JP3882593B2 - 表示駆動装置及び駆動制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部入力される表示信号に応じた表示信号電圧を、表示パネルの各データ線に印加して、当該表示パネルの駆動を制御する表示駆動装置、及びその表示駆動装置の駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばアクティブマトリクス方式の液晶表示パネルのソースドライバにおいては、デジタル方式であれば、外部入力される表示信号のデータを一旦、データレジスタに溜め込み、そのデータをD/A変換することにより所定の階調数の表示を行うためのアナログレベル(電位)に変換して、各データ線に印加するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような表示パネルを組み込んだ装置においては、必ずしも常時フルカラーの表示を要求されるものではない。例えば、携帯電話では、待ち受け時に全画面をブルーバック等の単色にしたり、パーシャル表示(部分表示)にしたり、8色キャラクタ表示を行ったりして、表示消費電力を削減することが行われている。しかし、何れの表示モードにおいてもデータレジスタやD/Aコンバータといった通常の表示経路を経て表示されるため、無駄な電力消費があり、消費電力を十分に低減させることができなかった。
【0004】
本発明の課題は、表示駆動装置における無駄な電力消費を排して、その消費電力を削減する表示モードを備えた表示駆動装置及び駆動制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、マトリクス状に配列された3原色からなる複数の表示画素と、該複数の表示画素に接続される複数のデータ線と、複数の走査線と、を備える表示パネルに対して、外部入力される表示信号に応じた表示信号電圧を、前記表示パネルの各データ線に印加して、当該表示パネルの駆動を制御する表示駆動装置において、前記表示パネルの各データ線に直接、前記表示信号電圧の最大電圧又は最小電圧を印加する直接印加手段を備え、前記表示パネルの走査ライン毎に、前記各表示画素を前記表示信号の階調値に応じて駆動するノーマル表示モードとするか、前記各表示画素を表示状態又は非表示状態の何れかに設定して前記3原色の組み合わせによる8色表示を行う省電力表示モードとするかを制御し、前記省電力表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線に前記最大電圧又は前記最小電圧を印加して前記各表示画素を2値駆動し、前記ノーマル表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線をプリチャージ又はディスチャージすることを特徴としている。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、省電力表示モードにおいては、直接印加手段が直接、表示信号の最大電圧又は最小電圧を各データ線に印加する。したがって、省電力表示モードにおいては、表示信号が外部入力されてから、各データ線に表示信号電圧を出力するまでに係る回路素子の動作が原則不要となる。このため、これらの回路素子の動作を停止させて、それらによる消費電力を削減することができ、表示駆動装置全体の消費電力を削減することができる。また、走査ライン毎に、ノーマル表示モードとするか省電力表示モードとするかを制御しているため、例えば、1つの画面の内、部分的に直接印加手段による制御を行うといったことが可能となる。更に、プリチャージやディスチャージを行う機構を有する場合には、このプリチャージ及びディスチャージを行う機構を直接印加手段として利用することができて、新たな構成を付加することなく省電力表示モードを実現することができる。
【0007】
尚、省電力表示モードは、例えば携帯電話における待ち受け時や、パーソナルコンピュータにおける所定時間経過後の入力待ち時に設定される。直接印加手段を起動させるため、この省電力表示モードの開始を示す指示信号を外部入力することとしてもよい。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の表示駆動装置において、
前記表示駆動装置は、前記データ線毎に、当該データ線を表示信号の最大電圧電源に接続する第1の接続手段と、表示信号の最小電圧電源に接続する第2の接続手段と、を備え、
前記直接印加手段は、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段を制御することにより、前記各データ線に最大又は最小の表示信号電圧を印加することを特徴としている。
【0009】
この請求項2記載の発明によれば、直接印加手段は、データ線への表示信号の最大電圧又は最小電圧の印加を、各データ線毎に設けられた第1の接続手段と第2の接続手段の切り替えという、比較的単純な制御によって実現することができる。
【0010】
また、表示信号の最大電圧電源および表示信号の最小電圧電源は、表示駆動装置に具備されている従来の電源を利用することができる。即ち、例えば、デジタル方式の液晶表示パネルにおいては、所定の最大電圧と最小電圧間の電位差を分圧した電圧が、データ線に印加されるのが一般的であり、内部的に最大電圧電源および最小電圧電源を有している(これらの電源を生成する場合を含む。)のが通常である。また、プリチャージやディスチャージを行う機構を有する場合には、このプリチャージ及びディスチャージ用の電源を有している(これらの電源を生成する場合を含む。)のが通常である。こういった場合には、これらの従来の電源を利用することで、表示信号最大電圧電源および表示信号最小電圧電源とすることができる。
【0011】
また、請求項3記載の発明のように、前記表示駆動装置は、前記省電力表示モードにおいて、前記3原色の表示画素の各々を表示状態又は非表示状態の何れかに設定するための単色表示制御信号を生成し、請求項2記載の表示駆動装置における直接印加手段が、前記単色表示制御信号に基づいて、前記表示パネルの前記複数のデータ線の内、同一色の前記表示画素に接続される複数のデータ線に対応する前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とを共通に制御し、前記単色表示制御信号に対応する同一色の表示画素を表示状態又は非表示状態の何れかに設定するように構成してもよい。
【0012】
この請求項3記載の発明によれば、例えば、表示パネルにR(赤)を表示させる単色表示制御信号を生成して、この単色表示制御信号に基づいて、各色毎の表示画素に接続される複数のデータ線に対応する各接続手段を一括的に制御して、Rの表示画素を表示状態に設定することができるため、表示駆動装置の消費電力を削減するという効果に加えて、直接印加手段に係る回路構成を簡単化することができる。
【0013】
また、請求項4記載の発明のように、請求項2記載の表示駆動装置における直接印加手段が、前記省電力表示モードにおいて、前記表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に基づいて、前記デジタルデータに対応する前記表示パネルの前記各データ線に備える前記第1の接続手段と前記第2の接続手段を制御するように構成してもよい。
【0014】
この請求項4記載の発明によれば、表示駆動装置の消費電力を削減するという効果に加えて、外部入力される表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に従った減色表示を実現することができる。
【0017】
