JP3882616B2 - 自動発券装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動発券装置の改良、特に、払出された釣銭とチケットの回収を容易にするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動発券装置に貨幣を投入してチケットを購入するためのチケット払出方法および自動発券装置については既に様々なものが公知であり、例えば、遊園地の入場チケット等を発券するための自動発券装置や駅に設置される自動発券装置等が広く知られている。
【0003】
このうち、特に、駅に設置される自動発券装置としては、乗車チケット発行専用の自動発券装置、更には、定期チケットの発行および有効期限内の証明用チケットとなる定期チケットや乗り越し乗車チケットを利用した乗り越し清算用の清算チケットの購入や、有効期限内の証明用チケットとなる定期チケットを利用した継続の定期チケットの購入に対処したもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の自動発券装置の場合、購入された各種チケットや釣銭となる紙幣および硬貨が自動発券装置に設けられた払出口に同時に或いは順不同で払出されるのが普通であり、これらのものが散乱して釣銭およびチケットを回収するのに手間が掛かるといった不都合があった。
【0005】
特に、有効期限内の証明用チケットとなる定期チケットを利用した乗り越しの清算に対処した駅の自動発券装置の場合においては、釣銭となる各種紙幣および硬貨と購入された清算チケットに加え、更に、定期チケットが同時に或いは順不同に払出される場合があるため、釣銭およびチケットの回収に著しく手間取り、後続の人に迷惑が掛かるといった問題が生じる場合がある。
【0006】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の欠点を改善し、複雑な払出が行われた場合であっても釣銭およびチケットの回収を迅速に行うことのできる自動発券装置を提供することにある。
【0015】
課題を解決するための手段
本発明の自動発券装置は、貨幣を投入してチケットを購入するための自動発券装置であり、前記目的を達成するため、紙幣払出ユニットに連絡した紙幣送出口と,直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットを払い出すためのチケット払出ユニットに連絡したチケット送出口と,硬貨払出ユニットに連絡した硬貨送出口とを上下方向に並列して配備すると共に、貨幣の投入金額とチケット価格とに基いて釣銭の額を演算する釣銭演算手段と、釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める払出枚数演算手段と、払出枚数演算手段の演算結果に基いて前記紙幣払出ユニット,硬貨払出ユニット,チケット払出ユニットをこの順で駆動制御する払出工程制御手段とを備えたことを特徴とする構成を有する。
【0016】
このような構成を適用した場合、釣銭演算手段が貨幣の投入金額とチケット価格とに基いて釣銭の額を演算し、更に、払出枚数演算手段が釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める。
そして、払出工程制御手段が払出枚数演算手段の演算結果に基いて紙幣払出ユニットを駆動制御して釣銭となる紙幣を紙幣送出口から払出した後、硬貨払出ユニットを駆動制御して硬貨を硬貨送出口から払出し、更に、チケット払出ユニットを駆動制御して直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットをチケット送出口から払出す
紙幣送出口とチケット送出口と硬貨送出口は上下方向に並列して配備されているので、前述した順序で払出を実行することにより紙幣の上に硬貨、更に、其の上に直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットが載せられることになり、利用者は、払出物の回収作業を迅速に行うことができる。
そして、直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットのみを容易に分離した上で、他の払出物を纏めてポケットやバッグ等に回収することができる
【0017】
また、貨幣と有効期限内の証明用チケットを投入して証明用チケットよりも表面積の小さなチケットを購入する構成においては、紙幣払出ユニットに連絡した紙幣送出口と,証明用チケット払出ユニットに連絡した証明用チケット送出口と,硬貨払出ユニットに連絡した硬貨送出口と,チケット払出ユニットに連絡したチケット送出口とを上下方向に並列して配備すると共に、貨幣の投入金額と証明用チケットのデータとチケット価格とに基いて釣銭の額を演算する釣銭演算手段と、釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める払出枚数演算手段と、払出枚数演算手段の演算結果に基いて前記紙幣払出ユニット,証明用チケット払出ユニット,硬貨払出ユニット,チケット払出ユニットをこの順で駆動制御する払出工程制御手段とを備えるようにする。
