JP3433252B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JP3433252B2 JP3433252B2 JP2000302903A JP2000302903A JP3433252B2 JP 3433252 B2 JP3433252 B2 JP 3433252B2 JP 2000302903 A JP2000302903 A JP 2000302903A JP 2000302903 A JP2000302903 A JP 2000302903A JP 3433252 B2 JP3433252 B2 JP 3433252B2
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- Japan
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- connector
- section
- electrical connector
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、乗物のエアバッグが偶発的
に作動するのを防止するのに使用される短絡型電気コネ
クタに係る。
クタに係り、より詳細には、乗物のエアバッグが偶発的
に作動するのを防止するのに使用される短絡型電気コネ
クタに係る。
【0002】
【従来の技術】短絡型電気コネクタは、種々の分野で使
用されている。1つの用途は、乗物のエアバッグを膨ら
ませる電気的雷管が偶発的に点火しないよう保護するこ
とである。特に、エアバッグは、乗物の衝突の衝撃から
乗客を保護するために広く使用されている。典型的なエ
アバッグの作動回路は、ガス発生装置の雷管又は点火器
の端子を、衝撃センサを経て、電源に接続された端子に
接続する。センサが乗物の衝突を検出すると、雷管に電
流が流れてガス発生装置を点火し、多量のガスを発生し
てエアバッグを膨らませる。
用されている。1つの用途は、乗物のエアバッグを膨ら
ませる電気的雷管が偶発的に点火しないよう保護するこ
とである。特に、エアバッグは、乗物の衝突の衝撃から
乗客を保護するために広く使用されている。典型的なエ
アバッグの作動回路は、ガス発生装置の雷管又は点火器
の端子を、衝撃センサを経て、電源に接続された端子に
接続する。センサが乗物の衝突を検出すると、雷管に電
流が流れてガス発生装置を点火し、多量のガスを発生し
てエアバッグを膨らませる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような雷管は、通
常、電気コネクタ組立体により点火電圧手段に接続され
る。エアバッグ及び/又は雷管或いは他の部品を交換や
テスト等のために取り外せるようにするために、この組
立体のコネクタは互いに切り離すことができる。コネク
タが切り離されたときには、非常に敏感な雷管が偶発的
に作動し、エアバッグが意図せずに膨らまされることが
ある。例えば、このようなエアバッグの偶発的な膨らみ
は、漏電や他の漂遊電圧や、偶発的な電流付与や、電磁
誘導による雷管の点火電流源の作動等によって生じる。
換言すれば、コネクタの開放端子の周りに磁界や電界が
形成されて、その開放端子間に電圧を誘起し、エアバッ
グの点火器又は雷管に電流が流れ得る危険性が常にあ
る。
常、電気コネクタ組立体により点火電圧手段に接続され
る。エアバッグ及び/又は雷管或いは他の部品を交換や
テスト等のために取り外せるようにするために、この組
立体のコネクタは互いに切り離すことができる。コネク
タが切り離されたときには、非常に敏感な雷管が偶発的
に作動し、エアバッグが意図せずに膨らまされることが
ある。例えば、このようなエアバッグの偶発的な膨らみ
は、漏電や他の漂遊電圧や、偶発的な電流付与や、電磁
誘導による雷管の点火電流源の作動等によって生じる。
換言すれば、コネクタの開放端子の周りに磁界や電界が
形成されて、その開放端子間に電圧を誘起し、エアバッ
グの点火器又は雷管に電流が流れ得る危険性が常にあ
る。
【0004】エアバッグの偶発的な作動を防止するため
に、短絡型電気コネクタを使用してコネクタ端子を閉じ
た状態に維持し、電気コネクタ組立体の嵌合コネクタが
完全に嵌合されないときに電流が作動系統に偶発的に流
れないようにしている。不都合にも、このようなコネク
タの多くは、不必要に複雑であり、充分に信頼性がな