また、請求項5記載の発明は、マトリクス状に配列された3原色からなる複数の表示画素と、該複数の表示画素に接続される複数のデータ線と、複数の走査線と、を備える表示パネルに対する表示駆動装置の駆動制御方法であって、前記表示パネルの各データ線に直接、表示信号の最大電圧又は最小電圧を印加する直接印加手段を備え、前記表示パネルの走査ライン毎に、前記各表示画素を前記表示信号の階調値に応じて駆動するノーマル表示モードおよび前記各表示画素を2値駆動する省電力表示モードの何れかに設定し、前記省電力表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線に前記最大電圧又は前記最小電圧を印加して前記各表示画素を2値駆動し、前記ノーマル表示モードにおいては、外部入力される表示信号に応じた表示信号電圧を前記各データ線に印加するとともに、前記直接印加手段により、前記各データ線をプリチャージ又はディスチャージすることを特徴としている。
【0018】
この請求項5記載の発明によれば、ノーマル表示モードにおいては、表示信号が外部入力されてから、各データ線に表示信号電圧を出力するという通常の信号経路を通じた表示が行われるが、省電力表示モードにおいては、直接印加手段により、表示信号の最大電圧又は最小電圧を各データ線に印加する。このため、フルカラーの表示(各画素の各階調に応じた表示)をする必要があるときには、ノーマル表示モードによる駆動制御を行い、フルカラーで表示する必要のないとき(例えば、待ち受け時など)には、省電力表示モードによる駆動制御を行うようにすることができ、更に、ノーマル表示モードにおける各データ線のプリチャージ又はディスチャージを、直接印加手段を用いて行うことができる。
【0019】
そして、省電力表示モードにおいては、通常の信号経路に係る回路素子の駆動が原則不要となる。このため、省電力表示モードにおいて、表示駆動装置における無駄な電力消費を削減することができる。
【0020】
また、請求項6記載の発明のように、請求項5記載の駆動制御方法における前記省電力表示モードにおいて、前記3原色の表示画素の各々を表示状態又は非表示状態の何れかを設定する単色表示制御信号に基づいて、前記表示パネルの前記複数のデータ線の内、同一色の表示画素に接続される複数のデータ線に対応する前記直接印加手段を、共通に駆動制御する手順を含むこととしてもよい。
【0021】
この請求項6記載の発明によれば、省電力表示モードにおいて、例えば、表示パネルにR(赤)を表示させる単色表示制御信号に基づいて、各色毎の表示画素に接続される複数のデータ線への表示信号電圧の印加を一括的に制御することができるため、表示駆動装置の消費電力を削減するという効果に加えて、駆動制御を簡単化することができる。
【0022】
また、請求項7記載の発明のように、請求項5記載の駆動制御方法における前記省電力表示モードにおいて、前記表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に基づいて、前記デジタルデータに対応する前記表示パネルの前記各データ線に対応する前記直接印加手段を駆動制御する手順を含むこととしてもよい。
【0023】
この請求項7記載の発明によれば、第2の手順において、表示装置の消費電力を削減するという効果に加えて、外部入力される表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に従った、減色表示が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図15を参照して本発明を適用した液晶駆動装置の、実施の形態を詳細に説明する。尚、各実施の形態における液晶駆動装置の内部構成の簡明化の為、図面及び以下説明においては、R、G、Bの3つの色素(画素)に対応する信号ライン3つ分の構成のみを示して説明するが、実際には、液晶表示パネル200の信号ラインDLと同数の構成要素が存在する。
【0027】
〔第1の実施の形態〕
図1は、液晶表示パネル200に接続された、本発明を適用した液晶駆動装置110の回路構成を示す図である。同図に示すように、液晶駆動装置110は、ソースドライバ1、ゲートドライバ2およびRAM3を備える。ここで、ソースドライバ1がデジタル方式にて構成されている場合について説明する。
【0028】
この液晶駆動装置110は、液晶表示パネル200の全面にフルカラー表示をするノーマル表示モードと、液晶表示パネル200の全面を、後述する8色のうちの何れかの色で単色表示する省電力表示モードと、を備えているものである。
【0029】
ソースドライバ1は、データレジスタ11、D/Aコンバータ12および出力バッファ13を備える。ここで、データレジスタ11には6ビットの表示データが印加されるものとする。データレジスタ11は、ラッチ動作制御信号STBの印加に従ってRAM3からRGBの表示データとして、各6ビットの信号DR0’〜DR5’、DG0’〜DG5’、DB0’〜DB5’を取り込んで保持すると共に、デジタル表示データとしてDR0〜DR5、DG0〜DG5、DB0〜DB5をD/Aコンバータ12に出力する。ここで、DR0〜DR5は赤の階調データ、DG0〜DG5は緑の階調データ、DB0〜DB5は青の階調データを示す。
【0030】
D/Aコンバータ12は、データレジスタ11からデジタル表示データを取り込んでデコードし、表示データ値に対応する階調電圧値に変換した信号を表示データ信号AR、AGおよびABとして出力バッファ13に出力する。
【0031】
出力バッファ13は、D/Aコンバータ12より表示データ信号AR、AGおよびABが入力され、イネーブル信号OE(以下、OE信号)の印加に従って、液晶表示パネル200のデータ線DLに表示データ信号を出力する。すなわち、出力バッファ13は、オペアンプ141、142、143・・・(以下、包括的にオペアンプ14と言う。)、OEスイッチ151、152、153・・・(以下、包括的にOEスイッチ15と言う。)およびプリチャージ/ディスチャージスイッチ161、162、163・・・(以下、包括的にプリチャージ/ディスチャージスイッチ16と言う。)を備え、オペアンプ141、OEスイッチ151、プリチャージ/ディスチャージスイッチ161は液晶表示パネル200のRの画素に対応する信号ラインDLに接続され、オペアンプ142、OEスイッチ152、プリチャージ/ディスチャージスイッチ162は液晶表示パネル200のGの画素に対応する信号ラインDLに接続され、オペアンプ143、OEスイッチ153、プリチャージ/ディスチャージスイッチ163は液晶表示パネル200のBの画素に対応する信号ラインDLに接続される。
【0032】
オペアンプ14は、D/Aコンバータ12より表示データ信号AR、AGおよびABがそれぞれ入力されてて増幅して出力する。OEスイッチ15はOE信号に従ってオン/オフし、OEスイッチ15がオン状態の時、オペアンプ14によって増幅された表示データ信号が液晶表示パネル200の各データ線DLに出力される。
【0033】
プリチャージ/ディスチャージスイッチ16のVAには液晶印加電圧の最大電圧VLCDMAXが、VBには液晶印加電圧の最小電圧VLCDMINがそれぞれ印加され、ノーマル表示モードにおけるプリチャージ/ディスチャージとしての機能に加え、省電力表示モードにおいて、データ線DLに画面表示を行うための電圧を印加するために用いられる。ここで、VLCDMAXは図示しないオペアンプ14の“Hi”レベル側の駆動電圧VSHより低い電圧であり、VLCDMINは図示しないオペアンプ14の“Low”レベル側の駆動電圧VSSより高い電圧である。なお、これらVLCDMAXおよびVLCDMINを供給する電源は、階調電圧設定用の電源として、従来より表示駆動装置に具備されているものである。各プリチャージ/ディスチャージスイッチ16は、SWP−R、SWP−GおよびSWP−B(以下、包括的に「SWP」と言う。)の、VAの電圧を各データ線DLに印加するためのスイッチと、SWN−R、SWN−GおよびSWN−B(以下、包括的に「SWN」と言う。)の、VBの電圧を各データ線DLに印加するためのスイッチとを備える。この各プリチャージ/ディスチャージスイッチ16は、省電力表示モードにおいては、後述するソースドライバ制御部17より入力される単色表示制御信号BR、BGおよびBBにより動作制御される。
【0034】
