JP2000317563A - ばね巻き機械のためのばね巻き装置 - Google Patents
ばね巻き機械のためのばね巻き装置Info
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- JP2000317563A JP2000317563A JP2000093762A JP2000093762A JP2000317563A JP 2000317563 A JP2000317563 A JP 2000317563A JP 2000093762 A JP2000093762 A JP 2000093762A JP 2000093762 A JP2000093762 A JP 2000093762A JP 2000317563 A JP2000317563 A JP 2000317563A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- spring
- cam
- slide
- winding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21F—WORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
- B21F3/00—Coiling wire into particular forms
- B21F3/02—Coiling wire into particular forms helically
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Springs (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ばね巻き方向の切換を単純化するばね巻き装
置を提供する。 【解決手段】 右又は左巻コイルばねをワイヤから製造
するためのばね巻き装置が、引込みローラ12とワイヤ
ガイド16と2つの巻き装置30,32とを有する。巻
き装置は、移動可能なスライド40,42を有するスラ
イドガイド本体36,38を有する。スライドガイド本
体はワイヤガイド軸に垂直な枢動軸を中心に枢動可能で
ある。巻き装置は中央面の異なる側にあり、スライドを
移動させるための駆動装置64,68;66,70と、
カムディスク88により制御される、スライドガイド本
体を枢動させるためのカム駆動装置90,98,10
6;92,100,108とを有する。カムディスクは
2つの制御部及び静止部を有する。制御部はカム駆動装
置の一方に制御移動をもたらし、プログラム制御により
駆動ユニットと協働してスライドの一方を移動させる。
そのとき他方の駆動ユニットは作動されない。
置を提供する。 【解決手段】 右又は左巻コイルばねをワイヤから製造
するためのばね巻き装置が、引込みローラ12とワイヤ
ガイド16と2つの巻き装置30,32とを有する。巻
き装置は、移動可能なスライド40,42を有するスラ
イドガイド本体36,38を有する。スライドガイド本
体はワイヤガイド軸に垂直な枢動軸を中心に枢動可能で
ある。巻き装置は中央面の異なる側にあり、スライドを
移動させるための駆動装置64,68;66,70と、
カムディスク88により制御される、スライドガイド本
体を枢動させるためのカム駆動装置90,98,10
6;92,100,108とを有する。カムディスクは
2つの制御部及び静止部を有する。制御部はカム駆動装
置の一方に制御移動をもたらし、プログラム制御により
駆動ユニットと協働してスライドの一方を移動させる。
そのとき他方の駆動ユニットは作動されない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤから右巻き
または左巻きのコイルばねを選択的に製造するための、
特にばね巻き機械のためのばね巻き装置に関する。
または左巻きのコイルばねを選択的に製造するための、
特にばね巻き機械のためのばね巻き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ばね巻き機械のための既知のばね巻き装
置(DE-PS 896 186)は、2つの巻き工具を用いる。これ
ら2つの工具は、スライドの上に配置され、かつ、カム
ディスクにより間接的に制御されるレベルの移動に対し
て動かないように、スライドと互いに連結されている。
ばね巻きのために、一方のスライドがワイヤガイドの一
方の側に配置され、他方のスライドがワイヤガイドの他
方の側に配置され、両方のスライドは、それらに共通の
工具プレートの上を直線状にガイドされる。しかし、こ
の知られた装置を、異なる巻き方向を有するばねを創成
するように変えるためには、現在用いられている装置を
異なる巻き装置に取り替える必要がある。なぜなら、異
なる巻き方向を有するばねのためには、異なるばね巻き
装置が用いられなければならないからである。
置(DE-PS 896 186)は、2つの巻き工具を用いる。これ
ら2つの工具は、スライドの上に配置され、かつ、カム
ディスクにより間接的に制御されるレベルの移動に対し
て動かないように、スライドと互いに連結されている。
ばね巻きのために、一方のスライドがワイヤガイドの一
方の側に配置され、他方のスライドがワイヤガイドの他
方の側に配置され、両方のスライドは、それらに共通の
工具プレートの上を直線状にガイドされる。しかし、こ
の知られた装置を、異なる巻き方向を有するばねを創成
するように変えるためには、現在用いられている装置を
異なる巻き装置に取り替える必要がある。なぜなら、異
なる巻き方向を有するばねのためには、異なるばね巻き
装置が用いられなければならないからである。
【0003】別の知られたばね巻き機械(DE-OS 23 10 1
74)には、2つの巻き装置が設けられている。装置は、
各々巻き工具を有する。この巻き装置の巻き工具は、ワ
イヤガイドのワイヤ出口位置に向かって、キャリッジま
たはスライドおよびスライドガイドにより、直線状に前
進されることができる。さらに、2つの巻き装置は、各
々、ベアリング軸を中心として枢動可能であるように配
置されている。ベアリング軸は、ワイヤガイドの軸を横
切る方向に延在し、かつ、スライドガイド本体の、ワイ
ヤガイドから離れた側の端部に配置されている。この、
知られたばね巻き装置は、各工具を、それらが内巻き工
具としても外巻き工具としても用いられることができる
ように直線状に移動しかつ同時に枢動させる。この場
合、巻き装置全体を変える必要なく巻き方向を変更する
ことは可能であるが、この知られた装置を用いてばねを
形成することは不可能である。なぜなら、ばねの製造中
に2つの巻き工具を互いに対して変位させるための制御
手段が設けられていないからである。
74)には、2つの巻き装置が設けられている。装置は、
各々巻き工具を有する。この巻き装置の巻き工具は、ワ
イヤガイドのワイヤ出口位置に向かって、キャリッジま
たはスライドおよびスライドガイドにより、直線状に前
進されることができる。さらに、2つの巻き装置は、各
々、ベアリング軸を中心として枢動可能であるように配
置されている。ベアリング軸は、ワイヤガイドの軸を横
切る方向に延在し、かつ、スライドガイド本体の、ワイ
ヤガイドから離れた側の端部に配置されている。この、
知られたばね巻き装置は、各工具を、それらが内巻き工
具としても外巻き工具としても用いられることができる
ように直線状に移動しかつ同時に枢動させる。この場
合、巻き装置全体を変える必要なく巻き方向を変更する
ことは可能であるが、この知られた装置を用いてばねを
形成することは不可能である。なぜなら、ばねの製造中
に2つの巻き工具を互いに対して変位させるための制御
手段が設けられていないからである。
【0004】右巻きコイルばねまたは左巻きコイルばね
を選択的に製造するためには用いられることができない
が、円筒状でない形状のコイルばねを同時に創成するの
には適した巻き装置が、DE-GM 92 13 164に記載されて
いる。この例においても、2つの巻き装置が用いられて
おり、装置は、各々、スライドガイド本体を有する。こ
のスライドガイド本体において、スライドは、スライド
に連結された巻き工具が、ワイヤのワイヤガイドからの
排出地点に対して直線的に移動可能であるようにガイド
されるように、変位可能に配置されている。全てのスラ
イドガイドが、ワイヤガイドから離れた側の端部領域に
て、枢動軸を中心として枢動可能である。この枢動軸
は、ワイヤガイド軸に対して垂直であり、かつ、ワイヤ
