JP3884093B2 - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに嵌合する第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとからなる電気コネクタ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車が衝突した際に自動的に膨らみ、運転者などを衝撃から守る緩衝用の空気袋(エアバッグ)を備えたエアバッグ装置が自動車に搭載され広く使用されている。エアバッグ装置には、エアバッグの他、エアバッグを膨張させる膨張流体を発生する発生器や、衝突を検知するセンサ等が備えられている。これら発生器やセンサなどは、一般に、電気回路が形成された複数の基板を有しており、各基板同士の接続には、雌型ハウジングとこの雌型ハウジングに配列された端子とを備えた電気コネクタ、及び、雄型ハウジングとこの雄型ハウジングに配列された端子を備えた電気コネクタ双方からなる電気コネクタ組立体が使用される。
【0003】
雌型ハウジングと雄型ハウジングは、通常、これらが完全に嵌合した場合の抜け止めをするラッチ部材を備えている。雌型ハウジングと雄型ハウジングとが完全に嵌合すると、ラッチ部材によって両者の抜け止めが行われ、雌型ハウジングに配列された端子と雄型ハウジングに配列された端子とが接続され、各基板同士が接続される。ところが、雌型ハウジングと雄型ハウジングとが嵌合途中の状態(半嵌合状態)でも端子同士が接続されることがあり、この場合、ラッチ部材による抜け止めが行われていないので、雌型ハウジングと雄型ハウジングとが不用意に抜け、端子同士の接続が解除されるおそれがある。そこで、雌型ハウジングと雄型ハウジングとが完全に嵌合した状態(完全嵌合状態)か、半嵌合状態かを警告灯等を使用して電気的に検知することが従来から行なわれている。
【0004】
このような電気コネクタ組立体の一つとして、特開平1−167971号公報に開示されている電気コネクタ組立体が知られている。この電気コネクタ組立体は、雌型ハウジングを備えた第1の電気コネクタと雄型ハウジングを備えた第2の電気コネクタとからなり、第1の電気コネクタは、雌型ハウジングに一体に形成されたラッチ突起と半嵌合検知用端子とを備えている。第2の電気コネクタは、雌型ハウジングのラッチ突起と係合するラッチ突起と、完全嵌合状態で雌型ハウジングの半嵌合検知用端子に接触する可撓性半嵌合検知用端子とを備えている。第2の電気コネクタのラッチ突起は、雄型ハウジングの板状可撓性部材の表面に形成されており、この板状可撓性部材の裏面には、半嵌合状態で可撓性半嵌合検知用端子を押圧し、この可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子とを接触させない押圧突起が形成されている。
【0005】
上記の第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとを嵌合させる際、両者が半嵌合状態では、雌型ハウジングのラッチ突起の頂上部が雄型ハウジングのラッチ突起の頂上部を押圧し、これにより、雄型ハウジングの板状可撓性部材が下方に撓んで押圧突起が可撓性半嵌合検知用端子を押圧し、この可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子との接続が妨げられる。第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合した状態では、雌型ハウジングのラッチ突起と雄型ハウジングのラッチ突起とが係合することにより、半嵌合状態では撓んでいた板状可撓性部材を元の状態に戻し、可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子とを接続させる。これにより、可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子とが閉回路を形成し、例えばこの閉回路に接続されている警告灯が点灯し、第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合しており半嵌合状態でないことが検知される。
【0006】
また、このような電気コネクタ組立体の他の例として、実開平2−50982号公報に開示されている電気コネクタ組立体が知られている。
この電気コネクタ組立体は、雌型ハウジングを備えた第1の電気コネクタと雄型ハウジングを備えた第2の電気コネクタとからなり、第1の電気コネクタの雌型ハウジングには、係合孔と前方に向かって降下する傾斜面とが形成されており、この傾斜面のやや後方の下方には半嵌合検知用端子が配置されている。一方、第2の電気コネクタの雄型ハウジングには、雌型ハウジングの係合孔に係合する係合突起が形成されており、さらに、半嵌合検知用端子に接続される可撓性半嵌合検知用端子が配列されている。
【0007】
上記の第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとを嵌合させる際、両者が半嵌合状態では、可撓性半嵌合検知用端子が雌型ハウジングの傾斜面に乗り上げ、この可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子との接続が妨げられる。第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合した状態では、雌型ハウジングのラッチ孔に雄型ハウジングのラッチ突起が嵌り込み、一方、雌型ハウジングの傾斜面に乗り上げていた可撓性半嵌合検知用端子が落下して雌型ハウジングの半嵌合検知用端子に接続される。これにより、雄型ハウジングの可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子とが閉回路を形成し、この閉回路に接続されている警告灯が点灯し、第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合しており半嵌合状態でないことが検知される。
【0008】
また、同様な電気コネクタ組立体のさらに他の例として、実公平4−3419号公報に開示されている電気コネクタ組立体が知られている。
この電気コネクタ組立体は、雌型ハウジングを備えた第1の電気コネクタと雄型ハウジングを備えた第2の電気コネクタとからなり、第1の電気コネクタの雌型ハウジングには、先端に係合突起が形成された可撓性の係合アームが形成されている。一方、第2の電気コネクタの雄型ハウジングには、係合アームの係合突起に係合する係合突起が形成されている。この係合突起の後方のハウジング表面には並列した2つの半嵌合検知用端子が露出して配置されており、この2つの半嵌合検知用端子の一方には短絡用端子が接触し、他方の上方には可撓性短絡用端子が配置されている。
【0009】
上記の第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとを嵌合させる際、両者が半嵌合状態では、半嵌合検知用端子の一方の上方に可撓性短絡用端子が位置し、2つの半嵌合検知用端子が短絡されていない。第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合した状態では、雌型ハウジングの係合突起が、雄型ハウジングの係合突起と係合すると共に可撓性短絡用端子を下方に押圧しこの可撓性短絡用端子と半嵌合検知用端子とを接続させる。これにより、雄型ハウジングの2つの半嵌合検知用端子が短絡されて閉回路を形成し、この閉回路に接続されている警告灯が点灯し、第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合しており半嵌合状態でないことが検知される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の警告灯を備えた電気コネクタ組立体のうち、特開平1−167971号公報に開示されている電気コネクタ組立体は、上述したように、第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが半嵌合状態では、雌型ハウジングのラッチ突起の頂上部が雄型ハウジングのラッチ突起の頂上部を押圧し、これにより、雄型ハウジングの板状可撓性部材が下方に撓み、押圧突起が可撓性半嵌合検知用端子を押圧し、この可撓性半嵌合検知用端子と雌型ハウジングの半嵌合検知用端子との接続が妨げられるようになっており、このため、電気コネクタ組立体が複雑な構造であるという問題がある。
【0011】
また、実開平2−50982号公報に開示されている電気コネクタ組立体は、上述したように、第1の電気コネクタと第2の電気コネクタとが完全に嵌合した状態では、雌型ハウジングのラッチ孔に雄型ハウジングのラッチ突起が嵌り込み、一方、雌型ハウジングの傾斜面に乗り上げていた可撓性半嵌合検知用端子が落下して雌型ハウジングの半嵌合検知用端子に接続され、これにより、半嵌合が検知されるようになっているものの、半嵌合検知用端子の動きと係合突起の動きとが連動していない。このため、半嵌合検知の信頼性が低下するおそれがある。
