JP3883473B2 - 振動篩機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機に係る。特に篩目の構造に特徴が有りガラスカレット等の不定形の被処理部の篩い分けに好適な振動篩機に関する。
【0002】
【従来の技術】
不定形の被処理物をその大きさに応じて選別する必要が多く存在する。
例えば、ガラスカレットの色識別の選別精度を向上させたり、不燃物を除去する場合には、被処理物をその大きさに応じて選別する必要が有る。
【0003】
上記の必要が有る場合には、一般には振動篩機が用いられる。振動篩機とは、後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する装置であり、篩目と前記篩目を下部後方と上部前方との間でゆする振動器とから構成される。
篩目は、通常パンチングメタルやメッシュ等が使用される。パンチングメタルは、薄板に所定の寸法の丸孔が一様に設けられたものである。メッシュは、金属線をメッシュ状に編み込んだものである。
被処理物がほぼ球形の形状をしたものであれば、篩目は殆ど目詰まりを起こさずに、被処理物を処理することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
被処理物が、ガラスカレットの様に、鋭角を持った多角形構造や特に多角形の平板形状である場合は、その被処理物を従来の振動篩機に投入すると、篩目がすぐに目詰まりしてしまう。その目詰まりを解消しないと狙った大きさに応じた選別が出来なくなってしまうという問題が有った。
発明者らは、特にガラス瓶が砕けてできたガラスカレットの平板形状が小さな曲率を持っているので、ガラスカレットが容易に篩目の目にささり、先端の曲がり部が篩目を構成する構造体に引っ掛かり、振るい落とすことも外すこともできなくなり、急速に篩目を目詰まりさせてしまうことを発見した、
【0005】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、従来の後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機にかわって、被処理物が特殊な形状をしていても、選別能力を低下させることなく被処理物を篩い分けることのできる振動篩機を提供しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機は、一面を上に向け前後に並んだ板である複数の横板と両面を左右に向け所定の左右間隔を隔てて並んだ板である複数の立板とを有する篩目と、前記篩目を下部後方と上部前方との間でゆする振動器と、を備え、前記複数の横板が互いに所定の水平間隔と所定の垂直間隔とを間に隔てて前方に向かって下り階段状に並び、前記複数の立板が前後を前記複数の横板に挟まれ後部を後方の前記横板に接合され前部を前方の前記横板に接合されるものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、篩目の複数の横板が一面を上に向け前後に並び、篩目の複数の立板が両面を左右に向け所定の左右間隔を隔てて並び、振動器が前記篩目を下部後方と上部前方との間でゆすり、前記複数の横板が互いに所定の水平間隔と所定の垂直間隔とを間に隔てて前方に向かって下り階段状に並び、前記複数の立板が前後を前記複数の横板に挟まれ後部を後方の前記横板に接合され前部を前方の前記横板に接合されるので、被処理物は、振動器で下部後方と上部前方との間でゆすられる篩目の上で前方斜め上にジャンプしながら、横板の上から立板端面を越えて前後に並ぶ横板の上に移動して順次前後に並んだ横板を越えて前方に移動し、被処理物の一部が、立板と立板の間から落ちて振り分けられ、立板と立板の間にはさまった被処理物は、再度前方斜め上にジャンプして飛び出すので、篩目が目詰まりしにくく、効率的に被処理物が篩い分けられる。
【0008】
さらに、前記複数の立板の上を向いた端面である立板端面の高さが後部に接合された前記横板の上面の高さよりも低い位置にあるものとした。
上記本発明の構成により、立板端面の高さが横板の上面の高さよりも低いので、横板に乗った被処理物は立板に邪魔されずに前方の横板にうつる。
【0009】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記立板端面の前部が後部より低いものとした。
上記本発明の構成により、立板端面の前部が後部より低いので、被処理物は、立板端面の上に引っ掛からずに滑り落ちる。
【0010】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記立板端面が後部から前部へ行くに従い所定の角度である立板傾斜角で傾斜しているものとした。