ここで、プリチャージ/ディスチャージ機構について簡単に説明する。プリチャージ/ディスチャージ機構とは、ノーマル表示モードにおいて、水平走査期間毎にデータ線をプリチャージ又はディスチャージすることにより、画素への信号電圧の書き込みを速くすることを目的として行われる動作機構の1つであり、ソースドライバに組み込まれる公知技術の1つであり、従来より、ソースドライバに備えられている構成である。本発明の構成は、このプリチャージ/ディスチャージ機構を利用して、後述する単色表示、または減色表示を行うように構成したものである。
【0035】
ソースドライバ制御部17は、データレジスタ11に印加するラッチ回路制御信号STB、出力バッファ13に対するOE信号、極性反転制御信号POL(以下、POL信号)、クリア信号CLR(以下、CLR信号)、単色表示制御信号BR、BGおよびBB等のソースドライバ1の各回路の動作制御信号を出力する。
【0036】
ラッチ回路制御信号STBは、データレジスタ11に含まれるラッチ回路を制御するための信号である。
【0037】
BR信号は、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16のうち、Rの画素に対応する信号ラインDLに接続される、SWP−R、SWN−Rのスイッチ161を、BG信号は、SWP−G、SWN−Gのスイッチ162を、BB信号は、Bの画素に対応する信号ラインDLに接続される、SWP−B、SWN−Bのスイッチ163をそれぞれ制御するための単色表示制御信号である。なお、詳細には示していないが、例えばBR信号はRの画素に対応する複数の信号ラインDLに対応する複数のスイッチ161を共通に制御するように構成され、BG信号、BB信号も同様に複数のスイッチ162、163を共通に制御するように構成されている。
【0038】
POL信号は、図2の液晶画素201における共通電極電位VCOMの極性反転を制御して液晶を反転駆動するための信号であり、例えばライン反転駆動を行う場合、1水平走査期間毎に“0”と“1”に変化する。ここで、POL信号が“1”の時、VCOMは“Hi”レベルとなり、POL信号が“0”の時、VCOMは“Low”レベルとなる。
【0039】
CLR信号は、ノーマル表示モードにおいては、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16の動作期間を設定する信号であり、CLR信号が“1”の期間、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16が動作する。
【0040】
液晶表示パネル200は従来と同様のアクティブマトリクスTFT−LCDであり、詳細は示していないが、行方向に延伸された複数のゲート線GLと列方向に延伸された複数のデータ線DLを備えるとともに、ゲート線GLとデータ線DLの各交点近傍に図2に示す液晶画素201を備える。図2は、TFT−LCDにおける液晶画素201の等価回路を示した図であり、TFT21のゲート電極Gがゲート線GLに接続され、ソース電極Sがデータ線DLに接続される。そして、ドレイン電極Dに接続された画素電極と、この画素電極に対向する対向電極22に挟時された液晶からなる液晶画素容量CLCと、画素電極と補助容量電極23に挟時された絶縁膜からなる補助容量CSによって構成され、共通電極VCOMは各画素の対向電極22および補助容量電極23に共通に接続される。TFT21がオン状態となったときに、画素電極にはTFTを介してデータ線DLの電圧が供給され、液晶容量CLCには共通電極VCOMに印加される電圧とデータ線DLの電圧の差分の電圧が印加される。なお、液晶表示パネル200はノーマリーホワイトモード、すなわち液晶に電圧を印加しない状態で透過状態となるように構成されているものとする。
【0041】
ゲートドライバ2は、詳細は示していないが、シフトレジスタおよび出力バッファを備え、ゲート信号を液晶表示パネル200の各ゲート線GLに供給する。これにより、各ゲート線GLに接続されたTFTがON状態となり、更にソースドライバ1により各データ線DLに供給される表示データ信号が液晶画素に供給されると画面表示動作が行われる。
【0042】
RAM3は、外部入力される液晶表示パネル200の各画素に対応する表示データ(表示信号)を記憶する記憶領域であり、データレジスタ11にこの一時記憶した表示データを出力する。
【0043】
さて、本第1の実施の形態は、省電力表示モードにおいて、単色表示制御信号BR、BGおよびBBを用いて液晶表示パネル200の全画面を単色表示するものである。図3は、本第1の実施の形態における、省電力表示モードでのソースドライバ1の一例動作を示したタイミングチャート図である。POL信号は、1水平走査期間毎に“0”と“1”に変化し、出力バッファ13に出力される。また、OE信号を“Low”レベルとしてOEスイッチ15を全てオフとする。
【0044】
ここで、例えば、BR信号として“1”、BGおよびBB信号として“0”がそれぞれ対応するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16に出力される場合、各プリチャージ/ディスチャージスイッチ161、162、163はBR、BG、BB信号、およびPOL信号に従って動作する。
【0045】
即ち、プリチャージ/ディスチャージスイッチ161において、SWP−RはPOL信号が“0”(VCOM“Low”レベル)の時にオフ、POL信号が“1”(VCOM“Hi”レベル)の時にオンとなり、この時、R画素に対応するデータ線DLに電圧VA(VLCDMAX)が印加される。またSWN−RはPOL信号が“0”(VCOM“Low”レベル)の時にオンとなって、この時、R画素に対応するデータ線DLに電圧VB(VLCDMIN)が印加され、POL信号が“1”(VCOM“Hi”レベル)の時はオフとなる。また、プリチャージ/ディスチャージスイッチ162および163においては、SWP−G、SWP−BはPOL信号が“0”の時にオンとなって、G、B画素に対応するデータ線DLにVA(VLCDMAX)が印加され、POL信号が“1”の時にオフとなる。SWN−G、SWN−Bは、また、POL信号が“0”の時にオフ、POL信号が“1”の時にオンとなってVB(VLCDMIN)が印加される。これにより、R画素に対応するデータ線DLに接続される画素の液晶容量CLCに印加される電圧は最小となってR画素は透過状態となり、G、B画素に対応するデータ線DLに接続される画素の液晶容量CLCに印加される電圧は最大となってG、B画素は遮光状態となり、全画面が赤色に表示される。
【0046】
この時の各スイッチの動作は、各制御信号に対して次式で表される。
SWP_R= ̄(BR^POL)
SWP_G= ̄(BG^POL)
SWP_B= ̄(BB^POL)
SWN_R=(BR^POL)
SWN_G=(BG^POL)
SWN_B=(BB^POL)
但し記号 ̄は反転を意味し、記号^は排他的論理和を意味する。
【0047】
また前述したように、ノーマル表示モードにおいては、通常、CLR信号がプリチャージ/ディスチャージスイッチ16の各スイッチの動作制御に用いられており、この構成を利用する場合、省電力表示モードにおけるプリチャージ/ディスチャージスイッチ16の各スイッチの動作制御においても、CLR信号を用いるようにしてもよい。この場合、各スイッチの動作は、各制御信号に対して、次の式のような関係で表される。
SWP_R= ̄(BR^POL)*CLR
SWP_G= ̄(BG^POL)*CLR
SWP_B= ̄(BB^POL)*CLR
SWN_R=(BR^POL)*CLR
SWN_G=(BG^POL)*CLR
SWN_B=(BB^POL)*CLR
【0048】
但し記号*は論理積を意味する。CLR信号は、ノーマル表示モードにおいては、水平走査期間の切り替わりタイミングの短い期間に印加されるパルス信号であるが、省電力表示モードにおいて、上記のように各スイッチの制御に用いる場合には、必要な表示期間において“1”となるようにタイミングを変更制御する。
【0049】