【0012】
また、実公平4−3419号公報に開示されている電気コネクタ組立体では、上述したように、ハウジング表面に並列した2つの半嵌合検知用端子が露出して配置されており、このため、2つの半嵌合検知用端子が汚れ易く、導電性のごみなどが付着すると完全嵌合状態に誤認され、半嵌合状態を正確に検知できないおそれがある。また、短絡用端子も露出しているので、外力により不用意に半嵌合検知用端子を短絡させてしまうおそれがあり信頼性が低いという問題がある。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑み、比較的単純な構造で信頼性の向上した半嵌合検知機能を有する電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の電気コネクタ組立体は、雄型ハウジングを備えた第1の電気コネクタと、上記雄型ハウジングを受容する受容部が形成された雌型ハウジングを備えた第2の電気コネクタとからなり、上記第1及び上記第2の電気コネクタが嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告手段に電気的に接続される電気コネクタ組立体において、上記第2の電気コネクタが、互いに並んで嵌合方向に延びると共に互いに接離自在な接触部を有し、上記警告手段に電気的に接続される2つの検知用端子と、上記完全嵌合状態で上記雄型ハウジングと上記雌型ハウジングとの抜け止めをする係合突起とを、上記雌型ハウジングの壁面のうち上記受容部に向き合う内壁面に備えたものであり、上記第1の電気コネクタが、上記完全嵌合状態で上記接触部の間に入り込みこの接触部を互いに引き離すことにより上記半嵌合状態と上記完全嵌合状態とで上記検知用端子と上記警告手段との接続状態を切り替える引離し突起と、上記完全嵌合状態で上記係合突起と係合する係合部とを、上記完全嵌合状態で上記雌型ハウジングの上記内壁面に対向する、上記雄型ハウジングの外壁面に備えたものであることを特徴とするものである。
【0019】
ここで、警告手段とは、ランプなどの警告灯や、ブザーなどの警報をいう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の電気コネクタ組立体の実施形態を説明する。
図1から図5までは、本発明の第1実施形態の電気コネクタ組立体が嵌合する途中の半嵌合状態から嵌合の終了した完全嵌合状態までを示す断面図である。
電気コネクタ組立体10は、雄型ハウジング22を備えた第1の電気コネクタ20と、雌型ハウジング42を備えた第2の電気コネクタ40とからなり、これら第1及び第2の電気コネクタ20,40が嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告灯(図示せず)に電気的に接続されている。
【0021】
第1の電気コネクタ20は、嵌合方向(矢印A方向)に延びる可撓性のラッチアーム24と、ラッチアーム24に向き合って嵌合方向に延びる可撓性の第1の検知用端子26とを備えている。ラッチアーム24と第1の検知用端子26とは、一枚の金属板を打ち抜き、折り曲げて一体に形成されたものであり、一つの金属製部材28を構成している。ラッチアーム24には係合孔30が形成されており、第1の検知用端子26は警告灯に電気的に接離自在に接続されている。ラッチアーム24の中央部では、このラッチアーム24を切り欠いて形成された押圧突起32が第1の検知用端子26に向かって延びている。この押圧突起32は、第1の検知用端子26へ向かうラッチアーム24の撓みを第1の検知用端子26に伝えて第1の検知用端子26を撓ませる。これにより、後述するように、半嵌合状態と完全嵌合状態とで第1の検知用端子26と警告灯との接続状態が切り替えられる。尚、雄型ハウジング22には、電気信号を伝達する端子(図示せず)が配列される孔34や、ダブルロック部材(図示せず)が挿入されるダブルロック部材用孔36も形成されている。
【0022】
第2の電気コネクタ40は、第1及び上記第2の電気コネクタ20,40が嵌合するに伴ってラッチアーム24と第1の検知用端子26とに挟まれた空間に挿入される第2の検知用端子44を備えており、この第2の検知用端子44は警告灯に電気的に接続されている。雌型ハウジング42からは、雄型ハウジング22に向かって係合アーム46が延びており、その先端部には係合突起48が形成されている。この係合突起48の機能を説明する。
【0023】