上記本発明の構成により、前記立板端面が後部から前部へ行くに従い立板傾斜角で傾斜しているので、好適な立板傾斜角を選ぶことにより、被処理物はさらに立板端面の上に引っ掛からずに滑り落ちる。
【0011】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記立板の前部が前方の前記横板の後ろ側の上面に接合しているものとした。
上記本発明の構成により、前記立板の前部が前方の前記横板の後ろ側の上面に接合し、前記横板の後ろ側の上面の高さが立板端面の高さよりも低いので、被処理物が、立板と立板の間にひかかった際に、横板の後ろ側の上面に押されて斜め前方に飛び出し、篩目がより目詰まりしにくい。
【0012】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記横板の後ろ側の上面が後端部から前方にいくに従い所定の角度である横板傾斜角で上へ傾斜しているものとした。
上記本発明の構成により、前記横板の後ろ側の上面が後端部から前方にいくに従い横板傾斜角で上へ傾斜しているので、被処理物が、立板と立板の間にひかかった際に、横板の後ろ側の傾斜した上面に押されて斜め前に飛び出し、より篩目がより目詰まりしにくい。
【0013】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記立板の板厚が後部から前部に行くに従い薄くなるものとした。
上記本発明の構成により、前記立板の板厚が後部から前部に行くに従い薄くなるので、立板と立板との間の隙間は後部から前部にいくに従い末広がりであり、被処理物が立板と立板の間にひかかった際に、斜め前に飛び出しやすく、より篩目がより目詰まりしにくい。
【0014】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記立板の板厚が前記立板の上を向いた端面である立板端面から下方に行くに従い薄くなるものとした。
上記本発明の構成により、前記立板の板厚が板端面から下方に行くに従い薄くなるので、立板と立板との間の隙間は上方から下方に行くに従い末広がりであり、被処理物が板端面を通過した後は、立板と立板の間にひっかからずに下に落ちやすく、より篩目がより目詰まりしにくい。
【0015】
さらに、本発明に係る振動篩機は、前記複数の横板の間の隙間を所定の割合だけ塞ぐ板である塞ぎ板を備えたものとした。
上記本発明の構成により、塞ぎ板が前記複数の横板の間の隙間を所定の割合だけ塞ぐので、横板と横板との間に落ちる被処理物の大きさを小さくでき、塞ぎ板を交換することで篩い分け性能を調整できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい第一の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0017】
本発明の第一の実施形態に係る後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機の構造を、図を基に、説明する。図1は、本発明の第一の実施形態の全体側面図である。図2は、本発明の第一の実施形態の全体平面図である。図3は、本発明の第一の実施形態の部分側面図である。図4は、本発明の第一の実施形態の部分鳥瞰図である。図5は、本発明の第一の実施形態の部分断面図その1である。図6は、本発明の第一の実施形態の部分断面図その2である。
【0018】
第一の実施形態に係る振動篩機10は、投入された被処理物を篩い分けて残ったものを排出するものあって、振動篩機フレーム20と篩目30と振動篩機支持体40と振動器50とを備える。
ここで、説明の便宜の為に、被処理物を投入する側を後方と、被処理物の篩い分けられて残ったものを排出する側を前方と呼ぶ。
【0019】
振動篩機フレーム20は、上方が開放し後述する篩目30を支持する箱形状の上部構造と、篩われた被処理物を受けて集めるロート形状の下部構造とが合体した板構造体である。
投入口21が箱形状の上部構造の後方にあり、第一排出口22が箱形状上部構造の前方にあり、第二排出口23がロート形状の下部構造の下部にある。
被処理物は、投入口21から投入され、篩目30で振り分けられる。被処理物のうち所定の寸法より大きなものは、第一排出口22から排出される。被処理物のうち所定の寸法より小さなものは、第二排出口23から排出される。
【0020】
篩目30は、被処理物を振り分けるためのものであり、2枚の側板31と複数の横板32と複数の立板33とで構成されている。
側板31は、横板の左右を挟んで固定し、振動篩機フレーム20に取り付けるための板である。