ガイド軸を通って延びる中央面に平行である。2つの巻
き装置は、この中央面のそれぞれ異なる側に配置されて
いる。適切なカム駆動装置が、2つの巻き装置の各々と
関連している。一方の巻き装置においては、カム駆動装
置はスライドを前後にガイドし、他方の巻き装置におい
ては、カム駆動装置は、スライドガイド本体を前後に枢
動させ、これらの移動は両方とも、互いにプログラム制
御されている。しかし、この知られた巻き装置において
製造されるコイルばねの巻き方向を切り換えることは、
多数の機械的な変換が行われることを必要とし、特に、
カムディスクと巻き装置との間の駆動を変更する必要が
あり、また、巻き装置自体の装置を変える必要がある。
これは、比較的時間がかかり、また煩雑である。
を選択的に製造するためには用いられることができない
が、円筒状でない形状のコイルばねを同時に創成するの
には適した巻き装置が、DE-GM 92 13 164に記載されて
いる。この例においても、2つの巻き装置が用いられて
おり、装置は、各々、スライドガイド本体を有する。こ
のスライドガイド本体において、スライドは、スライド
に連結された巻き工具が、ワイヤのワイヤガイドからの
排出地点に対して直線的に移動可能であるようにガイド
されるように、変位可能に配置されている。全てのスラ
イドガイドが、ワイヤガイドから離れた側の端部領域に
て、枢動軸を中心として枢動可能である。この枢動軸
は、ワイヤガイド軸に対して垂直であり、かつ、ワイヤ
ガイド軸を通って延びる中央面に平行である。2つの巻
き装置は、この中央面のそれぞれ異なる側に配置されて
いる。適切なカム駆動装置が、2つの巻き装置の各々と
関連している。一方の巻き装置においては、カム駆動装
置はスライドを前後にガイドし、他方の巻き装置におい
ては、カム駆動装置は、スライドガイド本体を前後に枢
動させ、これらの移動は両方とも、互いにプログラム制
御されている。しかし、この知られた巻き装置において
製造されるコイルばねの巻き方向を切り換えることは、
多数の機械的な変換が行われることを必要とし、特に、
カムディスクと巻き装置との間の駆動を変更する必要が
あり、また、巻き装置自体の装置を変える必要がある。
これは、比較的時間がかかり、また煩雑である。
【0005】DE-OS 198 25 970は、2つの工具ユニット
を用いるばね製造装置を開示している。工具ユニット
は、各々、プレートに固定されている。このプレート
は、別のプレートに向ってワイヤガイドの方向に移動可
能であるように配置されている。この別のプレートは、
ワイヤガイドの方向に対して垂直に移動されることがで
きる。したがって、各工具ユニットは、互いに垂直に延
びる2つの座標方向(coordinate direction)に、互いに
独立して移動されることができる。これは、工具の先端
が工具ユニットによって運ばれて、任意の所望の点に移
動されることを可能にする。この知られた装置におい
て、プログラム制御を切り換えることにより、配置の重
大な変換を根本的に行わずにばね巻き方向を切り換える
ことが可能である。しかし、この知られたばね巻き装置
は、独立して作動する4つのサーボモータと、互いに重
なりかつ移動可能であるように配置された複数の個々の
要素とを用いることを必要とし、これは、費用が非常に
かさむことを示す。
を用いるばね製造装置を開示している。工具ユニット
は、各々、プレートに固定されている。このプレート
は、別のプレートに向ってワイヤガイドの方向に移動可
能であるように配置されている。この別のプレートは、
ワイヤガイドの方向に対して垂直に移動されることがで
きる。したがって、各工具ユニットは、互いに垂直に延
びる2つの座標方向(coordinate direction)に、互いに
独立して移動されることができる。これは、工具の先端
が工具ユニットによって運ばれて、任意の所望の点に移
動されることを可能にする。この知られた装置におい
て、プログラム制御を切り換えることにより、配置の重
大な変換を根本的に行わずにばね巻き方向を切り換える
ことが可能である。しかし、この知られたばね巻き装置
は、独立して作動する4つのサーボモータと、互いに重
なりかつ移動可能であるように配置された複数の個々の
要素とを用いることを必要とし、これは、費用が非常に
かさむことを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の例に基づき、本
発明の目的は、上記の種類のばね巻き装置であって、創
成されるばねの巻き方向の切換えが、機械の変換作業を
実質的に回避しながら可能であり、なおかつ比較的単純
な構造を有するばね巻き装置を提供することにある。
発明の目的は、上記の種類のばね巻き装置であって、創
成されるばねの巻き方向の切換えが、機械の変換作業を
実質的に回避しながら可能であり、なおかつ比較的単純
な構造を有するばね巻き装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、この目
的は、ばね巻き装置、特に、ワイヤから右巻コイルばね
または左巻コイルばねを選択的に製造するためのばね巻
き機械のためのばね巻き装置により達成される。このば
ね巻き装置は、ワイヤをワイヤガイド軸に沿って搬送し
てワイヤガイドに通すための引き込みローラと、各々が
スライドガイド本体を有する2つの巻き装置とを有す
る。これらのガイド本体に、スライドが、スライドに連
結された巻き工具が、ワイヤのワイヤガイドからの排出
点に対して直線的に移動可能であるようにガイドされる
ように変位可能に配置されている。スライドガイド本体
は、各々、スライドガイド本体の、ワイヤガイドから離
れた側の端部領域にて、枢動軸を中心として枢動可能で
ある。前記枢動軸は、ワイヤガイド軸に対して垂直であ
り、かつ、ワイヤガイド軸を通って延びる中央面に平行
である。前記2つの巻き装置が、この中央面の、それぞ
れ異なる側に配置されている。また、スライドを移動さ
せるための駆動装置と、スライドガイド本体を枢動軸を
中心として枢動させるための、カムディスクにより制御
されるカム駆動装置とが、巻き装置の各々に属してい
る。共有されるカムディスクは、プログラム制御される
モータにより枢動可能であり、かつ2つの制御部分およ
び少なくとも1つの静止部分を有して、両方の巻き装置
のカム駆動装置に属している。さらに、各制御部分は、
2つのカム駆動装置の一方に制御移動をもたらすように
構成されており、全ての静止部分は、カム駆動装置に制
御移動をもたらさないように構成されている。カムディ
スクが回転することにより、コイルばねを1つの巻き方
向において製造するための制御部分の一方が、関連する
カム駆動装置に連結してカム駆動装置を制御することが
でき、他方のカム駆動装置は、静止部分または静止部分
の1つに接触する。制御されたカム駆動装置は、プログ
ラム制御により、駆動ユニットと協働してスライドの一
方を移動させる。このとき、他方のスライドの駆動ユニ
ットは作動されない。
的は、ばね巻き装置、特に、ワイヤから右巻コイルばね
または左巻コイルばねを選択的に製造するためのばね巻
き機械のためのばね巻き装置により達成される。このば
ね巻き装置は、ワイヤをワイヤガイド軸に沿って搬送し
てワイヤガイドに通すための引き込みローラと、各々が
スライドガイド本体を有する2つの巻き装置とを有す
る。これらのガイド本体に、スライドが、スライドに連
結された巻き工具が、ワイヤのワイヤガイドからの排出
点に対して直線的に移動可能であるようにガイドされる
ように変位可能に配置されている。スライドガイド本体
は、各々、スライドガイド本体の、ワイヤガイドから離
れた側の端部領域にて、枢動軸を中心として枢動可能で
ある。前記枢動軸は、ワイヤガイド軸に対して垂直であ
り、かつ、ワイヤガイド軸を通って延びる中央面に平行
である。前記2つの巻き装置が、この中央面の、それぞ
れ異なる側に配置されている。また、スライドを移動さ
せるための駆動装置と、スライドガイド本体を枢動軸を
中心として枢動させるための、カムディスクにより制御
されるカム駆動装置とが、巻き装置の各々に属してい
る。共有されるカムディスクは、プログラム制御される
モータにより枢動可能であり、かつ2つの制御部分およ
び少なくとも1つの静止部分を有して、両方の巻き装置
のカム駆動装置に属している。さらに、各制御部分は、
2つのカム駆動装置の一方に制御移動をもたらすように
構成されており、全ての静止部分は、カム駆動装置に制
御移動をもたらさないように構成されている。カムディ