図1に示すように、第1及び第2の電気コネクタ20,40が嵌合し始めた初期の半嵌合状態では、係合突起48はラッチアーム24に軽く接触している程度であり、第1の検知用端子26と第2の検知用端子44とは接触していない。図1に示す状態からやや嵌合が進んだ半嵌合状態では、図2に示すように、係合突起48がラッチアーム24を撓ませ、これにより、押圧突起32がラッチアーム24の撓みを第1の検知用端子26に伝えてこの第1の検知用端子26を撓ませる。このため、第1の検知用端子26が下方へ押し下げられることとなり、第1の検知用端子26が第2の検知用端子44から離れ、両者は接触しない。図2に示す状態からやや嵌合が進んだ半嵌合状態では、図3に示すように、係合突起48がラッチアーム24をさらに撓ませ、これにより、押圧突起32がラッチアーム24の撓みを第1の検知用端子26に伝えてこの第1の検知用端子26をさらに撓ませる。このため、第1の検知用端子26が下方へ押し下げられることとなり、第2の検知用端子44が第1の検知用端子26の上方にきても、両者は接触しない。図3に示す状態からやや嵌合が進み、完全に嵌合する直前の半嵌合状態では、図4に示すように、係合突起48がラッチアーム24をいっそう撓ませ、これにより、押圧突起32がラッチアーム24の撓みを第1の検知用端子26に伝えてこの第1の検知用端子26をいっそう撓ませる。このため、第1の検知用端子26が下方へ押し下げられることとなり、第2の検知用端子44が第1の検知用端子26の上方にきても、両者は接触しない。図4に示す状態からやや嵌合が進み、完全に嵌合した完全嵌合状態では、図5に示すように、係合突起48が係合孔30嵌り込んで係合する。これにより、ラッチアーム24の撓みが解除されると共に第1及び第2の検知用端子26,44が接続する。この結果、警告灯が接続された電気回路が閉じられ、この警告灯が点灯し、第1及び第2の電気コネクタ20,40が完全に嵌合したことが検知される。
【0024】
このように、電気コネクタ組立体10によれば、強度のある金属製のラッチアーム24と第1の検知用端子26とが一体となっているため、金属製部材28を小型にでき、しかも、係合突起48の動きと第1の検知用端子26の動きとが連動しているので検知が確実である。
図6及び図7を参照して、上記第1の電気コネクタ20の変形例を説明する。
【0025】
図6は第1の電気コネクタ20の変形例である第1の電気コネクタ50と、第2の電気コネクタ40とが完全に嵌合した状態を示す説明図である。図7は、第1の電気コネクタ50が備えた金属製部材28’を示す、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。これらの図では、図1に示す構成要素と同一の構成要素が同一の符号で示されている。
【0026】
第1の電気コネクタ50の雄型ハウジング52には、係合突起48に係合する係合突起54が形成されている。また、ラッチアーム56と第1の検知用端子26は一枚の金属板を折り曲げ部58で折り曲げることにより形成され、金属製部材28’を構成している。また、図1に示す押圧突起32に代えて、ラッチアーム56を切り起こした押圧突起60が形成されている。さらに、ラッチアーム56の一端部には固定孔62が形成されており、この固定孔62に雄型ハウジング52の凸部またはランスが嵌め込まれることにより、ラッチアーム56が雄型ハウジング52に固定される。また、ラッチアーム56の中央部には、ラッチアーム56を切り起こして押圧突起60を形成したため弱まったラッチアーム56を補強するディンプル64が形成されている。
【0027】
このように第1の電気コネクタ50を構成しても、金属製部材28’を小型にでき、しかも、係合突起48の動きと第1の検知用端子26の動きとが連動しているので検知が確実である。
次に、図8を参照して本発明の電気コネクタ組立体の第2実施形態を説明する。
【0028】
図8は、本発明の電気コネクタ組立体の第2実施形態を示す、(a)は斜視図、(b)は(a)の電気コネクタ組立体が接続された警告灯を有する電気回路を示す説明図である。
電気コネクタ組立体70は、雄型ハウジング82を備えた第1の電気コネクタ80と、雄型ハウジング82を受容する受容部101が形成された雌型ハウジング102を備えた第2の電気コネクタ100とからなり、これら第1及び第2の電気コネクタ80,100が嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告灯72に電気的に接続されている。尚、この警告灯72を有する電気回路には、抵抗74、電源76、スイッチ78が接続されており、このスイッチ78に相当するものが、雌型ハウジング102が備えている2つの検知用端子104である。
