JPH11156474A - 被鍛造素材の給集材方法およびその装置 - Google Patents

被鍛造素材の給集材方法およびその装置

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JPH11156474A
JPH11156474A JP34453397A JP34453397A JPH11156474A JP H11156474 A JPH11156474 A JP H11156474A JP 34453397 A JP34453397 A JP 34453397A JP 34453397 A JP34453397 A JP 34453397A JP H11156474 A JPH11156474 A JP H11156474A
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郁夫 杉江
Tomio Shimizu
富夫 清水
Toshizo Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる形状,サイズの被鍛造素材をマニプレ
ータに確実に把持させて適切なプレス成形を実現する。 【解決手段】 給集材装置10は、架台27,28の上
方に配設したテーブル23と、作動手段43の作動下に
テーブル23の前端部23aを架台27,28の前端部
27a,28aに対して上下に近接・離間させる第1支持
部29と、作動手段44の作動下にテーブル23の後端
部23bを架台27,28の後端部27b,28bに対し
て上下に近接・離間させる第2支持部36と、テーブル
23の上面に配設されて作動手段52,54,58,62
の作動下に互いに近接・離間する当接部材53,55,5
9,63とから構成される。前記作動手段43と作動手
段44を同期制御して被鍛造素材の垂直方向の位置決め
をし、作動手段52,54,58,62を同期制御して該
素材の水平方向の位置決めをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被鍛造素材の給
集材方法およびその装置に関し、更に詳細には、鍛造プ
レス機に対する被鍛造素材の給材および成形後の製品の
集材に係る方法と、これを好適に実施する給集材装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、溶解炉で溶解した溶鋼を所定の
鋳型に流し込むことにより得た鋼塊(インゴット)や連続
鋳造によって得た鋳片を加熱炉で所定の温度に均一的に
加熱した状態で、所定形状,サイズの製品まで成形する
方法として、製品圧延機により所定の製品まで直接に圧
延して製造する方法や、分塊圧延機により先ずインゴッ
トや鋼片をビレットやブルーム等の鋼片とした後に該鋼
片を製品圧延する方法、および鍛造プレス機により直接
的に鍛造プレス成形する方法等が知られている。前記鍛
造プレス機による鍛造プレス成形では、前記インゴット
や鋳片等の被鍛造素材の中心部に高い応力を発生させる
ので、該素材の中心部位に残存していた内部欠陥を好適
に除去して改質された高品質の製品を得ることができ、
被鍛造素材の歩留率を効果的に向上させ得る特長があ
る。また鍛造プレス成形では、加工条件を適当に制御す
ることにより、単一の金型(金敷)で様々な形状,サイズ
の製品を成形・製造し得る利点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鍛造プレス
機による鍛造プレス成形では、上下に離間した金敷間の
所定位置へ被鍛造素材を正確に給材することが、マニプ
レータのトングによる被鍛造素材の確実な把持や、上下
動する金敷の動作に連動した正確な送り等を実現し、高
品質の製品を生産するための必須条件となっている。し
かるに、鍛造プレス機に対する被鍛造素材の給材技術に
関しては、各被鍛造素材を載置した給集材装置の位置決
めを担当作業員の操作による手動調整に依存しており、
プレス成形工程前の段取り作業に多くの時間を要してい
た。すなわち、形状,サイズの異なるインゴットや鋳片
等の被鍛造素材を圧延対象とする自動製造ラインにおい
て、鍛造プレス機をインラインプレス機として設置する
場合には、被鍛造素材の給材に係る作業員を必要とする
ことから自動無人運転が不可能となっている。また、鍛
造プレス機を挟んで給集材装置の反対側で待機している
マニプレータが安定してグリップし得る位置へ迅速に給
材できないから、所望とするサイクルタイムの達成に大
きな障害となり、生産の合理化および生産コストの低減
を図り得なかった。しかも、給集材装置の調整不良によ
り被鍛造素材が適切な位置へ給材されなかった場合に
は、該素材に対する適切なプレス成形が行なわれないば
かりか、被鍛造素材に不適切な割れや曲がり等が発生し
たり、プレス機の加圧力に伴って給集材装置や金敷に過
大な負荷がかかることとなり、最悪の場合には給集材装
置等が破損する不慮の事態を招来してしまう問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
新規に提案されたものであって、異なる形状,サイズの
被鍛造素材を姿勢制御したもとで鍛造プレス機の所定位
置に正確に給材することで、該素材をマニプレータに確
実に把持させると共に適切なプレス成形をなし得るよう
にした被鍛造素材の給集材方法およびそれを好適に実施
する装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明に係る被鍛造素材の給
集材方法は、形状,サイズの異なる被鍛造素材を鍛造プ
レス機に給材すると共に、該鍛造プレス機により被鍛造