図1では、2の篩目30が前後に並んで一体となった構造が示されている。
【0021】
横板32は、一面を上に向け前後に並んだ板である。複数の横板32が互いに所定の水平間隔と所定の垂直間隔とを間に隔てて前方に向かって下り階段状に並ぶ。横板32の左右端が、一対の側板31に固定される。
図3では、3枚の横板32が後方から前方に行くに従い、前下がりの階段状に配置され、左右端を側板31の内面に固定されている構造が示されている。
特に、前記横板の後ろ側32rの上面が後端部から前方にいくに従い所定の角度である横板傾斜角βで上へ傾斜しているのが好ましい、
横板傾斜角βは、0°よりも大きく90°よりも小さいことが好ましく、特に25°±20°の範囲であるのがさらに好ましい。
図3では、横板32の上面がへの字状に折れ曲がり、その前側32fの上面が略水平であり、後ろ側32rが後端部から前方にいくに従い横板傾斜角βで上へ傾斜している構造が示されている。
また、横板の後ろ側32rの傾斜のある領域の前後方向の幅寸法H1は、後述する立板の左右間隔H0の寸法よりも大きいのが好ましい。
【0022】
立板33は、両面を左右に向け所定の左右間隔H0を隔てて並んだ板である。複数の立板33が前後を2つの横板に挟まれ後部を後方の前記横板32に接合され前部を前方の前記横板32に接合される。さらに、前記複数の立板33の上を向いた端面33t(以下、立板端面33tという。)の高さが後方の前記横板32の上面32fの高さよりも低い位置にある。
図2では、6枚または7枚の立板が一群となって、前後に配置された横板32に挟まれて、2つの横板32に固定されている構造が示されている。さらに、図2では、異形の略4辺形状の立板が示され、後部の一角が横板32の前端部に固定され、前部の下向きの一辺が横板32の後ろ側32rの上面に固定された構造が示される。
さらに、立板端面33tの後端部が後部に接合された横板32の上面32fと同一高さとなり、立板端部33tが前方に行くに従い傾斜した構造が示されている。
【0023】
また、前記立板33の前部が前方の前記横板32の後ろ側の上面に接合している。従って、横板32の後ろの上面32rの高さが立板33の立板端面33tの高さよりも低い。
また、立板端面33tの前部が後部より低いことが好ましい。
特に、立板端面33tが後部から前部へ行くに従い所定の角度である立板傾斜角αで傾斜しているのが好ましい。
立板傾斜角αは、0°を越えて90°より小さいことが好ましく、特に15°±10°であるのが好ましい。
図3では、立板33の立板傾斜角と横板傾斜角との合計の角度(α+β)で立板端面33tと交差する下向きの端面が横板32の後ろ側32rの上面と接合している構造が示されている。
さらに、立板33の立板端面からその立板端面に対向する端面までの距離寸法H2は、立板同士の左右隙間の距離寸法H0よりも大きいことが好ましい、
【0024】
また、前記立板の板厚が後部から前部に行くに従い薄くなるのが好ましい。従って、立板同士で挟まれた空間は、後部から前部へ行くに従って末広がりになっている。
また、前記立板の板厚が板端面から下方に行くに従い薄くなるのが好ましい。従って、立板同士で挟まれた空間は、上方から下方に行くに従って末広がりになっている。
【0025】
振動篩機支持体40は、振動篩機フレーム20を支持するものであり、振動篩機フレームの四隅に設けられる。振動篩機支持体40の下部が基礎に固定され、上部が振動篩機フレーム20に固定される。ばねが振動篩機支持体40の中央部に設けられており、上部と下部との寸法は所定の間隔だけ移動可能である。従って、振動篩機フレーム20は、所定の量だけ動くことが出来る。
【0026】
振動器50は、篩目を下部後方と上部前方との間でゆするものであり、例えば、偏心荷重を持った一対の電動機である。
図1では、一対の電動機50が、回転軸を後方上部と前方下部とに向けて、振動篩機フレーム20の側面に取り付けられる。一対の電動機が逆回転方向に回転すると、偏心荷重により発生した振動力の左右方向がキャンセルされる。電動機の下部後方と上部前方との間での振動力が合算されて、振動篩機フレーム20を下部後方と上部前方との間でゆする。篩目30は、振動篩機フレーム20に固定されているので、篩目が下部後方と上部前方との間でゆすられる。
【0027】
次に、本願発明の第一の実施形態の作用を、図を基に、説明する。
振動器50を駆動すると、篩目30が下部後方と上部前方との間でゆすられる。
被処理物を投入口に投入する。
被処理物は、篩目30の上をジャンプしながら、後方から前方へ進む。
一部の被処理物が、立板同士の隙間に飛び込むと、立板33同士の間をすり抜けて振動篩機フレーム20の下部構造に落ちる。