【0029】
第2の電気コネクタ100は、互いに並んで嵌合方向(矢印A方向)に延びると共に互いに接離自在な接触部106を有する2つの検知用端子104を備えている。この2つの検知用端子104は、上述したように、警告灯72に電気的に接続され、この警告灯72のスイッチとして機能する。また、第2の電気コネクタ100は、第1及び第2の電気コネクタ80,100が完全に嵌合した完全嵌合状態で雄型ハウジング82と雌型ハウジング102との抜け止めをする係合突起108も備えている。2つの検知用端子104と係合突起108は、受容部101に向き合う雌型ハウジング内壁面102aに備えられている。
【0030】
また、第1の電気コネクタは、雄型ハウジング82の外壁面82aに、上記の完全嵌合状態で接触部106の間に入り込み接触部106を互いに引き離すことにより半嵌合状態と完全嵌合状態とで検知用端子104と警告灯72との接続状態を切り替える引離し突起84 を有している。雄型ハウジング82の外壁面82aには、完全嵌合状態で係合突起108と係合する係合部86が形成されている。この外壁面82は、完全嵌合状態で内壁面102aに対向する。
【0031】
第1及び第2の電気コネクタ80,100を嵌合する際、半嵌合状態では係合突起108が斜面88に乗り上げながら嵌合が進み、この半嵌合状態では接触部106が接触して警告灯72が点灯している。完全嵌合状態では、係合突起108が斜面88を乗り越え、係合部86と係合すると共に、接触部106が引離し突起84により引き離され、警告灯72が消灯する。これにより、第1及び第2の電気コネクタ80,100が半嵌合状態か完全嵌合状態かが検知される。接触部106は雌型ハウジング102の内部に形成されているので、外部との接触による汚れや変形を防止でき、半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。さらに、引離し突起84と検知用端子104が警告灯のスイッチとして機能するので、比較的少ない部材で単純な構造にすることができる。しかも、接触部106の引き離し及び係合部86と係合突起108の係合双方が連動しているので半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。
【0032】
次に、図9,図10を参照して本発明の電気コネクタ組立体の第3実施形態を説明する。
図9は、本発明の電気コネクタ組立体の第3実施形態の半嵌合状態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。図10は、図9に示す電気コネクタ組立体の完全嵌合状態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【0033】
電気コネクタ組立体110は、雄型ハウジング122を備えた第1の電気コネクタ120と、雄型ハウジング122を受容する受容部111が形成された雌型ハウジング142を備えた第2の電気コネクタ140とからなり、これら第1及び第2の電気コネクタ120,140が嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告灯(図示せず)に電気的に接続されている。
【0034】
第2の電気コネクタ140は、互いに並んで嵌合方向(矢印A方向)に延びると共に互いに接離自在な接触部144を有する2つの検知用端子146を備えている。この2つの検知用端子146は、警告灯に電気的に接続されている。また、第2の電気コネクタ140は、第1及び第2の電気コネクタ120,140が完全に嵌合した完全嵌合状態で雄型ハウジング122と雌型ハウジング142との抜け止めをする係合突起148も備えている。2つの検知用端子146と係合突起148は、受容部111内に備えられている。
【0035】
