JP3884931B2 - 電子機器のfpc接続構造 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器のFPC接続構造に係わり、ネジ等を使わなくてもFPCをフレーム等に取り付け可能な電子機器のFPC接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器のFPC接続構造を、プリンタを例にとり、図5に基づいて説明すると、金属製のフレーム11の内部には、印刷手段(図示せず)を有し、前記フレーム11の一部である側板11aには、複数のネジ穴11bが貫通形成されている。
前記側板11a上には、複数の回路パターン(図示せず)を有し、フレーム11内部の印刷ヘッド等に接続されたフレキシブル配線基板(FPC)12が配設されている。
前記FPC12には、フレーム11の側板11aに形成された複数のネジ穴11bと対向する位置に、後述する小ネジ15が挿通可能な複数の取付孔12aが貫通形成されている。
また、FPC12の回路パターンには、半導体等の電気部品13が、面実装されて取り付けされている。また、FPC12の上面には平板状のプレート14が配設されている。
【0003】
このプレート14には、側板11aの複数のネジ穴11bと対向する位置であり、且つFPC12の取付孔12aと対向する位置に、後述する小ネジ15が挿通可能な複数の取付孔14aが貫通形成されている。
このような構成の従来の電子機器のFPC接続構造の組立は、まず、フレーム11の側板11aのネジ穴11bとFPC12の取付孔12aとを位置合わせして、側板11a上にFPC12を載置する。
【0004】
次に、FPC12の取付穴12aにプレート14の取付孔14aを位置合わせしてFPC12の上にプレート14を重ねる。そして、複数の小ネジ15を、それぞれの取付孔14a、12aに挿通して、ネジ穴11bにネジ止めすることにより、FPC12がプレート14とフレーム11の側板11a間に狭持されて取り付け可能になっている。
このような従来のFPCの取り付け構造は、プレート14を小ネジ15でネジ止めすることにより、FPC12をフレーム11の側板11aに確実に密着させて固定することができる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子機器のFPC接続構造は、プレート14と複数の小ネジ15を用いて、FPC12をフレーム11の側板11aに固定していたので、部品点数が多くなる問題があった。
また、複数の小ネジ15を用いてプレート14をフレーム11の側板11aにネジ止めしていたために、組み立て作業に時間がかかり、組立効率が低下する問題があった。
【0006】
また、フレーム11のネジ穴11bにFPC12の取付孔12a、及びプレート14の取付孔14aを位置合わせするのに時間がかかり、更に組立効率が悪かった。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたもので、フレームにFPCを取付るのに、部品点数が少なくて、組立効率を向上させることができる電子機器のFPC接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として本発明の電子機器のFPC接続構造は、駆動部材に接続されたフレキシブル配線基板(FPC)と、このFPCを取付可能なフレームとを備え、このフレームに形成した成形穴に樹脂材料をアウトサート成形して、前記フレームの表面から突出する突起部を形成し、前記FPCには、前記突起部に嵌合可能な取付穴を形成し、前記突起部に前記FPCの取付穴を嵌合させた状態で、前記取付穴から突出する前記突起部を変形させて、前記フレームに前記FPCを固定するような構成とした。
【0008】
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記フレームは金属板からなり、前記成形穴は、所定深さの座グリ穴と、この座グリ穴より穴径が小さい貫通穴とを有し、
前記座グリ穴及び前記貫通穴に前記樹脂材料を充填して、前記突起部を形成した構成とした。
【0009】
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記突起部は、前記成形穴から突出する部分の外径寸法を、前記貫通穴の穴径寸法より大きくした構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子機器のFPC接続構造を、図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図であり、図2は本発明に係わるフレームの要部断面図であり、図3はフレームに突起部を形成した要部断面図であり、図4は本発明に係わるFPCの斜視図である。