この際、前記立板の板厚が板端面から下方に行くに従い薄くなり、立板同士で挟まれた空間が板端面から下方に行くに従って末広がりになっていると、被処理物は、立板に引っ掛かりにくく、スムースに下に落ちる。
【0028】
万一、被処理物が、立板の間に引っ掛かると、篩目30の下部後方と上部前方との間での運動により、立板の間から上方へ飛び出す。
この際、立板33の板厚が後部から前部に行くに従い薄くなり、立板同士で挟まれた空間が後部から前部へ行くに従って末広がりになっていると、引っ掛かった被処理物が外れて篩目の上面に飛び出しやすくなる。
また、前記立板33の前部が前方の前記横板32の後ろ側の上面に接合していると、横板32の後ろの上面32rの高さが立板端面33tの高さよりも低いので、立板の隙間に挟まっている被処理物が横板32の後ろの上面32rにより前方斜め上方へ押されるので、さらに引っ掛かった被処理物が篩目の上面に飛び出しやすくなる。
【0029】
次に、本発明の好ましい第二の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。図7は、第二の実施形態の部分側面図である。
【0030】
第二の実施形態に係る振動篩機10は、後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出するものあって、振動篩機フレーム20と篩目30と振動篩機支持体40と振動器50と塞ぎ板60を備える。
振動篩機フレーム20と篩目30と振動篩機支持体40と振動器50とは、第一の実施形態に係る振動篩機10のものと同一構造なので説明を省略し、塞ぎ板60について説明する。
【0031】
塞ぎ板60は、前記複数の横板の間の隙間を所定の割合だけ塞ぐ板である。
図7では、横板32に固定され、横板と横板の隙間を塞ぐ、への字形状の断面を有する板がしめされている。
【0032】
第二の実施形態に係る振動篩機10の作用を説明する。基本的な作用は第一の実施形態に係る振動篩機10と同じなので省略し、塞ぎ板60の作用のみを説明する。
振動篩機に被処理物を投入して試運転をする。篩い分けられて第二排出口から排出された被処理物の大きさを確認し、目的とする寸法節よりも大きな被処理物が多く混じっている場合には、塞ぎ板50を取り付ける。塞ぎ板50により横板32と横板32の隙間にできた開口部の寸法を調整して、目的の寸法の被処理物が第二排出口からでるようにする。
【0033】
上述の実施形態の振動篩機を用いれば、被処理物がガラスカレット等のような異形の形状をしていても、篩目を目詰まりしにくくに、処理できる。
また、篩目により篩い分かられた被処理物は、篩目を目詰まりさせずに、スムースに通過する。
また、いったん、篩目に詰まった被処理物が外れて飛び出してくるので、さらに目詰まりしにくい。
また、塞ぎ板を調整することにより簡易に振動篩機の振り分け性能を調整できる。
【0034】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
被処理物としてガラスカレットのみに言及したがこれに限定されず、通常のパンチングメタル等を目詰まりしやすい被処理物にも有効である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機は、その構成により、以下の効果を有する。
所定の左右間隔でならんだ立板を下り階段状に並べた横板の間に配して振動篩機の篩目としたので、被処理物は、振動器で下部後方と上部前方との間でゆすられる篩目の上で前方斜め上にジャンプしながら、横板の上から立板端面を越えて前後に並ぶ横板の上に移動して順次前後に並んだ横板を越えて前方に移動し、被処理物の一部が、立板と立板の間から落ちて振り分けられ、立板と立板の間に引っ掛かった被処理物は、再度前方斜め上にジャンプして飛び出すので、篩目が目詰まりしにくく、効率的に被処理物が篩い分けられる。
また、立板端面の高さが後方の横板の上面の高さよりも低いので、横板に乗った被処理物は立板に邪魔されずに前方の横板にうつる。
また、立板端面の前部が後部より低いので、被処理物は、立板端面の上に引っ掛からずに滑り落ちる。
また、前記立板端面が後部から前部へ行くに従い所定の角度である立板傾斜角で傾斜しているので、被処理物は、さらに立板端面の上に引っ掛からずに滑り落ちる。
また、前記立板の前部が前方の前記横板の後ろ側の上面に接合し、前記横板の後ろ側の上面の高さが立板端面の高さよりも低いので、被処理物が、立板と立板の間にひかかった際に、横板の後ろ側の上面に押されて斜め前に飛び出し、篩目がより目詰まりしにくい。
また、前記横板の後ろ側の上面が後端部から前方にいくに従い所定の角度である横板傾斜角で上へ傾斜しているので、被処理物が、立板と立板の間にひかかった際に、横板の後ろ側の横板傾斜角で上へ傾斜した上面に押されて斜め前に飛び出し、篩目がより目詰まりしにくい。