【0018】
このような構成を適用した場合、釣銭演算手段が貨幣の投入金額と証明用チケットのデータとチケット価格とに基いて釣銭の額を演算し、更に、払出枚数演算手段が釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める。
そして、払出工程制御手段が払出枚数演算手段の演算結果に基いて紙幣払出ユニットを駆動制御して釣銭となる紙幣を紙幣送出口から払出した後、証明用チケット払出ユニットを駆動制御して証明用チケットを証明用チケット送出口から払出し、更に、硬貨払出ユニットを駆動制御して硬貨を硬貨送出口から払出し、最終的に、チケット払出ユニットを駆動制御してチケットをチケット送出口から払出す。
紙幣送出口と証明用チケット送出口と硬貨送出口とチケット送出口は上下方向に並列して配備されているので、前述した順序で払出を実行することにより紙幣の上に証明用チケットと硬貨とチケットとが載せられることになり、利用者は、払出物の回収作業を迅速に行うことができる。
但し、紙幣の払出のみが不要な場合には最下層に位置する証明用チケットの上に硬貨とチケットが載せられ、また、硬貨の払出のみが不要な場合には最下層に位置する紙幣の上に証明用チケットとチケットが載せられる。何れの場合も払出物の回収作業は容易かつ迅速である。
この構成は、有効期限内の証明用チケットとなる定期チケットを利用した乗り越しの清算等に用いられる自動発券装置等に適した構成であり、紙幣の表面積が証明用チケットよりも大きく、かつ、チケットの表面積が証明用チケットよりも小さいことを前提としたものである。従って、証明用チケットの表面積が紙幣の表面積よりも大きなものがあるとすれば、その場合は、払出工程制御手段による各ユニットの駆動制御の順は、証明用チケット払出ユニット,紙幣払出ユニット,硬貨払出ユニット,チケット払出ユニットの順にすることが必須の要件である。
何れの場合においてもチケット払出ユニットの作動順序を最後としているのは、最終的に必要とされるチケット、例えば、清算チケット等を容易に分離して取り出せるようにするためである。
これにより、利用者は、最終的に必要とされるチケットのみを容易に分離した上で、他の紙幣や証明用チケットおよび硬貨を纏めてポケットやバッグ等に回収することができる。
【0019】
更に、紙幣送出口を上に凹のスリットによって形成することで払出物の回収を一層迅速化することが可能である。
【0020】
紙幣送出口から送出される紙幣に上に凹の状態となるように癖が付けられるので、紙幣の中央部に他の払出物を集めることが可能となる。これにより、払出物の散乱が防止され、回収作業の一層の迅速化が達成されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用した一実施形態の自動発券装置1の外観について示した斜視図、また、図2は同実施形態の自動発券装置1に設けられた払出口2の内部構造について示した斜視図である。
【0022】
図1に示される通り、自動発券装置1の前面パネルには、定期チケットや乗り越し乗車チケットのような有効期限内の証明用チケットを挿入するためのチケット挿入口3と、紙幣を挿入するための紙幣挿入口4、および、硬貨を投入するための硬貨投入口5と、投入した貨幣の返却を要求するための返却スイッチ6が設けられ、更に、定期チケットや乗車チケットおよび清算チケット等を購入する際に区間や行き先を選択するためのスイッチ群7と、選択結果の表示や金額の表示等に利用されるディスプレイ8が設けられている。
【0023】
ここで、チケットの種別に関して簡単に説明する。この自動発券装置1で使用されるチケットは基本的には乗車チケット,清算チケット,定期チケットの3種である。以下の説明では、貨幣の投入によって直ちに必要となる乗車チケット,清算チケットを購入する場合には、払出の対象となるこれらの乗車チケット,清算チケットを単にチケットと呼ぶことにする。但し、清算チケットを購入する際に必要とされる乗り越し乗車チケットや定期チケットは、清算チケットを購入するために必要とされる証明手段であるから、回収や一時預りの対象となるこれらの乗車チケットや定期チケットに関しては、その使用状況を考慮して、有効期限内の証明用チケット(以下、単に証明用チケット)と呼ぶことにする。一般的に言って、証明用チケットとして機能する定期チケットの表面積は払出の対象である清算チケットの表面積よりも大きい。
【0024】
図3は同実施形態の自動発券装置1に内蔵された制御部と機械的な構成要素の概略について示した機能ブロック図である。
【0025】
定期券・切符搬入ユニット9は、チケット挿入口3から挿入された定期チケット(証明用チケット)を搬入して自動発券装置1の内部に一時的に預り、また、乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を自動発券装置1の内部に回収する。