第1の電気コネクタ120は、雄型ハウジング122に形成されたラッチアーム124を備えている。このラッチアーム124には、第1及び第2の電気コネクタ120,140の完全嵌合状態で係合突起148に係合する係合突起126と、この完全嵌合状態で接触部144を互いに接触させるテーパ部(本発明にいう切替部の一例)128が形成されている。このテーパ部128により、図10に示す如く検知用端子146が互いに接近して上記したように、完全嵌合状態で接触部144が互いに接触するので、半嵌合状態と完全嵌合状態とで検知用端子146と警告灯との接続状態を切り替えることができ、第1及び第2の電気コネクタ120,140が半嵌合状態か完全嵌合状態かが検知される。また、接触部144は雌型ハウジング142の内部に形成されているので、外部との接触による汚れや変形を防止でき、半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。さらに、ラッチアーム124と検知用端子146が警告灯のスイッチとして機能するので、比較的少ない部材で単純な構造にすることができる。しかも、接触部144の接触と係合突起126,148の係合とが連動しているので半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。尚、係合突起126,148の係合を解除するには、押圧部130を押圧しながら第1及び第2の電気コネクタ120,140を引き離す。
【0036】
次に、図11、図12を参照して本発明の電気コネクタ組立体の第4実施形態を説明する。
図11は電気コネクタ組立体を示す模式図、図12は図11に示す電気コネクタ組立体の一部を拡大して示す、(a)は係合部材の平面図、(b)はUの字状の金属製部材の斜視図である。
【0037】
電気コネクタ組立体150は、雌型ハウジング162を備えた第1の電気コネクタ160と、雌型ハウジング162を受容する受容部184が形成された雄型ハウジング182を備えた第2の電気コネクタ180とからなり、これら第1及び第2の電気コネクタ160,180が嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告灯(図示せず)に電気的に接続されている。
【0038】
第2の電気コネクタ180の受容部184には、電気的に接離自在に接続されるUの字状の金属製部材190が組み込まれている。このUの字状の金属製部材190は、嵌合方向(矢印A方向)に延び受容部184に固定された固定片192と、固定片192の嵌合方向一端部194から湾曲して固定片192に向き合って延び固定片192に遠近する方向に撓むばね片196とで構成されている。ばね片196の面のうち、固定片192に向き合う面とは反対側の面196aには、完全嵌合状態で雌型ハウジング162と雄型ハウジング182との抜け止めをする係合突起198と、警告灯に通電するための2つの嵌合検知用突起200が形成されている。
【0039】
第1の電気コネクタ160は、第1及び第2の電気コネクタ160,10の完全嵌合状態で係合突起198と係合する係合部材164を備えており、完全嵌合状態で係合突起198が係合溝166に嵌り込む。また、係合部材164の幅方向両端には、警告灯に接続される嵌合検知用端子168が固定されている。この嵌合検知用端子168は、完全嵌合状態で嵌合検知用突起200に接続される。
【0040】
第1及び第2の電気コネクタ160,180が嵌合し始めた初期の半嵌合状態では、係合部材164の先端部164aが係合突起198に乗り上げ、ばね片196を固定片192に向けて押圧することにより嵌合検知用突起200と嵌合検知用端子168とを互いに離間させる。第1及び第2の電気コネクタ160,180の嵌合が終了した完全嵌合状態では、係合突起198が係合溝166に嵌り込み、係合部材164によるばね片196の押圧が解除され、ばね片196が元の位置に戻り、嵌合検知用突起200と嵌合検知用端子168とが接続される。このようにして、完全嵌合状態で嵌合検知用突起200と嵌合検知用端子168とが接続されるので、半嵌合状態と完全嵌合状態とで嵌合検知用突起200と警告灯との接続状態を切り替えることができ、第1及び第2の電気コネクタ160,180が半嵌合状態か完全嵌合状態かが検知される。また、金属製部材190は雄型ハウジング182の内部に形成されているので、外部との接触による汚れや変形を防止でき、半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。さらに、係合部材164と金属製部材190が警告灯のスイッチとして機能するので、比較的少ない部材で単純な構造にすることができる。しかも、係合突起198の係合と嵌合検知用突起200の接続とが連動しているので半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知できる。また、係合突起198と係合部材164との係合を解除するには、係合解除ボタン202を押圧しながら第1及び第2の電気コネクタ160,180を引き離す。