素材に所要のプレス成形を施すことにより形成された製
品を集材する給集材方法であって、所定温度に均一的に
加熱された前記被鍛造素材を、前記鍛造プレス機の前側
に配設した給集材装置におけるテーブルの所定位置に載
置し、前記被鍛造素材の形状,サイズに基いて、前記テ
ーブルを昇降動させて高さ調整を行なうと共に給集材ラ
インに対して上下方向へ傾動させて角度調整を行なうこ
とで、該被鍛造素材の垂直方向の位置決めをし、前記テ
ーブルの給集材ラインを挟んで水平方向両側に対向的に
配設した当接部材を、前記被鍛造素材の外郭形状に沿っ
て両側から当接することで、該被鍛造素材の水平方向の
位置決めをし、垂直および水平方向の位置決め作業が完
了した前記被鍛造素材を、前記テーブルから前記鍛造プ
レス機の所定位置へ給材し、前記被鍛造素材に対する鍛
造プレス機のプレス成形進行中は、前記テーブルを給集
材ラインから適宜退避させて、該素材とテーブルとの干
渉を回避し、前記被鍛造素材に対する鍛造プレス機のプ
レス成形が完了したら前記テーブルを再び給集材ライン
に近接させ、形成した前記製品を下方から保持して該テ
ーブル上に集材することを特徴とする。
【0006】同じく前述した課題を克服し、所期の目的
を達成するため本発明に係る被鍛造素材の給集材装置
は、形状,サイズの異なる被鍛造素材を鍛造プレス機に
給材すると共に、該鍛造プレス機により被鍛造素材に所
要のプレス成形を施すことにより形成された製品を集材
する給集材装置であって、前記鍛造プレス機に隣接して
固定された架台の上方に配設され、駆動手段により積極
回転する複数個のローラを給集材ラインに沿って配列し
て構成されるテーブルと、前記テーブルにおける鍛造プ
レス機に隣接する前端部近傍と、前記架台における鍛造
プレス機に隣接する前端部近傍とを連結し、第1作動手
段の作動下に伸縮して前端部を前端部に対して上下方向
へ近接・離間させる第1支持部と、前記テーブルにおけ
る鍛造プレス機に隣接しない後端部近傍と、前記架台に
おける鍛造プレス機に隣接しない後端部近傍とを連結
し、第2作動手段の作動下に伸縮して後端部を後端部に
対して上下方向へ近接・離間させる第2支持部と、前記
テーブルの上面における被鍛造素材の給集材ラインを挟
む対向位置に配設され、第3,第4,第5および第6作動
手段により互いに近接・離間し得る当接部材とからな
り、前記第1作動手段および第2作動手段を作動制御す
ることにより、前記テーブルの昇降動による高さ調整と
給集材ラインに対する傾動による角度調整とを行なっ
て、該テーブル上のローラに載置された被鍛造素材の垂
直方向の位置決めをすると共に、前記第3,第4,第5お
よび第6作動手段を同期的に作動制御することにより、
テーブル上のローラに載置された被鍛造素材の水平方向
の位置決めをするよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る被鍛造素材の
給集材方法およびその装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本実施
例では、形状,サイズの異なるインゴットや鋳片等の被
鍛造素材を、所定形状,サイズの製品に成形する自動成
形ラインに設備するインラインプレス機に設置する場合
につき説明する。
【0008】図1は、本発明の実施例に係る被鍛造素材
の給集材方法を好適に実施する給集材装置を概略で示す
側面図であり、この給集材装置10は、図2に示す如
く、自動成形ラインにおける図示しない加熱炉と分塊ミ
ルとの間に設備したプレス機11の前側に隣接して配設
される。なお説明の便宜上、図1における左側(プレス
機11側)を給集材装置10の前方側、右側を該装置1
0の後方側とする。図示しない加熱炉で所定温度に均一
的に加熱された被鍛造素材Aは、図面の前後方向に移動
する搬送機12によりシフトテーブル13に載置された
後に、本実施例の給集材装置10へ移載される。給集材
装置10は、図12等に示す如く、被鍛造素材Aの形状
に応じてテーブル23等を適宜姿勢制御した後に、該素
材Aをプレス機11の所定位置へ給材して該プレス機1
1の後側から前側に延出して待機しているマニプレータ
14のトング81へ受け渡すと共に、図19等に示す如
く、該トング81に把持された状態で所要の成形加工に
より形成された製品Bを、再び集材して前記シフトテー
ブル13へ搬出させるべく機能する。なおプレス機11
の下方には、プレス成形時に発生するスケールの自動処
理をなすスケール溝15が敷設されると共に、該プレス
機11とマニプレータ14との間にはターンテーブル1
6およびサポートローラ17等が配設されている。
【0009】(給集材装置の概略構成について)本実施例
の給集材装置10は、図1,図3および図4に示す如
く、前記シフトテーブル13とプレス機11との間にお
いて、被鍛造素材Aの給集材ラインに沿って所定間隔毎
に配置された合計7個のローラ20を、給集材ラインを
挟んで平行に延在する一対の支持台21,21上に固定
した各軸受22,22に回転可能に配設して構成したテ
ーブル23を備えている。このテーブル23における各
ローラ20は、支持台21の側方に設置した各モータ
(駆動手段)24に直結または連繋されて積極回転し、夫
々のモータ24を同期的に正逆方向へ回転駆動すること
により、各ローラ20上に載置された被鍛造素材Aをプ
レス機11へ給材したり、該プレス機11によるプレス
成形で形成された製品Bを集材するようになっている。
なお、テーブル23の所定位置には、前記シフトテーブ
ル13から移送された被鍛造素材Aの先端部を感知する
検出器(図示せず)が配設されており、各種の素材Aをテ
ーブル23の所定の停止位置へ正確に停止させ得るよう