【0011】
まず、本発明の電子機器のFPC接続構造を有するところの位置実施形態であるプリンタは、図1に示すように、内部にサーマルヘッド等の印刷手段(図示せず)を有するフレーム1を備えている。このフレーム1は金属板からなり、図2に示すように、その一部を構成する側板1aに複数の成形穴2が形成されている。
前記成形穴2は、図示下面側に穴径が寸法Aで所定深さの座グリ穴2aと、この座グリ穴2aの寸法Aの穴径より小さい、穴径が寸法Bの貫通穴2bとが形成されている。
【0012】
そして、成形穴2にアウトサート成形で樹脂材料を充填することにより、図3に示すように、側板1aの表面から所定高さ寸法で突出する、外径が寸法Cの突起部3が成されている。
前記突起部3の寸法Cの外径は、成型穴2の貫通穴2bの寸法Bの穴径より大きく形成されている。そのために、成型穴2にインサート成型された突起部3に、矢印Dの下方への押圧力が加わったとしても、突起部3は、寸法Bの貫通穴2bで抜け止めされるようになっている。
【0013】
また、突起部3に矢印Eの上方への引っ張り力が加わったとしても、突起部3は、寸法Bより大きな寸法Aの座グリ穴2aに充填している成型材料により抜け止めされるようになっている。
また、側板1aの表面には、複数の回路パターン(図示せず)が形成された、フィルム状のフレキシブル配線基板(FPC)4が取付可能になっている。前記FPC4は、図4に示すように、表面に寸法Cの突起部3が嵌合可能な複数の取付穴4aが貫通形成され、一端部には回路パターンに接続された端子部4bが形成され、他端部は図示しない印刷手段等の駆動部材に接続されている。
また、図示しない回路パターンには、複数の半導体等の電気部品5が、面実装されて取り付けされている。
【0014】
このようなFPC4をフレーム1に取り付けて接続するする、本発明の電子機器のFPC接続構造の組立は、まず、図3に示すフレーム1の側板1a上にFPC4を載置して、突起部3に取付孔4aを嵌合させると、FPC4は、側板1a上の所定位置に位置決めされる。
次に、FPC4の取付孔4aから突出する突起部3を、超音波溶着、あるいは熱溶着等により先端部をつぶして変形させる。
すると、突起部3の先端部が、図1に示すような、リベットの頭部のような形状に変形して、他端部が印刷手段等の駆動部材に接続されたFPC4を、フレーム1の側板1aに取り付けることができる。
【0015】
このような本発明の電子機器のFPC接続構造は、突起部3にFPC4の取付孔4aを嵌合させて、突起部3を超音波溶着、あるいは熱溶着するだけで、FPC4をフレーム1に固定するして取り付けることができ、組立効率が良い。
また、従来のようなプレート14、及び複数の小ネジ15が不要となって部品点数を削減できる共に、複数の小ネジ15のネジ締め作業を無くすることができ、組立効率を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の電子機器のFPC接続構造は、成形穴2から突出する突起部3の寸法Cの外径が、フレーム1の貫通穴2bの寸法Bの穴径より大きくなっているので、超音波溶着時に、突起部3に矢印D方向の荷重が加わったとしても、突起部3は、寸法Bの貫通穴2bで抜け止めされて、成形穴2から図示下方に抜け出すことがない。
また、図1に示すように、FPC4を2点鎖線で示すように、図示上方に折り曲げて、矢印F方向の引っ張り力が加わったとしても、突起部3は、寸法Aの座グリ穴2aに充填している成型材料により抜け止めされて、成型穴2から図示上方に抜け出すことがない。
【0017】
なお、本発明の実施の形態の説明では、突起部3を樹脂材料をアウトサート成型で形成し、フレーム1と別体のもので説明したが、金属からなるフレーム1の側板1aの一部に、突起部(図示せず)を突き出し加工で直接形成し、この突起部をプレス等でつぶして変形させるようにしたものでも良い。
また、本発明は、例えばモータ等の駆動部材に接続されたFPC4を、フレーム1に取り付けるようにした電子機器でも良く、プリンタに限定され物ではないことはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電子機器のFPC接続構造は、フレームの突起部にFPCの取付孔を嵌合させた状態で、取付穴から突出する突起部を超音波溶着等により変形させて、フレームにFPCを取り付けるようにしたので、従来のようなプレート、及び複数の小ネジが不要となり、部品点数を削減するととに、複数の小ネジをネジ止めすることがなく組立効率を向上することができる。
【0019】
また、側板に形成した成形穴の座グリ穴及び貫通穴に樹脂材料を充填して、突起部を形成したので、座グリ穴により突起部の上方への抜け止めをすることができ、FPCを強固にフレームに取り付けることができる。