【0026】
紙幣搬入ユニット10は、紙幣挿入口4から挿入された紙幣を搬入して自動発券装置1の内部に貯溜する。
【0027】
定期券・切符搬入ユニット9や紙幣搬入ユニット10については、既に、パルスモータや搬送ベルトおよび真贋判定装置付のものが公知であるので、具体的な構造に関しては説明を割愛する。
【0028】
硬貨搬入ユニット11は、硬貨投入口5から投入された硬貨を受け入れて自動発券装置1の内部に貯溜する。
【0029】
硬貨搬入ユニット11については、既に、クレードルや電子的な真贋判定手段を備えたものが公知であるので、具体的な構造に関しては説明を割愛する。
【0030】
定期券払出ユニット12は、新たに購入された定期チケットや継続で購入された定期チケットを払出口2に送出する。
【0031】
また、定期券払出ユニット12は、定期チケット搬送経路13を介して定期券・切符搬入ユニット9に内部的に接続されており、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられた定期チケット(証明用チケット)を送出することができる。この場合の定期券払出ユニット12は、証明用チケット払出ユニットとして機能することになる。
【0032】
切符払出ユニット14は、直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットを払い出すためのチケット払出ユニットとして機能し、新たに購入された乗車チケット(チケット)や清算チケット(チケット)を払出口2に送出する。
【0033】
また、切符払出ユニット14は、チケット搬送経路27を介して定期券・切符搬入ユニット9に内部的に接続されており、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられた乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を送出することができるようになっている。
【0034】
紙幣払出ユニット15は、釣銭を構成するために必要とされる各種紙幣を組み合わせて必要な枚数だけ払出口2に送出する。
【0035】
硬貨払出ユニット16は、釣銭を構成するために必要とされる各種硬貨を組み合わせて必要な枚数だけ送出する。
【0036】
定期券払出ユニット12,切符払出ユニット14,紙幣払出ユニット15,硬貨払出ユニット16についても既に各種のものが公知であるので、構造に関する説明は割愛する。
【0037】
制御部17は、演算処理用のCPU18と、該CPU18の制御プログラムを格納したROM19、および、演算データの一時記憶等に用いられるRAM20等によって構成され、入出力回路21を介して前述の各種ユニット9,10,11,12,14,15,16を駆動制御する。また、前述の返却スイッチ6やスイッチ群7からの信号も入出力回路21を介してCPU18に入力され、ディスプレイ8の表示制御は入出力回路21を介してCPU18によって実行される。
【0038】
制御部17は、本実施形態における釣銭演算手段,払出枚数演算手段,払出工程制御手段を構成する。
【0039】
次に、紙幣払出ユニット15に連絡した紙幣送出口22と,証明用チケット払出ユニットとして機能する定期券払出ユニット12に連絡した証明用チケット送出口23と,硬貨払出ユニット16に連絡した硬貨送出口24と,直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットを払い出すためのチケット払出ユニットとして機能する切符払出ユニット14に連絡したチケット送出口25の設置位置の相互関係について説明する。
【0040】
図1に示される通り、自動発券装置1の前面パネルの下部には、各種チケットおよび貨幣を払出すための排出皿26を備えた払出口2が設けられており、前述の各送出口は、この排出皿26の上方に、図2に示されるように、紙幣送出口22,証明用チケット送出口23,硬貨送出口24,チケット送出口25の順で上下方向に並列して配備されている。
【0041】
このうち、特に、紙幣送出口22の部分は上に凹のスリットによって形成されており、この紙幣送出口22を通って排出皿26に送出される紙幣に上に凹の状態となるような曲げ癖が付けられるようになっている。ここでは一例として上に凹となるスリット形状のうち“V”字型のものについて示しているが、他のスリット形状、例えば、“U”字型等であってもよい。
【0042】
貨幣と定期チケット(証明用チケット)を挿入して乗り越しの清算チケット(チケット)の購入を行うような場合には、投入される貨幣の金額にもよるが、通常、紙幣払出ユニット15,証明用チケット払出ユニットとしての定期券払出ユニット12,硬貨払出ユニット16,チケット払出ユニットとしての切符払出ユニット14がこの順で作動し(請求項2に対応)、紙幣,定期チケット(証明用チケット),硬貨,清算チケット(チケット)の全ての払出物を対象とした払出制御が行われることになり、このうち最も先に駆動されるのは紙幣払出ユニット15であるから、最初に排出皿26に送出される払出物は紙の紙幣であり、この紙幣に対して上に凹の曲げ癖が付けられるようにしている。