になっている。
【0010】前記テーブル23における各支持台21,
21の外側端面には、水平側方へ延出する枠状の左フレ
ーム25および右フレーム26が該テーブル23と一体
的に形成されており、各フレーム25,26の上面に前
記各モータ24が固定されている。これら左フレーム2
5および右フレーム26は、プレス機11の前面下部か
ら前方へ突出した左右の架台27,28に対し、前支持
部(第1支持部)29および後支持部(第2支持部)36に
よりリンク接合した状態で配設されている。なお左フレ
ーム25と前記架台27とを連結する左側の前後支持部
29,36と、右フレーム26と前記架台28とを連結
する右側の前後支持部29,36とは、基本的に同一に
構成されると共に同期的に制御されるので、ここでは左
フレーム25と架台27とを連結する左側の前後支持部
29,36の構成についてのみ説明することとする。
【0011】前支持部29は、図1および図4に示す如
く、左フレーム25および右フレーム26の下面前端部
に形成した前支持片30,30間に貫通状態で架設した
第1支軸33に上端を枢支される第1支持板31,31
と、架台27,28の基端部(前端部)27a,28a間に
貫通状態で架設した第2支軸34に下端を枢支される第
2支持板32,32とからなり、第1支持板31,31の
下端と第2支持板32,32の上端とは、左右の前支持
部29,29間に架設した第3支軸35に枢支されてい
る。また後支持部36は、前支持部29と基本的に同一
構成であり、左フレーム25および右フレーム26の下
面後端部に形成した後支持片37,37間に貫通状態で
架設した第4支軸40に上端を枢支される第3支持板3
8,38と、架台27,28の先端部(後端部)27b,2
8b間に貫通状態で架設した第5支軸41に下端を枢支
される第4支持板39,39とからなり、第3支持板3
8,38の下端と第4支持板39,39の上端とは、左右
の後支持部36,36間に架設した第6支軸42に枢支
されている。そして、前支持部29における第1支持板
31,31と第2支持板32,32との間には、例えば油
等を作動媒体とする第1流体圧シリンダ(第1作動手段)
43が、そのロッド43aの先端を前記第1支軸33に
連結すると共にボトム側43bを前記第2支軸34に連
結した状態で配設されている。更に、前支持部29と後
支持部36との間には、同じく油等を作動媒体とする第
2流体圧シリンダ(第2作動手段)44が、そのロッド4
4aの先端を前記第3支軸35に連結すると共にボトム
側44bを第6支軸42に連結した状態で配設されてい
る。
【0012】(テーブルの昇降機構およびチルト機構に
ついて)このように構成した本実施例の給集材装置10
では、前支持部29,29に配設した左右の第1流体圧
シリンダ43,43と、前支持部29と後支持部36と
を連結した左右の第2流体圧シリンダ44,44とを適
宜作動制御することにより、前記左右のフレーム25,
26およびテーブル23全体を、水平姿勢で昇降移動さ
せたり、給集材ラインに沿って前下がりまたは前上がり
の傾斜姿勢にチルトさせたり、傾斜姿勢の状態で昇降移
動させること等が可能となっている。例えば図1では、
給集材装置10のテーブル23が水平姿勢に保持されて
いる状態を例示しているが、この状態から左右の第1流
体圧シリンダ43のみをロッド43aが前進するよう制
御すると、常に定位置に固定されている第2支軸34に
対して第1支軸33が相対的に離間して垂直上方へ移動
することに伴い、各フレーム25,26およびテーブル
23の前端部23aが上昇変位する。このとき、前支持
部29の第3支軸35がプレス機11側へ水平移動する
ことに伴い、第2流体圧シリンダ44を介して連結され
た第6支軸42が、該第3支軸35に連動して同期的に
移動する。すなわち、後支持部36における第3支持板
38と第4支持板39は、前支持部29における第1支
持板31と第2支持板32と同期して姿勢変位するか
ら、各フレーム25,26およびテーブル23の後端部
23bも連動して上昇し、この結果として該テーブル2
3は水平姿勢に保持された状態で上昇移動する。また、
図1の状態から各第1流体圧シリンダ43のみをロッド
43aが後退するよう制御すると、各フレーム25,2
6およびテーブル23は水平姿勢に保持された状態で下
降移動する。なお前記第1支軸33の軸方向両端部に
は、図1および図4に示す如く、プレス機11の柱71
に対向的に配設固定されたガイド板45,45の溝45
aに係合するガイドローラ46,46が回転自在に配設
され、第1支軸33の昇降移動に伴って該ガイドローラ
46が溝45aに沿って上下動して、テーブル23の前
後方向への移動を規制している。
【0013】一方、給集材装置10のテーブル23が水
平姿勢に保持されている状態から左右の第2流体圧シリ
ンダ44のみをロッド44aが前進するよう制御する
と、第1流体圧シリンダ43により不動状態に保持され
ている前支持部29に対し、第6支軸42がプレス機1
1から離間する方向へ移動するから、常に定位置に固定
されている第5支軸41に対し、第4支軸40が相対的
に近接して垂直下方へ移動する。この結果として、各フ
レーム25,26およびテーブル23は、図1に2点鎖
線で示す如く、前支持部29における第1支軸33を中
心として該テーブル23の後端部23b側が下降移動
し、前上がりにチルトした傾斜状態に姿勢変位する。ま
た、前記左右の第2流体圧シリンダ44のみをロッド4
4aが後退するよう制御すると、第1流体圧シリンダ4
3により不動状態に保持されている前支持部29に対
し、第6支軸42がプレス機11に近接する方向へ移動
するから、各フレーム25,26およびテーブル23