スクが回転することにより、コイルばねを1つの巻き方
向において製造するための制御部分の一方が、関連する
カム駆動装置に連結してカム駆動装置を制御することが
でき、他方のカム駆動装置は、静止部分または静止部分
の1つに接触する。制御されたカム駆動装置は、プログ
ラム制御により、駆動ユニットと協働してスライドの一
方を移動させる。このとき、他方のスライドの駆動ユニ
ットは作動されない。
【0008】本発明に従うばね巻き装置において提供さ
れる全ての工具ホルダが2つの移動方向に機械的に移動
可能であることにより、丸くないばねを製造することが
可能であり、調節に費やされる時間が低減され、調節の
再現性が保証され、かつ、ばねの第1の変向のための最
初の巻きが、手作業なしで自動的に実行されることがで
きる。両方のカム駆動装置により共有されるカムディス
クであって、一方または他方のカム駆動装置に連結する
ために所定の角度だけ回転されればよいカムディスクを
用いることにより、右巻きから左巻きへ切り換えるため
の変換作業が最小化される。なぜなら、必要なのは、工
具ホルダの個々の工具の調節を行うことのみであるから
である。
れる全ての工具ホルダが2つの移動方向に機械的に移動
可能であることにより、丸くないばねを製造することが
可能であり、調節に費やされる時間が低減され、調節の
再現性が保証され、かつ、ばねの第1の変向のための最
初の巻きが、手作業なしで自動的に実行されることがで
きる。両方のカム駆動装置により共有されるカムディス
クであって、一方または他方のカム駆動装置に連結する
ために所定の角度だけ回転されればよいカムディスクを
用いることにより、右巻きから左巻きへ切り換えるため
の変換作業が最小化される。なぜなら、必要なのは、工
具ホルダの個々の工具の調節を行うことのみであるから
である。
【0009】さらに、本発明に従うばね巻き装置は、ま
た、より好ましい力のフラックスにより、全体の配置を
より高度に堅固にし、DE-GM 92 13 164に必要であるよ
うな、ベルトドライブの組立およびメンテナンスにかか
る費用の増大が排除される。また、本発明に従うばね巻
き機械においては、特別に計算されたカム法則を用いる
ことにより、(ワイヤ直径が同一である状態で形成力に
対して)ばね直径範囲の全体にわたって一定の荷重トル
クを与えることが可能である。
た、より好ましい力のフラックスにより、全体の配置を
より高度に堅固にし、DE-GM 92 13 164に必要であるよ
うな、ベルトドライブの組立およびメンテナンスにかか
る費用の増大が排除される。また、本発明に従うばね巻
き機械においては、特別に計算されたカム法則を用いる
ことにより、(ワイヤ直径が同一である状態で形成力に
対して)ばね直径範囲の全体にわたって一定の荷重トル
クを与えることが可能である。
【0010】本発明において用いられる、2つのカム駆
動装置により共有されるカムディスクにより、サーボモ
ータが3つのみ設けられ、それにより、ばね巻きの基本
的な原則の全てが3つの軸により対応されることが、ま
た必要である。このようにして、利点の全ては、DE-OS
198 25 970に従う知られたばね巻き装置の場合のように
別のモータを必要とすることはなく、単に第3のモータ
を用いることにより得られる。さらに、先行技術に用い
られているような、工具運搬装置のための運搬テーブル
の複雑な配置を排除することもまた可能である。先行技
術の運搬テーブルは、一方が他方の上に配置され、かつ
異なる方向に互いに移動可能である。また、さらなる2
つのテーブルを移動させるための第2のテーブルの移動
中に必要な1つのテーブルの、かなり複雑な連結機構も
排除される。
動装置により共有されるカムディスクにより、サーボモ
ータが3つのみ設けられ、それにより、ばね巻きの基本
的な原則の全てが3つの軸により対応されることが、ま
た必要である。このようにして、利点の全ては、DE-OS
198 25 970に従う知られたばね巻き装置の場合のように
別のモータを必要とすることはなく、単に第3のモータ
を用いることにより得られる。さらに、先行技術に用い
られているような、工具運搬装置のための運搬テーブル
の複雑な配置を排除することもまた可能である。先行技
術の運搬テーブルは、一方が他方の上に配置され、かつ
異なる方向に互いに移動可能である。また、さらなる2
つのテーブルを移動させるための第2のテーブルの移動
中に必要な1つのテーブルの、かなり複雑な連結機構も
排除される。
【0011】共通のカムディスクのための駆動ユニット
のためのモータと、スライドを移動させるための2つの
駆動ユニットのためのモータとは、電子プログラム制御
を介して互いに連結されており、それは、ばねを1つの
巻き方向に巻くために用いられるモータが、所望のばね
形状の製造に必要な移動を、プログラム制御された方法
で正確に行うことを保証する。
のためのモータと、スライドを移動させるための2つの
駆動ユニットのためのモータとは、電子プログラム制御
を介して互いに連結されており、それは、ばねを1つの
巻き方向に巻くために用いられるモータが、所望のばね
形状の製造に必要な移動を、プログラム制御された方法
で正確に行うことを保証する。
【0012】本発明の有利な配置において、巻き装置の
カム駆動装置は、1つの巻き方向のコイルばねが2フィ
ンガーのシステムにおいて製造されることができるよう
に、プログラム制御により、他方の巻き装置のスライド
を移動させるための駆動ユニットと協働する。他方の巻
き方向においてばねが製造されるならば、他方の巻き装
置のカム駆動装置は、それに対応して、スライドを直線
移動させるための他方の駆動装置に連結される。
カム駆動装置は、1つの巻き方向のコイルばねが2フィ
ンガーのシステムにおいて製造されることができるよう
に、プログラム制御により、他方の巻き装置のスライド
を移動させるための駆動ユニットと協働する。他方の巻
き方向においてばねが製造されるならば、他方の巻き装
置のカム駆動装置は、それに対応して、スライドを直線
移動させるための他方の駆動装置に連結される。
【0013】本発明に従うばね巻き装置が、1フィンガ
ーシステムにおいてワイヤを前方に送り出す場合の形成
工程において用いられるときには、巻き装置のカム駆動
装置が、好ましくは、プログラム制御により、同一の巻
き装置のスライドを移動させるための駆動ユニットと連
結される。すなわち、一方の巻き装置が用いられている
ときには、他方の巻き装置は作動されない。
ーシステムにおいてワイヤを前方に送り出す場合の形成
工程において用いられるときには、巻き装置のカム駆動
装置が、好ましくは、プログラム制御により、同一の巻
き装置のスライドを移動させるための駆動ユニットと連
結される。すなわち、一方の巻き装置が用いられている
ときには、他方の巻き装置は作動されない。
【0014】異なる巻き方向を有するコイルばねが1フ
ィンガーの巻きシステムにおいて製造されようとするな
らば、他方の巻き装置のカム駆動装置は、好ましくは、
プログラム制御により、この巻き装置のスライドを移動
させるための駆動ユニットに連結される。
ィンガーの巻きシステムにおいて製造されようとするな
らば、他方の巻き装置のカム駆動装置は、好ましくは、
プログラム制御により、この巻き装置のスライドを移動
させるための駆動ユニットに連結される。
【0015】本発明に従うばね巻き装置において、原則
として、任意の好適な種類の駆動装置が、各巻き装置に
おいてスライドを移動させるための駆動ユニットとして
用いられることができる。しかし、プログラム制御され
たモータによって回転可能なカム駆動装置が、各巻き装
置においてスライドを移動させるための駆動ユニットと
して設けられ、回転可能なカムディスクのカム運動が、
確実に制御されてスライドに伝達されることが、特に好
ましい。これは、確実なガイドにより、生じる重量の力
および加速力がスライドまたは工具ホルダの移動の正確
性を損なうことがないという大きな利点をもたらす。
として、任意の好適な種類の駆動装置が、各巻き装置に
おいてスライドを移動させるための駆動ユニットとして
用いられることができる。しかし、プログラム制御され
たモータによって回転可能なカム駆動装置が、各巻き装
置においてスライドを移動させるための駆動ユニットと
して設けられ、回転可能なカムディスクのカム運動が、
確実に制御されてスライドに伝達されることが、特に好
ましい。これは、確実なガイドにより、生じる重量の力
および加速力がスライドまたは工具ホルダの移動の正確