く、コスト効率が悪い。本発明は、非常に簡単で、信頼
性が高く且つ低廉な短絡型の電気コネクタ組立体を提供
することに向けられる。
に、短絡型電気コネクタを使用してコネクタ端子を閉じ
た状態に維持し、電気コネクタ組立体の嵌合コネクタが
完全に嵌合されないときに電流が作動系統に偶発的に流
れないようにしている。不都合にも、このようなコネク
タの多くは、不必要に複雑であり、充分に信頼性がな
く、コスト効率が悪い。本発明は、非常に簡単で、信頼
性が高く且つ低廉な短絡型の電気コネクタ組立体を提供
することに向けられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、上記特徴の新規で且つ改良された短絡型電気コネク
タを提供することである。本発明の別の目的は、一対の
嵌合コネクタを含む新規で且つ改良された短絡型電気コ
ネクタ組立体を提供することである。
は、上記特徴の新規で且つ改良された短絡型電気コネク
タを提供することである。本発明の別の目的は、一対の
嵌合コネクタを含む新規で且つ改良された短絡型電気コ
ネクタ組立体を提供することである。
【0006】本発明による短絡型電気コネクタは、相補
的な嵌合コネクタを受け入れるための開口が設けられた
嵌合端を有する絶縁ハウジングを備えている。上記開口
は、内部空洞に連通する。絶縁ハウジングには複数の端
子が取り付けられ、これらの端子は、嵌合コネクタの適
当な端子に係合するための接点部分を内部空洞に有す
る。短絡部材は、これを開口の付近で絶縁ハウジングに
固定するための保持区分を有する。この短絡部材の傾斜
区分は、嵌合コネクタにより係合するために保持区分か
ら内部空洞へと後方に延びる。短絡部材の接点区分は、
保持区分から離れるように傾斜区分から延び、嵌合コネ
クタが存在しないときに少なくとも一対の端子に係合す
る。このような短絡部材は、保持区分が 、 スロットに挿
入され 、 かつ 、 この保持区分の上記傾斜区分に近いところ
の側縁に設けたガイド突起を、内部空洞の底部を形成し
ている壁面内に前方嵌合端から後方に向かって形成され
たガイドスロットに係合させて 、 上記開口付近に取り付
けられている。
的な嵌合コネクタを受け入れるための開口が設けられた
嵌合端を有する絶縁ハウジングを備えている。上記開口
は、内部空洞に連通する。絶縁ハウジングには複数の端
子が取り付けられ、これらの端子は、嵌合コネクタの適
当な端子に係合するための接点部分を内部空洞に有す
る。短絡部材は、これを開口の付近で絶縁ハウジングに
固定するための保持区分を有する。この短絡部材の傾斜
区分は、嵌合コネクタにより係合するために保持区分か
ら内部空洞へと後方に延びる。短絡部材の接点区分は、
保持区分から離れるように傾斜区分から延び、嵌合コネ
クタが存在しないときに少なくとも一対の端子に係合す
る。このような短絡部材は、保持区分が 、 スロットに挿
入され 、 かつ 、 この保持区分の上記傾斜区分に近いところ
の側縁に設けたガイド突起を、内部空洞の底部を形成し
ている壁面内に前方嵌合端から後方に向かって形成され
たガイドスロットに係合させて 、 上記開口付近に取り付
けられている。
【0007】端子は、空洞へと延びる接点ピン部分を有
する。短絡部材の傾斜区分は、一対の端子に係合するた
めの接点区分で終わる一対の弾力性ビームを形成するよ
うに分岐される。絶縁ハウジングは、嵌合コネクタの適
当なラッチ手段に係合するためのラッチ部材を含む。絶
縁ハウジングの内部空洞の底部は、極性決めのために異
なる厚みの下壁で形成される。
する。短絡部材の傾斜区分は、一対の端子に係合するた
めの接点区分で終わる一対の弾力性ビームを形成するよ
うに分岐される。絶縁ハウジングは、嵌合コネクタの適
当なラッチ手段に係合するためのラッチ部材を含む。絶
縁ハウジングの内部空洞の底部は、極性決めのために異
なる厚みの下壁で形成される。
【0008】又、本発明は、第1コネクタと、第2の嵌
合コネクタとで成る短絡型電気コネクタ組立体にも係
り、第2のコネクタは、第1コネクタの短絡部材の傾斜
区分に係合するための係合部材を有する絶縁ハウジング
を備えている。第2コネクタの係合部材は、絶縁ハウジ
ングと一体成形されたブロックで形成され、これは、第
2コネクタの嵌合プラグ端に対し横方向に延びる。本発
明の他の目的、特徴及び効果は、添付図面を参照した以