は、図1に1点鎖線で示す如く、前支持部29における
第1支軸33を中心として該テーブル23の後端部23
b側が上昇移動し、前下がりにチルトした傾斜状態に姿
勢変位する。
【0014】(センタリング機構について)前記左フレー
ム25および右フレーム26の上面には、四角枠状に形
成された第1移動フレーム47および第2移動フレーム
48が、給集材ラインに対する直交方向へスライド移動
可能に配設されている。左フレーム25の上方に配設さ
れる第1移動フレーム47は、前杆47aの前端面およ
び後杆47bの後端面に横方向に延在するガイド溝49
が夫々形成されており、該左フレーム25の前端部およ
び後端部上面に立設した各支持台50に回転自在に配設
されたガイドローラ51が、該ガイド溝49に常に係合
している。そして、左フレーム25と第1移動フレーム
47との間には、例えば油等を作動媒体とする第3流体
圧シリンダ(第3作動手段)52が、ロッド52aの先端
を該移動フレーム47の外側杆47cに連結すると共に
ボトム側52bを該左フレーム25の上面に連結した状
態で配設されている。そして、テーブル23に隣接した
内側杆47dの内側面には、テーブル23の各ローラ2
0上に載置された被鍛造素材Aの側部位に当接する当接
板(当接部材)53が、給集材ラインと平行に配設されて
いる。
【0015】右フレーム26の上方に配設される第2移
動フレーム48は、前記第1移動フレーム47と基本的
に同一に構成され、前杆48aの前端面および後杆48
bの後端面に横方向に延在するガイド溝49が夫々形成
されており、該右フレーム26の前端部および後端部上
面に立設した各支持台50に回転自在に配設されたガイ
ドローラ51が、該ガイド溝49に常に係合している。
また、右フレーム26と第2移動フレーム48との間に
は、例えば油等を作動媒体とする第4流体圧シリンダ
(第4作動手段)54が、ロッド54aの先端を該移動フ
レーム48の外側杆48cに連結すると共にボトム側5
4bを該右フレーム26の上面に連結した状態で配設さ
れている。そして、テーブル23に隣接した内側杆48
dの内側面には、テーブル23の各ローラ20上に載置
された被鍛造素材Aの側部位に当接する当接板(当接部
材)55が、給集材ラインと平行に配設されている。
【0016】また、第1移動フレーム47の内側杆47
dにおけるプレス機11側の端部には、支軸56を介し
て枢支された副側杆57が配設されており、前杆47a
の前端面との間に配設された第5流体圧シリンダ(第5
作動手段)58を制御することにより、水平面内で旋回
するようになっている。この副側杆57の内側面には、
副当接板(当接部材)59が配設されている。同じく第2
移動フレーム48の内側杆48dにおけるプレス機11
側の端部には、支軸60を介して枢支された副側杆61
が配設されており、前杆48aの前端面との間に配設さ
れた第6流体圧シリンダ(第6作動手段)62を制御する
ことにより、水平面内で旋回するようになっている。こ
の副側杆61の内側面には、副当接板(当接部材)63が
配設されている。これら副当接板59,63は、例えば
図5および図6に示すような先細または先太の截頭円錐
形状に形成されたインゴット3,4等の被鍛造素材Aの
センタリング(位置決め)を行なう際に、該インゴット
3,4の最大直径部3a,4aに当接する前記各当接板5
3,55と共にテーパ円錐部3b,4bに沿って当接し、
被鍛造素材Aの確実な保持および正確なセンタリングを
行ない得るように機能する。
【0017】前述の如く構成された本実施例の被鍛造素
材の給集材装置10では、被鍛造素材Aの形状およびサ
イズに応じて、前記テーブル23を昇降動による高さ調
整と傾動による角度調整を行なって姿勢変位させると共
に、当接板53,55および副当接板59,63を近接移
動させて被鍛造素材Aのセンタリングを行ない、プレス
機11の所定位置へ正確かつ迅速に該素材Aを給材し得
るようになっている。例えば図5(a)および図5(b)に
示す如く、被鍛造素材Aとして先細の截頭円錐形状に形
成したインゴット3をプレス機11へ給材する場合に
は、テーブル23の所定位置に停止した該インゴット3
に対し、前記第1流体圧シリンダ43および第2流体圧
シリンダ44を適宜制御することにより、テーブル23
全体を所定高さに昇降変位させると共に、該インゴット
3のテーパ円錐部3bの角度に応じて該テーブル23を
前上がりの傾斜状態に姿勢変位させれば、該インゴット
3の軸心3cが水平となる。また、前記第3流体圧シリ
ンダ52および第4流体圧シリンダ54をロッド52
a,54aが後退するよう同期的に制御して、各当接板
53,55をインゴット3の最大直径部3aに当接させ
ると共に、これと同時に前記第5流体圧シリンダ58お
よび第6流体圧シリンダ62をロッド58a,62aが
前進するよう同期的に制御して、各副当接板59,63
をインゴット3のテーパ円錐部3bに当接させれば、イ
ンゴット3の軸心3cが給集材ラインと平行になる。こ
れら一連の各動作により、先細の截頭円錐形状に形成し
たインゴット3のセンタリングが正確かつ迅速になされ
る。
【0018】また、図6(a)および図6(b)に示す如
く、被鍛造素材Aとして先太の截頭円錐形状に形成した
インゴット4をプレス機11へ給材する場合には、テー
ブル23の所定位置に停止した該インゴット4に対し、
前記第1流体圧シリンダ43および第2流体圧シリンダ
44を適宜制御することにより、テーブル23全体を所
定高さに昇降変位させると共に、該インゴット4のテー
パ円錐面4bの角度に応じて該テーブル23を前下がり
の傾斜状態に姿勢変位させれば、該インゴット4の軸心
