JP3882634B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車などの車両に搭載される空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平7−186692号公報に記載されている車両用空調装置は、ブロアモータで駆動されるブロアファンにより空気を吐き出す送風機と、送風機から吐き出された空気を冷却するエバポレータと、エバポレータで冷却された空気を再加熱するヒータと、ヒータへの配風比を調節するエアミックスドアとを備えている。この車両用空調装置では、ブロアモータを冷却するため、エバポレータ手前の送風通路の冷却風をブロアモータへ導く空気通路が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の空調装置では、ブロアモータを冷却するための空気通路が必要であり、空調装置の小型化の障害となる。
【0004】
本発明の目的は、ブロアモータを十分に冷却しつつ空調装置を小型化する車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明による車両用空調装置は、ブロアモータによりブロアファンを駆動してインテーク部から導入した空気を吐き出す送風機と、インテーク部に設けた外気導入口から空気を導入する外気切換位置とインテーク部の内気導入口から空気を導入する内気切換位置との間で移動する内気外気切換ドアとを備え、ブロアモータおよび内気外気切換ドアをブロアファン上流のインテーク部内に配設し、内気外気切換ドアの一部がブロアモータの一部を隠蔽する形状としたことを特徴とする。
(2) 請求項2の発明による車両用空調装置は、請求項1に記載の車両用空調装置において、内気外気切換ドアは、外気切換位置において、内気導入口を遮蔽するとともに、ブロアモータのうち外気導入口から直視できる範囲を隠蔽する形状であることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明による車両用空調装置は、請求項1または2に記載のいずれかの車両用空調装置において、内気外気切換ドアは、内気切換位置において、外気導入口を遮蔽するとともに、内気導入口から直視できる範囲のブロアモータがインテーク部内に露出する形状であることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明による車両用空調装置は、請求項1〜3に記載のいずれかの車両用空調装置において、内気外気切換ドアは、中心軸に関して回動して内気導入口および外気導入口を択一的に遮蔽する円筒状の大径円筒部と、大径円筒部分と共に回動してブロアモータを隠蔽する小径円筒部とを連結する連結部分に開口部を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】
本発明による車両用空調装置によれば、送風機のブロアモータおよび内気外気切換ドアをブロアファン上流のインテーク部内に配設したので、ブロアモータの冷却を行うことができる。ブロアモータ冷却用送風通路を別途設ける必要がないので、空調装置の小型化を図ることができる。また、内気外気切換ドアの一部がブロアモータの一部を隠蔽する形状であるため、送風空気内に混入している雨や雪がブロアモータに直接触れないので、ブロアモータの故障を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜11を参照して本発明による車両用空調装置の一実施の形態について説明する。
−全体構成−
図1および図2を参照して全体構成を説明する。図1は、車両用空調装置ACを車両側方から見た断面図、図2は、外気導入時の車両用空調装置ACの前側部分を表す図であり、(a)は図1のII方向から見た平面図、(b)は図2(a)IIb−IIb線断面図である。この車両用空調装置ACは、送風機10と冷暖房ユニット20とを備えている。送風機10は、冷暖房ユニット20に接続されたスクロール2を有している。スクロール2は、図2(a)に示すように、左右の分割スクロール部2a,2bを有し、これら左右の分割スクロール部2a,2b内にブロアファン1a,1bが収容されている。
【0008】
左右の分割スクロール部2a,2bは円筒状のインテーク部6で接続されている。インテーク部6内には、小型のブロアモータ3a,3bが並列配置されている。すなわち、ブロアモータ3a,3bはブロアファン1a,1bの上流のインテーク部6内に配設されている。インテーク部6の外周壁に外気導入口7と内気導入口8とが形成され、この導入口7,8は、図3に示す形状の内気外気切換ドア9により切換えられる。内気外気切換ドア9については後で詳細に説明するが、内気外気切換ドア9は、内気外気導入口を選択をすると共に、導入外気に含まれる雨や雪からブロアモータ3a,3bを保護する役割を果たす。