【0043】
最初に送出される紙幣の表面積は、言うまでも無く、定期チケット(証明用チケット)や清算チケット(チケット)および硬貨に比べて大きい。
【0044】
ここで、仮に、釣銭が1000円未満であるとした場合には、紙幣払出ユニット15は駆動されず、最初に払出される払出物は定期チケット(証明用チケット)となるが、証明用チケット送出口23には上に凹のスリットがないので定期チケット(証明用チケット)に上に凹の状態となるような曲げ癖が付けられることはない。この定期チケット(証明用チケット)は弾性のあるプラスティック製であり、上に凹の状態となるような曲げ癖を付けることは困難であり、また、使用上の観点からもそのような操作は望ましくない。つまり、最初に送出される払出物に曲げ癖が付けられるのは、その払出物の表面積が他の払出物の表面積よりも大きく、かつ、その払出物が紙製であることが条件である。
【0045】
また、貨幣の投入のみに基いて新規の定期チケットを購入する場合、切符払出ユニット14が非作動となることを別にすれば、前記と同様、紙幣払出ユニット15,定期券払出ユニット12,硬貨払出ユニット16がこの順で作動することになる。
【0046】
次に、制御部17のCPU18が実行する払出処理の概略を示した図4および図5のフローチャートを参照して、釣銭演算手段,払出枚数演算手段,払出工程制御手段として機能するCPU18の処理動作について説明する。
【0047】
払出処理を開始したCPU18は、まず、紙幣搬入ユニット10および硬貨搬入ユニット11からの信号に基いて、紙幣挿入口4への紙幣の挿入あるいは硬貨投入口5への硬貨の投入があるか否かを判定し(ステップS1)、紙幣や硬貨の投入が検出されなければ、更に、スイッチ群7からの信号に基いて、乗車チケット(チケット),清算チケット(チケット),定期チケットの何れかの購入要求が入力されているか否かを判定する(ステップS2)。
【0048】
そして、購入要求が入力されていなければ、CPU18は、更に、返却スイッチ6からの信号に基いて、投入した貨幣の返却要求が入力されているか否かを判定し(ステップS3)、返却要求がなければ、従来と同様の通常処理を実行して1サイクルの払出処理を終了し(ステップS4)、前記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0049】
ステップS4の通常処理には、チケット挿入口3への定期チケット(証明用チケット)や乗り越し乗車チケット(証明用チケット)の挿入に対応するための定期券・切符搬入ユニット9の駆動制御や、紙幣挿入口4への紙幣の挿入に対応するための紙幣搬入ユニット10の駆動制御、および、スイッチ群7の操作に対応したディスプレイ8の表示切替等が含まれるが、これらの処理については既に公知であるので説明は割愛する。
【0050】
このようにしてステップS1〜ステップ4の処理が繰り返し実行される間に、ステップS1の判定処理で紙幣あるいは硬貨の投入が確認されると、CPU18は、紙幣搬入ユニット10あるいは硬貨搬入ユニット11からの信号に基いて投入金額を検出し、初期値0の投入金額記憶レジスタR1に、今回検出された投入金額を加算して記憶し直す(ステップS5)。
【0051】
紙幣や硬貨の連続投入も可能であり、その場合は、紙幣や硬貨の投入が検出される度に投入金額記憶レジスタR1の現在値がインクリメントされることになる。
【0052】
なお、投入金額の現在値に関しては、投入金額記憶レジスタR1の値に基いて前述のステップS4の処理でディスプレイ8の表示切替が行われ、同時に、その金額で購入可能な区間や行き先も更新表示されるようになっている。
【0053】
ここで、利用者がスイッチ群7を操作して乗車チケット(チケット),清算チケット(チケット),定期チケットの何れかの購入要求を入力すると(ステップS2)、釣銭演算手段の一部として機能するCPU18は、ステップS4の処理で読み込まれた定期チケット(証明用チケット)や乗り越し乗車チケット(証明用チケット)のデータとステップS2の処理で検出された購入要求とに基いて、従来と同様に、購入要求に対応する金額、即ち、実質的なチケット価格を求める(ステップS6)。
【0054】
ステップS6の処理では、定期チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算,乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算,金銭の投入のみに基く新規の乗車チケット(チケット)や定期チケットの購入,定期チケット(証明用チケット)を利用した定期チケットの継続購入等の様々な購入要求に対応した演算処理が行われるが、これらの点に関しては従来の自動発券装置の場合と同様である。