4cが水平となる。また、前記第3流体圧シリンダ52
および第4流体圧シリンダ54をロッド52a,54a
が後退するよう同期的に制御して、各当接板53,55
をインゴット4の最大直径部4aに当接させると共に、
これと同時に前記第5流体圧シリンダ58および第6流
体圧シリンダ62をロッド58a,62aが後退するよ
う同期的に制御して、各副当接板59,63をインゴッ
ト4のテーパ円錐部4bに沿って当接させれば、インゴ
ット4の軸心4cが給集材ラインと平行になる。これら
一連の各動作により、先太の截頭円錐形状に形成したイ
ンゴット4のセンタリングが正確かつ迅速になされる。
【0019】なお図20〜図26等に示す如く、被鍛造
素材Aとして細長角柱状に形成された鋳片5をプレス機
11へ給材する場合は、後で詳細に説明するが、テーブ
ル23を傾斜状態に姿勢変位させる必要はない。また副
当接板59,63については、各当接板53,55の先端
から連続した一直線状となるよう姿勢保持する。
【0020】本実施例の被鍛造素材の給集材装置10
は、自動成形ライン全体を総合的に制御するメインコン
ピュータ(図示せず)により制御される。すなわち自動成
形ラインの所定位置に、被鍛造素材Aの形状,サイズ等
を測定する素材測長器(図示せず)が配設されており、給
集材装置10に搬送される各被鍛造素材Aの形状,サイ
ズ等の各種情報を前記メインコンピュータが常に把握す
るようになっている。従って、被鍛造素材Aが給集材装
置10に移載されると、当該の素材Aの形状,サイズを
前提としてテーブル23の姿勢制御や当接板53,55
および副当接板59,63の移動制御が自動的になされ
る。
【0021】(プレス機について)本発明に係る被鍛造素
材の給集材装置は、プルダウン方式やプッシュダウン方
式等、様々なタイプのプレス機に好適に付帯して設置可
能である。そこで本実施例では、図2および図7に示す
如く、4柱プッシュダウン式のプレス機11に前記構成
の給集材装置10を設置した場合を例示する。このプレ
ス機11では、4本の柱71間で被鍛造素材Aの給材方
向に対する直交方向へスライド移動するボルスタ72の
上面に、1基の平金敷73および2基のタップ金敷75
が固定されており、スライド76には平金敷74が固定
されている。そして、例えば平金敷73を使用する場合
は、前記ボルスタ72をスライド移動させて該平金敷7
3をパスラインPLに位置決めし、タップ金敷75を使
用する場合は、ボルスタ72をスライド移動させて該タ
ップ金敷75をパスラインPLに位置決めして、被鍛造
素材Aに対する所定のプレス成形を行なうようになって
いる。なお図示のプレス機11は、既知のものであるか
ら各部の詳細な説明は省略する。
【0022】(マニプレータについて)プレス機11の後
方に配設した前記マニプレータ14は、図2に示す如
く、レール80上を移動しながら該プレス機11に対し
て近接・離間するようになっている。そして図8に例示
するように、本実施例の給集材装置10によりプレス機
11における上下の金敷74,73の間の所定位置に給
材された被鍛造素材Aをトング81により把持し、該プ
レス機11の運転に連動して該素材Aを給材方向へ適宜
送るようになっている。なお実施例に示すマニプレータ
14では、前記トング81の延出長を適宜長く設定して
正確な把持および把持時間の短縮を図り得るように構成
してあるが、基本的な構成は既知の装置と同一であるか
ら各部の詳細な説明は省略する。
【0023】
【実施例の作用】次に、前述のように構成した給集材装
置を使用して実施される被鍛造素材の給集材方法につ
き、形状およびサイズが異なる被鍛造素材Aを例示して
具体的に説明する。
【0024】(先細の截頭円錐形状のインゴットの給集
材方法)図10〜図19は、前述した先細の截頭円錐形
状に形成したインゴット3のプレス機11への給材時、
プレス機11によるインゴット3のプレス成形時、およ
び成形後の製品Bの集材時における給集材装置10の各
作動態様を中心として、該インゴット3の給集材方法を
経時的に示したものである。給集材装置10は、その初
期状態として、テーブル23を水平状態でかつシフトテ
ーブル13と同一レベルまで上昇させると共に、各当接
板53,55を互いに離間させた状態に姿勢保持されて
いる。そして、自動成形ラインにおける図示しない加熱
炉で所定温度に均一的に加熱されたインゴット3は、シ
フトテーブル13に載置された後に給集材装置10にお
けるテーブル23のローラ20上に移載される。なおマ
ニプレータ14におけるトング81は、プレス機11の
後方から水平状態で上下の平金敷74,73間に進入し
て所定位置で待機している。
【0025】次に、インゴット3がテーブル23の上流
側のローラ20上に完全に移載されたら該ローラ20を
一時的に回転停止させ、該インゴット3をテーブル23
に停止させる(図11(a)参照)。また、各当接板53,
55をインゴット3における最大直径部3aに当接する
直前状態まで互いに近接移動させ、該インゴット3を給
集材ラインに対して仮のセンタリングを行なう(図11
(b)参照)。
【0026】次に、再び各ローラ20をゆっくり回転さ
せてインゴット3をテーブル23の下流側に移動させる
と、該テーブル23に配設した図示しない検出器が該イ
ンゴット3の前端部を検知し、当該のインゴット3をテ
ーブル23の下流側の所定位置に停止させる。インゴッ
ト3が完全に停止したら、テーブル23を適宜昇降動し
て高さ調整をすると共にインゴット3のテーパ円錐部3
bの角度に合わせて適宜傾動して前上がりの傾斜状態に
姿勢変位させ、インゴット3の軸心3cが水平になるよ
うにする(図12(a)参照)。そして、テーブル23の姿