【0009】
図1において、冷暖房ユニット20は、フィルタ12と、送風機10から吐き出された空気を冷却するエバポレータ13と、エバポレータ13で冷却された空気を再加熱するヒータコア14と、ヒータコア14への配風比を調節するエアミックスドア15と、VENT吹き出し口開閉機構16と、FOOT吹き出し口開閉機構17と、DEF吹き出し口開閉機構18と、VENT吹き出し口19と、FOOT吹き出し口21と、DEF吹き出し口22と、除湿水排出経路23とを備えている。
【0010】
内気外気切換ドア9により選択された車両室内または車外の空気は、ブロアファン1によって送風され、エバポレータ13を通過する際に冷却および除湿される。エバポレータ13を通過した冷風空気は、エアミックスドア15により、ヒータ14へ通じる送風空気流量とヒータ14を通過しない送風空気流量との割合が調節される。そして各開閉機構16〜18、各吹き出し口19,21,22を通じて、温度および湿度が調整された送風空気が車両内へ供給される。
【0011】
−ドア9の詳細−
内気外気切換ドア9の詳細形状を図4,5に示す。図4は外気切換位置における内気外気切換ドア9を斜め上方より見た斜視図であり、図5は内気切換位置における内気外気切換ドア9を斜め上方より見た斜視図である。内気外気切換ドア9は、円筒状インテーク部6の中心軸AXと同軸の大径円筒部9aと、中心軸AXと同軸の小径円筒部9bと、小径円筒部9bの外周部と大径円筒部9aの内周部とを接続し、開口部9cがあけられた接続部材9gと、小径円筒部9bのほぼ中央部に配設された隔壁としての小径円板部9dと、小径円筒部9bの外周部と大径円筒部9aの内周部とを接続する大径円板部9eと、後述する駆動装置から駆動力が伝達されるギア9fとを有する。
【0012】
▲1▼大径円筒部9a
図4および図5から分かるように、大径円筒部9aは、中心軸AXと直交する断面形状が略90度の円弧状である部分円筒形状であり、内気外気切換ドア9をインテーク部6内に支持する軸受部としても機能する。内気外気切換ドア9を90度正逆回転することにより、インテーク部6に設けられた外気導入口7と内気導入口8との間を大径円筒部9aが移動して、外気導入口7または内気導入口8のいずれか一方を遮蔽し、他方を開口する。これにより、インテーク部6に導入される空気を外気導入口7または内気導入口8のいずれか一方に選択する。
【0013】
図6および図7を参照して、インテーク部6内で回動可能に内気外気切換ドア9を支持する軸受機構について説明する。図6は、車両用空調装置ACを車両側面から見た断面図であり、送風機10とインテーク部6内部の様子を示している。図7は、車両用空調装置ACを車両後方から見た断面図であり、インテーク部6内の様子を示す図である。分割スクロール2a,2bとインテーク部6とが接続する各側板には、インテーク部6内に向かって軸受リング26が突設されている。軸受リング26の外周面とインテーク部6の内周面との間には、内気外気切換ドア9の大径円筒部9aの肉厚よりやや大きい幅の半割れリング状のスリット26Sが形成されている。内気外気切換ドア9の大径円筒部9aの両端を軸受リング26に外挿して、換言すると大径円筒部9aの両端をスリット26Sに嵌合して、内気外気切換ドア9がインテーク部6に回動可能に保持される。したがって、内気外気切換ドア9は中心軸AXを中心に回動する。図6では分かりやすくするために、内気外気切換ドア9の記載を省略している。
【0014】
▲2▼小径円筒部9b
図2〜図4を参照して小径円筒部9bについて説明する。小径円筒部9bは、大径円筒部9aより小径で大径円筒部9aと同一の中心軸AXを持つ円筒の一部分をなす略270度の部分円筒形状である。図3によく示されているように、小径円筒部9bはブロアモータ3a,3bの外周部を覆うが、90度範囲は切りかかれており、この開放部を介して小径円筒部9b内のモータ収容空間がインテーク部6の導入空気流路と連通する。また、小径円筒部9bの内径はブロアモータ3a,3bの外径よりやや大きくされ、したがって、小径円筒部9bの内周面とブロアモータ3a,3bの外周面との間に冷却空気の通路が形成される。この通路に開放部を介して空気を導き、ブロアモータ3a,3bを全周面から効率よく冷却する。図2(b)によく示されているように、内気外気切換ドア9が外気導入位置に切換えられている場合、小径円筒部9bは外気導入口7と対向配置され、導入外気に含まれる雨や雪からブロアモータ3a,3bを保護する。