定期チケット(証明用チケット)や乗り越し乗車チケット(証明用チケット)の挿入およびデータの読み取りに関しては、ステップS4の処理で予め行われているものとする。
なお、乗車チケット(チケット),新規の定期チケットの購入は金銭の投入のみに基く処理であるから、定期チケット(証明用チケット)や乗り越し乗車チケット(証明用チケット)の挿入は不要である。
【0055】
次いで、釣銭演算手段の一部として機能するCPU18は、投入金額記憶レジスタR1の現在値がステップS6の処理で求められた実質的なチケット価格に達しているか否かを判定する(ステップS7)。
【0056】
ここで、投入金額記憶レジスタR1の現在値が実質的なチケット価格に達していなければ、現在の投入金額で目的の清算チケット(チケット),乗車チケット(チケット),定期チケットを購入することはできないから、CPU18は、ステップS8〜ステップS18の処理をスキップして1サイクルの払出処理を終了し、前記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0057】
ステップS8〜ステップS18の処理がスキップされた場合には投入金額記憶レジスタR1の変更操作は行われないので、改めて追加の貨幣を投入して投入金額記憶レジスタR1の値をインクリメントしてからスイッチ群7を操作して所望の購入要求を入力することが可能である。
【0058】
一方、ステップS7の判定結果が真となった場合、つまり、投入金額記憶レジスタR1の現在値が実質的なチケット価格に達している場合には、CPU18が必要な処理工程をRAM20に記憶し(ステップS8)、釣銭演算手段の一部として機能するCPU18が、投入金額記憶レジスタR1の現在値から実質的なチケット価格を減じて釣銭の値を求め、投入金額記憶レジスタR1に釣銭の値を記憶する(ステップS9)。
【0059】
ステップS8の処理では、定期券払出ユニット12および切符払出ユニット14の動作の必要性の有無がRAM20に記憶される。
具体的には、定期チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合は、定期券払出ユニット12と切符払出ユニット14の動作の必要性が記憶され、乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合は、切符払出ユニット14の動作の必要性のみが記憶される。
また、金銭の投入のみに基く新規の乗車チケット(チケット)の購入の場合は、切符払出ユニット14の動作の必要性のみが記憶され、金銭の投入のみに基く新規の定期チケットの購入の場合は、定期券払出ユニット12の動作の必要性のみが記憶される。
更に、定期チケット(証明用チケット)を利用した定期チケットの継続購入の場合には、定期券払出ユニット12の動作の必要性のみが記憶されることになる。
【0060】
次いで、払出枚数演算手段として機能するCPU18は、投入金額記憶レジスタR1に記憶されている釣銭の値に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める(ステップS10)。
【0061】
紙幣の払出枚数と硬貨の払出枚数を求めるための実質的な処理の内容は図5に示す通りである。
【0062】
CPU18は、まず、投入金額記憶レジスタR1の値を10000(円)で除して整数化処理を実行し、その整数部の値を10000円札払出枚数記憶レジスタT0に記憶する(ステップT1)。
【0063】
ここで、INTは整数部を求めるための関数であり、小数点を含む数値の整数部を演算結果として出力する機能を有する。例えば、INT(10/3)はINT(3.333・・・・)であるから、出力される数値は3である。
【0064】
このようにして10000円札の払出枚数を求めたCPU18は、次いで、投入金額記憶レジスタR1からT0×10000(円)の値を減じて、払出すべき残りの釣銭の値を算出する(ステップT2)。
【0065】
CPU18は、以下、前記と同様のアルゴリズムで各種紙幣および硬貨毎の払出枚数と残りの釣銭の値を順次算出して、5000円札払出枚数記憶レジスタT1,1000円札払出枚数記憶レジスタT2,500円玉払出枚数記憶レジスタT3,100円玉払出枚数記憶レジスタT4,50円玉払出枚数記憶レジスタT5,10円玉払出枚数記憶レジスタT6,5円玉払出枚数記憶レジスタT7に記憶し(ステップT3〜ステップT16)、5円玉を支払い終わったときの残りの釣銭の値R1をそのまま1円玉払出枚数記憶レジスタT8に記憶して(ステップT17)、投入金額記憶レジスタR1の値を0にリセットする(ステップT18)。
【0066】
仮に、ステップT1の実行開始時点で投入金額記憶レジスタR1の値が7250(円)であったとすると、T0=0,T1=1,T2=2,T3=0,T4=2,T5=1,T6=0,T7=0,T8=0となり、5000円札がT1=1枚,1000円札がT2=2枚,100円玉がT4=2枚,50円玉がT5=1枚となり、合計で7250(円)の釣銭が払出されることになる。
