JPH0356816B2 - - Google Patents

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JPH0356816B2
JPH0356816B2 JP58160625A JP16062583A JPH0356816B2 JP H0356816 B2 JPH0356816 B2 JP H0356816B2 JP 58160625 A JP58160625 A JP 58160625A JP 16062583 A JP16062583 A JP 16062583A JP H0356816 B2 JPH0356816 B2 JP H0356816B2
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winding
supply line
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F3/00Coiling wire into particular forms
    • B21F3/02Coiling wire into particular forms helically
    • B21F3/04Coiling wire into particular forms helically externally on a mandrel or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はコイルばねの製造方法とその製造機
に係り、一層詳細には、所要の線径、長さの素材
を芯金で螺旋状に巻回してコイルばね、主に両端
に座部を有する大型の圧縮コイルばねを自動的に
製造するための方法とその製造機に関する。
技術背景 コイルばねの製造において、一般に比較的に細
い(線径の小さい)素材による小型のばねの場合
は、冷間形態として低温の素材を使用し、また太
い(線径の大きい)素材による大型のばねの場合
は、熱間形態として予め炉内で所定の高温度に加
熱された素材を使用し、夫々の素材を芯金で所定
ピツチに巻回するようにしている。いずれの製造
形態にあつても、芯金に対する素材の給送位置、
姿勢、特に両端座部付きのばねにあつては素材の
両端に予め加工された楔状の圧延部の向き、位置
を、巻回条件に適合するよう適確に設定し保持す
る必要がある。
従来技術 先ず従前のばね製造技術の概略につき述べる
と、従来一般的には「素材変移給送巻回方式」が
採用されている。これは第45図に略示するよう
に、巻回機側の芯金M′を一定の位置および向き
にセツトしたまま所要方向へ定速回転させるもと
で、供給機側において素材Wを芯金Mに向けて給
送し、かつ芯金の軸方向へ移動しつつその供給方
向(供給角度)を漸次ピツチ的に変移し、そして
芯金M′で巻回するようにしている。
しかし斯る製造方式には、多くの問題が内在し
ている。すなわち素材の供給機側を芯金の軸方向
へ漸次移動させることが必要となり、このために
製造機全体が極めて複雑化すると共に大型化し
て、相当大きな占有面積を確保しなければなら
ず、また製造ラインの簡素化の隘路となる等の難
点がある。しかも供給機の移動により素材の供給
方向を変更するものであるため(換言すれば、素
材の供給方向を供給機の移動に依存して選定する
ため)芯金に対する供給姿勢、角度を高精度に設
定し得ず、また素材自体が湾曲、撓み等の変形を
生じ易くなる。この結果素材を設定通りに適確に
巻回することが困難となり、従つて形状(特にピ
ツチ)の精確かつ安定した品質の良好なばねを高
速度で連続製造するには更に克服すべき多くの難
点が控えているのが現状である。
また従来のばね製造方法では、前述のように素
材を変移しつつ供給するため、特に熱間製造時に
多くの危険を伴うものである。すなわち圧延部付
きの素材を使用した場合、巻回過程の後半段階の
適当な時点において、複数の作業者が各自適当な
器具を用いて端末圧延部の向きをチエツクしなが
らこれを修正する作業を要している。しかしいか
に作業に熟練したとしても、斯る修正作業は何分
にも赤熱した高温素材の変移供給中に行なわれる
ものであるところから、非常に危険を伴い熱傷事
故を招来し易い。その上同作業では、何よりも安
全性を重視するがために必然的に慎重を極め、し
かも作業者同志の確かな連繋を必要とすることか
ら、製造作業全体の高速化・生産性の向上を斯し
得ない事情があつた。
目 的 本発明は、前記従来技術に係る諸問題に鑑み、
これを克服すべく新規に提案したものであつて、
芯金に対する素材の供給ラインを常に一定位置に
設定保持し、そして斯るラインに沿つて素材を適
正かつ安定良く供給することに着目し、これに対
応して芯金に対する新たな技術の導入、すなわち
旋回に基づく巻回位置(向き)の変向制御、軸方
向への移動制御をなして芯金を上述の供給ライン
に対応する適正な角度、位置に制御操作してばね
を巻回成形するように構成した「芯金変向移動巻
回方式」に係るコイルばねの製造方法とその製造
機であり、その目的は作業の安全性および能率の
向上そして機械全体の小型化および性能の向上を
図ると共に、素材を安定した供給姿勢に維持しつ
つ高精度に巻回して形状、サイズの安定した精確
で良質なコイルばねを能率よく製造する方法と製
造機を提供することにある。
本発明の今一つの目的は、素材の供給ライン、
芯金の回転方向およびチヤツク位置を、夫々右巻
き用・左巻き用に変更設定して、両種のばねを能
率よく製造し得る製造機を提供することにある。
実施例 そこで本発明に係るコイルばねの製造方法とそ
の製造機について、好適な実施例を挙げて添付図
面に基いて詳細に説明する。本例では熱間製造形
態に基いて、第40図に略示する両端テーパエン
ド(両端に圧延部を加工したもの)の素材Wによ
り、第41図の圧縮コイルばねSを製造する場合
につき主に説明する。
本例の製造方法の説明に先立ち、同方法の実施
に好適に使用される製造機を説明する。この製造
機では概要として第1図に略示するように、加熱
炉Hから取出された素材Wを、右巻き用・左巻き
用の所定供給ラインに整合保持しつつ芯金側に供
給する供給機Fと、この供給機Fに対し平面T形
に交差設置され、そして芯金Mに対し各供給ライ
ンに対応する巻回位置の旋回変向、左右各方向の
回転、そして軸方向の往復移動を夫々制御し得る
巻回機Cとを併設しているので、これら各機械毎
に説明する。なお説明の便宜上、各伝達手段につ
いて鎖車およびチエーンをチエーン列、歯車同志
を歯車列と夫々略称することにする。
まず供給機F側では、第2,3,4図に略示す
るように、機台1上に、素材の供給に必要な各種
装置すなわち第1および第2給送装置18,2
5、姿勢保持装置40、先端規制装置56、先曲
げ装置66、供給案内装置81、クランプ送出装
置91そして端末規制装置104が夫々供給ライ
ンに整合して装備されている。上記機台1では、
素材の長さそして巻回方向(右巻き、左巻き)に
対応して前記各装置を適正な位置、高さにセツト
するために、第2,5,7図のように固定ベース
2上に載置した摺動ベース3に昇降台10を設置
して構成されている。なお摺動ベース3は、固定
ベース2の一端に設置された正逆転モータ4を作
動源として、同モータ4にチエーン列5で連繋さ
れかつ固定ベース2に支持された回転軸6および
ラツク・ピニオン列7を介して前後方向のZ位置
に切換え保持される。8,8′は、固定ベース2
の一側に配設された位置検出器であり、摺動ベー
ス3側のドツグ9で各々操作された際に、夫々検
出作動して上記モータ4を停止するように設定さ
れている。
一方昇降台10は、供給ラインに平行に架設さ
れており、その後端部(加熱炉H側)が上記摺動
ベース3上の受枠11に支点軸12で支持された
もとで、切換えシリンダ13の作動により昇降傾
動されて右巻き、左巻きの各供給ラインに整合す
る2段の高さに位置セツトされる。なおシリンダ
13は、昇降台10前端に装着されており、そし
て摺動ベース3に連節されたロツド14に対する
昇降量が変更可能とされている。15,15′は
昇降台10に配設された高さ検出器であり、摺動
