JP3883605B2 - パチンコ玉揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚れたパチンコ玉を揚送パイプ内で合成樹脂等の粒状の研磨粒によって混合攪拌してパチンコ玉を研磨しながら上方へ揚送し、上部の選別装置でパチンコ玉と研磨粒を分離し、汚れた研磨粒は研磨粒清浄装置で清浄化して揚送パイプへ還流して再使用するようにしたパチンコ玉揚送装置に係り、特に、研磨粒清浄装置で清浄化する時、研磨粒清浄装置へ供給する量を超えた分の研磨粒は研磨粒収容タンク内へと流路が変更する構成を備えたパチンコ玉揚送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技店におけるパチンコ島内においては、パチンコ台から排出された汚れたパチンコ玉(アウト玉)を回収樋にて回収し、島中央に設置したパチンコ玉揚送装置の揚送パイプ内に送り込み、揚送パイプ内の研磨粒と混合攪拌しながらパチンコ玉を研磨しつつ上方へ揚送し、上部排出口から排出されたパチンコ玉と研磨粒を選別装置で選別して、パチンコ玉は補給樋を介してパチンコ台や玉貸機へ供給し、研磨粒は下方へ流下させて再び揚送パイプの下部へ送って汚れるまで再使用循環している。
【0003】
パチンコ玉との混合攪拌によって研磨粒には次第にパチンコ玉の汚れが付着するので、繰り返し循環使用しているとパチンコ玉への清浄力が次第に低下してくる。そこで、分岐したパイプを介してパチンコ玉揚送装置に研磨粒清浄装置を設置したものが提供されている。上方の選別装置で選別され流下してくる研磨粒を研磨粒清浄装置で清浄化して揚送パイプの下部を戻すようにしている。
【0004】
上記した研磨粒清浄装置では、流下してきた研磨粒は、例えば外周にスリットを穿設したスクリーン内の粒体圧送軸で送り込まれ、スクリーン端部の排出口の排出蓋の重錘により押圧力を与えた状態で、スクリーン内で研磨粒を攪拌して粒体相互を接触摩擦力によって研磨粒の表面の汚れ層を薄片状に剥離し、粒体圧送軸による送り圧力で排出口から研磨粒を除々に排出する構造になっている。つまり、排出蓋の押圧力(重錘)は、粒体相互の接触圧力と接触摩擦力とによって粒体の表面に付着した汚れ層をほどよく剥離していることになる。そして、この押圧力が大きい程、清浄化の度合いは大きくなるが、この押圧力を大きくするほど処理能率が小さくなる。
【0005】
この研磨粒清浄化装置の処理速度は研磨粒の循環速度よりはるかに遅いので、パチンコ店の開店中に研磨粒を研磨粒清浄装置を経由させて循環させるのでは、揚送パイプ下部への研磨粒の供給量が不足して、揚送パイプ内でのパチンコ玉の研磨が不可能となる。
【0006】
このため、従来では、例えば特公平4−24185号に示すように研磨粒を研磨粒清浄装置へ導入させる導入パイプの他に、研磨粒清浄装置を経由せずに直接揚送パイプ下部へと落下させる循環パイプを設け、この循環パイプに2つのパイプのいずれかへ流路を切換える流路切替装置を設けて、パチンコ店の閉店後に流路切替装置を切替えて、研磨粒を研磨粒清浄装置へ送り込んで清浄化処理を一括して行うようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように従来では、研磨粒を研磨粒清浄装置へ導入させる導入パイプと研磨粒清浄装置を経由せずに落下させる循環パイプの2本のパイプを設け、さらに複雑な流路切替装置を設けて流路を切替えるため、コスト高となるばかりでなく、複雑な流路切替装置がしばしば故障を生じる要因となるという問題があった。
【0008】
また、前記したように研磨粒清浄装置の処理能力が小さいため、パチンコ店の閉店後に研磨粒の清浄化を行わざるを得ず、このため、閉店後も揚送パイプによってパチンコ玉と研磨粒を揚送させ、パチンコ玉をオーバーフロー樋などで下方へ落下させてパチンコ玉及び研磨粒を循環させなければならないため、電力消費が大となるばかりでなく、店員も閉店後に長時間の拘束を強いられるという問題があった。
【0009】