【0067】
次いで、払出工程制御手段として機能するCPU18は、レジスタT0〜レジスタT2のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもあるか否か、つまり、紙幣を払出す必要があるか否かを判定する(ステップS11)。
【0068】
そして、レジスタT0〜レジスタT2のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもある場合、要するに、紙幣を払出す必要がある場合には、払出工程制御手段として機能するCPU18が紙幣払出ユニット15を駆動制御して、10000円札をT0枚,5000円札をT1枚,1000円札をT3枚重ねて紙幣送出口22を介して排出皿26上に送出する(ステップS12)。
【0069】
紙幣送出口22は上に凹のスリットによって形成されているので、払出物である紙幣には上に凹となる癖が付けられることになる。
【0070】
次いで、払出工程制御手段として機能するCPU18は、ステップS8の処理でRAM20に記憶された動作の必要性の有無に基いて、定期チケットを送出する必要があるか否かを判定し(ステップS13)、定期チケットを送出する必要があれば、払出工程制御手段として機能するCPU18が定期券払出ユニット12を駆動制御して、定期チケットを証明用チケット送出口23を介して排出皿26上に送出する(ステップS14)。
【0071】
既に述べた通り、定期チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合は、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられていた定期チケット(証明用チケット)が定期チケット搬送経路13を介して定期券払出ユニット12に送られ、更に、証明用チケット払出ユニットとして機能する定期券払出ユニット12からこの定期チケット(証明用チケット)が排出皿26上に送出(返却)されることになる。
また、金銭の投入のみに基く新規の定期チケットの購入の場合、および、定期チケット(証明用チケット)を利用した定期チケットの継続購入の場合には、定期券払出ユニット12から新規の定期チケットが排出皿26上に送出(返却)される。なお、定期チケット(証明用チケット)を利用した定期チケットの継続購入の場合には、この段階で、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられていた定期チケット(証明用チケット)が自動発券装置1の内部に完全に回収される。
【0072】
次いで、払出工程制御手段として機能するCPU18は、レジスタT3〜レジスタT8のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもあるか否か、つまり、硬貨を払出す必要があるか否かを判定する(ステップS15)。
【0073】
そして、レジスタT3〜レジスタT8のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもある場合、要するに、硬貨を払出す必要がある場合には、払出工程制御手段として機能するCPU18が硬貨払出ユニット16を駆動制御して、500円玉をT3枚,100円玉をT4枚,50円玉をT5枚,10円玉をT6枚,5円玉をT7枚,1円玉をT8枚まとめて硬貨送出口24を介して排出皿26上に送出する(ステップS16)。
【0074】
次いで、払出工程制御手段として機能するCPU18は、ステップS8の処理でRAM20に記憶された動作の必要性の有無に基いて、乗車チケット(チケット)や清算チケット(チケット)を送出する必要があるか否かを判定し(ステップS17)、乗車チケットや清算チケットを送出する必要があれば、払出工程制御手段として機能するCPU18が切符払出ユニット14を駆動制御して、乗車チケットや清算チケットをチケット送出口25を介して排出皿26上に送出する(ステップS18)。
【0075】
既に述べた通り、定期チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合、および、乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合と、金銭の投入のみに基く新規の乗車チケット(チケット)の購入の場合に、チケット払出ユニットとして機能する切符払出ユニット14が作動し、清算チケット(チケット)或いは新規の乗車チケット(チケット)が排出皿26上に送出されることになる。なお、乗り越し乗車チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合には、この段階で、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられていた乗り越し乗車チケット(証明用チケット)が自動発券装置1の内部に完全に回収される。
【0076】