ベース3上の支杆16に配設された当該ドツグ1
7,17′で各々操作された際に、夫々検出作動
して上記シリンダ13を停止するように設定され
ている。
前記第1給送装置18は、加熱炉Hから取出さ
れた素材Wを所要速度で給送するためのもので、
第2,3,6図のように前述の昇降台10の後端
部に配列された各支筒19に、互いに同調回転し
得る回転軸20が供給ラインと直交する向きに挿
通されると共にモータ21に第1、第2のチエー
ン列22,23を介して連繋されており、そして
各回転軸20先端に固着されたローラ24が供給
ラインに整合されている。なお上記モータ21は
変速式が望ましい。また各ローラ24は、所要線
径の素材を適切に案内し得るように円曲形の受け
溝と両端のフランジを有する形式とされる。
一方第2給送装置25では、前述の給送装置1
8と協動して素材Wを巻回機Cの芯金M側へ給送
案内するためのもので、第5,6,7図のように
前記昇降台10の前上部の支台26に、互いに同
調回転し得る各回転軸27が供給ラインと直交す
る向きに挿通されて軸方向へ移動自在に支持され
ると共に前記モータ21にチエーン列28を介し
て連繋されており、そして各回転軸27先端にロ
ーラ29が固着されている。なおモータは第1側
の装置18と別個にしてもよい。またローラ29
は素材から離隔し易いように片側フランジ付きと
されている。
斯る装置25では、素材の給送開始、終了に調
時して各ローラ29を供給ラインに整合、退避す
るための切換え機構30が昇降台10の裏側に装
備されている。この機構30は、第6,7図のよ
うに支枠31間に支持された回動軸32を、切換
えシリンダー33のロツド34に連結レバー35
を介して連繋し、そして回動軸32に起立連結さ
れた各切換えレバー36を、当該回転軸27後端
に回転案内具37を介して連繋している。これに
よりシリンダー33のロツド34の昇降動に即応
して回動軸32の各レバー36が第7図中左右方
向に一斉に傾動されることを伴い、各回転軸27
の移動と共にローラ29が素材に対する案内、休
止の各位置に切換え保持される。なお38,3
8′は切換え確認用の検出器、39はドツグであ
る。
前述の第1、第2給送装置18,25の間に前
記姿勢保持装置40が供給ライン方向に変位(位
置調節)可能に装備されている。この装置40
は、素材の姿勢特に先端圧延部W1の向きを修正
保持しつつ案内するもので、第2,8,9図のよ
うに前記昇降台10の支台26前側に設置された
受箱41上面に、一対の案内用受けローラ46
が、また同ローラ46の上方に浮動防止用の押え
ローラ50が、ともに供給ラインと同じ向きに配
設されている。受箱41は支台26前面の支枠4
2の案内杆43に対し供給ライン方向へ移動可能
に支持されており、そして支枠42に装着された
シリンダー44のロツド45に連結されて素材の
長さに適合した位置に変更されるようになつてい
る。
上記受けローラ46は、供給ラインと並列に支
持されており、そして受箱41の下面に装着され
たモータ47に傘歯車列48、平歯車列49を介
して連繋されて互いに異方向へ同調回転される。
ちなみに同ローラ46は、互いの外周面間で素材
を供給ラインに整合保持したまま線接触で受け、
そして異方向回転により素材の円周方向の変動を
防止する。一方押えローラ50は、上記受箱41
上端の支軸51に枢支された一対のアーム52の
前端間に、軸53を介して枢嵌されており、そし
てアーム52に連繋された切換えシリンダー54
の作動により、供給ラインの直上に整合されて素
材を押接案内する位置とライン外の退避位置とを
切換え保持される。なおシリンダー54は、受箱
41上方に装着されており、そのロツド55先端
が両アーム52上端に連繋されている。
前記先端規制装置56は、「先端起し」とも呼
ばれ前記昇降台10前端、すなわち芯金Mの手前
に臨む部位にあつて、素材の巻回に先立ち先端圧
延部W1の姿勢(向き)、位置を規制保持するため
のもので、第2,10,11図のように昇降台1
0上の支台26の前上端の支筒57に回動軸58
が横通支持され、同軸58前端の連結アーム59
に規制具60が装着されている。この規制具60
は、「起し具」とも呼ばれるもので、圧延部W1
突入係合し得る規制口61を形成しており、そし
て切換えシリンダー62の作動により昇降傾動さ
れて供給ラインと整合された規制位置とライン外
上方に退避する休止位置とに切換え保持される。
ちなみに同規制具60は、素材の給送に調時して
規制位置にセツトされ、規制後は即座に休止位置
に戻される。なお上記シリンダー62は、支台2
6裏側に装着され、そのロツド63上端を上記回
動軸58後端のアーム64に連節している。65
は規制具60の位置切換え確認用検出器で、アー
ム64で操作される位置に対設されている。
前記先曲げ装置66では、素材の先端規制後に
おいて素材の先端部を、芯金M外周に密接し得る
ように予め巻回方向へ湾曲させるためのもので、
第12,13図のように前述の先端規制装置56
の規制具60と同一部位に装備され、そして前記
昇降台10前端に固定された支枠67に、湾曲手
段を装備した可動体71が供給ラインに対する交
差方向へ往復動自在に装置されている。支枠67
は、両側間に2本の案内支杆68を供給ラインと
直交する向きに並設し、そして裏側に可動体71
用の作動シリンダー69を装備している。これに
対し可動体71は、案内支杆68に挿通支持され
ると共にシリンダー69のロツド70に連結され
ており、そして前方に突設した両支板72間に一
対の湾曲用アーム73を配設している。
アーム73は、支板72上下の支軸74に枢支
されてばね75で常には開放方向に付勢されてお
り、そして前端に素材に対するクランプ片76を
取着し、後端に開閉案内用の転子77を取着して
いる。このアーム73の開閉手段では、上記可動
体71の上端側に操作シリンダー78が装備さ
れ、そのロツド79に連結された操作杆79A先
端部が両転子77間に係入されており、操作杆7
9Aの移動により両アーム73が開閉される。
これにより同装置66では、素材の先端規制前
には両シリンダー69,78が休止状態とされ可
動体71の後退に伴い両アーム73が開放状態の
まま供給ライン外の休止位置に待機され、先端規
制後には前記規制具60の上傾退避に調時して両
シリンダー69,78が協動され、可動体71の
前進に対応して両アーム73が開放状態のまま供
給ラインと整合された成形位置にセツトされ、し
かる後互いのクランプ片76で素材の先端部を挟
持して湾曲するようになつている。なおクランプ
片76は、素材の右巻き用、左巻き用に合わせて
交換可能とされる。80,80′は可動体71の
位置切換え用の検出器である。
前記供給案内装置81では、前述の先端規制装
置56の手前において、素材を案内するためのも
ので、第14,15図のように前記昇降台10上
の支台26前端に定置された固定台82前面の両
支板83間に、一対の回動軸84が支持されて歯
車列85で連繋されており、そして各軸84に連
結された支杆86にローラ87が枢支されてい
る。そして一方の回動軸84(支杆86でもよ
い)が、固定台82上に装着されたエアー式のシ
リンダー88のロツド89にアーム90を介して
連節されている。これによりシリンダー88の作
動に対する両回動軸84の同調回動に伴い、双方
のローラ87が開閉的に変移して素材を挿通挟持
する案内位置と供給ライン外に拡開した休止位置
とに切換え保持される。なおローラ87は前記第
1供給装置18のローラ24と同様な形状とされ
ている。
前述の第2給送装置25の上方に前記クランプ
送出装置91が装備されている。この装置90
は、前述の先端規制装置56で規制された素材を
芯金Mの所定のチヤツク位置に積極的に送出する
ためのもので、第7,16図のように前記昇降台
10上の支台26に設置された移動台92に、ク
ランプ機構91Aが装備されている。移動台92
は、支台26上のレール93に載置されており、
そして支台26上に装着された作動シリンダー9
4のロツド95に連結されて供給ラインの方向に
所定ストロークに亘り往復動される。
一方クランプ機構91Aでは、前述の供給案内