下の詳細な説明から明らかとなろう。
合コネクタとで成る短絡型電気コネクタ組立体にも係
り、第2のコネクタは、第1コネクタの短絡部材の傾斜
区分に係合するための係合部材を有する絶縁ハウジング
を備えている。第2コネクタの係合部材は、絶縁ハウジ
ングと一体成形されたブロックで形成され、これは、第
2コネクタの嵌合プラグ端に対し横方向に延びる。本発
明の他の目的、特徴及び効果は、添付図面を参照した以
下の詳細な説明から明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】添付図面の先ず図1及び2を参照
すれば、本発明の電気コネクタ組立体10は、第1即ち
リセプタクルコネクタ12と、第2即ちプラグコネクタ
14とを備えている。リセプタクルコネクタ12は、複
数の雄即ちピン端子16(図2)を取り付け、これらピ
ン端子16は、プラグコネクタ14の複数の雌端子18
と嵌合する。
すれば、本発明の電気コネクタ組立体10は、第1即ち
リセプタクルコネクタ12と、第2即ちプラグコネクタ
14とを備えている。リセプタクルコネクタ12は、複
数の雄即ちピン端子16(図2)を取り付け、これらピ
ン端子16は、プラグコネクタ14の複数の雌端子18
と嵌合する。
【0010】より詳細には、リセプタクルコネクタ12
は、絶縁ハウジング20を備え、この絶縁ハウジング2
0は、前方嵌合端22及び後方終端24を含む。前方嵌
合端22は、内部空洞28と連通する開口26を有す
る。内部空洞28は、絶縁ハウジング20の下壁30に
よって一部が形成される。片持梁型のラッチアーム32
は、34において絶縁ハウジング20に枢着され、前方
のラッチブリッジ36を含む。絶縁ハウジング20は、
プラスチック等の絶縁材料で成形され、ラッチアーム3
2は、絶縁ハウジングと一体成形されたリビングヒンジ
34により枢着される。ピン端子16は、絶縁ハウジン
グ20の後方終端24に矢印Aの方向に挿入され、そし
て柔軟性のロックアーム38が各ピン端子16ごとに設
けられる。ロックアーム38は、各ピン端子16が絶縁
ハウジング20から後方に抜けるのを防止するためにロ
ック肩部38aを有する。各ピン端子16(図2)は、
絶縁ハウジング20の内部空洞28へと前方に突出する
接点ピン部分16aを含む。各ピン端子16の後方終端
16bは、適当な電気ワイヤ又は導体(図示せず)に接
続される。絶縁ハウジング20の成形を容易にするため
に、個別のプラスチックインサート39を使用して、ピ
ン端子16を絶縁ハウジング20に保持する。
は、絶縁ハウジング20を備え、この絶縁ハウジング2
0は、前方嵌合端22及び後方終端24を含む。前方嵌
合端22は、内部空洞28と連通する開口26を有す
る。内部空洞28は、絶縁ハウジング20の下壁30に
よって一部が形成される。片持梁型のラッチアーム32
は、34において絶縁ハウジング20に枢着され、前方
のラッチブリッジ36を含む。絶縁ハウジング20は、
プラスチック等の絶縁材料で成形され、ラッチアーム3
2は、絶縁ハウジングと一体成形されたリビングヒンジ
34により枢着される。ピン端子16は、絶縁ハウジン
グ20の後方終端24に矢印Aの方向に挿入され、そし
て柔軟性のロックアーム38が各ピン端子16ごとに設
けられる。ロックアーム38は、各ピン端子16が絶縁
ハウジング20から後方に抜けるのを防止するためにロ
ック肩部38aを有する。各ピン端子16(図2)は、
絶縁ハウジング20の内部空洞28へと前方に突出する
接点ピン部分16aを含む。各ピン端子16の後方終端
16bは、適当な電気ワイヤ又は導体(図示せず)に接
続される。絶縁ハウジング20の成形を容易にするため
に、個別のプラスチックインサート39を使用して、ピ
ン端子16を絶縁ハウジング20に保持する。
【0011】リセプタクルコネクタ12の絶縁ハウジン
グ20には、主として絶縁ハウジング20の内部空洞2
8内に、複数の短絡部材40が取り付けられる。各短絡
部材40は、絶縁ハウジング20の前方嵌合端22の開
口26側からスロット44内に挿入されて固定される保
持区分42を備えている。保持区分42の後端側の側縁
にはガイド突起46が設けられている。このガイド突起
46は、絶縁ハウジング20の内部空洞28の底部を形
成している壁面内に 、 前方嵌合端22から後方終端24
に向かって形成されているガイドスロット48に入れら