性を損なうことがないという大きな利点をもたらす。
【0016】特に好ましくは、本発明に従うばね巻き装
置において、2つのカム駆動装置に共通のカムディスク
の回転軸が、ワイヤガイド軸と直角に交差し、それによ
り中央面に位置するように配置される。このようにし
て、中央面の両側に、カム駆動装置の面対称の配置が得
られることができ、これにより、カム駆動装置にスイッ
チが入れられると両方のばね巻き方向に同一の荷重がか
かることになる。
置において、2つのカム駆動装置に共通のカムディスク
の回転軸が、ワイヤガイド軸と直角に交差し、それによ
り中央面に位置するように配置される。このようにし
て、中央面の両側に、カム駆動装置の面対称の配置が得
られることができ、これにより、カム駆動装置にスイッ
チが入れられると両方のばね巻き方向に同一の荷重がか
かることになる。
【0017】また、巻き装置は、好ましくは、本発明に
従うばね巻き装置のワイヤガイド軸に対して面対称であ
るように配置され、かつ、巻き装置は、好ましくは、互
いに対して面対称であるように構成されている。
従うばね巻き装置のワイヤガイド軸に対して面対称であ
るように配置され、かつ、巻き装置は、好ましくは、互
いに対して面対称であるように構成されている。
【0018】本発明の別の好ましい構造において、巻き
装置間にガイドプレートが配置される。このガイドプレ
ートはワイヤガイド軸に対して対称に突出し、かつワイ
ヤ出口地点から或る距離を有する。このガイドプレート
は、巻き装置に面した2つの側にガイド通路を有し、当
該巻き装置のスライドガイド本体の、ガイドプレートに
面した端部が、このガイド通路上をスライドする。
装置間にガイドプレートが配置される。このガイドプレ
ートはワイヤガイド軸に対して対称に突出し、かつワイ
ヤ出口地点から或る距離を有する。このガイドプレート
は、巻き装置に面した2つの側にガイド通路を有し、当
該巻き装置のスライドガイド本体の、ガイドプレートに
面した端部が、このガイド通路上をスライドする。
【0019】以下、本発明を、図を参照しつつ実施例を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】ばね巻き装置10の構造の詳細
を、図示された例を用いて示す。ばね巻き装置10は、
ばね巻き機械(図示せず)の一部であり、引き込みロー
ラ12を有する。引き込みローラ12は、CNC制御に
よるサーボモータ(図示せず)により駆動され、ワイヤ
14をワイヤガイド16を通じて直線状に水平移動さ
せ、巻きステーション18に引き込む。巻きステーショ
ン18において、ワイヤ14は、2つの巻き工具20お
よび22により、2つの巻き工具20および22の位置
に応じて、右巻コイルばねまたは左巻コイルばねに形成
される。巻き工具20および22は、巻き装置30およ
び32のばね巻きフィンガーとして構成されている。巻
き装置30および32は、一方が他方の上側に位置する
状態で、ばね巻き機械の巻きプレート26に固定されて
いる。すなわち、右巻コイルばねまたは左巻コイルばね
のどちらが製造されるかによって、ワイヤ14は、ワイ
ヤガイド軸34に対して上方向または下方向に偏向され
る。
を、図示された例を用いて示す。ばね巻き装置10は、
ばね巻き機械(図示せず)の一部であり、引き込みロー
ラ12を有する。引き込みローラ12は、CNC制御に
よるサーボモータ(図示せず)により駆動され、ワイヤ
14をワイヤガイド16を通じて直線状に水平移動さ
せ、巻きステーション18に引き込む。巻きステーショ
ン18において、ワイヤ14は、2つの巻き工具20お
よび22により、2つの巻き工具20および22の位置
に応じて、右巻コイルばねまたは左巻コイルばねに形成
される。巻き工具20および22は、巻き装置30およ
び32のばね巻きフィンガーとして構成されている。巻
き装置30および32は、一方が他方の上側に位置する
状態で、ばね巻き機械の巻きプレート26に固定されて
いる。すなわち、右巻コイルばねまたは左巻コイルばね
のどちらが製造されるかによって、ワイヤ14は、ワイ
ヤガイド軸34に対して上方向または下方向に偏向され
る。
【0021】2つの巻き装置30および32は、各々、
ワイヤガイド軸34の上側と下側にそれぞれ配置されて
おり、ワイヤガイド軸34を通って延びる中央面M−M
が、スライドガイド本体36および38から形成されて
いる。スライドガイド本体36および38のそれぞれの
上で、スライド40,42が、市販されている線状のガ
イドユニット43により、長手方向に変位可能であるよ
うにガイドされる。ガイドユニット43のガイドレール
は、スライドガイド本体36および38に固定されてお
り、ガイドユニット43のガイドキャリッジはスライド
40および42に固定されている。スライド40および
42は、各々、ワイヤガイド16に面した端部にて、そ
れぞれホルダ44および46を支持している。ホルダ4
4および46は、スライドの前記端部に枢動可能に固定
されており、ホルダ44および46の各々に、上側の巻
き工具20および下側の巻き工具22が、それぞれ固定
されている。
ワイヤガイド軸34の上側と下側にそれぞれ配置されて
おり、ワイヤガイド軸34を通って延びる中央面M−M
が、スライドガイド本体36および38から形成されて
いる。スライドガイド本体36および38のそれぞれの
上で、スライド40,42が、市販されている線状のガ
イドユニット43により、長手方向に変位可能であるよ
うにガイドされる。ガイドユニット43のガイドレール
は、スライドガイド本体36および38に固定されてお
り、ガイドユニット43のガイドキャリッジはスライド
40および42に固定されている。スライド40および
42は、各々、ワイヤガイド16に面した端部にて、そ
れぞれホルダ44および46を支持している。ホルダ4
4および46は、スライドの前記端部に枢動可能に固定
されており、ホルダ44および46の各々に、上側の巻
き工具20および下側の巻き工具22が、それぞれ固定
されている。
【0022】2つのスライドガイド本体36および38
は、各々、それらの巻き工具20および22から離れた
側の端部領域にて、アクスルに枢動可能に取り付けられ
ている。このアクスルは、巻きプレート26に固定され
たピン48,50として構成されている。スライドガイ
ド本体36または38の各々の、巻き工具に近い側の端
部は、ピン48,50の軸からの半径を有して丸い形状
になっている。スライドガイド本体36および38は、
共に、それらの端部が、ガイド本体と同一平面上のガイ
ドプレート52に支持されている。ガイドプレート52
は、その側部に、ガイド本体に対応して構成された輪郭
を有する通路54を有する。この輪郭は、両方の側にお
いて凹状であり、これらの通路54は、スライドガイド
本体36および38に面している。
は、各々、それらの巻き工具20および22から離れた
側の端部領域にて、アクスルに枢動可能に取り付けられ
ている。このアクスルは、巻きプレート26に固定され
たピン48,50として構成されている。スライドガイ
ド本体36または38の各々の、巻き工具に近い側の端
部は、ピン48,50の軸からの半径を有して丸い形状
になっている。スライドガイド本体36および38は、
共に、それらの端部が、ガイド本体と同一平面上のガイ
ドプレート52に支持されている。ガイドプレート52
は、その側部に、ガイド本体に対応して構成された輪郭
を有する通路54を有する。この輪郭は、両方の側にお
いて凹状であり、これらの通路54は、スライドガイド
本体36および38に面している。
【0023】図2の断面図から理解されるように、ギア
ユニット60,62がスライドガイド本体36および3
8の、ワイヤガイド軸34から離れた側の端部にある受
け穴に嵌め込まれている。プログラム制御されて前後に
断続的に回転するサーボモータ64,66が、ギアユニ
ット60,62の一方の側から突出している。制御カム
68および70が、2つのギアユニット60および62
の駆動シャフトに、駆動シャフトに対して常に回転しな
いように連結されている。2つのローラ72,74は、
制御カム68および70に沿って移動し、上側スライド
40および下側スライド42のそれぞれに固定されたピ
ン76,78上で回転可能であるように配置されている
(図2)。このようにして、スライド40および42の
移動は、制御カム68および70の回転運動により確実
にガイドされる。
ユニット60,62がスライドガイド本体36および3