また、このように閉店後に研磨粒清浄化を行うと、研磨粒の清浄化度合を大きくしようとして、研磨粒清浄装置の排出口の蓋の押圧力を大きくせざるを得ないため、研磨粒同士が過度に強く擦動されて、大きな削りくずが生じるため、微粉を吸引する集塵パイプによる集塵装置の他に研磨粒清浄装置から落下する削りくずを受ける大きな容器が必要となって、占有面積が一層大となり、また、研磨粒が削られて寿命が短くなるという問題があった。
【0010】
また、このように排出口の蓋の押圧力を大にして研磨粒同士の擦動を強くすると、研磨粒が摩擦熱によって高温となって乾燥して静電気を生じ、また、乾燥するためパチンコ玉の汚れが付着しにくくなり研磨粒によるパチンコ玉の清浄力が低下し、また、静電気がパチンコ台の電子回路に悪影響を及ぼすという問題があった。
本発明はこれらの問題を解決したパチンコ玉揚送装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の請求項1のパチンコ玉揚送装置では、研磨粒を清浄化処理して前記還流経路へ排出する研磨粒清浄化装置と、前記循環パイプの下方排出口に向き合って設けられた上方導入口を有し、前記研磨粒清浄化装置の研磨粒供給口へ研磨粒を導入する導入筒体と、前記下方排出口と前記上方導入口との間の間隙からあふれ出る研磨粒を収容しつつ前記揚送パイプの下部へ導くタンク手段と、を含み、前記研磨粒清浄化装置の作動時は、前記還流経路における循環パイプを流下する研磨粒が前記下方排出口から前記上方導入口へ導入される優先的導入状態が形成され、前記研磨粒清浄化装置の処理排出量を超えて研磨粒が前記上方導入口へ導入されようとした場合に前記上方導入口からあふれ出た研磨粒が前記間隙から前記研磨粒清浄化装置を経由せずに前記タンク手段を通じて前記揚送パイプの下部へ直接導かれる流路変更状態が形成されることを特徴としている。
【0012】
このようにしたため、請求項1によれば、揚送された後選別装置でパチンコ玉と分離された研磨粒は、研磨粒清浄装置の作動時には下方排出口から上方導入口へ導入されて研磨粒清浄化装置を経由する方向に流下していき清浄されて揚送パイプ下部へ還流されると共に、研磨粒清浄装置の処理排出量を超えた分は自動的に流路変更して研磨粒清浄装置を経由せずに直接揚送パイプ下部へ還流されるから、研磨粒を選別装置から落下させる1本の循環パイプのみで済み、流路切替装置も不要となるため、コストダウンを図ることができ、複雑な流路切替装置による故障をなくすことができる。
【0013】
また、研磨粒清浄装置を作動状態にして、常に循環する研磨粒の一部を清浄化しつつ全体を循環させることができるから、揚送パイプ下部への研磨粒の不足が生じることがない。このため、パチンコ店の開店時間中でも研磨粒の清浄化処理を行うことができ、従来のようにパチンコ店閉店後に研磨粒の清浄化作業を行う必要がなくなり、店員が閉店後に長時間拘束されることがなくなる。
【0014】
また、パチンコ店の開店時間中に長時間継続的に研磨粒の清浄化作業が可能なため、従来のように研磨粒の清浄化度合を大きくするために研磨粒清浄装置の排出口の排出蓋の押圧力をあまり大きくする必要がなくなり、このため、研磨粒同士の擦動の圧力を大きくしなくて済むので、研磨粒の大きな削りくずが生じなくなり、このため吸塵パイプでの集塵の他に設けていた削りくず容器が不要となり、省スペース化を図ることができ、また、研磨粒の磨耗が減り、研磨粒の寿命を長くすることができる。
【0015】
また、このように研磨粒同士の擦動の圧力を大きくしなくて済むので、研磨粒が過度の摩擦で高温にならずに済み、研磨粒が乾燥して大きな静電気を生じることが抑制され、また研磨粒の乾燥によるパチンコ玉の汚れの付着力が低下しなくなり、また静電気によるパチンコ台の電子回路への悪影響もなくなる。
【0016】
また、請求項2では、研磨粒を清浄化処理して前記還流経路へ排出する研磨粒清浄化装置と、前記循環パイプの下方排出口に向き合って設けられた上方導入口を有し、前記研磨粒清浄化装置の研磨粒供給口へ研磨粒を導入する導入筒体と、前記下方排出口と前記上方導入口との間の間隙からあふれ出る研磨粒を収容しつつ前記揚送パイプの下部へ導くタンク手段と、を含み、前記研磨粒清浄化装置の停止時は、前記上方導入口からあふれ出た研磨粒が前記間隙から前記研磨粒清浄化装置を経由せずに前記タンク手段を通じて前記揚送パイプの下部へ直接導かれることを特徴としている。