れる。ガイド突起46は、パイロット孔で切断された短
絡部材40のキャリアストリップ(図示せず)の残り部
分で形成される。各短絡部材40の傾斜区分50は、各
保持区分42から内部空洞28へと後方に延びる。傾斜
区分50は、上方に傾斜した一対の弾力性ビーム52を
形成するように分岐され、これら弾力性ビーム52は、
各短絡部材40の接点区分である一対の丸み付けされた
接点区分54で終る。各短絡部材40は、導電性のシー
トメタル材料で型抜き成形され、従って、傾斜区分50
の弾力性ビーム52は、プラグコネクタ14がリセプタ
クルコネクタ12に嵌合されないときには、接点区分5
4を弾力でバイアスして一対のピン端子16の下面に係
合させる。それ故、各短絡部材40は、一対のピン端子
16を効果的に短絡する。
グ20には、主として絶縁ハウジング20の内部空洞2
8内に、複数の短絡部材40が取り付けられる。各短絡
部材40は、絶縁ハウジング20の前方嵌合端22の開
口26側からスロット44内に挿入されて固定される保
持区分42を備えている。保持区分42の後端側の側縁
にはガイド突起46が設けられている。このガイド突起
46は、絶縁ハウジング20の内部空洞28の底部を形
成している壁面内に 、 前方嵌合端22から後方終端24
に向かって形成されているガイドスロット48に入れら
れる。ガイド突起46は、パイロット孔で切断された短
絡部材40のキャリアストリップ(図示せず)の残り部
分で形成される。各短絡部材40の傾斜区分50は、各
保持区分42から内部空洞28へと後方に延びる。傾斜
区分50は、上方に傾斜した一対の弾力性ビーム52を
形成するように分岐され、これら弾力性ビーム52は、
各短絡部材40の接点区分である一対の丸み付けされた
接点区分54で終る。各短絡部材40は、導電性のシー
トメタル材料で型抜き成形され、従って、傾斜区分50
の弾力性ビーム52は、プラグコネクタ14がリセプタ
クルコネクタ12に嵌合されないときには、接点区分5
4を弾力でバイアスして一対のピン端子16の下面に係
合させる。それ故、各短絡部材40は、一対のピン端子
16を効果的に短絡する。
【0012】電気コネクタ組立体10のプラグコネクタ
14は、絶縁ハウジング58を備えている。この絶縁ハ
ウジング58は、前方嵌合プラグ端60と、後方終端6
2とを有する。各雌端子18は、絶縁ハウジング58の
後部の開口64を経て矢印Cの方向に挿入される。リセ
プタクルコネクタ12と同様に、ロック肩部68を有す
るロックアーム66は、各雌端子18が絶縁ハウジング
58から後方に抜けるのを防止する。各雌端子18は、
スプリング接点部分18bから離間された非常に堅牢な
上部プレート18aを含んでいる。各雌端子18の後方
終端18cは、電気ワイヤ又は他の適当な導体に終端接
続される。絶縁ハウジング58の成形を容易にするため
に、個別のプラスチックインサート69を使用して、雌
端子18を絶縁ハウジング58に保持する。
14は、絶縁ハウジング58を備えている。この絶縁ハ
ウジング58は、前方嵌合プラグ端60と、後方終端6
2とを有する。各雌端子18は、絶縁ハウジング58の
後部の開口64を経て矢印Cの方向に挿入される。リセ
プタクルコネクタ12と同様に、ロック肩部68を有す
るロックアーム66は、各雌端子18が絶縁ハウジング
58から後方に抜けるのを防止する。各雌端子18は、
スプリング接点部分18bから離間された非常に堅牢な
上部プレート18aを含んでいる。各雌端子18の後方
終端18cは、電気ワイヤ又は他の適当な導体に終端接
続される。絶縁ハウジング58の成形を容易にするため
に、個別のプラスチックインサート69を使用して、雌
端子18を絶縁ハウジング58に保持する。
【0013】更に、プラグコネクタ14を説明すれば、
ラッチボス70が絶縁ハウジング58から上方に突出
し、そして係合部材72が絶縁ハウジング58から下方
に突出している。ラッチボス70は、角度の付いた即ち
面取りされた前方上面74を有する。係合部材72は、
プラグコネクタ14の前方嵌合プラグ端60を横切って
延びるブロックの形態である。絶縁ハウジング58は、
プラスチック等の絶縁材料で成形され、ラッチボス70
及び係合部材72は、絶縁ハウジング58と一体的に成
形される。
ラッチボス70が絶縁ハウジング58から上方に突出
し、そして係合部材72が絶縁ハウジング58から下方