勢変位が完了したら、前記各当接板53,55を更に前
進させてインゴット3の最大直径部3aに当接させると
共に、各副当接板53,55を該インゴット3のテーパ
円錐部3bに当接させ、インゴット3の軸心3cを給集
材ラインと平行になるようにする。前記一連の動作によ
りインゴット3の位置決めが正確かつ迅速に行われると
共に、位置決めが完了したらトング81によりインゴッ
ト3の先端側部を両側から把持する(図12(b)参照)。
【0027】前記トング81に完全に把持されたインゴ
ット3は、マニプレータ14の後退と共に上下の平金敷
74,73間を後方へ移動し、後端が該平金敷74,73
間に位置した状態で停止される。また、このとき給集材
装置10では、プレス成形されるインゴット3との衝突
を回避するために、テーブル23を所定距離だけ下降さ
せて給集材ラインから退避するよう制御される(図13
参照)。そして、給集材装置10のテーブル23の退避
が完了したら、プレス機11の平金敷74の上下動と、
マニプレータ14の移動によるインゴット3の送りとを
同期的に制御することにより、インゴット3に対する一
次プレス成形がなされる(図14参照)。このとき、テー
ブル23が下方へ退避してプレス成形されるインゴット
3と干渉しないから、インゴット3においては不適切な
割れや曲がり等が発生することはなく、また給集材装置
10においてはインゴット3の衝突によるテーブル23
の破損等が好適に回避される。
【0028】なお、インゴット3では2方向のプレス成
形を行なうので、一次プレス成形が完了したら、マニプ
レータ14を後退させて該インゴット3の後端を各平金
敷74,73間に位置させると共に、トング81を90
度転回してインゴット3を回転させる(図15参照)。そ
して、プレス機11の平金敷74の上下動と、マニプレ
ータ14の移動によるインゴット3の送りとを同期的に
制御することにより、インゴット3に対する二次プレス
成形がなされる(図16参照)。なお、二次プレス成形の
途中でプレス機11を一時停止して上下の平金敷74,
73でインゴット3を挟圧し、トング81により把持を
解除すると共に該トング81を90度転回してから再び
把持し(図18参照)、プレス機11の運転を再開してイ
ンゴット3に対する二次プレス成形を完了させる(図1
9参照)。そして、インゴット3に対する二次プレス成
形時においても、テーブル23は下方へ退避したままで
該インゴット3と干渉しないから、インゴット3におい
ては不適切な割れや曲がり等が発生することはなく、ま
た給集材装置10においてはインゴット3の衝突による
テーブル23の破損等が好適に回避される。
【0029】インゴット3に対するプレス成形が全て完
了したら、給集材装置10のテーブル23を上昇移動さ
せて、形成された製品Bを下から保持するよう制御され
る。そして、製品Bがテーブル23により保持されたら
トング81による把持が解除され、ローラ20を回転さ
せることにより、該製品Bはテーブル23上を移動して
シフトテーブル13へ移載される(図19参照)。
【0030】(細長角柱状の鋳片の給集材方法)図8,図
9および図20〜図26は、前述した細長角柱状に形成
した鋳片5のプレス機11への給材時、プレス機11に
よる鋳片5の成形時および成形後の製品Bの集材時にお
ける給集材装置10の作動態様を中心として、該鋳片5
の給集材方法を経時的に示したものである。給集材装置
10は、その初期状態として、テーブル23を水平状態
でかつシフトテーブル13と同一レベルまで上昇させる
と共に、各当接板53,55を互いに離間させた状態に
姿勢保持されている。そして、自動成形ラインにおける
図示しない加熱炉で所定温度に均一的に加熱された鋳片
5は、シフトテーブル13に載置された後に給集材装置
10におけるテーブル23のローラ20上へ移載され
る。なおプレス機11では、図9(a)に示す如く、ボル
スタ72を移動させて下の平金敷73をパスラインPL
から側方へ退避させることにより、マニプレータ14に
おけるトング81は、プレス機11の後方から垂直状態
でパスラインPLに沿って平金敷74の下方へ進入して
所定位置で待機することができる。
【0031】次に鋳片5がテーブル23のローラ20上
を移動し、図示しない検出器が該鋳片5の先端部を検知
したら、当該の鋳片5はテーブル23の所定位置で停止
する(図20参照)。鋳片5が完全に停止したら、前記各
当接板53,55を前進させて鋳片5の側面5a,5aに
当接させることにより、鋳片5の軸心5bが給集材ライ
ンと平行になる(図21参照)。なお鋳片5は、角柱状で
あるからテーブル23を傾動して傾斜状態に姿勢制御す
る必要はない。前記一連の動作により鋳片5の位置決め
が正確かつ迅速に行われると共に、位置決めが完了した
らトング81により鋳片5の先端部を上下から把持する
(図8および図22参照)。
【0032】前記トング81に完全に把持された鋳片5
は、マニプレータ14の後退と共に後方へ移動し、後端
が上の平金敷74の下方に位置した状態で停止される。
また、このとき給集材装置10では、プレス成形される
鋳片5との衝突を回避するために、テーブル23を給集
材ラインから所定距離だけ下方へ退避するよう制御され
る(図24参照)。更に、トング81を90度転回させて
鋳片5を回転させると共に、プレス機11のボルスタ7
2を移動させて下の平金敷73をパスラインPLの所定
位置に位置決めする(図9(b)および図24参照)。
【0033】そして、給集材装置10のテーブル23の
下降移動が完了し、鋳片5の回転および平金敷73のセ
ットが完了したら、プレス機11の平金敷74の上下動
と、マニプレータ14の移動による鋳片5の送りとを同