このようにしたため、研磨粒清浄装置の停止時には研磨粒は自動的に研磨粒清浄装置を経由しないで循環する。
【0017】
このように、前記選別装置で分離された研磨粒が落下する循環パイプと、該循環パイプの下方排出口と前記研磨粒清浄装置の前記研磨粒供給口へ導く導入筒体の間に間隙を設け、前記導入筒体内に流入した研磨粒は前記研磨粒清浄装置へ導かれ、前記導入筒体の上端付近まで研磨粒が収容された状態では、研磨粒は前記間隙から前記循環経路へ流路変更していくようにされる。
【0018】
このため、循環パイプから落下した研磨粒は、研磨粒清浄装置の作動中は導入筒体へ常に研磨粒清浄装置の処理排出量分だけ導入されて清浄化されると共に、残りは循環パイプと導入筒体との間隙から導入筒体の外方へ流路変更して落下し、直接揚送パイプ下部へ還流される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
先ず、本発明のパチンコ玉揚送装置の概要について詳述する。
図1に示すように垂直な揚送パイプ1の下端部に移送パイプ2がL字状に連通され、揚送パイプ1及び移送パイプ2内には、それぞれ一端が揚送モーター3、移送モーター4に連結された揚送螺旋体5、移送螺旋体6が、回動自在に挿入されている。
【0022】
移送パイプ2には、中央のパチンコ玉揚送装置に向かって傾斜した回収樋7内を転動してきたパチンコ玉aが流入するパチンコ玉流入口2aと、研磨粒収容タンク10内の研磨粒bが流入する研磨粒流入口2bが設けられていて、移送パイプ2内に回収樋7から導入されたパチンコ玉aと、研磨粒収容タンク10から導入された研磨粒bが移送螺旋体6によって攪拌混合されつつ揚送パイプ1の下側に送り込まれる。
【0023】
揚送パイプ1の下端に導入されたパチンコ玉aと研磨粒bは揚送螺旋体5によって攪拌混合されつつ、下方から順次上昇する。パチンコ玉aは特に長いこの揚送パイプ内の上昇中において研磨粒bにより研磨される。
【0024】
揚送パイプ1の上方に開口された上部排出口1aに隣接して、研磨粒bは通すがパチンコ玉aは通さない傾斜したスノコ状の選別装置11が、設けられている。
揚送パイプ1を上昇して上部排出口1aから排出されたパチンコ玉aと研磨粒bとの混合物は、選別装置11によってパチンコ玉aと研磨粒bとに分離される。
【0025】
即ち、パチンコ玉aは傾斜したスノコ11aに沿って上部タンク12内に落下して貯留され、補給樋13によって各パチンコ機や台間玉貸機へ補給される。
研磨粒bは選別装置11(スノコ11a)の間隙から落下する。選別装置11の下方には、研磨粒受け皿14が設けられ、この研磨粒受け皿14内には粉塵は通すが研磨粒は通さない網板15が設けられていて、網板15を通過した粉塵は吸塵ホース16を介して集塵装置17によって粉塵貯留ボックス18に集塵される。
【0026】
網板16の上面に沿って研磨粒受け皿14の底部に落下した研磨粒は、底部に連通して設けられた循環パイプ19に沿って前記研磨粒収容タンク10へ還流される。
【0027】
図1の選別装置内には磁石(図示せず)が設けられていて、釘やネジ等を吸着して除去するようにされているが、図2に示すように、循環パイプ19の下方より選別装置11のスノコ11aの間隙から落下し、研磨粒は通すが循環パイプ19内を落下してくる異物は通さない傾斜した異物除去網20が設けてあり、この異物除去網20に沿って異物(カード、タバコのフィルター等のように磁石で吸着されないもの)は循環パイプ19の排出口19aから外部に設けられた異物受皿21へ排出させるようにしている。
【0028】
研磨粒収容タンク10の側方には、汚れた研磨粒を清浄化させるための研磨粒清浄装置30が備えられている。
図2に示すように、研磨粒清浄装置30は、粉塵は通すが研磨粒bは通さない外周に多数のスリットを有する例えば六角形や丸形状のスクリーン31を備え、このスクリーン31内にはモーター32によって回転するスクリュー状の粒体圧送軸36と攪拌軸33とを備えている。基部側の供給口34から導入された研磨粒は、粒体圧送軸36と攪拌軸33からなる攪拌部内で表面が剥離される。
【0029】