に突出している。ラッチボス70は、角度の付いた即ち
面取りされた前方上面74を有する。係合部材72は、
プラグコネクタ14の前方嵌合プラグ端60を横切って
延びるブロックの形態である。絶縁ハウジング58は、
プラスチック等の絶縁材料で成形され、ラッチボス70
及び係合部材72は、絶縁ハウジング58と一体的に成
形される。
【0014】図3は、電気コネクタ組立体10のプラグ
コネクタ14がリセプタクルコネクタ12に部分的にの
み挿入された状態を示す。しかしながら、ピン端子16
の接点ピン部分16aは、雌端子18の上部プレート1
8aに係合していることが明らかである。プラグコネク
タ14の係合部材72は短絡部材40の傾斜区分50に
係合しているが、短絡部材40の接点区分54は、ピン
端子16にまだ係合している。それ故、リセプタクルコ
ネクタ12のピン端子16とプラグコネクタ14の雌端
子18は、短絡部材40がピン端子16との短絡接触状
態から解離される前に、接触を確立する。
コネクタ14がリセプタクルコネクタ12に部分的にの
み挿入された状態を示す。しかしながら、ピン端子16
の接点ピン部分16aは、雌端子18の上部プレート1
8aに係合していることが明らかである。プラグコネク
タ14の係合部材72は短絡部材40の傾斜区分50に
係合しているが、短絡部材40の接点区分54は、ピン
端子16にまだ係合している。それ故、リセプタクルコ
ネクタ12のピン端子16とプラグコネクタ14の雌端
子18は、短絡部材40がピン端子16との短絡接触状
態から解離される前に、接触を確立する。
【0015】図4は、電気コネクタ組立体10のプラグ
コネクタ14がリセプタクルコネクタ12に完全に嵌合
した状態を示す。ピン端子16の接点ピン部分16a
は、雌端子18の上部プレート18aとスプリング接点
部分18bとの間に完全に挿入されている。プラグコネ
クタ14の係合部材72は、短絡部材40の傾斜区分5
0を下方に押して、接点区分54を矢印Dの方向に下方
に移動させ、ピン端子16との係合を解除する。プラグ
コネクタ14のラッチボス70は、リセプタクルコネク
タ12のラッチアーム32のラッチブリッジ36の後方
のラッチ位置にパチンと入り、コネクタ12、14を嵌
合状態に保持する。
コネクタ14がリセプタクルコネクタ12に完全に嵌合
した状態を示す。ピン端子16の接点ピン部分16a
は、雌端子18の上部プレート18aとスプリング接点
部分18bとの間に完全に挿入されている。プラグコネ
クタ14の係合部材72は、短絡部材40の傾斜区分5
0を下方に押して、接点区分54を矢印Dの方向に下方
に移動させ、ピン端子16との係合を解除する。プラグ
コネクタ14のラッチボス70は、リセプタクルコネク
タ12のラッチアーム32のラッチブリッジ36の後方
のラッチ位置にパチンと入り、コネクタ12、14を嵌
合状態に保持する。
【0016】コネクタ12、14を切り離すことが望ま
れるときには、ラッチアーム32を矢印E(図4)の方
向に持ち上げると、ラッチボス70がラッチブリッジ3
6を越え、これにより、コネクタ12、14を切り離す
ことができる。コネクタ12、14が切り離されると、
短絡部材40の接点区分54が、矢印Dとは逆に上方に
戻されて、ピン端子16に係合し、その後、ピン端子1
6の接点ピン部分16aがプラグコネクタ14の雌端子
18の上部プレート18aから解離される。
れるときには、ラッチアーム32を矢印E(図4)の方
向に持ち上げると、ラッチボス70がラッチブリッジ3
6を越え、これにより、コネクタ12、14を切り離す
ことができる。コネクタ12、14が切り離されると、
短絡部材40の接点区分54が、矢印Dとは逆に上方に
戻されて、ピン端子16に係合し、その後、ピン端子1
6の接点ピン部分16aがプラグコネクタ14の雌端子
18の上部プレート18aから解離される。
【0017】リセプタクルコネクタ12及びプラグコネ
クタ14は、プラグコネクタ14がリセプタクルコネク
タ12に一方向にしか嵌合できないように極性付けされ
る。より詳細には、図1に示すように、リセプタクルコ
ネクタ12の絶縁ハウジング20の下壁30は、開口2
6の長辺26a及び短辺26bを形成するように異なる
厚みを有している。図5に示すように、プラグコネクタ
14の前方嵌合プラグ端60は、リセプタクルコネクタ
12の前方嵌合端22における開口26の長辺26a及
