JP3884122B2 - 小冊子およびその製造方法 - Google Patents

小冊子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3884122B2
JP3884122B2 JP03533097A JP3533097A JP3884122B2 JP 3884122 B2 JP3884122 B2 JP 3884122B2 JP 03533097 A JP03533097 A JP 03533097A JP 3533097 A JP3533097 A JP 3533097A JP 3884122 B2 JP3884122 B2 JP 3884122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding margin
adhesive
individual information
booklet
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03533097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10230695A (ja
Inventor
学 福田
健二 福田
Original Assignee
三郷コンピュータ印刷株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三郷コンピュータ印刷株式会社 filed Critical 三郷コンピュータ印刷株式会社
Priority to JP03533097A priority Critical patent/JP3884122B2/ja
Publication of JPH10230695A publication Critical patent/JPH10230695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3884122B2 publication Critical patent/JP3884122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、国民年金保険料や国民健康保険料等の納入通知書、市民税・特別区民税・都民税等の納税通知書等として用いられる小冊子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の小冊子は、国民年金保険料や国民健康保険料等の納入通知書、市民税・県民税、特別区民税・都民税や固定資産税等の納税通知書等に用いられる。この小冊子は、所要事項が印刷された連続フォームに個別情報印字装置を用いて個別情報を印字処理した後、連続フォームを所定ピッチ毎に幅方向に切断して種々の単位フォームを構成している。
【0003】
個々の単位フォームは表紙用フォームと前納用フォームと複数枚の月別(期別)納入用フォームとに大別され、所要の単位フォームを所定枚数ずつ重ね合せ、重ね合された各単位フォームの綴じ代をホッチキスで紙綴じして小冊子を製造し、この小冊子を個人や法人別の納入通知書あるいは納税通知書として利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の個人別あるいは法人別の納入通知書あるいは納税通知書は、所要枚数の単位フォームを重ね合せ、一側に形成された綴じ代をホッチキスで紙綴じして小冊子状に形成しているが、ホッチキスによる紙綴じはコ字状金具を留め金具として用いて行なわれているために、綴じ代部の厚さが綴じ代部以外のフォーム重ね合せ部の厚さより厚くなる。
【0005】
このため、個人別の納入通知書あるいは納税通知書を積み上げていくと積み重ね状態で平坦とならず、厚さの相違に基づいて型崩れが生じ易く、納入通知書あるいは納税通知書の取扱いが面倒で煩雑であったり、また、重ね合された各単位フォームの綴じ代をホッチキスで綴着する作業が手作業で行なわれるために、手間隙がかかったり、深夜までの作業を強いられ、作業員の負担が大きく、作業の能率化を図る上で問題があった。
【0006】
また、従来の納入通知書あるいは納税通知書の小冊子は、ホッチキスで紙綴じを行なっており、綴じ代に留め金具が用いられているため、不要となった小冊子の処理、例えばシュレッダ処理に困難性を伴ったり、普通ゴミとして出すことができず、ゴミ対策上問題があった。
【0007】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、所要枚数の納入通知書や納税通知書を簡単かつ容易に製造することができ、ホッチキスによる紙綴じを不要とし、取扱いが容易で環境に優しい小冊子およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の他の目的は、納入通知書あるいは納税通知書を平坦状態を保って積み重ねることができ、取扱いが容易で作業能率を向上させることができる小冊子およびその製造方法を提供するにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、所要枚数の単位フォームの紙綴じにホッチキスを不要とし、作業者の負担を軽減させる一方、後処理が容易な小冊子およびその製造方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る小冊子は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して単位フォームが形成され、上記単位フォームから得られる宛名記載欄および個別情報一括記載欄を形成した表紙用フォームと、前納用個別情報記載欄を形成した前納用フォームと、月別あるいは期別の個別情報記載欄を形成した複数枚の月別(期別)納入用フォームとを重ね合せる一方、前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームの各フォーム重ね合せ部の一側辺部に綴じ代を形成し、前記各フォームを重ね合せた綴じ代に、表紙用フォームを除いて小孔を所要間隙をおいて穿設し、小孔を形成した綴じ代に感圧型接着剤あるいは熱可塑性接着剤等の接着剤を少なくとも片面に塗布して前記綴じ代を接着剤により綴じ合せ、重ね合された各フォームの綴じ代部分を押し潰しながら挟圧接着させ、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しく形成したものである。
【0011】
また、本発明に係る小冊子は、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、所要の個別情報が印字処理された連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して単位フォームが形成され、上記単位フォームから得られる宛名記載欄および個別情報一括記載欄を形成した表紙用フォームと、前納用個別情報記載欄を形成した前納用フォームと、月別あるいは期別の個別情報記載欄を形成した複数枚の月別(期別)納入用フォームとを重ね合せて構成し、上記単位フォームは紙送り用パンチングホールを形成したマージナルゾーンの一方を綴じ代に構成し、前記表紙用フォームおよび月別納入用フォームの各フォーム重ね合せ部の一側辺部に形成される綴じ代に感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を少なくとも片面に塗布し、上記綴じ代を接着剤により綴じ合せ、重ね合された各フォームの綴じ代部分を押し潰しつつ挟圧接着させて上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しく形成したものである。
【0014】
さらにまた、上述した課題を解決するために、本発明に係る小冊子は、請求項3に記載したように、所要の個別情報が印字処理された連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを構成し、上記単位フォームは紙送り用パンチングホールを形成したマージナルゾーンに形成されたパンチングホールあるいはパンチング拡大ホールに感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を含浸させ、重ね合された各フォームの綴じ代部分を潰しつつ挟圧接着させたものである。
【0015】
本発明に係る小冊子の製造方法は、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、連続フォームの所要の個別情報記載欄に個別情報の印字処理を行ない、個別情報が印字処理された連続フォーム上で、単位フォームを構成する前納用フォームおよび月別納入フォームの綴じ代部分に接合補強用小孔を所要間隔をおいて列状に穿設し、その後、前納用フォームおよび月別納入フォームの綴じ代部分の少なくとも片面に接着剤を塗布してのり代を形成する一方、前記連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別(期別)納入フォームをそれぞれ形成し、前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを重ね合せて揃え、揃えられた各フォームののり代部分を、残りのフォーム重ね合せ部の厚さと等しくなるように加圧力を調整して綴じ代部分を押し潰しながら接合し、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しい小冊子を製造する方法である。
【0017】
また、上述した課題を解決するために、本発明に係る小冊子の製造方法は、請求項5に記載したように、連続フォームの所要の個別情報記載欄に個別情報の印字処理を行ない、個別情報が印字処理された上記連続フォームのマージナルゾーンの一方を綴じ代に構成し、この綴じ代部分の少なくとも片面に感圧型接着剤あるいは熱可塑性接着剤等の接着剤を塗布してのり代を形成し、前記連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別(期別)納入フォームをそれぞれ形成し、前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを重ね合せて揃え、揃えられた各フォームののり代部分を、残りのフォーム重ね合せ部の厚さと等しくなるように加圧力を調整して綴じ代部分を押し潰しながら接合し、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しい小冊子を製造する方法である。