研磨粒清浄装置30の排出口35には、外側から排出蓋38が重錘39によって押圧された状態になっている。即ち、排出蓋38は回動自在な軸40から垂直方向に突設された蓋支持棒41に固定され、軸40から水平方向に突設されたおもり支持棒42に重錘39が取付けられている。このため、重錘39の重力によって排出蓋38は排出口35への押圧力を与えられている。重錘39のおもり支持棒42に固定する位置を調整することによって、この押圧力を調整できる。
【0030】
従って、供給口34から導入された研磨粒はスクリーン31内に排出口35の排出蓋38によって押圧された状態で充填されていて、粒体圧送軸36の回転によって排出口35側へ除々に回転しつつ送られ、攪拌軸33によって攪拌されて互いに擦動されて表面に付着した汚れを剥離しつつ排出口35から粒体圧送軸36による送出力で排出蓋38を押し上げた状態で除々に排出される。研磨粒から剥離された粉塵はスクリーン31の多数のスリットから外部へ排出され、吸塵ホース43によって前記集塵装置17で集塵されて粉塵貯留ボックス18に貯留される。
【0031】
研磨粒収容タンク10には、上部が傾斜した傾斜部51aと垂直部51bから成る仕切板51が設けられ、この仕切板51の傾斜部51aの上方において、筒部52が設けられている。この筒部52に前記循環パイプ19の下端部が取付けられ、循環パイプ19からの研磨粒bは筒部52から排出される。
【0032】
この仕切板51の傾斜部51aには、前記筒部52と間隙をおいて導入筒体53が取付けられ、この導入筒体53と研磨粒清浄装置30の供給口34とは、導入パイプ54によって連結されている。
【0033】
このため、循環パイプ19からの研磨粒は筒部52から導入筒体53へと落下し、研磨粒清浄装置30の作動中は導入パイプ54を通って研磨粒清浄装置30の供給口34内に優先的に導入されて、清浄化処理されて排出口35から研磨粒収容タンク10に排出されるとともに、研磨粒清浄装置30の処理排出量を超えた分は導入筒体53に導入されず、即ち図3に示すように導入パイプ54の上端付近まで研磨粒が収容された状態では、導入パイプ54の上端に落下した研磨粒は外方へあふれて、自動的に流路変更して傾斜部51aに沿って研磨粒収容タンク10内へと落下する。
【0034】
このように、選別装置11で選別され循環パイプ19を通って循環する研磨粒の一部は、研磨粒清浄装置30の作動中は研磨粒清浄装置30で清浄化されて排出口35から研磨粒収容タンク10内へ排出され、残りは導入パイプ54の上端からあふれてそのまま研磨粒収容タンク10内へ排出され、両者は研磨粒収容タンク10の底部の開口部55から落下して、前記研磨粒流入口2bを通って移送パイプ2内へ落下し、再び揚送パイプ1内を上昇し、このようにして循環する。即つ、循環パイプ19を流下してくる研磨粒の全量のうち研磨粒清浄装置30の処理量を超えた分は研磨粒清浄装置30を経由せずに循環する。
【0035】
研磨粒清浄装置30の停止中は研磨粒bは導入筒体53に導入されず、導入筒体53の外にあふれて循環する。
このように、研磨粒は常に一部が研磨粒清浄装置30を経由して清浄されつつ循環し続けるので、揚送パイプ1への研磨粒の供給不足を生ずることなく研磨粒の清浄化を行うことが可能となる。従ってパチンコ店の開店中でも常時継続的に研磨粒清浄装置30を作動させて研磨粒の清浄化を行いつつ研磨粒を循環させることもできるし、また閉店後において作業することもでき、両方が可能になった。
【0036】
図4は本発明の他の実施形態の要部を示している。
この実施形態では、図2のように間隙を設ける代わりに、循環パイプ19の下部に研磨粒清浄装置30の供給口34へ研磨粒を導く導入路60と直接研磨粒収容槽10内へ導く分岐路61とから成る分岐パイプ62を設けて研磨粒清浄装置30の筒体31内から前記導入路60の分岐部まで充填された状態では、研磨粒が前記分岐路61から排出されるようにしている。
【0037】
なお、研磨粒が研磨粒清浄装置内へ導入される流路と研磨粒清浄装置を経由しない流路に自然に流路変更される構成は、上記した間隙や分岐パイプ以外の構成によるものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパチンコ玉揚送装置は構成されているので、