期的に制御することにより、鋳片5に対してプレス成形
がなされる(図25参照)。このとき、テーブル23が下
方へ退避してプレス成形される鋳片5と干渉しないか
ら、鋳片5においては不適切な割れや曲がり等が発生す
ることはなく、また給集材装置10においては鋳片5の
衝突によるテーブル23の破損等が好適に回避される。
【0034】なお鋳片5は、1方向のプレス成形のみを
行なうので、該鋳片5に対するプレス成形が完了した
ら、給集材装置10ではテーブル23を上昇移動させ
て、形成された製品Bを下から保持するよう制御され
る。そして、製品Bがテーブル23により保持されたら
トング81による把持が解除され、ローラ20を回転さ
せることにより、該製品Bはテーブル23上を移動して
シフトテーブル13へ移載される(図26参照)。また、
トング81は後退すると共に転回して初期状態に復帰す
る。
【0035】また本実施例では、給集材装置10による
プレス機11への被鍛造素材Aの給集材方法について、
該素材Aとして先細の截頭円錐形状のインゴット3と細
長角柱状の鋳片5についてのみ具体的に説明した。しか
し本実施例の給集材装置10では、これらの被鍛造素材
Aのみに限らず、例えば前述した先太の截頭円錐形状の
インゴット4や、その他様々な形状,サイズであっても
好適に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る被鍛造
素材の給集材方法によれば、プレス機に対する被鍛造素
材の給材前において、被鍛造素材の形状,サイズに応じ
て給集材装置におけるテーブルの高さ調整や傾斜角度調
整を行なうと共に当接板を当接することで、該被鍛造素
材の垂直および水平方向の正確な位置決めを行なうこと
ができ、プレス機の所定位置に正確かつ迅速に被鍛造素
材を給材することができる利点がある。また、プレス機
による被鍛造素材のプレス成形時においては、給集材装
置のテーブルを給集材ラインから退避させるようにした
ので、プレス成形されている被鍛造素材と該テーブルと
が干渉しない。従って、被鍛造素材においては不適切な
割れや曲がり等が発生することはなく、給集材装置にお
いては該素材との衝突によるテーブル破損等が好適に回
避される。
【0037】また、本発明に係る被鍛造素材の給集材装
置によれば、プレス機に給材される被鍛造素材を載置す
るテーブルを給集材ラインに対する昇降動と傾動とを自
在に調整し得るよう配設すると共に、テーブル上に給集
材ラインを挟んで互いに近接・離間し得る当接板を配設
したので、形状,サイズの異なる被鍛造素材であっても
正確かつ迅速な位置決めを行ない得る利点がある。そし
て、全自動による被鍛造素材の位置決めをなし得るの
で、自動成形ラインに設置されるプレス機に配設した場
合においても、該素材の給材に係る時間の短縮により該
ライン全体のサイクルタイムに影響を及ぼすことがな
く、生産の合理化および生産コストの低減を図り得る有
益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る被鍛造素材の給集材装置
を概略で示す側面図である。
【図2】実施例の給集材装置が配設されるプレス機周辺
の概略構成図である。
【図3】実施例に係る被鍛造素材の給集材装置を概略で
示す平面図である。
【図4】実施例に係る被鍛造素材の給集材装置を概略で
示す正面図である。
【図5】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材を位
置決めする状態を示す平面図および側面図である。
【図6】先太の截頭円錐状に形成された被鍛造素材を位
置決めする状態を示す平面図および側面図である。
【図7】実施例のプレス機を一部破断して示す背面図で
ある。
【図8】細長角柱状に形成された被鍛造素材をマニプレ
ータのトングが把持する状態を示す側面図である。
【図9】下の金敷をパスラインから退避させて被鍛造素
材を把持する方法を示す説明図である。
【図10】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図11】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図12】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図13】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図14】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図15】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図16】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図17】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図18】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図19】先細の截頭円錐状に形成された被鍛造素材の
給集材方法を経時的に示す工程図である。
【図20】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図21】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図22】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図23】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図24】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図25】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【図26】細長の角柱状に形成された被鍛造素材の給集