特に、定期チケット(証明用チケット)を利用した乗り越し清算の場合や金銭の投入のみに基く新規の乗車チケット(チケット)の購入の場合には、清算チケット(チケット)や乗車チケット(チケット)が払出物の一番上に載るかたちとなるので、利用者は最下層に位置する紙幣を掴んで払出物を纏めて取り出した後、更に、直ちに必要とされる清算チケット(チケット)や乗車チケット(チケット)を極めて簡単に他の払出物から分離して手に収め、残りの払出物を素早くポケットやバッグに回収することができて非常に便利である。
【0077】
一方、ステップS3の判定処理で返却要求が検出された場合には、CPU18は、まず、投入金額記憶レジスタR1の現在値が0を越えているか否か、つまり、返却すべき投入金額があるか否かを判定し(ステップS19)、返却すべき投入金額がなければ、この返却要求を無視してステップS20〜ステップS28の処理を非実行とする。
【0078】
また、投入金額記憶レジスタR1の現在値が0を越えている場合、つまり、返却すべき投入金額がある場合には、CPU18は、ステップS20以降の処理を実行して実質的な投入金額の返却処理を開始することになる。但し、返却要求を入力することが可能なのは前述したステップS2の処理で購入要求が検出されるまでの段階である。
【0079】
この段階で既に乗り越し清算のための定期チケット(証明用チケット)や乗り越し乗車チケット(証明用チケット)、あるいは、定期チケットの継続購入のための定期チケット(証明用チケット)が挿入されて定期券・切符搬入ユニット9に一時的に預かられている可能性もあるが、そのような場合であっても投入金額の返却は可能である。
【0080】
返却処理を開始したCPU18は、まず、前記と同様にして図5の処理を実行し、返却すべき紙幣および硬貨の枚数をレジスタT0〜レジスタT8に記憶する(ステップS20)。
【0081】
次いで、CPU18は、レジスタT0〜レジスタT2のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもあるか否か、つまり、紙幣を払出す必要があるか否かを判定する(ステップS21)。
【0082】
そして、レジスタT0〜レジスタT2のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもある場合、要するに、紙幣を払出す必要がある場合には、紙幣払出ユニット15を駆動制御して、10000円札をT0枚,5000円札をT1枚,1000円札をT3枚重ねて紙幣送出口22を介して排出皿26上に送出する(ステップS22)。
【0083】
次いで、CPU18は、乗り越し清算のための定期チケット(証明用チケット)、あるいは、定期チケットの継続購入のための定期チケット(証明用チケット)が定期券・切符搬入ユニット9に一時的に預かられているか否かを判定し(ステップS23)、証明用チケットとしての定期チケットが預かられている場合には、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられている定期チケット(証明用チケット)を定期チケット搬送経路13を介して定期券払出ユニット12に送り、更に、定期券払出ユニット12を駆動して、証明用チケットとしての定期チケットを証明用チケット送出口23を介して排出皿26上に送出する(ステップS24)。
【0084】
次いで、CPU18は、レジスタT3〜レジスタT8のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもあるか否か、つまり、硬貨を払出す必要があるか否かを判定する(ステップS25)。
【0085】
そして、レジスタT3〜レジスタT8のうち0よりも大きな値を記憶したレジスタが1つでもある場合、要するに、硬貨を払出す必要がある場合には、硬貨払出ユニット16を駆動制御して、500円玉をT3枚,100円玉をT4枚,50円玉をT5枚,10円玉をT6枚,5円玉をT7枚,1円玉をT8枚まとめて硬貨送出口24を介して排出皿26上に送出する(ステップS26)。
【0086】
次いで、CPU18は、乗り越し乗車チケット(証明用チケット)が定期券・切符搬入ユニット9に一時的に預かられているか否かを判定し(ステップS27)、証明用チケットとしての乗り越し乗車チケットが預かられている場合には、定期券・切符搬入ユニット9で一時的に預かられている乗り越し乗車チケット(証明用チケット)をチケット搬送経路27を介して切符払出ユニット14に送り、更に、切符払出ユニット14を駆動して、証明用チケットとしての乗り越し乗車チケットをチケット送出口25を介して排出皿26上に送出する(ステップS28)。
【0091】
発明の効果
本発明の自動発券装置は、紙幣送出口と直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットを払い出すためのチケット送出口と硬貨送出口を上下方向に並列して配備し、釣銭となる紙幣の払出し,硬貨の払出し,チケットの払出しの順で払出作業を行うようにしているので、紙幣の上にチケットと硬貨を載せて払出すことが可能となり、利用者は、最下層に位置する最も表面積の大きな紙幣を掴むことによって払出物の回収作業を迅速に行うことができる。