揚送された後選別装置でパチンコ玉と分離された研磨粒は、研磨粒清浄装置の作動時には常に一部が研磨粒清浄装置の導入筒体に優先的に導入されるように流下していき清浄されて揚送パイプ下部へ還流されると共に、研磨粒清浄装置の処理排出量を超えた分は研磨粒清浄装置を経由せずに直接揚送パイプ下部へ導かれるから、研磨粒を選別装置から落下させる1本の循環パイプのみで済み、特別の流路切替装置も不要となるため、コストダウンを図ることができ、複雑な流路切替装置による故障をなくすことができる。
【0039】
また、研磨粒清浄装置を作動状態にして、常に循環する研磨粒の一部を清浄化しつつ全体を循環させることができるから、揚送パイプ下部への研磨粒の不足が生じることがない。このため、パチンコ店の開店時間中でも研磨粒の清浄化処理を行うことができ、従来のようにパチンコ店閉店後に研磨粒の清浄化作業を行う必要がなくなり、店員が閉店後に長時間拘束されることがなくなる。
【0040】
また、パチンコ店の開店時間中に長時間継続的に研磨粒の清浄化作業が可能なため、従来のように研磨粒の清浄化度合を大きくするために研磨粒清浄装置の排出口の排出蓋の押圧力をあまり大きくする必要がなくなり、このため、研磨粒同士の擦動の圧力を大きくしなくて済むので、研磨粒の大きな削りくずが生じなくなり、このため吸塵パイプでの集塵の他に設けていた削りくず容器が不要となり、省スペース化を図ることができ、また、研磨粒の磨耗が減り、研磨粒の寿命を長くすることができる。
【0041】
また、このように研磨粒同士の擦動の圧力を大きくしなくて済むので、研磨粒が過度の摩擦で高温にならずに済み、研磨粒が乾燥して大きな静電気を生じることが抑制され、また研磨粒の乾燥によるパチンコ玉の汚れの付着力が低下しなくなり、また静電気によるパチンコ台の電子回路への悪影響もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図
【図2】図1の実施形態における要部の概略構成図
【図3】図1の実施形態の使用状態説明図
【図4】本発明の他の実施形態の要部の概略構成図
【符号の説明】
1 揚送パイプ
1a 上部排出口
2 移送パイプ
2a パチンコ玉流入口
2b 研磨粒流入口
5 揚送螺旋体
6 移送螺旋体
7 回収樋
10 研磨粒収容タンク
11 選別装置
12 上部タンク
13 補給樋
16 吸塵ホース
17 集塵装置
18 粉塵貯留ボックス
19 循環パイプ
20 異物除去網
21 異物受皿
30 研磨粒清浄装置
31 スクリーン
35 排出口
38 排出蓋
39 重錘
43 吸塵ホース
51 仕切板
52 筒部
53 導入筒体
54 導入パイプ
62 分岐パイプ

Claims (2)

  1. 揚送パイプ内でパチンコ玉と研磨粒とを混合攪拌しつつ揚送し、揚送パイプの上部排出口からパチンコ玉と共に排出された研磨粒を選別装置によって分離し、前記研磨粒を前記揚送パイプの下部へ循環パイプを介して還流させる還流経路を備えたパチンコ玉揚送装置において、
    研磨粒を清浄化処理して前記還流経路へ排出する研磨粒清浄化装置と、
    前記循環パイプの下方排出口に向き合って設けられた上方導入口を有し、前記研磨粒清浄化装置の研磨粒供給口へ研磨粒を導入する導入筒体と、
    前記下方排出口と前記上方導入口との間の間隙からあふれ出る研磨粒を収容しつつ前記揚送パイプの下部へ導くタンク手段と、
    を含み、
    前記研磨粒清浄化装置の作動時は、前記還流経路における循環パイプを流下する研磨粒が前記下方排出口から前記上方導入口へ導入される優先的導入状態が形成され、前記研磨粒清浄化装置の処理排出量を超えて研磨粒が前記上方導入口へ導入されようとした場合に前記上方導入口からあふれ出た研磨粒が前記間隙から前記研磨粒清浄化装置を経由せずに前記タンク手段を通じて前記揚送パイプの下部へ直接導かれる流路変更状態が形成されることを特徴とするパチンコ玉揚送装置。
  2. 請求項1記載のパチンコ玉揚送装置において、
    前記研磨粒清浄化装置の停止時は、前記上方導入口からあふれ出た研磨粒が前記間隙から前記研磨粒清浄化装置を経由せずに前記タンク手段を通じて前記揚送パイプの下部へ直接導かれることを特徴とするパチンコ玉揚送装置。
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