図4は、図3で示したタイミングチャート図の動作を行った時の液晶表示パネル200の表示状態を示した図である。図3では、一例として、単色表示制御信号BRを“1”、BG、BBを“0”としたことにより、R画素のみが表示されるため、液晶表示パネル200には全面に赤色が表示される場合としたが、BR、BGおよびBB信号の出力値の組み合わせによって、表示色は赤、緑、青の3色の合成による8色から選択できる。
【0050】
以上のように、本第1の実施の形態によれば、省電力表示モードにおいて、液晶表示パネル200に対して全画面に単色表示を行う場合、全てのプリチャージ/ディスチャージスイッチ16を、BR、BGおよびBB信号によって一括して制御する。これにより、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16に印加されているVAおよびVBが表示データ信号としてデータ線DLに出力されるため、データレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14を用いないで表示することができる。それ故、単色表示モード期間中、これらデータレジスタ11、D/Aコンバータ12、オペアンプ14への電力供給を停止して、その動作を全て停止させることができ、これらによる消費電力を削減して、液晶駆動装置110の消費電力を低減させることができる。
【0051】
〔第2の実施の形態〕
図5は、第2の実施の形態における液晶駆動装置120の回路構成を示す図である。概略構成は第1の実施の形態における液晶駆動装置110と同様であるため、第1の実施の形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を簡略化または省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0052】
主に異なる部分は、省電力表示モードにおいて、出力バッファ13に対して、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データのMSB(Most Significant Bit:最上位ビット)、即ち、DR5、DG5およびDB5がDR、DGおよびDB信号として入力され、対応するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16の動作制御信号として用いられる点である。これにより、液晶表示パネル200の全画面を減色(8色)表示する。
【0053】
図6は、第2の実施の形態におけるソースドライバ1の一例動作を示したタイミングチャート図である。POL信号は、1水平走査期間毎に“0”と“1”に変化し、出力バッファ13に出力される。また、OE信号を“Low”レベルとしてOEスイッチ15を全てオフとする。
【0054】
そして、例えば、DRおよびDG信号として“1”、DB信号として“0”が出力バッファ13に入力される場合、プリチャージ/ディスチャージスイッチ161、162、163はDR、DG、DB信号、およびPOL信号に従って動作する。
【0055】
即ち、プリチャージ/ディスチャージスイッチ161および162において、SWP−RおよびSWP−GはPOL信号が“0”の時にオフ、POL信号が“1”の時にオンとなって、この時それぞれR画素およびG画素に対応するデータ線DLに電圧VAが印加される。またSWN−RおよびSWN−GはPOL信号が“0”の時にオンとなって、R画素およびG画素に対応するデータ線に電圧VBに印加され、POL信号が“1”の時はオフとなる。また、SWP−BはPOL信号が“0”の時にオンとなって、B画素に対応するデータ線DLにVAが印加され、POL信号が“1”の時にオフとなる。SWN−Bは、POL信号が“0”の時にオフ、POL信号が“1”の時にオンとなってVBが印加される。これにより、R画素およびG画素が表示状態となり、B画素は非表示状態になり、全画面が黄色に表示される。
【0056】
この時の各スイッチの動作は、各制御信号に対して次式で表される。
SWP_R= ̄(DR5^POL)
SWP_G= ̄(DG5^POL)
SWP_B= ̄(DB5^POL)
SWN_R=(DR5^POL)
SWN_G=(DG5^POL)
SWN_B=(DB5^POL)
但し記号 ̄は反転を意味し、記号^は排他的論理和を意味する。
【0057】
また、第1の実施形態と同様に、上記各スイッチの制御にCLR信号を用いるようにしてもよい。この場合、次の式のようなスイッチ動作式によって、SWPおよびSWNのオンの状態を調整することができる。
SWP_R= ̄(DR5^POL)*CLR
SWP_G= ̄(DG5^POL)*CLR
SWP_B= ̄(DB5^POL)*CLR
SWN_R=(DR5^POL)*CLR
SWN_G=(DG5^POL)*CLR
SWN_B=(DB5^POL)*CLR
但し記号*は論理積を意味する。
【0058】
図7は、図6で示したタイミングチャート図の動作を行った時の液晶表示パネル200の表示状態を示した図である。図6では、一例として、デジタル表示データのMSB、即ち、DR5、DG5を“1”、DB5を“0”としたことにより、R画素およびG画素が表示されて、液晶表示パネル200は全面に黄色が表示される場合としたが、DR、DG、DB信号の出力値の組み合わせによって、表示色は赤、緑、青の3色の合成による8色から選択できる。また、本第2の実施の形態においては、前記第1の実施の形態と同様に、液晶表示パネル200の各行に対しては一括して制御されるが、デジタル表示データのMSBを用いるものであるため、図6では全面を同一色とした場合を示したが、行内の各画素に対する表示データを異ならせることにより、列毎の表示色を上記8色のうちから選択して設定することができる。
【0059】
以上のように、本第2の実施の形態によれば、省電力表示モードにおいて、液晶表示パネル200に対して全画面に減色表示を行う場合、全てのプリチャージ/ディスチャージスイッチ16を、デジタル表示データのMSBによって制御する。これにより、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16に印加されているVAおよびVBが表示データ信号としてデータ線DLに出力されるため、MSB以外のデータレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14を用いないで表示することができる。それ故、MSB以外のデータレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14の動作を全て停止させることができ、これらによる消費電力を削減して、液晶駆動装置110の消費電力を低減させることができる。
【0060】
また、DR、DGおよびDB信号は、従来より、通常表示(フルカラー表示)時におけるプリチャージ/ディスチャージスイッチ16のオン/オフの判別動作の選択に用いられているため、本第2の実施の形態を実現するために新たに配線を施す必要はなく、既存の回路配線によって実現することができる。
【0061】
〔第3の実施の形態〕
図8は、第3実施の形態における液晶駆動装置130の回路構成を示す図である。概略構成は第1の実施の形態における液晶駆動装置110と同様であるため、第1の実施の形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を簡略化または省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0062】
本第3の実施の形態の液晶駆動装置130は、ソースドライバ制御部17から単色表示期間設定信号MSEL(以下、MSEL信号)が出力され、このMSEL信号によって液晶表示パネル200の行毎に単色/フルカラー表示制御を行うものである。
【0063】
ソースドライバ制御部17は、MSEL信号をデータレジスタ11および出力バッファ13に出力するとともに、CLR信号を出力バッファ13に出力する。
【0064】
