進入して所定位置で待機することができる。
【0031】
次に鋳片5がテーブル23のローラ20上を移動し、図示しない検出器が該鋳片5の先端部を検知したら、当該の鋳片5はテーブル23の所定位置で停止する(図20参照)。鋳片5が完全に停止したら、前記各当接板53,55を前進させて鋳片5の側面5a,5aに当接させることにより、鋳片5の軸心5bが給集材ラインと平行になる(図21参照)。なお鋳片5は、角柱状であるからテーブル23を傾動して傾斜状態に姿勢制御する必要はない。前記一連の動作により鋳片5の位置決めが正確かつ迅速に行われると共に、位置決めが完了したらトング81により鋳片5の先端部を上下から把持する(図8および図22参照)。
【0032】
前記トング81に完全に把持された鋳片5は、マニプレータ14の後退と共に後方へ移動し、後端が上の平金敷74の下方に位置した状態で停止される。また、このとき給集材装置10では、プレス成形される鋳片5との衝突を回避するために、テーブル23を給集材ラインから所定距離だけ下方へ退避するよう制御される(図24参照)。更に、トング81を90度転回させて鋳片5を回転させると共に、プレス機11のボルスタ72を移動させて下の平金敷73をパスラインPLの所定位置に位置決めする(図9(b)および図24参照)。
【0033】
そして、給集材装置10のテーブル23の下降移動が完了し、鋳片5の回転および平金敷73のセットが完了したら、プレス機11の平金敷74の上下動と、マニプレータ14の移動による鋳片5の送りとを同期的に制御することにより、鋳片5に対してプレス成形がなされる(図25参照)。このとき、テーブル23が下方へ退避してプレス成形される鋳片5と干渉しないから、鋳片5においては不適切な割れや曲がり等が発生することはなく、また給集材装置10においては鋳片5の衝突によるテーブル23の破損等が好適に回避される。
【0034】
なお鋳片5は、1方向のプレス成形のみを行なうので、該鋳片5に対するプレス成形が完了したら、給集材装置10ではテーブル23を上昇移動させて、形成された製品Bを下から保持するよう制御される。そして、製品Bがテーブル23により保持されたらトング81による把持が解除され、ローラ20を回転させることにより、該製品Bはテーブル23上を移動してシフトテーブル13へ移載される(図26参照)。また、トング81は後退すると共に転回して初期状態に復帰する。
【0035】
また本実施例では、給集材装置10によるプレス機11への被鍛造素材Aの給集材方法について、該素材Aとして先細の截頭円錐形状のインゴット3と細長角柱状の鋳片5についてのみ具体的に説明した。しかし本実施例の給集材装置10では、これらの被鍛造素材Aのみに限らず、例えば前述した先太の截頭円錐形状のインゴット4や、その他様々な形状,サイズであっても好適に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る被鍛造素材の給集材方法によれば、プレス機に対する被鍛造素材の給材前において、被鍛造素材の形状,サイズに応じて給集材装置におけるテーブルの高さ調整や傾斜角度調整を行なうと共に当接板を当接することで、該被鍛造素材の垂直および水平方向の正確な位置決めを行なうことができ、プレス機の所定位置に正確かつ迅速に被鍛造素材を給材することができる利点がある。また、プレス機による被鍛造素材のプレス成形時においては、給集材装置のテーブルを給集材ラインから退避させるようにしたので、プレス成形されている被鍛造素材と該テーブルとが干渉しない。従って、被鍛造素材においては不適切な割れや曲がり等が発生することはなく、給集材装置においては該素材との衝突によるテーブル破損等が好適に回避される。
【0037】
また、本発明に係る被鍛造素材の給集材装置によれば、プレス機に給材される被鍛造素材を載置するテーブルを給集材ラインに対する昇降動と傾動とを自在に調整し得るよう配設すると共に、テーブル上に給集材ラインを挟んで互いに近接・離間し得る当接板を配設したので、形状,サイズの異なる被鍛造素材であっても正確かつ迅速な位置決めを行ない得る利点がある。そして、全自動による被鍛造素材の位置決めをなし得るので、自動成形ラインに設置されるプレス機に配設した場合においても、該素材の給材に係る時間の短縮により該ライン全体のサイクルタイムに影響を及ぼすことがなく、生産の合理化および生産コストの低減を図り得る有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る被鍛造素材の給集材装置を概略で示す側面図である。
【図2】実施例の給集材装置が配設されるプレス機周辺の概略構成図である。
【図3】実施例に係る被鍛造素材の給集材装置を概略で示す平面図である。
【図4】実施例に係る被鍛造素材の給集材装置を概略で示す正面図である。
【図5】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材を位置決めする状態を示す平面図および側面図である。
【図6】先太の截頭円錐状に形成された被鍛造素材を位置決めする状態を示す平面図および側面図である。
【図7】実施例のプレス機を一部破断して示す背面図である。
【図8】細長角柱状に形成された被鍛造素材をマニプレータのトングが把持する状態を示す側面図である。
【図9】下の金敷をパスラインから退避させて被鍛造素材を把持する方法を示す説明図である。