装置81と同様に構成され、移動台92前側の両
支板96間に支持されかつ歯車列97で連結され
た一対の回動軸98に、支持アーム99が連結さ
れており、そして一方の回動軸98(アーム99
でもよい)が、移動台92上に装着されたエアー
式のシリンダー101のロツド102に連結アー
ム103を介して連繋されていることにより、上
記両支持アーム99が同調開閉に基いて素材に対
する挟持と解放との各状態に切換え保持される。
なお斯る装置91では、両アーム99がシリン
ダー101からの所定圧力を受けてクランプ片1
00で素材を比較的軽くクランプする。従つて移
動台92が所定ストロークに亘り前進されるとし
ても、素材の先端が芯金M側のチヤツク位置で係
止された以降は、素材Wとクランプ片100との
間に滑りが生じて事実上送出を終了し無理な送出
を制止して素材の変形を未然に回避し得るように
なつている。
そして前述の第1給送装置25の対応部位に前
記端末規制装置104が装備されている。この装
置104では、「端末起し」とも呼ばれ巻回過程
の所定時点において素材の残り分の向き、特に端
末圧延部W2を規制してそのねじれ(ひねり)を
矯正するためのもので、第1,17,18図のよ
うに前記昇降台10に設置された移動台105
に、後述の規制具122用の駆動手段を装備した
傾動体111が設置されている。移動台105
は、昇降台10上面のレール106に載置されて
おり、そして昇降台10上に架設された往復チエ
ーン107に位置調節可能に連結されて所定スト
ロークを供給ラインに沿つて前後動するようにな
つている。なおチエーン107は、その一方の鎖
車の軸108が、昇降台10裏側に装着されかつ
後述のように設定された制御モータ109に歯車
列110で連繋されている。
これに対し傾動体111は、移動台105の前
面下部の支点軸112に支持されて供給ラインと
交差する向きに傾動自在にされており、その上端
には支筒113が芯金M側に向けて供給ラインと
平行に突設され、また下端には後述のように設定
された制御モータ118が装着されている。そし
て同傾動体111は、移動台105に装着された
シリンダー114のロツド115に連結されてお
り、素材の給送時ではライン側に傾倒した休止位
置に、また素材の巻回過程の所定時点ではライン
に起立整合する作動位置に切換え保持される。1
16,116′は移動台105の移動位置切換え
確認用の検出器で、ON時にモータ109を停止
するように設定されている。
先に述べた傾動体111に規制具122の回転
軸117が装備されている。この回転軸117
は、上記支筒113に横通されており、そして上
記制御モータ118に対し、傘歯車列119、ウ
オーム歯車列120、そして平歯車列121を介
して連繋されて左右(正逆)いずれの方向にも所
要速度で回転し得る。斯る回転軸117の前端に
規制具122が装着されている。この規制具12
2は、「起し具」とも呼ばれるもので、その前端
面に端末圧延部W2に対する規制口123が形成
されており、傾動体111の作動位置への切換え
に伴い同規制口123を供給ラインに整合する。
上述の回転軸117および規制具122に亘り
検出確認手段が組込まれている。この手段では、
規制具122が端末圧延部W2を適確に位置決め
規制したか否かを確認するもので、第19図のよ
うに回転軸117の軸心内に検知杆124が移動
可能に挿通されて常には前方(規制具側)に付勢
されており、そして同杆124前端の感知部12
5が規制口123内の所定位置にセツトされ、ま
た同杆124後端の操作部126が前記傾動体1
11の上部後側に装着されかつ各制御モータ10
9,118と接続された検出器127に対向され
ている。これにより規制具122が端末圧延部
W2を設定通りに規制した時点で、検知杆124
の移動(後端)により検出器127の作動
(ON)して各モータ109,118が設定通り
制御駆動される。
前述した端末規制装置104では、対象とする
ばねの成形条件すなわち素材の長さ、線径、巻回
角度、外径および自由高さ等に合わせて芯金Mの
回転を基準として運転されるもので、各駆動部材
の設定事項について付記する。まず前記シリンダ
ー114については、芯金Mが素材の所定長さ分
を巻回した時点T(例えば芯金Mがチヤツク位置
を角度0の基準点としてN回回転して所定の通算
回転角度(N×360度)に達した時点)で作動さ
れるように設定され、これにより前記傾動体11
1が作動位置にセツトされる。一方移動台105
側の制御モータ109については、上記シリンダ
ー114の作動に適宜調時して起動されそして前
記検出器127の検出作動(ON)に適宜変速駆
動されるように設定されている。これにより移動
台105および傾動体111全体の往動に伴い規
制具122が、巻回されつつある素材の端末を追
跡するように前進され、そして端末規制時(上記
検出器127の作動時)には移動台105ととも
に規制具122が芯金Mの巻回速度と同速または
若干速く前進される。
これに対し前記傾動体111側の制御モータ1
18については、上述のモータ109に調時して
素材の所定巻回時T(例えば前記通算回転角度
(N×360度)とする)に起動されるように設定さ
れている。これにより上述の規制具122が素材
の追跡前進中に端末圧延部W2をさぐり取るよう
に所定方向へ低速度で回転される。そして端末規
制に対する検出器127の検出時、すなわち予め
設定されたねじれ規制のための通算巻回回転角度
(例えばN′×360度)に達した時点T′で減速駆動
される。これにより上述の規制具122が、素材
の残り分l(未巻回長さ)の巻回終了までに必要
的に生じるねじれ分(円周方向のひねり)の角度
γに適合する角度分だけ微速回動される。なお
“ねじれ”については、対象とするばねのサイズ
や巻回条件に基いて予め目標値を定め、これに
種々の実験的データを付加して設定されたもの
で、素材の残り分lの単位長さ当り(巻回角度当
り)のねじれ角γが一次変化すると見なしても誤
差はほとんどなく実質的に許容値範囲として何ら
問題はない(第43図参照)。
一方前記巻回機C側では、第20図に略示する
ように機本体をなす旋回機台129に芯金Mのた
めの駆動装置143、第1、第2移動保持装置1
57,166そして素材のための巻回案内装置1
86、端末押え装置200等が装備されている。
まず上記旋回機台129は、供給ライン上の素材
Wに対し芯金Mを所要の巻回角度(対象とするば
ねのピツチ角)に変向させるために旋回されるも
ので、第21,22図のようにその台部130
が、固定ベース128上に対し支点軸131およ
び車輪132を介して載架されており、そして固
定ベース128上の連繋された後述の旋回装置1
38により操作される。なお連繋点133につい
ては、固定ベース128上のホルダー134に回
動と変移とが許容されて嵌合支持された連繋軸1
35側に、ねじ孔137を有する連繋具136が
固定されて構成されている。
上記旋回装置138では、第23,24図のよ
うに上記旋回機台129の台部130に装備され
た制御モータ139に、台部140内の幅方向に
横通支持された回転軸140が傘歯車列142で
連繋されている。この回転軸140は、そのねじ
軸141を前記連繋具136のねじ孔137内に
螺通しており、そしてモータ139の正逆転駆動
に伴い連繋具136に対して進退変移されその変
移量を以つて旋回機台129を支点軸131に基
いて旋回操作する。これにより同機台129は、
巻回前と巻回終了後では、前記供給ラインと平面
直交する基準位置(角度0)に保持され、そして
巻回時には基準位置に対し鋭角範囲の所定巻回位
置(角度β、γ)に亘り無段階(有段階でもよ
い)で旋回変向し得る。なお上記旋回の支点軸1
31は、供給ラインと基準位置との交点に設定さ
れている。
前記芯金Mは、前述の旋回機台129の旋回に
よる巻回位置の変向の他に、右巻き用・左巻き用
の各回転そして軸方向への移動とが全て数値制御
に基いて操作されるようになつており、そして対
象のばねの形状、サイズの適合するものが選定さ
れて旋回機台129内の前後に装備された後述の
第1、第2移動保持装置157,166間に着脱