【0015】
▲3▼小径円板部9d
小径円板部9dは、小径円筒部9bの略中心の位置に中心軸AXに直交して配置されている扇状板であり、小径円筒部9bの剛性確保をする役割を持つ。小径円板部9dの中心には円形の孔90があけられ、図8に示すように、この孔90にはブロアモータ3a,3bのボデイ端面に設けた支持突起28が嵌合している。すなわち、ブロアモータ3a,3bを軸支する役割も果たしている。
【0016】
−モータ支持構造−
図6および図8によりモータ支持構造を説明する。図6は、先にも述べたように、車両用空調装置ACを車両側面から見た断面図である。図8は、図2のVIII方向から見たインテーク部6内でのブロアモータ3a,3bの固定状態を表しているが、内気外気切換ドア9の記載を省略している。図6および図8に示すように、モータ取付用ブラケット25a,25bの基部がインテーク部6の内周面に取り付けられ、ブロアモータ3a,3bは一対のモータ取付用ブラケット25a,25bの先端の半割れ部に挟持され、これにより、インテーク部6の中心部に配設される。インテーク部6は、送風機10のスクロール2に固定されているため、ブロアモータ3a,3bおよびブロアファン1は、送風機10のスクロール2に対しても固定される。
【0017】
▲4▼大径円板部9e
大径円板部9eは、小径円板部9dと略同一面内において、大径円筒部9aと小径円筒部9bとを接続する扇状板である。小径円筒部9bから大径円筒部9aへ放射状に配置されており、中心軸AX方向から見て略90度の扇型である。接続部材9gと共に大径円筒部9aと小径円筒部9bとを接続し、小径円筒部9bに対する大径円筒部9aの形状確保(剛性確保)の役割を持つ。
【0018】
▲5▼接続部材9g
開口部9cがあけられた接続部材9gは、図2(b),図8などに示すように大径円筒部9aと小径円筒部9bとが連動して回動できるように大径円筒部9aと小径円筒部9bとを接続する平板である。中心軸AX方向から見た場合に弧状に見える大径円筒部9aおよび小径円筒部9bのそれぞれの一端同士を結び、かつ中心軸AXを含む平面において、小径円筒部9bの端面から大径円筒部9aの端面の間に開口部9cは配置されており、その大部分が開口している。後述するように導入空気が開口部9cを介してインテーク部6内を低抵抗で流れることができる。
【0019】
▲6▼ギア9f
ギア9fは、中心軸AXに対して大径円筒板9eと略対称な位置、形状の扇状板であり、弧の部分にギアが形成されている。ギア9fは、後述するように外気切換位置と内気切換位置との間で内気外気切換ドア9を回動させるアクチュエータ30および駆動ギア31からの動力伝達機能を持つ。
【0020】
−ドア駆動装置−
内気外気切換ドア9を外気切換位置と内気切換位置の間で回動する駆動装置を説明する。図9(a),(b)に内気外気切換ドア9と内気外気切換ドア9を駆動するアクチュエータ30と駆動ギア31とを示す。アクチュエータ30と駆動ギア31とは図9(a),(b)に示すように、インテーク部6の外側近傍にギア9fと駆動ギア31とがかみ合うように設置されている。なお、インテーク部6には、ギア9fと駆動ギア31とがかみ合うことができるよう開口部6aが設けられている。これによりアクチュエータ30の駆動に連動して駆動ギア31を回転することで、内気外気切換ドア9を駆動することができる。
【0021】
−動作−
ブロアモータ3a,3bが冷却される様子を以下に詳細に述べる。
▲1▼外気導入時
外気導入時は、内気外気切換ドア9により内気導入口8を遮蔽し、外気導入口7を開口する。すなわち図2(a),(b)および図3に示すように、内気外気切換ドア9を外気切換位置に移動することで大径円筒部分9aが外気導入口7側から内気導入口8側へ回動し、内気導入口8を遮蔽する。このとき小径円筒部9bも同時に回動し、外気導入口7から直視できる範囲のブロアモータ3a,3bを隠蔽し、外気導入口7から直視できない範囲のブロアモータ3a,3bをインテーク部6内に露出させる。
【0022】
ブロアファン1によりインテーク部6に導入された外気は、図2(b)に記載した矢印のように流れる。このとき車外の気象条件により、導入される外気には雨、雪等が混じることがあるが、小径円筒部9bにより外気導入口7から直視できる範囲のブロアモータ3a,3bを隠蔽しているので、ブロアモータ3a,3bに雨、雪等が直接触れることはない。また、開口部9cが設けられているので、吸い込まれた外気はこの開口部9cを介してインテーク部6の下部へ流れる。すなわち低抵抗でインテーク部6の内部の隅々に容易に行き渡る。吸い込まれた外気の一部は、外気導入口7から直視できない範囲に現れている小径円筒部9bのない部分から小径円筒部9b内に流入して、ブロアモータ3a,3bの周囲を流動する。これによりブロアモータ3a,3bを冷却することができる。