8の、ワイヤガイド軸34から離れた側の端部にある受
け穴に嵌め込まれている。プログラム制御されて前後に
断続的に回転するサーボモータ64,66が、ギアユニ
ット60,62の一方の側から突出している。制御カム
68および70が、2つのギアユニット60および62
の駆動シャフトに、駆動シャフトに対して常に回転しな
いように連結されている。2つのローラ72,74は、
制御カム68および70に沿って移動し、上側スライド
40および下側スライド42のそれぞれに固定されたピ
ン76,78上で回転可能であるように配置されている
(図2)。このようにして、スライド40および42の
移動は、制御カム68および70の回転運動により確実
にガイドされる。
【0024】ワイヤガイド軸34の延長上において、別
のギアユニット84が、ばね巻き機械の巻きプレート2
6に、段付きの受け穴に受けられてフランジ連結されて
いる。ギアユニット84は、ワイヤガイド軸34に対し
て鉛直であり、その中央軸がプレート26を通じて延
び、かつ中央面M−M内に位置する。前後に断続的に回
転する別のCNC制御サーボモータ86が、このさらな
るギアユニット84の入力側に配置されている。出力側
では、ビードカムとして構成されたディスク状の制御カ
ム88が、ギアユニット84に、ギアユニット84に対
して回転しないように固定されて配置されている。2つ
のローラ90,92は、制御カム88に沿って、確実に
ガイドされて移動する。これらの2つのローラ90,9
2は、ワンアームの角度レバー98,100にて回転可
能であるように配置されている。角度レバー98,10
0は、機械の巻きプレート26に固定されたピン94お
よび96に、枢動可能にニードル取り付け(needle-moun
ted)されている。2つのピン94,96は、ギアユニッ
ト84の駆動シャフトの異なる側に、一方が他方より上
に位置するように配置されている(図3)。また、これ
らの2つのピンは、駆動シャフトから、ワイヤガイド軸
34に対して鉛直な方向に同一の距離を有する。
のギアユニット84が、ばね巻き機械の巻きプレート2
6に、段付きの受け穴に受けられてフランジ連結されて
いる。ギアユニット84は、ワイヤガイド軸34に対し
て鉛直であり、その中央軸がプレート26を通じて延
び、かつ中央面M−M内に位置する。前後に断続的に回
転する別のCNC制御サーボモータ86が、このさらな
るギアユニット84の入力側に配置されている。出力側
では、ビードカムとして構成されたディスク状の制御カ
ム88が、ギアユニット84に、ギアユニット84に対
して回転しないように固定されて配置されている。2つ
のローラ90,92は、制御カム88に沿って、確実に
ガイドされて移動する。これらの2つのローラ90,9
2は、ワンアームの角度レバー98,100にて回転可
能であるように配置されている。角度レバー98,10
0は、機械の巻きプレート26に固定されたピン94お
よび96に、枢動可能にニードル取り付け(needle-moun
ted)されている。2つのピン94,96は、ギアユニッ
ト84の駆動シャフトの異なる側に、一方が他方より上
に位置するように配置されている(図3)。また、これ
らの2つのピンは、駆動シャフトから、ワイヤガイド軸
34に対して鉛直な方向に同一の距離を有する。
【0025】連結継手ロッド106および108は、一
方の側では、レバー98,100のほぼ中央に位置する
ピン110および112により、また、他方の側では、
上側の巻き装置30のスライドガイド本体36または下
側の巻き装置30のスライドガイド本体36にあるピン
114および116を介して関節状に連結されている。
方の側では、レバー98,100のほぼ中央に位置する
ピン110および112により、また、他方の側では、
上側の巻き装置30のスライドガイド本体36または下
側の巻き装置30のスライドガイド本体36にあるピン
114および116を介して関節状に連結されている。
【0026】以下に、本文に示したばね巻き装置の、2
フィンガーの巻きシステムにおいて右巻コイルばねを製
造するための操作方法を、図1〜4を参照して説明す
る。ばねの製造中にばねの外径を調節するために上側の
巻き装置30の巻き工具20を駆動させるために、サー
ボモータ64を作動させて、制御カム68を、ギアユニ
ット60を介して、前後に、プログラム制御により断続
的に回転させる。制御カム68の半径方向の移動は、ロ
ーラ72を介して、上側の巻き装置30のスライド40
に伝達され、上側の巻き工具20は、ワイヤガイド16
の、ワイヤ14の出口地点に対して近づく/前寄りの位
置、または遠ざかる/後方の位置に線状に前後に移動さ
れる。
フィンガーの巻きシステムにおいて右巻コイルばねを製
造するための操作方法を、図1〜4を参照して説明す
る。ばねの製造中にばねの外径を調節するために上側の
巻き装置30の巻き工具20を駆動させるために、サー
ボモータ64を作動させて、制御カム68を、ギアユニ
ット60を介して、前後に、プログラム制御により断続
的に回転させる。制御カム68の半径方向の移動は、ロ
ーラ72を介して、上側の巻き装置30のスライド40
に伝達され、上側の巻き工具20は、ワイヤガイド16
の、ワイヤ14の出口地点に対して近づく/前寄りの位
置、または遠ざかる/後方の位置に線状に前後に移動さ
れる。
【0027】下側の巻き装置32の巻き工具22の移動
は、原則として、上側の巻き工具20の移動に適合され
ている。工具22の移動は、制御カム88により、プロ
グラム制御されてもたらされる。制御カム88は、プロ
グラム制御に対応したサーボモータ86により、ギアユ
ニット84を介して駆動される。制御カム88の移動
は、ローラ92を介して、枢動可能なレバー100に伝
達され、さらに、連結継手ロッド108を介して、下側
のスライドガイド本体38に伝達される。このようにし
て、下側の巻き装置32の巻き工具22を有するスライ
ドガイド本体38は、確実に制御された往復枢動を、ピ
ン50の軸を中心として行う。したがって、下側の巻き
工具22は、上側の巻き工具と同様に、ワイヤガイド1
6のワイヤの出口点に対する前後の位置に、カム駆動装
置88,92および100により移動される。
は、原則として、上側の巻き工具20の移動に適合され
ている。工具22の移動は、制御カム88により、プロ
グラム制御されてもたらされる。制御カム88は、プロ
グラム制御に対応したサーボモータ86により、ギアユ
ニット84を介して駆動される。制御カム88の移動
は、ローラ92を介して、枢動可能なレバー100に伝
達され、さらに、連結継手ロッド108を介して、下側
のスライドガイド本体38に伝達される。このようにし
て、下側の巻き装置32の巻き工具22を有するスライ
ドガイド本体38は、確実に制御された往復枢動を、ピ
ン50の軸を中心として行う。したがって、下側の巻き
工具22は、上側の巻き工具と同様に、ワイヤガイド1
6のワイヤの出口点に対する前後の位置に、カム駆動装
置88,92および100により移動される。
【0028】上側および下側の巻き装置30,32の巻
き工具20,22は、設計により画定される法則にした
がって(少なくとも主に)同時に変位される。この目的
のために、予め詳細に計算された2つの制御カム68お
よび88のカム法則が、プログラム制御された断続的に
前後に回転するサーボモータ64および86に関して用
いられる。
き工具20,22は、設計により画定される法則にした
がって(少なくとも主に)同時に変位される。この目的
のために、予め詳細に計算された2つの制御カム68お
よび88のカム法則が、プログラム制御された断続的に
前後に回転するサーボモータ64および86に関して用
いられる。
【0029】制御カム88に、2つのカム駆動装置の一
方または他方に制御移動をもたらすために設計された2
つの制御部分とは別に、カム88の円周の或る領域に沿
って2つの静止部分が設けられていることが留意される
べきである。すなわち、制御カム88のカム通路のこの
回転領域に沿っては、伝達部材への移動制御が行われな
い。コイルばねを右巻きにする場合には、制御カム88
の静止部分は、上側の巻き装置30に対応または作用す
る。この場合、上側の巻き装置30は、ピン48を中心
とした枢動を行わなくなる。
方または他方に制御移動をもたらすために設計された2
つの制御部分とは別に、カム88の円周の或る領域に沿
って2つの静止部分が設けられていることが留意される
べきである。すなわち、制御カム88のカム通路のこの
回転領域に沿っては、伝達部材への移動制御が行われな