交換可能にセツトされる。ちなみに芯金Mは、第
44図のような円錐形、そして半紡錘形、鼓形等
のものが使用可能とされる。
芯金Mに対する前記駆動装置143では、第2
5,26図のように前記旋回機台129の一端
(第20図左端)の箱体144内に制御モータ1
45そして主軸146、従軸148が夫々装備さ
れ、高低2段変速形式に構成されてスプライン軸
152と連繋されている。主軸146は、箱体1
44中央部に芯金Mと平面直交する向きに挿通支
持されて箱体144上部に装着された上記モータ
145にチエーン列147を介して連繋されてい
る。一方従軸148は、主軸146に対し平行に
支持されてクラツチ149で切換え操作される高
速用、低速用の各歯車列150,151で連繋さ
れており、そして機台129中央に横設支持され
たスプライン軸152とウオーム歯車列153を
介して連繋されている。
なおモータ145は正逆転式とされ、芯金Mを
各方向へ所要速度で回転し得る。また高速用歯車
列150は、第26図左側(主軸146上の大歯
車と従軸148上の小歯車)をいい、低速用歯車
列151は、同図右側(主軸146上の小歯車と
従軸148上の大歯車)をいう。クラツチ149
に対する操作手段については、第27図のように
箱体144外に設置されたシリンダー154のロ
ツド155と、箱体144に軸支されて適宜手段
を介して上記クラツチ149に連繋された切換え
レバー156とが連節されており、ロツド155
の昇降動によりクラツチ149が従軸148上を
摺動して各歯車列150,151と連繋される。
前記第1移動保持装置157では、芯金M基端
を保持するもので、第28,29図のように旋回
機台129内に装備された移動体158内に、芯
金用の連結主軸163が横通支持されている。上
記移動体158は、機台129上部に横設された
レール159と、上記スプライン軸152とに支
持されており、そしてシリンダー160により所
定区間(芯金Mの必要移動量)に亘り往復移動さ
れる。なおシリンダー160は、レール159下
方に装着されてロツド161を移動体158後端
に連結しており、そして油圧制御機構(図示しな
い)により、その作動速度および作動量が制御さ
れるようになつている。162,162′は移動
体158の各移動端に配設された検出器である。
一方連結主軸163は、芯金Mを着脱可能に連
結して回転させるためのもので、上記移動体15
8中央に着脱可能に支持されて芯金Mと同一線上
に整合されており、そして上述のスプライン軸1
52に平歯車列164を介して連繋されて正逆回
転される。なお同主軸163と芯金Mとの連結に
ついては、第30図のように互いの端面を整合し
たもとで、支軸163の軸心内に横通された連繋
螺杆165先端が、芯金M後端のねじ孔内に螺着
されている。
これに対し前記第2移動保持装置166では、
芯金M先端を分離可能に連結保持するもので、第
31,32図のように前記旋回機台129内に装
備された移動体167内に、チヤツク機構166
Aを内蔵した芯金用の連結従軸172が横通支持
されている。上記移動体167は、機台129上
部に横設されたレール168に吊下状に支持され
ており、そしてレール168下方に横設された送
り軸169に螺通支持されて同軸169の回転に
伴い前述の第1側の移動体158と調時して所定
区間を往復移動される。なお送り軸169は、旋
回機台129の上端後側に装着された制御モータ
170に平歯車列171を介して連繋されてお
り、そしてモータ170の制御駆動に基いて所定
速度で正逆転されるようになつている。
一方連結従軸172は、芯金Mに従転されるも
のであつて筒形とされ、上記移動体167下部の
支筒173に挿通支持されて芯金Mと同一線上に
整合されており、そしてその前端(第31図左
端)に歯車用の凹部174が形成され、またチヤ
ツク用の受台175が着脱可能に固定されてい
る。なお同従軸172と芯金Mとの連結について
は、受台175前端の係合孔176と芯金M先端
の係合軸177とを以つて分離可能に係合連結さ
れている。
上記連結従軸172に装備されたチヤツク機構
166Aでは、第31,33図のように同従軸1
72の軸孔178に挿通された操作杆179が、
従軸172後端に装着されたシリンダー180の
ロツド181に連結されており、また操作杆17
9前端のラツク182が上部凹部174内に枢着
されたピニオン183と連繋されている。そして
上記受台175に移動可能に装着されたチヤツク
184が、ラツク185を介して上記ピニオン1
83に連繋されて上記操作杆179の移動操作に
より開閉される。なおラツク185は、チヤツク
184に固定され操作杆179のラツク182と
直交されている。ちなみにチヤツク184は、素
材の巻回前(芯金Mの前進前)では、前述の旋回
支点(支点軸131)と同一垂直線上にあつて、
右巻き・左巻きの各巻回方向に対応して芯金Mの
上周または下周の各所定位置に待機されている。
なお前述した第1、第2の装置157,166
では、シリンダー160、モータ170の制御設
定により、互いの移動体158,167がともに
変速可能とされ、そして芯金Mの前進に対しては
両移動体158,167が同調速度で往動し、芯
金Mの後退に対しては第1側158が第2側16
7に比し適宜速く復帰するように設定されてい
る。これにより芯金Mが連結従軸172から分離
される。
前記巻回案内装置186では、巻回過程におけ
る素材を案内するもので、第34,35図のよう
に芯金の手前すなわち前記供給機Fにおける供給
案内装置81前方の所定位置において芯金Mの
上、下部に放射状の向きで対称的に配設されてい
る。双方の装置186は、素材の右巻き・左巻き
に対応して使分けられるものの、ともに同様に構
成されている。便宜上一方(図示下方の右巻き
用)を説明すると、前記旋回機台129の前側中
央部の台座187に適宜傾きで装着されたホルダ
ー188の筒部189内に、支筒190が嵌挿さ
れており、この支筒190上端の二又部に供給ラ
インに整合されたローラ191が交換可能に枢着
されている。
そして上記ローラ191を、素材の線径および
巻回径等に鑑み芯金Mに対する適正な案内角度お
よび位置にセツトするために、第35,36図の
ように上記ホルダー188が、台座187に対し
支点ピン192、調節緊締具193を以つて傾き
調節可能に定置される一方、上記支筒190がホ
ルダー188に支持されたねじ軸194の正・逆
回転に伴い摺動子195を介してホルダー188
の案内溝196に沿つて前後方向すなわち芯金M
に対する遠近方向へ調節移動可能に支持されてい
る。なおねじ軸194は、支軸190のねじ孔1
97に螺通されており、そしてホルダー188下
端に装着された制御モータ198に傘歯車列19
9を介して連繋されている。ただし斯る装置18
6では、ローラ191で素材の上面を受け、また
図示上方の装置186では、ローラ191で素材
の下面を受けるようになつており、いずれの装置
についても、当該ローラ191を芯金Mの形状、
外径に合わせて位置決めセツトして素材を押付け
案内する。ちなみに直円形の芯金に対してローラ
191は一定位置に保持され、また円錐形や半紡
錘形の芯金に対してローラ191は漸次変位され
る。
前記端末押え装置200は、素材の終端部を押
え込んで芯金M外周に密接巻回させるためのもの
で、第34,35,37図のように前述の供給ラ
インとの整合部位において芯金Mの裏側に装備さ
れている。すなわち同装置200では、前記旋回
機台129上部の支軸201に枢支されかつシリ
ンダー202のロツド203に連節されたL形の
第1レバー205と、機台129中央の支軸20
5に枢支されかつ上記第1レバー204と連杆2
06を介して連繋されたL形の第2レバー207
と、同レバー207他端に枢支されて供給ライン
に整合された押えローラ208とを備えており、
そして上記シリンダー202のロツド203の移
動により両レバー204,207および連杆20
6を介してローラ208が、芯金Mの直径方向へ
変移されて素材の解放位置と押え込み位置とに切
換え保持されるようになつている。