【0023】
▲2▼内気導入時
内気導入時は、内気外気切換ドア9により外気導入口7を遮蔽し、内気導入口8を開口する。すなわち図10(a),(b)および図11に示すように、内気外気切換ドア9を内気切換位置に移動することで大径円筒部分9aが内気導入口8側から外気導入口7側へ回動し、外気導入口7を遮蔽する。このとき小径円筒部9bも同時に回動し、小径円筒部9bのない部分が内気導入口8から直視できる範囲に現れ、ブロアモータ3が内気導入口8から直視できる状態になる。
【0024】
ブロアファン1によりインテーク部6に導入された内気は、図10(b)に記載した矢印のように流れる。ブロアモータ3a,3bが内気導入口8から直視できる状態なので、導入された内気は効率よくブロアモータ3a,3bの周囲を流動し、ブロアモータ3a,3bを冷却することができる。また外気導入時と同様、開口部9cが設けられているので、吸い込まれた内気は低抵抗でインテーク部6の全体へ流れる。
【0025】
上記構成の車両用空調装置では、次のような作用効果を奏することができる。
(1)ブロアモータ3a,3bをブロアファン1の上流のインテーク部6内に配設し、インテーク部6内に導かれる多量の送風空気によりブロアモータ3a,3bを冷却するようにしたので、ブロアモータ3a,3bを冷却するためのダクトなどが不要となる。また、ブロアモータ3a,3bの冷却効率が向上するので、車両用空調装置の更なる小型化を図ることができる。
(2)ブロアモータ3a,3bの近傍に設けた内気外気切換ドア9の形状は、外気切換位置においてブロアモータ3a,3bのうち外気導入口7から直視できる範囲を隠蔽する形状としたので、ブロアモータ3a,3bに雨、雪等が直接触れることはない。これにより、雨、雪等がブロアモータ3a,3bの内部に侵入することにより引き起こされるブロアモータ3a,3bの電気的故障などを防止することができる。
(3)ブロアモータ3a,3bの近傍に設けた内気外気切換ドア9の形状は、内気切換位置においてブロアモータ3a,3bのうち内気導入口8から直視できる範囲をインテーク部6の内に露出する形状としたので、導入された内気は効率よくブロアモータ3a,3bの周囲を流動し、ブロアモータ3a,3bを冷却することができる。
(4)内気外気切換ドア9の大径円筒部9aと小径円筒部9bを接続する接続部材9gには開口部9cを設けているので、吸い込まれた内気または外気は低抵抗でインテーク部6の内部の隅々に容易に行き渡る。
【0026】
−変形例−
上述の一実施の形態では、内気外気切換ドア9の大径円筒部9aは中心軸AX方向から見て90度の弧状であり、小径円筒部9bは中心軸AX方向から見て270度の弧状である。しかし、以下の構造であれば上記形状に限定されない。すなわち、外気導入時に外気導入口7から直視できる範囲のブロアモータ3を隠蔽し、かつ内気導入時に内気導入口8から直視できる範囲のブロアモータ3がインテーク部6内に露出している構造であればよい。
【0027】
上述の一実施の形態では、内気外気切換ドア9の回動と共に小径円筒部9bも回動するが、外気導入時に外気導入口7から直視できる範囲のブロアモータ3を隠蔽し、かつ内気導入時に内気導入口8から直視できる範囲のブロアモータ3がインテーク部6内に露出している構造であれば、ブロアモータ3を隠蔽する部分は固定式でもよい。
【0028】
内気外気切換ドア9に設けられた開口部9cを有する接続部材9gは、大径円筒部9aと外形円筒部9bを連結し、かつインテーク部6内部に導入した空気の流動を妨げず吸引抵抗の少ないものであれば、開口部9cは上記形状に限定されない。
【0029】
上述の一実施の形態では、内気外気切換ドア9に設けられた小径円板部9dは、内気外気切換ドア9の回転軸AXに関して略中心に設けられているが、小径円筒部9bの剛性が確保でき、ブロアモータ3a,3bの支持ができる形状、位置であれば、上述の一実施の形態の位置および形状でなくともよい。たとえば、ブロアモータ3a,3bを軸支するための孔の代わりに円柱状突起を設けて、この円柱状突起をブロアモータ3a,3bの凹部に嵌合するようにして、ブロアモータ3a,3bを支持してもよい。
【0030】