MSEL信号は、行毎に、単色表示を行うか否か、つまり省電力表示モードとするか、ノーマル表示モードにするか、を選択する信号であり、MSEL信号が“1”の時、省電力表示モードとなり、第1の実施形態と同様に、単色表示制御信号BR、BGおよびBBに従って、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16がオン/オフし、VAあるいはVBの電圧がデータ線DLへ印加される。MSEL信号が“0”の時は、ノーマル表示モードとなり、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLへ出力される。
【0065】
CLR信号は、前述のように、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16の動作期間を設定する信号であり、CLR信号が“1”の時、設定されたプリチャージ/ディスチャージスイッチ16が動作し、“0”の時は動作を停止する。
【0066】
図9は、本第3の実施の形態におけるソースドライバ1の一例動作を示したタイミングチャート図である。POL信号は、1水平動作期間毎に“0”と“1”に変化し、出力バッファ13に出力される。
【0067】
そして、MSEL信号が“1”の時、BR、BG、BB信号およびCLR信号に基づいて動作するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16によってVAあるいはVBがデータ線DLに印加される。一方、MSEL信号が“0”の時は、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号が、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14を介してデータ線DLへ出力される。即ち、MSEL信号が“1”の時にゲートドライバ2によって走査される行(走査ライン)は単色に表示され、MSEL信号が“0”の時に走査されている行(走査ライン)は通常のフルカラー表示が行われる。
【0068】
例えば、図9のように、BR信号として“1”、BGおよびBB信号として“0”が対応するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16に入力される場合、水平走査期間t31およびt32ではMSEL信号が“1”であるため、POL信号およびCLR信号に従ってプリチャージ/ディスチャージスイッチ161、162、163が動作する。即ち、SWP−Rは、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間はオフ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間はオンとなり、この期間にR画素に対応するデータ線DLに電圧VAが印加される。また、SWN−Rは、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間はオンとなり、この期間にR画素に対応するデータ線DLに電圧VBが印加され、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間はオフとなる。また、SWP−G、SWP−BはPOL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間にオンとなって、G、B画素に対応するデータ線DLにVAが印加され、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間にオフとなる。SWN−G、SWN−Bは、POL信号が“0”の時にオフ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間にオンとなって、G、B画素に対応するデータ線DLにVBが印加される。これにより、MSEL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間においてR画素は表示状態、G画素およびB画素は非表示状態になり、対応する行が赤色に表示される。
【0069】
続いて水平走査期間t33およびt34では、MSEL信号が“0”であるため通常のフルカラー表示となる。従って、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間、例えば各SWPがオンとなりプリチャージ動作が行われ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間、例えば各SWNがオンとなりディスチャージ動作が行われる。これにより、データ線DLがプリチャージ/ディスチャージされた後、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLに出力され、対応する行がフルカラー表示される。
【0070】
尚、フルカラー表示時のプリチャージ/ディスチャージスイッチ16の動作において、SWPとSWNのどちらのスイッチをオン/オフするかは、表示データ信号の値によって判別される。このため、図9の水平走査期間t33およびt34におけるSWPおよびSWNの動作は、あくまで一例である。
【0071】
図9の動作時における、各スイッチの動作は、各制御信号に対して次式で表される。
SWP_R= ̄(BR^POL)*MSEL*CLR
SWP_G= ̄(BG^POL)*MSEL*CLR
SWP_B= ̄(BB^POL)*MSEL*CLR
SWN_R=(BR^POL)*MSEL*CLR
SWN_G=(BG^POL)*MSEL*CLR
SWN_B=(BB^POL)*MSEL*CLR
但し記号 ̄は反転を意味し、記号^は排他的論理和を意味し、記号*は論理積を意味する。
【0072】
図10は、図9で示したタイミングチャート図の動作を行った時の液晶表示パネル200の表示状態の一例を示した図である。エリア81、83および85は省電力表示モードとして単色表示がなされ、エリア82、84はノーマル表示モードとしてフルカラー表示がなされている場合を示している。
【0073】
即ち、エリア81、83および85におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、図9における水平走査期間t31およびt32のように、MSEL信号が“1”に設定されて単色表示期間に設定されるため、エリア81、83および85は、例えば赤色の単色表示となる。但し、その色は、BR、BGおよびBB信号の出力の組み合わせによって、表示色は赤、緑、青の3色の合成により8色から選択できる。
【0074】
また、エリア82および84におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、図9における水平走査期間t33およびt34のように、MSEL信号が“0”に設定されてフルカラー表示期間に設定されるため、エリア82および84は通常のフルカラー表示となる。
【0075】
以上のように、本第3の実施の形態によれば、液晶表示パネル200に対して行(走査ライン;ゲート線GL)毎に単色/フルカラー表示を行う場合、MSEL信号によって単色表示期間とフルカラー表示期間を設定する。MSEL信号によって単色表示が設定されている期間は、BR、BGおよびBB信号と、CLR信号とに基づいて、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16が動作される。一方、MSEL信号によってフルカラー表示が設定されている期間は、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16はデータ線DLをプリチャージ/ディスチャージする通常の動作を行い、デジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLに出力される。
【0076】
これにより、単色表示が設定されている期間においては、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16に印加されているVAおよびVBが表示データ信号としてデータ線DLに出力されるため、当該期間において、データレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14の動作を停止させることができ、これらによる消費電力を削減して、液晶駆動装置110の消費電力を低減させることができる。