そして素材の線径、ばねの外径等に対応してロ
ーラ208を変位調節するために、上記第1レバ
ー204と連杆206との連結について、レバー
204他端に装着された回動調節具209のねじ
孔210に、連杆206他端のねじ軸211が螺
通されており、そして調節具209がハンドル2
12で回動操作されることにより、連杆206が
移動して第1レバー204との連結点すなわち両
レバー204,207間の連結距離が長短変更さ
れ、第2レバー207の傾動変化に伴いローラ2
08が芯金Mの直径方向に位置調節される。なお
同装置200では、通常巻回終了段階で作動され
るが、巻回開始直後または途中から作動してもよ
い。
巻回機Cでは、前述の各装置の他に芯金に対す
る案内装置213そしてばねのための係止具22
2および移送器223が付設されている。上記案
内装置213では、芯金Mの移動案内をするため
のもので、第38,39図のように前記旋回機台
129内の中央に縦設された支箱214内に、調
節ねじ軸216で昇降調節される支体215が縦
挿されており、そしてこの支体215上端の二又
部に挿通された支軸217に、芯金Mの下周面を
受けるローラ218が支持されている。なお上記
ねじ軸216は、支箱214に縦挿支持されて支
体215のねじ孔219に螺通されており、そし
て支箱214外に支持された操作軸220により
歯車列221を介して正・逆回転され、これによ
り支体215と共にローラ218が昇降変位調節
される。またローラ218は、各種サイズ、形状
の芯金外周に適合する転接面をもつ鼓形とされ、
上記支軸217の着脱に伴い交換可能とされる。
前記係止具222は、巻回成形されたばねを、
芯金Mの復帰時に係止して抜き外すもので、前記
端末押え装置200の後側(素材の巻回終端より
後側)に装着されている。なお同具222は、シ
リンダーのような切換え部材側に交換可能に取着
してばねの係止位置と非係止位置とに切換え得る
ように構成してもよい。一方移送器223は、芯
金Mから抜き外されたばねをクランプして機外へ
移送するもので、芯金Mの移動途上に配設された
一対の開閉クランプ224を、芯金Mと平面交差
する裏側(第1図右側)へ変移するようになつて
いる。
さて本例のコイルばね製造方法は、前述のよう
に構成された製造機すなわち供給機F側の各装置
と、巻回機C側の各装置との協動により、1サイ
クル1成形の形態に基いて素材の供給から巻回ま
での一連作動工程を全自動で行い得る。1例とし
て第41図の両端座付きばねSの製造例を各装置
の作動工程順に説明する。まず供給機F側では、
素材Wの長さおよび巻回方向に対応して機台1の
昇降台10が、モータ4、シリンダー13の作動
により固定ベース2に対して、前後・上下に操作
されて所定位置、傾斜高さに保持されることによ
り、全ての装置が所定位置にセツトされ、これに
より前送方向(芯金側)に向けて高くされた所定
の供給ラインが設定される。
このもとで第1、第2給送装置18,25およ
び姿勢保持装置40が同調して作動される。すな
わち第1給送装置18では、作業者により加熱炉
Hから取出された素材Wをローラ24間に受けて
水平状に定常給送し(ただし素材は給送過程で作
業者により先端圧延部W1の向きが大まかに調整
される。)、続いて姿勢保持装置40では、受けロ
ーラ46および押えローラ50間で素材を挟持し
て振れ止めを図ると共に円周方向の向き、特に先
端圧延部W1の向きを修正しつつ前送する。そし
て第2給送装置25では、素材を各ローラ29間
に保持しつつ前方の先端規制装置56に向けてゆ
つくりと前送する(第1図a参照)。
先端規制装置56では、素材の給送タイミング
に調時してシリンダー62の往動により既に規制
具60を供給ライン上の規制位置にセツトしてお
り、規制口61で先端圧延部W1の向き、位置の
規制をなした後、シリンダー62の復動により規
制具60をライン外上方の休止位置に退避させ、
次期作動時まで待機する。斯る規制作動の終了に
調時して先曲げ装置66が作動される。同装置6
6では、両シリンダー69,78の協動により両
アーム73を成形位置にセツトして互いのクラン
プ片76で素材の先端部を所定方向へ湾曲した
後、両アーム73を速やかに休止位置に退避さ
せ、次期作動時まで待機する。
前述の素材規制作動終了に調時して供給案内装
置81の案内作動およびクランプ送出装置91の
送出作動が開始される。すなわち供給案内装置8
1では、シリンダー88の往動により両支杆86
のローラ87をともに案内位置にセツトして素材
を挟持したまま案内し、そして適時点でローラ8
7を休止位置に退避する。一方クランプ送出装置
91では、クランプ機構91Aにおけるシリンダ
ー101の往動により、両アーム99を閉鎖して
クランプ片100で素材をクランプし、次いでク
ランプに調時した作動シリンダー94の往動によ
り、移動台92全体を昇降台10側のレール93
に沿つて所定位置に前進させて素材を巻回機C側
の芯金Mの所定のチヤツク位置に送込む(第1図
b参照)。
なお前記第2給送装置25では、送出装置91
の素材送込み前(素材の挟持後)に、シリンダー
88の復動により各ローラ87を一斉に供給ライ
ン外に退避し、次期素材の給送に先立ち再び給送
位置にセツトする。また送出装置91では、移動
台92が前進端に達した時点で送込み終了とさ
れ、そして芯金Mの巻回開始に調時して各シリン
ダー94,101の復動によりアーム99が開放
され移動台92と共に後退端に復帰され次期作動
時まで休止される。
前述の供給機F側の作動に対して巻回機Cで
は、芯金Mの所定位置で素材先端をチヤツクした
後、旋回装置138、駆動装置143および第
1、第2移動保持装置157,166の作動に基
いて芯金Mを作動して素材を巻回する。すなわち
芯金Mの移動前において、第2移動保持装置16
6におけるチヤツク機構166Aでは、素材の巻
回方向に対応してチヤツク184を芯金Mの下周
所定位置に待機しており、そしてシリンダー18
0の往動により操作杆179、ラツク182、ピ
ニオン183およびラツク185を介してチヤツ
ク184を閉鎖して素材Wの先端を固持する(第
1図b参照)。
しかる後、各装置138,143,157,1
66が設定通り制御作動される。まず旋回装置1
38では、モータ139の正転駆動に伴い回転軸
140が連繋点133の連繋具136に対し螺進
することにより、旋回機台129が支点軸131
に基いて所要の巻回位置に旋回変向される。一方
駆動装置143では、クラツチ149の切換えに
より高速用、低速用のいずれかの歯車列150,
151が設定されたもとで、モータ145の正転
駆動に伴い主軸146、従軸148およびスプラ
イン軸152が回転され、そして第1移動保持装
置157における連結主軸163が平歯車列16
4を介して回転される。そして第1、第2移動保
持装置157,166では、シリンダー160の
往動、モータ170の正転駆動の同調により、双
方の移動体158,167がともに同一速度でレ
ール159,168に沿つて前進する。これによ
り芯金Mが、前述した各装置の協動により、ばね
の成形条件に合わせて制御操作される。
ここで芯金Mの制御について付記する。すなわ
ち第41図のようにばねSについて両端の座部
s′,s″と、有効巻回部sとの互いの巻回角度(α
>β)およびピツチ(P>P′)が異なることか
ら、芯金Mは第42図の制御線図に略示するよう
に回転速度が一定とされた場合において、各座部
s′,s″に対応する巻回の開始時、終了時の各々の
巻き部間では、巻回角度(向き)および前進速度
が漸次変更制御され、また有効巻回部sに対応す
る巻回過程では、巻回角度および前進速度がとも
に一定に保持されるように設定される。従つて芯
金Mは、斯る設定条件に合わせて各装置138,
143,157,166により操作されることに
より、素材を一連に巻回して始端の座部s′、有効
巻回部sそして終端の座部s″を順次成形する。な
お巻回過程において、素材Wは巻回案内装置18
6のローラ191で案内され、一方芯金Mは案内
装置213のローラ218で移動案内される。
さて素材の巻回過程において、芯金Mが所定長