材方法を経時的に示す工程図である。
【符号の説明】
10 給集材装置 11 鍛造プレス機 20 ローラ 23 テーブル 23a 前端部 23b 後端部 24 モータ(駆動手段) 27,28 架台 27a,28a 基端部(前端部) 27b,28b 先端部(後端部) 29 前支持部(第1支持部) 36 後支持部(第2支持部) 43 第1流体圧シリンダ(第1作動手段) 44 第2流体圧シリンダ(第2作動手段) 52 第3流体圧シリンダ(第3作動手段) 53 当接板(当接部材) 54 第4流体圧シリンダ(第4作動手段) 55 当接板(当接部材) 58 第5流体圧シリンダ(第5作動手段) 59 副当接板(当接部材) 62 第6流体圧シリンダ(第6作動手段) 63 副当接板(当接部材) A 被鍛造素材 B 製品
フロントページの続き (72)発明者 山崎 敏三 長崎県西彼杵郡三和町晴海台53−9

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状,サイズの異なる被鍛造素材(A)を鍛
    造プレス機(11)に給材すると共に、該鍛造プレス機(11)
    により被鍛造素材(A)に所要のプレス成形を施すことに
    より形成された製品(B)を集材する給集材方法であっ
    て、 所定温度に均一的に加熱された前記被鍛造素材(A)を、
    前記鍛造プレス機(11)の前側に配設した給集材装置(10)
    におけるテーブル(23)の所定位置に載置し、 前記被鍛造素材(A)の形状,サイズに基いて、前記テーブ
    ル(23)を昇降動させて高さ調整を行なうと共に給集材ラ
    インに対して上下方向へ傾動させて角度調整を行なうこ
    とで、該被鍛造素材(A)の垂直方向の位置決めをし、 前記テーブル(23)の給集材ラインを挟んで水平方向両側
    に対向的に配設した当接部材(53,55)を、前記被鍛造素
    材(A)の外郭形状に沿って両側から当接することで、該
    被鍛造素材(A)の水平方向の位置決めをし、 垂直および水平方向の位置決め作業が完了した前記被鍛
    造素材(A)を、前記テーブル(23)から前記鍛造プレス機
    (11)の所定位置へ給材し、 前記被鍛造素材(A)に対する鍛造プレス機(11)のプレス
    成形進行中は、前記テーブル(23)を給集材ラインから適
    宜退避させて、該素材(A)とテーブル(23)との干渉を回
    避し、 前記被鍛造素材(A)に対する鍛造プレス機(11)のプレス
    成形が完了したら前記テーブル(23)を再び給集材ライン
    に近接させ、形成した前記製品(B)を下方から保持して
    該テーブル(23)上に集材することを特徴とする被鍛造素
    材の給集材方法。
  2. 【請求項2】 形状,サイズの異なる被鍛造素材(A)を鍛
    造プレス機(11)に給材すると共に、該鍛造プレス機(11)
    により被鍛造素材(A)に所要のプレス成形を施すことに
    より形成された製品(B)を集材する給集材装置であっ
    て、 前記鍛造プレス機(11)に隣接して固定された架台(27,2
    8)の上方に配設され、駆動手段(24)により積極回転する
    複数個のローラ(20)を給集材ラインに沿って配列して構
    成されるテーブル(23)と、 前記テーブル(23)における鍛造プレス機(11)に隣接する
    前端部(23a)近傍と、前記架台(27,28)における鍛造プレ
    ス機(11)に隣接する前端部(27a,28a)近傍とを連結し、
    第1作動手段(43)の作動下に伸縮して前端部(23a)を前
    端部(27a,28a)に対して上下方向へ近接・離間させる第1
    支持部(29)と、 前記テーブル(23)における鍛造プレス機(11)に隣接しな
    い後端部(23b)近傍と、前記架台(27,28)における鍛造プ
    レス機(11)に隣接しない後端部(27b,28b)近傍とを連結
    し、第2作動手段(44)の作動下に伸縮して後端部(23b)
    を後端部(27b,28b)に対して上下方向へ近接・離間させる
    第2支持部(36)と、 前記テーブル(23)の上面における被鍛造素材(A)の給集
    材ラインを挟む対向位置に配設され、第3,第4,第5お
    よび第6作動手段(52,54,58,62)により互いに近接・離間
    し得る当接部材(53,55,59,63)とからなり、 前記第1作動手段(43)および第2作動手段(44)を作動制
    御することにより、前記テーブル(23)の昇降動による高
    さ調整と給集材ラインに対する傾動による角度調整とを
    行なって、該テーブル(23)上のローラ(20)に載置された
    被鍛造素材(A)の垂直方向の位置決めをすると共に、 前記第3,第4,第5および第6作動手段(52,54,58,62)
    を同期的に作動制御することにより、テーブル(23)上の
    ローラ(20)に載置された被鍛造素材(A)の水平方向の位
    置決めをするよう構成したことを特徴とする被鍛造素材
    の給集材装置。
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