【0018】
さらに、上述した課題を解決するために、本発明に係る小冊子の製造方法は、請求項6に記載したように、連続フォームの少なくとも一方のマージナルゾーンに形成された紙送り用パンチングホールあるいはパンチング拡大ホールに感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を含浸させ、マージナルゾーンにのり代を形成する方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る小冊子およびその製造方法の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1は小冊子の製造方法を系統的に示す簡略図である。図中符号10は給紙ロールであり、この給紙ロール10からの連続長尺用紙11は印刷装置12に供給されるようになっている。印刷装置12は、連続長尺用紙11から連続フォーム13を形成する連続フォーム形成装置14と、形成された連続フォーム13に個別情報記載欄等を形成するために所要の印刷を施すフォーム印刷装置15と、印刷された連続フォーム13の綴じ代部分に感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を塗布する接着剤塗布装置16と、連続フォーム13のとじ込み部分に塗布された接着剤を乾燥させるために、必要に応じて設けられた接着剤乾燥装置17とを有する。
【0022】
連続フォーム形成装置14は、連続長尺用紙11に図示しないバースタローラにて図2に示すようにバースティング用ミシン目19を刻設して両側にマージナルゾーン20を形成する。マージナルゾーン20は両側合せて例えばゾーン幅1インチ程度を有し、上記マージナルゾーン20に紙送り用パンチングホール21が列状に多数形成される。一方、連続長尺用紙11は長手方向の所定ピッチ毎にバースディング用ミシン目22が幅方向に刻設され、図2に示す連続フォーム13が形成される。連続フォーム13は、幅方向のバースティング用ミシン目19により各単位フォーム23,24を画成しており、各単位フォーム23,24を長手方向に順次連接して連続フォーム13が構成される。
【0023】
連続フォーム13から、例えば国民年金保険料、国民健康保険料等の納入通知書のように16枚綴りあるいは14枚綴りの小冊子を形成する場合には、表紙フォーム用の単位フォーム23を除く単位フォーム24に2条のバースティング用ミシン目25を長手方向(天地方向)に刻設し、各単位フォーム24を3つの小片に切離し可能に構成する。2条のバースティング用ミシン目25を刻設した各単位フォーム24にはミシン目が綺麗に刻設されるようにガイド孔26が形成される一方、小片綴じ込み整理用のファイル孔27が穿設される。
【0024】
連続フォーム13から、地方税(市民税・県民税,特別区民税・都民税,市民税・府民税,事業税等)や国税の納税通知書のように、4枚綴りないし13枚綴りの小冊子の場合には、表紙フォーム用の単位フォーム23を除く各単位フォーム24に2条のバースティング用ミシン目25やガイド孔26およびファイル孔27が同様にしてそれぞれ穿設される。
【0025】
連続フォーム形成装置14で形成された連続フォーム13はフォーム印刷装置15にて所要の印刷が施される。連続フォーム13に2色あるいはフルカラーの印刷を施す場合には、連続フォーム13の長手方向にシリーズに列状に配設された2台あるいは4台のフォーム印刷装置15が使用される。4台のフォーム印刷装置15を用いる場合には、例えば黒色,赤色,青色,黄色のインクが用いられる。フォーム印刷装置15はいずれも本出願人の出願に係る特願昭57−57281号明細書および図面,実開昭62−126969号公報,特公平4−59157号公報,特開平5−169880号公報等に開示されたロータリプレスタイプの印刷装置である。
【0026】
フォーム印刷装置15は、図1に示すように、プレートシリンダ30とガイドシリンダ31との間に掛け渡された無端可撓性フィルム状の印刷プレート32を有する。この印刷プレート32は樹脂材料製のプレートであり、光学的・化学的処理(フォトレジスト処理等)により形成され、フォーマットがそれぞれ異なる各単位フォーム23,24の印刷版が帯状に連続して一体に形成される。この帯状印刷フォーム32の両端を接合して無端状に構成される。
【0027】
無端可撓性フィルム状の印刷プレート32にインクロール33によりインクが塗布され、塗布されたインクは連続フォーム13上に押圧シリンダ34により押圧されて転写され、上記印刷プレート32により連続フォーム13に所要の印刷が図3に示すように施される。
【0028】
図3は連続フォーム13を国民年金保険料の納入通知書として使用する例を示す。この連続フォーム13には表紙用単位フォーム23を除く各単位フォーム24に綴じ代36が少なくとも片面の一側に形成される。この綴じ代36は、連続フォーム13の一方のマージナルゾーン20に近接して設けられ、綴じ代36に接着剤塗布装置16により接着剤が帯状に塗布される。このようにして、帯状の綴じ代36はのり代として形成される。