い。コイルばねを右巻きにする場合には、制御カム88
の静止部分は、上側の巻き装置30に対応または作用す
る。この場合、上側の巻き装置30は、ピン48を中心
とした枢動を行わなくなる。
【0030】さらに、上側の巻き装置30は、カムロー
ラ90と、レバー98と、連結継手ロッド102と、ロ
ッドの連結ピン110および114とにより堅固に固定
されている。
ラ90と、レバー98と、連結継手ロッド102と、ロ
ッドの連結ピン110および114とにより堅固に固定
されている。
【0031】さらに、下側の巻き装置32のCNC制御
サーボモータ66が、プログラム制御により、ばねの右
巻き間にはスイッチが切られることが留意されるべきで
ある。しかし、サーボモータ66は、下側の巻き工具2
2による、第1のワイヤ変向の自動的な最初の曲げのた
めに用いられることができる。
サーボモータ66が、プログラム制御により、ばねの右
巻き間にはスイッチが切られることが留意されるべきで
ある。しかし、サーボモータ66は、下側の巻き工具2
2による、第1のワイヤ変向の自動的な最初の曲げのた
めに用いられることができる。
【0032】2つの巻き装置30,32を、一方の巻き
方向から他方の巻き方向へ、例えば、図1に示した右巻
き方向から図5に示した左巻きのための配置へ切り換え
ることは、追加の変換動力を用いずに、機械制御から引
き続いて行われる(機械の切断マンドレルおよび切断工
具の切り換えは別である)。
方向から他方の巻き方向へ、例えば、図1に示した右巻
き方向から図5に示した左巻きのための配置へ切り換え
ることは、追加の変換動力を用いずに、機械制御から引
き続いて行われる(機械の切断マンドレルおよび切断工
具の切り換えは別である)。
【0033】この点に関し、左巻きコマンドを入力した
後、サーボモータ64および66は、それぞれ、上側お
よび下側の巻き工具20および22を、ワイヤガイド1
6から最も遠くに引き戻された、巻き工具の最も後方の
位置に移動させる。続いてサーボモータ86が、制御カ
ム88を、制御カム88の静止部分が下側の巻き装置3
2に作用するまで、より遠くに回転させる。次いで、形
成されたばねの初期の直径、または円筒状のコイルばね
の外径の調節が、サーボモータ64および66の両方の
スイッチを入れることにより行われる。これが、巻き工
具20および22を、法則により決められた必要な程度
まで互いに対して移動させる。次いで、上側の巻き装置
30の駆動モータ64のスイッチが切られ、サーボモー
タ64は、巻き工具20による、ワイヤの第1のばね変
向をする自動的な最初の曲げのために用いられる。左巻
きに形成されるばねを製造するために必要とされる、上
側の巻き装置30の巻き工具20の適切な移動が、サー
ボモータ86により駆動される制御カム88を介して行
われる。ここで、制御カム88の移動が、2つのローラ
90を介して、枢動可能なレバー98に伝達され、さら
に連結継手ロッド106ならびにピン110および11
4を介して、スライドガイド本体36に伝達される。こ
れにより、スライドガイド本体36は、ピン48の軸を
中心として前後に枢動し、それにより巻き工具20を移
動させる。
後、サーボモータ64および66は、それぞれ、上側お
よび下側の巻き工具20および22を、ワイヤガイド1
6から最も遠くに引き戻された、巻き工具の最も後方の
位置に移動させる。続いてサーボモータ86が、制御カ
ム88を、制御カム88の静止部分が下側の巻き装置3
2に作用するまで、より遠くに回転させる。次いで、形
成されたばねの初期の直径、または円筒状のコイルばね
の外径の調節が、サーボモータ64および66の両方の
スイッチを入れることにより行われる。これが、巻き工
具20および22を、法則により決められた必要な程度
まで互いに対して移動させる。次いで、上側の巻き装置
30の駆動モータ64のスイッチが切られ、サーボモー
タ64は、巻き工具20による、ワイヤの第1のばね変
向をする自動的な最初の曲げのために用いられる。左巻
きに形成されるばねを製造するために必要とされる、上
側の巻き装置30の巻き工具20の適切な移動が、サー
ボモータ86により駆動される制御カム88を介して行
われる。ここで、制御カム88の移動が、2つのローラ
90を介して、枢動可能なレバー98に伝達され、さら
に連結継手ロッド106ならびにピン110および11
4を介して、スライドガイド本体36に伝達される。こ
れにより、スライドガイド本体36は、ピン48の軸を
中心として前後に枢動し、それにより巻き工具20を移
動させる。
【0034】下側の巻き工具22の線運動は制御カム7
0によって実行される。制御カム70は、サーボモータ
66により、ローラ74およびスライド42を介して駆
動される。
0によって実行される。制御カム70は、サーボモータ
66により、ローラ74およびスライド42を介して駆
動される。
【0035】ここで、上側の巻き装置30の巻き工具2
0は、左巻きばね本体の製造中には内巻き工具として働
き、内巻き装置32の巻き工具22は、外巻き工具とし
て働く。一方、上側の工具20は、右巻コイルばねのた
めの外巻き工具として働き、下側の巻き工具22は、内
巻き工具として働く(前記「内」("inner")および
「外」("outer")は、DE-OS 2 310 174における用語使用
法にしたがって用いられている)。
0は、左巻きばね本体の製造中には内巻き工具として働
き、内巻き装置32の巻き工具22は、外巻き工具とし
て働く。一方、上側の工具20は、右巻コイルばねのた
めの外巻き工具として働き、下側の巻き工具22は、内
巻き工具として働く(前記「内」("inner")および
「外」("outer")は、DE-OS 2 310 174における用語使用
法にしたがって用いられている)。
【0036】図6および7は、1フィンガーの巻きシス
テムにおいて右巻コイルばねを製造するためのばね巻き
装置を示す。この1フィンガーの巻きシステムにおい
て、巻き工具120は、2つの移動方向において機械的
に移動するが、この例においては1つの方向の移動のみ
が示されている。この移動を、図1〜7を参照して、以
下により正確に説明する。
テムにおいて右巻コイルばねを製造するためのばね巻き
装置を示す。この1フィンガーの巻きシステムにおい
て、巻き工具120は、2つの移動方向において機械的
に移動するが、この例においては1つの方向の移動のみ
が示されている。この移動を、図1〜7を参照して、以
下により正確に説明する。
【0037】個々の巻き工具120は、上側の巻き装置
30のスライド40のホルダ122に固定されている。
スライド40は、カムディスク68と、ピン76に取り
付けられたローラ72と介して、往復移動するように確
実にガイドされる。カムディスク68自体は、プログラ
ム制御されたサーボモータ64(図7)により駆動さ
れ、ギアユニット60を介して前後に断続的に回転す
る。この、直線状の斜め方向の移動が行われると同時
に、スライドガイド本体36の、ピン48を枢動軸とし
た、プログラム制御された枢動が実行される(または実
行されることができる)。この枢動は、CNC制御サー
ボモータ86により、ギアユニット84を介して制御カ
ム88に伝達され(図3)、そしてそこから、確実な制
御により、2つのローラ90を介して、ピン94を軸と
して枢動可能なレバー98に伝達され、さらに、連結継
手ロッド106ならびにピン110および114を介し
て、上側の巻き装置30のスライドガイド本体36に伝
達される。
30のスライド40のホルダ122に固定されている。
スライド40は、カムディスク68と、ピン76に取り
付けられたローラ72と介して、往復移動するように確
実にガイドされる。カムディスク68自体は、プログラ
ム制御されたサーボモータ64(図7)により駆動さ
れ、ギアユニット60を介して前後に断続的に回転す
る。この、直線状の斜め方向の移動が行われると同時
に、スライドガイド本体36の、ピン48を枢動軸とし
た、プログラム制御された枢動が実行される(または実
行されることができる)。この枢動は、CNC制御サー
ボモータ86により、ギアユニット84を介して制御カ
ム88に伝達され(図3)、そしてそこから、確実な制
御により、2つのローラ90を介して、ピン94を軸と
して枢動可能なレバー98に伝達され、さらに、連結継
手ロッド106ならびにピン110および114を介し
て、上側の巻き装置30のスライドガイド本体36に伝
達される。
【0038】下側の巻き装置32のスライド42は、こ