【図10】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図11】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図12】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図13】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図14】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図15】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図16】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図17】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図18】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図19】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図20】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図21】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図22】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図23】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図24】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図25】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図26】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集材方法を経時的に示す工程図である。
【符号の説明】
10 給集材装置
11 鍛造プレス機
20 ローラ
23 テーブル
23a 前端部
23b 後端部
24 モータ(駆動手段)
27,28 架台
27a,28a 基端部(前端部)
27b,28b 先端部(後端部)
29 前支持部(第1支持部)
36 後支持部(第2支持部)
43 第1流体圧シリンダ(第1作動手段)
44 第2流体圧シリンダ(第2作動手段)
52 第3流体圧シリンダ(第3作動手段)
53 当接板(当接部材)
54 第4流体圧シリンダ(第4作動手段)
55 当接板(当接部材)
58 第5流体圧シリンダ(第5作動手段)
59 副当接板(当接部材)
62 第6流体圧シリンダ(第6作動手段)
63 副当接板(当接部材)
A 被鍛造素材
B 製品

Claims (2)

  1. 形状,サイズの異なる被鍛造素材(A)を鍛造プレス機(11)に給材すると共に、該鍛造プレス機(11)により被鍛造素材(A)に所要のプレス成形を施すことにより形成された製品(B)を集材する給集材方法であって、
    所定温度に均一的に加熱された前記被鍛造素材(A)を、前記鍛造プレス機(11)の前側に配設した給集材装置(10)におけるテーブル(23)の所定位置に載置し、
    前記被鍛造素材(A)の形状,サイズに基いて、前記テーブル(23)を昇降動させて高さ調整を行なうと共に給集材ラインに対して上下方向へ傾動させて角度調整を行なうことで、該被鍛造素材(A)の垂直方向の位置決めをし、
    前記テーブル(23)の給集材ラインを挟んで水平方向両側に対向的に配設した当接部材(53,55)を、前記被鍛造素材(A)の外郭形状に沿って両側から当接することで、該被鍛造素材(A)の水平方向の位置決めをし、
    垂直および水平方向の位置決め作業が完了した前記被鍛造素材(A)を、前記テーブル(23)から前記鍛造プレス機(11)の所定位置へ給材し、
    前記被鍛造素材(A)に対する鍛造プレス機(11)のプレス成形進行中は、前記テーブル(23)を給集材ラインから適宜退避させて、該素材(A)とテーブル(23)との干渉を回避し、
    前記被鍛造素材(A)に対する鍛造プレス機(11)のプレス成形が完了したら前記テーブル(23)を再び給集材ラインに近接させ、形成した前記製品(B)を下方から保持して該テーブル(23)上に集材する
    ことを特徴とする被鍛造素材の給集材方法。
  2. 形状,サイズの異なる被鍛造素材(A)を鍛造プレス機(11)に給材すると共に、該鍛造プレス機(11)により被鍛造素材(A)に所要のプレス成形を施すことにより形成された製品(B)を集材する給集材装置であって、
    前記鍛造プレス機(11)に隣接して固定された架台(27,28)の上方に配設され、駆動手段(24)により積極回転する複数個のローラ(20)を給集材ラインに沿って配列して構成されるテーブル(23)と、
    前記テーブル(23)における鍛造プレス機(11)に隣接する前端部(23a)近傍と、前記架台(27,28)における鍛造プレス機(11)に隣接する前端部(27a,28a)近傍とを連結し、第1作動手段(43)の作動下に伸縮して前端部(23a)を前端部(27a,28a)に対して上下方向へ近接・離間させる第1支持部(29)と、
    前記テーブル(23)における鍛造プレス機(11)に隣接しない後端部(23b)近傍と、前記架台(27,28)における鍛造プレス機(11)に隣接しない後端部(27b,28b)近傍とを連結し、第2作動手段(44)の作動下に伸縮して後端部(23b)を後端部(27b,28b)に対して上下方向へ近接・離間させる第2支持部(36)と、
    前記テーブル(23)の上面における被鍛造素材(A)の給集材ラインを挟む対向位置に配設され、第3,第4,第5および第6作動手段(52,54,58,62)により互いに近接・離間し得る当接部材(53,55,59,63)とからなり、
    前記第1作動手段(43)および第2作動手段(44)を作動制御することにより、前記テーブル(23)の昇降動による高さ調整と給集材ラインに対する傾動による角度調整とを行なって、該テーブル(23)上のローラ(20)に載置された被鍛造素材(A)の垂直方向の位置決めをすると共に、
    前記第3,第4,第5および第6作動手段(52,54,58,62)を同期的に作動制御することにより、テーブル(23)上のローラ(20)に載置された被鍛造素材(A)の水平方向の位置決めをするよう構成した
    ことを特徴とする被鍛造素材の給集材装置。
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