また、直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットのみを容易に分離した上で、他の払出物を纏めてポケットやバッグ等に回収することができる。
【0092】
また、貨幣と有効期限内の証明用チケットを投入して証明用チケットよりも表面積の小さなチケットを購入する自動発券装置の場合においては、紙幣送出口と証明用チケット送出口と硬貨送出口とチケット送出口とを上下方向に並列して配備し、釣銭となる紙幣の払出し,証明用チケットの払出し(返却),硬貨の払出し,チケットの払出しの順で払出作業を行うようにしているので、紙幣の上に証明用チケットと硬貨とチケットとが載せられることになり、利用者は、最下層に位置する最も表面積の大きな紙幣を掴むことによって払出物の回収作業を迅速に行うことができる。
しかも、チケット(電車の乗り越し清算チケット等)の払出しを最後に行うようにしているため、最終的に必要とされるチケット、例えば、清算チケット等を容易に分離して取り出すと同時に、他の紙幣や証明用チケットおよび硬貨を纏めてポケットやバッグ等に回収することができて便利である。
【0093】
更に、紙幣送出口を上に凹のスリットによって形成しているため、紙幣送出口から送出される紙幣に上に凹の状態となるように癖が付けられ、紙幣の中央部に他の払出物を集めることができ、払出物の散乱が防止され、回収作業の一層の迅速化が達成されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施形態の自動発券装置の外観について示した斜視図である。
【図2】同実施形態の自動発券装置に設けられた払出口の内部構造について示した斜視図である。
【図3】同実施形態の自動発券装置に内蔵された制御部と機械的な構成要素の概略について示した機能ブロック図である。
【図4】同実施形態の自動発券装置に内蔵された制御部のCPUが実行する払出処理の概略を示したフローチャートである。
【図5】払出処理の一部を取り出して示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動発券装置
2 払出口
3 チケット挿入口
4 紙幣挿入口
5 硬貨投入口
6 返却スイッチ
7 スイッチ群
8 ディスプレイ
9 定期券・切符搬入ユニット
10 紙幣搬入ユニット
11 硬貨搬入ユニット
12 定期券払出ユニット(チケット払出ユニット,証明用チケット払出ユニット)
13 定期チケット搬送経路
14 切符払出ユニット(チケット払出ユニット)
15 紙幣払出ユニット
16 硬貨払出ユニット
17 制御部(釣銭演算手段,払出枚数演算手段,払出工程制御手段)
18 CPU
19 ROM
20 RAM
21 入出力回路
22 紙幣送出口(上に凹のスリット)
23 証明用チケット送出口(チケット送出口)
24 硬貨送出口
25 チケット送出口
26 排出皿
27 チケット搬送経路

Claims (3)

  1. 貨幣を投入してチケットを購入するための自動発券装置であって、紙幣払出ユニットに連絡した紙幣送出口と,直ちに必要となる清算チケットや乗車チケットを払い出すためのチケット払出ユニットに連絡したチケット送出口と,硬貨払出ユニットに連絡した硬貨送出口とを上下方向に並列して配備すると共に、貨幣の投入金額とチケット価格とに基いて釣銭の額を演算する釣銭演算手段と、釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める払出枚数演算手段と、払出枚数演算手段の演算結果に基いて前記紙幣払出ユニット,硬貨払出ユニット,チケット払出ユニットをこの順で駆動制御する払出工程制御手段とを備えたことを特徴とする自動発券装置。
  2. 貨幣と有効期限内の証明用チケットを投入して前記証明用チケットよりも表面積の小さなチケットを購入するための自動発券装置であって、紙幣払出ユニットに連絡した紙幣送出口と,証明用チケット払出ユニットに連絡した証明用チケット送出口と,硬貨払出ユニットに連絡した硬貨送出口と,チケット払出ユニットに連絡したチケット送出口とを上下方向に並列して配備すると共に、貨幣の投入金額と証明用チケットのデータとチケット価格とに基いて釣銭の額を演算する釣銭演算手段と、釣銭演算手段の演算結果に基いて釣銭となる各種紙幣の払出枚数と各種硬貨の払出枚数とを求める払出枚数演算手段と、払出枚数演算手段の演算結果に基いて前記紙幣払出ユニット,証明用チケット払出ユニット,硬貨払出ユニット,チケット払出ユニットをこの順で駆動制御する払出工程制御手段とを備えたことを特徴とする自動発券装置。
  3. 前記紙幣送出口が上に凹のスリットによって形成されていることを特徴とする請求項または請求項記載の自動発券装置。
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