【0029】
接着剤には、カゼイン、にかわ、デンプンのり、ユリア樹脂、メラニン樹脂、エポキシ系およびシアノアクリート系がある。接着剤としては、ゴム状高分子を主成分とする感圧型接着剤、あるいは、熱可撓性接着剤が好ましくは用いられる。感圧型接着剤は押圧により粘性流動を起こし、圧力除去により固着する接着剤である。
【0030】
接着剤が塗布された連続フォーム13は、印刷装置12から取り出され、ジグザグ状に折り畳まれて収納装置としての例えば収納ボックス38に収納され、搬送に供される。連続フォーム13を収納ボックス38に収納する代りに、冊子製造装置40に直接送るようにしてもよい。冊子製造装置40を印刷装置12の下流側に隣接して設置してもよい。
【0031】
冊子製造装置40は、所要の印刷が施された連続フォーム13が案内される個別情報印字装置44とこの印字装置44で個別情報が印字された連続フォーム13を各単位フォーム23,24に順次切断するフォーム切断装置45と、このフォーム切断装置45で切断された単位フォーム23,24を所要枚数ずつ重ね合せて整える整列装置46と、整列装置46で整えられた各単位フォーム24の綴じ代36を接合させるフォーム接合装置47とを有し、このフォーム接合装置47で所要枚数ずつの単位フォーム23,24が重ね合せ状態で接合されて綴じ合せられ、小冊子48が製造される。
【0032】
個別情報印字装置44は連続フォーム13の印字に必要な個別情報がインプットされたコンピュータ(図示せず)に接続されており、このコンピュータからの出力により個別情報印字装置44は連続フォーム13の所要箇所に個別情報が自動的に印字されるようになっている。
【0033】
個別情報印字装置44はコンピュータに連係して作動され、連続フォーム13に、各単位フォーム23,24毎の個別情報を印字するようになっている。例えば、表紙用フォームとしての表紙用単位フォーム23の宛名記載欄50や個別情報一括記載欄51には住所・氏名や個別情報(1年前金額,半年前金額,月別金額や納期限等)が印字される。表紙用フォーム23に隣接する前納用フォーム24や月別(あるいは期別)納入用フォーム24はバースティング用ミシン目25により領収証書,納付書兼納入済通知書および原符用の小片24a,24b,24cに切離し自在に区画され、各前納用フォーム24や月別納入フォーム24の各小片24a,24b,24cにも個別情報印字装置44により氏名,納付期間,納付金額,納期限等の個別情報が所要の個別情報記載欄52に自動的に印字されるようになっている。
【0034】
連続フォーム13を例えば国民年金保険料納入通知書として用いる場合には、連続フォーム13は表紙用フォーム23と、全納用,半納用(前納),半納用(後期)の3枚の前納用フォーム24と、12枚の月別納入フォーム24との16種類の単位フォーム毎にユニット化され、各ユニット毎に繰り返すように連接されている。16種類の単位フォーム23,24に予備用単位フォームを加えて17種類毎にユニット化してもよく、また、前納用フォーム24が全納用のみで足る場合には、14種類あるいは予備用を含めて15種類毎にユニット化される。
【0035】
個別情報印字装置44で個別情報が印字された連続フォーム13はフォーム切断装置45で幅方向に延びるバースティング用ミシン目22に沿って切断され、各単位フォーム23,24が形成される。各単位フォーム23,24は整列装置46で重ね合せられ、例えば16枚ずつ揃えられる。揃えられた各単位フォーム23,24は、フォーム接合装置47により綴じ代36に沿って接合され、16枚綴りの小冊子48が図4に示すように製造される。この小冊子48は収納ボックス54等の収納装置に貯えられたり、また、各個人毎に発送せしめられるように図示しない窓付き封筒内に封入される。なお、小冊子48を製造する際、フォーム切断装置45でバースティング用ミシン目19に沿って切断し、マージナルゾーン20を切り離すようにしてもよい。
【0036】
小冊子48を製造する際、各単位フォーム23,24の綴じ代36に感圧型接着剤や熱可撓性接着剤が塗布されている場合には、対をなす押圧ローラ55で綴じ代部分を潰しながら加圧して挟着し、小冊子48は図4に示すように、綴じ代部分の厚さtが残りの冊子厚さTと等しくなるように、加圧力が調整される。小冊子48の綴じ代部分を押し潰しながら接合させることにより、綴じ代部分が凹むことなく、小冊子48は全面にわたり面一の表面を構成することができる。小冊子48は全面に亘って厚さのバラツキをなくしたり、バラツキを極めて小さく抑えることができる。したがって、小冊子48を多数積み上げたとき、高さのバラツキがないため、型崩れせず、取扱いが容易となり、小冊子48を安定的にスムーズに積み重ね、積み上げることができる。
【0037】
図5は、本発明の第2実施形態を示す図である。
【0038】
この実施形態に示された連続フォーム13Aは表紙用フォーム23を除く各単位フォーム24に形成される綴じ代36に0.5mmφ〜3mmφ程度、好ましくは1mmφ以下の小孔56を列状に所定の間隔をおいて穿設し、これらの小孔を穿設した綴じ代36に感圧型接着剤、熱可撓性接着剤等の接着剤を塗布したものである。小孔56を形成した後に、綴じ代36に接着剤を塗布すると、接着剤が小孔56内に含浸され、フォーム接合装置47で重ね合された各単位フォーム23,24を挟圧接着させて接合させる際、接合強度を高めることができる。