【0020】
また、突起部は、成形穴から突出する部分の外径寸法を、貫通穴の穴径寸法より大きくしたので、突起部を超音波溶着等にて変形させるときに、上方から荷重が加わっても、貫通穴から突起部が下方に抜け出すことが無い、高品質な電子機器のFPC接続構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図である
【図2】本発明に係わるフレームの要部断面図である。
【図3】フレームに突起部を形成した要部断面図である。
【図4】本発明に係わるFPCの斜視図である。
【図5】従来の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図である。
【符号の鋭明】
1 フレーム
1a 側板
2 成形穴
2a 座グリ穴
2b 貫通穴
3 突起部
4 フレキシブル配線基板(FPC)
4a 取付孔
4b 端子部
5 電気部品
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器のFPC接続構造に係わり、ネジ等を使わなくてもFPCをフレーム等に取り付け可能な電子機器のFPC接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器のFPC接続構造を、プリンタを例にとり、図5に基づいて説明すると、金属製のフレーム11の内部には、印刷手段(図示せず)を有し、前記フレーム11の一部である側板11aには、複数のネジ穴11bが貫通形成されている。
前記側板11a上には、複数の回路パターン(図示せず)を有し、フレーム11内部の印刷ヘッド等に接続されたフレキシブル配線基板(FPC)12が配設されている。
前記FPC12には、フレーム11の側板11aに形成された複数のネジ穴11bと対向する位置に、後述する小ネジ15が挿通可能な複数の取付孔12aが貫通形成されている。
また、FPC12の回路パターンには、半導体等の電気部品13が、面実装されて取り付けされている。また、FPC12の上面には平板状のプレート14が配設されている。
【0003】
このプレート14には、側板11aの複数のネジ穴11bと対向する位置であり、且つFPC12の取付孔12aと対向する位置に、後述する小ネジ15が挿通可能な複数の取付孔14aが貫通形成されている。
このような構成の従来の電子機器のFPC接続構造の組立は、まず、フレーム11の側板11aのネジ穴11bとFPC12の取付孔12aとを位置合わせして、側板11a上にFPC12を載置する。
【0004】
次に、FPC12の取付穴12aにプレート14の取付孔14aを位置合わせしてFPC12の上にプレート14を重ねる。そして、複数の小ネジ15を、それぞれの取付孔14a、12aに挿通して、ネジ穴11bにネジ止めすることにより、FPC12がプレート14とフレーム11の側板11a間に狭持されて取り付け可能になっている。
このような従来のFPCの取り付け構造は、プレート14を小ネジ15でネジ止めすることにより、FPC12をフレーム11の側板11aに確実に密着させて固定することができる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子機器のFPC接続構造は、プレート14と複数の小ネジ15を用いて、FPC12をフレーム11の側板11aに固定していたので、部品点数が多くなる問題があった。
また、複数の小ネジ15を用いてプレート14をフレーム11の側板11aにネジ止めしていたために、組み立て作業に時間がかかり、組立効率が低下する問題があった。
【0006】
また、フレーム11のネジ穴11bにFPC12の取付孔12a、及びプレート14の取付孔14aを位置合わせするのに時間がかかり、更に組立効率が悪かった。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたもので、フレームにFPCを取付るのに、部品点数が少なくて、組立効率を向上させることができる電子機器のFPC接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として本発明の電子機器のFPC接続構造は、駆動部材に接続されたフレキシブル配線基板(FPC)と、このFPCを取付可能なフレームとを備え、このフレームに形成した成形穴に樹脂材料をアウトサート成形して、前記フレームの表面から突出する突起部を形成し、前記FPCには、前記突起部に嵌合可能な取付穴を形成し、前記突起部に前記FPCの取付穴を嵌合させた状態で、前記取付穴から突出する前記突起部を変形させて、前記フレームに前記FPCを固定するような構成とした。
【0008】