び短辺26bに各々対応する長辺60a及び短辺60b
を有する。それ故、プラグコネクタ14は、これらの各
長辺26a、60a及び短辺26b、60bが整列した
ときだけリセプタクルコネクタ12に嵌合できる。
クタ14は、プラグコネクタ14がリセプタクルコネク
タ12に一方向にしか嵌合できないように極性付けされ
る。より詳細には、図1に示すように、リセプタクルコ
ネクタ12の絶縁ハウジング20の下壁30は、開口2
6の長辺26a及び短辺26bを形成するように異なる
厚みを有している。図5に示すように、プラグコネクタ
14の前方嵌合プラグ端60は、リセプタクルコネクタ
12の前方嵌合端22における開口26の長辺26a及
び短辺26bに各々対応する長辺60a及び短辺60b
を有する。それ故、プラグコネクタ14は、これらの各
長辺26a、60a及び短辺26b、60bが整列した
ときだけリセプタクルコネクタ12に嵌合できる。
【0018】以上、添付図面を参照して本発明の好適な
実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲か
ら逸脱せずに多数の変更や修正がなされ得ることが明ら
かである。従って、上述した実施形態は、本発明を単に
例示するものであって、これに限定するものではない。
本発明は、特許請求の範囲のみによって限定されるもの
とする。
実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲か
ら逸脱せずに多数の変更や修正がなされ得ることが明ら
かである。従って、上述した実施形態は、本発明を単に
例示するものであって、これに限定するものではない。
本発明は、特許請求の範囲のみによって限定されるもの
とする。
【図1】本発明による短絡型電気コネクタ組立体の斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す電気コネクタ組立体の前後方向の断
面図である。
面図である。
【図3】コネクタ同士が部分的に嵌合された状態を示す
電気コネクタ組立体の断面図である。
電気コネクタ組立体の断面図である。
【図4】コネクタ同士が完全に嵌合された状態を示す電
気コネクタ組立体の断面図である。
気コネクタ組立体の断面図である。
【図5】プラグコネクタの前方嵌合プラグ端を示す斜視
図である。
図である。
【符号の説明】
10
電気コネクタ組立体
12
リセプタクルコネクタ(第1コネクタ)
14
プラグコネクタ(第2コネクタ)
16
ピン端子
16a
接点ピン部分
16b
後方終端
18
雌端子
18a
上部プレート
18b
スプリング接点部分
18c
後方終端
20
絶縁ハウジング
22
前方嵌合端
24
後方終端
26
開口
26a
長辺
26b
短辺
28
内部空洞
30
下壁
32
ラッチアーム
34
リビングヒンジ
36
ラッチブリッジ
38
ロックアーム
38a
ロック肩部
39
プラスチックインサート
40
短絡部材
42
保持区分
44
スロット
46
ガイド突起
48
ガイドスロット
50
傾斜区分
52
弾力性ビーム
54
接点区分
58
絶縁ハウジング
60
前方嵌合プラグ端
60a
長辺
60b
短辺
62
後方終端
64
開口
66
ロックアーム
68
ロック肩部
69
プラスチックインサート
70
ラッチボス
72
係合部材
74
前方上面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デビッド アール カラル
アメリカ合衆国 イリノイ州 ウィート
ン イースト ミシガンストリート
1020
(72)発明者 ケネス グランブレイ
アメリカ合衆国 イリノイ州 エルバー
ン ドニーヒル ロード 954
(56)参考文献 特開 平6−151009(JP,A)
特開 平11−126659(JP,A)
特開 平8−250225(JP,A)
特開 平5−290917(JP,A)
特開 平8−22873(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 13/70 - 13/713
H01R 13/639 - 13/645
Claims (13)
- 【請求項1】 絶縁ハウジング(20)を備え、この絶
縁ハウジング(20)は、相補的な嵌合コネクタ(1
4)を受け入れるための開口(26)をもつ前方嵌合端
(22)を有し、開口(26)は、内部空洞(28)に