の場合には製造のために作用せず、その巻き工具ホルダ
は取り外されている。スライド42は、サーボモータ6
6(図2に示すように)および制御カム70を介して、
引き下げられた後方位置に移動されている。
の場合には製造のために作用せず、その巻き工具ホルダ
は取り外されている。スライド42は、サーボモータ6
6(図2に示すように)および制御カム70を介して、
引き下げられた後方位置に移動されている。
【0039】巻き工具120の作用面は、巻き工具12
0の、スライド40を介した、上記の制御された直線運
動により、全ての必要な移動経路を通って移動すること
ができる。しかし、これは、スライドガイド本体36の
制御された枢動と相互に作用する。
0の、スライド40を介した、上記の制御された直線運
動により、全ての必要な移動経路を通って移動すること
ができる。しかし、これは、スライドガイド本体36の
制御された枢動と相互に作用する。
【0040】1フィンガーのばね巻きシステムにおいて
左巻コイルばねを製造するためには、下側の巻き装置3
2が用いられ、上側の巻き装置30は作動されない。こ
こで、巻き工具の直線運動(図示せず)はサーボモータ
66から発生されてカムディスク70を介して行われ、
また、下側のスライドガイド本体38の枢動は、サーボ
モータ86から発生されてピン50を軸として行われ
る。サーボモータ86は、予め、制御カム88の静止領
域が、作動していない上側巻き装置30に対応するま
で、制御カム88を回転させている。下側のスライドガ
イド本体38の枢動は、サーボモータ86の駆動がこの
制御カム88を介してレバー100に伝達され、そこか
ら連結継手ロッド108を介してスライドガイド本体3
8に伝達されて行われる。
左巻コイルばねを製造するためには、下側の巻き装置3
2が用いられ、上側の巻き装置30は作動されない。こ
こで、巻き工具の直線運動(図示せず)はサーボモータ
66から発生されてカムディスク70を介して行われ、
また、下側のスライドガイド本体38の枢動は、サーボ
モータ86から発生されてピン50を軸として行われ
る。サーボモータ86は、予め、制御カム88の静止領
域が、作動していない上側巻き装置30に対応するま
で、制御カム88を回転させている。下側のスライドガ
イド本体38の枢動は、サーボモータ86の駆動がこの
制御カム88を介してレバー100に伝達され、そこか
ら連結継手ロッド108を介してスライドガイド本体3
8に伝達されて行われる。
【0041】原則として、左巻コイルばねもまた、上側
の巻き装置30の巻き工具120を用いて製造されるこ
とができる。このために必要なのは、上側の巻き装置3
0が、サーボモータ64によって上方に移動されること
である。この移動は、巻き工具120がワイヤ14に、
今度は他方の側で作用するまで行われればよい。すなわ
ち、上側の巻き装置30は、ワイヤガイド軸34より上
に、その下側で巻き工具120が作業するように移動さ
れる。また、右巻きコイルばねを創成する前には、巻き
工具120はワイヤガイド軸34より下でワイヤ14に
作用し、そして上方に移動される。
の巻き装置30の巻き工具120を用いて製造されるこ
とができる。このために必要なのは、上側の巻き装置3
0が、サーボモータ64によって上方に移動されること
である。この移動は、巻き工具120がワイヤ14に、
今度は他方の側で作用するまで行われればよい。すなわ
ち、上側の巻き装置30は、ワイヤガイド軸34より上
に、その下側で巻き工具120が作業するように移動さ
れる。また、右巻きコイルばねを創成する前には、巻き
工具120はワイヤガイド軸34より下でワイヤ14に
作用し、そして上方に移動される。
【0042】図1,5,6から理解されるように、2つ
の巻き装置30および32は、巻きプレート26に、ワ
イヤガイド軸34に対して面対称に配置されており、か
つ、互いに面対称であるように構成されている。
の巻き装置30および32は、巻きプレート26に、ワ
イヤガイド軸34に対して面対称に配置されており、か
つ、互いに面対称であるように構成されている。
【0043】上記の巻き工程の全てにおいて、巻き工具
を別々に制御することにより、丸くないコイルばねもま
た製造されることができる。また、ばね巻きの範囲にお
いて、異なる巻き半径を有する形状のばねを巻くことも
可能である。
を別々に制御することにより、丸くないコイルばねもま
た製造されることができる。また、ばね巻きの範囲にお
いて、異なる巻き半径を有する形状のばねを巻くことも
可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明に従うばね巻き装置により、丸く
ないばねを製造することが可能であり、装置の調節に費
やされる時間が低減され、調節の再現性が保証され、か
つ、ばねの第1の変向のための最初の巻きが、手作業な
しで自動的に実行されることができる。両方のカム駆動
装置により共有されるカムディスクであって、一方また
は他方のカム駆動装置に連結するために所定の角度だけ
回転されればよいカムディスクを用いることにより、右
巻きから左巻きへ切り換えるための変換作業が最小化さ
れる。
ないばねを製造することが可能であり、装置の調節に費
やされる時間が低減され、調節の再現性が保証され、か
つ、ばねの第1の変向のための最初の巻きが、手作業な
しで自動的に実行されることができる。両方のカム駆動
装置により共有されるカムディスクであって、一方また
は他方のカム駆動装置に連結するために所定の角度だけ
回転されればよいカムディスクを用いることにより、右
巻きから左巻きへ切り換えるための変換作業が最小化さ
れる。
【図1】 右巻きコイルばねを、2フィンガーの巻きシ
ステムにおいて製造するために構成された、本発明に従
うばね巻き装置の概略前面図である。
ステムにおいて製造するために構成された、本発明に従
うばね巻き装置の概略前面図である。
【図2】 図1の線II−IIに対応する長手方向の垂直断
面図である。
面図である。
【図3】 図1に示したばね巻き装置の枢動駆動装置
の、線III−IIIに対応する長手方向の垂直断面図であ
る。
の、線III−IIIに対応する長手方向の垂直断面図であ
る。
【図4】 図1の詳細の、線IV−IVに対応する断面図で
ある。
ある。
【図5】 図1のばね巻き装置の、左巻コイルばねの製
造に向けられた状態を示す図である。
造に向けられた状態を示す図である。
【図6】 図1に従うばね巻き装置であって、1フィン
ガーの巻きシステムにおいて右巻コイルばねを製造する
ように配置された装置の図である。
ガーの巻きシステムにおいて右巻コイルばねを製造する
ように配置された装置の図である。
【図7】 図6に示したばね巻き装置の上側巻き装置
の、VII−VIIに対応する断面図である。
の、VII−VIIに対応する断面図である。
10 ばね巻き装置 12 引き込みローラ 14 ワイヤ 16 ワイヤガイド 18 巻きステーション 20,22 巻き工具 26 巻きプレート 30,32 巻き装置 34 ワイヤガイド軸 36,38 スライドガイド本体 40,42 スライド 52 ガイドプレート 68,70,88 制御カム 48,50,94,96 枢動軸 64,66.86 サーボモータ 106,108 継手ロッド
フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインツ フリッツ ドイツ連邦共和国 D−72555 メッツィ ンゲン ケルテルンシュトラーセ 27 (72)発明者 ヨハヒム ベルマン ドイツ連邦共和国 D−72770 ロイトリ ンゲン−オーメンハウゼン フェールハル デンヴェク 5 (72)発明者 フランツ デッカー ドイツ連邦共和国 D−72805 リヒテン シュタイン カール レームシュトラーセ 4
Claims (9)
- 【請求項1】 ワイヤから右巻コイルばねまたは左巻コ
イルばねを選択的に製造するための、特にばね巻き機械
のためのばね巻き装置であって、ワイヤ(14)をワイ
ヤガイド軸(34)に沿って搬送してワイヤガイド(1
6)に通すための引き込みローラ(12)と、2つの巻
き装置(30,32)であって、各々、スライドガイド
本体(36,38)を有し、ガイド本体(36,38)
に、スライド(40,42)が、スライド(40,4
2)に連結された巻き工具(20,22)が、ワイヤ
(14)のワイヤガイド(16)からの排出点に対して
直線的に移動可能であるようにガイドされるように変位
可能に配置されている2つの巻き装置(30,32)と