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記フレームは金属板からなり、前記成形穴は、所定深さの座グリ穴と、この座グリ穴より穴径が小さい貫通穴とを有し、
前記座グリ穴及び前記貫通穴に前記樹脂材料を充填して、前記突起部を形成した構成とした。
【0009】
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記突起部は、前記成形穴から突出する部分の外径寸法を、前記貫通穴の穴径寸法より大きくした構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子機器のFPC接続構造を、図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図であり、図2は本発明に係わるフレームの要部断面図であり、図3はフレームに突起部を形成した要部断面図であり、図4は本発明に係わるFPCの斜視図である。
【0011】
まず、本発明の電子機器のFPC接続構造を有するところの位置実施形態であるプリンタは、図1に示すように、内部にサーマルヘッド等の印刷手段(図示せず)を有するフレーム1を備えている。このフレーム1は金属板からなり、図2に示すように、その一部を構成する側板1aに複数の成形穴2が形成されている。
前記成形穴2は、図示下面側に穴径が寸法Aで所定深さの座グリ穴2aと、この座グリ穴2aの寸法Aの穴径より小さい、穴径が寸法Bの貫通穴2bとが形成されている。
【0012】
そして、成形穴2にアウトサート成形で樹脂材料を充填することにより、図3に示すように、側板1aの表面から所定高さ寸法で突出する、外径が寸法Cの突起部3が成されている。
前記突起部3の寸法Cの外径は、成型穴2の貫通穴2bの寸法Bの穴径より大きく形成されている。そのために、成型穴2にインサート成型された突起部3に、矢印Dの下方への押圧力が加わったとしても、突起部3は、寸法Bの貫通穴2bで抜け止めされるようになっている。
【0013】
また、突起部3に矢印Eの上方への引っ張り力が加わったとしても、突起部3は、寸法Bより大きな寸法Aの座グリ穴2aに充填している成型材料により抜け止めされるようになっている。
また、側板1aの表面には、複数の回路パターン(図示せず)が形成された、フィルム状のフレキシブル配線基板(FPC)4が取付可能になっている。前記FPC4は、図4に示すように、表面に寸法Cの突起部3が嵌合可能な複数の取付穴4aが貫通形成され、一端部には回路パターンに接続された端子部4bが形成され、他端部は図示しない印刷手段等の駆動部材に接続されている。
また、図示しない回路パターンには、複数の半導体等の電気部品5が、面実装されて取り付けされている。
【0014】
このようなFPC4をフレーム1に取り付けて接続するする、本発明の電子機器のFPC接続構造の組立は、まず、図3に示すフレーム1の側板1a上にFPC4を載置して、突起部3に取付孔4aを嵌合させると、FPC4は、側板1a上の所定位置に位置決めされる。
次に、FPC4の取付孔4aから突出する突起部3を、超音波溶着、あるいは熱溶着等により先端部をつぶして変形させる。
すると、突起部3の先端部が、図1に示すような、リベットの頭部のような形状に変形して、他端部が印刷手段等の駆動部材に接続されたFPC4を、フレーム1の側板1aに取り付けることができる。
【0015】
このような本発明の電子機器のFPC接続構造は、突起部3にFPC4の取付孔4aを嵌合させて、突起部3を超音波溶着、あるいは熱溶着するだけで、FPC4をフレーム1に固定するして取り付けることができ、組立効率が良い。
また、従来のようなプレート14、及び複数の小ネジ15が不要となって部品点数を削減できる共に、複数の小ネジ15のネジ締め作業を無くすることができ、組立効率を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の電子機器のFPC接続構造は、成形穴2から突出する突起部3の寸法Cの外径が、フレーム1の貫通穴2bの寸法Bの穴径より大きくなっているので、超音波溶着時に、突起部3に矢印D方向の荷重が加わったとしても、突起部3は、寸法Bの貫通穴2bで抜け止めされて、成形穴2から図示下方に抜け出すことがない。
また、図1に示すように、FPC4を2点鎖線で示すように、図示上方に折り曲げて、矢印F方向の引っ張り力が加わったとしても、突起部3は、寸法Aの座グリ穴2aに充填している成型材料により抜け止めされて、成型穴2から図示上方に抜け出すことがない。
【0017】
なお、本発明の実施の形態の説明では、突起部3を樹脂材料をアウトサート成型で形成し、フレーム1と別体のもので説明したが、金属からなるフレーム1の側板1aの一部に、突起部(図示せず)を突き出し加工で直接形成し、この突起部をプレス等でつぶして変形させるようにしたものでも良い。