また、立板と立板との間の隙間は後部から前部にいくに従い末広がりであり、被処理物が立板と立板の間にひかかった際に、斜め前に飛び出しやすく、篩目がより目詰まりしにくい。
また、立板と立板との間の隙間は上方から下方に行くに従い末広がりであり、被処理物が板端面を通過した後は、立板と立板の間にひっかからずに下に落ちやすく、篩目がより目詰まりしにくい。
また、塞ぎ板で、横板と横板との間に落ちる被処理物の大きさを小さくでき、塞ぎ板を交換することで篩い分け性能を調整できる。
従って、被処理物が特殊な形状をしていても、選別能力を低下させることなく被処理物を篩い分けることのできる振動篩機を提供できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の全体側面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態の全体平面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態の部分側面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態の部分鳥瞰図である。
【図5】本発明の第一の実施形態の部分断面図その1である。
【図6】本発明の第一の実施形態の部分断面図その2である。
【図7】本発明の第二の実施形態の部分側面図である。
【符号の説明】
10 振動篩機
20 振動篩機フレーム
21 投入口
22 第一排出口
23 第二排出口
30 篩目
31 側板
32 横板
32r 横板の後ろ側
32f 横板の前側
33 立板
33t 立板端面
40 振動篩機支持体
50 振動器
60 塞ぎ板

Claims (9)

  1. 後方から投入された被処理物を篩い分けて残ったものを前方へ排出する振動篩機であって、
    一面を上に向け前後に並んだ板である複数の横板と両面を左右に向け所定の左右間隔を隔てて並んだ板である複数の立板とを有する篩目と、
    前記篩目を下部後方と上部前方との間でゆする振動器と、
    を備え
    前記複数の横板が互いに所定の水平間隔と所定の垂直間隔とを間に隔てて前方に向かって下り階段状に並び、
    前記複数の立板が前後を前記複数の横板に挟まれ後部を後方の前記横板に接合され前部を前方の前記横板に接合されることを特徴とする振動篩機。
  2. 前記複数の立板の上を向いた端面である立板端面の高さが後部に接合された前記横板の上面の高さよりも低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の振動篩機。
  3. 前記複数の立板の上を向いた端面である立板端面の前部が後部より低いことを特徴とする請求項1または請求項2のひとつに記載の振動篩機。
  4. 前記複数の立板の上を向いた端面である立板端面が後部から前部へ行くに従い所定の角度である立板傾斜角で傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の振動篩機。
  5. 前記立板の前部が前方の前記横板の後ろ側の上面に接合していることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の振動篩機。
  6. 前記横板の後ろ側の上面が後端部から前方にいくに従い所定の角度である横板傾斜角で上へ傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の振動篩機。
  7. 前記立板の板厚が後部から前部に行くに従い薄くなることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の振動篩機。
  8. 前記立板の板厚が前記立板の上を向いた端面である立板端面から下方に行くに従い薄くなることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の振動篩機。
  9. 前記複数の横板の間の隙間を所定の割合だけ塞ぐ板である塞ぎ板を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の振動篩機。
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KR101810817B1 (ko) 2017-07-31 2017-12-20 윤석권 가압 진동형 모래 선별장치

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