連通し、そして開口(26)の縁から上記内部空洞(2
8)を形成している下壁(30)内に後方終端(24)方
向に向けてスロット(44)が形成され、 更に、上記絶縁ハウジング(20)に取り付けられた複
数の端子(16)を備え、これらの端子(16)は、嵌
合コネクタ(14)の適当な端子(18)に係合するた
めの接点部分(16a)を内部空洞(28)内に有し、 更に、短絡部材(40)を備え、この短絡部材(40)
は、上記スロット(44)に挿入される保持区分(42)
と、この保持区分(42)の後縁から上記内部空洞(2
8)へと後方に延びて、上記内部空洞(28)に受け入れ
られた上記嵌合コネクタ(14)により係合される傾斜
区分(50)と、この傾斜区分(50)の上記保持区分
(42)から離れたところから延びて上記嵌合コネクタ
(14)が内部空洞(28)に存在しないときに少なくと
も一対の端子(16)に係合する接点区分(54)とを
有し、 上記短絡部材(40)の保持区分(42)が 、 上記スロット
(44)に挿入され 、 かつ 、 この保持区分(42)の上記傾斜
区分(50)に近いところの側縁に設けたガイド突起(4
6)を上記内部空洞(28)の底部を形成している壁面内
に 、 上記前方嵌合端(22)から後方に向かって形成され
たガイドスロット(48)に係合させて 、 上記開口(26)
付近に取り付けられている ことを特徴とする短絡型電気
コネクタ(12)。 - 【請求項2】 上記絶縁ハウジング(20)内の上記端
子(16)は、上記内部空洞(28)へと延びる接点ピ
ン部分(16a)を有する請求項1に記載の短絡型電気
コネクタ。 - 【請求項3】 上記短絡部材(40)の上記傾斜区分
(50)は、一対の端子(16)に係合するための接点
区分(54)で終わる一対の弾力性ビーム(52)を形
成するように分岐している請求項1に記載の短絡型電気
コネクタ。 - 【請求項4】 上記絶縁ハウジング(20)は、嵌合コ
ネクタ(14)の適当なラッチ手段(70)に係合する
ためのラッチ部材(32)を含む請求項1に記載の短絡
型電気コネクタ。 - 【請求項5】 上記絶縁ハウジング(20)の内部空洞
(28)の底部は、極性決めのために厚みの異なる下壁
(30)により形成される請求項1に記載の短絡型電気
コネクタ。 - 【請求項6】 第1コネクタ(12)と、この第1コネ
クタ(12)に嵌合する第2コネクタ(14)とで成る
短絡型電気コネクタ組立体(10)において、上記第1
コネクタ(12)は、 絶縁ハウジング(20)を備え、この絶縁ハウジング
(20)は、内部空洞(28)に連通する開口(26)
をもつ前方嵌合端(22)と、開口(26)の縁から上
記内部空洞(28)を形成している下壁(30)内に後方終
端(24)に向かって形成されたスロット(44)とを有
し、 更に、上記絶縁ハウジング(20)に取り付けられた複
数の端子(16)を備え、これらの端子(16)は、接
点部分(16a)を内部空洞(28)内に有し、そして 更に、短絡部材(40)を備え、この短絡部材(40)
は、上記スロット(44)に挿入される保持区分(42)
と、この保持区分(42)の後縁から上記内部空洞(2
8)へと後方に延びる傾斜区分(50)と、この傾斜区
分(50)の上記保持区分(42)から離れたところか
ら延びる接点区分(54)とを有し、上記短絡部材(4
0)の保持区分(42)が 、 上記スロット(44)に挿入さ
れ 、 かつ 、 この保持区分(42)の上記傾斜区分(50)に近
いところの側縁に設けたガイド突起(46)を上記内部空
洞(28)の底部を形成している壁面内に 、 上記前方嵌合
端(22)から後方に向かって形成されたガイドスロット
(48)に係合させて 、 上記開口(26)付近に取り付けら
れており、そして更に、上記第2コネクタ(14)は、 上記第1コネクタ(12)の開口(26)を経て内部空
洞(28)へと挿入される嵌合プラグ端(60)を有す
る絶縁ハウジング(58)と、 上記第1コネクタ(12)の端子(16)の接点部分
(16a)に係合するための接点部分(18a、18
b)を有する複数の端子(18)と、 2つのコネクタ(12、14)が完全に嵌合されたとき
に上記短絡部材(40)の接点区分(54)を移動させ
て上記一対の端子(16)から解離するために上記短絡
部材(40)の傾斜区分(50)に係合する係合部材
(72)とを備えたことを特徴とする短絡型電気コネク