また、上述の一実施の形態では、内気外気切換ドア9に設けられた大径円板部9eは、内気外気切換ドア9の回転軸AXに関して略中心に設けられているが、大径円筒部9aの剛性が確保できる形状、位置であれば、上述の一実施の形態の位置および形状でなくともよく、複数設けてもよい。たとえば大径円筒部9aの軸AX方向端面付近に設けてもよい。
【0031】
以上の実施の形態において、内気導入口および外気導入口を遮蔽する円筒状の大径円筒部分とブロアモータを隠蔽する小径円筒部分とを連結する連結部分は、内気外気切換ドア9の接続部材9gに対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による車両用空調装置を車両側面から見た断面図である
【図2】外気切換位置における本発明の一実施の形態の車両用空調装置の前側部分を表す図であり、(a)は図1のII方向から見た平面図、(b)は図2(a)IIb−IIb線断面図である
【図3】本発明の一実施の形態の車両用空調装置のエアミックスドアを表す図であり、図2(a),(b)のIII方向から見た斜視図である
【図4】本発明の一実施の形態の車両用空調装置のエアミックスドアの詳細を表す図であり、外気導入位置におけるエアミックスドアを斜め上方から見た斜視図である
【図5】本発明の一実施の形態の車両用空調装置のエアミックスドアの詳細を表す図であり、内気導入位置におけるエアミックスドアを斜め上方から見た斜視図である
【図6】本発明の一実施の形態の車両用空調装置を車両側面から見た断面図であり、図1の送風機10とインテーク部6内部の様子を示しており、分かりやすくするため、内気外気切換ドア9の記載を省略している
【図7】本発明の一実施の形態の車両用空調装置を車両後方から見た断面図であり、図1のVII方向から見たインテーク部6内の様子を示す図であるが、分かりやすくするために、ブロアモータ3a,3b、内気外気切換ドア9などの記載を省略している
【図8】本発明の一実施の形態の車両用空調装置を車両後方から見た断面図であり、図2のVIII方向から見たインテーク部6内部でのブロアモータ3a,3bの固定状態を表している
【図9】本発明の一実施の形態による車両用空調装置おける内気外気切換ドア駆動部付近を表す図であり、(a)は正面図、(b)は側方から見た断面図である
【図10】内気切換位置における本発明の一実施の形態の車両用空調装置の前側部分を表す図であり、(a)は図1のII方向から見た平面図、(b)は図10(a)Xb−Xb線断面図である
【図11】本発明の一実施の形態の車両用空調装置のエアミックスドアを表す図であり、図10(a),(b)のXI方向から見た斜視図である
【符号の説明】
1 ブロアファン
3 ブロアモータ
6 インテーク部
7 外気導入口
8 外気導入口
9 内気外気切換ドア
9a 大径円筒部
9b 小径円筒部
9c 開口部
30 アクチュエータ
31 駆動ギア
Claims (4)
- ブロアモータによりブロアファンを駆動してインテーク部から導入した空気を吐き出す送風機と、
前記インテーク部に設けた外気導入口から空気を導入する外気切換位置と前記インテーク部の内気導入口から空気を導入する内気切換位置との間で移動する内気外気切換ドアとを備え、
前記ブロアモータおよび前記内気外気切換ドアを前記ブロアファン上流のインテーク部内に配設し、前記内気外気切換ドアの一部が前記ブロアモータの一部を隠蔽する形状としたことを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置において、
前記内気外気切換ドアは、外気切換位置において、前記内気導入口を遮蔽するとともに、前記ブロアモータのうち前記外気導入口から直視できる範囲を隠蔽する形状であることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1または2に記載のいずれかの車両用空調装置において、
前記内気外気切換ドアは、内気切換位置において、前記外気導入口を遮蔽するとともに、前記内気導入口から直視できる範囲の前記ブロアモータが前記インテーク部内に露出する形状であることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1〜3に記載のいずれかの車両用空調装置において、
前記内気外気切換ドアは、中心軸に関して回動して前記内気導入口および前記外気導入口を択一的に遮蔽する円筒状の大径円筒部と、前記大径円筒部分と共に回動して前記ブロアモータを隠蔽する小径円筒部とを連結する連結部分に開口部を有することを特徴とする車両用空調装置。
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