【0039】
また、連続フォーム13Aの各単位フォーム23,24の綴じ代36に形成される小孔56はパンチ孔に代えてミシン目で刻設してもよい。さらに、連続フォーム13Aのバースティング用ミシン目19上に間隔をおいて切込みを入れ、この切込みに接着剤を含浸させてもよい。他の構成は図3に示される連続フォーム13と異ならない。
【0040】
図6は、本発明の第3実施形態を示す図である。
【0041】
この実施形態に示された連続フォーム13Bは表紙用フォーム23を除く各単位フォーム24のマージナルゾーン20を綴じ代20aに形成し、このマージナルゾーン20の綴じ代20aに接着剤を塗布したものである。マージナルゾーン20に綴じ代20aを形成し、この綴じ代20aをのり代として構成した場合、綴じ代20a側のマージナルゾーン20にスリッタ線であるバースティング用ミシン目19を必ずしも刻設しなくてもよい。
【0042】
この場合にも、マージナルゾーン20には紙送り用パンチングホール21が形成されているので、接着剤の塗布により、パンチングホール21から各単位フォーム24内に接着剤が含浸されるので、挟圧接着させた際、接合強度を向上させることができる。
【0043】
図7は、本発明の第4実施形態を示す図である。
【0044】
この実施形態に示された連続フォーム13Cは、表紙用フォーム23を除く各単位フォーム24のマージナルゾーン20と異なる点は、紙送り用パンチングホール21とこのパンチングホール21より大径の接合孔58を交互に列状に形成し、マージナルゾーン20の接合孔58に接着剤をスポット的に含浸させ、各単位フォーム23,24を重ね合せ挟圧接着させて小冊子を製造したものである。接合孔58は紙送り用パンチングホール21と必ずしも交互でなくてもよく、種々の変形が考えられる。
【0045】
また、本発明の各実施形態においては、接着剤を用いて小冊子を製造する例を示したが、接着剤やホッチキスを用いることなく小冊子を製造することができる。例えば、連続フォームをフォーム切断装置で各単位フォームに切断し、所要枚数の各単位フォームを重ね合せて揃えた後、重ね合された各単位フォームの一側綴じ代を側辺に沿ってパンチ、ダイス等でプレスして各単位フォームを凹凸塑性変形させて機械的に凹凸接合(嵌合)させ、この凹凸接合により、各単位フォームの綴じ代を相互に接合させ、小冊子を形成してもよい。この場合、接着剤やホッチキスのコ字状金具が全く不要となるので、後処理が容易となる。
【0046】
さらに、機械的凹凸接合(嵌合)により重ね合された各単位フォームの四辺を接合した場合には、封書を製造することもできる。封書を製造する場合には、連続フォームの表紙用の単位フォームには宛名だけの個別情報記載欄を形成するだけでよい。
【0047】
また、本発明の各実施形態では、連続フォームから国民年金保険料の納付通知書の小冊子を形成した例を示したが、この小冊子は納付通知書に限定せず、納税通知書にも適用でき、さらに、個別情報を個々に処理し、小冊子を形成するものに適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明に係る小冊子およびその製造方法においては、コ字状金具を用いたホッチキスによる紙綴じを不要とし、接着剤あるいは機械的凹凸接合により綴じ代部を綴じ合せ、小冊子を製造することができる。しかも小冊子は綴じ代部の厚さが残りのフォーム重ね合せ部の厚さと等しくなるように形成したので、小冊子の積み重ね状態で平坦となり、取扱いが容易で型崩れを有効的に防止することができ、作業員の負担を軽減し、作業の能率化を図ることができる。
【0049】
また、本発明に係る小冊子は、綴じ代に留め金具が用いられておらず、不要になった小冊子の処理をシュレッダにて直接処理も可能となり、普通ゴミとして出すこともでき、後処理が容易で環境に優しい小冊子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小冊子を製造する装置の一例を示す図。
【図2】図1の小冊子製造装置に用いられる連続フォームを示す平面図。
【図3】本発明の第1実施形態を示すもので、図2に示す連続フォームに所要の印刷を施した状態を示す平面図。
【図4】図3に示す連続フォームから製造される小冊子を示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す連続フォームの平面図。
【図6】本発明の第3実施形態を示す連続フォームの平面図。
【図7】本発明の第4実施形態を示す連続フォームの平面図。
【符号の説明】
10 給紙ロール
11 連続長尺用紙
12 印刷装置
13 連続フォーム
14 連続フォーム形成装置
15 フォーム印刷装置
16 接着剤塗布装置
17 接着剤乾燥装置
19 バースティング用ミシン目
20 マージナルゾーン
22 バースティング用ミシン目
23,24 単位フォーム
25 バースティング用ミシン目
26 ガイド孔
27 ファイル孔
30 プレートシリンダ
31 ガイドシリンダ