尚、係合解除ボタン202にはOリング204が嵌め込まれており、金属部材19を収容している空間を形成する壁206にはシールリング208が嵌め込まれている。このため、受容部184が防水されており、電気コネクタ組立体150は防水型になっている。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電気コネクタ組立体は、第1の電気コネクタが有する引離し突起及び係合部と、第2の電気コネクタが有する2つの検知用端子とにより、半嵌合状態か完全嵌合状態かを検知するように構成されているので、比較的単純な構成で半嵌合状態か完全嵌合状態かを確実に検知でき、検知の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタ組立体の第1実施形態が嵌合し始めた初期の半嵌合状態を示す断面図である。
【図2】図1に示す状態からやや嵌合が進んだ半嵌合状態を示す断面図である。
【図3】図2に示す状態からやや嵌合が進んだ半嵌合状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態からやや嵌合が進み、完全に嵌合する直前の半嵌合状態を示す断面図である。
【図5】図4に示す状態からやや嵌合が進み、完全に嵌合した完全嵌合状態を示す断面図である。
【図6】図1に示す第1の電気コネクタの変形例である第1の電気コネクタと、第2の電気コネクタとが完全に嵌合した状態を示す説明図である。
【図7】第1の電気コネクタが備えた金属製部材を示す、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図8】本発明の電気コネクタ組立体の第2実施形態を示す、(a)は斜視図、(b)は(a)の電気コネクタ組立体が接続された警告灯を有する電気回路を示す説明図である。
【図9】本発明の電気コネクタ組立体の第3実施形態の半嵌合状態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図10】本発明の電気コネクタ組立体の第3実施形態の完全嵌合状態を示す、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図11】本発明の電気コネクタ組立体の第4実施形態を示す模式図である。
【図12】図11に示す電気コネクタ組立体の一部を拡大して示す、(a)は係合部材の平面図、(b)はUの字状の金属製部材の斜視図である。
【符号の説明】
10,70,110,150 電気コネクタ組立体
20,50,80,120,160 第1の電気コネクタ
22,52,82,122,182 雄型ハウジング
24,124 ラッチアーム
26 第1の検知用端子
28,52 金属製部材
30 係合孔
32,60 押圧突起
40,100,140,180 第2の電気コネクタ
42,102,142,162 雌型ハウジング
44 第2の検知用端子
48,108,126,148,198 係合突起
72 警告灯
84 引離し突起
101,111,184 受容部
104,146 検知用端子
106,144 接触部
190 Uの字状の金属製部材
192 固定片
196 ばね片
200 嵌合検知用突起

Claims (1)

  1. 雄型ハウジングを備えた第1の電気コネクタと、前記雄型ハウジングを受容する受容部が形成された雌型ハウジングを備えた第2の電気コネクタとからなり、前記第1及び前記第2の電気コネクタが嵌合途中の半嵌合状態か嵌合が終了した完全嵌合状態かを表す警告手段に電気的に接続される電気コネクタ組立体において、
    前記第2の電気コネクタが、互いに並んで嵌合方向に延びると共に互いに接離自在な接触部を有し、前記警告手段に電気的に接続される2つの検知用端子と、前記完全嵌合状態で前記雄型ハウジングと前記雌型ハウジングとの抜け止めをする係合突起とを、前記雌型ハウジングの壁面のうち前記受容部に向き合う内壁面に備えたものであり、
    前記第1の電気コネクタが、前記完全嵌合状態で前記接触部の間に入り込み該接触部を互いに引き離すことにより前記半嵌合状態と前記完全嵌合状態とで前記検知用端子と前記警告手段との接続状態を切り替える引離し突起と、該引離し突起と一体であり、前記完全嵌合状態で前記係合突起と係合する係合部とを、前記完全嵌合状態で前記雌型ハウジングの前記内壁面に対向する、前記雄型ハウジングの外壁面に備えたものであることを特徴とする電気コネクタ組立体。
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