タ組立体(10)。 - 【請求項7】 上記係合部材(72)及び上記短絡部材
(40)は、各コネクタ(12、14)の端子(16、
18)の位置に対し、短絡部材(40)の接点区分(5
4)が一対の端子(16)から解離される前に上記端子
(16、18)の接点部分(16a、18a)が係合す
るように配置される請求項6に記載の短絡型電気コネク
タ組立体。 - 【請求項8】 上記係合部材(72)は、第2コネクタ
(14)の絶縁ハウジング(58)と一体的である請求
項6に記載の短絡型電気コネクタ組立体。 - 【請求項9】 上記係合部材(72)は、第2コネクタ
(14)の嵌合プラグ端(60)で横方向に延びるブロ
ックより成る請求項6に記載の短絡型電気コネクタ組立
体。 - 【請求項10】 上記第1コネクタ(12)の端子(1
6)は、上記内部空洞(28)へと延びる接点ピン部分
(16a)を有する請求項6に記載の短絡型電気コネク
タ組立体。 - 【請求項11】 上記短絡部材(40)の上記傾斜区分
(50)は、一対の端子(16)に係合するための接点
区分(54)で終わる一対の弾力性ビーム(52)を形
成するように分岐している請求項6に記載の短絡型電気
コネクタ組立体。 - 【請求項12】 上記第1及び第2コネクタ(12、1
4)の絶縁ハウジング(20、58)は、これらコネク
タ(12、14)を嵌合状態に保持するための相補的に
相互係合するラッチ手段(32、70)を含む請求項6
に記載の短絡型電気コネクタ組立体。 - 【請求項13】 上記第1コネクタ(12)の絶縁ハウ
ジング(20)における内部空洞(28)の底部は、極
性決めのために異なる厚みの下壁(30)により形成さ
れる請求項6に記載の短絡型電気コネクタ組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000302903A JP3433252B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 電気コネクタ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000302903A JP3433252B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 電気コネクタ |
Publications (2)
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---|---|
JP2002075547A JP2002075547A (ja) | 2002-03-15 |
JP3433252B2 true JP3433252B2 (ja) | 2003-08-04 |
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Family Applications (1)
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JP2000302903A Expired - Fee Related JP3433252B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 電気コネクタ |
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JP (1) | JP3433252B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
US7537473B2 (en) * | 2007-06-28 | 2009-05-26 | Fci Americas Technology, Inc. | Low profile shorting bar for electrical connector |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000302903A patent/JP3433252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2002075547A (ja) | 2002-03-15 |
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