【0077】
〔第4の実施の形態〕
図11は、第4の実施の形態における液晶駆動装置140の回路構成を示す図である。概略構成は第2の実施の形態における液晶駆動装置120と同様であるため、第2の実施の形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を簡略化または省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0078】
本第4の実施の形態の液晶駆動装置140は、ソースドライバ制御部17から減色表示期間設定信号CL8A(以下、CL8A信号)が出力され、このCL8A信号によって液晶表示パネル200の行毎に減色/フルカラー表示制御を行うものである。
【0079】
ソースドライバ制御部17は、減色表示期間設定信号CL8A信号をデータレジスタ11および出力バッファ13に出力する。減色表示期間設定信号CL8A信号は減色表示を行うか否か、つまり省電力表示モードとするか、ノーマル表示モードにするか、を選択する信号であり、CL8A信号が“1”の時、省電力表示モードとなり、第2の実施形態と同様に、デジタル表示データのMSBであるDR、DGおよびDBに従って、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16がオン/オフし、VAあるいはVBの電圧がデータ線DLへ印加される。CL8A信号が“0”の時は、ノーマル表示モードとなり、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLへ出力される。
【0080】
また、第2の実施の形態と同様、出力バッファ13に対して、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データのMSBがDR、DGおよびDB信号として入力される。
【0081】
図12は、第4の実施の形態におけるソースドライバ1の一例動作を示したタイミングチャート図である。POL信号は、1水平動作期間毎に“0”と“1”に変化し、出力バッファ13に出力される。
【0082】
そして、CL8A信号が“1”の時、DR、DGおよびDB信号に基づいて動作するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16によってVAあるいはVBがデータ線DLに印加される。一方、CL8A信号が“0”の時は、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLへ出力される。即ち、CL8A信号が“1”の時にゲートドライバ2によって走査されている行は減色表示が行われ、CL8A信号が“0”の時に走査されている行は通常のフルカラー表示が行われる。
【0083】
例えば、図12のように、DRおよびDG信号が“1”、DB信号が“0”の信号がそれぞれ対応するプリチャージ/ディスチャージスイッチ16にそれぞれ入力される場合、水平走査期間t41およびt42ではCL8A信号が“1”であるため、POL信号およびCLR信号に従ってプリチャージ/ディスチャージスイッチ161、162、163が動作する。即ち、SWP−RおよびSWP−Gは、POL信号が“0” 且つCLR信号が“1”の期間はオフ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間はオンとなり、この期間にR、G画素に対応するデータ線DLに電圧VAが印加される。また、SWN−RおよびSWN―Gは、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間はオンとなり、この期間にR、G画素に対応するデータ線DLに電圧VBが印加され、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間はオフとなる。また、SWP−BはPOL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間にオンとなって、G、B画素に対応するデータ線DLにVAが印加され、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間にオフとなる。SWN−Bは、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間にオフ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の時にオンとなって、B画素に対応するデータ線DLにVBが印加される。これにより、CL8A信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間においてR、G画素は表示状態、B画素は非表示状態になり、対応する行が黄色に表示される。
【0084】
続いて水平走査期間t43およびt44では、CL8A信号が“0”であるため通常のフルカラー表示となる。従って、POL信号が“0”且つCLR信号が“1”の期間、例えばSWPがオンとなりプリチャージ動作が青子なわれ、POL信号が“1”且つCLR信号が“1”の期間、SWNがオンとなりディスチャージ動作が行われる。これにより、データ線DLがプリチャージ/ディスチャージされた後、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLに出力され、対応する行がフルカラー表示される。
【0085】
ここで、減色表示時は、液晶表示パネル200の各画素に対応する記憶領域を持つRAM3からデジタル表示データのMSBを読み出し、表示データ信号として各データ線DLへ出力するため、DR、DGおよびDB信号の組み合わせによって各行の画素毎に8色のうちの何れかの色を設定することができる。これにより、液晶表示パネル200の減色表示が行われているエリアに例えばキャラクタ等を表示させることができる。
【0086】
尚、フルカラー表示時のプリチャージ/ディスチャージスイッチ16の動作において、SWPとSWNのどちらのスイッチをオン/オフするかは、表示データ信号の値によって判別される。このため、図12の水平走査期間t43およびt44におけるSWPおよびSWNの動作は、一例を示しているに過ぎないものである。
【0087】
図12の動作時における、各スイッチの動作は、各制御信号に対して次式で表される。
SWP_R= ̄(BR^POL)*CL8A*CLR
SWP_G= ̄(BG^POL)*CL8A*CLR
SWP_B= ̄(BB^POL)*CL8A*CLR
SWN_R=(BR^POL)*CL8A*CLR
SWN_G=(BG^POL)*CL8A*CLR
SWN_B=(BB^POL)*CL8A*CLR
但し記号 ̄は反転を意味し、記号^は排他的論理和を意味し、記号*は論理積を意味する。
【0088】
図13は、図12で示したタイミングチャート図の動作を行った時の液晶表示パネル200の表示状態の一例を示した図である。エリア101および103は省電力表示モードとして減色表示がなされ、図形やキャラクタが表示された場合を示し、エリア102はノーマル表示モードとしてフルカラー表示がなされている場合を示している。
【0089】
即ち、エリア101および103におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、図12における水平走査期間t41およびt42のように、CL8A信号が“1”に設定されて減色表示期間に設定されると、エリア101および103は、例えば黄色の減色表示となる。但し、減色表示の色は、BR、BGおよびBB信号の出力の組み合わせによって、赤、緑、青の3色の合成により8色から選択できる。また、行毎および画素毎に任意の色を設定できるため、キャラクタ等の表示が可能である。
【0090】