また、本発明は、例えばモータ等の駆動部材に接続されたFPC4を、フレーム1に取り付けるようにした電子機器でも良く、プリンタに限定され物ではないことはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電子機器のFPC接続構造は、フレームの突起部にFPCの取付孔を嵌合させた状態で、取付穴から突出する突起部を超音波溶着等により変形させて、フレームにFPCを取り付けるようにしたので、従来のようなプレート、及び複数の小ネジが不要となり、部品点数を削減するととに、複数の小ネジをネジ止めすることがなく組立効率を向上することができる。
【0019】
また、側板に形成した成形穴の座グリ穴及び貫通穴に樹脂材料を充填して、突起部を形成したので、座グリ穴により突起部の上方への抜け止めをすることができ、FPCを強固にフレームに取り付けることができる。
【0020】
また、突起部は、成形穴から突出する部分の外径寸法を、貫通穴の穴径寸法より大きくしたので、突起部を超音波溶着等にて変形させるときに、上方から荷重が加わっても、貫通穴から突起部が下方に抜け出すことが無い、高品質な電子機器のFPC接続構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図である
【図2】本発明に係わるフレームの要部断面図である。
【図3】フレームに突起部を形成した要部断面図である。
【図4】本発明に係わるFPCの斜視図である。
【図5】従来の電子機器のFPC接続構造を説明する要部断面図である。
【符号の鋭明】
1 フレーム
1a 側板
2 成形穴
2a 座グリ穴
2b 貫通穴
3 突起部
4 フレキシブル配線基板(FPC)
4a 取付孔
4b 端子部
5 電気部品
Claims (3)
- 駆動部材に接続されたフレキシブル配線基板(FPC)と、このFPCを取付可能なフレームとを備え、このフレームに形成した成形穴に樹脂材料をアウトサート成形して、前記フレームの表面から突出する突起部を形成し、前記FPCには、前記突起部に嵌合可能な取付穴を形成し、前記突起部に前記FPCの取付穴を嵌合させた状態で、前記取付穴から突出する前記突起部を変形させて、前記フレームに前記FPCを固定するようにしたことを特徴とする電子機器のFPC接続構造。
- 前記フレームは金属板からなり、前記成形穴は、所定深さの座グリ穴と、この座グリ穴より穴径が小さい貫通穴とを有し、
前記座グリ穴及び前記貫通穴に前記樹脂材料を充填して、前記突起部を形成したことを特徴とする請求項1記載の電子機器のFPC接続構造。 - 前記突起部は、前記成形穴から突出する部分の外径寸法を、前記貫通穴の穴径寸法より大きくしたことを特徴とする請求項は2記載の電子機器のFPC接続構造。
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JP2003078262A JP2003078262A (ja) | 2003-03-14 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110996521A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-10 | 江苏弘信华印电路科技有限公司 | 一种摄像头部镂空的钢片压合方法 |
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CN100594757C (zh) * | 2004-03-31 | 2010-03-17 | 三菱电线工业株式会社 | 电路基板及其制造方法和采用该电路基板的接线箱 |
DE102012203878B3 (de) | 2012-03-13 | 2013-04-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Bauteilverbindung |
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2001
- 2001-08-31 JP JP2001263442A patent/JP3884931B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110996521A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-10 | 江苏弘信华印电路科技有限公司 | 一种摄像头部镂空的钢片压合方法 |
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