を有し、スライドガイド本体(36,38)が、各々、
スライドガイド本体の、ワイヤガイド(16)から離れ
た側の端部領域にて、枢動軸(48,50)を中心とし
て枢動可能であり、前記枢動軸は、ワイヤガイド軸(3
4)に対して垂直であり、かつ、ワイヤガイド軸(3
4)を通って延びる中央面(M−M)に平行であり、前
記2つの巻き装置(30,32)が、この中央面(M−
M)の、それぞれ異なる側に配置されており、スライド
(40,42)を移動させるための駆動装置(64,6
8;66,70)と、スライドガイド本体(36,3
8)を枢動軸(48,50)を中心として枢動させるた
めの、カムディスク(88)により制御されるカム駆動
装置(90,98,106;92,100,108)と
が、巻き装置(30,32)の各々に属しており、共有
されるカムディスク(88)は、プログラム制御される
モータ(86)により枢動可能であり、かつ2つの制御
部分および少なくとも1つの静止部分を有し、両方の巻
き装置(30,32)のカム駆動装置(90,98,1
06;92,100,108)に属しており、各制御部
分は、2つのカム駆動装置(90,98,106;9
2,100,108)の一方に制御移動をもたらすよう
に構成されており、全ての静止部分は、カム駆動装置
(90,98,106;92,100,108)に制御
移動をもたらさないように構成されており、カムディス
ク(88)の回転により、コイルばねを1つの巻き方向
において製造するための制御部分の一方が、関連するカ
ム駆動装置(90,98,106;92,100,10
8)に、カム駆動装置を制御するために連結されること
ができ、他方のカム駆動装置(90,98,106;9
2,100,108)は、静止部分または静止部分の1
つに接触し、制御されたカム駆動装置(90,98,1
06;92,100,108)は、プログラム制御によ
り、駆動ユニット(64,68;66,70)と協働し
てスライド(40;42)の一方を移動させ、このと
き、他方のスライド(42;40)の駆動ユニット(6
6,70;64,68)のスイッチは切られるばね巻き
装置。 - 【請求項2】 巻き装置(30,32)のカム駆動装置
(90,98,106;92,100,108)が、他
方の巻き装置(30,32)のスライド(40,42)
を移動させるために、プログラム制御されて駆動ユニッ
ト(64,68;66,70)と協働する請求項1に記
載のばね巻き装置。 - 【請求項3】 プログラム制御されたモータ(64,6
6)により回転可能なカムディスク(68,70)が、
全ての巻き装置(30,32)においてスライド(4
0,42)を移動させるための駆動ユニットとして設け
られている請求項1または2に記載のばね巻き装置。 - 【請求項4】 全ての巻き装置(30,32)のスライ
ド(40,42)が回転可能なカムディスク(60,7
0)に確実にガイドされる請求項3に記載のばね巻き装
置。 - 【請求項5】 2つのカムドライブ(90,98,10
6;92,100,108)に共通のカムディスク(8
8)の回転軸がワイヤガイド軸から突出した位置にある
請求項1〜4のいずれか1項に記載のばね巻き装置。 - 【請求項6】 巻き装置(30,32)のカムドライブ
(90,98,106;92,100,108)が、同
一の巻き装置(30,32)のスライド(40,42)
を移動させるために、プログラム制御されて駆動ユニッ
ト(64,66)と協働する請求項1または3〜5のい
ずれか1項に記載のばね巻き装置。 - 【請求項7】 ガイドプレート(52)が、巻き装置
(40,42)間に配置され、かつ、ワイヤガイド軸
(34)から該軸に対して対称に突出しており、かつ、
ワイヤ出口から或る距離を有し、前記ガイドプレート
(52)が、ガイド通路(54)を、巻き装置(30,
32)に面した2つの側に有し、当該巻き装置(30,
32)のスライドガイド本体(36,38)の、プレー
ト(52)に面する端部が、このガイド通路(54)上
をスライドする請求項1〜6のいずれか1項に記載のば
ね巻き装置。 - 【請求項8】 巻き装置(30,32)が中央面(M−
M)に対して面対称に配置されている請求項1〜7のい
ずれか1項に記載のばね巻き装置。 - 【請求項9】 巻き装置(30,32)が互いに対して
面対称に構成されている請求項1〜8のいずれか1項に
記載のばね巻き装置。
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DE19919956-6 | 1999-04-30 | ||
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---|---|
JP2000317563A true JP2000317563A (ja) | 2000-11-21 |
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---|---|
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DE (2) | DE19919956C1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE102010014353B3 (de) * | 2010-04-09 | 2011-06-16 | Wafios Ag | Vorrichtung zur Herstellung einer Öse an einem Ende einer Schraubenfeder |
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---|---|---|---|---|
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DE2310174A1 (de) * | 1973-03-01 | 1974-09-05 | Hack Karl Maschf | Federwindemaschine |
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US4872854A (en) * | 1988-03-23 | 1989-10-10 | Hyman Products, Inc. | Simulated ball used in sports incorporating an electronic component |
DE4138896A1 (de) * | 1990-12-19 | 1992-07-02 | Wafios Maschinen Wagner | Universal-federwindemaschine mit schneideinrichtung |
DE9213164U1 (de) * | 1992-09-30 | 1993-01-14 | WAFIOS Maschinenfabrik GmbH & Co KG, 7410 Reutlingen | Windeeinrichtung für Drahtform-Vorrichtungen, insbesondere Federwindemaschinen |
DE19611661C2 (de) * | 1996-03-25 | 1998-09-10 | Wafios Maschinen Wagner | Vorrichtung zum Formen von Draht, insbesondere Universal-Federwindemaschine |
US6000265A (en) * | 1997-06-10 | 1999-12-14 | Kabushiki Kaisha Itaya Seisaku Sho | Spring manufacturing apparatus |
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-
2000
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- 2000-03-03 DE DE50006211T patent/DE50006211D1/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE50006211D1 (de) | 2004-06-03 |
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