またエリア102におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、図12における水平走査期間t43およびt44のように、CL8A信号が“0”に設定されてフルカラー表示期間に設定されると、エリア102は通常のフルカラー表示となる。
【0091】
以上のように、本第4の実施の形態によれば、液晶表示パネル200に対して行(走査ライン;ゲート線GL)毎に減色/フルカラー表示を行う場合、CL8A信号によって減色表示期間とフルカラー表示期間を設定する。CL8A信号によって減色表示が設定されている期間は、デジタル表示データのMSBであるDR、DGおよびDB信号とCLR信号に基づいて、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16が動作される。一方、CL8A信号によってフルカラー表示が設定されている期間は、プリチャージ/ディスチャージスイッチ16はデータ線DLをプリチャージ/ディスチャージする通常の動作を行い、デジタル表示データに基づいた表示データ信号がデータ線DLに出力される。
【0092】
これにより、行(走査ライン)単位でプリチャージ/ディスチャージスイッチ16に印加されているVAおよびVBが表示データ信号としてデータ線DLに出力されるため、MSB以外のデータレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14の動作を停止させることができ、これらによる消費電力を削減して、消費電力を低減させることができる。
【0093】
〔第5の実施の形態〕
第3および4の実施の形態の液晶駆動装置130、140は、MSEL信号あるいはCL8A信号によって液晶表示パネル200の行毎に単色/フルカラー表示制御あるいは減色/フルカラー表示制御を行うものであったが、本第5の実施の形態の液晶駆動装置150は、MSEL信号およびCL8A信号の両信号を用いて、液晶表示パネル200の行毎に単色/減色/フルカラー表示制御を行うものである。
【0094】
図14は、本第5の実施の形態における液晶駆動装置150の回路構成を示す図である。液晶駆動装置150は、第3および第4の実施の形態における液晶駆動装置130、140を組み合わせた回路構成となっている。第3、第4の実施の形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を簡略化または省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0095】
即ち、ソースドライバ制御部17より、MSEL信号およびCL8A信号がデータレジスタ11および出力バッファ13にそれぞれ入力される。そして出力バッファ13に対して、データレジスタ11から出力されるデジタル表示データのMSBがDR、DGおよびDB信号として入力されるとともに、ソースドライバ制御部17より単色表示制御信号BR、BGおよびBBが入力される。したがって、第5の実施の形態における出力バッファ13の動作は、図9および図12のタイミングチャートを組み合わせた動作となる。即ち、MSEL信号が“1”に設定されて、単色表示に設定されている行における動作は図9に示すものとなり、CL8A信号が“1”に設定されて、減色表示に設定されている行における動作は図12に示すものとなる。
【0096】
本実施の形態における、各スイッチの動作は、各制御信号に対して次式で表される。
SWP_R= ̄(BR^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWP_R= ̄(BR^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
SWP_G= ̄(BG^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWP_G= ̄(BG^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
SWP_B= ̄(BB^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWP_B= ̄(BB^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
SWN_R=(BR^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWN_R=(BR^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
SWN_G=(BG^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWN_G=(BG^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
SWN_B=(BB^POL)*MSEL*CLR ・・・単色表示時
SWN_B=(BB^POL)*CL8A*CLR ・・・減色表示時
但し記号 ̄は反転を意味し、記号^は排他的論理和を意味し、記号*は論理積を意味する。
【0097】
図15は、第5の実施の形態における液晶表示パネル200の表示状態の一例を示した図である。エリア111、114および117は単色表示がなされ、エリア113および115は減色表示がなされてキャラクタが表示され、エリア112および116はフルカラー表示がなされている場合を示している。
【0098】
即ち、エリア111、114および117におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、MSEL信号を“1”に設定して単色表示期間に設定すると、エリア111、114および117は、BR、BGおよびBB信号の出力の組み合わせによる単色表示となる。また、エリア113および115におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択された時、CL8A信号を“1”に設定して減色表示期間に設定すると、エリア113および115は、DR、DGおよびDB信号の組み合わせによる減色表示となる。尚、単色表示および減色表示の色は、R、G、Bの3色の組み合わせにより8色から選択でき、更に減色表示のエリアは画素毎に任意の色を設定できるため、キャラクタ等の表示が可能である。
【0099】
そしてエリア112および116におけるゲート線GLがゲートドライバ2によって選択されたとき、MSEL信号およびCL8A信号を“0”としてフルカラー表示期間に設定すると、エリア112および116は通常のフルカラー表示となる。
【0100】
これにより、行(走査ライン)単位でプリチャージ/ディスチャージスイッチ16に印加されているVAおよびVBが表示データ信号としてデータ線DLに出力されるため、単色表示設定の期間は、全てのデータレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14の動作を停止させることができ、減色表示設定の期間は、MSB以外のデータレジスタ11、D/Aコンバータ12およびオペアンプ14の動作を停止させることができる。従って、これらによる消費電力を削減して、液晶表示装置150の消費電力を低減させることができる。
【0101】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、省電力表示モードにおいては、表示信号が外部入力されてから、各データ線に表示信号電圧を出力するまでに係る回路素子の動作が原則不要となる。このため、これらの回路素子の動作を停止させて、それらによる消費電力を削減することができ、表示駆動装置全体の消費電力を削減することができる。また、走査ライン毎に、ノーマル表示モードとするか省電力表示モードとするかを制御しているため、例えば、1つの画面の内、部分的に直接印加手段による制御を行うといったことが可能となる。更に、プリチャージやディスチャージを行う機構を有する場合には、このプリチャージ及びディスチャージを行う機構を直接印加手段として利用することができて、新たな構成を付加することなく省電力表示モードを実現することができる。
【0102】
請求項2記載の発明によれば、直接印加手段は、データ線への表示信号の最大電圧又は最小電圧の印加を、各データ線毎に設けられた第1の接続手段と第2の接続手段の切り替えという、比較的単純な制御によって実現することができる。
【0103】
請求項3記載の発明によれば、例えば、表示パネルにR(赤)を表示させる単色表示制御信号を生成して、この単色表示制御信号に基づいて、各色毎の表示画素に接続される複数のデータ線に対応する各接続手段を一括的に制御して、Rの表示画素を表示状態に設定することができるため、直接印加手段に係る回路構成を簡単化することができる。
【0104】
請求項4記載の発明によれば、外部入力される表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に従った減色表示を実現することができる。
【0106】
請求項5記載の発明によれば、フルカラーの表示(各画素の各階調に応じた表示)をする必要があるときにはノーマル表示モードによる駆動制御を行い、フルカラーで表示する必要のないとき(例えば、待ち受け時など)には省電力表示モードによる駆動制御を行うことができ、更に、ノーマル表示モードにおける各データ線のプリチャージ又はディスチャージを、直接印加手段を用いて行うことができる。そして、省電力表示モードにおいては、通常の信号経路に係る回路素子の駆動が原則不要となる。このため、省電力表示モードにおいて、表示装置全体の消費電力を削減することができる。
【0107】
請求項6記載の発明によれば、省電力表示モードにおいて、例えば、表示パネルにR(赤)を表示させる単色表示制御信号に基づいて、各色毎の表示画素に接続される複数のデータ線への表示信号電圧の印加を一括的に制御することができるため、駆動制御を簡単化することができる。
【0108】
請求項7記載の発明によれば、第2の手順において、外部入力される表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に従った減色表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における液晶駆動装置を示したブロック図。
【図2】TFT−LCDにおける液晶画素の等価回路。
【図3】第1の実施の形態におけるソースドライバの一例動作を示したタイミングチャート図。
【図4】第1の実施の形態における液晶表示パネルの表示状態の一例を示した図。
【図5】第2の実施の形態における液晶駆動装置を示したブロック図。
【図6】第2の実施の形態におけるソースドライバの一例動作を示したタイミングチャート図。
【図7】第2の実施の形態における液晶表示パネルの表示状態の一例を示した図。
【図8】第3の実施の形態における液晶駆動装置を示したブロック図。
【図9】第3の実施の形態におけるソースドライバの一例動作を示したタイミングチャート図。
【図10】第3の実施の形態における液晶表示パネルの表示状態の一例を示した図。
【図11】第4の実施の形態における液晶駆動装置を示したブロック図。
【図12】第4の実施の形態におけるソースドライバの一例動作を示したタイミングチャート図。
【図13】第4の実施の形態における液晶表示パネルの表示状態の一例を示した図。
【図14】第5の実施の形態における液晶駆動装置を示したブロック図。
【図15】第5の実施の形態における液晶表示パネルの表示状態の一例を示した図。
【符号の説明】
110 液晶駆動装置
1 ソースドライバ
11 データレジスタ
12 D/Aコンバータ
13 出力バッファ
14 オペアンプ
15 OEスイッチ
16 プリチャージ/ディスチャージスイッチ
17 ソースドライバ制御回路
2 ゲートドライバ
3 RAM
200 液晶表示パネル
Claims (7)
- マトリクス状に配列された3原色からなる複数の表示画素と、該複数の表示画素に接続される複数のデータ線と、複数の走査線と、を備える表示パネルに対して、外部入力される表示信号に応じた表示信号電圧を、前記表示パネルの各データ線に印加して、当該表示パネルの駆動を制御する表示駆動装置において、
前記表示パネルの各データ線に直接、前記表示信号電圧の最大電圧又は最小電圧を印加する直接印加手段を備え、
前記表示パネルの走査ライン毎に、前記各表示画素を前記表示信号の階調値に応じて駆動するノーマル表示モードとするか、前記各表示画素を表示状態又は非表示状態の何れかに設定して前記3原色の組み合わせによる8色表示を行う省電力表示モードとするかを制御し、
前記省電力表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線に前記最大電圧又は前記最小電圧を印加して前記各表示画素を2値駆動し、
前記ノーマル表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線をプリチャージ又はディスチャージすることを特徴とする表示駆動装置。 - 前記表示駆動装置は、前記データ線毎に、当該データ線を表示信号の最大電圧電源に接続する第1の接続手段と、表示信号の最小電圧電源に接続する第2の接続手段と、を備え、
前記直接印加手段は、前記第1の接続手段と前記第2の接続手段を制御することにより、前記各データ線に最大又は最小の表示信号電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の表示駆動装置。 - 前記表示駆動装置は、前記省電力表示モードにおいて、前記3原色の表示画素の各々を表示状態又は非表示状態の何れかに設定するための単色表示制御信号を生成し、
前記直接印加手段は、前記単色表示制御信号に基づいて、前記表示パネルの前記複数のデータ線の内、同一色の前記表示画素に接続される複数のデータ線に対応する前記第1の接続手段と前記第2の接続手段とを共通に制御し、前記単色表示制御信号に対応する同一色の前記表示画素を表示状態又は非表示状態の何れかに設定することを特徴とする請求項2記載の表示駆動装置。 - 前記直接印加手段は、前記省電力表示モードにおいて、前記表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に基づいて、前記デジタルデータに対応する前記表示パネルの前記各データ線に備える前記第1の接続手段と前記第2の接続手段を制御することを特徴とする請求項2記載の表示駆動装置。
- マトリクス状に配列された3原色からなる複数の表示画素と、該複数の表示画素に接続される複数のデータ線と、複数の走査線と、を備える表示パネルに対する表示駆動装置の駆動制御方法であって、
前記表示パネルの各データ線に直接、表示信号の最大電圧又は最小電圧を印加する直接印加手段を備え、
前記表示パネルの走査ライン毎に、前記各表示画素を前記表示信号の階調値に応じて駆動するノーマル表示モードおよび前記各表示画素を2値駆動する省電力表示モードの何れかに設定し、
前記省電力表示モードにおいては、前記直接印加手段により、前記各データ線に前記最大電圧又は前記最小電圧を印加して前記各表示画素を2値駆動し、
前記ノーマル表示モードにおいては、外部入力される表示信号に応じた表示信号電圧を前記各データ線に印加するとともに、前記直接印加手段により、前記各データ線をプリチャージ又はディスチャージすることを特徴とする駆動制御方法。 - 前記省電力表示モードにおいて、前記3原色の表示画素の各々を表示状態又は非表示状態の何れか設定する単色表示制御信号に基づいて、前記表示パネルの前記複数のデータ線の内、同一色の表示画素に接続される複数のデータ線に対応する前記直接印加手段を、共通に駆動制御する手順を含むことを特徴とする請求項5記載の駆動制御方法。
- 前記省電力表示モードにおいて、前記表示信号に基づく3原色のデジタルデータ毎の最上位ビットの値に基づいて、前記デジタルデータに対応する前記表示パネルの前記各データ線に対応する前記直接印加手段を駆動制御する手順を含むことを特徴とする請求項5記載の駆動制御方法。
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