32 印刷プレート
33 インクロール
34 押圧シリンダ
36 綴じ代
38 収納ボックス
40 冊子製造装置
44 個別情報印字装置
45 フォーム切断装置
46 整列装置
47 フォーム接合装置
48 小冊子
50 宛名記載欄
51 個別情報一括記載欄
52 個別情報記載欄
54 収納ボックス

Claims (6)

  1. 連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して単位フォームが形成され、
    上記単位フォームから得られる宛名記載欄および個別情報一括記載欄を形成した表紙用フォームと、前納用個別情報記載欄を形成した前納用フォームと、月別あるいは期別の個別情報記載欄を形成した複数枚の月別(期別)納入用フォームとを重ね合せる一方、
    前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームの各フォーム重ね合せ部の一側辺部に綴じ代を形成し、
    前記各フォームを重ね合せた綴じ代に、表紙用フォームを除いて小孔を所要間隙をおいて穿設し、小孔を形成した綴じ代に感圧型接着剤あるいは熱可塑性接着剤等の接着剤を少なくとも片面に塗布して前記綴じ代を接着剤により綴じ合せ、
    重ね合された各フォームの綴じ代部分を押し潰しながら挟圧接着させ、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しく形成したことを特徴とする小冊子。
  2. 所要の個別情報が印字処理された連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して単位フォームが形成され、
    上記単位フォームから得られる宛名記載欄および個別情報一括記載欄を形成した表紙用フォームと、前納用個別情報記載欄を形成した前納用フォームと、月別あるいは期別の個別情報記載欄を形成した複数枚の月別(期別)納入用フォームとを重ね合せて構成し、
    上記単位フォームは紙送り用パンチングホールを形成したマージナルゾーンの一方を綴じ代に構成し、
    前記表紙用フォームおよび月別納入用フォームの各フォーム重ね合せ部の一側辺部に形成される綴じ代に感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を少なくとも片面に塗布し、上記綴じ代を接着剤により綴じ合せ、
    重ね合された各フォームの綴じ代部分を押し潰しつつ挟圧接着させて上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しく形成したことを特徴とする小冊子。
  3. 所要の個別情報が印字処理された連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを構成し、上記単位フォームは紙送り用パンチングホールを形成したマージナルゾーンに形成されたパンチングホールあるいはパンチング拡大ホールに感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を含浸させ、重ね合された各フォームの綴じ代部分を潰しつつ挟圧接着させた請求項1または2記載の小冊子。
  4. 連続フォームの所要の個別情報記載欄に個別情報の印字処理を行ない、個別情報が印字処理された連続フォーム上で、単位フォームを構成する前納用フォームおよび月別納入フォームの綴じ代部分に接合補強用小孔を所要間隔をおいて列状に穿設し、その後、前納用フォームおよび月別納入フォームの綴じ代部分の少なくとも片面に接着剤を塗布してのり代を形成する一方、
    前記連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別(期別)納入フォームをそれぞれ形成し、
    前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを重ね合せて揃え、
    揃えられた各フォームののり代部分を、残りのフォーム重ね合せ部の厚さと等しくなるように加圧力を調整して綴じ代部分を押し潰しながら接合し、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しい小冊子を製造することを特徴とする小冊子の製造方法。
  5. 連続フォームの所要の個別情報記載欄に個別情報の印字処理を行ない、
    個別情報が印字処理された上記連続フォームのマージナルゾーンの一方を綴じ代に構成し、この綴じ代部分の少なくとも片面に感圧型接着剤あるいは熱可塑性接着剤等の接着剤を塗布してのり代を形成し、
    前記連続フォームを所定のピッチ毎に幅方向に切断して得られる単位フォームで表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別(期別)納入フォームをそれぞれ形成し、
    前記表紙用フォーム、前納用フォームおよび月別納入フォームを重ね合せて揃え、
    揃えられた各フォームののり代部分を、残りのフォーム重ね合せ部の厚さと等しくなるように加圧力を調整して綴じ代部分を押し潰しながら接合し、上記綴じ代部分の厚さを各フォーム重ね合せ部の厚さとほぼ等しい小冊子を製造することを特徴とする小冊子の製造方法。