さ分を巻回した時点T(例えば前記チヤツク位置
に対し適宜通算回転角度(N×360°)の時点)
で、前述の駆動装置143および第1、第2装置
157,166の減速駆動に基いて芯金Mが設定
時間において微速操作され、このタイミングに合
わせて前記供給機Fにおける端末規制装置104
が作動される。すなわち同装置104では、前記
クランプ送出装置91が復帰されているもとで、
シリンダー114の往動により傾動体111が作
動位置に起立保持され、またモータ118の駆動
により回転軸117が各歯車列119,120,
121を介して回転され、モータ109の正転駆
動により移動台105が往復チエーン107に索
引されて前記昇降台10のレール106に沿つて
前進される。これにより回転軸117先端の規制
具122が、供給ラインに整合セツトされたもと
で回転しつつ前進され、前述の素材後端の追跡中
にその規制口123に端末圧延部W2を係合して
その向きの規制をなす(第1図c参照)。
そして上述の端末規制時に検出確認手段におけ
る検出器127が確認検出(ON)することによ
り上記各モータ109,118が制御駆動され
る。すなわちモータ118は、素材の残り分lの
巻回完了時までに生ずる「ねじれ」に適合する角
度γ分だけ微速で駆動し、一方モータ109は、
芯金Mの巻回速度(周速)に適合する速度で駆動
する。これにより前記規制具122は、素材のね
じれ規制として端末圧延部W2を係合保持したま
ま適正なねじれ角γに合わせてゆつくり回動さ
れ、そして芯金Mの巻回速度に合わせて素材を押
出す(第43図参照)。
上述の端末規制作動に同調して巻回機C側で
は、芯金Mが通常の作動状態に制御される。すな
わち前記規制具122の規制開始時T(所定の通
算回転角度N′×360度時点)に同期して駆動装置
143および第1、第2移動保持装置157,1
66が、ともにばねSの成形条件に適合する速度
で制御駆動されることに従い、芯金Mは所定巻回
速度で回転および移動されて素材の残り分lを巻
回する。
そして巻回終了時期(例えば1巻回分)には、
前述のように旋回装置138、駆動装置143、
第1、第2の装置157,166の制御駆動に伴
い、芯金Mは巻回中心を元に変向しつつ低速で回
転、移動され、そして終端座部s″の巻回後では基
準位置に戻されかつ前進端で停止されて所定の巻
回作動を終了する(第1図d参照)。
上述の巻回作動に対し前記端末規制装置104
では、素材が規制具122から離隔した時点で検
出器127が(OFF)となり、モータ109の
逆転駆動、停止に伴い移動台105が後退端に停
止され、またシリンダー114の復動に伴い傾動
体111が傾倒位置に保持され、そしてモータ1
18の停止に伴い回転軸117が停止される。こ
れにより規制具122が、後退休止位置に戻され
次期作動時まで待機される。一方巻回作動の終了
段階において、端末押え装置200が作動され
る。すなわち同装置200では、シリンダー20
2の往動により押えローラ208が第1、第2の
レバー204,207を介して押え込み位置にセ
ツトされ、前記巻回案内装置186のローラ19
1から離隔した素材の端末部を適宜押え込み案内
して芯金M外周に密接させ、しかる後巻回作動の
終了に調時してシリンダー202の復動により押
えローラ208が、解放位置に復帰されて次期作
動時まで待機される。
さて前述した巻回作動の終了後には、巻回機C
全体が元の作動前状態に復帰される。すなわち駆
動装置143では、モータ145の逆転駆動に伴
い、主軸146、従軸148を介してスプライン
軸152と共に第1移動保持装置157における
連結主軸163が逆転され、また同保持装置15
7では、シリンダー160の復動に伴い移動体1
58が、レール159およびスプライン軸152
に沿つて原位置に速やかに後退され、一方第2移
動保持装置166では、モータ170の低速逆転
駆動に伴い、移動体167が送り軸169および
レール168に沿つてゆつくり後退される。従つ
て第1、第2の装置157,166の後退速度差
により芯金Mは、第2側の連結従軸172から離
脱し、以後第1側の連結主軸163に連結保持さ
れたまま案内装置213のローラ218で案内保
持されつつ復帰し、そしてチヤツク位置を原位置
に戻して停止される。ただし駆動装置143は、
芯金Mの後退後に所定分逆駆動してもよい。
なお芯金Mの後退過程において、成形されたば
ねSは、係止具222により芯金Mから抜き取ら
れ、そして移送器223でクランプされて機外の
例えば搬出コンベヤ上に搬出される。そして前記
第2移動保持装置166では、上記移送器223
が復帰して開放されることに調時して移動体16
7が原位置に復帰され、そして連結従軸172を
芯金Mと再び連結セツトして第1側の装置157
と共に次期巻回作動時まで待機される(第1図e
参照)。
以降前述と同様に各機F,Cにおける各装置の
サイクル作動により、素材Wを常に一定供給ライ
ンに整合保持したまま給送、規制する一方、芯金
Mを所定の巻回位置に旋回変向しかつ回転、移動
させてばねSを巻回成形し得るものである。
前述のようにしてばねを自動製造し得る本例の
製造方法および製造機では、第1、第2移動保持
装置157,166間に所要とする他形状の芯金
を交換セツトすることにより、第44図に略示す
る各種のばねも成形できる。例えば同図aの両端
座部付きの円錐形ばねS1では、円錐形の芯金M1
を使用し、そして前述のように巻回位置の角度お
よび回転、移動を制御することにより成形し得
る。同図bのたる形ばねS2では、半紡錘形の芯金
M2を使用し、そして巻回前半段階では、芯金M2
を前進させる一方で巻回位置および回転、移動速
度を制御し、そして素材を半長分巻回した後半段
階では、芯金M2を後退させる一方で巻回位置お
よび回転、移動速度を制御し、そして素材を半長
分巻回した後半段階では、芯金M2を後退させる
一方で巻回位置および回転、移動速度を制御する
ことにより成形し得る。また同図cの鼓形ばねS3
では、第1、第2移動保持装置157,166に
夫々連結されるほぼ円錐形をなす一対の芯金M3
M3同志を互いに着脱可能に整合連結し、斯る芯
金を用いて成形できる。なお両端オープンエンド
のばねでは、前述と同様な直円形の芯金Mを一定
の巻回角度位置に設定したもとで、前述のように
回転、移動速度を制御することにより成形し得
る。
また旋回装置138、駆動装置143および第
1、第2移動保持装置157,166の制御駆動
に基いて芯金Mの巻回位置および回転、移動速度
を変更し得ることにより、巻取り角度の小さいば
ねでも成形し得、加えて当該ばねにおける巻回角
度、ピツチの修正はもとより不等ピツチのばねを
成形することもできる。しかも昇降台10の高・
低切換えによる供給ラインの変更設定そして芯金
Mの巻回方向の変更に基いて前述した各種ばねに
ついて、右巻き、左巻きのいずれにも成形でき
る。
ここで本例製造機における各装置の個有の機
能・作用効果について付記する。まず供給機F側
にあつて、先曲げ装置66では、先端規制装置5
6で規制された素材の先端部を巻回に先立し予め
巻回方向へ湾曲するので、芯金Mが同先端部を外
周に密接したもとで適正にチヤツクして適切に巻
回し得る。またクランプ送出装置91では、先端
規制されかつ先曲げされた素材をクランプしたま
ま芯金Mのチヤツク位置に送込むので、素材の供
給ラインに対するずれ、円周方向の振れ等を積極
的に防止し得、これにより特に始端座部を正確な
向き、角度に成形し得る。そして端末規制装置1
04では、巻回過程の所定時点において、規制具
122により素材の端末部を規制保持して素材の
未巻回残り分lの巻回完了時までの間に必然的に
生ずるねじれ分に適合する角度γに維持するの
で、不要なねじれをなくして特に終端座部を適正
な向き、位置に成形できる。この結果外径、ピツ
チの安定した良質のばねを成形し得、そして両端
の座部について切削代を少なくして精確に仕上げ
成形することができる。
一方巻回機C側にあつて、旋回装置138で
は、図示のように旋回機台129の組付け形態と
し同機台129に設置されたモータ139、同モ
ータ139に連繋されかつ固定ベース128の連
繋点133における連繋具136に対しねじを利
用して移動可能に螺通された回転軸140と、に
より構成しているので、装置自体が至極小型化し
得、特に機台129の周囲に同装置のための特別
な設置スペースが不要にできる。また駆動装置1
43では、変速形態に構成されていることによ
り、ばねのサイズ等に対応して芯金Mを高・低所
要速度で巻回操作し得る。第1、第2移動保持装
置157,166では、第1側157に対し第2
側166を遅速後退するように設定していること
により、双方の後退過程で芯金Mを第2装置16
6から自動的に分離し得、これを利用して芯金M
からばねを抜き取ることができるので、両装置1
57,166、芯金Mを一々停止する必要がなく
それだけ製造時間が短縮化できる。
巻回案内装置186では、右巻き用、左巻き用
のいずれについても供給ライン上に整合されたロ
ーラ191が芯金Mに対し所定位置にセツトされ
たもとで素材を芯金外周に密接する向きに押え込
み案内するので、巻回中における素材の浮動(巻
回方向に対する湾曲変動)を解消して常に直線状
に案内保持し得る。これにより芯金Mが始終素材
を密接巻回し得、特に外径誤差のないばねを成形
し得る。またローラ191を、芯金Mの外径形状
に対応して案内位置を調節設定し得るので、例え
ば円錐形や鼓形のように外径が連続的に変化する
芯金M1,M3に対しては、モータ198の制御駆
動に対するねじ軸194の回転に伴い、ホルダー
188内の支筒190と共にローラ191が芯金
の直径方向に変移して芯金との距離を一定に維持
しながらその案内位置を漸次無段的に調節して素
材を適確に案内し得る。特に上記ローラ191
を、芯金の直径方向に沿つた傾斜線上において変
位調節し得ることにより、供給ライン、芯金Mに
対する案内位置、距離を一挙に正確に調節設定し
得る。
このように本発明の製造方法では、素材を供給
ライン上に給送する一方、チヤツク位置を基準と
して回転して素材を巻回する芯金を供給ラインに
対して所定角度の巻回位置に制御すると共に軸方
向へ移動制御してばねを製造する方式にあつて、
素材を一定の供給ライン上に始終整合して給送す
る工程と、供給ラインの前方で素材の先端の向き
を規制する工程と、先端規制された素材を芯金外
周の所定位置に設定されかつ供給ラインと整合さ
れたチヤツク位置へ送出する工程と、芯金の巻回
位置について供給ラインと平面直交する基準位置
と、同位置に対し鋭角の変向位置とに亘り上記チ
ヤツク位置と整合された支点に基いて旋回形態で
変向する工程と、芯金を着脱可能に保持したもと
で所要の巻回位置に向けて往復移動する工程と、
素材の巻回過程の所定時点において素材の端末部
を規制し、同端末部の向きについて素材の未巻回
残り分の巻回完了時までに必要とされるねじれ角
分に適合する角度に制御保持する工程と、の各段
階に基いてコイルばねを製造する方法であるか
ら、素材を常に一定位置、安定姿勢に保持したま
ま給送して芯金により所要角度で一連に巻回し
得、これにより形状、サイズさらにはピツチ、ピ
ツチ角の精確なばね、特に両端座部付きのコイル
ばねを能率よく製造できる。
しかも本発明によれば、冒頭で説明した従前の
「素材変移給送巻回方式」とは根本的に異なる
「芯金変向移動巻回方式」であるから、製造ライ
ン全体を簡素化し得ると共に、同方法に使用する
製造機器が小型にできる。その上製造工程全般に
おいて、人為的作業を最少限度にし得るため、す
なわち熱間形態では加熱炉からの素材の取出し、
素材の予備的な姿勢調整をなす程度であるから、
作業者を最少人員にし、さして熟練者を必要とせ
ず安全に操業し得、また人為的作業による遅延を
少なくして作業の高速化を図り、安全かつ能率よ
く製造し得る。
また前述の製造方法に使用される本発明の製造
機では、素材を供給ラインに整合して供給する供
給機と、この供給機に対し平面交差状に設置され
芯金の巻回位置の旋回変向と共に回転および移動
を制御する巻回機との協動に基いてばねを製造す
る形態にあつて、供給機の機台上に装備されて所
定の供給ラインに沿つて素材を整合して所要速度
で給送する給送装置と、供給ラインの前方に装備
されて素材の先端の向きを規制する先端規制装置
と、先端規制された素材を芯金外周に設定されか
つ供給ラインと整合されたチヤツク位置へ送出す
る送出装置と、芯金の巻回位置を変更するために
巻回機の旋回機台について供給ラインと平面直交
する基準位置と、同位置に対し鋭角の変向位置と
に亘り上記チヤツク位置と整合された支点に基い
て旋回形態で変向制御する旋回装置と、芯金を上
記チヤツク位置を基準として適宜回転制御する駆
動装置と、芯金を着脱可能に連結保持したもとで
所要の巻回位置に沿つて往復移動制御する移動保
持装置と、前記供給機側に装備され素材の巻回過
程の所定時点において規制具により素材の端末部
を保持し同規制具について素材の未巻回残り分の
巻回完了時までに必要とされるねじれ角分に適合
する角度範囲で微速回動しつつ端末部の向きを規
制する端末規制装置と、を備えて構成した製造機
であるから、同製造機の運転すなわち前記各装置
の作動に基いて良質のコイルばねを精確に製造し
得、しかも熱間形態であつても人為的操作の介入
を最少にして、安全にかつ高速運転に基いて能率
よく製造できる。
特に本機では、素材の変移給送を不要にした
「芯金変向移動巻回方式」であるから、供給機の
構成を簡素化して製造機全体ひいてはライン全体
の小型化を図り得ると共に、素材の変動をなくし
てばねを精確に製造し得る。
また本発明の今一つの製造機では、前述の製造
機と同様な形態にあつて、前述の技術の他に供給
機の機台における昇降台を、所定の高・低位置に
切換え設定保持することにより、同昇降台に装備
された第1、第2の給送装置、先端規制装置、送
出装置および端末規制装置をもとに右巻き用、左
巻き用の各供給ラインに設置し得る一方、巻回機
では、芯金を各方向へ回転制御し得ると共にチヤ
ツク位置を各供給ラインと整合する位置に切換え
設定し得ることにより、右巻き、左巻きの各種ば
ねを正確に能率よく製造することができ、機自体
の汎用性を高め得る。
しかも供給機の昇降台に装備された先曲げ装置
と、芯金に対応する部位に装備された端末押え装
置との協動により、素材の先端部および端末部を
ともに巻回方向へ湾曲して芯金の外周に密接し得
ることにより、特に両端部の形状が正確でかつ安
定したばねを製造し得る。また素材の巻回中右巻
き用、左巻き用の各供給ラインに整合して装備さ
れた各案内装置において、芯金に対する所定間隔
をもつ案内位置にセツトされたローラにより、素
材を芯金の外周に押付け案内するので、素材の浮
動、湾曲変形等をなくして適確に巻回し得、特に
外径、ピツチの精確なばねを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第44図は本例実施例を示すもの
で、第1図は本例製造方法に実施される製造機全
体を略示する平面図で、同図a〜eは製造工程に
対応する各装置の動作を段階的に示す。第2図、
第3図、第4図は夫々素材の供給機全体を略示す
る正面図、平面図、側断面図、第5図は供給機の
機台の一部を略示する正面図、第6図は第1、第
2の給送装置を略示する平面図、第7図は供給機
全体の側断面図、第8図、第9図は姿勢保持装置
を示す正面図、側面図、第10図、第11図は先
端規制装置を示す正面図、平面図、第12図、第
13図は先曲げ装置を示す側断面図、平面図、第
14図、第15図は供給案内装置を示す正面図、
側断面図、第16図はクランプ送出装置を示す正
面図、第17図、第18図は端末規制装置を示す
正断面図、側断面図、第19図は同上装置におけ
る確認検出手段を示す正断面図、第20図は素材
の巻回機全体を略示する正面図、第21図は旋回
機台を略示する平面図、第22図は同上機台の支
点軸を示す側断面図、第23図は旋回装置を示す
側断面図、第24図は同上装置の駆動部の断面
図、第25図、第26図は芯金の駆動装置を示す
正断面図、側断面図、第27図はクラツチ切換の
操作部を示す側面図、第28図、第29図は芯金
の第1移動保持装置を示す正断面図、平面図、第
30図は芯金の連結部を示す正面図、第31図、
第32図は芯金の第2移動保持装置を示す正断面
図、側面図、第33図はチヤツク部分を示す側面
図、第34図、第35図は巻回案内装置および端
末押え装置を示す正面図、側断面図、第36図は
巻回案内装置の支持部の断面図、第37図は端末
押え装置の平面図、第38図、第39図は芯金の
案内装置を示す正面図、側断面図、第40図は素
材の正面図、第41図はコイルばねの正面図、第
42図は芯金の制御例を略示する説明図、第43
図は素材のねじれ規制を略示する説明図、第44
図a,b,cは各種のばねおよび芯金を例示する
説明図、第45図は従来の製造例を略示する平面
図である。 1……機台、10……昇降台、13……シリン
ダー、18……第1給送装置、21……モータ、
24……ローラ、25……第2給送装置、29…
…ローラ、30……切換え機構、33……シリン
ダー、40……姿勢保持装置、46……受けロー
ラ、47……モータ、50……押えローラ、56
……先端規制装置、60……規制具、61……規
制口、66……先曲げ装置、69……シリンダ
ー、73……アーム、78……シリンダー、81
……供給案内装置、87……ローラ、88……シ
リンダー、91……クランプ送出装置、92……
移動台、94……シリンダー、99……アーム、
101……シリンダー、104……端末規制装
置、105……移動台、107……往復チエー
ン、109……モータ、111……傾動体、11
4……シリンダー、118……モータ、122…
…規制具、123……規制口、129……旋回機
台、131……支点軸、133……連繋点、13
6……連繋具、138……旋回装置、139……
モータ、140……回転軸、143……駆動装
置、145……モータ、146……主軸、148
……従軸、149……クラツチ、150……高速
用歯車列、151……低速用歯車列、152……
スプライン軸、157……第1移動保持装置、1
58……移動体、160……シリンダ、163…
…連結主軸、166……第2移動保持装置、16
6A……チヤツク機構、167……移動体、16
9……送り軸、170……モータ、172……連
結従軸、179……操作杆、180……シリンダ
ー、184……チヤツク、186……巻回案内装
置、188……ホルダ、190……支筒、191
……ローラ、200……端末押え装置、202…
…シリンダー、204……第1レバー、207…
…第2レバー、208……押えローラ、213…
…案内装置、215……支体、218……ロー
ラ、F……供給機、C……巻回機、M,M1
M2,M3……芯金、W……素材、S,S1,S2,S3
……ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 素材を供給ライン上に給送する一方、チヤツ
    ク位置を基準として回転して素材を巻回する芯金
    を供給ラインに対し所要角度の巻回位置に制御す
    ると共に軸方向へ移動制御してばねを巻回成形す
    る製造方法において、素材を所定の供給ラインに
    始終整合して所要速度で給送する工程と、供給ラ
    インの前方で素材の先端の向き位置を規制する工
    程と、先端規制された素材を芯金外周に設定され
    かつ供給ラインと整合されたチヤツク位置へ送出
    す工程と、芯金の巻回位置について供給ラインと
    平面直交する基準位置と同位置に対して鋭角をな
    す変向位置とに亘り上記チヤツク位置と整合され
    た支点に基いて旋回形態で変向制御する工程と、
    芯金を着脱可能に保持したもとで所要の巻回位置
    に向けて往復移動制御する工程と、素材の巻回過
    程の所定時点において素材の端末部を規制し同端
    末部の向きについて素材の未巻回残り分の巻回完
    了時までに必要とされるねじれ角分に適合する角
    度に制御保持する工程との各段階より構成される
    ことを特徴とするコイルばねの製造方法。 2 素材を供給ライン上に整合保持して供給する
    供給機と、この供給機に対し平面交差状に設置さ
    れ素材巻回用の芯金の巻回位置の旋回変向と共に
    回転および移動を制御する巻回機との協動に基い
    てばねを巻回成形する製造機にあつて、供給機の
    機台上に装備されて所定の供給ラインに沿つて素
    材を始終整合して所要速度で給送する給送装置
    と、供給ラインの前方に装備されて素材の先端の
    向きおよび位置の規制をなす先端規制装置と、先
    端規制された素材を芯金外周に設定されかつ供給
    ラインと整合されたチヤツク位置へ送出す送出装
    置と、芯金の巻回位置を変更するために巻回機の
    旋回機台について供給ラインと平面直交する基準
    位置と同位置に対して鋭角をなす変向位置とに亘
    り上記チヤツク位置と整合された支点に基いて旋
    回形態で変向制御する旋回装置と、芯金を上記チ
    ヤツク位置を基準として適宜回転制御する駆動装
    置と、芯金を着脱可能に連結保持したもとで所要
    の巻回位置に沿つて往復移動制御する移動保持装
    置と、前記供給機側に装備され素材の巻回過程の
    所定時点において規制具により素材の端末部を保
    持し同規制具について素材の未巻回残り分の巻回
    完了時までに必要とされるねじれ角分に適合する
    角度範囲で微速回動しつつ端末部の向きを規制す
    る端末規制装置とから構成されることを特徴とす
    るコイルばねの製造機。 3 素材を右巻き用・左巻き用の所定の供給ライ
    ン上に整合保持して供給する供給機と、この供給
    機に対し平面交差状に設置され素材巻回用の芯金
    の巻回位置の旋回変向と共に回転および移動を制
    御する巻回機との協動に基いて右巻き・左巻きの
    各ばねを巻回成形し得る製造機にあつて、供給機
    の機台に対し所定の高・低位置に設定可能に装設
    され素材給送に必要な各装置を右巻き用・左巻き
    用の供給ライン上に整合セツトし得る昇降台と、
    供給ラインの前後方に夫々装備され素材をライン
    に沿つて始終整合保持しつつ所要速度で給送する
    第1および第2の給送装置と、供給ラインの前方
    に装備されて規制具により素材の先端の向きおよ
    び位置を規制する先端規制装置と、供給ラインの
    前方に装備されて上述のように先端規制された素
    材の先端部を巻回方向へ湾曲する先曲げ装置と、
    先端規制されかつ先曲げされた素材を芯金の外周
    所定位置に設定されかつ供給ラインと整合された
    チヤツク位置へ送出す送出装置と、巻回機におい
    て供給ラインと平面直交する基準位置と同位置に
    対して鋭角をなす変向位置とに亘り上記チヤツク
    位置と整合された支点に基いて旋回可能に設置さ
    れた旋回機台を往復旋回制御操作する旋回装置
    と、上記旋回機台に装備され芯金をチヤツク位置
    を基準として各方向へ適宜制御回転し得る駆動装
    置と、旋回機台に対し往復移動可能に装備されか
    つ回転軸で芯金の各端部を着脱可能に連結保持し
    そして芯金を所要の巻回位置に向けて制御移動し
    得る第1および第2の移動保持装置と、右巻き
    用・左巻き用の各供給ラインとの整合部位に装備
    され芯金に対する所定間隔の案内位置において素
    材を案内する案内装置と、供給機側に装備され素
    材の巻回過程の所定時点において供給ラインに整
    合した規制具により素材の端末部を保持し同規制
    具について素材の未巻回残り分の巻回完了時まで
    に必要とされるねじれ角分に適合する角度範囲で
    微速回動しつつ端末部の向きを規制する端末規制
    装置と、芯金に対する適宜部位に装備され巻回終
    了段階においてローラで素材の端末部を押え込ん
    で芯金の外周に密接する端末押え装置とから構成
    されることを特徴とするコイルばねの製造機。
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