  6. 連続フォームの少なくとも一方のマージナルゾーンに形成された紙送り用パンチングホールあるいはパンチング拡大ホールに感圧型接着剤あるいは熱可撓性接着剤等の接着剤を含浸させ、マージナルゾーンにのり代を形成する請求項5記載の小冊子の製造方法。
JP03533097A 1997-02-19 1997-02-19 小冊子およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3884122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03533097A JP3884122B2 (ja) 1997-02-19 1997-02-19 小冊子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03533097A JP3884122B2 (ja) 1997-02-19 1997-02-19 小冊子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10230695A JPH10230695A (ja) 1998-09-02
JP3884122B2 true JP3884122B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=12438828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03533097A Expired - Fee Related JP3884122B2 (ja) 1997-02-19 1997-02-19 小冊子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3884122B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245382B2 (ja) * 2007-12-07 2013-07-24 大日本印刷株式会社 宛名紙片付きクーポン冊子及び宛名紙片付きクーポン冊子の使用方法
JP5845770B2 (ja) * 2011-09-22 2016-01-20 大日本印刷株式会社 連続帳票積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10230695A (ja) 1998-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3665242B2 (ja) 折重ねられて綴じられた印刷製品の製造方法
US5829670A (en) Pressure seal form configurations to reduce printer jams
JPH06171652A (ja) 多層丁合帳票及びその形成方法
JP2521414B2 (ja) 加圧綴じされた多ペ―ジ小冊子とその製造方法
CA2288570C (en) Pressure seal bill of lading/shipping invoice
CN104418153A (zh) 薄片后处理装置及薄片后处理方法
US5174491A (en) Matched mailer form
JP3884122B2 (ja) 小冊子およびその製造方法
US5346430A (en) Non-impact printing of business forms from continuous webs having adhesive coatings
EP0537979B1 (en) Carbonless paper for non-impact laser printing
US4426242A (en) Method for producing a manifold assembly
JP3079505B2 (ja) 高速型セット伝票作成方法
JP2003305968A (ja) 多種帳票対応の製本装置
EP0539080B1 (en) Sets of sheets and method for forming business forms
US4307897A (en) Manifold assembly fastening
CN104418152A (zh) 薄片后处理装置及薄片后处理方法
JPS6058095B2 (ja) 把手付カ−トンとその製造方法及び装置
US2605120A (en) Manifolding
CN220995946U (zh) 一种方便使用的无碳复写票据本
JPH10193831A (ja) 冊子及びその製造方法
CA2206598C (en) New pressure seal form configurations to reduce printer jams
CN2734486Y (zh) 合订夹
JPH0644714Y2 (ja) カレンダーなどの綴じ合せ紙工品
JP2003019880A (ja) 付箋紙組
JP2002187380A (ja) 複葉印刷物およびその製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees